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女子プロレス
『杉浦と睨み合うすず』ほか/2022.10.23プロミネンス写真集

新着ニュース

2団体統一王者の寺地拳四朗が初の技能賞「来年はMVPを取れるように」貪欲な姿勢崩さず

22年11月、京口紘人(右)の顔面に右フックをヒットさせる寺地拳四朗

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表された。技能賞はWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗が初受賞した。

昨年3月に矢吹との再戦を制し、WBC王座を奪い返すと同11月にWBAスーパー王者京口を7回TKO撃破し、2団体統一王者となっていた。寺地は「来年はMVPを取れるようにもっと強く、そしてみなさまを楽しませるボクシングができればと思います。まだまだ向上していこうと思います」と貪欲な姿勢だった。

プロボクシング 22年度年間表彰受賞者

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白井、具志堅超え6度目MVPの井上尚弥、今年も「ヒリヒリ、わくわくするボクシングを」

井上尚弥(2023年1月13日撮影)

ボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表され、前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が5年連続6度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。同日に都内で選考会が開かれ、各賞が決定。通算6度目MVP受賞は白井義男、具志堅用高を超え、最多記録となった。5年連続MVPは白井、具志堅と並ぶ最多タイ記録。またKO賞も3年連続6度目の受賞で2冠に輝いた。

ついに「レジェンド超え」を果たした。白井、具志堅という伝説ボクサーと並んでいた受賞回数を超える6度目のMVP。5年連続も白井、具志堅と並ぶ最多タイで、平成以降となるとMVPの5年連続、6度目受賞はいずれも最多だ。昨年は2試合ともに王座統一戦。昨年6月のドネア(フィリピン)戦は2回TKOで圧勝、同12月のバトラー(英国)戦は守備的な相手を11回KOで倒し切り、KO賞とのダブル受賞となった。

井上は「昨年は3団体統一戦、4団体統一戦と例年にも増して非常に濃密な1年でした。その上で最高の結果を出せたこと、自分自身も満足しております」と所属ジムを通じて喜びを表現。今年1月にはバンタム級全王座を返上し、スーパーバンタム級への転向を表明し「2023年は新たな階級での『挑戦』となります」と世界4階級制覇への意気込みを示した。

史上9人目、日本初、アジア初、バンタム級初の4団体統一に成功していた余韻に浸ることなく、井上のスーパーバンタム級転向初戦の交渉は大詰めを迎えている。先月には米スポーツ局ESPNが、5月開催を目標に日本でWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦が合意したと報じられた。井上自らも陣営が対戦交渉していることを認めている。内定間近となる無敗の2団体統一王者への挑戦も想定しながら「ファンの方がヒリヒリ、わくわくするようなボクシングをお見せできるよう、より一層、精進してまいります」と決意を新た。世界初の2階級での4団体統一を目指し、歩みを始める。【藤中栄二】

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3・7アントニオ猪木さんお別れの会は一部有料2部制 両国国技館で開催 新日本とIGFが発表

アントニオ猪木さん(2020年2月撮影)

3月7日に東京・両国国技館で開催されるアントニオ猪木さんのお別れの会は、一部が有料のチケット制で行われることが決定した。同会を主催する新日本プロレスと猪木さんのマネジメントをつとめるIGF(猪木元気工場)が8日に発表した。

会は2部制で開催。第1部となる追悼式典は午前11時から開始され、参列者の座席確保のためチケット制となる。チケット料金は消費税込みで、1階枡席(1枡2人掛け)、2階指定席ともに1万円。全席指定で、献花用の花、返礼品も含まれる。

第2部となる一般の献花式は、チケットなしでの参列が可能。受付時間等の詳細は、決定次第発表するとした。

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井上尚弥MVP、村田諒太が年間最高試合 寺地拳四朗は技能賞初受賞 ボクシング年間表彰一覧

22年12月、ポール・バトラー(右)のボディに打ち込む井上尚弥

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表された。

最優秀選手賞(MVP)は前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の受賞を果たした。技能賞にはWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)が初受賞、殊勲賞には前WBO世界フライ級王者中谷潤人(M.T)が2度目の受賞となった。

年間最高試合(世界)には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となったゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)が選出。努力・敢闘賞にはWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者阿部麗也(KG大和)、新鋭賞には元K-1スーパーバンタム級王者で現東洋太平洋同級王者の武居由樹(大橋)が選ばれた。年間表彰式は22日に東京ドームホテルで行われる。なお各賞は次の通り

