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千代大龍「たまたまです」稀勢の里破り3個目の金星

稀勢の里に金星を挙げ、多くの懸賞金を手に笑顔を見せる千代大龍(撮影・狩俣裕三)

<大相撲秋場所>◇6日目◇14日◇東京・両国国技館

西前頭2枚目千代大龍(29=九重)が、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)に今場所初めて土をつけた。立ち合いでまっすぐぶつかった。「そのまま行こうと思ったけど横綱を押せなかった」と軌道修正。押せないと分かると左にいなして体勢を崩してから、右のおっつけで押し出した。

支度部屋に戻ると「白星は白星なので素直にうれしいですね」と興奮気味に話した。さらに「豊山も貴景勝もいい相撲を取っていた。たまたまいなしたら横綱が横を向いたから押しただけ。たまたまですよ」とまたも興奮気味に話ながらも謙遜した。

今場所初白星が13年名古屋場所以来3個目の金星で、懸賞41本(手取り123万円)を獲得した。この日夜に、師匠の九重親方(元大関千代大海)と部屋の関取衆らと焼き肉に行く予定だといい「お金は全部僕持ちですかね」とうれしい悩み。「残りは子どものために貯金します」と終始笑顔で話した。

稀勢の里を下し支度部屋で満面の笑みを浮かべる千代大龍(撮影・河田真司)
千代大龍(右)に押し出しで破れる土俵から落ちる稀勢の里(撮影・河田真司)

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パッキャオ認めた那須川 宣言通り強さと面白さ表現

試合後の会見で笑顔を見せる那須川(撮影・河田真司)

<RIZIN15>◇21日◇横浜アリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(20)が、ボクシング界のスーパースターに力を見せつけた。59キロ契約のキックボクシングルールで、ボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40)が推薦したフリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)と対戦。パッキャオが見守る中、3回KOで19年RIZIN初戦を制した。

那須川が目の前で見ているパッキャオに「強い」と言わしめた。パッキャオ推薦のビエグタンは何度パンチを当てても倒れない。初めて戦うフィリピン人ファイターのタフさに苦戦したが、最終3回に左ストレートがさく裂。パンチのラッシュと膝蹴りでコーナーに追いつめ、勝負をつけた。憧れのパッキャオの前で「硬くなっちゃって」と反省も、「KOできてよかった。最大限一生懸命やれた」と晴れやかな表情をみせ、リングに上がったパッキャオと握手した。

実はパッキャオの影響を受けていた。空手からキックボクシングへ転向したころ、ボクシングのトレーナーにパッキャオの動画を見るよう薦められ、そのステップを学んだ。昨年大みそかに特別ボクシングルールでメイウェザーと対戦し、KO負け。パッキャオからは「そのファイティングスピリットに敬意を表する」とたたえられていたが、見てほしいのは強い姿。「パッキャオさんに、キックボクシング面白いなと思わせたい」。その宣言通り、強さと面白さを表現した。

これでキックボクシング戦績は30戦無敗。それでもさらなる進化を求める。約1カ月前から肉体改造に着手した。これまでやってこなかった筋肉トレーニングに加え、アスリート用の弁当を取り入れた。体脂肪が自然と落ち、体のキレが増した。「外国人とは骨格が違う。格闘家は楽に勝ちたい。体を作って、自分自身を高めていけば圧倒的な差を作れる」。ボクシングジムでのトレーニングも欠かさず、無敵の強さを求め続けている。

那須川は「RIZINってすごい舞台だと思うんですよ。僕にキックや総合、ボクシングをやらせてくれる」と感謝し、「強い相手と戦って、世界最強を目指したい」とあらためて宣言した。誰も見たことのない異次元の格闘家を目指す。【高場泉穂】

RIZINのリングに上がりあいさつするパッキャオ(撮影・河田真司)
2回、フリッツ・ビアグタン(右)をTKOに沈め、かめはめ波のパフォーマンスをする那須川(撮影・河田真司)

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元柔道五輪2連覇内柴が総合大会「REAL」出場へ

内柴正人(2017年11月26日撮影)

柔道で五輪2大会連続金メダルを獲得し、現在はキルギス柔道連盟総監督を務める内柴正人(40)が総合格闘技大会「REALファイトチャンピオンシップ」に参戦することが21日、発表された。

同日に横浜市内で会見した運営団体ファイティング・グローブ実行委員会の小林繁之取締役は「彼に前向きになってもらいたい。福岡は彼の地元。用意したステージで出てくれるということでした」と説明した。

