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女子プロレス
『ポーズを決める関口、青野』ほか/2021.2.23ビギニング写真集

新着ニュース

「小悪魔」ブリスが故郷で屈辱黒星、人形リリーも引き裂かれ悲鳴

ロウ女子王者フレアー(後方)のバックブリーカーに苦悶の表情を浮かべるブリス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

故郷の米コロンバスに凱旋(がいせん)した「小悪魔」アレクサ・ブリス(30)が、ロウ女子王者シャーロット・フレアー(35)に屈辱の黒星を喫した。

完全ホームでロウ女子王座に挑戦したものの、ナチュラル・セレクションでマットにたたきつけられ、11分25秒、フォール負け。さらに友達の人形リリーまで引き裂かれてしまった。

体格的に劣るブリスだが、ハリケーン・ラナやドロップキックでフレアーと白熱の攻防を展開。フレアーの月面水爆、ブリスのサンセットボムからツイステッドブリスと両者の大技も飛び出した。フレアーにコーナーにいたリリーを放り投げられると動揺。王者のビッグブーツを浴びた後、ナチュラル・セレクションでマットにたたきつけられて撃沈した。

試合後、フレアーに「バカな人形」とののしられてリリーを引き裂かれたブリスは怒りに任せて襲いかかったが、解説席に投げつけられて大ダメージを負った。何とかリングに戻って引き裂かれたリリーのかけらを拾い集めると悲鳴をあげた。観衆から「ありがとう、リリー」のコールがわき起こる中、ボロボロになったリリーの残骸を抱きしめながらリングを立ち去っていた。

破壊された友達の人形リリーを抱いて悲しむブリス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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復帰の“女ボス”バンクスが王座戦ぶち壊した 乱入&バックスタバーで襲撃

ブレア(左)をビンタで蹴散らしたバンクス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

約1カ月間、欠場していた「女ボス」サーシャ・バンクス(29)がスマックダウン女子王座戦をぶち壊した。

同王者ベッキー・リンチ(34)-挑戦者ビアンカ・ブレア(35)戦に乱入し、2人ともバックスタバーで襲撃し、優越感に浸った表情でリングを立ち去った。

終盤に挑戦者ブレアが王者リンチを強引に持ち上げ、キス・オブ・デス(KOD=変形フェイスバスター)を狙おうとしていた時だった。突如、リングに現れたバンクスが乱入。コーナーに突き飛ばしたブレアにダブル・ニー2連打を放った後、リンチ、ブレアの順番で次々とバックスタバーをたたき込んで背中に大きなダメージを与えた。

ステージに戻りながら「フライデー(金曜日)のスマックダウンで会いましょ!」と言い残し、リングを後にした。

当初、バンクスは8月22日の真夏の祭典PPVサマースラム大会(米ラスベガス)で当時のスマックダウン女子王者ブレアに挑戦すると発表されていたが、姿を見せなかった。バンクスの代わりに1年間以上産休を続けていたリンチがサプライズで登場し、ブレアに挑戦。秒殺でフォール勝ちしていた。

スマックダウン女子王座戦をぶち壊し、優越感に浸りながらステージに向かった(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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「悪魔の王」ベイラーがコーナーから落下アクシデント 王座返り咲き逃す

WWEユニバーサル王者レインズ(左)にフォールされるベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

「悪魔の王」が予想外の落下アクシデントで約5年ぶりのWWEユニバーサル王座返り咲きを逃した。

デーモン・キングに変身したフィン・ベイラー(40)が、メインイベントで同王者ローマン・レインズ(36)に挑戦したが、コーナートップから想定外の落下劇。王者得意のスピアーを浴び、19分38秒、片エビ固めでフォール負けした。

1発目のクー・デ・グラを成功させ、フォールを狙うと王者のいとこウーソズ(ジミー、ジェイ兄弟)に場外へと引きずり出された。何とかウーソズを蹴散らした直後、蘇生したレインズのスピアーを浴びて防護壁ごと破壊されると急に試合会場が暗転し、赤く染まった「デーモン・タイム」へ。心臓の鼓動音ととともにベイラーが復活した。

