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木村翔「いいもの持ってる」後輩平野伸の勝利後押し

木村(左)は後輩の平野のセコンドでTKO勝利をバックアップした

ボクシングの前WBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が、後輩のTKO勝利をバックアップした。11日の東京・後楽園ホールで、ジムと職場も後輩のスーパーバンタム級平野伸(26)のセコンドについた。9月24日に同級1位田中恒成(23=畑中)との日本人対決で判定負け。V3失敗で王座陥落後、初めて公の場に姿を見せた。

平野は3回に右フックで右目上をカットさせ、2度目のドクターチェックでストップ。3回48秒TKOで3連勝した。平野は木村がバイトしていた同じ荒木運送で働いていて、昨年11月のデビューからセコンドについている。木村は「TKOできてよかった。ボクは何もしてない。いいもの持っている」と後輩の勝利を喜んだ。

平野は木村を「仲良くしてもらっているお兄ちゃん」という。ボクシングでもアドバイスを受け「ガードとボディーをずっと言われている。目標であり、お手本です」と頭を下げた。岩手・花巻生まれで専大北上では野球の中堅手。中学時代は投手で二刀流大谷と対戦したこともある。「びびって四球でした」と笑った。木村は「そうなんだ」と驚くと、有吉会長から「中国じゃ、メジャーに勝てない」と言われて苦笑した。

木村は世界戦直後は「燃え尽きた。引退する」とまで言い切った。「遊んでます。心の整理はついている。まだやる気は起きない。充電中」と言いつつ「またああいう舞台に立ちたいという気持ちにだんだんなってきた」。現役続行へ傾きつつある。試合のビデオも2度見て「全体的には田中君が技術で上だった。研究されていた。ボクが修正すべきところがわかった」と前向きだ。

王座から陥落はしたが、周囲の反響はよかった。「ネットでも悪口とかないし。きょうも声を掛けられる数は倍ぐらい」という。年間最高試合候補とも言われる激闘が高評価も、続行へ後押しとなっている。中国での人気も衰えることなく、試合後もイベントのオファーなどが数件届いている。中国でも稼げる魅力はまだまだ十分ある。

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白鵬-高安、貴景勝-逸ノ城ほか/14日目写真特集

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

横綱白鵬(34=宮城野)は大関高安(29=田子ノ浦)と、1敗で追う前頭4枚目逸ノ城(25=湊)は大関昇進を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)と対戦する。

14日目の取組模様を写真で振り返ります。


錦木(4勝10敗)突き落とし遠藤(6勝8敗)


豊ノ島(4勝10敗)肩すかし宝富士(7勝7敗)

豊ノ島(左)は肩すかしで宝富士を破る(撮影・渦原淳)

宝富士に肩すかしで勝利する豊ノ島(撮影・上田博志)


碧山(11勝3敗)はたき込み明生(9勝5敗)

碧山(左)ははたき込みで明生を破る(撮影・渦原淳)

明生にはたき込みで勝利する碧山(撮影・上田博志)


嘉風(10勝4敗)押し出し琴奨菊(11勝3敗)

嘉風(右)に押し出しで勝利する琴奨菊(撮影・上田博志)

嘉風(左)を押し出す琴奨菊(撮影・渦原淳)


御嶽海   千代大龍


貴景勝   逸ノ城


栃ノ心   玉鷲


白鵬   高安


豪栄道   鶴竜

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志摩ノ海2場所連続十両V 栃ノ心に続き平成9人目

千代の海(右)に押しだしで勝利する志摩ノ海(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

既に来場所の新入幕を決定的にしている東十両筆頭の志摩ノ海(29=木瀬)が、2場所連続の十両優勝を決めた。

2敗の志摩ノ海は西十両8枚目の千代の海(九重)と対戦。激しい突き押しの応酬で途中、左目に相手が突いた指が当たるアクシデント。志摩ノ海も指が千代の海のマゲにかかるなど、激しい攻防で最後は土俵際、体を投げ出すように押し込んだ。相手も逆転の突きで微妙な勝負だったが、物言いは付かず押し出しで12勝目(2敗)をマーク。後続の隆の勝(千賀ノ浦)に2差をつけたまま、千秋楽を待たずに優勝を決めた。