同興行は金網で囲まれた円形ケージで開催されている。内柴が参戦するのは8~10月、福岡で開催される予定のREAL6大会となる。

小林取締役は「彼はMMA(総合格闘技)には興味がない。柔道、柔術など、いずれにしろジャケット(道着)マッチになると思います」と説明。対戦相手も未定で、今後ルールを含めて検討される。

内柴は13年2月に準強姦(ごうかん)で実刑判決を受け、17年11月に出所して柔術家に転向。過去に柔術大会への出場経験があるものの、総合格闘技大会への参戦は初めてとなる。

小林取締役を通じ、内柴は「地元の大会でやってみたい。練習でやってきた経験からルールは決めてほしい」などとコメントした。

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石田匠バンタム級に苦戦も「目標は世界、ブレなし」

初のサウスポーとの対戦を辛勝の判定勝ちで終えた元日本スーパーフライ級王者石田匠(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:バンタム級8回戦>◇21日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

世界再挑戦を目指す元日本スーパーフライ級王者石田匠(27=井岡)が初めてバンタム級で試合を行い、初のサウスポー相手に苦戦した。

3-0判定勝ちだったが、日本バンタム級6位定常育郎(21=T&T)のアグレッシブなファイトに受けに回った。低い体勢で一気に距離を詰める相手に手を焼き、ボディーを食う場面が何度もあった。

スーパーフライ級で相手が見つからず、1つ上の階級で試合を組んだ。リング上のインタビューで「今日は全然ダメです。若くて勢いがあっていい選手でした」と言い、控室でも「すべてがはまらず、どうしていいかわからんかった」。サウスポー相手に練習をしてきたが、本番は勝手が違う。バンタム級のパワーにも押された。「サウスポーに苦手意識はなかったけど、やって見ると違った。僕に引き出しがなかった」とこぼした。

石田はスーパーフライ級でWBO4位、IBF5位、WBA6位、WBC11位と主要4団体で世界に挑める位置をキープ。本人は「(バンタムは)やっぱりパンチも重たい」と今の階級にとどまる意向だ。井岡一法会長も同じ考えで「団体を選べる立場じゃない。挑戦を受けてくれるならどこでも」と話した。

石田は「時間はかかるかもしれませんが、目標が世界チャンピオンであることにブレはない。絶対です」。17年10月、英国でWBA王者カリド・ヤファイに敗れてから1年半。夢をあきらめずに追いかけていく。

石田の戦績は28勝(15KO)1敗。

元日本スーパーフライ級王者石田匠(撮影・加藤裕一)

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那須川3回TKO勝ち パッキャオ御前でかめはめ波

2回、フリッツ・ビアグタン(右)をTKOに沈め、かめはめ波のパフォーマンスをする那須川(撮影・河田真司)

<RIZIN15>◇21日◇横浜アリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(20)が、パッキャオの前で力を見せつけた。

59キロ契約のキックボクシングルールで、ボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40)が推薦したフリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)と対戦。パッキャオが見守る中、3回TKO勝利で、19年RIZIN初戦を制した。

目の前で見ているパッキャオに「強い」と言わしめた。パッキャオ推薦のビアグタンは何度パンチを当てても倒れない。初めて戦うフィリピン人ファイターのタフさに苦戦したが、最終3回に左ストレートがさく裂。パンチのラッシュと膝蹴りでコーナーに追いつめ、勝負をつけた。直後には、倒れているビアグタンに対し、前日計量でくらったドラゴンボール孫悟空の必殺技「かめはめ波」を発射。「やられたんで、やり返しました」とファンを楽しませることも忘れなかった。

試合後にはリングに上がったパッキャオと握手。「君、よかったね。強いね」と声をかけてもらった。「フィリピンの次期大統領になる(可能性のある)人。圧があった」とオーラを直で感じた。

実は、パッキャオから少なからぬ影響を受けてきた。空手からキックボクシングへ転向した小学6年生の頃、ボクシングのトレーナーにパッキャオの動画を見るよう薦められ、そのステップを学んでいた。

昨年大みそかに特別ボクシングルールで、ボクシング元5階級王者のフロイド・メイウェザーと対戦。世界が注目する中、1回TKOで敗れた。パッキャオからは「そのファイティングスピリットに敬意を表する」とたたえられていたが、今回見てほしかったのは、強い姿。「パッキャオさんに、キックボクシング面白いなと思わせたい」。その宣言通り、目の前で強さを証明した。

