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飯塚高史が大暴れ!ボコボコ天山はタッグ再結成願う

天山広吉(下)の首をマイクコードで絞める飯塚高史(撮影・佐藤翔太)

<新日本:札幌大会>◇2日◇北海・きたえーる

2月21日の後楽園大会で引退する室蘭市出身の飯塚高史(52)が、故郷北海道で大暴れした。TAKAみちのく(45)とコンビを組み、タイガーマスク、天山広吉(47)組と激突。開始前に天山から「引退前に俺と1回、友情タッグを復活しようじゃねえか」と誘われた瞬間、襲いかかり、顔面を絞め上げたまま場外乱闘へ。リングに引き揚げると、今度は額から、つま先へと、かみつきまくった。

かつて「友情タッグ」としてコンビを組んだ天山を椅子やブロックで攻め続け9分26秒、反則負け。元相棒の天山は「大暴れするのもいいけど、最後は昔の真面目な飯塚に戻ってほしい。俺は言い続けるよ。あきらめへんぞ」と再結成を呼びかけた。

天山広吉(左手前)の足を噛む飯塚高史(撮影・佐藤翔太)

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貴景勝が大関昇進へ「ゴールじゃない。さらに上を」

貴景勝が書いた小学校の卒業文集

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の大関が誕生する。関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、事実上の大関昇進を決めた。

かど番脱出へあと1勝としていた大関栃ノ心を押し出し、“入れ替え戦”を制して白星を2桁に乗せた。

直近3場所の合計勝利数が、昇進の目安とされる33勝を1つ上回り、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請して了承された。27日の臨時理事会、夏場所の番付編成会議を経て正式決定する。

顔は紅潮し、口元が小刻みに震える。今場所10度目の勝ち名乗りを受け、土俵下に座った。額から落ちる汗が、貴景勝の頬を伝う。涙ではない。「だって、これで終わりじゃないし、おやじと約束したから」。幼少期、父一哉さんに口酸っぱく「人前では涙を見せない」と言われた。その父が2日連続で観戦に訪れる中、14日目はあっけなく敗戦。「親の前で、情けない子どもだと感じていた。最後に勝てて良かった」と、胸をなで下ろした。

緊張と集中のはざまにいた。「(取組内容は)あまり覚えていない」。大関昇進の目安は10勝以上。勝利が絶対条件だった。相手はかど番脱出に王手をかけていた栃ノ心。惨敗した14日目の逸ノ城戦では、力ないもろ手突きで立ったが、この日は本来のスタイルに立ち返った。頭からぶつかり、3発で押し出す電車道。「昨日の夜から自分と向き合う時間が長かった。何とか、自分の体を武器にしてやってきたことを思い出した」。

究極の押し相撲を磨いてきた。幕内で2番目に小さい身長175センチ。14年秋場所に初土俵を踏んで角界に足を踏み入れた時は、幕内力士の巨体を見て「こんなところでやっていけるのか」と不安が募った。四つ相撲では、体格で勝る相手に歯が立たない。「自分はまわしを与えたら勝てない」。押しといなしを巧みに使い分け、絶妙な距離感で勝負してきた。昇進決定と同時に、技能賞を2場所連続で獲得。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)も「今までにいないタイプ」と評価する独自のスタイルで、周囲を認めさせた。

日本人の誇りを胸に、次は最高位の番付を目指す。「ゴールじゃない。さらに上を目指さなきゃ(大関は)務められないと思う」。小中学生の頃、相撲界を席巻していたのは元横綱朝青龍や白鵬ら外国人力士。さらに八百長などの不祥事で相撲人気が低下する中、小学校の卒業文集では「角界に入り日本人横綱になり人気を取り戻したい」と誓った。その思いはプロに入っても変わらない。「日本代表という言い方はおかしいけど、武士道精神。外国人力士に負けない、日本の心を持った力士になりたい」。勝っても負けても、感情を表に出さない。和の心を持った幕内最年少の22歳が、階段をさらに駆け上がる。【佐藤礼征】

栃ノ心を押し出しで破り10勝目を挙げ、ホッと一息つく貴景勝(撮影・渦原淳)
栃ノ心に勝ち支度部屋に引き揚げる貴景勝(撮影・奥田泰也)

