UFCコーミエ初防衛「史上最高の1人だ」自画自賛

<総合格闘技:UFC230大会>◇3日(日本時間4日)◇米ニューヨーク州ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン
メインイベントのヘビー級タイトルマッチ5分5回で、王者ダニエル・コーミエ(39=米国)が初防衛に成功した。2回2分14秒、裸絞めで挑戦者の同級2位デリック・ルイス(33=米国)からギブアップを奪い、一本勝ちを収めた。
身長190センチと10センチも背の高い挑戦者に対し、コーミエはプレッシャーをかけてテークダウンに成功。立ち上がれても再び片足タックルで倒し、打撃ではなくグラウンドでの勝負に出た。続く2回もテークダウンすると、一瞬の隙を突いて背後に入るとそのまま裸絞めで一本を奪ってみせた。現在保持するライトヘビー級王座のベルトとともにヘビー級王座のベルトも肩にかけたコーミエは「両肩にベルトが2つだ! 今回もこうなると思っていたさ。歴史だね。ダニエル・コーミエこそ史上最高の1人だ」と自画自賛してみせた。
「ルイスとオクタゴンで戦えて光栄に思う」と挑戦者にも敬意を表した上で、その先には人気者の元UFCヘビー級王者との対決を見据える。今年7月にスティペ・ミオシッチを下して史上2人目のUFC2階級同時制覇王者になった直後、金網の中でにらみあった現WWEユニバーサル王者ブロック・レスナーの名を出し「ブロック・レスナーよ、WWEのベルトを持ってここに来やがれ。そうすりゃ、オレはそれも手に入れた気になれるからな。やろうぜ、ブロック!」とアピールしていた。