2場所連続の十両優勝は、14年名古屋場所-秋場所の栃ノ心(現大関)に続き平成で9人目。「なかなか光栄なこと。いい相撲で優勝を決められて良かった。頭を上げずに押し相撲に徹したのが今場所は良かった」と喜びとともに、今場所を振り返った。

先場所も東十両11枚目で13勝を挙げて優勝。番付運に恵まれれば、新入幕の可能性もあった。そこは期待していたというが「東筆頭ということで勝ち越せば上がれる。大阪で、しっかり勝ち越して決めてやると、逆にモチベーションになりました。早い段階で勝ち越して確定しても、残りをしっかり取ろうと。気持ちがブレなかった」と気を緩めることなく全うした。近大出身で大阪は「地元みたいなもの」と、声援も力に変えた。

近大から入門し、4年をかけて関取の座を確保。だが4勝11敗ではね返され、膝のケガもあり陥落後は幕下で9場所を過ごした。ちょうど1年前の春場所が再十両で、2度の十両優勝を自信に、来場所は待望の幕内の土俵が待っている。

関取寸前から序ノ口へ、関取から幕下へと、2度のケガによる挫折も「親方や周りの人に支えられて、腐らずにやってきたのが良かった。遅咲きといっても安美関(安美錦)や30代後半まで頑張っている尊敬できる人もいる。そこは見習いたい」と飛躍を誓う。場所後の春巡業は、地元の三重・伊勢神宮の奉納相撲から始まる。「少年相撲で稽古した懐かしい場所。そこに凱旋(がいせん)できるのがうれしいです」と言って目を細めた。

千代の海(右)に押しだしで勝利した志摩ノ海(撮影・上田博志)

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炎鵬が6敗「足が1歩…」新入幕へ気持ち切り替え

炎鵬

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

人気小兵力士の西十両2枚目炎鵬(24=宮城野)が旭秀鵬にはたき込みで負けて、8勝6敗となった。立ち合いで上体を起こされ、思い切りの良い引き技を食って、前に落ちた。

「足が1歩出なかったですね」。前日に勝ち越しを決め、新入幕に大きく前進した。「昨日より思い切りいける状況でしたけど…」。気持ちがやや前がかりになったのか「そうですね。それもあると思います」と話す。

新入幕には幕内からの陥落力士との兼ね合いもある。千秋楽の残り1番。「しっかり勝って確実にしたいですね」と気持ちを切り替えた。

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豊昇龍7場所連続勝ち越し、おじ朝青龍の激励で発奮

魁勝にはたき込みで勝利する豊昇龍(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱朝青龍のおい、西幕下7枚目豊昇龍(19=立浪)が、7番相撲で東4枚目魁勝にはたき込みで勝って4勝3敗とし、序ノ口デビューからの連続勝ち越しを7場所に伸ばした。

相手の圧力を両手で受け止め、体重がかかってくるタイミングを見計らって、右からはたいた。「おかげさんで勝てました。体が軽くなりましたね」と重圧から解放されてホッとして笑った。一時は1勝3敗と黒星が先行。「あと1番だ、どうしようと思っていたら、おじさんから(電話が来て)『これ以上負けられないぞ。頑張れ』と言われて。気持ちを入れ替えて、テンションが上がりました」と話した。

おじが5場所で止まった“連続勝ち越し記録”をさらに更新した。素直に「うれしいです」という。初の幕下上位の戦いで「違いましたね」と相手のレベルが高かったことを実感した。序ノ口デビューから8場所目の夏場所はさらに番付が上がる。新十両を決めれば、おじと並ぶハイスピード。「体を大きくして、いい相撲をとりたい」。今場所の反省を糧にレベルアップを期す。

魁勝をはたき込みで破る豊昇龍(撮影・渦原淳)

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石井慧が東欧デビュー「ミルコ魂」ヘビー級王座狙う

東欧トップの総合格闘技興行KSWのデビュー戦を控える石井慧

08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(32=チーム・クロコップ)がポーランドを拠点とする東欧トップの総合格闘技興行に初参戦する。

