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王者吉野修一郎1回TKOで初防衛「ここは通過点」

初回TKOで初防衛した吉野

<ボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの日本ライト級王者吉野修一郎(26=三迫)が初回TKOで初防衛に成功した。

 8日に東京・後楽園ホールで、同級1位斉藤正樹(チーム10カウント)を右でダウンさせ、さらに連打でレフェリーストップ勝ちした。豪快にデビュー7連勝も「ここは通過点もキャリアを積んでいきたい。月間賞とチャンピオンカーニバルのMVPがほしい」と目を細めた。

 WBOアジアパシフィック・バンタム級は王者勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)が3-0判定で初防衛した。

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花月V5「期待はずれ」遺恨試合で木村花を失神KO

ワールド・オブ・スターダム選手権で5度目の防衛に成功した王者花月(撮影・桝田朗)

<スターダム:後楽園大会>◇23日◇後楽園ホール

赤いベルト、ワールド・オブ・スターダム選手権は、王者花月が、挑戦者の木村花を退け、5度目の防衛を果たした。

大江戸隊を造反して離脱した木村との遺恨試合は、リングアウト、反則裁定なしのデスマッチに近い戦い。入場でいきなり襲撃した木村が、序盤は優位に試合を進めた。しかし、花月も大江戸隊の援護を受け反撃。パイプイスでの殴り合いや、テーブルを使ってのブレーンバスターなど、やりたい放題の試合となった。最後は花月が、16分46秒、変則アームロックで木村を失神させレフェリーストップ勝ち。花月は「レフェリーストップは、ちょっと期待外れでがっかり。あいつとは、こういう試合を何度やってもいい。次はレフェリーストップなんていらないでしょう」と話していた。

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スターダム王者渡辺桃6度目防衛「2冠が今の目標」

ワンダー・オブ・スターダム王座の6度目の防衛を果たした渡辺桃(撮影・桝田朗)

<スターダム:後楽園大会>◇23日◇後楽園ホール

ワンダー・オブ・スターダム選手権は、王者渡辺桃が、挑戦者岩谷麻優を下し6度目の防衛に成功した。

「スターダムのアイコン」と呼ばれる岩谷と、若きエースの対決は、互いの意地をかけた激闘となった。エルボー合戦からキック合戦と一歩も引かない戦いは、岩谷の技術の高さに、渡辺のパワーで一進一退の攻防が続いた。最後は、19分57秒に渡辺がピーチ・サンライズを岩谷に決め勝利。

渡辺は「11月に(タッグリーグの)ゴッデス・オブ・スターダムを取って、ゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦したい。(所属するユニットの)クイーンズ・クエストはベルトの総取りをねらっているので。タッグを取って、ワールド・オブ・スターダム王座と2冠が今の目標」と壮大な目標を口にした。

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村田諒太が帰国「調整含め自分の実力」今後は休養へ

米ラスベガスから帰国したボクシングの村田(撮影・小沢裕)

ボクシングの前WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が23日、2度目の防衛戦を戦った米ラスベガスから帰国した。20日(同21日)に同地のパークシアターのメインとして同級3位ロブ・ブラント(米国)と対戦し、0-3で判定負け。約1年保持した王座を失っていた。

試合から2日たったが、いまだに顔の腫れは引かず、サングラス姿で応対。「気付いたら、あと1時間半で着きます、と」と、心身の疲労から機内では熟睡したという。

今後、どのような決断をするのか。「飛行機の中で決めるものでもない。何も変わってないですね」「簡単に、ああしたら、こうしたら決まりですというものでもない」と、周囲と話し合いながら考えるとした。

9月上旬に引いた風邪の影響が長引き、コンディション面では万全ではなかったとみられるが、「調整力も含めて自分の実力。あの場で出たものはすべて実力として受け入れるしかない」とした。今後しばらくは休養に入る。

米ラスベガスから帰国したボクシングの村田諒太。サングラスで隠された目元や耳には腫れが残っていた(撮影・小沢裕)

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アンダーテイカー、DXへ宣告「お前たちの最後」

トリプルH(手前右)ショーン・マイケルズ(同左)の前に現れたジ・アンダーテイカー(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇22日(日本時間23日)◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツ・アリーナ

「地獄の墓堀人」ジ・アンダーテイカーが弟ケインとともに墓場からの映像で登場し、11月3日のPPV大会クラウン・ジュエルで対戦する再結成されたトリプルHとショーン・マイケルズのユニット「D-ジェネレーションX」を葬る自信をみなぎらせた。