ドロップキックで場外に設置されたテーブルにたたきつけた後、リングに戻ってコーナートップから2発目のクー・デ・グラを狙った。しかし突然、コーナーのターンバックルが壊れてロープもろともマットへ落下。右ひざなどを負傷すると、レインズの強烈なスピアーを浴び、3カウントを許してしまった。16年8月以来、5年ぶりのユニバーサル王座返り咲きを狙ったデーモン仕様のベイラーだったが、不運に見舞われてあと1歩でベルトを手にできなかった。

場外戦でWWEユニバーサル王者レインズ(手前)のスピアーを浴びたベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
コーナートップのバックルが壊れ、マットに落下するベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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横綱白鵬7月までに引退意向を固めていた 名古屋場所前に家族らへ明かす

白鵬の主な記録

大相撲で史上最多の優勝45回を誇る、第69代横綱白鵬(36=宮城野)が、7月までに現役引退の意向を固めていたことが27日、関係者の話で分かった。近日中に引退届が受理され、日本相撲協会が正式発表する。白鵬は引退後、親方として協会に残り、後進の指導に当たる。

古傷を多く抱える白鵬は、ここ最近は休場が増え、昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から引退勧告に次ぐ重さの「注意」の決議を受けた。3月に右膝を手術。7月の名古屋場所前には、家族らに同場所を最後に引退すると明かしていたという。

そして、同場所で全勝優勝。引退に花を添え、場所前に決心した通りに引退することを決めたが、日本相撲協会から「全勝優勝したのにそれはないだろう」などと待ったがかかったという。

26日に幕を閉じた秋場所は、同場所前に部屋の力士らが新型コロナウイルスに感染した影響で全休の措置が取られた。思わぬ休場は古傷の右膝などの治療に充てる期間となり、1度は11月の九州場所出場を目標にしていた、しかし、思うようには治らずに引退を決めた。通算1187勝、幕内1093勝など数々の史上1位の記録を樹立した大横綱が、ついに土俵を去ることになった。

白鵬(2021年7月16日撮影)

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RIZIN朝倉未来が公開練習「寝技が成長している」萩原京平戦へ手応え

朝倉未来(2021年6月14日撮影)

寝技のすごさを見せつける。10月2日のRIZIN LANDMARK大会に出場する朝倉未来(29=トライフォース赤坂)が27日、オンラインで練習を公開。「寝技が成長している」と手応えを口にした。

6月の大会ではクレベルに三角絞めで一本負けを喫した。朝倉自身、それ以前から寝技には自信を持っていたといい「(寝技は)もともとできる。たまたま出せる場面がなかっただけ。週1で練習をやってきた」と明かした。

対戦する萩原京平(25=SMOKER GYM)は打撃が得意と豪語しているが「打撃を見切りつつ、寝技の展開に持ち込みたい。寝技では(自分に)勝てないと思う。自分から組みに行くこともある」と語った。そのための筋力強化も順調。自宅にトレーニングジムを構え、ジムの練習以外もウエートトレなどに取り組んでいるという。「運動能力が上がっているし、データでパワーも上がっている」。この日は軽めの公開練習だったが「普段はもっと量を増やして打っている」と順調をアピールした。

前日26日に行われた米総合格闘技団体UFCの大会を見て、戦いに挑む気持ちの差を感じたという。「ハイレベルな試合だった。命かけて戦っているので、そのあたりは見習わないといけない」と言いつつも「最近は精神的に追い込んできたので、今ならそういう試合ができる」と自信を見せた。

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ランキング

横綱白鵬が引退へ 右膝回復遅れ 史上最多45度の優勝、1位記録数々

白鵬の主な記録

大相撲で史上最多の優勝45回を誇り、長く第一人者として活躍した第69代横綱白鵬(36=本名白鵬翔、モンゴル出身、宮城野部屋)が現役引退の意向を固めたことが27日、関係者の話で分かった。通算1187勝、幕内1093勝など数々の史上1位記録を樹立した大横綱が、ついに土俵を去ることになった。

宮城野部屋付きの親方として後進を指導する意思を持っている。近く引退届を日本相撲協会に提出するなど、具体的な手続きに入る見通し。

白鵬は右膝のけがや新型コロナウイルス感染で昨年7月場所から6場所連続休場。進退を懸けた今年7月の名古屋場所では15戦全勝で復活優勝を遂げた。しかし関係者によると、右膝の回復が遅れ、進退について熟慮していたという。26日が千秋楽だった秋場所は、宮城野部屋に新型コロナウイルス感染者が出たため全休していた。

