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連覇狙う鶴竜に土!白鵬、栃ノ心ら4連勝 夏場所

魁聖(左)を上手出し投げで下す白鵬(撮影・横山健太)

<大相撲夏場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館


 初の2場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)に土がついた。前頭2枚目松鳳山(34=二所ノ関)に押し込まれ、引いたところを押し倒された。松鳳山は5個目の金星となった。

 2場所連続休場から復活を目指す横綱白鵬(33=宮城野)は、前頭筆頭魁聖(31=友綱)を上手出し投げで下し4連勝を飾った。

 大関豪栄道(32=境川)は前頭筆頭玉鷲(33=片男波)に押し出され、2連勝のあと2連敗となった。

 大関とりのかかる関脇栃ノ心(30=春日野)は小結御嶽海(25=出羽海)を危なげなく寄り切って4連勝とした。5日目は初日から4連敗の魁聖と対戦する。

 関脇逸ノ城(25=湊)も前頭3枚目豊山(24=時津風)を寄り切って4連勝をマークした。

 新三役の小結遠藤(27=追手風)は前頭2枚目阿炎(24=錣山)の回転のいい突っ張りに突き出されて2勝2敗となった。

 4日目を終わって勝ちっ放しは白鵬、栃ノ心、逸ノ城、前頭4枚目正代(26=時津風)の4人となった。

松鳳山に押し倒しで敗れ肩を落とし土俵を後にする鶴竜(撮影・横山健太)
御嶽海を破り、多くの懸賞金を得る栃ノ心(撮影・狩俣裕三)

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金足農OB豪風4強は「旋風じゃなくてもはや豪風」

母校・金足農高の化粧まわしを締めて土俵入りした豪風


 大相撲夏巡業が19日、札幌市で行われ、十両豪風(39=尾車)が、夏の甲子園で準決勝進出を果たした母校の秋田・金足農高野球部から刺激をもらった。

 支度部屋で18日のサヨナラ勝ちした試合の話題になると「今まで眠っていた細胞を後輩たちに覚まさせてもらった。長くやっていると忘れていたもの、眠っていたものある。それを覚まさせてもらった」と、興奮した様子で話した。

 試合が行われた時間は、バスで帯広市から札幌市に移動中だったため、携帯電話のワンセグで視聴していたという。途中、山中で電波が入らず映像が途切れる度に「ドキドキした」と、観戦にも力が入っていたことを明かした。

 準決勝進出のカギは、練習量の多さがあるはずと分析。「高校生ぐらいまでは練習量が自信になる。年齢を重ねると量よりも質が大事になってくるけど、今の時期は量」と、ベテランらしい視点だ。

 公立の星として旋風を巻き起こしている後輩たち。「旋風ですね」と報道陣に言われると「旋風じゃなくて、もはや豪風(ごうふう)ですよ。巻き起こしてますよ」と、自身のしこ名を使って快進撃を表現。「野球だけではなく相撲でも秋田を盛り上げたい」と野球部に負けじと、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)で“豪風”を巻き起こす。

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横浜ビール料理人の大竹が王座奪取へひと泡吹かせる

米国に乗り込んで王座奪取を期す大竹秀典


 ボクシングWBO世界スーパーバンタム級6位大竹秀典(37=金子)が19日、日本男子最年長の世界王座奪取へ向けて渡米した。

 25日に米アリゾナ州グランデールで、同級王者アイザック・ドグボエ(23=ガーナ)に挑戦する。14年に英リバプールでWBA同級王座に挑戦で判定負け以来、3年9カ月ぶりの世界挑戦王座奪取となれば、元3階級制覇王者長谷川穂積の35歳9カ月の最年長記録を1歳4カ月更新する。

 ドグボエはガーナ代表として12年ロンドン五輪に出場し、プロでは19勝(13KO)の無敗王者。同級では16日に、IBF王者岩佐(セレス)がドヘニー(アイルランド)に王座を奪われた。次戦でこの2人の王座統一戦のプランが浮上している。大竹は「そうはさせないようにしたい」と、落ち着いた口ぶりながらも闘志をのぞかせた。

 普段は横浜ビールの料理人として仕事している。晴れ舞台に臨むガウン、トランクス、シューズともビールカラーのくすんだゴールドにした。トランクスのベルト部分は白いビールの泡をイメージ。「色合いはうちのビールならヴァイツェンかな。ゴールドと白は黄金比率の7:3にしてもらった」と話す。

 日本食やゲン担ぎなどは持参しなかった。「日本食の料理店はある。和食が食べられればいいので」という。王者は強敵だが、大ベテランがひと泡吹かせるつもりだ。

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英タイソン・フューリーが復帰2連勝 ボクシング


 ボクシング元世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリー(30=英国)が復帰2連勝を飾った。18日に英アイルランド・ベルファストでのノンタイトル10回戦で、フランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)に大差の判定勝ちを飾った。

 初回に相手の連打をノーガードで再三かわして会場を沸かせたが、攻撃ではジャブから右ストレートと基本にパターンで見せ場は作れず。6回に連打で攻勢、終盤はサウスポーで攻勢も判定となった。レフェリーのみが採点し、100-90のフルマークで6月の2年7カ月ぶりの再起から2連勝となった。