これでキックボクシング戦績は30戦負けなし。それでもさらなる進化を求める。約1カ月前からは肉体改造をスタートした。これまでやってこなかった筋力トレーニングに加え、食事改善にも着手。

「何食っても強い者は強いと思っていましたが、違った」

アスリート用に栄養バランスが考えられた弁当を摂取することで体脂肪が自然と落ち、体のキレが増した。「外国人とは骨格が違う。格闘家は楽に勝ちたい。体を作って、自分自身を高めていけば圧倒的な差を作れる」。ボクシングジムでのパンチのトレーニングも欠かさず、無敵の強さを求め続ける。

他人が「考えられないことをどんどんやっていきたい」という那須川にとって、あらゆるジャンルの格闘技を受け入れるRIZINは理想の舞台だ。昨年大みそかのメイウェザー戦は、敗れたものの世界にその名が広まるきっかけとなった。この日も「RIZINのおかげで世界の人に知ってもらうことができた」と感謝した。

「すごいっすよね。パッキャオもメイウェザーも(コナー・)マクレガーも自分のことを知っている。いい人生送ってますよね。濃密な展開が早いマンガだな、と思います」

誰も見たことのないマンガのような格闘家人生を存分に楽しむつもりだ。

1回、ビアグタン(左)に左パンチを見舞う那須川(撮影・河田真司)

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パッキャオ、試合前にリング上であいさつ歓声浴びる

RIZINのリングに上がりあいさつするパッキャオ(撮影・河田真司)

<RIZIN15>◇21日◇横浜アリーナ

那須川天心(20)とキックボクシングルールで対戦するフリッツ・ビアグタンン(23=フィリピン)の推薦者であるボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40)が、試合前にリング上であいさつした。

スーツ姿で登場したパッキャオは「みなさん、こんばんは。RIZINのリングに来られてうれしいです。榊原さん、フィリピンの若い選手に光を与えてくれてありがとうございます。これからみなさんに見てもらうフリッツ・ビアグタン、那須川天心選手の試合は間違いなく素晴らしい試合になると思います」と話し、歓声を浴びた。

パッキャオは今後も日本とフィリピン両国の格闘技発展のため、RIZINに協力していく予定だ。

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堀口恭司が連打1回KO勝利 MSG再戦提案に快諾

1回、ウィン(右)をTKOに沈める堀口(撮影・河田真司)

<RIZIN15>◇21日◇横浜アリーナ

堀口恭司(28)が自分と同じ元UFC戦士のウィンを1回KOで倒した。距離を一気に詰め、パンチの連打で勝利。「全部打撃でいこうと思っていた。プラン通り」と笑顔で振り返った。

試合直後には榊原実行委員長から、昨年大みそかのRIZINで勝利したベラトール世界バンタム級王者コールドウェルと6月14日にマディソンスクエアガーデンで、ベラトールのベルトをかけた再戦を提案され、「絶対やります」と快諾した。

ウィンに勝利し笑顔を見せる堀口(撮影・河田真司)

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矢田良太が防衛失敗「左もらいすぎた」7回TKO

TKO負けで日本ウエルター級王座の5度目の防衛に失敗した矢田(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇21日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

王者矢田良太(29=グリーンツダ)が7回1分9秒TKO負けを喫し、3度目の防衛に失敗した。

サウスポーの同級1位永野祐樹(29=帝拳)の左ストレートを何発も食った。3回にはタイミングのいい1発を浴び、しりもちをつくようにダウン。最後は左から細かい連打を浴び、棒立ちとなった試合を止められた。

それでも“ナニワのターミネーター”は見せ場は作った。オーバーハンドで繰り出す大振りの右、力任せの左が随所でヒット。4回には左を食って腰が落ち、ダウン寸前の体勢から、豪快な右で相手をぐらつかせ、ダウンを奪い返した。洗練された永野と対照的に、粗削りで豪快なボクシングで場内をわかせ続けた。

矢田は「左をもらいすぎました。効いた感じはなかったけど(右目が腫れて)見えにくくなって。やっぱり、相手が強かったということです」と潔く完敗を認めた。

苦手のサウスポー対策に、対戦が決まってから1日10時間以上のハードワークで追い込んだ。「もうこれ以上できんぐらい練習をしてきた。世界で1番やった自信があります。それでダメやったんやから、これ以上どうやったら強くなれるんか…。だから、全然悔いはないし、涙も出ません」。今後については「しっかり考えて、嫁さん、会長、応援してくれる人と話し合って決めます」と明言を避けた。

