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式守伊之助が出場停止3場所、夏場所後に辞表受理へ

式守伊之助のセクハラ問題で頭を下げる左から鏡山理事、八角理事長、尾車理事(撮影・鈴木正人)

 日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を行い、現役では最高位となる立行司の第40代式守伊之助(58=宮城野)を出場停止3場所とすることを決めたと発表した。

 初場所(14日初日、両国国技館)から立行司不在という異例の事態となる。すぐに立行司を置くことはせず、当面は三役格行司が代行。伊之助は途中の巡業にも不参加で、5月の夏場所後まで自宅謹慎とし、この間の報酬は支払われない。また、所属する宮城野部屋の師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)、巡業中の出来事であったため、巡業部長を代行する春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)にも厳重注意とすることを決めた。

 この日行われた土俵祭りも、通常は立行司が祭主を務めるが、伊之助が謹慎で不在だったため、三役格行司の式守勘太夫(高田川)が務めていた。

 臨時理事会後に行われた会見の冒頭で、八角理事長(元横綱北勝海)は「このたびは、暴力問題に続きまして、伊之助の不祥事がありまして、誠に申し訳ありませんでした」と話し、頭を下げた。

 また、伊之助からは辞職の届け出が出ている。だが協会は受理せず、夏場所後に受理する。伊之助について「今後、土俵に上がることはないのか」という報道陣からの質問に、八角理事長は「そうですね」と話した。

 伊之助は冬巡業中の昨年12月16日に、沖縄・宜野湾市で夕食後、泡盛で泥酔し、宿泊していたホテルの部屋まで送ってもらった10代の若手行司に数回キスし、胸を1回触るセクハラ行為が判明していた。

 この日の臨時理事会は30分ほど行われ、伊之助本人も出席したが、この事実関係を認め「協会に対して申し訳なく思っており、ファンに対しても申し訳なく思っております」などと、謝罪を繰り返したという。また、すでに伊之助は若手行司に直接謝罪。若手行司はショックを受けたが、警察に被害届を提出する意向はないという。

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Cody、前王者アルディスに敗れNWA王座陥落 

Cody(2018年10月8日撮影)

<米プロレス:NWA70周年記念大会>◇20日(日本時間21日)◇米テネシー州ナッシュビル・フェアグラウンズ・スポーツアリーナ

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王座とNWA世界同級王座を保持する2冠王者Cody(33=米国)がNWA王座から陥落した。

前王者ニック・アルディスと3本勝負の防衛戦に臨み、お互いに1本ずつ奪った後、最後の3本目でCodyが丸め込みを返されて3カウントを奪われ、王座を失った。老舗団体の記念大会でもあり、会場には歴代王者となるドリー・ファンクJr.(77)やWWE殿堂入りも果たしているジェフ・ジャレット(51)らも来場していた。

Codyは9月1日のシカゴで開催した自主興行「オール・イン」でアルディスを下して王座を獲得し、親子2代で同王者となっていた。なお王座保持期間は50日間だった。

(デーブ・レイブル通信員)

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まさかここで…ショックな負け方だった/川島郭志

12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラント(右)を前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。

 ◇  ◇  ◇

村田がまさかここで負けるとは思わなかった。内容もいいところがまったくなく、ショックな負け方だった。大差の判定負けとは残念だ。

村田がプレスをかけても待ちの体勢で、そこへ先制攻撃を浴びて、前半でペースを握られた。最後までかわされ、前半を最後までズルズルと引きずってしまった。中盤に流れを引き戻したかったが、大きなダメージはなくても、スタミナも削られて攻めきれなかった。逆にブラントは調子に乗っていった。

ブラントは何より打たれても必ず打ち返してきた。左ジャブの腕は長く、打ち終わりを狙って、左右左のコンビネーションなどを返してきた。アッパーでアゴも突き上げられた。村田の両腕を固めたガードは堅いが、間を狙うアッパーは苦手。そこも突いてきた。

防御では村田の得意の右ストレートをかわしきった。左右へよく動き、ガードもよく、ブロックしたり、頭を動かしたり。ボディーも効かせず、左回りすることで、最後まで右をジャストミートさせなかった。

ブラントはうまく、よく研究していた。本場の米国人選手の強さ、層の厚さをあらためて知らされた。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

