上へ戻る

au版ニッカン★バトル

新着ニュース

吉野修一郎、富岡樹ともに米国戦足がかりへ勝利誓う

インタビューを受ける吉野修一郎

ボクシング日本ライト級タイトルマッチの前日計量が12日に都内で行われた。13日に東京・後楽園ホールで、同級王者吉野修一郎(28=三迫)が同級1位富岡樹(22=REBOOT.IBA)の挑戦を受ける。ともにリミットの61・2キロでクリアした。

吉野は昨年10月にWBOアジア太平洋と東洋太平洋王座も、1回TKOで獲得した3冠王者。2人は以前には何度もスパーリングしたが「スピードあるが怖さはない。当たれば倒せる。KOは意識せず、コツコツ当てて嫌がらせれば」と自信を見せた。

11連勝中(9KO)で節目のV5戦となる。「勝つことで日本一であることを証明し、ここは卒業したい。勝って世界へ行きたい」とステップアップを期す。ライト級戦線は日本人には厚い壁だが「誰でもいいので、米国でやりたい。サムライと呼ばせたい」と意気込みを口にした。

富岡は17年にユース王者となり、タイトルは18年の東洋太平洋以来2度目の挑戦となる。「ほしいものが手に入る。クリスマス前の子供のような気持ち。ボクが一番楽しみ」と自信満々だった。吉野に対しては「強い王者だが、過大評価されている」と豪語した。

1月末から3階級制覇したホルヘ・リナレス(帝拳)と3日間スパーリングした。「もっと差があるかと思ったが、スピードは通用し、ひけはとらなかった。気持ちに自信を手に入れて怖いものはない」と笑み。「米国で試合するのが目標。日本王座は海外進出へのチケットになる」とあくまで強気だった。

日本王座初挑戦の富岡樹

関連するニュースを読む

元K1王者野杁正明、急きょ大会出場 相手はメヒア

野杁正明とダビド・メヒアの対戦を発表するK-1中村プロデューサー(撮影・吉池彰)

元K-1スーパー・ライト級王者野杁正明(26)が3月22日、ISKA世界ウエルター級王者ダビド・メヒア(24=スペイン)と対戦する。

「ケイズフェスタ3」(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)で、ウエルター級スーパーファイトを行うことを、K-1実行委員会が22日、都内で発表した。

当初、野杁は春に海外遠征を予定していたが、最終的な調整がつかなかったため、急きょ今大会への出場が決まった。相手のメヒアは近年、中国のクンルンファイトやWLF武林風でも活躍している。K-1中村プロデューサーは「格闘技ファンに響く、熱いカードだと思う」と話した。これで「ケイズフェスタ3」の全カードが出そろった。

関連するニュースを読む

武尊、K1初の偉業へ気合「ラスト1秒でもKO」

ダブルタイトルマッチの調印式で鋭い眼差しを見せる武尊(左端)と相手のブアフフ(右端)(撮影・吉池彰)

K-1スーパー・フェザー級王者武尊(28)とISKAライト級王者アダム・ブアフフ(29=モロッコ)が22日、東京・渋谷109でダブルタイトルマッチの公開調印式を行った。

3月22日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる年に一度のK-1ビッグマッチ「ケイズフェスタ3」(日刊スポーツ新聞社後援)で、互いのベルトをかけて拳を交える。39戦38勝(22KO)1敗の武尊に対し、ブアフフは15戦15勝(9KO)無敗。昨年の現役ムエタイ王者にも引けを取らない強豪を迎え撃つ武尊は「K-1の歴史をつくってた人たちが取ってきたISKAのベルトを巻きたい。ダブルタイトルマッチに勝つというK-1初の偉業を成し遂げるのは、僕しかいない。3ラウンド殴り合って、ラスト1秒でもいいのでKOする」と勝利を誓った。

対するブアフフは「日本が大好きで、小さい頃からK-1のファンとして育ってきた。その日本で試合できるのがうれしい。自分の足跡をしっかり残す」とK-1のベルト獲得に向け、闘志をのぞかせていた。