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RENA476日ぶり勝利 昨年減量失敗し絶望感も

減量失敗を経て476日ぶりに勝利し、目に涙を浮かべるRENA(撮影・河田真司)

<RIZIN15大会>◇21日◇横浜アリーナ

女子格闘技の人気選手RENA(27)がRIZINマット476日ぶりの復活勝利を挙げた。サマンサ・ジャン・フランソワ(32=フランス)と総合ルール(ひじあり)51キロ契約5分3回で対戦。

自らの減量失敗で昨年大みそかの対戦が流れたフランソワとの仕切り直しの一戦。グラウンド技の攻防で上回り、3-0の判定勝ちを収めた。

17年大みそかのリベラ戦以来、476日ぶりの白星を挙げ「まず一言、みなさまをがっかりさせてしまったことをおわびします。申し訳ないです」と昨年大みそかの欠場を謝罪した。

アグレッシブに攻め続けた。2回にはマウントポジションに入って右拳をふり下ろし、好機には左腕を捕獲して腕がらみを狙うなど一本、KOにこだわり続けた15分間だった。「一本勝ちは難しかったですが、シュートボクサーからMMA(総合格闘技)ファイターに近づけているでしょうか。寝技で一本を取れるように、トータルファイターを目指したい」と声をはずませた。

「止まっていた時計の針を動かす」。それがこの試合のテーマだった。昨年大みそかの大会前の減量で失敗し、脱水症状と貧血で倒れ、ドクターストップにより欠場した。「プロとしてありえない。いやだったことを自分がしてしまったという絶望感」でしばらくは家に引きこもっていたが、ファンの励ましの声や、フレンチブルドッグの愛犬に癒やされ、1月中には練習を再開した。

今回は、大みそかに49キロ契約で戦うはずだったフランソワと、今回は51キロ契約で対峙(たいじ)した。減量苦への配慮もあるが、UFCやアジアのONEチャンピオンシップの女子最軽量級リミット52・2キロに近づけた狙いもある。

海外進出は「夢の1つでもある。今回でやめるつもりはない」。新元号令和に向け「RENAの時代を作り出せたら」と、女子ファイターのトップとして走り続ける意気込みだ。

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渡辺華奈が美女対決制す 野獣松本薫の助言生きた

ハバに判定勝利し、トロフィーを手に笑顔を見せる渡辺(撮影・河田真司)

<RIZIN15>◇21日◇横浜アリーナ

渡辺華奈(30)が、現役ポーランド軍人ヤスティナ・ハバ(28)との美女対決を3-0の判定勝ちで制した。

肘ありの5分3回総合ルール。2回、打撃で上回るハバに右フックをくらった。だが、最終3回には大外刈りを決め、得意のグラウンドに持ち込み、ハバに乗りながらパンチと肘打ちを連打。KOこそできなかったが、昨年大みそかに真珠・野沢オークレアをボコボコにした強敵を圧倒した。

プロデビューからの無敗記録を7に伸ばし、「(女子)フライ級を引っ張っていく存在になりたいので、ベルトを作っていただきたい」とRIZIN側にあらためてアピールした。

元全日本強化選手と柔道界のトップから総合格闘家に転身。17年12月にプロデビューした。約1年半の経験が経て「迷いがなくなった。やっと自分の柔道ベースを生かせるようになってきた」。

大会直前には柔道家時代の先輩で、ロンドンオリンピック(五輪)女子57キロ級金メダリストの「野獣」松本薫と対談。「第六感を呼び覚ませ」とアドバイスをもらっていた。その教え通り、最終回で「自分の本能、体が勝手に動きました」と技が見事に決まった。

「松本さんに自分の柔道技は強いと言っていただいていたので、自信を持っていけた」と現在アイスクリーム屋さんとして活躍する先輩に感謝した。

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永野祐樹が日本王者「目標は達成」矢田にTKO勝ち

7回TKO勝利で日本ウエルター級王座を奪取した永野祐樹(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇21日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