【22年度ボクシンブ年間表彰選手】

★最優秀選手賞=井上尚弥(大橋)

★技能賞=寺地拳四朗(BMB)

★殊勲賞=中谷潤人(M.T)

★努力・敢闘賞=阿部麗也(KG大和)

★KO賞=井上尚弥(大橋)

★新鋭賞=武居由樹(大橋)

★年間最高試合(世界)=22年4月、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)

★年間最高試合(世界戦以外)=22年11月、吉野修一郎(三迫)-中谷正義(帝拳)

★女子最優秀選手賞=晝田瑞希(三迫)

★女子年間最高試合=22年12月、晝田瑞希(瑞希)-谷山佳菜子(ワタナベ)

★優秀選手賞=井岡一翔(志成)、井上尚弥(大橋)京口紘人(ワタナベ)、谷口将隆(ワタナベ)、寺地拳四朗、中谷潤人(M.T)

★特別賞=伊藤雅雪、小澤瑶生、久保隼、宮尾綾香、矢尾板貞雄

村田諒太(右)とゴロフキン(2022年4月9日撮影)
22年11月、京口紘人(右)の顔面に右フックをヒットさせる寺地拳四朗

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年間最高試合はゴロフキン-村田諒太戦 4月世界ミドル級王座統一戦 22年度年間表彰発表

村田諒太(右)とゴロフキン(2022年4月9日撮影)

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表され、年間最高試合(世界)には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となるゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)-村田諒太(37=帝拳)戦が受賞した。19年12月の初防衛戦以来、約2年4カ月ぶりとなったリングで村田がミドル級最強と呼ばれるゴロフキンと拳を交えた。 国内最大となる興行規模20億円以上の大舞台で、村田は1回から重厚なプレッシャーをかけて右強打を打ち込み、2回には左右の両ボディーを好打。徹底したボディー攻撃でゴロフキンを下がらせる場面もあった。5回以降、競り合いの展開となったが、ゴロフキンの左フック、多彩なコンビネーションで反撃を受け、村田も果敢に打ち返したものの、9回に右クロスを浴びてダウン。陣営からの棄権申し入れがあり、9回2分11秒、TKO負けを喫していた。

なお世界戦以外の年間最高試合には、同11月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトル戦となる同級王者吉野修一郎(31=三迫)-元東洋太平洋同級王者中谷正義(33=帝拳)戦が受賞した。

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井上尚弥MVP、村田諒太が年間最高試合 寺地拳四朗は技能賞初受賞 ボクシング年間表彰一覧

22年12月、ポール・バトラー(右)のボディに打ち込む井上尚弥

プロボクシングの22年度年間表彰選手が8日に発表された。

最優秀選手賞(MVP)は前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の受賞を果たした。技能賞にはWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)が初受賞、殊勲賞には前WBO世界フライ級王者中谷潤人(M.T)が2度目の受賞となった。

年間最高試合(世界)には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となったゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)が選出。努力・敢闘賞にはWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者阿部麗也(KG大和)、新鋭賞には元K-1スーパーバンタム級王者で現東洋太平洋同級王者の武居由樹(大橋)が選ばれた。年間表彰式は22日に東京ドームホテルで行われる。なお各賞は次の通り

【22年度ボクシンブ年間表彰選手】

★最優秀選手賞=井上尚弥(大橋)

★技能賞=寺地拳四朗(BMB)

★殊勲賞=中谷潤人(M.T)

★努力・敢闘賞=阿部麗也(KG大和)

★KO賞=井上尚弥(大橋)

★新鋭賞=武居由樹(大橋)

★年間最高試合(世界)=22年4月、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)-村田諒太(帝拳)

★年間最高試合(世界戦以外)=22年11月、吉野修一郎(三迫)-中谷正義(帝拳)

★女子最優秀選手賞=晝田瑞希(三迫)

★女子年間最高試合=22年12月、晝田瑞希(瑞希)-谷山佳菜子(ワタナベ)

★優秀選手賞=井岡一翔(志成)、井上尚弥(大橋)京口紘人(ワタナベ)、谷口将隆(ワタナベ)、寺地拳四朗、中谷潤人(M.T)