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WBOはアンドラーデ…次々変わるミドル王者顔触れ

WBOミドル級王者となったアンドラーデ(AP)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。

村田-ブラント戦と同じ20日、米ボストンでWBOミドル級王座決定戦も行われ、1位アンドラーデ(米国)が2位カウトンドグワ(ナミビア)を下して新王者になった。薬物違反でサンダース(英国)が返上した王座だった。

9月にはアルバレス(メキシコ)がWBAスーパー、WBO同級王者ゴロフキン(カザフスタン)を下したばかり。そのゴロフキンが剥奪されたIBF同級王座は今月27日、1位デレイビャンチェンコ(ウクライナ)-3位ジェイコブス(米国)で争われるなど、ミドル級王者の顔ぶれが変わりつつある。

12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラント(右)を前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

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ブラント「テーブルにはつく可能性ある」再戦交渉に

WBAミドル級新王者となったロブ・ブラント(AP)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。

米国内でも知名度に乏しかったブラントが、世界初挑戦でベルトをつかんだ。「人生最高の瞬間だ。村田は素晴らしい王者で、素晴らしい試合ができた」と自分でも驚いた様子。ラスベガス合宿を行っていた13年頃から村田を知る元世界王者のムスタファ氏を4カ月前にトレーナーに迎え、徹底した対策を練った成果を出した。再戦については「熟慮が必要だが、再戦交渉のテーブルにはつく可能性がある」と述べた。

12回、挑戦者ブラントのストレートを顔面に受ける村田(撮影・菅敏)

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浜田剛史氏「想定内で攻め疲れると思ったが…」

判定で挑戦者ブラント(右)に敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。

◆浜田剛史・帝拳プロモーション代表のコメント ブラントが最初から出てくるのは想定内。攻め疲れると思ったが…。村田は5ラウンド目にいいパンチが入ったが、それまでの守り疲れがあって流れを変えられなかった。

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井上尚弥「対策を練る」対戦決まったロドリゲスに

IBF世界バンタム級王者ロドリゲス(右から2人目)と向き合うWBA世界同級王者井上(大橋ジム提供)

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦中のWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)は、来春予定の準決勝(米国開催濃厚)でIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と対戦することが決まった。

20日(日本時間21日)、米オーランドでロドリゲスが同級3位ジェイソン・マロニー(27=オーストラリア)に2-1で判定勝ちし初防衛に成功。試合を視察していた井上はリングに上がり、IBF王者とにらみ合った。

「来年戦うことを楽しみに、ワクワクしています」とリング上で自身初の2団体統一戦に臨める喜びを口にした井上は、視察後に「期待していたファイトに到達していなかった。前半のキレ、鋭いカウンター、そこを含めて対策を練っていきたい」と淡々と話した。また大橋会長は「とても強い王者の印象に変わりはない」と警戒していた。

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村田諒太、再戦意向示す声に「すぐに答え出ない」

10回、挑戦者ブラントの右ストレートを顔面に受ける村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

聖地に散った。WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。最も選手層が厚いミドル級に生まれた日本人王者。ロンドンオリンピック金メダル、そして世界王者と未踏の地を歩み続け、ついに到達したラスベガスのメインで、厳しい現実が待っていた。

「そんなせかさなくても。せっかくみんな来てくれているので」。試合後の控室、目の周囲を紫に腫らして取材に応じた村田が、心配する周囲を優しく制した。自ら時間延長を提案。「完全に負けたなと。実力不足だった。完敗ですね」。真っすぐに痛恨の敗戦に向き合った。そこにも強さは見たが、分岐点の一戦で逃したチャンスは大きく、現実は残酷だった。

採点を聞いた。バンテージを外した拳で拍手した。ブラントをたたえた。12回終了のゴングとともに、負けたのは分かった。「右(ストレート)も読まれていた。研究されていた」。強打の右を左右の動きでそらされ、逆に打ち終わりにジャブをもらった。想像以上の速さに手を焼き、強固なガードで前に出ても、追い込めない。5回には右でぐらつかせる場面もあったが、「倒せるチャンスを倒しきれなかったのが全て」と追い込めなかった。