23日(日本時間24日早朝)にポーランド・アトラスアリーナで開催されるKSW(コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ=ポーランド語で総合格闘技が激突)47大会参戦を控え、22日には同地で前日計量に出席。ヘビー級ワンマッチで対戦する元KSWヘビー級王者フェルナンド・ロドリゲスJr.(31=ブラジル)が113・9キロでパスしたのに対し、石井は109・4キロでクリア。体重差は4・5キロだった。KSWヘビー級王座を狙う石井にはロドリゲスJr.撃破が大きなステップになる。

「KSWには万全でいきたい」と意気込んでいた石井計量後のセレモニーではクロアチア国旗を持参し、両手で掲げてみせた。師匠のミルコ・クロコップ引退表明後、初めての東欧での試合出場。「ミルコ魂」を継承し、鮮やかにKSWデビューを飾る意気込みだ。

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貴景勝よチャレンジ精神貫け/大ちゃん大分析

貴景勝(右)は押し出しで高安を下す(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

勝てば優勝争いは逸ノ城と2人に絞られる一番で、白鵬が余裕の相撲を取ったな。豪栄道は大きい相手ではないから慌てる必要はない。左上手を取らせたり、中に入られることに注意すればいい。流れの中で突き押しの展開になったが、回り込むような円の動きで豪栄道に的を絞らせず、先手先手の動きで差し手争いでも優位に立った。こうなれば危なげない。

逸ノ城は体力で勝っているような相撲が多いが、それは自分が持っている特性なのだから生かさない手はない。自力Vはないが優勝決定戦まで取ってやろう、ぐらいの気楽さで取ればいい。14日目に当たる貴景勝は、ギリギリまで自分を追い込んだ中での相撲で連敗を止めた。チャレンジできるのはありがたいこと、というコメントがあったが、その姿勢は褒めたい。残り2番も貫いてほしい。(日刊スポーツ評論家・高砂浦五郎=元大関朝潮)

豪栄道(左)に寄り切りで勝利する白鵬(撮影・上田博志)
逸ノ城(右)ははたき込みで御嶽海を破る(撮影・小沢裕)

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井岡一翔が大貴ジムで日本復帰、世界戦4階級制覇へ

井岡一翔(2018年12月30日撮影)

ボクシングの世界3階級制覇王者井岡一翔(29)が約1年半ぶりに日本ジム所属へ復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すことが22日、分かった。

同日までに、日本ボクシングコミッション(JBC)にReason大貴ジム所属として選手ライセンス申請書を提出した。承認されれば、国内での試合が可能になる。

17年大みそかに1度現役を引退した井岡は、父一法氏が会長を務める井岡ジムから離れた。遊技機メーカー、SANKYOのサポートを受け、米ライセンスを取得。国内ジムに所属せず、同9月に米国で試合復帰した。さらに大みそかにはマカオでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦にも臨んでいたが、国内の活動は限定されていた。今年に入って周囲の勧めを受け、井岡が日本ライセンス再取得の意思を固めたという。

新所属先は埼玉・越谷市にあり、プロ選手は少ないものの、井岡には王座決定戦への出場チャンスが十分にある。大みそかに判定負けを喫したニエテス(フィリピン)がWBO王座を返上。同級1位パクリテ(フィリピン)に続く同級2位エストラーダ(メキシコ)が4月26日、WBC王者シーサケット(タイ)に挑戦し、同級3位の船井龍一(ワタナベ)も5月4日、IBF王者アンカハス(フィリピン)への挑戦が決定済みだ。WBOから井岡-パクリテの王座決定戦指令が届く可能性が高い。JBCに承認されれば、日本での世界戦開催にも障害はない。晴れて井岡が国内で日本男子初の4階級制覇に挑む舞台が整うことになる。

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白鵬全勝42度目V視野も「記録は抜かれるために」

支度部屋で笑顔を見せる白鵬(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

白鵬が全勝を守り、14日目に1敗の逸ノ城が敗れて自身が勝てば優勝が決まる。大阪出身の豪栄道への声援も「気持ちよかった」と、自身への応援と思い込んで寄り切った。

21日のイチローの引退会見は途中まで生中継で見た。会食もした仲だが「はじめまして」とあいさつしたが、実は2度目だった逸話などを明かした。共に数々の記録を持つだけに「記録は抜かれるためにある」と、歴代最多42度目の優勝を見据えた。