★特別賞=伊藤雅雪、小澤瑶生、久保隼、宮尾綾香、矢尾板貞雄

村田諒太(右)とゴロフキン(2022年4月9日撮影)
22年11月、京口紘人(右)の顔面に右フックをヒットさせる寺地拳四朗

【WWE】「明日の女帝」アスカがチェルシー・グリーンを関節技葬 18日女子EC戦にはずみ

チェルシー・グリーン(手前)にオモプラッタを仕掛け、ギブアップを狙うアスカ(WWE公式インスタグラムより)

<WWE:ロウ大会>◇6日(日本時間8日配信)◇米フロリダ州オーランド・アムウェイセンター

約1カ月半ぶりにリングに復帰したアスカがロウ女子王座挑戦権のかかる1戦に向け、勝利で勢いづいた。18日のプレミアム・ライブイベント、エリミネーション・チェンバーで6選手出場の同王座挑戦者決定エリミネーション・チェンバー戦(リングと4つの小部屋が金網に覆われた状態で行われる試合形式)に出場が決定済み。同じく同戦に出場するラケル・ロドリゲス、ニッキー・クロス、リブ・モーガン、カーメラが見守る中、チェルシー・グリーンを下した。

約1年9カ月ぶりにWWE復帰を果たしたチェルシー・グリーンに対し、ゴング直後に背後から襲撃されたが、背後から不敵な笑みで近づくとを相手ビンタを回避し、ビンタと裏拳の連打で反撃開始。オモプラッタ(変形体固め腕ひしぎ)で2分29秒、ギブアップで勝利。「明日の女帝」としての存在感を示した。

アスカは1月28日のプレミアムライブで昨年12月以来、約1カ月半ぶりにWWEリングに復帰。入場曲やお面、コスチュームがリニューアルされ、フルフェースペイントの不気味な雰囲気でファイトしている。ロウ女子王座挑戦権を獲得できれば4月1、2日のレッスルマニア39大会(米ハリウッド)も見えてくるだけに、ロウ女子王座返り咲きを狙うアスカにとってエリミネーション・チェンバー戦は重要な一戦となる。

那須川天心「TEAM TENSHIN」始動 「天心すげーって思わせたい」9日プロテスト受験

那須川天心(2022年6月20日撮影)

キックボクシング42戦無敗で“神童”の異名を取った那須川天心(24)が8日、前日7日にリニューアルを発表した自身のYouTubeチャンネル「TEAM TENSHIN」を初めて更新し、ボクシング転向への思いを語った。

ドキュメンタリー調の動画で、腕にバンテージを巻いた那須川がリングに上がってシャドーをする映像と、インタビューの様子が交互に流れた。「もちろん応援してくれている人もたくさんいるし、逆にやばくねえぞって思ってるやつもたくさんいると思うんで、そういう賛否全てを巻き込んでしっかりと見せようかなと思っています」と決意を示した。

さらに「マインドは強くなりたいというのもそうですし、証明したいっていうのはあります。ボクシングは第2章。帝拳ジムに所属します。違う景色じゃないですけど、この年齢で挑戦できるというのは楽しいですし、自分の好きなことを見つけて取り組んでいる姿が最高なんだといろんな人に見せたい」と、改めて転向の理由を力説。「やるべきことは1つ。強くなるだけ。ボクサーとしてっていうよりかは那須川天心すげーって思わせたい」と誓った。この日、9日に東京・後楽園ホールでプロテストを受験すると発表された。

那須川は昨年6月にK-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積みながらプロボクサーとして調整していることをSNSで明かしていた。

3・7アントニオ猪木さんお別れの会は一部有料2部制 両国国技館で開催 新日本とIGFが発表

アントニオ猪木さん(2020年2月撮影)

3月7日に東京・両国国技館で開催されるアントニオ猪木さんのお別れの会は、一部が有料のチケット制で行われることが決定した。同会を主催する新日本プロレスと猪木さんのマネジメントをつとめるIGF(猪木元気工場)が8日に発表した。

会は2部制で開催。第1部となる追悼式典は午前11時から開始され、参列者の座席確保のためチケット制となる。チケット料金は消費税込みで、1階枡席(1枡2人掛け)、2階指定席ともに1万円。全席指定で、献花用の花、返礼品も含まれる。

第2部となる一般の献花式は、チケットなしでの参列が可能。受付時間等の詳細は、決定次第発表するとした。

「野獣」ブロック・レスナー、遺恨続くボビー・ラシュリーに18日PLEで対戦要求

ボビー・ラシュリー(上)をF5で投げ飛ばしたブロック・レスナー(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇6日(日本時間8日配信)◇米フロリダ州オーランド・アムウェイセンター