「ボクシングの幅の狭さを感じた」。右ストレートから左ボディーの連打が武器。類いまれなガード技術を軸に、前に圧力をかけて追い込む。それが村田の「幅」だった。フットワークが機敏なブラント対策に、手数を求めた時期もあった。至近距離の強打、アッパーなども織り交ぜた。ただ、最終的には従来のスタイルに戻した。不器用さを自認し、直前も「なんでこんな当たり前のことができないんだろう」と自嘲することもあった。その謙虚さと客観的視座こそ強さの源だが、敗因は「幅」だった。

これまで村田の右の強打に打ち返してくる相手はいなかった。一本気なスタイルで壁を打ち抜いてきたが、今回は通用しなかった。ブラントは米国でも無名に近い選手だが、それこそが層の厚さの証左。その階級で王者となり、ラスベガスのメインまで到着した。その偉業自体は色あせない。

試合後には契約する米大手プロモーターのボブ・アラム氏が来春に日本での再戦を行いたい意向を示したが、「再戦を要求するような内容ではなかった。(今後については)すぐに答えが出るものじゃないので」と白紙とした。この試合の内容次第だった、東京ドームでの元3団体統一王者ゴロフキンとのビッグマッチも消えた。中学生時代に夢に描いたベガスに立った。その成就の場所で歓喜を得ることはできなかった。【阿部健吾】

判定で挑戦者ブラント(右)に敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

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村田諒太、一夜明けて今後は「周りの方々と話して」

敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)

20日(日本時間21日)のボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで敗れた前王者村田諒太(32=帝拳)が一夜明けた21日(同22日)、試合が行われた米ラスベガスのパークシアターで取材に応じた。

2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負け。ほぼ眠ることなく朝を迎え、「負けたな、という素直な気持ち」と心境を述べた。ファイトスタイルを徹底研究され、手数で勝る相手からの被弾も多かった。この日もサングラス姿で、「しっかり休憩しないと。ここまでタフな試合はなかった」と体に残るダメージを感じていた。

今後については、「周りの方々と話して決めないといけない」と言及。「振り返った時に、それが成長させてくれた、ああいう経験があったから今があると思えるように歩んでいかないといけない」と述べた。

敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、会見を終えた村田は、会場のパークシアターを引き揚げる(撮影・菅敏)

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諏訪魔、石川組が防衛成功、世界最強タッグもV宣言

世界タッグ王座を防衛し祝杯を上げる石川修司、諏訪魔の王者組。右は佐藤光留(撮影・桝田朗)

<全日本:横浜大会>◇21日◇横浜文化体育館

世界タッグ選手権は、諏訪魔、石川修司の王者組が、真霜拳號、KAIの挑戦者組を退け、3度目の防衛を果たした。

挑戦者組の勢いに押された王者組は、徐々にペースを取り戻し、後半は体力とパワーで圧倒。最後は17分3秒、諏訪魔が、KAIをラストライドで沈め勝利した。石川は「(11月から始まる)世界最強タッグリーグに向けて、全日本を面白くするのは、オレたちしかいない。オレらが中心になって2連覇する」と豪語していた。

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宮原健斗が3冠王座奪還「全日を高みに持っていく」

王者ゼウスを破り3冠ヘビー級新チャンピオンとなった宮原健斗(撮影・桝田朗)

<全日本:横浜大会>◇21日◇横浜文化体育館

全日本のエース、宮原健斗(29)が、3冠ヘビー級王者ゼウスを破り、新チャンピオンとなった。

7月の大阪大会で敗れ、ベルトを奪われたゼウスにメインで挑戦。場外で大乱闘を演じ、リング上では互いの意地がぶつかり合った。ゼウスの逆水平チョップに宮原のエルボー。さらにはラリアットにヒザ蹴りと、互いに体力と肉体を削り合い迎えた30分過ぎ。ゼウスのラリアット2連発から、ヘラクレスカッターでピンチに陥った宮原が、カウンターのヒザ蹴り、さらにヒザ蹴りからシャットダウン・スープレックスホールドで、ゼウスの息の根を止めた。

34分に及ぶ激闘を制した宮原は「4度目のチャンピオンになって、オレのプロレス人生をかけて、全日本プロレスを高みに持っていく」と宣言した。

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川淵三郎氏「何故、村田選手は理解しがたい笑みを」

川淵三郎氏

日本サッカー協会(JFA)相談役で、元キャプテンの川淵三郎氏(81)が21日夜、ツイッターを更新し、米ラスベガスで20日(日本時間21日)に行われたプロボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで、3位ロブ・ブラント(27=米国)に0-3の判定(110-118、109-119、109-119)で敗れ陥落した村田諒太(32=帝拳)について「何故村田選手が理解しがたい笑い顔を見せながら1~4ラウンドを戦ったのだろう」と疑問を呈した。