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貴景勝9勝 初代貴ノ花伝承の教えで大関とり王手

大相撲春場所13日目 貴景勝(右)は押し出しで高安に勝利する(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、大関とりへ望みをつないだ。過去の対戦成績が2勝6敗だった大関高安を押し出し、連敗を2で止めた。

今場所の昇進目安が10勝以上となる中、難敵を3発でもっていく圧勝で、星は9勝4敗。1月の初場所に続き、大関昇進目安となる「三役で3場所33勝」とした。横綱白鵬が初日から無傷の13連勝。14日目で1敗の逸ノ城が敗れ、白鵬が勝てば42度目の優勝が決まる。

   ◇   ◇   ◇   

貴景勝が今場所2度目の大関戦で会心の白星を挙げた。「何も考えずいけた。気持ちを最大限高めて、それで負けたら仕方ない」。3連敗中だった高安を、3発押し込んで土俵外。場所前に行われた二所ノ関一門の連合稽古では5勝7敗だったが、本場所では大関とりの22歳に軍配が上がった。

憧れの存在も実力を認めた。貴景勝が幼少期から目標としている力士は、現役時代177センチ、140キロ未満の体格ながら史上初となる2度の平幕優勝を果たした元関脇琴錦(朝日山親方)。その速さから“F1相撲”と呼ばれた同親方も、「(貴景勝は)オレとは違って度胸が据わっている」と舌を巻く。同親方が、同じくスピードが武器だった元大関初代貴ノ花から教わった立ち合いを、当時十両だった貴景勝に伝授したこともあったが、大関を目前とした現状に「オレなんか目標にしていたらダメ」。175センチと小柄ながら、押しといなしを判断良く使い分け、まわしを取らせない取り口に「私が現役だったとしたら、どうしたらいいか思い浮かばない」と白旗を揚げた。

あと1勝を乗せて2桁白星となれば、昇進への機運はさらに高まる。14日目は1敗と好調の逸ノ城、千秋楽はかど番の大関栃ノ心との対戦が濃厚。「勝ち負けどうこうではなく、明日に向かって準備をしたい」と力を込めた。【佐藤礼征】

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美女ボクサー谷山佳菜子がデビュー2連勝「王座を」

デビュー2連勝を飾った美女ボクサー谷山

<プロボクシング:女子スーパーフライ級6回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

元キック国内王者の美女ボクサー谷山佳菜子(32=ワタナベ)がデビュー2連勝を飾った。WBCアジア女子バンタム級王者で東洋太平洋女子バンタム級5位のファルナック・コンサング(24=タイ)と拳を交え、3-0の判定勝利を収めた。頭から突っ込んできた相手に対し、左ジャブを駆使して主導権を握った。何度か偶然のバッティングがありながらもジャッジ3人のうち、2人がフルマークを付ける快勝だった。

「接近戦がうまくできなかった。もっと細かい技術を練習していきたい」と反省も忘れなかった谷山は高校1年の時、出身地の熊本市で空手を開始。09、10年極真会館主催の世界女子空手道選手権軽量級(55キロ級)で2連覇した後、10年12月にキックボクサーとしたプロデビューを果たした。女子キック興行のJ-GIRLS、ホーストカップで王者となったが、ヒザの故障でキックが難しくなってボクサーに転向。看護師として働きながら18年5月からワタナベジムで練習を重ね、同12月に大阪でプロデビュー。2回TKO勝ちを収めた。

この試合に向け、世界5階級制覇王者の藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)にスパーリングの相手も務めてもらったものの「接近戦の技術を教えてもらったのに、できませんでした」と反省の弁。ただ東洋太平洋ランカーを下し、ランキング入りする見通しとなったこともあり「王座を狙いたい気持ちがあります」と気持ちを高揚させていた。

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白鵬が無傷13連勝、大関とり貴景勝王手 春場所

白鵬(左)が寄り切って豪栄道を下し無傷の13勝目(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

42度目の賜杯を狙う横綱白鵬(34=宮城野)は、大関豪栄道(32=境川)を寄り切って無傷の13連勝とした。豪栄道は10勝3敗で優勝戦線から後退した。白鵬が14日目(高安戦)に勝ち、1敗で追う逸ノ城が敗れれば「平成最後の場所」で白鵬の優勝が決まる。