ロウのリングに登場したDXユニットから「オレたちは現在進行形でベターな存在だ! クラウン・ジュエルでは破壊兄弟(アンダーテイカーとケイン)を倒す」と挑発。すると突然、会場が暗転し、鐘の音とともに墓場からの映像で登場したアンダーテイカーとケイン。2人は「再結成は殺りくの前兆だ。お前たちの最後の試合になる。自身の失敗により地獄で苦しむことになるだろう。お前達は決して安らかに眠ることはない(ネバー・レスト・イン・ピース)」と宣告した。

2人のいる墓場にはトリプルHとマイケルズの墓石が用意されており「お前たちはここに埋まることになるだろう」と忠告した。

決めポーズを取るトリプルH(左)とショーン・マイケルズ(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

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王者ラウジー、調印式で平手打ち食らうも反撃を我慢

因縁深まるベラ姉妹(左2人)と調印式に臨んだロンダ・ラウジー(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇22日(日本時間23日)◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツ・アリーナ

28日の女子のみのPPV大会エボリューション(米ロングアイランド)で防衛戦に臨むロウ女子王者ロンダ・ラウジーが挑戦者のベラ姉妹の1人、ニッキー・ベラとの調印式に登場した。

王者入場時に襲撃を恐れ、場外回避したベラ姉妹に対し、ラウジーは「どこへいくの? 調印式のために来たのよ。今日はあなたに指一本触れないわ」と約束。リングに戻ったベラ姉妹から「ロンダ、約束したわね。でもあなたはオリンピック(五輪)で金メダルを取るってお母さんに約束しなかった? 約束破るからお母さんは恥ずかしく思ってるのよ」と挑発を受けた。さらに調印書にサインしたニッキーから平手打ちを浴びると、ラウジーは約束を守って反撃を我慢。サインを終えると「日曜日にあんたを終わらせる。約束したわよ」とニッキーをにらみつけた。

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ザ・シールド崩壊かアンブローズ王座奪取後に裏切り

ロウタッグ王座奪取直後、セス・ロリンズ(右)を襲撃したディーン・アンブローズ(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇22日(日本時間23日)◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツ・アリーナ

人気ユニット「ザ・シールド」のディーン・アンブローズが同ユニットの盟友セス・ロリンズに裏切りの襲撃行為を繰り広げた。

メインイベントで、ロリンズと組み、ロウタッグ王者のドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア組に挑戦。ハイレベルな一進一退の攻防を繰り広げると、ブラウン・ストローマンの介入で敵の1人マッキンタイアが場外へ。1人残ったジグラーを捕獲したロリンズがカーブストンプで踏みつけ、アンブローズが場外に倒れていたレフェリーをリングに戻して3カウントを奪い、王座奪取した。

新タッグ王者となった2人はリング上で喜んで抱き合ったが、いきなりアンブローズはロリンズを蹴り、得意技ダーティ・ディーズを見舞った。何かをつぶやきながら襲撃を続け、場外のマットをはがすと「お前のせいだ」と叫びながら固いフロアに2発目のダーティ・ディーズを決め、ロリンズを失神に追い込んだ。

シールドのTシャツも脱ぎ捨てたアンブローズは満員の観衆に囲まれながらスタンドから会場を後にした。レインズが白血病治療専念のため王座を返上し長期欠場へ。ロウタッグ王座獲得後にアンブローズの裏切り。人気ユニット崩壊のカウントダウンが始まってしまったのか。

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WWEレインズ白血病再発で王座返上「倒して戻る」

白血病により、WWEユニバーサル王座返上を表明するローマン・レインズ(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇22日(日本時間23日)◇米ロードアイランド州プロビデンス

WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(33)が白血病のため、王座返上することを電撃的に表明した。22歳の時に白血病と診断されていたが、最近になって病気が再発したという。

私服姿で1人登場し、マイクを握ると「みんなに謝らなければいけない。オレはユニバーサル王者になって戦う王者だと言ってきたのに」と切り出し「11年間、白血病と付き合ってきたが、再発してしまった。王座を返上しないといけない」と告白。ロウ主役の1人となる現役王者の衝撃告白は大きな波紋を広げた。

