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昨年Vの飯伏幸太が決勝進出「優勝して本当の神に」

タイチにカミゴェを決める飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇16日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦最終戦が、16日の両国大会(東京・両国国技館)で行われ、昨年覇者の飯伏幸太(38)が18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点12で並んでいたオカダが敗れた直後にタイチと対戦。一発蹴りを受ければ、一発蹴り返す、消耗戦となったが、終盤にタイチの足をつかむと、バズソーキックで動きを止め、最後は顔面への必殺のカミゴェ(膝蹴り)で勝利した。

メインで、同じく同率首位だったホワイトが敗れたため、飯伏のAブロック突破が決まった。G1クライマックスで、3年連続の決勝進出は史上初。蝶野、天山に続く3人目の連覇に王手をかけ「目標の連覇、必ず成し遂げてみせます。絶対に、逃げない、負けない、そして、裏切らない。優勝して、本当の神になります」と勝利を誓った。

Bブロックは17日の両国大会で決勝進出者が決まり、勝ち点12の内藤、EVIL、勝ち点10で2人を追うSANADAが決勝進出の可能性を残している。飯伏は「久しぶりに内藤哲也とやってみたいが、その3人の誰がきても対策は練っている。誰がきてもいい」と余裕の表情で話した。

昨年のG1クライマックスを制した飯伏幸太(2019年8月12日撮影)

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井上尚弥が練習打ち上げ「1年ぶり試合…暴れます」

現地テレビ局のインタビューを受ける井上尚弥(大橋ジム提供)

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が27日(日本時間28日)、米ラスベガスで31日(同11月1日)に行われるWBA同級2位ジェーソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に向けた練習を打ち上げた。

滞在中のホテル内でミット打ちなどを行うと、自身のSNSで「全ての準備が整った! 今日で試合前の練習は終了。後は計量まで疲れを抜くだけ。1年ぶりの試合…暴れます」と思いをつづった。

練習前には現地テレビ局ESPNによるインタビューとイメージカット撮影が行われた。2時間近くの長丁場となったが「海外では当たり前のことだと聞いているので、仕方ないのかなと。慣れていくしかない」とした。大橋秀行会長によると、撮影時にはモニターに映った自分の体を見て、計量を3日後に控えたコンディションに満足そうな様子を浮かべていたという。

また、井上の前座でノンタイトル戦に臨む日本スーパーライト級1位の平岡アンディー(24=大橋)は同日、契約する米プロモート大手のトップランク社のジムで約1時間の調整。大橋会長は「仕上がってます」と太鼓判を押した。

◆テレビ放送 WOWOWは11月1日午前10時半からWOWOWプライムで生中継。

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朝乃山が定年迎える師匠高砂親方に感謝「おおらか」

朝乃山

大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)後に定年を迎える師匠の高砂親方(元大関朝汐)へ感謝の思いを口にした。28日の稽古後、報道陣の電話取材に対応。入門から5年近く指導を受けた師匠について「おおらかな親方。(指導では)あまりごちゃごちゃ言われないので、自分で気付いて勉強させられる」と振り返った。

初優勝を果たした昨年夏場所、大関昇進を決めた3月の春場所の千秋楽で「おめでとう」と声をかけられ、握手を交わしたことが印象に残っているという。「負けたときは厳しかった。(厳しかったときの思い出は)指導しかない」。厳しい指導で大関まで導いてくれた師匠のためにも、11月場所に込める思いは強く「最後の場所。結果は後からついてくる」と、淡々と調整を重ねている。

この日は四股やすり足などの基礎運動に加えて、部屋の幕下力士を相手に計20番相撲を取った。同じ学生相撲出身の正代が大関昇進。「負けたくない気持ちも出てくる。切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていきたい」と気持ちを高めた。

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徳勝龍“妹”に会いたい、夫人も認めるそっくり芸人

徳勝龍(2020年9月27日撮影)

大相撲の東前頭9枚目徳勝龍(34=木瀬)が、初場所の幕尻優勝で現れた“妹”との対面を熱望した。28日の稽古後、電話取材に対応。

お笑いトリオ「3時のヒロイン」かなで(28)が、テレビで自身の優勝インタビュー時のものまねを披露していることについて「メチャクチャ似てるっすよね。自分でも思う」と絶賛した。

自身とそっくりな顔で「自分なんかが優勝していいんでしょうか」などの“名言”を使い、千恵夫人も「似てる」と口をそろえる。クオリティーの高いものまねに「勝手に妹ができた感じ。お兄ちゃんみたいな感じで見てます」と親近感は強まった。奈良県出身でお笑い好き。バラエティー番組で活躍中の“妹”に「会ってみたいっすね。でもほんと、自分でも似てるなと思います」と繰り返した。

3時のヒロイン・かなで(2019年12月9日撮影)