武尊(左)の隣でグローブを付けてポーズを決める安藤美姫(撮影・吉池彰)

関連するニュースを読む

安藤美姫K1参戦?「事務所の許可をもらっている」

武尊(左)の隣でグローブを付けてポーズを決める安藤美姫(撮影・吉池彰)

K-1スーパー・フェザー級王者武尊(28)が22日、フィギュアスケート元世界女王でプロスケーターの安藤美姫(32)とミット打ちを披露した。

武尊は東京・渋谷109で行われたISKAライト級王者アダム・ブアフフ(29=モロッコ)とのダブルタイトルマッチの公開調印式に臨んだ。

3月22日にさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる「ケイズフェスタ3」(日刊スポーツ新聞社後援)での大一番に向け、緊張した面持ちだったが、ゲスト安藤が出てくると、にこやかな表情に一変。初共演したテレビ番組の思い出に触れ、「格闘家なのにチャラチャラしているとか、ボロカスに言われた」と舌も滑らかにトークショーを繰り広げた。

安藤はその共演がきっかけでK-1を観戦するようになり、昨年末の名古屋大会では公式アンバサダーも務めた。今年に入るとK-1流のキックボクシングトレーニングも始め、インスタグラムの動画が話題となっている。「キックボクシングとフィギュアは必要な筋肉が似ている」とのことで、プロスケーターとしてもう少し進化しようと、トレーニングに取り組む。

そんな安藤は武尊の「本当にうまい。上達が早い」という褒め言葉に乗せられると、武尊相手のミット打ちに挑戦した。さらに武尊のキックを見事にミットで受けて見せ、観衆を驚かせた。そして、「ヘッドギアを付けるアマチュアだったら、試合に出て良いと事務所の許可をもらっている」と言って、さらに驚かせていた。

ダブルタイトルマッチの調印式で鋭い眼差しを見せる武尊(左端)と相手のブアフフ(右端)(撮影・吉池彰)

関連するニュースを読む

幕下元林「優勝で恩返しを」急逝近大監督に涙で献花

元林(2020年1月18日撮影)

近大相撲部監督で1月18日に急逝した伊東勝人氏(享年55)のお別れの会が22日、大阪市内のホテルで約400人が出席して行われた。同大OBの幕下元林(23=鳴戸)は号泣しながら献花を終えた。

昨春に近大を卒業した元林はまだまげも結っておらず、ざんばら髪で「大学時代のことをいろいろ考えて…」と話した。昨年12月、伊東さんが全日本相撲選手権で東京に来た時、食事をともにした。「最低でも1年半で(十両に)上がらないとな」と言われた言葉が最後になった。

昨年名古屋場所の序ノ口デビューから破竹の3場所連続全勝で各段優勝を飾り、初場所は東幕下14枚目で4勝3敗と勝ち越した。「監督にいつも言われていたのは“基礎をしっかり”“膝を曲げて前に出ろ”“自信を持って行け”でした。厳しくて、優しくて、お父さんのような人。優勝して、恩返しをしたいです」。大阪出身。ご当地となる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で全勝優勝となれば、恩師が望んだ1年半より早く、新十両に手が届く。

関連するニュースを読む

徳勝龍が涙浮かべ献花「感謝」近大伊東監督お別れ会

近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に参列した徳勝龍は思い出を語る(撮影・宮崎幸一)

近大相撲部監督で1月18日に急死した伊東勝人氏(享年55)のお別れの会が22日、大阪市内のホテルで約400人が出席して行われた。角界からは初場所で平幕優勝を飾った同大OBの徳勝龍(33=木瀬)や、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)鳴戸親方(元大関琴欧洲)相撲解説者の舞の海秀平氏らが出席、故人に別れを告げた。

優しく笑う伊東さんの遺影を前に、徳勝龍は涙を浮かべて献花した。「いろんな思いがこみ上げてきて…。お通夜もお葬式も場所中で行けず、本当は監督の顔を見て、しっかり話をしたかったですけど…ここに来られて良かったです」。