「今は家族とともに時間を過ごしたい」を治療に専念することを宣言した上で「これは引退宣言ではない。もう1回、白血病を倒して戻ってきたい。今後、リングに戻ってきた時は人生が苦難を自分に突きつけた時に打ち勝つ人間であることを証明したい。オレは病気に勝利し、すぐにリングに戻ってきます」と、持参したユニバーサル王座のベルトをリングに置いた。会場からは大きな「サンキュー・ローマン」コールがわき起こった。

レインズが花道に戻ると、盟友となるユニット「ザ・シールド」のメンバー、セス・ロリンズ、ディーン・アンブローズが待ちかまえていた。3人は抱き合った後、涙ぐみながら拳を突き合わせた。レインズの王座返上により、11月3日のPPV大会クラウン・ジュエルでは空位となったユニバーサル王座決定戦として、ブロック・レスナーとブラウン・ストローマンが激突することも決まった。

なおローマン・レインズの主なコメントは次の通り

「みなさんに謝罪しないといけない。何カ月もいろんなことを言ってきた。毎週登場して、毎週王座防衛戦をすると言ってきたのにウソをついてしまった。現実では、私、ジョー(本名)は11年も白血病だった。不運なことに病気が再発してしまった。病気のため、ユニバーサル王座を返上しなければならない。同情してもらおうとは思わない。自分は22歳の時に病気の宣告を受けました。治療は人生で一番の大変な試練でした。フットボール(NFL)を辞めたり、子供が生まれた時でした。でもWWEはチャンスをくれました。またWWEと契約したメインロースターに昇格してみなさんの前に登場できた。みなさんの応援、時にブーイングもあったけれど、変わらず感謝の気持ちは同じでした。人生というのは不公平なものかもしれない。時に人生は変化球を投げてくる。今やるべき事は家に帰って家族と過ごすこと。これは引退宣言ではないし、そう思ってほしくない。もう1回、白血病を倒して戻ってきます。人生が苦難を自分に突きつけた時、それに打ち勝つ人間であることを証明したいし、目標にしたい。病気を倒して、すぐにリングに戻ってきたい。もう1度、みんなには感謝の気持ちを伝えたい」

同じユニットのディーン・アンブローズ(左端)、セス・ロリンズ(右端)と抱き合うローマン・レインズ(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

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K1大和哲也、まずゲーオ撃破 そして王者になる

第3代K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメント優勝に向け、練習にも熱が入る大和(左)(C)M-1 Sports Media

第3代K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントで優勝を狙う大和哲也(30)が22日、名古屋市のALVE本部道場で練習を公開した。

11月3日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催の「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)で行われる同トーナメント1回戦で、初代王者ゲーオ・ウィラサクレック(34)と対戦する。

トーナメントまで2週間を切り「今はラストの追い込みで、いいイメージで来ています。大会当日にベストの状態に持っていけるように仕上げます」と、公開練習では2分1ラウンドのミット打ちを行い、鋭いパンチとミドルキック、そして膝蹴りを繰り出した。

注目の一戦に向けて「サウスポー対策やゲーオの得意技を意識した練習をしています」という大和。ムエタイルールでタイ人のトップ選手たちとは何度も拳を交えており「やはりムエタイのタイ人は別格ですし、向かい合った時の距離感やタイミングは百戦錬磨。僕はそのトップ選手たちとやってきたので、彼らと肌を合わせてきたことは良い経験とキャリアになっている。ゲーオ選手はムエタイルールでもK-1ルールでも強い選手なので、試合が楽しみです」と気負いはない。

大和は1回戦のゲーオ戦に集中しつつ、準決勝・決勝も見据えている。「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習している。今回は心技体のかけ算。心技体すべてを磨いて、心技体がそろう状態で11月3日を迎えたい」という。

「自分がベルトを巻くまでのストーリーを一喜一憂しながらイメージして日々過ごしています。自信も不安もすべてを含めてベルトを取ることが自分のサクセスストーリーです。ゲーオ選手と全力で戦って、3つ倒して勝ってチャンピオンになるイメージができているので、ぜひそれを見に来てください」。心技体がそろった過去最強の大和哲也がK-1スーパー・ライト級のベルトを狙う。

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RPW王者石井智宏11・3鈴木みのると初防衛戦

石井智宏(18年7月13日撮影)

英団体RPW世界ヘビー級王者となる新日本プロレスの石井智宏(42)が、11月3日の新日本大阪府立体育会館大会で初防衛戦に臨むことが22日、発表された。前王者鈴木みのる(50)の挑戦を受ける。14日に英ロンドンで開催されたRPW・新日本合同の「グローバル・ウォーズUK」大会で、石井は鈴木に挑戦して王座返り咲きを果たしていた。