 勝利コールとともに、WBC王者デオンタイ・ワイルダー(32=米国)がリングインした。2人はフェイスオフ。フューリーは「今夜は10回かかったが、ラスベガスではお前をノックアウトする」とほえれば、ワイルダーは「この試合は必ず実現する。ベストとベストの対決だ」とアピール。11月か12月にラスベガスで対戦が見込まれている。

 WBC世界フライ級タイトルマッチは、王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)が4回KO勝ちした。4月に日本で計量失格の比嘉大吾(白井・具志堅)からを奪ったベルトの初防衛を果たした。

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NY証券取引所に中邑真輔、ハンマーで取引終了合図

ニューヨーク証券取引所を訪れたUS王者中邑(左から2番目)。左端はスマックダウン女子王者カーメラ、右端はラシュリー (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWEスマックダウン所属のUS王者中邑真輔(38)が19日(日本時間20日)、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催される真夏の祭典サマースラムで、前王者ジェフ・ハーディとの防衛戦に臨む。中邑の王座奪取後から「毒蛇」ランディ・オートンを加えた3人の抗争が続いており、試合は波乱含みだ。

 そんな注目のUS王座戦を控え、中邑はスマックダウン女子王者カーメラ、ボビー・ラシュリーとともにWWEも上場しているニューヨーク証券取引所を訪問し、サマースラムのPRを展開。17日の取引終了を告げる「クロージング・ベル」のセレモニーに参加し、中邑はハンマーをたたいて場内をわかせていた。

ニューヨーク証券取引所でWWEサマースラムをPRしたUS王者中邑左から2番目)左端はカーメラ、右端はラシュリー (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

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リコシェNXT北米王座奪取、得意空中戦で王者葬る

NXT北米王座を奪取したリコシェ (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:NXTテイクオーバー大会>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク州ブルックリン・バークレイズセンター


 新日本プロレスのジュニアヘビー級戦線でも活躍した「ミスター・ハイフライ」リコシェが、NXT北米王座を奪取した。

 同王者アダム・コールに挑戦。「コールの名前はベルトから消され、リコシェに置き換えられる」と王座奪取に自信たっぷりの挑戦者は、トップレベルの攻防を展開。得意の空中戦に持ち込んだものの、コールのカウンタースーパーキック、ラスト・ショットを食らった。

 辛うじて2カウントで返したリコシェは背後からのコールの攻撃をかわし、フランケンシュタイナーで迎撃。さらにトップロープからの攻撃をエプロンに回避しようとした王者に対し、トップロープを飛び越えてハリケーンラナで場外に投げ飛ばした。最後はトップロープから630スプラッシュを豪快に成功させて3カウントを奪い、激闘を制した。

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「海賊姫」セインWWE初戴冠 NXT女子王座獲得

日本人2人目となるWWEのNXT女子王座を獲得したカイリ・セイン(C)2018 WWE,Inc.All Rights Reserved

<WWE:NXTテイクオーバー大会>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク州ブルックリン・バークレイズセンター


 「海賊姫」カイリ・セイン(宝城カイリ=29)がアスカに続き、日本人2人目となるNXT女子王座を初戴冠した。

 同王者シェイナ・ベイズラーに挑戦。「シェイナは私の闘争心を見ることになる。そして私がNXT女子王者になる」との決意を胸に立ち向かったセインは序盤から王者の右足殺しに苦しみ、劣勢に陥った。右足を引きずりながらも「カモーン!」と挑発。平手打ち3発に裏拳、スライディングDと波状攻撃を加えて闘争心をむき出した。

 さらにセカンドロープからのインセインエルボーで右ひじを相手腹部に打ち込むと、追撃を回避して場外へ逃げた王者に対し、ダイビングクロスボディー、さらにトップロープから再びインセインエルボーをたたき込む怒濤(どとう)攻撃を仕掛けた。ベイズラーの粘り強さ手を焼き、逆に切り返されてキリフダクラッチ(裸絞め)に捕まった。意識が遠のきながらも何とかロープに回避。3発目のインセインエルボーを迎撃され、再びキリフダクラッチを食らったが、素早く後方回転すると、そのままフォールして3カウントを奪取した。

 一瞬のスキを逃さず、勝利をつかみ取ったセインは、17年の女子トーナメントのメイ・ヤング・クラシック決勝に続き、ベイズラーを下した。これで8月31日のWWE大阪公演(エディオンアリーナ大阪)には、NXT女子王者として凱旋(がいせん)帰国することになった。

NXT女子王者シェイナ・ベイズラー(左)と額を突き合わせてけん制し合うカイリ・セイン(C)2018 WWE,Inc.All Rights Reserved

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石井智宏、王者返り咲きへ 鈴木みのるに挑戦

石井智宏(2018年7月13日撮影)


 新日本プロレスの石井智宏(42)が英団体王者返り咲きの好機をつかんだ。

 17日(日本時間18日)に英団体RPWのロンドン大会に出場。RPW英国ヘビー級王座の次期挑戦者決定戦と銘打たれたウォルターとのシングル戦に臨んだ。ゴツゴツした肉弾戦を繰り広げると最後は垂直落下式ブレーンバスターで沈め、勝利した。これで7月に同ベルトを奪われた現王者鈴木みのるへの挑戦権を得た。石井は新日本マットでもIWGPヘビー級王者ケニー・オメガへの挑戦が決定的で、2冠奪取を狙う。(デーブ・レイブル通信員)