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関取復帰の宇良は「生きる活力」闘病中女性との交流

11月場所に向けて稽古する宇良

大相撲11月場所(8日初日、東京・両国国技館)で約3年ぶりに関取復帰を果たした東十両13枚目宇良(28=木瀬)が“恩返し”の化粧まわしを締める。

28日、電話取材に対応。関取復帰が決まり、新たな化粧まわしが贈られることを明かした。

贈り主は福岡県行橋市の女性で、酒井佐津恵さん(88)。18年の春ごろ、酒井さんが宇良に「宇良関の相撲を見て元気をもらってます」という励ましの手紙を送ったことがきっかけだった。

酒井さんは異常たんぱく質が全身のさまざまな機器に沈着し、機能障害を起こす「アミロイドーシス」で闘病中。右膝の負傷で休場が続く宇良と、病気と闘う自身の姿を重ね合わせるように応援し始めた。18年12月に行橋市で開催された冬巡業の勧進元で「行橋未来塾」代表理事の江本満さん(49)に、酒井さんが宇良の出場を問い合わせ、江本さんが知人を介して宇良の師匠、木瀬親方(元前頭肥後ノ海)に相談。同年の九州場所後には宇良と酒井さんの対面も実現した。

当時から「(関取に)上がったら贈らせて下さい」と言われており、宇良の関取復帰が目前に迫った今年9月に化粧まわしの製作を発注した。制作費の約150万円は全て酒井さんが用意。デザインは宇良の希望で「技」という字がピンク色で大きく書かれている。

関取復帰となる11月場所は、本来の九州開催ではなく東京開催となった。対面や化粧まわし製作などに尽力した「行橋未来塾」代表理事の江本さんによると「(酒井さんは)相当残念がっていた。『九州場所に来たら会いに行きたい』と言っていたので。ただ次に会ったときには『残念だったけど来年の九州場所まで私は頑張って生きるから、江本さん一緒に九州場所に連れて行ってください。生きる活力にします』と言っていましたよ」。

酒井さんは入退院を繰り返す日々を送っており、年々入院の期間も長引いているという。11月場所で新しい化粧まわしを着用する予定の宇良は「僕の相撲で元気づけられる人がいるのは自覚するきっかけにもなるし、頑張る糧にもなる。元気に土俵に上がる姿を見ていただきたい」と意気込んだ。

関取衆を相手に稽古する宇良(右)
関取衆を相手に稽古する宇良
福岡県行橋市在住の女性、酒井佐津恵さんから宇良に贈られる化粧まわしのデザイン

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阪神ファン徳勝龍「1軍で」近大後輩佐藤の活躍願う

関取衆を相手に稽古する徳勝龍(右)

大相撲の東前頭9枚目徳勝龍(34=木瀬)が、近大の後輩でプロ野球阪神タイガースが交渉権を獲得した佐藤輝明(21)の活躍を願った。

都内の部屋で稽古を行った28日、電話取材に対応。自身が応援する阪神が、26日のドラフト会議で4球団の競合の末、佐藤の交渉権を獲得したことについて「矢野監督より先にガッツポーズしてましたよ。日本で一番、その瞬間ガッツポーズしてました。うれしい。近畿大の後輩で注目されてドラフト1位で入って、しかも好きな球団に入ってくれたので」と喜びを爆発させた。

奈良県出身で小学生の時は軟式野球チームの「4番捕手」。大の阪神ファンを公言している34歳は、近大の後輩がどの球団に指名されるか注目していた。「(阪神に)日本人でホームランバッター、左でって最近はいない。一軍でレギュラーで出て欲しい」と、左の“和製大砲”出現を期待した。

後輩に負けじと、自身は11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて調整を重ねる。幕尻優勝を果たした1月の初場所以来、勝ち越しから遠ざかっているだけに「気持ちの面で強い気持ちを持って、自分から攻める気持ちでいかないとダメだなと思う」と闘志。国技館内には9月から自身の優勝額が飾られ「それに恥じないようにいい相撲を取っていければいい」と意気込んだ。

すり足で下半身を鍛える徳勝龍

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イケメン小兵の翔猿 番付も上がり「わくわく感が」

すり足で下半身を鍛える翔猿

大相撲秋場所で新入幕ながら11勝を挙げた西前頭4枚目翔猿(28=追手風)が28日、自己最高位を更新する11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて気持ちを高ぶらせた。

埼玉県内の部屋で関取衆と申し合いなどを行って調整し、稽古後に電話取材に対応した。

上位との戦いも予想される11月場所へ「思ったより(番付が)上がっていてうれしかったのもあるけど、やっぱり上位とも当たるかなという期待や心配があります。まあわくわく感が強いですね」と心境を明かした。

先場所、千秋楽まで優勝を争った反響は大きく「結構名前も覚えてもらって、いろんな人に声をかけられるようになりました」と声を弾ませた。

11月場所は観客の上限が2500人から5000人へと引き上げられる。人気上昇中のイケメン小兵は「歓声が大きくなると思う。やっぱり(会場に)来た時に楽しんでもらいたいと思ってます」と話した。

関取衆と稽古する翔猿(左)
関取衆と稽古する翔猿(左)