「野獣」ブロック・レスナーが、因縁続きの「筋肉魔人」ボビー・ラシュリーに対し、18日のプラミアム・ライブイベント、エリミネーション・チェンバー(カナダ・モントリオール・ベルセンター)でのシングル戦を要求した。1日28日の男子ロイヤルランブル戦(30人出場時間差バトルロイヤル)でラシュリーにリングから排除されて敗退していた悔しさを観客に伝えた。

大観衆を前にレスナーは「ロイヤルランブルは最悪だった。それがボビー・フー(ラシュリー)に排除されたからだ。先週の休暇は釣りやステーキを食べたりしていたが、ラシュリーのことしか考えられなかった」と厳しい表情。自らエリミネーション・チェンバー戦での対戦契約書を持参したことを明かし、ラシュリーをリングに呼び出しサインを求めた。

リングに入ってきたラシュリーに契約書を手渡したが「代理人弁護士やマネジャーに条項をチェックしてもらう」と即サインを拒否された。するとラシュリーを担ぎあげ、F5でマットにたたきつけ、遺恨が深まった。なお次週のロウ大会で両者そろったシングル戦の契約調印式が開催されることが発表されていた。

ロウ大会に登場したブロック・レスナーは18日にボビー・ラシュリー戦が決定(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

バトルコラム

原功「BOX!」

井上尚弥の転向で風雲急を告げるスーパーバンタム級トップ戦線 ネリ対ホバニシャンに注目

井上尚弥(29=大橋)がバンタム級の4団体王座をすべて返上、4階級制覇を狙ってスーパーバンタム級に転向することになった。

それを待っていたかのようにスーパーバンタム級トップ戦線の動きが慌ただしくなってきた。先陣を切るかたちで18日(日本時間19日)にはアメリカのカリフォルニア州ポモナでルイス・ネリ(28=メキシコ)対アザト・ホバニシャン(34=アルメニア)のWBC王座への挑戦者決定戦が行われる。

ネリはトラブルメーカーとして知られている。2017年8月に来日して山中慎介(帝拳)を4回TKOで破ってWBC世界バンタム級王座を獲得したが、のちにドーピング違反が発覚。WBCは王座剥奪をしない代わりに山中との再戦を命じたが、翌年3月のリマッチでは計量で意図的とも思える大幅な体重オーバーで失格、王座を失った(試合では2回TKO勝ち)。そもそも遡って山中との初戦を前にしたWBCバンタム級挑戦者決定戦でもネリは体重超過をしており、山中戦へと続く一連のトラブルは統括団体の対応の甘さが招いた結果ともいえる。

これだけではない。ネリは2019年11月にはWBCバンタム級挑戦者決定戦でまたも体重オーバー。このときは相手に報酬の上乗せを提案したが断られ、試合はキャンセルとなっている。

それを機にスーパーバンタム級に転向し、いきなりWBC王座決定戦に出場して12回判定勝ち、2階級制覇を成し遂げた(2020年9月)。ここにもWBCの行き過ぎた庇護が感じられる。しかし、次戦ではWBA王者のブランドン・フィゲロア(アメリカ)のボディブローを浴びて7回KO負けを喫している。はからずもお灸をすえられたかたちだ。昨年2月に僅差の判定勝ちで再起し、10月には3回TKO勝ちを収めている。戦績は34戦33勝(25KO)1敗。転級後は4戦3勝(1KO)1敗で、かつての勢いは感じられない。

ホバニシャンは世界選手権でベスト8入りするなどアマチュアで活躍後、22歳でプロデビュー。初陣で判定負け、8戦目にも判定負けを喫するなど順風満帆の船出ではなかった。地域王座を獲得し、強豪を破ったあと2018年にはレイ・バルガス(メキシコ)の持つWBC世界スーパーバンタム級王座に挑戦したが、強打を封じられ12回判定負けを喫した。その後は7連勝(6KO)と好調だ。戦績は24戦21勝(17KO)3敗。井上とは昨年9月にロサンゼルスでスパーリングをしたという接点がある。

サウスポーのネリとオーソドックスのホバニシャンと構えに違いはあるが、攻撃型であるという点は同じだ。ネリは弧を描くような軌道で繰り出す左ストレートや右フックを得意とし、ホバニシャンは飛び込むようにして打ち込む左フックと振りの大きな右フックが主武器といえる。身長では168センチのホバニシャンがネリよりも3センチ大きいが、リーチはふたりとも165センチで体格差はないと見ていい。