同級1位永野祐樹(29=帝拳)が王者矢田良太(29=グリーンツダ)を7回1分9秒TKO勝利で破り、日本タイトルを奪取した。

帝拳の大先輩で元世界王者の浜田剛史氏、山中慎介氏らがリングサイドで見守る中、サウスポーからの左ストレートで主導権を握った。3回にはドンピシャリの左でダウンを奪った。4回には矢田の豪打でダウンを奪い返され、ピンチはあったが、冷静さを失わず、フィニッシュシーンは休む間を与えぬ連打でまとめた。

王者の地元大阪に乗り込んでベルトを奪った。「左ストレートしか、自分には武器がない。それが当たらなければどうしようもないんで。ちょっと危ないかなという場面はあったけど、平静を装いました。ベルトを取ったのは100点ですが、内容は20~30点。正直、このベルトのために東京から出てきたんですから、最低の目標は達成できました」と笑顔を見せた。

永野の戦績は16勝(12KO)2敗。

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奥本貴之、大流血のV3「焦った、出血多かったし」

3度目の防衛に成功した日本スーパーフライ級王者の奥本(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇21日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

王者奥本貴之(27=グリーンツダ)が大流血をはねのけ、2-0判定勝ちで3度目の防衛に成功した。

指名挑戦者の同級1位ユータ松尾(29)の重いパンチに苦しんだ。5回には右フックをもらい、左上まぶたをカット。ところが、そこから内容がアップ。躍るようなフットワークで相手を翻弄(ほんろう)。終盤には足を止めて、打ち合いに応じ、サウスポーから高回転の左右の連打でポイントを奪った。

序盤は硬さが目立ったが、自分の血を見て目が覚めた。「パンチもらって切ったんで、焦りました。出血が結構多かったし」。7回途中にはドクターチェックを受けた。「やばい」と試合を止められる危機感を胸に、勝負に出た。

リング上のインタビューでは、ファンに「今日はうまいビール飲んで帰ってください!」と、大好きな矢沢永吉のライブでの締め言葉を使い、歓喜に酔った。最終目標は世界王座。「とにかく1歩ずつ進んでいきます」と、また1つ階段を上ったことを喜んだ。

奥本の戦績は22勝(10KO)8敗4分け。

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大雅2回TKO負け「隙が生まれた」ダウン奪い油断

2回、フェレイラ(手前)の右パンチでノックダウンする大雅(撮影・河田真司)

<総合格闘技:RIZIN15大会>◇21日◇横浜アリーナ

キックボクシングルール61キロ契約3分3回で、元K-1スーパーフェザー級王者大雅(22=TRYHARD)が2回TKO負けを喫した。

タリソン・ゴメス・フェレイラ(23=ブラジル)に対し、1回に相手右脇腹への左ヒザ攻撃でダウンを奪取。勢いに乗ったように見えたが「1回が終わっていけると思ってしまった。隙が生まれてしまいました」と振り返るように、続く2回、相手の大振りな右を顔面に浴びてダウンを許した。立ち上がったものの、フェレイラの強引な攻撃に対応できずに左フック、左ストレートを浴びて2連続ダウン。同回2分34秒、TKOで敗れた。

17年にK-1スーパーフェザー級王者となった大雅は18年9月からRIZINに参戦し、原口健飛と引き分け。以後、中国での興行、RISEなどで連敗しており、大雅にとっては再起をかけたファイトだった。K-1離脱後の18年以降、これで4敗1分けと勝利から遠ざかる。

「勝っても負けても判定はないと思っていましたけれど…悔しいですね」と唇をかんだ。

また対戦を熱望するキックボクシング界の「神童」那須川天心とのファイトからまた後退した形となり「かなり遠のきましたね」と肩を落としていた。

1回、フェレイラ(奥)に膝蹴りを見舞い、ダウンを奪う大雅(撮影・河田真司)

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巨人ファンの豪栄道「中継ぎ安定すれば優勝できる」

高崎市内で行われた春巡業で稽古に励む豪栄道(撮影・佐藤礼征)

大相撲春巡業が21日、群馬・高崎市内で行われ、大関豪栄道(33=境川)が2日連続で相撲を取り、調整のペースアップを印象づけた。

先場所敗れた平幕大栄翔と三番稽古を行い、11番取って全勝。右四つ、左四つ問わず、埼玉栄高の後輩を圧倒した。「立ち合いがまだしっくりきていないけど、(内容は)ぼちぼち。もっと踏み込んでいきたい」と、貪欲に語った。