2001年春場所初土俵。右四つでの寄りや投げなど多彩な攻めを武器にスピード出世を果たした。新大関の06年夏場所で初優勝。07年夏場所後に昭和以降3番目に若い22歳2カ月で横綱に昇進し、15年にわたって史上最長の84場所在位。10年には同2位の63連勝をマークした。

優れた成績を残す一方、19年3月の春場所千秋楽で、優勝インタビューの最後に観客とともに三本締めをしてけん責処分を受けるなど、言動が批判を浴びることもあった。

19年9月に日本国籍を取得し、引退後に親方として相撲協会に残る資格を得た。休場増で昨年11月場所後、横綱審議委員会から引退勧告に次ぐ重さの「注意」の決議を受けたが、今年の名古屋場所後に解除された。初土俵から122場所の通算成績は、1187勝247敗253休だった。(共同)

白鵬(2021年7月16日撮影)

拳王「ノアの未来を作っていくのは俺しかいない」”高齢化”に待った

プロレスリング・ノア 「N-1 VICTORY」準決勝に進出し、インタビューに応じる拳王(撮影・松熊洋介)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>26日◇後楽園ホール

「老人ホーム化」に待ったをかける。「N-1 VICTORY」Bブロックの拳王(36)が、望月成晃(51)を破り、10月3日の準決勝に進出した。勝利は絶対の状況下で、19年優勝時に唯一敗れていた望月を激戦の末に退けた。終盤まで殴り合いは続いたが、胴締めスリーパーホールドでギブアップを奪った。

望月をはじめ、武藤、藤田ら50歳以上の選手が多く参戦した今年のN-1。拳王は大会前から“高齢化”を懸念していた。「平均年齢が50歳近い。旬の過ぎたレスラーたちがいっぱい出て、ノアに未来が見えるのか。老人たち、オッサンたちを、ノアは小遣い稼ぎとかにしか思っていないんだろ」。初戦でケンドー・カシンにこそ不覚を取ったが、その後連勝。4強に進出したのは拳王の他に、準決勝で対戦する25歳の清宮と、33歳の中嶋、52歳の船木。「ノアの未来を作っていくのは俺しかいない」。36歳の拳王は、若手にもオジサンにもタイトルを渡さない。【松熊洋介】

プロレスリング・ノア 「N-1 VICTORY」準決勝に進出した拳王(撮影・松熊洋介)

【若乃花の目】照ノ富士の新横綱優勝は立派、大関以下はもっと元気な相撲を

幕内優勝を決め、内閣総理大臣杯を手にする横綱照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

歴史上、数人しかいないのだから新横綱優勝は立派としか言いようがありません。照ノ富士の強さは先場所からの続きを見ているようで、疲れはあっても体は動いていました。一人横綱の上に優勝争いで追うのは平幕勢で、余計にプレッシャーがかかる中、精神的にも強かった。2敗はしたけど100点満点です。

私もよく新横綱場所のことを聞かれますが、頭が真っ白になるほどきつかったことと、とにかく土俵入りは間違えずにやらないといけない、ということしか覚えてないんです。照ノ富士も連日、緊張との闘いだったかもしれません。新横綱場所を乗り越え心身をどうやって整えて臨むのか、来場所がまた楽しみです。

一方で今場所を通して大関以下に求めたいのは、自分を主張できる相撲をもっと見せてほしいということです。土俵に上がったら地位など関係ないんです。もっと覇気のある、元気さが土俵から伝わるような相撲を見たい。横綱に優勝されて悔しくないのか、横綱に勝っても優勝争いに加われなくていいのか、と思ってしまいます。横綱から怖がられる力士が出るのを待ち望んでいます。明生や御嶽海には、三役での2ケタ勝利で大関昇進の足掛かりを早くつかんでほしい。少し話は変わりますが、貴景勝には来場所、休場してでも徹底的に首の治療に専念してもらいたい。万全の状態でお客さんに相撲を見せるのがプロだと思います。