なお王者は既に11月9日にロンドンで開催されるRPW大会でデビッド・スターの挑戦を受けることも決まっている。(デーブ・レイブル通信員)

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村田、進退は熟考 痛々しく腫れた顔で語った今後

敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し会見する村田(撮影・菅敏)

【ラスベガス(米ネバダ州)21日(日本時間22日)=阿部健吾】ボクシングの前WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、進退について熟考することになった。20日(同21日)の2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(米国)に0-3で判定負けしてから一夜明け、取材に対応。今後について周囲と相談して考える旨を示した。再戦の選択肢も残すが、貫いてきたスタイルで完敗した事実は大きく、すぐに結論を出すのは難しくなった。

試合を終えて約14時間後。「目が目なのでサングラスですいません」と断りを入れた村田の顔は、痛々しく腫れていた。ボクシング人生で初めて刻まれたダメージの大きさを抱えながら、慎重に言葉を探した。

「それはあまりイメージしてないですね。イメージするだけ無駄な話で。その通りにいくことではない。納得する形で周りの方と話していかないと」

今後について。期限などを設けて結論を出すのかと問われ、そう切り返した。納得する決断がでる時期がいつか、当人も分からないだろう。夢にみたラスベガスの世界戦での敗戦、完敗という現実。失望感、虚無感にさいなまれているだろう内面に向き合い、何かを決めるのはしばらく時間がかかりそうだ。「振り返って、ああいう経験が良かったなと思うのが人生。それがあるから今があると思えるように、これからの人生を歩んでいきたい」と自らを鼓舞するように言った。

帝拳ジムの本田会長は進退に関し、「村田の場合はいろいろ背負うものが大きすぎる。ただ、やればいいというものではない」と説明。契約する米大手プロモーター、トップランク社のアラム氏が来春の再戦を示唆したが、「ゆっくり話し合って」と述べるにとどめた。敗因は「我々全員の油断」とし、9月上旬に風邪をひき調整が遅れたことが最後まで響いたと明かした。

日本人未踏の地を切り開いてきた村田。その歩みをしばし止め、決断を下すことになった。

12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラント(右)を前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

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Cody、前王者アルディスに敗れNWA王座陥落 

Cody(2018年10月8日撮影)

<米プロレス:NWA70周年記念大会>◇20日(日本時間21日)◇米テネシー州ナッシュビル・フェアグラウンズ・スポーツアリーナ

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王座とNWA世界同級王座を保持する2冠王者Cody(33=米国)がNWA王座から陥落した。

前王者ニック・アルディスと3本勝負の防衛戦に臨み、お互いに1本ずつ奪った後、最後の3本目でCodyが丸め込みを返されて3カウントを奪われ、王座を失った。老舗団体の記念大会でもあり、会場には歴代王者となるドリー・ファンクJr.(77)やWWE殿堂入りも果たしているジェフ・ジャレット(51)らも来場していた。

Codyは9月1日のシカゴで開催した自主興行「オール・イン」でアルディスを下して王座を獲得し、親子2代で同王者となっていた。なお王座保持期間は50日間だった。

(デーブ・レイブル通信員)

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まさかここで…ショックな負け方だった/川島郭志

12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラント(右)を前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。

 ◇  ◇  ◇

村田がまさかここで負けるとは思わなかった。内容もいいところがまったくなく、ショックな負け方だった。大差の判定負けとは残念だ。

村田がプレスをかけても待ちの体勢で、そこへ先制攻撃を浴びて、前半でペースを握られた。最後までかわされ、前半を最後までズルズルと引きずってしまった。中盤に流れを引き戻したかったが、大きなダメージはなくても、スタミナも削られて攻めきれなかった。逆にブラントは調子に乗っていった。

ブラントは何より打たれても必ず打ち返してきた。左ジャブの腕は長く、打ち終わりを狙って、左右左のコンビネーションなどを返してきた。アッパーでアゴも突き上げられた。村田の両腕を固めたガードは堅いが、間を狙うアッパーは苦手。そこも突いてきた。

防御では村田の得意の右ストレートをかわしきった。左右へよく動き、ガードもよく、ブロックしたり、頭を動かしたり。ボディーも効かせず、左回りすることで、最後まで右をジャストミートさせなかった。

ブラントはうまく、よく研究していた。本場の米国人選手の強さ、層の厚さをあらためて知らされた。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