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八角理事長が故郷に期待「十勝地方から横綱が出て」

巡業会場であいさつする北海道・広尾町出身の八角理事長(中央)。左は芽室町出身の芝田山親方、右は帯広出身の伊勢ノ海親方


 18日、北海道・帯広市で夏巡業が行われた。

 巡業会場となった帯広市総合体育館に、十勝地方出身の八角理事長(広尾町)、芝田山親方(芽室町)、伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨、帯広市)が訪れ、同地方出身の横綱、大関誕生を期待した。八角理事長は土俵上でのスピーチで「また十勝地方から横綱、大関が出てもらいたい」とあいさつ。芝田山親方は「十勝はもちろん。相撲王国と言われた北海道から横綱が出てもらいたいね」と話した。

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亀海喜寛、判定負けは「自分自身が良くなかった」

亀海喜寛(18年1月9日撮影)

<ボクシング:WBA世界スーパーウエルター級ノンタイトル10回戦>◇17日(日本時間18日)◇米国カリフォルニア州インディオ


 ボクシングのWBA世界スーパーウエルター級14位亀海喜寛(35=帝拳)が約1年ぶりとなる再起戦で黒星を喫した。

 米国カリフォルニア州インディオで17日(日本時間18日)、グレグ・ベンデティ(米国)と同級ノンタイトル10回戦を行い、0-3の判定で敗れた。「もっとガンガン出て来る印象があったけど、それよりも自分自身が良くなかったです」と自己分析。昨年8月に世界初挑戦となったWBO世界同級王座決定戦で、ミゲル・コットに判定負けして以来の試合。「ブランクの影響があったかは分かりませんがこれだけ殴り合ってみれば一緒」と敗北を受け入れた。

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稀勢の里が今巡業最多16番、親方が代弁「後がない」

朝乃山(後方右)と三番稽古する稀勢の里


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が18日、北海道・帯広市で行われた夏巡業の朝稽古で、今巡業最多となる16番の相撲を取った。正代に3連勝すると、朝乃山には7勝6敗。朝乃山の右四つに苦しむ場面もあったが、左はず押しで封じて得意の左四つになれば圧倒した。土俵下から見守っていた八角理事長(元横綱北勝海)の前で気合十分の稽古内容だったが、朝乃山が足を滑らせて足首を負傷したため途中で稽古が終了。不完全燃焼だったのか、土俵から下りる際には、首をかしげながら物足りなさそうな表情を浮かべた。

 秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて着々と稽古を積んでいるように見えるが、報道陣に無言を貫くなど、依然としてピリピリムードを漂わせている。この日、朝稽古を見学した同じ二所ノ関一門の芝田山親方(元横綱大乃国)は「彼も報道陣に追っかけられながら必死にやっていると思う」と代弁。そして「後がないと思って取り組んでいるはず。やり切ったと思って次の場所に臨んでもらいたい」と、今巡業での猛稽古に期待した。残りわずかとなった巡業で、さらに調子を上げていく。【佐々木隆史】

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清水KO7連勝「先は見えてくる」世界初挑戦へ前進

清水聡対河村真吾 3回、左ストレートを河村(右)にヒットさせる清水(撮影・酒井清司)

<ボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール


 東洋太平洋フェザー級王者清水聡(32=大橋)が、V3で世界初挑戦へ前進した。

 セミで同級10位河村真吾(28=堺東ミツキ)と対戦。正確なパンチで2回にペースを握ると、4回にカウンターの左でダウンを奪取。再開後に連打を浴びせ、レフェリーストップのTKO勝ちを収めた。デビューからKOでの7連勝とし、「プロのリングにも慣れてきた。地道にやれば先は見えてくる」と世界挑戦を見据えた。

防衛戦を快勝した清水(撮影・酒井清司)

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亀田和毅のドヘニー戦乱入をJBCが事情聴取へ

岩佐-ドヘニー戦を観戦する亀田興毅氏(左)と亀田和毅(撮影・滝沢徹郎)


 日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、東京・後楽園ホールで16日に実施された国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級タイトルマッチで新王者となったTJ・ドヘニー(アイルランド)に挑戦を直訴するためにリングに上がった亀田和毅(27=協栄)の陣営を事情聴取する意向を示した。

 JBC関係者は「経緯を知りたい」と話した。スーパーバンタム級での世界戦を目指す元世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の亀田和は試合後にリングに入ったが、ドヘニー側にすぐに追い返された。

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八重樫東4階級制覇に王手 大橋会長「機は熟した」

7回、八重樫はTKOで向井寛史を破り両手を掲げる(撮影・酒井清司)