明徳義塾高3年の時、真っ先に声を掛けてくれたのが伊東さん。「自分でも必要としてくれる人がいる。この人のために4年間頑張ろう」と決意し、近大で力をつけ、プロの世界に飛び込んだ。強く覚えているのは、卒業前の進路相談などで伊東さんが「俺もプロに行きたかったなあ」とぼそっとつぶやく姿だ。

しこ名の徳勝龍の「勝」は、木瀬親方(元前頭)が命名時に伊東さんの名前をもらって入れてくれた。「僕が勝手に思っていたことですが(伊東さんが)自分のおやじならいいなと。何でも話せて、監督と生徒なのに、僕を一社会人として見てくれていた。本当に感謝しかないし、監督がいなかったら今の僕はないです」。初場所は天国から背中を押してもらい、初優勝した。迫り来る春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)へ。「天国でゆっくり寝ながら見ていてください」。あらためて「勝」の字に恥じない奮闘を誓った。

近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に参列し、献花する徳勝龍ら(撮影・宮崎幸一)
近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に飾られた遺影(撮影・宮崎幸一)

関連するニュースを読む

セインが結婚 動物好きな優しい男性と遠距離恋愛

カイリ・セイン(19年6月撮影)

WWE女子タッグ王者カイリ・セイン(31)が22日、1歳上の一般男性との結婚を発表した。WWEの公式サイトに自筆のコメントを寄せた。

「いつも温かく応援して下さり本当にありがとうございます。この度私WWE所属選手カイリ・セインは、2020年2月22日にかねてよりお付き合いさせていただいていた方と入籍したことをご報告させていただきます。

アメリカと日本という遠い距離がある中での交際スタートでしたが、辛いときや苦しいとき、どんなときも精神的に寄り添って背中を押してくれる思いやりに溢れた彼とこの先の人生も一緒に歩んでいけたらと強く感じ、この運びとなりました。

仕事に打ち込む姿勢、人や動物に対してのあたたかき、真っ直ぐな生き方、すべてにおいて尊敬する彼から沢山のことを学ばせてもらいながら、笑顔に溢れた明るい家庭を築いていきたいと思います。

まだまだ未熟者ではありますが、感謝の気持ちと初心を忘れずに皆さまに少しでも元気や笑顔を与えられるプロレスラーになれるよう、より一層精進して参りますので今後とも末長くご指導賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

心から感謝を込めて 

令和2年2月22日 カイリ・セイン」(原文まま)

セインは2011年に日本の女子プロレス団体スターダムに入門。選手会長も務めるなどエースとして活躍後、17年にWWEと契約。昨年10月にはアスカとのタッグでWWE女子タッグ王座を獲得していた。

関連するニュースを読む

フューリーvsワイルダー計量器はさみののしり合い

WBCヘビー級タイトルマッチの計量でにらみあうワイルダー(左)とフューリー(AP)

ボクシングWBC世界ヘビー級タイトルマッチの前日計量が、21日に米ラスベガス市内で行われた。同級王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)は104・7キロ、元3団体統一王者タイソン・フューリー(31=英国)は123・8キロだった。18年に引き分けとなってからの再戦となる。

11度目の防衛戦となるワイルダーは最重量、フューリーも2番目の重量をマークした。19日の会見では乱闘寸前になったことから、フェースオフは禁止となった。それでも計量器をはさんで、両者はののしり合っていた。

前回はワイルダーが2度のダウンを奪うも引き分けた。11月に7回KOで42勝目を挙げて無敗記録を伸ばしている。「前回は物議を醸したが、決着をつける」と意気込む。

フューリーは9月に2カ所に傷を負いながらも判定勝ち。前回はダウン以外は試合をコントロールして優位とする声が多く「これはやり残した仕事」と今度こそを期す。勝者には3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が対戦を希望している。