中近距離での打撃戦を好む選手同士の組み合わせだけに、初回から目の離せない試合になりそうだ。4度の世界戦を経験している元2階級制覇王者のネリが総合力でわずかに上回りそうだが、フィゲロア戦でボディの弱さを露呈しており、ホバニシャンはそこを突いてくるものと思われる。

現在、WBCのスーパーバンタム級王座はWBO王座とともにスティーブン・フルトン(アメリカ)が保持しており、5月にも井上の挑戦を受ける可能性が高いと伝えられる。ネリ対ホバニシャンの勝者はフルトン対井上の勝者への優先挑戦権を握ることになるわけだ。

井上の参入で風雲急を告げるスーパーバンタム級トップ戦線。まずはネリ対ホバニシャンに注目したい。

原功「BOX!」

相次ぐスーパーフェザー級の世界王座決定戦 2週連続でメキシコから3階級制覇王者が誕生するか

3日(日本時間4日)と11日(日本時間12日)に相次いでスーパーフェザー級の世界王座決定戦がアメリカで行われる。3日のWBO王座決定戦はエマヌエル・ナバレッテ(28=メキシコ)対リアム・ウィルソン(26=オーストラリア)というカードで、アリゾナ州グレンデールで挙行される。11日はレイ・バルガス(32=メキシコ)とオシャキー・フォスター(29=アメリカ)がWBC王座を争う。こちらはテキサス州サンアントニオで行われる。ナバレッテはフェザー級のWBO王座、バルガスはフェザー級のWBC王座を保持したまま1階級上の決定戦に出場することになり、ふたりとも3階級制覇のかかった試合となる。

スーパーフェザー級のWBC王座とWBO王座はシャクール・スティーブンソン(アメリカ)が持っていたが、昨年9月の防衛戦を前に計量で体重超過のため失格、2本のベルトを失った。これを受けWBOは階級アップを計画していたナバレッテと、元WBC王者のオスカル・バルデス(メキシコ)で王座決定戦を行うと発表。しかし、バルデスが負傷して出場を辞退したため3位のウィルソンが代役としてナバレッテと対戦することになった。

ナバレッテはスーパーバンタム級時代にWBO王座を5連続KO防衛した実績を持ち、一時は井上尚弥(大橋)が階級を上げた場合の対戦候補として名前が挙がったこともある。2020年にフェザー級のWBO王座を獲得し、3度防衛中だ。旺盛なスタミナと回転の速い連打が持ち味の攻撃型で、37戦36勝(30KO)1敗の戦績を残している。

相手のウィルソンは12戦11勝(7KO)1敗のスイッチヒッターで、右構えのときは176センチの長身から右ストレートを狙い撃つことが多い。好選手だがホープの域を出ておらず、初のアメリカのリングということもあり多くを期待するのは酷かもしれない。12対1というオッズが出ているように、ナバレッテがKOで3階級制覇を成し遂げる可能性が高い。

対照的にWBC王座決定戦は接戦になりそうだ。バルガスは6年前にWBCスーパーバンタム級王座を獲得。それまで28戦全勝(22KO)と高いKO率を誇ったが、以後は戴冠試合を含め8試合すべて判定勝ちに留まっている。リスクを小さく抑えるためアウトボクシングに磨きをかけたというべきかもしれない。昨年7月、ダウンを跳ね返してフェザー級のWBC王座を獲得し、2階級制覇を果たしたばかりだ。戦績は36戦全勝(22KO)。実に6年半もKO勝ちから遠ざかっている。

身長174センチ/リーチ183センチのフォスターは、それぞれ2センチ/4センチ、バルガスを上回っている。左右どちらの構えでも戦えるスイッチヒッターで、スピードとパンチの切れが売りだ。状況に応じて足をつかったボクシングができるのも強みといえる。以前は馬力で押されることがあったが、最近は体力とパワーが増した印象だ。戦績は21戦19勝(11KO)2敗。

経験値で勝るバルガスが2対1で有利と見られているが、最近のフォスターの充実ぶりは目を見張るものがあり、番狂わせの可能性もある。序盤から激しい主導権争いが見られそうだ。