川淵氏は、ツイートの中で、村田が試合中に浮かべた笑みについて「不敵な笑い? 相手を小馬鹿にした笑いーまさか! そんなことを彼に限ってするわけがない。じゃあ何だったの? 全く分からない」と考察を重ねた。

そして最後に「その間顔面を乱打されて瞼が腫れ上がった。どうしたんだろう」と結論が出ないまま「何があったんだろう。辛いなぁー」(原文のまま)と、まるで自分が試合に負けたように心を痛めて締めた。

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内藤哲也ユニット、米開催で8人タッグ戦に参戦へ

内藤哲也

新日本プロレスの内藤哲也率いる制御不能ユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが11月7日(日本時間8日)、米ルイストンで開催の米団体ROH、新日本合同興行で8人タッグ戦に臨むことが21日までに決まった。

内藤はEVIL、SANADA、BUSHIと組み、ROH世界ヘビー級王者ジェイ・リーサル、ジョナサン・グレサム、クリス・セイビン、新日本IWGPジュニア王者KUSHIDA組と対戦する。同興行は11月7~11日まで北米を転戦するグローバル・ウオーズ・ツアーとして開催される。(デーブ・レイブル通信員)

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渕正信「悲しいよ」スレーターさん追悼10カウント

渕正信

全日本プロレスは21日、横浜文化体育館大会の試合前に、18日に心臓病のため亡くなった故ディック・スレーターさん(享年67)の追悼セレモニーを行った。

スレーターさんは、74年8月に全日本に初来日。ジャンボ鶴田らと名勝負を演じた。

全日本の所属レスラーたちがリングを囲み、飲み友だちでもあった渕正信(64)が、リング上で遺影を抱き、追悼の10カウントをささげた。渕は「プライベートでもよく飲みにいった。意外とシャイな男だった。全日本では、テリー、ドリーのファンク兄弟に続く次世代の外国人スター選手として馬場さんが期待していた選手だった。自分とも年が近いので、本当に残念だし悲しいよ」としみじみと話していた。

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王座陥落の村田「次は…なんて気持ちにはなれない」

WBA世界ミドル級タイトルマッチで防衛に失敗した村田は、新チャンピオンのブラント(右)と握手をする(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が「聖地」ラスベガスで迎えた2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(27=米国)に0-3の判定(110-118、109-119、109-119)で敗れ、昨年10月に戴冠した王座を失った。「よく研究されていた。実力不足です」と完敗を認めた。

初回から一気呵成(かせい)にジャブ、ストレートを集めて攻勢に出てきたブラントに出はなをくじかれた。右ストレートもかわされ、「相手が速かった」と得意のパターンに持ち込めない。4、5回にはワンツーから左ボディのパターンが出て、ぐらつかせる場面もあったが、追い込めず。互いに疲れが出た中盤を経て、終盤になっても右ストレートの打ち終わりにジャブを徹底して返される展開を変えられず、採点で大きな差がついた。

試合後には契約する米大手プロモーターのボブ・アラム氏が来春に日本での再戦を行いたい意向を示したが、村田は「再戦を要求するような内容ではなかった。それは僕の都合でものを言えることではない」「これだけ大きな舞台を作ってもらって、『はい、次は…』なんて気持ちにはなれない」「(今後については)すぐに答えが出るものじゃないので」と白紙とした。

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 10回、挑戦者ブラントの顔面に左フックを入れる村田(撮影・菅敏)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回、顔面に挑戦者ブラントのストレートを受ける村田(撮影・菅敏)

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大橋会長「パワー感じた」井上と対戦ロドリゲス警戒

リングサイドで大橋会長(右)とロドリゲス-マロニー戦を視察するWBA世界バンタム級王者井上尚弥(大橋ジム提供)

<ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦:IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇米フロリダ州オーランド・CFEアリーナ

王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)が2-1の判定で同級3位ジェイソン・マロニー(27=オーストラリア)を下し、初防衛に成功した。