関連するニュースを読む

棚橋弘至、飯伏幸太組が新王者「無限に防衛する」

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

IWGPタッグ選手権で挑戦者棚橋弘至(43)、飯伏幸太(37)組が、王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組を破り、新王者となった。棚橋は約14年半ぶり3度目で、飯伏は初戴冠。夢の“ゴールデン☆スター”タッグが誕生した。

棚橋はタマにハイフライフローを決めるも、カウント2で邪道が海野レフェリーを襲い、3カウントはすんでで奪えず。さらにタンガにIWGPのベルトで殴打される。だが、飯伏がタマに蹴り、さらにカミゴェを決め、流れを取り戻す。そこに棚橋が2度目のハイフライフローをタマに決め、勝利をもぎ取った。

マイクを持った棚橋は「ぼくの願いは1つなんです。プロレスを見ている時だけは楽しんでください」とあいさつ。さらに飯伏との新タッグで「無限に防衛するから」と宣言した。だが、締めぜりふの「愛してまーす」を言い終わらないうちにタイチ、ザックの2人に乱入され、ボコボコにされる結末に。棚橋、飯伏の2人は両脇を抱えられながら控室へ。大団円を邪魔された棚橋は「くそぉ…」とつぶやいた。

関連するニュースを読む

中西学、引退前日にようやく勝利「ホー!」も披露

中西学(右から2番目)は22日のラストマッチ前に悲願の勝利。左から天山広吉、小島聡、1人おいて永田裕志(撮影・高場泉穂)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

22日に引退する中西学(53)がラストマッチ前に勝利をつかんだ。8人タッグマッチで第三世代の盟友永田、天山、小島と組み、ヒール軍団バレットクラブ組と対戦。途中集中攻撃を浴び、邪道に竹刀で背中をたたかれたが、びくともせず。最後は外道にアルゼンチンバックブリーカーを決め、ギブアップさせた。

1月7日に引退を発表して以来、勝利したのは11日の全日マット参戦時のみ。中西は試合後、四方のコーナーによじのぼり、「ホー!」と雄たけび。「やっと取れた」と充実の表情を見せ、「あすも勝利をもぎ取りに行きます!」とラストマッチへ気持ちを高めた。

22日の引退試合もパートナーを務める永田は「27年間ずーっとこの男のそばにいたけど、本物の中西学をまだ出してない」とさらなる覚醒を要求。「怒れる野人、荒ぶる野人を、この手で披露します」と覚醒を導くサポートを約束した。

関連するニュースを読む

但馬ミツロがプロテスト合格 ヘビー級にホープ誕生

プロテストに合格した但馬ミツロ

ボクシングアマ5冠のヘビー級ホープが誕生した。日系ブラジル人の但馬ミツロ(25=緑)が21日、都内のジムでB級プロテストを受験。体重120キロもスパーではスピードと技術を見せて合格した。

中大時代からライトヘビー級で国体などに優勝。リオ、東京五輪はケガや日本国籍取得が間に合わず断念。「プロで世界王者が目標だった」と転向し、クルーザー級が適正も国内唯一の重量級まで上げた。松尾会長は「デビュー戦で藤本京太郎とやらせたい」に「誰でもいい。ゴールは米国」と言い切った。

関連するニュースを読む

田中教仁が3・3世界初挑戦「かっこいいオヤジに」

世界初挑戦の会見を行った田中教仁(撮影・奥山将志)

ボクシングの前日本ミニマム級王者で、WBA世界同級13位の田中教仁(35=三迫)が21日、都内で会見し、3月3日にタイ・ナコンサワンで11度防衛中のWBA同級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に世界初挑戦すると発表した。

日本ボクシングコミッションが公認する日本人のタイでの世界戦は、過去24敗1分けと勝利がないが「ネガティブな歴史に自分が終止符を打ちたい。かみ合うと思うし、ぶっ倒したい」と20戦全勝の王者からのベルト奪取に自信をみせた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、家族や知人には現地応援の自粛を促した。この日は35歳の誕生日。2人の娘を持つベテランは「勝ってかっこいいオヤジになりたい」と力を込めた。