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白鵬、右上腕負傷 新元号場所での連続優勝へ暗雲

優勝インタビューを終えた白鵬は取組で痛めた右腕を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

横綱白鵬(34=宮城野)が、歴代最多を更新する42度目の優勝で、平成最後の本場所を締めた。

鶴竜との横綱対決を下手投げで制して15連勝。最後まで1敗の平幕逸ノ城に追いつかれることなく、いずれも歴代1位の15度目の全勝優勝、初優勝の06年夏場所から続く14年連続優勝を達成した。だが1分2秒5にも及ぶ大相撲で、右上腕を負傷。目標としていた、新元号最初の夏場所での連続優勝には早くも暗雲が垂れこめた。

平成最後の本場所を明るく終えようと、白鵬は優勝インタビューで観衆に三本締めを促した。大団円のはずが、三本締めから拍手に変わると顔をしかめた。右上腕の痛みは限界だった。インタビューに向かう前、取組直後の支度部屋では、アイシングしながら「アーッ」と、何度も叫んだ。

鶴竜との取組は大相撲となった。得意の右四つに巻き替え、寄っては戻され1分超。最後は寄りからの下手投げで仕留めたが、すでに右上腕は悲鳴を上げていた。痛めたのは「最初」だという。それでも踏ん張れたのは常々話す「平成に育てられた」という感謝の思い。野球賭博問題の影響から、10年名古屋場所は全勝優勝したが、賜杯を辞退していたため、受け取れずに涙を流した。その後、天皇陛下から手紙をいただいたことが「1番の思い出」と、18年間の力士人生を振り返る。だからこそ平成最後の場所は譲れなかった。

今場所は場所前から、元横綱千代の富士を意識した言動が目立った。貴景勝の大関とりには「ちょっと邪魔してやろうかな」と、千代の富士が貴花田(元横綱貴乃花)からの初挑戦前に発したコメントを引用。昭和最後の本場所となった88年九州場所を制した「昭和の大横綱」を意識した。千代の富士の最後の優勝は35歳5カ月。「これを超える時は東京五輪の後」と、1年半後を見据えている。

長く現役を続けるため、昨年11月には3年連続3度目の断食を行った。期間は3日間。京都市にある杏林予防医学研究所の山田豊文所長によると「食物の摂取を続けていくと、細胞に消化できないタンパク質がたまりダメージを与えてしまう。それが老化」という。細胞を休ませ、若返りを図って“老い”と戦う。千代の富士は30代としては最多の5度全勝優勝したが、白鵬も今回で4度目と迫る。

右上腕の負傷は今後、精密検査などを受ける見込みだ。平成最後と同時に、新元号最初の本場所優勝も目標に掲げたが、現状では出場も微妙。支度部屋を出る際に白鵬は「無理したね」と、視線を落とした。「平成最後の優勝」の代償は大きかった。【高田文太】

大相撲春場所千秋楽 全勝で優勝を決めた白鵬は応援に駆けつけたサッカーJ1神戸のポドルスキと笑顔で写真撮影(撮影・奥田泰也)
優勝祝勝会で笑顔を見せる白鵬(撮影・上田博志)

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内藤哲也「好きなので」MSGでの飯伏幸太戦快諾

内藤哲也(右)と飯伏幸太(2019年3月8日撮影)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

新日本プロレス初のマディソンスクエアガーデン(MSG)大会での内藤飯伏戦が浮上した。

IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也(36)と飯伏幸太(36)は8人タッグで対戦。

試合後、内藤への挑戦を希望している飯伏が「(内藤が昨日)場所を選べ、と。僕が選んでいいんですか。じゃあ、この先1番のビッグマッチ、僕もやったことのないMSGでぜひ試合をしたい」と要求。直後にそれを伝え聞いた内藤は「俺は想像のななめ上、つくばカピオを選択してくれるかと思ったけどね」とまっとうな会場チョイスにがっかりしつつも、「飯伏がMSGでやりたいというなら、断る理由はないね。基本的に飯伏と試合するのは好きなので」と快諾した。

この日はキレのある連続攻撃で攻められただけに「2倍、3倍にしてお返ししますよ。飯伏をしっかり沈めてやるよ、カブロン」と宣言。3月10日のニュージャパン杯1回戦に続く激戦となりそうだ。