これでWBA世界同級王者井上尚弥(25=大橋)は、来年2月にも米国で開催が予定されるWBSS準決勝ででIBF王者ロドリゲスと対戦することが決まった。

井上とともに試合視察した所属ジムの大橋秀行会長(53)は判定勝利となったロドリゲスについて「右のカウンター、左のカウンターとスピードとパワーを感じました」とあらためて警戒。戦前からロドリゲスの勝利を予想していたこともあり「とても強いチャンピオンの印象に変わりはありません」と気持ちを引き締めていた。

WBSSプロモーターのザワーランド兄弟(左2人)とリングサイドに座るWBA世界バンタム級王者井上(左から3番目)と大橋会長(大橋ジム提供)

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井上「楽しみ」ロドリゲス戦後リング上がり健闘誓う

IBF世界バンタム級王者ロドリゲス(右から2番目)と向き合うWBA世界同級王者井上(左から2番目)(大橋ジム提供)

<ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦:IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦> ◇20日(日本時間21日)◇米フロリダ州オーランド・CFEアリーナ

王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)が2-1の判定で同級3位ジェイソン・マロニー(27=オーストラリア)を下し、初防衛に成功した。

試合を視察していたWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が、リングに上がって準決勝で対戦することになったロドリゲスと健闘を誓い合った。

試合後、プロモーターのカレ・ザワーランド氏の立ち会いのもと、ロドリゲスと対峙(たいじ)した井上は「今日はおめでとう」と祝福。その上で「来年戦うことを楽しみに、ワクワクしています」と自身初の2団体統一戦に臨める喜びを口にした。今回の視察ではWBSSからのインタビューにも応じ「ロドリゲスと準決勝で対戦できることを楽しみにしている。いつもKOは公言していないが、心の中ではいつも考えている」と口にしていた。

IBF世界バンタム級王者ロドリゲス(右から2番目)とリング上で対面するWBA世界同級王者井上(左から2番目)(大橋ジム提供)
WBSSプロモーターのザワーランド兄弟(左2人)とリングサイドに座るWBA世界バンタム級王者井上(左から3番目)と大橋会長(大橋ジム提供)

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西岡利晃氏「ブラントをほめるべき」香川照之も称賛

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回、顔面に挑戦者ブラントのストレートを受ける村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇ラスベガス・パークシアター

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、20日に米ラスベガスで2度目の防衛に失敗した。

DAZNが独占生中継したが、東京のスタジオで観戦したゲスト2人は、苦渋に満ちた顔で王座を奪ったロブ・ブラント(28=米国)を評価した。

元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(42)は「ブラントをほめるべき試合だった。よく研究していて、万全の準備をしてきていた。彼には最高の試合だった」と話した。

タレントでボクシング通の香川照之(52)は「ブラントのスタミナが落ちると思っていたが、それが最後まで落ちなかった。ブラントがよかった」とほめていた。

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回を戦い終え、コーナーに戻り、厳しい表情を見せる村田(撮影・菅敏)

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村田、判定で敗れ防衛失敗/WBAミドル級世界戦詳細

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が同級3位ロブ・ブラント(27=米国)に0-3の判定(110―118、109―119、109―119)で敗れ、2度目の防衛に失敗した。

◆WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

王者・村田諒太×判定挑戦者・ブラント

WBA世界ミドル級タイトルマッチで判定で挑戦者ブラントに敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

WBA世界ミドル級タイトルマッチで判定で挑戦者ブラントに敗れ、うつむきながらコーナーに戻る村田(撮影・菅敏)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラントを前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回を戦い終え、コーナーに戻り、厳しい表情を見せる村田(撮影・菅敏)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回、顔面に挑戦者ブラントのストレートを受ける村田(撮影・菅敏)

◆12回 ブラントの攻勢続く。村田も前へ出るが右はヒットせず。ブラントの右がヒット。また右がヒット。村田の右が連続ヒット。残り1分から激しい打ち合い。村田がワンツー。ブラントの連打がヒット。ブラントの右がヒット。勝負は判定に

◆11回 序盤からブラントが攻勢。単発の村田に手数のブラント。ブラントの左がヒット。ブラントが連打。ブラントの右がヒット。ブラントが優勢

◆10回 村田の手数が増え、右を狙う。ブラントの左がヒット。終盤にブラントが攻勢。村田の右はブラントにブロックされ有効打にはならない

◆9回 ブラントの手数は衰えず。村田の右はブラントがブロック。ブラントの左に村田のアゴが上がり、ブラントが攻勢。足をとめての打ち合いで村田の右がヒット。終盤に村田がブラントを押さえつけて右を狙うもヒットせず