地元、大阪で行われた先月の春場所では12勝を挙げたものの、大栄翔や逸ノ城の平幕との対戦を取りこぼし、優勝争いから後退した。大栄翔を指名した理由も先場所での敗戦が大きく、「相手をよく見てやれた」と、この日は大関の貫禄を見せつけた。

先月プロ野球が開幕し、巨人ファンの豪栄道も結果が気になる毎日を送っている。今季からスポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」で巨人の試合が視聴できるようになり、「めちゃ便利やな」というハイライト機能を利用して結果を追っている。今季の巨人は序盤戦から首位争いを繰り広げるなど好調。豪栄道も「中継ぎが安定すれば優勝できるんじゃないか」と、5年ぶりのリーグ制覇へ期待を寄せた。

夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の番付発表まで10日を切った。「番付発表日までに(状態を)上げすぎてもしょうがない。徐々に徐々に、というイメージでやっていく」と、新元号「令和」として初めて迎える場所へ、焦らず調整していく。

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クロフォードV2もローブロー疑惑で大ブーイング

クロフォード(右)のローブローを訴えるカーン(AP)

<プロボクシング:WBO世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦> ◇20日(日本時間21日)◇米ニューヨーク州ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン

パウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強選手)ランキング2位で34戦全勝の同級王者テレンス・クロフォード(31=米国)が2度目の防衛に成功した。元2団体統一スーパーライト級王者の同級2位アミル・カーン(32=英国)の挑戦を受け、6回47秒、相手ギブアップによるTKO勝ちを収めた。

左右にスイッチしながら的確なパンチをヒットさせ、1回には右カウンターから左フックでダウンを奪った。2回にカーンの右ストレートを浴びたクロフォードだが、自由自在のパンチでペースをつかみ、左右の連打、強烈な左アッパーを打ち込んだ。6回途中、クロフォードのローブローを受けたカーンが休憩後にギブアップし、試合続行不可能となった。後味の悪い結末に会場の1万4091人からはブーイングが起きた。

これで6連続KO勝ちでV2防衛を果たしたクロフォードは「あれはローブローじゃないよ。試合展開がまずいと思って止めたのではないか」とぶぜんとした表情。次戦については「(エロール・)スペンスと対戦したい。あとはプロモーターに委ねている。自分は良い試合をするだけだ」とIBF同級王者の名前を挙げた。

クロフォードは14年3月にWBO世界ライト級を奪取後、1階級上のスーパーライト級では4団体を統一。昨年6月にWBO世界ウエルター級王座を獲得し、3階級制覇を成し遂げていた。

ダウンを奪ったクロフォード(AP)

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UFC中村K太郎連勝ならず「まだ頑張ります」

中村K太郎

<UFC:ESPN+7大会>◇20日(日本時間21日)◇ロシア・サンクトペテルブルク・ユビレイニ・スポーツ・コンプレックス

ウエルター級の中村K太郎(34=和術慧舟會K太郎道場)が判定負けで連勝を逃した。地元出身のスルタン・アリエフ(34=ロシア)と同級5分3回で対戦したが、0-3(3者とも27-30)の判定負けを喫した。変則的な打撃で押され、テークダウンも許した。昨年12月のトゥアリ戦での判定勝ちに続く勝利はならなかった。これで15年のUFC復帰後、通算戦績4勝4敗となった。

UFC契約最後の試合で引退する意向も示したアリエフに負けてしまった中村は自らのツイッターで「気にかけてくれたみなさん応援してくれたみなさん申し訳ありませんでした。負けました。みっともなくても、まだ頑張ります」とつづった。

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K-1が「紅白超え」テレビ史変えたサップvs曙

03年12月、ボブ・サップにKO負けした曙

<平成とは・バトル編(4)>

2003年(平15)12月31日午後11時。日本のテレビ史に新たな1ページが刻まれた。TBSの「K-1 Dynamite!!」で中継したボブ・サップ-曙の試合が「NHK紅白歌合戦」の視聴率を超えたのだ。頂点は曙がサップにKOされた11時2分。瞬間最高視聴率(ビデオリサーチ調べ)は43%に達し、NHKの35・5%を7・5%も上回った。

わずか4分間とはいえ裏番組が紅白を上回るのは初めて。平均視聴率19・5%も裏番組として史上最高だった。大会を運営したFEGのイベントプロデューサーだった谷川貞治は「絶頂を迎えたテレビ格闘技時代の象徴でした。格闘技というコンテンツは紅白を超えるほど強い。それを日本中にアピールできたことは大きな功績」と回想する。