<ボクシング:スーパーフライ級ノンタイトル10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール


 元世界王者八重樫東(35=大橋)が連続TKO勝利で、4階級制覇に王手をかけた。2度世界戦経験のある向井寛史(32=六島)と5年ぶりのベテラン日本人対決。初回から積極的に攻め、接近戦でも体負けせずに圧倒。レフェリーストップによる7回2分55秒TKO勝ちした。ミニマム、フライ、ライトフライ級に続き、2階級上のスーパーフライ級で再起後連勝。今冬にも国内男子初となる4本目のベルトを狙う。

 八重樫は初回から前に出た。「体格で勝負するためにも」と、過去にも見せたなりふりかまわぬ韓国流接近戦に出た。6回に一瞬棒立ちとなるも右を打ち込んで逆襲。「メンタルが弱っていると感じた。やり返そう」と、7回に連打を浴びせて仕留めた。

 試合前に大橋会長から「悔いなく出し切ろう」と声を掛けられた。33戦目で初めてのことだった。毎試合が進退をかけた戦い。前日の同会場での世界戦を超える観衆から大声援を受けた。八重樫は「つくづくボクシングができる喜びを感じている。最高だった」と笑みがこぼれた。

 大橋会長は「6回は一瞬タオルも手にしたが、機は熟した」と言い切った。次は国内男子初の世界4階級制覇をかけた一戦だ。八重樫は「王者はみんな強いが、誰でもいい。自信はないが、自信をつけてからでは遅い」。激闘王が集大成の偉業に挑む。

スーパーフライ級10回戦 八重樫東対向井寛史 5回、八重樫(左)が向井にジャブを浴びせる(撮影・佐藤礼征)

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新日KUSHIDA9月は米国と英国を股に掛け転戦

KUSHIDA


 新日本プロレスのKUSHIDA(35)が米国と英国を股に掛けて戦う。9月8、9日に英マンチェスターで開催される英団体RPWによる第2回ブリティッシュJカップ大会に最後の18人目として出場することが17日までに発表された。昨年に続いて2度目の出場となる。

 同カップには昨年覇者の獣神サンダー・ライガー、田口隆祐、SHO、YOH、タイガーマスクも参戦。またKUSHIDAは9月29日、米ラスベガスで予定される米ROHのテレビ大会にも参戦することも発表された。(デーブ・レイブル通信員)

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八重樫東が連続TKO 国内男子初4階級制覇に王手

八重樫東対向井寛史 TKOで勝利の八重樫東(撮影・酒井清司)

<ボクシング:スーパーフライ級ノンタイトル10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール


 元世界王者八重樫東(35=大橋)が連続TKO勝利で、国内男子初の4階級制覇に王手をかけた。

 2度世界戦経験のある向井寛史(32=六島)と5年ぶりのベテラン日本人対決に挑んだ。初回から積極的に攻め、レフェリーストップによる7回2分55秒TKO勝ちした。再起後は2階級上げて連勝に大橋秀行会長も4階級制覇挑戦へゴーサインを出した。

 八重樫は珍しく初回から積極的に前へ出ていった。2回からは「大橋会長から教えられた。体格でも勝負できるすべ」と、過去にも見せたなりふりかまわぬ韓国流接近戦に出た。左フックや左ボディー、頭をつけあっても押し負けなかった。

 6回に右ストレートを浴びて、一瞬棒立ちとなった。八重樫は「疲れたから。効いてない」と言ったが、大橋会長は「一瞬タオルも手にした。そうしたらドカンと来た」。八重樫が右ストレートを打ち込んで逆襲。連打でダウン寸前まで追い込んだ。「メンタルが弱っていると感じた。やり返そう」と、7回にさらに連打を浴びせて試合を終わらせた。

 毎試合が進退をかけた戦いだが、前日の同会場での世界戦を越える観衆から大声援を受けた。八重樫は「つくづくボクシングができる喜びを感じている。最高だった」と笑みがこぼれた。

 大橋会長は「次は世界をやらせる。機は熟した」と言い切った。ミニマム、フライ、ライトフライ級に続き、次は4階級制覇をかけた一戦だ。八重樫は「王者はみんな強いが、誰でもいい。自信はないが、自信をつけてからでは遅い」と偉業に挑む。

八重樫東対向井寛史 7回2分55秒、八重樫(右)はTKOで向井寛史を破り両手を掲げる(撮影・酒井清司)
スーパー・フライ級10回戦 八重樫東対向井寛史 5回、八重樫(左)が向井にジャブを浴びせる(撮影・佐藤礼征)

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8カ月ぶり復帰のアンブローズがWWE大阪公演参戦

8月31日のWWE大阪公演への出場が決まったディーン・アンブローズ(右) (C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWEジャパンは17日、WWE大阪公演(8月31日、エディオンアリーナ大阪)に右腕負傷から約8カ月ぶりに戦列復帰したばかりのディーン・アンブローズが参戦することを発表した。

 アンブローズはユニット「ザ・シールド」の盟友セス・ロリンズとタッグを組み、ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア組と対戦する。なお一部変更となった対戦カードは次の通り。

<1>ローマン・レインズ-ブラウン・ストローマン

<2>ロウ女子王座戦=アレクサ・ブリス-ロンダ・ラウジー

<3>セス・ロリンズ、ディーン・アンブローズ組-ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア組

<4>フィン・ベイラー-バロン・コービン

<5>ボビー・ラシュリー-アライアス

<6>カイリ・セイン-ミッキー・ジェームズ

<7>サーシャ・バンクス、ベイリー、ナタリヤ組-ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット、リブ・モーガン、サラ・ローガン)