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オカダ6年ぶりV、米でホワイトを「ぶっつぶす」

ニュージャパン杯で優勝しテープを浴びるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

オカダ・カズチカ(31)がSANADA(31)との激闘を制し、13年以来2度目の優勝を果たした。新日本初の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG、4月6日)大会では、メインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)に挑戦する。

オカダに歓喜の雨が降り注いだ。新潟出身SANADAコールが起こるアウェー。30分を超え、とどめを刺そうとコーナーに駆け上がるSANADAの足に必死にしがみついた。互いにツームストンパイルドライバーをかけ合い、いったんかわされた後、レインメーカーを発射。さらにもう1発完璧に決め、勝利をもぎとった。マイクを取ると「MSGでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっつぶしてきます! 」と宣言。1月4日東京ドーム大会で敗れた借りを、プロレスの聖地で返す。

試合後、解説席にいた柴田勝頼のもとへ近寄った。ちょうど2年前の17年4月。IWGPヘビー級王者だったオカダは、ニュージャパン杯を制した挑戦者の柴田と両国大会で対戦。オカダが勝利し、試合後柴田は病院に搬送され、硬膜下血腫の重症を負った。以来長期欠場し、現在は新日本ロサンゼルス道場で指導を続ける。その柴田に勝利を報告すると「おめでとう。ニューヨーク行くから」と声をかけられ、目が潤んだ。バックステージで再び柴田について問われると、はなをすすり、流れる涙を何度も拭った。「勝てよ、と言ってくれた。しっかり、柴田さんに送り出してもらったんで」。思いを背負ってニューヨークの舞台に立つ。

昨年6月にIWGPヘビー級のベルトを失って以来、風船を持って入場したり、髪色を赤にしたりと迷走しながらも新しい自分の姿を探してきた。オカダはチャンピオンだった自分を「悪い意味でかっこつけているオカダカズチカだった」と振り返る。泥臭く、石井智宏らCHAOSの仲間も下して勝ち取った優勝で、さらに強さを身につけた。「チャンピオンになって日本に帰ってくる」。満を持して、5度目の戴冠に挑む。

ニュージャパン杯優勝トロフィーを前に記念撮影するオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にリバースネックブリーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

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井岡一翔が世界2位浮上、王座決定戦の可能性高まる

井岡一翔(2018年12月30日撮影)

ボクシング元世界3階級制覇王者の井岡一翔(30)がWBO世界スーパーフライ級2位に浮上した。22日(日本時間23日)、同団体の最新ランキングが発表され、4位から2ランクアップした。同級王者だったドニー・ニエテス(フィリピン)が王座返上しているため、同級1位アストン・パクリテ(フィリピン)との王座決定戦指令がWBOから出る可能性が高まった。

なお4月26日にWBC王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)に挑戦するフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)は同級2位から名前が外れ、5月4日にIBF王者ジャーウィン・アンカハス(フィリピン)に挑戦する船井龍一(ワタナベ)は3位を維持。5位だった石田匠(井岡)が4位、6位だった江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)が5位と、それぞれランクアップした。

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貴景勝の大関とりに師匠もしびれた「血圧500に」

千賀ノ浦部屋の披露会で千賀ノ浦親方(右)と乾杯する貴景勝(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

貴景勝の師匠、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は栃ノ心戦を場所で見た。「血圧が500ぐらいまで上がったんじゃないかな。今日は久しぶりにしびれた」と興奮を隠さなかった。

元横綱貴乃花親方の退職に伴い、貴景勝を預かったばかりの昨年九州場所では初優勝。そして今回の大関とり。「あのプレッシャーの中で大関を圧倒する相撲を取った。(貴景勝の)度胸をあらためて感じた」と笑顔で弟子に恐れ入っていた。

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碧山が敢闘賞「力つける」上位と戦う来場所にらむ

敢闘賞を受賞した碧山(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

碧山が、勝った方が敢闘賞の一番で友風を突き落とし、12勝目を挙げた。「今日も全然普通に相撲が取れた。15日間、ずっと安定した気持ちでできたのは初めてじゃないかな。大勝ちした時も迷い、不安があったから」。

敢闘賞は13勝で優勝次点だった17年名古屋場所以来3度目。番付は東前頭7枚目からジャンプアップする。上位陣との戦いが増える来場所へ「もっと力をつけます」と話した。