K-1は93年(平5)に誕生した。フジテレビのスポーツイベントの一環として空手の正道会館の石井和義館長が、空手やキックボクシングなどの立ち技の格闘技世界一を決める大会を代々木第1体育館で開催した。「“賞金10万ドル世界最強決定戦”と銘打ち、まだK-1の文字は小さかった。空手やキックなど頭文字にKのつく格闘技の1番を決めるという意味で、ブームだったF1をまねた」と、マッチメークに携わった谷川は明かす。

決勝まで7試合のうち6試合がKOでの決着だった。ヘビー級のど迫力のパンチとキックに超満員の会場が熱狂した。実力者モーリス・スミスや日本のエース佐竹雅昭が、無名のアーネスト・ホーストやブランコ・シカティックに衝撃的なKO負けを喫したことで、逆にK-1のレベルの高さが際立ち、人気が急上昇した。

時代も味方した。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の衰えとともにプロレス人気が下降し、新たな格闘技としてブームを起こしたUWFも90年を最後に分裂していた。そんな時代にK-1が注目を浴びた。昭和の時代に光の当たる舞台がなかった空手家やキックボクサーたちが、続々とK-1のリングを目指した。

極真空手で実績を残したアンディ・フグら世界的な空手家も参戦し、96年にはフジテレビがゴールデンタイムで放送開始。K-1の名前は全国区となって、平均視聴率も20%を超えた。97年12月の「K-1 GP決勝戦」は5万4500人の大観衆が東京ドームを埋めた。そして、02年に参戦した野獣ボブ・サップが国民的な人気者になった。

03年にK-1はTBSの「Dynamite!!」で、単独では初の大みそか興行に乗り出す。目標は打倒紅白。目をつけたのが曙だった。谷川が振り返る。「大みそかはみんなでお茶の間でテレビを見る。そのお茶の間で一番人気があるスポーツ選手はお相撲さん。だから元横綱の曙を口説いた」。サップと曙の対決は、谷川の予想通りお茶の間のテレビを紅白から奪った、

00年以降、フジテレビで「K-1 GP」、TBSで70キロ級の「K-1 MAX」、日本テレビで日本選手中心の「K-1 JAPAN」と3局で大会が放送されるようになった。93年の第1回大会で1人100万円だったファイトマネーは年々急騰し、億単位で稼ぐ選手も現れた。その一方でFEGの経営は次第に悪化。深刻な財政難に陥り、10年の「K-1 GP」が最後になった。

「経済的な破綻は自分たちの責任。いろんな問題があった」と谷川。ただ「経営状態が悪くなくても落ちていったと思う」とも話し、こう続けた「平成はテレビの時代だった。フグやサップが人気が出たのは強いからではなくて、テレビに乗ったから。でもこの10年でメディアを取り巻く状況はガラリと変わった。今は昔のようにテレビで視聴率を取る自信がない」。

現在、谷川は武道を軸に据えた新格闘技「巌流島」のイベントプロデューサーを務めているが、まだ目指す道が見つからないという。「20年前は地上波のゴールデンタイムという分かりやすい目標があった。コンテンツをつくる自信は今もある。でも、目指すメディアが見つからない。令和の時代はそれを見つけた人が勝つんだと思う」。谷川の悩みは、ネットの登場で斜陽となった既存メディアが抱えている悩みでもある。【首藤正徳】(敬称略)

03年12月、曙(左)にパンチを放つボブ・サップ

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初防衛飯伏幸太、内藤の挑戦要求に「トランキーロ」

内藤哲也(右)と飯伏幸太(2019年3月8日撮影)

<新日本:愛知大会>◇20日◇愛知・愛知県体育館

IWGPインターコンチネンタル王者飯伏幸太(36)が、挑戦者ザックセイバーJr.を退け初防衛に成功した。

ザックの関節技に苦しむも、最後はカミゴェで勝利。試合後には前王者内藤哲也から次の防衛戦をもちかけられ、「トランキーロ、しゃべんなよ」と内藤の決めぜりふでおどけながらも「次の答えは…やりましょう」と快諾した。

2人は3月のニュージャパン杯1回戦で激突し、飯伏が勝利。さらに4月6日の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会ではインターコンチネンタルのベルトをかけて戦い、飯伏が王者内藤を破って、初戴冠を果たした。それからわずか2週間で再戦が決まった。