横綱鶴竜(33=井筒)は、大関栃ノ心(31=春日野)を寄り切って10勝3敗。栃ノ心は6勝7敗となりかど番脱出へ苦しい星勘定となった。

大関高安(29=田子ノ浦)は、大関昇進を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)に押し出され3敗目、優勝争いから一歩後退した。貴景勝は9勝4敗となり今場所を含めた直近の三役3場所の勝利数合計は33勝となった。

先場所初優勝のの関脇玉鷲(34=片男波)は、前頭5枚目の千代大龍(30=九重)に押し出され8敗目、悔しい負け越しとなった。千代大龍は7勝6敗。

小結御嶽海(26=出羽海)は、前頭4枚目逸ノ城(25=湊)にはたき込まれて負け越し。逸ノ城12勝1敗と星を伸ばした。

人気力士の前頭筆頭遠藤(28=追手風)は、前頭筆頭の魁聖(32=友綱)を寄り切って5勝8敗。魁聖は2勝11敗。

優勝争いは全勝白鵬、1敗で逸ノ城、2敗力士はおらず、優勝は白鵬と逸ノ城に絞られた。

貴景勝(右)は押し出しで高安を破る(撮影・奥田泰也)
栃ノ心(左)を寄り切って10勝目を挙げた鶴竜(撮影・上田博志)
魁聖(右)に寄り切りで勝利する遠藤(撮影・上田博志)
玉鷲(右)を押し出した千代大龍(撮影・上田博志)

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かど番栃ノ心7敗目 黒星先行も「切り替えます」

栃ノ心(右)は鶴竜に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

かど番大関栃ノ心(31=春日野)が崖っぷちに追い込まれた。鶴竜と右四つになったが、寄り切られた。低く頭をつけられ、後手後手に回り、相撲を取らせてもらえなかった。

一時は6勝3敗と“貯金3”だったが、2大関、2横綱に4連敗して6勝7敗、ついに黒星が先行してしまった。14日目は先場所優勝の玉鷲、千秋楽は大関とりの貴景勝との対戦が予想されるが、残り2戦で1番も落とせない。支度部屋では「しゃあないな…。明日に向けて気持ちを切り替えます」。昨年名古屋場所から在位5場所、大関の座は風前のともしびだ。

栃ノ心(左)に寄り切りで勝利する鶴竜(撮影・上田博志)

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美ノ海が大鵬孫下し幕下V 納谷は「まだまだ早い」

幕下優勝を果たし、ガッツポーズをする美ノ海(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

東幕下5枚目美ノ海(ちゅらのうみ、25=木瀬)が幕下優勝を決め、昨年名古屋場所以来5場所ぶりの再十両を有力にした。

元横綱大鵬の孫、東51枚目納谷と勝った方が優勝の全勝決戦。立ち合いから先手先手と攻めて押し出した。

「突きが強いイメージがあったので、低く当たってまわしを取る、自分の型になれば、と思った。もう少し荒々しく来るかと思ったら、意外とスーッと来ましたね」。相手は強豪埼玉栄出身で、元大横綱の血を引く“ビッグネーム”とはいえ、初土俵から1年ちょっとの19歳。自分は日大で学生相撲でもまれ、初土俵から丸3年で十両も経験した。「自分は幕下上位に2年ほどいるんで(納谷は)まだまだ早いという思いも少しありました」。角界の先輩の貫禄を見せつけた。

“兄弟関取”を狙う効果もある。弟の木■海も順調に番付を上げ、今場所は東7枚目で勝ち越した。来場所の番付は、新十両を完全に射程圏に入れた位置まで来る。「弟に負けない、というのはない。弟は僕より強い。それがわかってますから。当たりは十両でもトップクラスと思う。今場所から一緒に稽古するようになって、あの当たりを受けていたことが、場所で生きたと思います」と喜んだ。