2週連続でメキシコから3階級制覇王者が誕生するのか、それとも波乱が起こるのか。

リングにかける

UFCヘビー級王者ガヌーがUFC離脱 ボクシング王者フューリーと最重量級頂上決戦実現か

カメルーン初のUFCヘビー級王者となったフランシス・ガヌー(36)がUFCとの契約を更新しなかった。

今月中旬の会見で、UFCのデイナ・ホワイト社長から明らかにされ、そのまま王座剥奪となった。現在は前UFCヘビー級王者、そしてフリーエージェントのガヌー。同社長によると、ヘビー級でUFC史上最高額のオファーを提示したものの、契約に至らず。同様の熱烈オファーを断ったのは元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)以来、2人目の選手だったという。

打撃練習に励む写真を自身のSNSに投稿した前UFCヘビー級王者フランシス・ガヌー(左=ガヌーの公式インスタグラムより)

UFCで6連勝中のガヌーは22年1月のUFC270大会で同級暫定王者シリル・ガーヌ(フランス)との王座統一戦を制し、初防衛に成功、総合格闘技界の最重量級の頂点に立った。しかしガーヌ戦前からひざの内側側副靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負っていたことに加え、UFCとの契約問題が浮上。ガヌーは最終的に契約しない選択を取った。

注目されるのは今後の進路だ。昨年4月、プロボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(34=英国)が同級暫定王者ディリアン・ホワイト(34=英国)との王座統一戦で勝利した後、リング上にガヌーの姿があった。両者は将来的に対戦することを熱望した。もともとカメルーンからフランスに移住した際、強い興味があったのはボクシング。貧困から脱出し、稼ぐために勧められた総合格闘技に転向していた経緯もある。

米TMZスポーツに対し、ガヌーは「私は彼(フューリー)のアドバイザーの何人かと話しました」と明かした。今年4月開催を目指し、フューリーがWBA、IBF、WBO世界同級王者オレクサンドル・ウシク(36=ウクライナ)との4団体王座統一戦に向けて交渉中である現状を説明。

「彼らは4月にウシクとの試合に取り組んでいる。それまで彼は自由にはならない。ただ、その試合の前に合意できるかどうか試しているところだ」と明かした。

夏ごろにフューリーとのボクシングマッチが組まれることになれば、ガヌーにとっては準備期間が増える。そのため「私が望んでいるタイムラインに問題はなく、6月か7月になると予想している。これは実行可能だ」とプラス思考でトレーニングを積んでいるようだ。ウシク戦に勝利し、ヘビー級の4団体統一王者となったフューリーと対決することが、ガヌーにとって最高のシナリオだろう。

ガヌーは「結論を出すこと、何かを言うのは時期尚早だと思う。ただ私たちが検討していることは間違いない」と前向きに交渉を続ける姿勢だ。プロボクシングと総合格闘技の最重量級頂上決戦が実現すれば大きな話題になる。フューリーとの交渉は初期段階だが、ガヌーが総合格闘技最強の称号を捨て、フューリー戦に真剣であることは間違いない。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

原功「BOX!」

ブリッジャー級初代王者オスカル・リバス、網膜剥離で引退の危機 階級新設も世界戦1試合だけ

WBCが2020年11月に新設した18階級目のクラス、ブリッジャー級の初代王者、オスカル・リバス(35=コロンビア)が昨秋に網膜剥離を患い引退の危機にある。WBCは「休養王者」の扱いをしてリバスの状態をみながら去就の意思確認をしていくとしているが、王座が宙に浮いたかたちとなっているのは事実だ。ブリッジャー級新設から2年以上が経ったが、開催された世界戦は決定戦の1試合だけ。リバスの選手生命だけでなく階級の存在そのものが危うくなっている。

ブリッジャー級はWBCが「重量級の体格差を少なくして選手の健康・安全性を担保する」ことを理由にクルーザー級とヘビー級の間につくった階級で、体重の幅は200ポンド(約90.7キロ)以上、224ポンド(約101.6キロ)以下とされる。ただし、「ヘビー級の体重で戦うことも可」とするなど曖昧な部分もある。階級名は、犬に襲われた妹を救うために闘った6歳の男児の名前から付けられた。

ライト(軽量)、ミドル級(中間)、フェザー(羽)、フライ(蠅)など重量に関係のある階級名とかけ離れた名称だけに、それだけで違和感を抱くファンは少なくないだろう。

WBCは毎月、各階級の世界ランキングを40位まで発表しており、2020年12月からブリッジャー級も加わった。6カ月間は猶予期間としてヘビー級やクルーザー級からの転向者を募ったが、2年以上経っても40位まで埋まることはなかった。2022年をみると4月には26位まで選手がリストアップされていたが、5月=25位、6月=21位、7月=20位、8月=20位、9月=18位、10月=21位、11月=20位、今年1月に発表された最新ランキングでも20位までしか埋まっていない。