関連するニュースを読む

大相撲春場所前の「赤ちゃん抱っこ」コロナで中止

赤ちゃん抱っこ撮影会で、泣き出した子どもをあやす白鵬=2019年2月26日

日本相撲協会は21日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)前のファンサービス企画として25日に同所で開催を予定していた「赤ちゃん抱っこ撮影会」の中止を発表した。同協会の公式HPによると、新型コロナウイルス感染拡大への対策としている。

通常は力士が赤ちゃんを抱っこして撮影会を行う同企画。今回は新型コロナウイルス感染拡大への対策として、力士ではなく保護者らが赤ちゃんを抱いたまま記念撮影をする予定だったが、再検討の末、開催中止に至った。

赤ちゃん抱っこ撮影会に臨む貴景勝=2019年5月1日

関連するニュースを読む

迫る引退、中西学が貫く「野人道」と後進への願い

中西学

新日本プロレスの“野人”中西学(53)が2月22日の後楽園ホール大会で引退する。11年に脊髄を損傷して以来、本来の力を取り戻せず苦しんできたが、1月からの引退ロードでは歓声を背に、大暴れしてきた。2・22ラストマッチを前に、中西に思いを聞いた。

   ◇   ◇   ◇

中西は1月7日に引退を発表した。以来、東京、大阪や地方の会場で大暴れし野人ぶりを見せつけてきた。「細かいこと言わんで、お客さんに喜んでもらわんと。注目してもらっているとしたら、思いっきりアピールして、楽しんでもらえれば」。がむしゃらにリングに全てをぶつける。

11年に脊髄を損傷した。復帰後もそれまでの動きは取り戻せていないが、日本人離れした巨体は健在。アルゼンチンバックブリーカーなど豪快な技で観客を魅了。大きな体を維持してきた秘訣(ひけつ)もまた、豪快だ。「プロテインはおなか壊してしまうし、決まった時間に飲むのを忘れるので飲みません。それより、3食しっかり食べている方が、免疫力も上がる。天気が良かったら、河原で上半身裸で走ったりもするから」。ヒンズースクワットなど、伝統の基礎メニューを大事にしてきた。

現役で唯一、五輪レスリングを経験した選手で、日本人屈指のパワーファイター。大日本プロレスの関本大介と岡林裕二を「体張ってやってるレスラーの代名詞」と後継者に“指名”。一方で「そういう選手が新日本にいないのはさみしい」。新日マットにも「外国人の大きいやつらとガンガンできる、当たり負けしないやつ。とんでもなくでかいやつが来ても、必ず俺が相手するという選手が出てきてほしい」と願った。

今後は実家、京都・宇治の茶農家を手伝いながら、プロレス関連の仕事をするプランがある。だが「引退までは先のことを考えない」とマットに集中。「お客さんが主役。不細工でもいい。リングで戦うことが一番の仕事」。22日のラストマッチまで野人を貫く。【取材・構成=高場泉穂】

◆中西学(なかにし・まなぶ)1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にレスリング全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団し、10月13日に藤波辰爾と組みS・ノートン、S・S・マシン戦でデビュー7年5月に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年5月IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。血液型A。

09年 トップロープから棚橋弘至(手前)の顔面にけりを浴びせる中西学

関連するニュースを読む

ボクシング中谷潤人、亡き曽祖母へ世界王座奪取誓う

砂浜ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が、亡き曽祖母にささげる世界王座奪取を誓った。

4月4日の世界初挑戦に向け、20日に熱海での走り込みキャンプを打ち上げた。出発直前の16日に母方の曽祖母、三林豊子さんが死去し、19日は故郷の三重・東員町にとんぼ返りで葬儀に参列した。

豊子さんとは上京前まで同居し、趣味のカラオケ店とジムが近く、一緒に帰宅するなどかわいがられた。プロ入り後の試合も観戦。87歳だったが「見に行きたい」と、世界戦を楽しみにしていたという。