新十両場所の昨年名古屋場所は5勝10敗。1場所で陥落した。原因を「慣れですかね。地方場所で環境の違いもあった。あたふたして、何もできずモヤモヤすることが多かった」と分析する。師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)には「弱いから落ちたんじゃない。だから“もっと強くならないと”と思ったりして、やってきたことを変えるな」と言われた。「今度は楽しく相撲をとりたい」。確かな手応えを胸に、関取の足場を固めるつもりだ。

※■は崎の大が立の下の横棒なし

美ノ海(右)に押し出しで敗れる納谷(撮影・小沢裕)

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白鵬が全勝、逸ノ城は1敗守る/13日目写真特集

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

42度目の賜杯を狙う横綱白鵬(34=宮城野)は、大関豪栄道(32=境川)を寄り切って無傷の13連勝とした。

トップの白鵬を1差で追う前頭4枚目逸ノ城(25=湊)は小結御嶽海(26=出羽海)に勝利し1敗を守った。

【全勝】白鵬

【1敗】逸ノ城

13日目の取組模様を写真で振り返ります。


白鵬(13勝0敗)寄り切り豪栄道(10勝3敗)

大相撲春場所13日目 白鵬(左)が寄りきりで豪栄道に勝利(撮影・奥田泰也)=2019年3月22日、エディオンアリーナ大阪

白鵬(左)が寄り切って豪栄道を下し無傷の13勝目(撮影・奥田泰也)

豪栄道(左)に寄り切りで勝利する白鵬(撮影・上田博志)

豪栄道(左)に寄り切りで勝利する白鵬(撮影・上田博志)=2019年3月22日、エディオンアリーナ大阪


栃ノ心(6勝7敗)寄り切り鶴竜(10勝3敗)

鶴竜(左)が寄り切って栃ノ心に勝利(撮影・奥田泰也)

栃ノ心(左)に寄り切りで勝利する鶴竜(撮影・上田博志)

栃ノ心(左)を寄り切って10勝目を挙げた鶴竜(撮影・上田博志)

貴景勝に負け引き揚げる高安(撮影・奥田泰也)


高安(10勝3敗)押し出し貴景勝(10勝3敗)

貴景勝(右)は押し出しで高安に勝利する(撮影・奥田泰也)

貴景勝(右)は押し出しで高安を破る(撮影・奥田泰也)

高安(右)に押し出しで勝利する貴景勝(撮影・上田博志)

高安(右)に押し出しで勝利する貴景勝(撮影・上田博志)


千代大龍(7勝6敗)押し出し玉鷲(5勝8敗)

千代大龍(右)が押し出しで玉鷲に勝利(撮影・奥田泰也)

玉鷲(右)に押しだしで勝利する千代大龍(撮影・上田博志)

玉鷲(右)を押し出した千代大龍(撮影・上田博志)


御嶽海(5勝7敗)叩き込み逸ノ城(11勝1敗)

逸ノ城(右)がはたき込みで御嶽海に勝利する(撮影・奥田泰也)

逸ノ城(右)がはたき込みで御嶽海に勝利する(撮影・奥田泰也)

御嶽海(右)にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)

逸ノ城に負け引き揚げる御嶽海(撮影・奥田泰也)


魁聖(2勝11敗)寄り切り遠藤(5勝8敗)

遠藤(右)が寄り切って魁聖に勝利(撮影・奥田泰也)

魁聖(右)に寄り切りで勝利する遠藤(撮影・上田博志)


碧山(10勝3敗)送り出し嘉風(10勝3敗)

碧山(左)に送り出しで勝利する嘉風(撮影・上田博志)

嘉風(左)が送り出しで碧山に勝利(撮影・奥田泰也)


明生(9勝4敗)上手出し投げ琴奨菊(11勝2敗)

琴奨菊(左)に上手出し投げで勝利する明生(撮影・上田博志)


佐田の海(4勝9敗)寄り切り豊ノ島(3勝10敗)

佐田の海(左)が寄り切って豊ノ島に勝利(撮影・奥田泰也)


石浦(6勝7敗)きめ出し大翔鵬(6勝7敗)

石浦(右)にきめ出しで勝利する大翔鵬(撮影・上田博志)