碧山(右)は友風を突き倒しに破る(撮影・渦原淳)

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逸ノ城悔し「もう一番準備やるしていた」優勝届かず

大相撲春場所千秋楽 白鵬の優勝が決まりガックリする逸ノ城(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

逸ノ城は自分が負ければ白鵬の優勝が決まる一番で、大栄翔をたたき込み、14勝1敗で場所を終えた。

「もう一番やる準備をしていた。もう一番して勝ちたかった」と、優勝決定戦とならなかったことを残念がった。しかし、自己最高成績で14年秋場所以来2度目の殊勲賞を受賞。「今までにない成績でうれしい。三賞を次の場所に生かせるようにしたい」と笑顔を見せた。

大栄翔(左)をはたき込みで下す逸ノ城(撮影・小沢裕)

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大関射止めた貴景勝「やってきてよかった」一問一答

2ケタ勝利を挙げた貴景勝は土俵下でタオルを被り顔の汗をぬぐう(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の大関が誕生する。関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、事実上の大関昇進を決めた。かど番脱出へあと1勝としていた大関栃ノ心を押し出し、“入れ替え戦”を制して白星を2桁に乗せた。直近3場所の合計勝利数が、昇進の目安とされる33勝を1つ上回り、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請して了承された。27日の臨時理事会、夏場所の番付編成会議を経て正式決定する。

支度部屋での一問一答は以下の通り。

-今の率直な気持ち

貴景勝 今日を出し切ってやりたいと思っていた。

-相手を押し出した瞬間は

貴景勝 昨日の夜から自分と向き合う時間が長かった。いろんな人に支えられて、今場所もけがなくいけた。その人達のためにも頑張りたくて、両親も、自分のことを応援してくれる人のためにも、と思いました。

-14日目の取組を終えたときは

貴景勝 昨日は、自分はみんなが言うほど悪くはないと思っていた。終わって振り返ってもしょうがない。振り返るのは場所が終わってからでいい。

-勝利が絶対条件の中で

貴景勝 何を目指してやってきたか、もう1回頭に入れなおした。わんぱく相撲のときから体が大きい人とやってきた。自分は体が大きくなくて優勝できなかったけど。何とか自分の体を武器にしてやってきたことを思い出した。

-大関とりの重圧の中で

貴景勝 部分部分をフォーカスするといろんなことが分かる。去年はけがで15日間相撲を取れなかった場所。(今場所は)たくさんの人にタオルで応援されて、相撲をやってきて良かったと思えた場所。

-1つの目標がかなったのでは

貴景勝 一生懸命、現役のうちは満足せずにやっていくしかない。これからも応援してもらえるようにやっていくしかない。

-父の一哉さんが会場で見守る中で

貴景勝 今場所はおやじが見にきているときに負けていて、情けない子どもだと感じていた。親の前で勝つことができて、今日最後勝てて良かった。

-勝利が決まって胸が熱くなったか

貴景勝 どうですかね。ほっとした。熱くなったというより、全身の力が抜けた。

-最後は涙を流したように見えたが

貴景勝 泣いていない。人前では泣かないもん。だって、これで終わりじゃないから。

-大関という地位

貴景勝 2場所で落ちたら何も意味がない。ここがゴールじゃない。さらに上を目指さないと務められないと思う。経験はないけど、今は頑張るとしか言えない。

千賀ノ浦部屋の披露会場で記念撮影する、左から父一哉さん、貴景勝、母純子さん(撮影・小沢裕)
貴景勝(右)は栃ノ心を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

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狼雅が序二段V、優勝決定戦で元大関照ノ富士下す

大相撲春場所千秋楽 狼雅、序二段優勝(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

序二段優勝は狼雅(ろうが、20=二子山)、7戦全勝。優勝決定戦で、鳥取城北高の大先輩で元大関照ノ富士をもろ差しから投げで勝負を決めた。

「頭真っ白です」。大関だった頃も稽古をつけてもらった。「めちゃくちゃ仲のいい、大事な先輩」。元高校横綱が序ノ口から2場所連続V。同学年の豊昇龍、納谷らに「少し近づいた」と笑った。