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WBOはアンドラーデ…次々変わるミドル王者顔触れ

WBOミドル級王者となったアンドラーデ(AP)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。

村田-ブラント戦と同じ20日、米ボストンでWBOミドル級王座決定戦も行われ、1位アンドラーデ(米国)が2位カウトンドグワ(ナミビア)を下して新王者になった。薬物違反でサンダース(英国)が返上した王座だった。

9月にはアルバレス(メキシコ)がWBAスーパー、WBO同級王者ゴロフキン(カザフスタン)を下したばかり。そのゴロフキンが剥奪されたIBF同級王座は今月27日、1位デレイビャンチェンコ(ウクライナ)-3位ジェイコブス(米国)で争われるなど、ミドル級王者の顔ぶれが変わりつつある。

12回を戦い終え、ガッツポーズをする挑戦者ブラント(右)を前にぼう然と立ちつくす村田(撮影・菅敏)

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ブラント「テーブルにはつく可能性ある」再戦交渉に

WBAミドル級新王者となったロブ・ブラント(AP)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。

米国内でも知名度に乏しかったブラントが、世界初挑戦でベルトをつかんだ。「人生最高の瞬間だ。村田は素晴らしい王者で、素晴らしい試合ができた」と自分でも驚いた様子。ラスベガス合宿を行っていた13年頃から村田を知る元世界王者のムスタファ氏を4カ月前にトレーナーに迎え、徹底した対策を練った成果を出した。再戦については「熟慮が必要だが、再戦交渉のテーブルにはつく可能性がある」と述べた。

12回、挑戦者ブラントのストレートを顔面に受ける村田(撮影・菅敏)

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浜田剛史氏「想定内で攻め疲れると思ったが…」

判定で挑戦者ブラント(右)に敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。

◆浜田剛史・帝拳プロモーション代表のコメント ブラントが最初から出てくるのは想定内。攻め疲れると思ったが…。村田は5ラウンド目にいいパンチが入ったが、それまでの守り疲れがあって流れを変えられなかった。

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井上尚弥「対策を練る」対戦決まったロドリゲスに

IBF世界バンタム級王者ロドリゲス(右から2人目)と向き合うWBA世界同級王者井上(大橋ジム提供)

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦中のWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)は、来春予定の準決勝(米国開催濃厚)でIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と対戦することが決まった。

20日(日本時間21日)、米オーランドでロドリゲスが同級3位ジェイソン・マロニー(27=オーストラリア)に2-1で判定勝ちし初防衛に成功。試合を視察していた井上はリングに上がり、IBF王者とにらみ合った。

「来年戦うことを楽しみに、ワクワクしています」とリング上で自身初の2団体統一戦に臨める喜びを口にした井上は、視察後に「期待していたファイトに到達していなかった。前半のキレ、鋭いカウンター、そこを含めて対策を練っていきたい」と淡々と話した。また大橋会長は「とても強い王者の印象に変わりはない」と警戒していた。

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村田諒太、再戦意向示す声に「すぐに答え出ない」

10回、挑戦者ブラントの右ストレートを顔面に受ける村田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇ラスベガス・パークシアター

聖地に散った。WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が完敗で王座から陥落した。2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫した。徹底研究を受け、速さに対応できず、劣勢が続いた。最も選手層が厚いミドル級に生まれた日本人王者。ロンドンオリンピック金メダル、そして世界王者と未踏の地を歩み続け、ついに到達したラスベガスのメインで、厳しい現実が待っていた。

「そんなせかさなくても。せっかくみんな来てくれているので」。試合後の控室、目の周囲を紫に腫らして取材に応じた村田が、心配する周囲を優しく制した。自ら時間延長を提案。「完全に負けたなと。実力不足だった。完敗ですね」。真っすぐに痛恨の敗戦に向き合った。そこにも強さは見たが、分岐点の一戦で逃したチャンスは大きく、現実は残酷だった。

採点を聞いた。バンテージを外した拳で拍手した。ブラントをたたえた。12回終了のゴングとともに、負けたのは分かった。「右(ストレート)も読まれていた。研究されていた」。強打の右を左右の動きでそらされ、逆に打ち終わりにジャブをもらった。想像以上の速さに手を焼き、強固なガードで前に出ても、追い込めない。5回には右でぐらつかせる場面もあったが、「倒せるチャンスを倒しきれなかったのが全て」と追い込めなかった。