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黒潮“イケメン”二郎W1退団「何も決まってない」

W-1を退団した黒潮“イケメン”二郎

W-1のNO・1人気レスラー、黒潮“イケメン”二郎(26)が22日、都内の事務所で行われた大田区大会の一夜明け会見で、電撃退団を発表した。

イケメンは大田区大会で、W-1チャンピオンシップに挑戦し、30分を超す激闘の末敗れていた。その試合後に、カズ・ハヤシ社長に退団を申し入れたというイケメンは「本当に何も決まってないです。できることならば、こんなことを言うのは甘いですけど、全然辞めたくないです。でも、ここで辞めないと自分の中で何かが変わらない気がするんです」と退団の理由を説明。今後については「米国、世界で通用するレスラーを目指したいし、日本も含めて自分の何かを試してみたい」と思いを語った。

イケメンは、派手なジャケットを着たまま戦い、入場に5分近くかけるパフォーマンスなどで大人気となった。ここ最近では実力もついて、団体を引っ張っていく主力選手として期待されていた。4月3日の後楽園大会が、W-1での最後のリングとなる。

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豊ノ島10敗目で幕内残留絶望的 納得いく相撲を

大相撲春場所13日目 佐田の海(左)が寄り切って豊ノ島に勝利(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

16場所ぶりに幕内の土俵に復帰した西前頭14枚目の豊ノ島(35=時津風)だが、来場所は十両からの出直しを強いられそうだ。この日も敗れ3連敗。星は3勝10敗となり、下に番付2枚半を残している幕内残留は絶望的となった。

この日は東前頭9枚目の佐田の海(31=境川)と対戦。左を差し込み右ものぞかせたが、佐田の海に十分の右上手を引きつけられた。窮屈な体勢で引きつけられ、相手の寄り身にズルズル後退。体が反ってしまう劣勢でも、何とか腹をつきだし、右上手一本でうっちゃろうとしたが、万全の体勢で寄る佐田の海に体を預けられ、そのまま寄り切られた。

支度部屋に戻り風呂で汗を流し、自分の明け荷に戻ると、珍しく報道陣に背を向けたまま、マゲを結ってもらった。十両陥落が決定的になった悔しさか、相撲に全神経を注いだためコメントを発することを控えたのか。いずれにせよ、場所は残り2番。以前に話していた「負けても納得がいく相撲を取る」ことに集中して、千秋楽まで土俵を全うする。

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炎鵬が9場所ぶり「かいなひねり」で勝ち越し

大相撲春場所13日目 炎鵬(左)がかいなひねりで若元春に勝利(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

人気小兵力士の西十両2枚目炎鵬(24=宮城野)が8勝5敗と勝ち越しを決め、新入幕に大きく前進した。若元春との立ち合いで低く潜り込み、タイミングよく相手の左手を右手で引き込み、転がした。

決まり手「かいなひねり」は、三段目優勝を決めた17年秋場所4日目、大翔岩に決めて以来9場所ぶり3度目。「久しぶりに使いました。相手が前に出てくるのがわかってたんで、あそこは狙ってました」。学生相撲から宮城野部屋に入門した17年春、横綱白鵬に「ひねり王子」と呼ばれた業師の面目躍如だ。

今場所4日目に右肩を打撲。患部にテーピングを貼って土俵に上がる苦しい場所が続く。「その苦しい中で体が動いている。場所前から“幕内に上がる”という気持ちが大きいんじゃないか、と思います」。白鵬の横綱土俵入りで、兄弟子の東前頭15枚目石浦とともに「露払い&太刀持ち」を務める夢が、小さな体を奮い立たせる。

幕内力士の動向にもよるが、新入幕に大きく近づいたのは間違いない。「まだ残り2日あるんで」。白星を重ね、より確実にするつもりだ。

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安美錦4場所ぶり勝ち越し王手に「誠実に取り組む」

大相撲春場所13日目 安美錦(右)が上手出し投げで霧馬山に勝利(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

西十両11枚目安美錦(40=伊勢ケ浜)が、4場所ぶりの勝ち越しに王手をかけた。新十両の霧馬山に、低い立ち合いの後、右上手を取って下から攻め、最後は上手出し投げ。7勝6敗と白星を先行させた。約30秒の熱戦に「前に、押せないなりに出ていって、止まらないで出ていったのが、よかったんじゃないかな。そのまま落ちて、審判(阿武松審判部長=元関脇益荒雄)に当たっちゃったけど、本当に力を使い切って、動けなかった。こんなに長い相撲を取れるとは思わなかった」と、支度部屋で息を切らしながら語った。