キャンプの練習量は減ったが、砂浜ダッシュや825段の石段上りなど密度は濃かった。あとは実戦スパーで仕上げる。試合翌日は四十九日にあたる。「必ずベルトをとって、ひいおばあちゃんを送ってあげたい。それが今一番強い思い」。家族に支えられる中谷に、また1つ愛のモチベーションが加わった。

伊豆山神社の石段ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

関連するニュースを読む

天龍、藤波、長州らが「日本プロレス殿堂会」発足

日本プロレス殿堂会発足会見で記念撮影する、左から天龍源一郎、藤波辰爾、長州力(撮影・浅見桂子)

天龍源一郎(70)、藤波辰爾(66)、長州力(68)らが20日、都内で会見し「日本プロレス殿堂会」の発足を発表した。日本プロレス界の発展に貢献した選手の功績を後世に伝え、引退した選手支援のために立ち上げられた。

初期メンバーは3人に、故ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木氏を加えた5人。今後、会独自の選考基準をクリアした選手が殿堂に加入していく予定。15年に米WWE殿堂入りした藤波は「日本にもできたらという思いが強かった。レスラー全員、ファンの願いでもある」と喜びを語った。

日本プロレス殿堂会発足会見で、笑顔で記念撮影する、前列左から天龍源一郎、藤波辰爾、長州力。後列左から嶋田紋奈、LEONA、池野慎太郎(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

長州力「夢や希望与えた」猪木氏を国民栄誉賞に推薦

アントニオ猪木氏(右から2人目)に、ビンタを食らう長州力(左から2人目)。左奥は天龍源一郎、右は藤波辰爾(撮影・浅見桂子)

長州力(68)が20日、77歳の誕生日を迎えたアントニオ猪木氏こそ国民栄誉賞にふさわしいとたたえた。

都内で開いた「日本プロレス殿堂会」発足会見の中で、昔と今のプロレスの違いに言及しつつ「いつの時代のプロレスも、1つ同じことが言えるのは、夢を与えているんじゃないかと思いますね。元気を与えているんじゃないかと」と変わらぬ魅力を語った。

そこから「話はちょっとそれちゃいますけど」と話題は国民栄誉賞へ。「日本の国民栄誉賞は、なぜアントニオ猪木がもらえないのかな、といつも不思議ですね」と疑問を呈した。

「これほど有名で、若者にも夢や希望を与えた。(ジャイアント)馬場さんが健在でしたら馬場さんも。アントニオ猪木が健在のうちに、そういう話があがってほしいなと思いますね。いちアスリートをやっていた感覚からすれば、最近の国民栄誉賞は何の基準でいただけているのか、分からないですね。メダルを取れば、記録を伸ばせば国民栄誉賞なのかな。夢や力を与えている、そういう人物がいてもいいんじゃないかなと思うんですけどね」と意見を堂々と語った。

アントニオ猪木氏(左から2人目)に、長州力(右)が何やら急に訴え、藤波辰爾(右から2人目))に阻まれる。左は天龍源一郎(撮影・浅見桂子)
「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」で、古舘伊知郎アナウンサー(左)の呼び込みで登場したアントニオ猪木氏(中央)(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

アントニオ猪木氏77歳誕生日 古舘伊知郎がコール

「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」で、仁王像の写真の奥から拳で突き破って登場したアントニオ猪木氏(撮影・浅見桂子)

アントニオ猪木氏(77)が誕生日の20日、都内のホテルで開かれた「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」に出席した。

昭和プロレスを名実況で彩ってきた古舘伊知郎に呼び込まれ、テーマ曲「燃える闘魂」が流れる中、スクリーンを破ってど派手に登場。「今日からまた、新しいスタート」とあいさつ。「もう飽きました。みなさんの方が元気じゃないですか」とぼやきながらも「元気ですかー。1、2、3、ダー!!」と大きなかけ声で盛り上げた。