<6>トリプルスレット形式WWEクルーザー級王座戦=セドリック・アレクサンダー-ドリュー・グラック-戸沢陽

<7>タイタス・ワールドワイド(タイタス・オニール、アポロ・クルーズ)-ザ・リバイバル(スコット・ドーソン、ダッシュ・ワイルダー)

※その他、ブレイ・ワイアット、ボビー・ルード、ボー・ダラス、カーティス・アクセル、ジンダー・マハルが出場予定

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亀海喜寛、1年ぶり復帰戦へ「必ずこちらが上回る」

前日計量を終えた亀海(左)とベンデティ(C) 帝拳


 ボクシングのWBA世界スーパーウエルター級14位亀海喜寛(35=帝拳)が約1年ぶりとなる復帰戦へ向け、16日(日本時間17日)の前日計量を一発パスした。米国カリフォルニア州インディオで17日(同18日)にグレグ・ベンデティ(米国)と同級ノンタイトル10回戦を予定する。

 リミット(69・85キロ)を約300グラム下回る69・56キロで計量を終えた亀海は、「無事に計量を終えることが出来てほっとしています。今回でアメリカ10試合目とあってかなり慣れてきたところもあり、しっかりと調整することが出来ました。相手の身体も仕上がっているように見えましたが、明日は必ずこちらが上回ります」とコメントした。

 昨年8月に世界初挑戦となったWBO世界同級王座決定戦で、ミゲル・コットに0-3の判定負けを喫した。米国で人気を誇るタフファイトでならす日本の雄は、右肩痛などで復帰が遅れていた。

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「海賊姫」カイリ、アリーヤ戦圧勝し王座戦に弾み

アリーヤに必殺技のイカリ(変形逆エビ固め)を仕掛けるカイリ・セイン(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWE傘下となるNXTの「海賊姫」カイリ・セイン(宝城カイリ=29)が圧勝劇で王座戦に弾みをつけた。15日(日本時間16日)の米ウインターパーク大会でアリーヤ戦に臨み、スピアー、スライディングD、インセイン・エルボーで圧倒。あえてフォールせず、さらにインセイン・エルボー2連発からの必殺イカリ(変形逆エビ固め)でギブアップに追い込んだ。

 試合後、18日のNXTテイクオーバー大会(米ブルックリン)で挑戦するNXT女子王者シェイナ・ベイズラーとにらみ合いを展開し、最後の火花を散らした。(デーブ・レイブル通信員)

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稀勢の里、前へ意識「いい稽古に」豊山に11勝圧倒

稀勢の里(後方)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて調整のペースを上げた。

 16日、青森・八戸市で行われた夏巡業の朝稽古で「当たりが強いし、力をつけているから」と前頭豊山を指名。秋場所に出場すれば序盤で対戦が想定される、本場所で対戦がない24歳の新鋭と三番稽古を行い11勝1敗と圧倒した。胸を合わせるのは10戦全勝だった4月の春巡業以来2度目。夏巡業では関脇御嶽海と6番取った以外、相撲は幕内下位としか取っていなかっただけに「いい稽古になった。前へ前へ、という意識で」とうなずいた。

雨の中、離れた支度部屋から土俵入りに向かう稀勢の里

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岩佐は攻撃が単調、守り意識も強かった/大橋秀行

11回、接近戦でパンチを繰り出す岩佐(左)とドヘニー(撮影・滝沢徹郎)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

  ◇   ◇   ◇  

 もったいない試合だった。採点はドローぐらいかと思ったが、細かなパンチを当てていた差が出てしまった。初回は圧力をかけてくる相手に、右フックでぐらつかせる最高の立ち上がりだった。だが、スタミナに不安があるのか、2回に自分からペースを落としてしまったのが痛かった。そこで、相手に流れを作るチャンスを与えてしまった。岩佐の良さである、思い切りの良さ、パンチの切れ、ノーモーションの左アッパーが出なかった。ボディーは良かったし、相手も嫌がっていただけに、下から崩す作戦を徹底しても良かった。挑戦者もうまく動いていたが、それ以上に岩佐の攻撃が単調だった。V1戦同様、王者になり、守る意識が強くなっていたようにも見えた。ただ、まだ28歳。山中に負けてはい上がってきたことを考えれば、もう1度立ち上がることは難しくない。可能性を持っている選手だけに、この負けからさらに強くなってほしい。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者大橋秀行)

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亀田和毅、新王者ドヘニーに挑戦表明も「でていけ」

岩佐-ドヘニー戦を観戦する亀田興毅氏(左)と亀田和毅(撮影・滝沢徹郎)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

 IBF同級3位の亀田和が挑戦表明も、実らずに終わった。勝利後のドヘニーめがけてリングを上がり、「俺が次に挑戦する」とほえたが、ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、でていけ!」と胸を突かれて押し返された。兄の亀田興は「これから交渉じゃないですか。和毅も自信がある」と代弁。ドヘニーは報道陣に対し、「殴られなくて幸運だったな。誰でも戦うよ」と強気だった。