サプライズはそれだけで終わらなかった。飯伏はそのままリング上で「新日本プロレスに入団しました」と再入団を発表。大歓声を浴びた。DDT所属だった飯伏は13年から新日本とW所属となり、16年に両団体を退団。以来、フリーで活動していた。

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久田哲也が最も遅い世界初挑戦か 京口と対戦希望

世界前哨戦を5回KO勝ちで飾った前日本ライトフライ級王者久田哲也(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:50キロ契約8回戦>◇20日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

前日本ライトフライ級王者久田哲也(34=ハラダ)が、9月に世界王座に初挑戦する方向で交渉を進めていることが分かった。

陣営の原田実雄会長は「ようやくですが、大丈夫と思う。基本は国内。やっぱり大阪府立(体育会館=エディオンアリーナ大阪)でやりたい」と手応えを口にした。

久田はライトフライ級でWBA1位、WBO1位、WBC3位、IBF9位。主要4団体すべてで世界ランク上位に名を連ねており、世界挑戦に向けて、昨年12月5日に5度防衛した日本王座を返上した。この日は世界前哨戦でKO勝ち。インドネシア・フライ級王者スティヴァヌス・ナナ・ブー(28=インドネシア)を右ボディー2発から、左ロングフックで追い詰め、5回3分1秒、マットに沈めた。リング上のインタビューでは「やりたい選手はたくさんいます。(WBA王者の)京口選手や(WBC王者の)拳四朗選手。自信はあります」と意気込みを語った。

戦績は45戦34勝(20KO)9敗2分け。世界戦が実現すれば、平成以降ではリック吉村の45戦目(01年2月、WBAライト級王者畑山隆則に挑戦し、ドロー)を上回る日本ジム所属選手の“最も遅い世界初挑戦”になる。「それは希望を与えられますよね。10月で35歳。正直、何度か諦めかけましたけど…。僕はチャレンジャー。強みのフックをもっと強化して、コンビネーションの中で出せるようにしていきたい」。昨年11月5日には妻淳子さん(34)が長女一歌ちゃんに続き、双子の女児(朱莉ちゃん、乙葉ちゃん)を出産。守る家族も増えた。03年11月のデビューから16年目。遅咲きの男に、待望の舞台がやってくる。

世界前哨戦を5回KO勝ちで飾った前日本ライトフライ級王者久田哲也(撮影・加藤裕一)

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パッキャオが前日計量に登場「MMA見るの初めて」

RIZIN前日計量に訪れたパッキャオ(左)と握手を交わす榊原実行委員長(撮影・足立雅史)

4月21日に横浜アリーナで開催されるRIZIN15大会の前日計量が20日、都内で開かれた。

那須川天心(20)とキックボクシングルールで対戦するフリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)は推薦者のボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(40)が見守る中、57・45キロでクリアした。

全計量後にパッキャオが登壇し「こうやってフリッツを応援する機会をくれてありがたい。MMA(総合格闘技)の試合を見るのは初めてです。ファイターのみなさんがんばってください。明日会場でお会いしましょう」とあいさつした。

RIZIN前日計量に訪れ壇上に登壇するパッキャオ(撮影・足立雅史)

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余裕の那須川天心、相手挑発にベジータ必殺技で拮抗

那須川(左)は計量を終えパッキャオが推薦する対戦相手ビアグタンとかめはめ波を披露する(撮影・足立雅史)

4月21日に横浜アリーナで開催されるRIZIN15大会の前日計量が20日、都内で開かれた。キックボクシングルールで、ボクシング現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40)推薦のフリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)と対戦する那須川天心(20)は、58・95キロでクリアした。ビアグタンも57・45キロでクリアした。

壇上でビアグタンにドラゴンボールの悟空の技「かめはめ波」で挑発された那須川は、すかさずベジータの必殺技「ファイナルフラッシュ」で対抗。「いつも通りやるだけ。Just do it」と余裕の表情で計量を終えた。

昨年大みそかのRIZIN14では、ボクシング元5階級王者フロイド・メイウェザーと対戦。体重差や不利なルールで、力を出し切れず1回KO負けした。19年初陣となった3月のRISEでは、フェデリコ・ローマを3回1分35秒でKO。キックボクサーとしての力をあらためて見せつけた。徹底した食事管理や肉体改造に取り組み迎える19年RIZIN初戦で世界に衝撃を与える。

那須川(左)は計量を終えパッキャオが推薦する対戦相手ビアグタンとポーズを決める(撮影・足立雅史)

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