まだまだ意欲に燃える。会の中で、現在熱心に取り組んでいる水プラズマ開発について説明。「政府と話をしながら確実に進んでいる。世界に向けて、バカヤローと言える時期が来る」と自信をみせた。また、新たにYouTubeチャンネルを開設したことも報告。ともに日本プロレス殿堂会入りした天龍、長州、藤波3人のほか、故力道山の妻田中敬子さん、藤原喜明、歌手の川畑要らが出席。親交のあるボクシング世界6階級制覇王者マニー・パッキャオからのビデオメッセージも届いた。

「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」で、「1、2、3、ダーッ!」と気合を入れるアントニオ猪木氏(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

ボクシング松本圭佑、井上尚弥に感銘しプロ入り決意

プロ転向会見を行った松本圭佑(右)と父の好二トレーナー

ボクシングの元東洋太平洋フェザー級王者松本好二氏(50=大橋ジムトレーナー)の長男圭佑(20)が20日、横浜市内で会見し、大橋ジムからプロ転向すると発表した。

U-15全国大会で5連覇を果たすなど、幼少期から活躍してきたが、目標としていた東京五輪出場を逃し、昨年末に東農大を中退。「小さい頃からの憧れの舞台に立ててわくわくしている。ラスベガスや東京ドームで試合ができるような世界王者になりたい」と意気込みを語った。

プロ転向のタイミングを悩んでいたが、昨年11月の井上尚-ドネア戦を観戦し「こんなにすごい方が身近にいる。同じ環境で練習がしたい」とプロ入りを決意。父が3度の挑戦でつかめなかった世界王者を目指す道を選び「小さい頃から父の映像を見るたびに、悔しい気持ちを持っていた。父を超えること=世界王者になること。そこもモチベーション」と力を込めた。

プロではスーパーバンタム級を主戦場とする予定で、3月11日にプロテストを受け、5月28日のデビューを目指す。世界王者の八重樫、川嶋勝重を育ててきた松本トレーナーは「八重樫のハートと、尚弥の技術を併せ持ったような選手を目指して欲しい」と話した。【奥山将志】

◆松本圭佑(まつもと・けいすけ)1999年(平11)7月17日、横浜市生まれ。小3でボクシングを始め、みなと総合高では選抜ライトフライ級優勝、総体3年連続準優勝など。東農大では全日本選手権バンタム級準優勝。アマ戦績は95戦80勝15敗。175センチ。家族は父、母、妹。

関連するニュースを読む

須貝秋彦「自分売る」本名での初勝利&初代王座狙う

試合に向け、ミット打ちで調整する須貝(左)

総合格闘技「ファイティング・ネクサス」の初代フェザー級王者決定トーナメント1回戦(23日、東京・GENスポーツパレス)に須貝秋彦(31=ピロクテテス新潟)が出場する。

初代王座を約10カ月かけて争うトーナメントの初戦だ。須貝は、昨年獲得したプロ修斗フェザー級新人王に続く、2つ目のタイトルを狙って参戦する。

   ◇   ◇   ◇

「コンディションはすごくいい」。その言葉を裏付けるように須貝は、23日に試合を控え、重量感のあるパンチとスピーディーなキックをミットに打ち込んだ。昨年11、12月に試合があり、試合間隔は約2カ月と短いが、すでに作り上げた体を維持しながら備えられるため「自分はその方がやりやすい」と語った。

初代王座決定トーナメント初戦は当日の抽選で対戦相手と、その後の勝ち上がりが決まる。誰と当たるかわからない不安はあるが、そこは「自分の戦い方に徹すればいい」と割り切っており「もちろん、最後まで行く」と頂点を見据える。

昨年1月にプロ修斗の新人王を獲得したが、その後は「自分を出せていない」と満足いく試合ができなかった。11、12月の試合は判定勝ちと引き分けという結果。連打を武器に乱戦に持ち込む得意な形に持ち込めなかった。