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苦労人ドヘニー「今日の犠牲は明日の幸せ」無敗王座

新王者となったドヘニーはスタッフに抱かれながら喜ぶ。左は防衛に失敗した岩佐(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

 苦労人が無敗で王座をつかんだ。アイルランド出身のドヘニーは、同国のファン約100人の声援を背に奮闘。予想された接近戦ではなくアウトボクシングを展開し、「インテリジェンスなゲームをした」と誇った。中盤以降ジャブを軸にペースを握った。9回には婚約者レベッカさんと長男テオ君の姿が目に入り、「残りの3回を気を抜くことなくできた」と感謝した。プロ6年目。「最初はチケットは手売り。今日の犠牲は明日の幸せになると信じてきた」と笑った。

IBF世界スーパーバンタム級新王者となり婚約者とキスするドヘニー(撮影・江口和貴)

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岩佐亮佑、またしてもサウスポーに負けて王座陥落

ドヘニー(中央)に判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。鬼門といわれたサウスポー相手に初の指名試合をクリアできなかった。これで日本人の男子世界王者は5人となった。

 岩佐がポイントで劣勢とみて、小林会長は8回から「倒さないと勝てない」とゲキ。チャンスが11回に来た。左ストレートから連打。相手はぐらついたが、クリンチに両者がもつれてスリップダウン。結局は「ごまかされて」ダウンも奪えず。最終ゴング後に相手は肩車されたが、岩佐は「負けたと思った」とイスに座り込んだ。

 滑り出しはよかった。初回にパンチで右ほおから流血させた。それが2回以降は守勢で手数も出なくなった。プレスをかけてくる予想が外れ、距離をとられ、左カウンターを浴びた。右ジャブから攻める作戦も駆け引きで、引き込まれた。

 「ガンガンくると思った。距離が遠く、ジャブが当たらず、単調になった。予想以上にうまかった」。岩佐は脱帽するしかなかった。サウスポーにはプロで4勝2敗も、黒星は世界王者になった山中と世界初挑戦で喫したもの。習志野高では高校3冠も残る3大会は同じサウスポーに決勝で負けた。大一番では左に負け、またしてもだった。

 6月にジムが同じ柏市内で移転した。窓のない半地下1階から、3面窓の2階で広さも明るさも増し、クーラーも入った。「最高の環境で最高の練習ができた」と感謝していたが、新たな門出を飾れなかった。

 小林会長も世界再挑戦で王座につき、V2戦で全勝相手に負け陥落した。03年にジムを開くと、入門してきたのが中2の岩佐だった。あれから15年の雪辱を期したが、愛弟子も壁を越えられなかった。

 小林会長は「中盤から倒しにいく覚悟がほしかった。打ち込む勇気がなかった。ずっと課題だった」と話した。岩佐は「大きな壁だった。ショックもこれが現実で実力不足。今はまた頑張ろうとは…。考えたい」。引退も考えざるを得ない内容だった。【河合香】

 ◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏生まれ。地元でセレスジム開設に中2で入門。習志野高3年で3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビュー。11年に日本バンタム級王者山中に挑戦も失敗。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でIBF世界同級暫定王座決定戦での世界初挑戦は失敗。昨年9月にIBF世界スーパーバンタム級王者小国を破り王座獲得。171・5センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

防衛に失敗し悔しそうな表情で会見する岩佐(左)と下を向くセレス小林会長(撮影・滝沢徹郎)

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岩佐亮佑がドヘニーに判定負け/世界戦詳細

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、2度目の防衛を懸けて同級1位で無敗のTJ・ドヘニー(31=アイルランド)と対戦。0-3で判定負けした。

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ調印式を終え、ポーズを決める王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)

◆IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦

王者岩佐亮佑(28=セレス)判定同級1位ドヘニー(31=アイルランド)

1回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

【1回】50秒すきにドヘニーのワンツーがタイミング良く決まる。岩佐も右ジャブでリズムをとる。終了直前には右フックでふらつかせた。

【2回】1分すぎにドヘニーが左ストレートを決める。互いに打ち合いの展開。2分30秒過ぎに、岩佐は離れ際に左フック。互角の展開が続いた。

【3回】ドヘニーは細かいパンチで上下に打ち分ける。岩佐は2分すぎに右ボディーを決める。終了間際も左ボディーをたたきこんだ。

4回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

【4回】序盤からジャブの先手争い。2分すぎに、ドヘニーの左ストレートが岩佐の顔面をとらえる。終了間際にワンツーも入ったが、岩佐にダメージは少ない様子で、果敢に攻め続けた。

【5回】互いにけん制しあう展開が続く。その中でドヘニーが先手を握ってパンチを当てる。岩佐は2分すぎに強烈な左ボディーで対抗した。

【6回】1分すぎドヘニーは連打で攻め立てる。岩佐はクリンチで逃げる。その後もドヘニーのボディー攻撃が続く。終盤岩佐も反撃の連打を決める。互いに譲らない展開が続いた。