主要4団体の残り3団体-WBA、IBF、WBOは静観の構えをとっていたが、いまのところ追従する動きは見られない。賢明な判断といえよう。

新階級の苦戦は、この2年の間に開催された世界戦が1度だけだという点にも表れている。ヘビー級で活躍していたリバスと、クルーザー級のライアン・ロジッキ(カナダ)の王座決定戦が行われたのは2021年10月のこと。新設から約1年後のことである。その後、初代王者となったリバスは2022年8月にルーカス・ロザンスキー(ポーランド)と初防衛戦を計画したが、イベントそのものが中止に。今年1月、リバスはヘビー級ランカーと対戦する予定だったが、そのタイミングで網膜剥離が判明している。防衛戦を行わないまま休養状態に入ってしまったわけだ。

こうした事態を受けWBCはリバスを“休養王者”にスライドさせ、1位のアレン・バビッチ(クロアチア)と3位のロザンスキーで王座決定戦を行い、2位のライド・メルヒー(コートジボワール/ベルギー)と4位のケビン・レリーナ(南アフリカ共和国)で次期挑戦者決定戦を行う計画を立てている。ちなみにレリーナは昨年12月、ヘビー級のWBA王座に挑んで3回TKO負けを喫しているが、このときの体重は約104キロだった。

船出から2年2カ月。ブリッジャー級はどこに向かうのだろうか。

リングにかける

ノア清宮海斗、2年越しに己に打ち勝ち王者の自覚 実力でオカダ・カズチカを振り向かせてみせる

22日、ノア東京ドーム大会のカードが決まりオカダ・カズチカ対清宮海斗の対戦が発表される

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)が、2年越しに己に打ち勝った。1月21日、新日本プロレス横浜アリーナ大会で、新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)とタッグマッチで対戦した。2年連続となる両団体の対抗戦。昨年と同じタッグマッチで、相手も同じオカダ。だが、1年前に敗れて号泣し、もろさを露呈した清宮は、もうそこにはいなかった。

試合開始前から目の色が違った。先発を買って出ると、オカダとの対戦を熱望。相手は「眼中にない」とでも言わんばかりに目を合わせようともせず、試合中には自身に背中を見せる無関心な態度を取った。それでも清宮は、死角からの顔面蹴りで、有無を言わさずに振り向かせた。

額から流血を見せ、激怒したオカダと、場外乱闘。会場全体が自身へのブーイングで包まれる中、最後まで引かずにつかみかかり、マイクでは「シングルで決着付けろ! びびってんのか? だったら帰れよ」と言い切った。昨年はオカダに「調子乗ってんじゃねえぞ!」と厳しい言葉を投げかけられても、泣いて退場するだけしかできなかっただけに、大いに成長を実感させた一幕だった。

昨年9月にN1を制覇し、2度目のGHCヘビー級王座を獲得。師匠の武藤から伝授された秘技を駆使し、ここまで3度の防衛を成功させた。常に口にするのは「新時代」を背負う自覚と自負。元日の日本武道館大会では、因縁の挑戦者拳王を下し「俺を見にノアに来い」と叫んだ。

リングを降りると、心優しき好青年。その真面目さがたたり、1度目にベルトを失った際には自分自身を見失うことがあった。だが、今は違う。謙虚さは変わらずも、王者の自覚が芯を太くさせた。ファンからの信頼も厚い、ノアの顔だ。

新日本との対抗戦は無効試合に終わったが、見据えるのはプロレス界の頂点だ。武藤の引退試合となる2月21日の東京ドーム大会のセミファイナルで、オカダとの王者同士のシングル対決が決定した。オカダは対戦拒否の姿勢を示しているが、関係ない。今度は実力で振り向かせてみせる。【勝部晃多】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

女子プロレス写真集

杉浦と睨み合うすず/2022.10.23プロミネンス

すずのプランチャー/2022.10.23プロミネンス

すずのプランチャー/2022.10.23プロミネンス

自ら凶器を刺せとアピールするすず/2022.10.23プロミネンス

自ら凶器を刺せとアピールするすず/2022.10.23プロミネンス

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