その後、前日21日に引退を発表したマリナーズのイチロー外野手について、自ら話題を切り出した。会見の様子は、生中継ではなかったが、インターネットを通じて視聴。自身も関取衆最年長の40歳だが「イチローもやめちゃって、さみしいというか…。いるのが当然のようだった」と、45歳という数少ない年上のアスリートの最後に、自身を重ねるように話し続けた。「イチローらしい言葉の選び方をしていた。でも、打てなくても最後まで凜(りん)としていた。年齢どうこうよりも、最後までしっかり、誠実に取り組んでいきたい。何も残っていないけど、土俵に上がることができることに感謝したい」と、神妙な面持ちで話していた。すでに6勝目を挙げた時点で、来場所の十両残留は濃厚だが「来場所までの契約だったっけ?」と、冗談めかして話していた。

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寺沢、腰痛乗り越え序ノ口7戦全勝V「長く疲れた」

序ノ口優勝を果たしガッツポーズをする寺沢(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

ただ1人の6戦全勝で序ノ口優勝争いのトップに立っていた西19枚目の寺沢(23=高砂、本名・寺沢樹)が、7戦全勝で優勝を決めた。7番相撲で東13枚目の薩摩桜(18=式秀)と対戦、立ち合いから突き放し、もろ手突きで押し出す快勝だった。

大学相撲の強豪、東洋大を卒業し昨年3月のこの春場所で初土俵。だが、大学の相撲部を引退後に腰痛を発症。序ノ口で初めて番付にしこ名が載った、5月の夏場所で1番相撲に勝ったものの、連敗し以降は途中休場。6月下旬に椎間板ヘルニアの手術を都内で受け、名古屋場所以降は全休。一度、番付外に落ち、先場所、再び前相撲を取り、今場所が2度目の序ノ口で臨んだ。

大学時代の実績から、ケガが治れば序ノ口では当然の成績かもしれないが「勝つことは考えずに落ち着いて相撲を取ることを考えていた」という今場所。1場所7番取るのは今場所が初めてだが、最高の成績で締め「思ったより長くて疲れたけど、ホッとしてうれしい」と本音を漏らした。

手術を含め入院は2週間。稽古再開は昨年10月下旬からで、今でも申し合いは出来ず、ぶつかり稽古や基礎運動しか出来ない。それでも師匠の高砂親方(元大関朝潮)に「ケガが治れば幕下ぐらいまでは、すぐに上がれる」の言葉を信じ、焦らずジックリと復帰への道を歩んできた。新潟・佐渡出身で「地元に期待されて入門したのに、あんな幸先で悔しい」と期待に応えたい気持ちは強い。「今は7、8割ぐらい」という回復度合いを高め「自分の体と相談しながら少しずつ」(寺沢)番付を上げていく。

薩摩桜(左)を押し出しで破る寺沢(撮影・河田真司)
薩摩桜(右)押しだしで勝利し、序ノ口優勝を決めた寺沢(撮影・上田博志)

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大鵬孫の納谷「全然でした」全勝対決敗れ幕下V逃す

美ノ海(右)に押し出しで敗れる納谷(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫、東幕下51枚目納谷(19=大嶽)が、東5枚目美ノ海(25=木瀬)との6戦全勝対決に敗れ、初の幕下優勝を逃した。「突き放すよりは馬力勝負」と、立ち合いでうまく相手を起こしたが、懐に潜り込まれ寄り切られた。取組後は「全然でした。悔しい…」と唇をかんだ。

十両土俵入り後の取組は自身初。大歓声を浴びながら土俵に立ったが、緊張もなく「楽しみだった。他のことは考えてなかった」と、精神面は充実していたという。それだけにショックは大きく、表情は憔悴(しょうすい)しきっていた。「全体的にまだまだ力が足りない。(来場所へ)底上げできるようにしたい」。番付を上げる夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)へ、成長を誓った。

大相撲春場所13日目 納屋を押し出して美ノ海(手前)が勝利(撮影・奥田泰也)

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