【7回】1分すぎにドヘニーの左ストレートが決まる。1分30秒すぎには左フックも。岩佐はガードを固めてカウンターを狙ったが、終了間際も連打をもらった。

8回、ドヘニー(左)のパンチを食らう岩佐(撮影・江口和貴)

【8回】序盤、岩佐はボディー攻撃に活路を見いだす。2分すぎ、岩佐は連打で相手をロープ際に追い込んだ。ドヘニーも果敢に打ち合った。

【9回】互いに前に出るも決め手にかける展開。2分すぎにドヘニーの左ストレートがヒット。残り30秒、相打ちも岩佐の左も決まる。

【10回】序盤、岩佐はボディー攻撃を続けた。互いに頭をつけて打ち合うが決め手に欠く。終了間際、岩佐は左ボディー、右フックを決めた。

11回、ドヘニー(左)のパンチを食らう岩佐(撮影・江口和貴)

【11回】岩佐は1分すぎ、右フックから連打で攻め立てた。ドヘニーは疲労を隠せず、動きは鈍い。残り30秒、岩佐は左ストレートを顔面にたたき込んだ。

【12回】互いに前に出てパンチを繰り出すが、互いに有効打を奪えない。最後まで同じ展開が続き、終了のゴングが鳴った。

12回を終え勝利を確信しガッツポーズのドヘニー。後方は厳しい表情の岩佐(撮影・江口和貴)

ドヘニーに判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

岩佐を破りIBF世界スーパーバンタム級新王者となったドヘニー(撮影・江口和貴)

岩佐を破りIBF世界スーパーバンタム級新王者となり夫人とキスするドヘニー(撮影・江口和貴)

岩佐亮佑対TJ・ドヘニー 防衛に失敗し悔しそうな表情で会見する岩佐(左)と下を向くセレス小林会長(撮影・滝沢徹郎)

【判定】112-116、112-117、113-115。岩佐は0-3の判定負けで2度目の防衛に失敗

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王座陥落の岩佐亮佑が脱帽「予想以上にうまかった」

ドヘニーに判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

<プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール◇観衆1505人


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。

 初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、2、4、5ポイント差の0-3で判定負けした。鬼門と言われたサウスポー相手に初の指名試合をクリアできなかった。これで日本人の男子世界王者は5人となった。

 滑り出しはよかった。初回にパンチで右ほおから流血させた。それが2回以降は守勢で手数も出なくなった。プレスをかけてくる予想が外れ、距離をとられ、左カウンターを浴びた。右ジャブから攻める作戦も駆け引きで引き込まれた。

 「ガンガンくると思った。距離が遠く、ジャブが当たらず、単調になった。予想以上にうまかった」。岩佐は脱帽するしかなかった。小林会長は8回から「倒さないと勝てない」とゲキ。11回に左ストレートから連打でチャンスをつかんだ。相手はぐらついたが、クリンチに両者がもつれてスリップダウン。結局は「ごまかされて」ダウンも奪えなかった。

 小林会長も世界再挑戦で王座につき、V2戦で全勝相手に負けて陥落した。愛弟子も同じ道をたどり、V2の壁を越えられなかった。岩佐は「大きな壁だった。ショックもこれが現実で実力不足。今はまた頑張ろうとは…。考えたい」と話した。

1回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)
4回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

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亀田家三男の和毅、新王者に挑戦表明も「邪魔だ」

岩佐-ドヘニー戦を観戦する亀田兄弟。左は興毅氏。右は和毅(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級3位亀田和毅(27=協栄)が挑戦表明した。

 同級王者岩佐亮佑(28=セレス)に3-0の判定勝ちして喜ぶ同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)めがけて、試合後のリングに直行。「俺が次に挑戦する」と名乗りを上げたが、プロ6年目で初の世界王座戴冠の歓喜に浸る新王者ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、出ていけ!」と一蹴された。手で突き飛ばされ、その後は関係者の制止を受けて退散した。

 弟の行動を見ていた亀田興は、「これから交渉じゃないですか。面白い試合になる。和毅も自信ある。早いところ(世界戦を)組んであげたい。いろんな選択肢はあります」と説明した。

 試合後の控室で経緯を説明したドヘニーは、「殴られなくて幸運だったな」と皮肉に笑い、今後の対戦の可能性について聞かれると「誰でも戦います」と述べた。

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IBF王者岩佐亮佑、苦手のサウスポーに判定負け

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ計量を終え、にらみ合う王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)(2018年8月15日)

<ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ>◇16日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が2度目の防衛に失敗した。同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)と対戦。0-3で判定負けした。

 万全の調整のはずだった。6月に所属のセレスジムが同じ千葉・柏市内で移転。入門から過ごした旧ジムは半地下1階で窓がなかった。夏場は玄関を開けてあとは扇風機頼りと、最近の猛暑には苦しんだ。新ジムは2面が窓のビル2階に移り、設置したクーラー4台を28度に設定。「新しい環境で調子も下がらず、いい練習ができた」と岩佐。今年の酷暑も、順調にスパーリングを消化できた。