◆8回 場内に大きな村田コール。手数のブラントに対し、村田の右フックがヒット。ブラントの連打にUSAコールも起こる。ブラントの右ロングフックがヒット。ブラントが盛り返す

◆7回 ブラントの連打が決まる。ブラントをコーナーに押し込み村田が右ストレート。村田の右アッパー、右フックがヒット。打ち合いは村田がやや優勢か

◆6回 ブラントがジャブを繰り出すが、村田は前へ前へ進み、右を狙う。両者互角の打ち合いが続く。村田の右ストレートに対し、ブラントが連打で応戦。村田の右がヒット。

◆5回 ブラントの左右のフックは村田が腕でブロック。村田が連続してワンツーをヒット。村田が右で一気に攻め込む。左ボディーもヒット。ブラントが連打で応戦。激しい打ち合いも村田が優勢

◆4回 村田の左ジャブがヒットし始める。村田の右ストレートに対し、ブラントが左フックで応戦。村田が連打で左ボディーを決める。ブラントのフットワークがにぶり、足を止めて打ち合うシーンも。村田が優勢

◆3回 ブラントのジャブで村田が鼻血。村田の左ボディーがヒット。右ショートフックもヒット。終盤に村田の右がヒット。ブラントの手数が減り、村田が盛り返す

◆2回 ブラントが左ジャブから右ストレートで攻める。村田コールが場内に沸き起こる。ブラントが連打。村田も打ち返すが単発。村田の右ストレートは届かず。ブラントの手数は減らず

◆1回 ブラントが左ジャブで仕掛ける。村田も左で応戦。ブラントが左からのワンツーで攻め込む。ブラントの右アッパーがヒット。右ボディーも決まる。村田の顔は早くもパンチを受けて赤くなっている。手数でブラント

◆試合前 初世界戦の挑戦者・ブラントに緊張感はなし。王者・村田は笑顔で声援に応えながらリングへ向かう

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村田諒太、ブラントに判定負け…聖地でV2逃す 

WBA世界ミドル級タイトルマッチで判定で挑戦者ブラント(右から2人目)に敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が同級3位ロブ・ブラント(27=米国)に0-3の判定(110―118、109―119、109―119)で敗れ、2度目の防衛はならなかった。

序盤からブラントの強打に苦戦を強いられた。村田は顔を赤く腫らせながらも粘り強く戦い抜いたが、決定打が出なかった。

西岡利晃、亀田和毅に続き3人目の聖地ラスベガスでの日本人王者防衛はならなかった。この試合に勝てば元統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)とのビッグマッチもあったが、思わぬ敗戦で遠のいてしまった。

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回、顔面に挑戦者ブラントのストレートを受ける村田(撮影・菅敏)

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最速3階級王者ロマチェンコ、リナレス再戦否定せず

笑顔で取材に応じたロマチェンコ

史上最速で3階級を制したWBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が20日(日本時間21日)、米ラスネガスのパークシアターで取材に応じた。

WBA世界ミドル級タイトルマッチが行われる会場で、前座に出場する選手の応援のために来場していた。WBO同級王者ホセ・ペドラザ(29=プエルトリコ)の統一戦が12月8日(日本時間9日)にニューヨーク州で開催される。

5月12日にWBA世界ライト級タイトルマッチで王者ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)に10回KO勝ちして、12試合目での3階級制覇を遂げた。「光速対決」と銘打たれた通り、無類のスピードと技術が交錯した一戦は、今年の年間最優秀試合候補に挙げられる。6回にはリナレスの近距離からの右ストレートを顔面に受けてプロ初ダウンを喫したが、「とても興味深い戦いで、興味深い選手だった。(ダウンも)大きな経験になった。楽しかったよ」と振り返った。再戦の可能性についても「問題ないよ」と否定しなかった。

試合で痛めた肩の調子は良く、12月に向けて「十分な休養も取ったし、スタイルのチェックと、気持ちの整理をしたい」と述べた。日本のファンへのメッセージを求められると、「いつも見てくれてありがとう。コンニチハ」と笑顔をみせた。

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