◆西15枚目 本名・アマルトゥブシン・アマルサナー。モンゴル・ウランバートル市生まれ。18年九州場所初土俵。184センチ、137キロ。右四つ、寄り。

優勝決定戦序二段 照ノ富士(左)を下手投げで破る狼雅(撮影・渦原淳)

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貴景勝の父母も感謝感激「人生変わる」「すごい子」

千賀ノ浦部屋の披露会場で記念撮影する、左から父一哉さん、貴景勝、母純子さん(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

貴景勝の父一哉さん(57)と母純子さん(52)は24日、大阪市内で行われた千賀ノ浦部屋のパーティーに出席した。

一哉さんは「集中力を切らさずよくやった」とほめた上で「優勝は“やった!”で終わりですが、今回は全然違う。人生が変わる。看板力士になれば、責任も重くなる」と話した。

純子さんは場所中にメッセージのやりとりで「大関になる」と送ってきたことを明かした。「負けて“ダメだ”と思わせて、勝って“まだいけるかも”と思わせて、その連続で…。逆に“持ってる子”だな、ドラマ作ってすごい子だな」と声を弾ませた。

千賀ノ浦部屋の披露会場で(右から)父一哉さん、母純子さんと対面する貴景勝(撮影・小沢裕)

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栃ノ心が大関陥落「負けた方が弱いから負けた」

貴景勝に押し出しで敗れ大関陥落となった栃ノ心(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

かど番の栃ノ心(31=春日野)が貴景勝との“入れ替え戦”に敗れ、大関陥落が決まった。立ち合いで当たり負け、体を起こされた。下からの突き押しに何とか抵抗しようとしたが、最後は棒立ちで土俵を割った。「いやもう…何もできなかった。負けた方が弱いから負けた。勝った方が強いから勝った」。支度部屋ではぼうぜんとした顔で、声を絞り出した。

昨年秋場所に続く2度目のかど番の今場所、初心に戻るべく、濃紺の締め込みを、初優勝した昨年初場所で使ったねずみ色のものに戻した。ただ「勝たないと…」と思い、焦る心は変えられない。大関昇進場所の昨年名古屋場所で右足親指付け根の靱帯(じんたい)を痛めてから、続いたケガの連鎖。先場所直前の右太もも肉離れは治った。今場所前にはスクワットで重さ240キロを挙げた。ただ「相撲と使う筋肉はちょっと違うんだよ」と戻った筋力は、土俵で生かすまで体になじんでいなかった。

関脇で臨む来場所に10勝すれば、再び大関に復帰できる。「休みます。しっかり休みます」。大関昇進後の5場所は2桁白星もなく、途中休場2度。右四つでまわしを引いたら誰にも負けない怪力相撲を取り戻すため、まずは心と体を整理する。

栃ノ心(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・上田博志)

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貴景勝が大関昇進へ「力は十分」審判部満場一致評価

栃ノ心(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)の大関昇進が事実上、決まった。

横綱、大関の昇進をあずかる日本相撲協会審判部の阿武松部長(57=元関脇益荒雄)は、結びの一番終了後、表彰式に臨むため花道で待機していた八角理事長(55=元横綱北勝海)に、場所後の27日に貴景勝の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請。これを快諾された。

この臨時理事会で承認され、その後の大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)番付編成会議をへて、正式に大関昇進が決まる。

阿武松審判部長はこの日昼、貴景勝の大関昇進について、審判部内でさまざまな意見を集約した上、前取組後に再び幹部で話し合い結論を出すと明言。内容を伴う10勝目で「(審判部内で)満場一致で決まった」と明かした。

阿武松審判部長の話 さきほど審判部の満場一致の決定を理事長にお伝えして、水曜日の理事会をお願いしました。(この日の相撲は)申し分ない。重圧がかかる中、一方的に(栃ノ心を)持って行った。(大関の)力は十分ある。(昇進の条件は)内容を見て勝てば、ということだった。やはり9番では厳しかった。相当の重圧と思える中、その中で自分が目指す押し相撲を迷いなく取れた。この何場所か緊張、重圧がかかる中、自分の相撲を取りきっているということは、大関の力があるということだと思う。最終的には今日、いい相撲で勝てばということで全員一致し理事長にお願いしました。(取組後の幹部の話し合いは最終)確認です。私の記憶に残る中でも、それだけ押し相撲で安定した取り口で白星を重ねてきた力士はいない。これを磨いてほしい。また1つ上があるわけですから。