 自身と同じサウスポーは大の苦手だった。プロ戦績の2敗はともに左相手。11年3月の元WBC世界バンタム級王者山中慎介との日本王座決定戦と、15年6月のリー・ハスキンスとのIBF世界バンタム級暫定王座決定戦の2試合。ともにボクシング人生の節目となる試合で、サウスポーに敗れてきた。今回のドヘニーも無敗のサウスポーで同級1位の最強挑戦者。不穏な予感が漂ったが、やはりサウスポーの悪夢に見舞われてしまった。


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阿武咲が地元青森で砂まみれ稽古 観衆大声援に感謝

ぶつかり稽古で阿武咲(下)に胸を出した高安


 大相撲の夏巡業は16日、青森・八戸市で行われ、古くから相撲どころとして知られる、青森県出身力士が会場を盛り上げた。

 同県中泊町出身の前頭阿武咲(22=阿武松)は、朝稽古の最後にぶつかり稽古で大関高安に胸を借りた。約7分間、胸を借りる間に砂まみれになり、観衆から大声援が起きた。「やっている最中は全然聞こえなかった。でも、ありがたいですね」と感謝した。

 高安には、今回の巡業中に三番稽古に何度も指名されており「(1月の初場所で)ケガをしてから全体的に力が落ちている中で、大関のおかげでだいぶ戻ってきた実感がある。ケガをしたら、という恐怖もなくなってきた」と、再び感謝した。また、中退した三本木農高相撲部時代は、この日の会場となった八戸市体育館に隣接する土俵で夏合宿を行っていたことも明かし「懐かしいですね」と、笑顔で話した。

 深浦町出身の十両安美錦(39=伊勢ケ浜)は、家族が見守る前で、同県鰺ケ沢町出身で弟弟子の誉富士にぶつかり稽古で胸を出したり、申し合いで名乗りを上げたりと、精力的に汗を流した。また、片道4時間かけて実家にも寄るなど親孝行もした後の巡業参加となったが「毎年、こうして青森に巡業で来ることができて、大勢の人が集まってくれてありがたいよ」と、集まった約2500人の観衆らに感謝していた。

ぶつかり稽古で汗を流す、ともに青森県出身でご当所の安美錦(手前左)と誉富士(同右)

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名古屋場所Vの御嶽海「ありがたい」高安と三番稽古

三番稽古を行った高安(左)と御嶽海


 7月の名古屋場所で初優勝した、大相撲の関脇御嶽海(25=出羽海)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で大関高安と三番稽古を行った。

 1勝9敗の計10番に「10番しか取ってないの? もっとやっているかと思った」と、番数以上の充実感と疲労度があることを口にした。左四つに組まれて寄り切られる取り口が多く「重たいし、懐が深かった。(高安には)目をかけてもらっているので、ありがたいですね」と振り返った。

 今回の巡業中にファンの期待も感じているという。「声をかけられることが多くなった。注目されることはうれしいけど、自分のペースを崩さず、やることをやって、体をつくっていきたい」。期待に応えたい思いが強いからこそ、大関とりの秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)を見据えていた。

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稀勢の里、豊山との三番稽古で11連勝「いい稽古」

稀勢の里(右)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で、前頭豊山と三番稽古を行い、計12番で11勝1敗と大きく勝ち越した。最初の一番こそ押し出されたが、その後は突き、押し、得意の左四つからの寄りなどで寄せ付けず11連勝。「いい稽古になった。とにかく前へ前へ、という意識で(取った)」と、収穫を口にした。

 7月の名古屋場所で12勝を挙げて優勝争いに加わり、敢闘賞も獲得した24歳の豊山とは本場所での対戦経験がない。稽古で胸を合わせるのも、10番取って全勝だった4月の春巡業以来2度目。豊山とは、出場すれば秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の序盤戦での対戦が想定されるだけに、まわしを取ることができても、できなくても、厳しい攻めを見せるなど、熱のこもった稽古を披露した。

 白鵬、鶴竜の両横綱も、初顔合わせが想定される相手のもとには、本場所前に出稽古して感覚をつかむことが多い。左足裏にできた傷の影響もあって、夏巡業ではこれまで、関脇御嶽海と6番取った以外、秋場所での対戦の可能性が低い幕内下位と相撲を取っていた。だが成長著しい若手有望株を「当たりが強いし、力をつけているから」と認め、本場所を想定した稽古へと調整のペースを上げた。

 豊山も稀勢の里について「右上手が速い。それが生命線だと思うから、どれだけ取らせないか考えたけど、うまさと包み込むような体の大きさで、思うようにできなかった。やっぱり、まわしを取ったら強い。引きつけられたら離れられない。少しでも上体が起きるとやられてしまうので、前傾姿勢でやったつもりだったけど…」と脱帽した。三番稽古の終盤の立ち合いの際に稀勢の里の頭がぶつかり、右目上の腫らしながら悔しさをにじませていた。

 一方で、本場所での稀勢の里との初顔合わせは心待ちにしている。「稀勢の里関の取組は独特の雰囲気になる。(観衆が)『ワーッ』となった中でやりたい。その中で何かできれば、自信になる。4月の巡業で稽古をつけてもらった時は、漠然と取って負けてしまったけど、今日(16日)は違う」と、本場所は一発勝負だけに、最初の一番に勝ったことに収穫と光明を見いだしていた。

稀勢の里(上)は三番稽古で豊山を圧倒した

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