私にとっての日刊スポーツ評論家としてのデビュー場所が終わりました。力士と同じ目線で、と思いながらも、昔のことを思い出すのに悪戦苦闘しつつ、忘れかけていたことを何とか思い出しながらの秋場所でした。読者の皆さんに少しでも私の経験や相撲界への恩返しという思いが伝わっていたら幸いです。(元横綱若乃花 花田虎上・日刊スポーツ評論家)

正代(右)のまわしをつかみ一気に土俵際へ攻めこむ照ノ富士。後方は審判長を務める師匠の伊勢ケ浜親方(撮影・小沢裕)

矢野通が3勝目“セコンド”没収もタンガ・ロアの隙突いて丸め込む

タンガ・ロアに勝利した矢野通(右)(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス31>26日◇神戸ワールド記念ホール

リーグ戦Aブロック3戦目が行われ、矢野通(43)が“技あり”の一撃でタンガ・ロアを破り、3勝目で勝ち点6とした。

相手セコンド邪道が登場し、羽交い締めにされたが、相手の竹刀を奪って逆襲。ロアが動揺している隙に丸め込んで3カウントを奪った。「きつかったけど、勝った!」と納得の表情を見せた。

“セコンド”がいなくても大丈夫だった。入場時にテーピングや手錠を入れたセコンドと書かれた袋をレフェリーに没収された。4日のKOPW2021争奪戦や、これまでの2試合でも勝負どころで繰り出してきた“アイテム”をいきなり奪われた。劣勢の展開で始まったが、一瞬の隙を突いた。「マイ・セコンドのおかげ」と戻ってきた袋を手に笑顔を見せた。次戦は30日で飯伏と対戦する。正攻法の相手に対し、どう対抗するか。矢野の手腕が試される。

新日本セイバーJr.が飯伏幸太破り3連勝「ベストを尽くしてG1を取る」

新日本プロレスG1クライマックス 飯伏幸太に勝利したザック・セイバーJr.(新日本プロレス提供)

<新日本G1クライマックス31>26日◇神戸ワールド記念ホール◇観衆2250人

リーグ戦Aブロック3戦目が行われ、ザック・セイバーJr.(34)が、3連覇を狙う飯伏幸太(39)を破り、3連勝で勝ち点6とした。内藤、鷹木に続き、「昭和57年会」全員から異なる関節技でギブアップを奪うという離れ業で無敗を守った。

足、ヒジ、首と強烈な関節技で飯伏も沈めた。セイバーJr.は、2度のカミゴェの危機も軽快な身のこなしでかわすと、そのまま飛びつき、一気に絞め上げた。最後はクラーキーキャットで捕獲し、飯伏ギブアップに追い込んだ。「3人を片付けた。あと6人待ってろ。ベストを尽くしてG1を取る」とほえた。

現在タイチと所持するIWGPヘビー級タッグのベルトの印象が強く「シングルでも強いことを証明する」と語っていた。その言葉通り、実力者を次々と撃破し、Aブロックのトップをひた走る。次戦は30日、グレート・O・カーンとの無敗対決。内藤を欠場に追い込み、鷹木、飯伏をKOした“凶器”で初優勝に突き進む。

新日本プロレスG1クライマックス 飯伏幸太の腕を絞め上げるザック・セイバーJr.(新日本プロレス提供)

バトルコラム

リングにかける

判定勝利に物足りない選手も KOが全てではない「やりきった」表情を

試合に勝利するも悔しげな表情でマイクパフォーマンスする朝倉海(2021年9月19日撮影)

秋の祭典“格闘技ウイーク”が終わった。19日にRIZIN30大会、20日にK-1横浜大会、23日にはRISE横浜大会が行われ、3日間で約50試合の迫力ある熱いバトルが繰り広げられた。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックも終わり、燃え上がったスポーツの火を絶やさないよう、ファイターたちがリングの上で躍動し、大いに盛り上がった。その中で、勝利しても物足りない表情をする選手が多かったのが印象的だった。RIZINのメインで勝利した朝倉海が、判定勝利に「メインを任せてもらったのに…」と語るシーンがあった。RISEでは、ベイノアがねぎ魔神に勝利しながら納得の試合ができなかったことに「ねぎの試合だった」と肩を落とした。