栃ノ心に勝利した貴景勝(撮影・上田博志)

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天皇陛下の手紙が平成一番の思い出/白鵬V一問一答

白鵬(左)は助けを借りて賜杯を受け取る(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の本場所は、横綱白鵬(34=宮城野)が制した。横綱鶴竜との横綱対決に勝ち、自身の記録を更新する歴代最多42度目の優勝となった。しかも15度目の全勝優勝、初優勝した06年夏場所から続く14年年連続での優勝も歴代1位。平成を代表する横綱であることを証明する15連勝締めだった。

表彰式での優勝インタビューは以下の通り。

-大阪での優勝

白鵬 私は、大阪で初めてきて、入門が大阪で、平成最後が大阪で本当にうれしいです。

-平成最後の場所へ並々ならぬ意気込みだった

白鵬 場所前の稽古も良かったし、大阪場所は「汗」を大事にしようと臨みました。

-結びの一番は大熱戦だった

白鵬 ちょっと力が入りました。本当にありがとうございます。(右腕を痛めた?)最後に投げにいった時に痛めてしまいました。ちょっと痛いです。

-休場明けの場所で全勝優勝

白鵬 去年10月18日に右膝を手術して、その中で東京の人工関節センターの院長と親方、家族、みんなの支えがあっての優勝。この場を借りて感謝します。

-平成の場所を終え、次はどんな時代に

白鵬 どうなるかわかりませんが。平成13年から入門し、平成に育てられました。数々の問題はありましたけど、9年前の名古屋場所で天皇陛下ら手紙をいただいたことが平成で一番大きな出来事でした。

最後は白鵬自ら音頭を取り、3本締めで会場の相撲ファンと「平成最後の場所」を締めた。

白鵬(右)は下手投げで鶴竜を破る(撮影・渦原淳)
白鵬(右)は下手投げで鶴竜を破る

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白鵬平成締め42度目V 師匠も心身充実ぶりを証言

鶴竜(右)に下手投げで勝利する白鵬(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の本場所は、横綱白鵬(34=宮城野)が制した。横綱鶴竜との横綱対決に勝ち、自身の記録を更新する歴代最多42度目の優勝となった。しかも15度目の全勝優勝、初優勝した06年夏場所から続く14年年連続での優勝も歴代1位。平成を代表する横綱であることを証明する15連勝締めだった。

初土俵は01年春土俵だけに、この日の朝稽古後は「平成に大阪に来て、大阪で平成が終わる。思い出深い1日になるのかな」と、笑顔を交えて話していた。場所前から「平成最後の本場所」にかける意気込みは人一倍。先場所敗れた貴景勝、玉鷲の両関脇のいる二所ノ関一門の連合稽古に、一門外から参加し、2人を相手に計28勝1敗と圧倒するなど、万全の調整をしてきた。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「今場所は落ち着きがあって、いつもと違った。自信を持っているのかなと思っていた。以前のような一気に、という相撲は取れないけど、自分なりにリズムを合わせて取っていた。いつも間近の土俵下で見ている弓取りの力士(三段目春日龍)が『速さが全然違う』と言っていた」と、心身の充実ぶりを語った。また、入門当時を振り返り「あれだけ体の小さな力士が、ここまでなるとは思わなかった。本人が関取になっても努力してきたから」と、平成を代表するような横綱へと成長したことを、手放しでほめていた。

白鵬(右)は下手投げで鶴竜を破る(撮影・渦原淳)

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白鵬が全勝V、貴景勝が大関当確/千秋楽写真特集

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の本場所は、横綱白鵬(34=宮城野)が制した。横綱鶴竜との横綱対決に勝ち、自身の記録を更新する歴代最多42度目の優勝となった。

かど番の大関栃ノ心(31=春日野)が関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)に敗れ、大関陥落となった。

貴景勝は今場所の大関昇進目安となる10勝以上に到達し三役で直近の3場所合計34勝となり「平成最後の大関」の座を確実とした。

千秋楽の取組模様を写真で振り返ります。


白鵬(15勝0敗)下手投げ鶴竜(10勝5敗)