その反省をふまえ原点に戻る。これまでリングネームの「須貝THE YAMANBA」で多く出場していたが、今回は本名の「須貝秋彦」でリングに上がる。だが、17年11月のプロ入り以来、本名で戦った試合では勝ち星がない。「勝って(自分を)売りたい」と、がむしゃらに自分をアピールするつもりだ。

週6日のジム通いをこなしてきた。ピロクテテス新潟の風田陣代表(49)が「とにかく真面目。一生懸命やる」という練習の虫。新人王に輝いたときはメダルをもらった。「でも、ベルトはなかった。このトーナメントは、勝てばベルトが手に入る」。その目標達成のために、まずは初戦に全力を傾ける。

◆須貝秋彦(すがい・あきひこ)1989年(平元)10月26日生まれ、村上市出身。荒川中では野球部、中条高ではラグビー部に所属。22歳のときにピロクテテス新潟に入門。17年9月の全日本アマ修斗ベスト8。同年11月にプロ転向。18年11月、天雷しゅんすけ(UNDER GROUND)に判定勝ちしてプロ初勝利。19年1月、新人王決定トーナメント・フェザー級で優勝。170センチ、普段は70キロ。

関連するニュースを読む

タイガー服部「もう時間」レフェリー生活44年で幕

引退セレモニーでオカダ(左)から花束を受け取り労われるタイガー服部レフェリー(撮影・河田真司)

タイガー服部(74)が44年のレフェリー生活に幕を下ろした。

19日、新日本プロレス後楽園大会のセミ、メイン2戦を裁き、メイン後の引退セレモニーでは10カウントゴング、胴上げで送られた。

76年に米国でレフェリーデビュー。以来、95年北朝鮮・平壌でのアントニオ猪木-リック・フレアー戦、99年1月4日の橋本真也-小川直也戦などプロレス史に残る数々の試合を裁いてきた。

優秀な海外選手を招くなど、コーディネーターとしても新日マットを支えた。レフェリーが引退試合を行うのは異例。それだけ選手からの信頼は深かった。

セレモニーには、ザ・グレート・カブキ、馳浩、武藤敬司、長州力ら豪華ゲストが来場。天龍源一郎、アントニオ猪木からはビデオメッセージが届き、猪木氏からは「長い間本当にご苦労さまでした」とねぎらわれた。

会場は1600人の超満員。マイクを取った服部レフェリーは「コロナという不気味なものに負けないで、これだけたくさん来られて感謝しております」とまずあいさつ。

そして、「自分はこのユニークなスポーツに出会えて、一生プロレスというものを愛し、だけど自分の人生という感じがします。素晴らしいことも友情もいろいろありますが、裏切りもあります、悲しいこともあります。まるで自分の人生みたいな感じがします」とプロレスと自分の人生を重ねた。

選手、スタッフ、ファンに感謝を述べ、「こういう思い出は一生忘れないように頭の中に刻んで生きていきたいと思います」と目を潤ませた。10カウントゴングの後、米国時代の盟友、故マサ斎藤さんの入場テーマが流れる中、選手らに胴上げされた。

レフェリーとしての哲学は「選手を邪魔しない。無駄な場所にいないこと」。それがうまくできなくなったため、「もう時間だな、と思って」と自ら引退を決めた。

最後の3カウントをたたき、「やり切った感があった。燃え尽きました」。1年新日本との契約を延長し、米国での興行、イベントを裏方で支える予定だ。

【高場泉穂】

引退セレモニーでタイガーマスク(左)と握手を交わすタイガー服部レフェリー(撮影・河田真司)
後藤(右奥)にオコーナーブリッジを仕掛けるSANADA(手前右)にカウントをとりにかかるタイガー服部レフェリー(撮影・河田真司)
タイガー服部レフェリー(中央)引退セレモニーでリングに上がり写真に納まる、左から武藤敬司、長州力、1人おいてザ・グレートカブキ、馳浩(撮影・河田真司)
引退セレモニーでアントニオ猪木のサプライズビデオメッセージを見つめるタイガー服部レフェリー(右)(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む