格闘技の魅力の1つとして、ファンが自分たちにはできないものを見せてくれることがある。人を殴ったり、蹴り倒す姿を見ることで、スカッとしたり、ストレス発散になるのだと思う。その象徴的な形がKO。ファイターたちは戦う以上、KO(または1本勝ち)で相手を倒すことを狙う。

今回のKO決着は、

RIZIN…10試合中2試合

K-1…23試合中13試合

RISE…17試合中2試合

対照的な結果となったが、もちろん、KOがすべてではない。それでもRIZINやRISEを見たファンは「少なかったかな」と思った人もいたと思う。K-1中村プロデューサーは「K1はKOを狙って戦う競技。KOを狙う姿勢、倒しに行く攻撃を評価していく」と常々話しており、その通りの結果となった。

一方でRIZIN榊原CEOは、今大会を「リスクがあるが、1本やKOを目指して負けても評価は下げない。倒しに行ってほしい試合もあった」と振り返った。

RISE伊藤代表も「納得していない試合もあった。組まれている意味を分かっているのかな。ここでいい試合をしなければ、次はないという気持ちでやってくれないと」とあえて厳しい言葉を投げかけた。

RISEで那須川と対戦した鈴木は手数が少なく、有効打があまり奪えずに敗れた。「もっと強引に入っていけば良かったが、カウンターを意識し過ぎた」と話した。判定決着となったが、それこそが那須川の強さを物語った試合だった。那須川は「勝たないといけないことだけを考えていた。判定についても人それぞれあるだろうし、賛否あっていい」。リング上で相対する選手同士にしか分からない駆け引きもある。

レベルの拮抗(きっこう)している選手同士が戦うため、接戦になることは必至だ。数カ月の練習、過酷な減量をした上で、勝つ内容も求められる格闘家の世界は改めて厳しいものだと感じた。ファンもその思いを理解した上で見るからこそ、熱い声援を送る。だからこそ選手たちには、KOでも判定でも、勝っても負けても「やりきった」という表情でリングを降りてほしいと思う。【松熊洋介】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

ベイノア対ねぎ魔神 ねぎ魔神(左)に3回判定勝ちしたベイノア(2021年9月23日撮影)
大相撲裏話

編集に悪戦苦闘…立田川親方は“ユーチューバー”兼業

立田川親方

美しい所作と誠実な土俵態度で人気を博した立田川親方(元小結豊真将)が“ユーチューバー”を兼業している。今場所までに、日本相撲協会公式YouTubeチャンネルを通じて自身が撮影、編集した動画を2本投稿した。1本目は稽古まわしの作り方、2本目は国技館カレーのアレンジレシピ。計7万回以上も再生視聴されるなど注目されている。

「ユーチューバーの苦労が分かりますよ。撮影も編集もして…なかなか難しい。でも、これが意外と面白いんです」と楽しそうに話す。協会が公式YouTubeでさまざまな動画を発信していることに刺激を受け、今年1月ごろに挑戦してみようと決心した。「お相撲さんも動画に映れば喜ぶし、ファンの方にうちの部屋のことを知ってもらえる機会にもなる」。所属する錣山部屋の力士に協力してもらい、自身のスマホで動画を撮影。1万円ほどの動画編集ソフトを購入し、編集に慣れない1本目は完成まで2週間かかったが、2本目は1週間ほどで形になった。

普段の親方業務もある中で「コロナ禍で外に出られない時間を有意義に使えた」。秋場所後には、3本目の動画を撮影するプランを練っている。【佐藤礼征】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

大相撲裏話

大関対決なし珍ケース発生か 白鵬休場で番付重み重視し、終盤まで割崩せず

貴景勝

大関戦の有無に注目が集まっている。慣例通り出場最高位の照ノ富士が14日目に貴景勝、千秋楽に正代と両大関との対戦が続けば、両大関同士の一番が組まれないことになる。2人以上の大関が千秋楽まで出場しながら大関戦が組まれなければ、19年夏場所以来2年ぶり。1場所15日制が定着した49年(昭24)夏場所以降では2例目と珍しいケースになる(大関陣が同部屋の場合や「一門別総当たり制」だった64年以前を除く)。