鶴竜(右)に下手投げで勝利する白鵬(撮影・上田博志)

鶴竜(右)に下手投げで勝利するも右腕を押さえ苦悶の表情を見せる白鵬(撮影・上田博志)

鶴竜(右)に下手投げで勝利する白鵬(撮影・上田博志)

白鵬(左)は助けを借りて賜杯を受け取る(撮影・渦原淳)


高安(10勝5敗)突き落とし豪栄道(12勝3敗)

高安(奥)に突き落としで勝利する豪栄道(撮影・上田博志)

高安(左)を突き落としで破る豪栄道(撮影・渦原淳)


栃ノ心(7勝8敗)押し出し貴景勝(10勝5敗)

貴景勝に押し出される栃ノ心(左)(撮影・渦原淳)

栃ノ心(右)に押し出しで勝利する貴景勝(撮影・上田博志)

栃ノ心(右)に押し出しで勝利する貴景勝(撮影・上田博志)

栃ノ心(右)に押し出しで勝利する貴景勝(撮影・上田博志)

貴景勝に押し出しで敗れた栃ノ心(撮影・上田博志)

貴景勝に敗れ花道を引き揚げる栃ノ心(撮影・上田博志)


正代(5勝10敗)突き落とし玉鷲(5勝10敗)

玉鷲に突き落としで勝利する正代(撮影・上田博志)

正代は玉鷲(手前)を突き落としで破る(撮影・渦原淳)


御嶽海(7勝8敗)押し出し錦木(4勝11敗)

御嶽海(左)は錦木を押し出す(撮影・渦原淳)

錦木(左)に寄り切りで勝利する御嶽海(撮影・上田博志)


阿武咲(5勝10敗)押し倒し北勝富士(7勝8敗)

阿武咲(左)を押し倒しに破る北勝富士(撮影・渦原淳)

阿武咲(右)に押し倒しで勝利する北勝富士(撮影・上田博志)

阿武咲(右)に押し倒しで勝利する北勝富士(撮影・上田博志)


魁聖(3勝12敗)寄り切り栃煌山(3勝12敗)

魁聖(左)を寄り切る栃煌山(撮影・渦原淳)


大栄翔(7勝8敗)叩き込み逸ノ城(14勝1敗)

大栄翔(右)にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)

大栄翔(右)にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)

大栄翔(左)をはたき込む逸ノ城 (撮影・渦原淳)


隠岐の海(8勝7敗)押し出し嘉風(10勝5敗)

嘉風(右)に押し出しで勝利する隠岐の海(撮影・上田博志)

隠岐の海(右)は嘉風を押し出す(撮影・渦原淳


碧山(12勝3敗)突き倒し友風(9勝6敗)

碧山(右)は友風を突き倒しに破る(撮影・渦原淳)

友風(右)に突き倒しで勝利する碧山(撮影・上田博志)

友風(右)に突き倒しで勝利する碧山(撮影・上田博志)


竜電(10勝5敗)寄り切り琴奨菊(11勝4敗)

竜電(右)は琴奨菊を寄り切る (撮影・渦原淳)

琴奨菊に寄り切りで勝利する竜電(撮影・上田博志)

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白鵬全勝で42度目賜杯、貴景勝10勝大関当確に涙

白鵬(右)は下手投げで鶴竜を破る(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

「平成最後の場所」で横綱白鵬(34=宮城野)が横綱鶴竜(33=井筒)を下手投げで下し、全勝で42度目の優勝を飾った。鶴竜は10勝5敗。

“大関入れ替え戦”となった一番では、関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、鋭い立ち合いから、かど番大関栃ノ心(31=春日野)を一気に押し出して2桁10勝目。今場所の大関昇進目安となる10勝以上に到達し三役で直近の3場所合計34勝となり「平成最後の大関」の座を確実とした。栃ノ心は7勝8敗で2場所連続負け越しとなり大関陥落となった。重圧から解放された貴景勝の目から涙がこぼれた。