「ボクシングの幅の狭さを感じた」。右ストレートから左ボディーの連打が武器。類いまれなガード技術を軸に、前に圧力をかけて追い込む。それが村田の「幅」だった。フットワークが機敏なブラント対策に、手数を求めた時期もあった。至近距離の強打、アッパーなども織り交ぜた。ただ、最終的には従来のスタイルに戻した。不器用さを自認し、直前も「なんでこんな当たり前のことができないんだろう」と自嘲することもあった。その謙虚さと客観的視座こそ強さの源だが、敗因は「幅」だった。

これまで村田の右の強打に打ち返してくる相手はいなかった。一本気なスタイルで壁を打ち抜いてきたが、今回は通用しなかった。ブラントは米国でも無名に近い選手だが、それこそが層の厚さの証左。その階級で王者となり、ラスベガスのメインまで到着した。その偉業自体は色あせない。

試合後には契約する米大手プロモーターのボブ・アラム氏が来春に日本での再戦を行いたい意向を示したが、「再戦を要求するような内容ではなかった。(今後については)すぐに答えが出るものじゃないので」と白紙とした。この試合の内容次第だった、東京ドームでの元3団体統一王者ゴロフキンとのビッグマッチも消えた。中学生時代に夢に描いたベガスに立った。その成就の場所で歓喜を得ることはできなかった。【阿部健吾】

判定で挑戦者ブラント(右)に敗れ、ぼう然とする村田(撮影・菅敏)

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村田諒太、一夜明けて今後は「周りの方々と話して」

敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)

20日(日本時間21日)のボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで敗れた前王者村田諒太(32=帝拳)が一夜明けた21日(同22日)、試合が行われた米ラスベガスのパークシアターで取材に応じた。

2度目の防衛戦で同級3位ロブ・ブラント(28=米国)に0-3(110-118、109-119×2)の判定負け。ほぼ眠ることなく朝を迎え、「負けたな、という素直な気持ち」と心境を述べた。ファイトスタイルを徹底研究され、手数で勝る相手からの被弾も多かった。この日もサングラス姿で、「しっかり休憩しないと。ここまでタフな試合はなかった」と体に残るダメージを感じていた。

今後については、「周りの方々と話して決めないといけない」と言及。「振り返った時に、それが成長させてくれた、ああいう経験があったから今があると思えるように歩んでいかないといけない」と述べた。

敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、腫れ上がった目をサングラスで隠し、会見する村田(撮影・菅敏)
敗戦から一夜明け、会見を終えた村田は、会場のパークシアターを引き揚げる(撮影・菅敏)

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諏訪魔、石川組が防衛成功、世界最強タッグもV宣言

世界タッグ王座を防衛し祝杯を上げる石川修司、諏訪魔の王者組。右は佐藤光留(撮影・桝田朗)

<全日本:横浜大会>◇21日◇横浜文化体育館

世界タッグ選手権は、諏訪魔、石川修司の王者組が、真霜拳號、KAIの挑戦者組を退け、3度目の防衛を果たした。

挑戦者組の勢いに押された王者組は、徐々にペースを取り戻し、後半は体力とパワーで圧倒。最後は17分3秒、諏訪魔が、KAIをラストライドで沈め勝利した。石川は「(11月から始まる)世界最強タッグリーグに向けて、全日本を面白くするのは、オレたちしかいない。オレらが中心になって2連覇する」と豪語していた。

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宮原健斗が3冠王座奪還「全日を高みに持っていく」

王者ゼウスを破り3冠ヘビー級新チャンピオンとなった宮原健斗(撮影・桝田朗)

<全日本:横浜大会>◇21日◇横浜文化体育館

全日本のエース、宮原健斗(29)が、3冠ヘビー級王者ゼウスを破り、新チャンピオンとなった。

7月の大阪大会で敗れ、ベルトを奪われたゼウスにメインで挑戦。場外で大乱闘を演じ、リング上では互いの意地がぶつかり合った。ゼウスの逆水平チョップに宮原のエルボー。さらにはラリアットにヒザ蹴りと、互いに体力と肉体を削り合い迎えた30分過ぎ。ゼウスのラリアット2連発から、ヘラクレスカッターでピンチに陥った宮原が、カウンターのヒザ蹴り、さらにヒザ蹴りからシャットダウン・スープレックスホールドで、ゼウスの息の根を止めた。

34分に及ぶ激闘を制した宮原は「4度目のチャンピオンになって、オレのプロレス人生をかけて、全日本プロレスを高みに持っていく」と宣言した。

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