2年前の夏場所は、平幕の朝乃山が西前頭8枚目の地位で平幕優勝した場所。高安と豪栄道の両大関が9勝止まりで賜杯争いに絡むことができず、割を崩す大きな要因となった。

横綱と大関の人数に違いはあるが、昭和後期や平成初期では、8~10日目に大関戦を組むケースは頻繁に見られた。白鵬の休場により今場所は1横綱2大関の陣容。番付の重みを重視するためか、今場所は終盤まで割を崩せなかった。取組編成を担う審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「(大関戦が組まれない)可能性はある」と示唆。優勝争いの展開次第で、状況は変わっていきそうだ。【佐藤礼征】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

リングにかける

兄矢吹と弟力石「あしたのジョー」に魅入られた「ワルの兄弟」ドラマに期待

9回、寺地(左)に強烈な右ストレートを見舞う矢吹(撮影・上山淳一)

見ていて久々に鳥肌が立つ激闘だった。22日に京都市体育館で行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ。世界初挑戦の矢吹正道(29=緑)が、王者寺地拳四朗(29=BMB)との壮絶な殴り合いを制し、10回TKO勝ちで新王者となった。周囲で今年の年間最高試合の声もあがるが、全く異論はない。

試合後にこのまま、引退の可能性も示唆した矢吹だが、23日の一夜明け会見でも「昨日言った通りですね」と曲げなかった。その一方で「兄弟でチャンピオンが自分の目標。自分はかなえたんで、弟をチャンピオンにしてやりたい」と言った。

世界戦でセコンドについた弟は力石政法(27=緑)。9勝(5KO)1敗で日本ライト級6位にランクする。17年12月、兄と一緒に緑ジムに入門した。本名は佐藤だが、兄が矢吹で弟は力石。不滅のボクシングマンガ「あしたのジョー」に魅入られた兄弟だ。

兄は少年時代、補導歴50回以上と荒れていた。その兄いわく、弟は「それ以上」という。それだけに2人の絆は深い。緑ジムの松尾敏郎会長が「兄弟、本当に仲いいですよ」と話す。荒れていたからこそ、支え合う。セコンドとして兄の世界王座奪取を支えた弟が、今度は主役の座を狙う。

松尾会長いわく「素質は高いですよ。世界チャンピオンクラス。兄ちゃんよりもあるんじゃないですかね」。強いから対戦相手がなかなか見つからない。力石は「ファイトマネーはいらないから、試合を組んでほしい」と松尾会長に頼んだこともあるという。

引退も示唆した兄のこともあり、今後は不透明だが兄弟、同じリングでタイトル戦のシナリオも見えてきた。兄は世界、弟はまず日本。警察の手を焼かせてきた「ワルの兄弟」が、多くの人を感動させる華やかな舞台へ。「あしたのジョー」兄弟に、そんなドラマを期待したくなった。【実藤健一】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

大相撲裏話

大成道→大成龍 恩師からもらった「雅」…力士が改名に込めた思い

大成龍(2017年7月17日撮影)

力士は皆、改名に思いを込める。東幕下57枚目の大成道改め大成龍(28=木瀬)は「何かを変えたかった。勝ち越してほっとした」と安堵(あんど)した。

19年春場所以来の再十両を目指すも遠く、名古屋場所後に師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)から改名の提案を受けた。「即答でした。『龍』は師匠が弟子によくつける字。昇り龍などの意味もありますから」。笹ノ山→大成道と改名し、大成道の時には下の名前を3度変えた。それも木瀬親方の提案だったが「成績が伸びなくて申し訳なかった。今回は『道』を『龍』に変えて勝ち越せた」。勝ち越しを決めて「大成龍~」の勝ち名乗りを受けた時に誇らしい気持ちだった。

元プロ野球巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の遠縁にあたる序二段4枚目の松井改め豊雅将(18=時津風)は「お世話になっている方」の文字を使って改名した。「雅」は高校時代の恩師の新田雅史氏、「将」は小中学時代の恩師の粂田将和氏からもらった。それに時津風部屋伝統の「豊」をつけて「名前に恥じないように気合を入れたい」と意気込み、3場所連続の勝ち越し。共に恩師らに吉報を届けた。【佐々木隆史】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

女子プロ写真特集

ポーズを決める関口、青野/2021.2.23ビギニング横浜大会

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