大関豪栄道(32=境川)は、大関高安(29=田子ノ浦)を突き落として12勝3敗。高安は10勝5敗。

1敗で初優勝へ望みをつないでいた前頭4枚目逸ノ城(25=湊)は同2枚目大栄翔(25=追手風)をはたき込んで14勝1敗。大栄翔は7勝8敗。

先場所優勝の関脇玉鷲(34=片男波)は、前頭3枚目の正代に突き落とされ5勝10敗。正代も5勝10敗となった。

人気力士の前頭筆頭遠藤(28=追手風)は、同11枚目明生(23=立浪)を上手出し投げで下し7勝8敗。明生は9勝6敗。

次の本場所は5月場所。5月12日から両国国技館で開催される。

貴景勝に押し出される栃ノ心(左)(撮影・渦原淳)
貴景勝に敗れ花道を引き揚げる栃ノ心(撮影・上田博志)
高安(左)を突き落としで破る豪栄道(撮影・渦原淳)

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貴景勝が平成最後の大関当確に涙!入れ替え戦制す

貴景勝に押し出される栃ノ心(左)(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

平成最後の大関が誕生する。関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、事実上の大関昇進を決めた。

かど番脱出へあと1勝としていた大関栃ノ心を押し出しで破り、事実上の“入れ替え戦”を制して2桁白星。審判部が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請して了承された。

27日の臨時理事会、夏場所の番付編成会議を経て正式決定する。年6場所制が定着した58年名古屋場所以降で初土俵を踏んだ力士では、史上9位の年少大関となる。

会心の押し出し。事実上の大関昇進を決めると貴景勝の右目から一筋の涙が流れた。

大関とりの重圧に打ち勝った。場所前は「プレッシャーがかかるのはしょうがない。むしろ、プレッシャーをかけないようにしている自分の方が精神的に弱い」と自らを奮い立たせていた。

しかし、14日目の逸ノ城戦では、低く鋭い出足が影を潜め、自身の持ち味を発揮できずに痛い5敗目を喫した。幕内最年少の22歳は、兵庫県出身で準ご当所。テレビで観戦していた高校時代の恩師、埼玉栄高の山田道紀監督も「15日間で心身ともに疲れがたまっていたのでは」と、計り知れない重圧を察した。それでも勝敗にかかわらず常に次戦へ切り替え、平常心を保つように努めてきた。

この一番を受け、八角理事長が臨時理事会の開催を明言。大関貴景勝の誕生が確実となった。

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栃ノ心が大関陥落、貴景勝との“入れ替え戦”敗れる

貴景勝に押し出される栃ノ心(左)(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

かど番の大関栃ノ心(31=春日野)が関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)に敗れ、大関陥落となった。7勝7敗で迎えた千秋楽。勝てば事実上の大関昇進となる貴景勝との“入れ替え戦”で押し出され、負け越しが決まった。

前日14日目に関脇玉鷲(34=片男波)に勝って、崖っぷちで踏みとどまった際には、吹っ切れたように「多分、緊張すると思うけど、勝っても負けてもいいから、思い切りいく。こんな気持ちで毎日やれればいいのに」と、決戦への意欲を話していたが、大関の座を守ることはできなかった。

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豊ノ島が連勝締め「戻って勝負」来場所十両も前向く

琴勇輝(手前を)を押し出す豊ノ島(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

西前頭14枚目の豊ノ島(35=時津風)が、16場所ぶりに復帰した苦しかった再入幕場所を、連勝で締めた。

最後の一番は、十両の琴勇輝(佐渡ケ嶽)と対戦。持ち前の強烈な突き押しで突進する琴勇輝の、突き上げるような左ノド輪押しにも、懸命に踏ん張ってしのぎ、その左腕をあてがいながら振り払い、その左が大きく開いた脇をついて反撃。休まず出て押し出した。

5勝10敗に終わったが来場所は、1場所での再入幕が十分可能な、十両上位に踏みとどまりそうだ。「アゴは上がっても下がるのは良くないけど、上げても出れば相手の手が伸びきってノド輪も効かなくなる。前へ前へのイメージで取ったのが良かった」と会心の相撲を振り返り、来場所へも目を向けた。「これで(十両に)下がるのも、それほど(落ちるほど)でもないし、来場所しっかり調整して幕内に挑戦できる体作りをして、必ず(幕内に)戻って勝負したい」。稽古量が「ちょっと少なかったかな」という調整法を見直して、常に“単なる通過点”だった来場所の十両の土俵で本領を発揮する。

琴勇輝に押し出しで勝利する豊ノ島(撮影・上田博志)

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