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辰吉寿以輝「久しぶり東京で暴れる」次戦決定初の左

プロ14戦目が決まった辰吉寿以輝(提供:大阪帝拳)

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男、寿以輝(24=大阪帝拳)の14戦目となる次戦が28日、発表された。

11月6日、後楽園ホールで今村和寛(28=本田フィットネス)とスーパーバンタム級8回戦。寿以輝にとって初めて、サウスポーとの対戦になる。

寿以輝は「このコロナ騒動の中、試合ができることに感謝します。世界戦の前座という舞台でもやらせてもらえるので、盛り上がるので応援よろしくお願いします。久しぶりの東京で思いっきり暴れますので、ぜひ楽しみにしてください」とコメント。

大阪帝拳の吉井寛会長は「コロナ禍の中、試合ができることに感謝いたしております。辰吉には初のサウスポー選手との試合ですので、しっかりクリアしてもらい来年につなげていってもらいたい」と先につなげる一戦として期待した。

プロ14戦目が決まり練習に励む辰吉寿以輝(提供:大阪帝拳)

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貴景勝、観客増に感謝「多ければ多いほどやりがい」

貴景勝(20年9月撮影) 

大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が28日、観客の上限が2500人から5000人に引き上がる11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて、感謝の思いを語った。

電話取材に応じ、観客が増えることについて「もうすごいうれしいですね。やっぱりお客さんの中で相撲を取るのは何よりの力になる。多ければ多いほどやりがいがある。ありがたいことですね」と話した。

3月の春場所は無観客で、7月場所、秋場所では観客を入れたものの歓声は飛び交わなかった。「プロである以上、どんな状況でも力出さないといけないですけど、やっぱりお客さんいた方が、目に見えない100%以上の力が出る」。ファンの存在を力に11月場所に臨む。

16日から両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古には計4日間参加。新大関の正代との三番稽古では計35番と番数を重ねた。「優勝した力士と体を合わせてしっかり身になるものがあったと思う」と収穫があった様子。この日は基礎運動を中心に下半身を鍛えるなど、体づくりに励んだ。

同部屋の隆の勝(25)が27日の番付発表で西の関脇についた。「強くなってるから関脇に上がった。昔から出稽古をよくやっていた。肌を合わせていく中で、参考になる部分はたくさんある」。2人の活躍で千賀ノ浦部屋をさらに盛り上げる。

大関優勝は17年初場所の稀勢の里が最後で、約4年遠ざかっている。自身の優勝時の番付は小結。「焦りはないけど、ただ毎場所優勝に向けて稽古をしているので、優勝したいなと自然に思う」。秋場所では12勝3敗で優勝次点。1年納めの場所で無念を晴らす。

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中谷潤人が世界戦意欲 延期で異例のスパー500回

中谷潤人(2020年6月10日撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が28日、オンライン会見で世界初挑戦への意気込みを披露した。11月6日に東京・後楽園ホールで同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)との王座決定戦に臨む。2月の発表から2度延期して約9カ月。「延期だったので気持ちを切らさずきた。さらに一段気合が入った」と9日後の決戦を待ち望む。

現在は午後の1時間を中谷タイムとし、他の選手は入れずにトレーナー、パートナーとだけで練習する。当初は無観客が有観客にもなった。「家族や応援してくれる人がたくさんいる。協力してくれ、支えてくれた人の思いが伝わる。しっかり応えて恩返しに世界王者になる」と誓った。

準備は万全だ。日程が延びたことで、2月からのスパーリングは異例の500回を超えた。その分、徹底して対策に取り組み、作戦を体に染み込ませ、課題克服を図ってきた。「長い距離はレベルアップし、不得意だった近い距離は手数で押し返せるようになった」。

世界王者寺地拳四朗、元世界王者比嘉大吾とも手合わせ。寺地はマグラモとスパー経験があり「距離を保てば大丈夫」とのお墨付きももらった。「たくさん自信もつき、修正することもできた」と中谷も手応えを得た。

試合前は米ロサンゼルスでのスパー合宿が恒例だった。今回も3月に渡米して2週間滞在した。指導を受けてきたルディ・エルナンデス・トレーナーは来日しないが、スパーリングの動画を毎回フェイスブックで送信。リモートでアドバイスを受けてきた。「やることは頭に入っている。問題はない」と話す。

6月に2度目の延期となり、8月に新潟への家族旅行で「自然と触れ合った」とリフレッシュした。練習後には映画を見てリラックス。あこがれる元世界王者山中慎介らの試合を見て「いいイメージを高めてきた」という。

普段は60キロからの減量となるが、今回は「いつでも減量に入れる態勢に」と57キロをキープしてきた。現在はリミット50・8キロまであと3キロと順調だ。30日でスパーを打ち上げ、最後の減量調整に入る。

中1でグローブをはめ、中卒で単身米修業から世界王者を目指してきた。U15で2連覇、4回戦デビューし、全日本新人王、日本ユース、日本王座獲得と確実に階段を上ってきた。「4回戦の選手にも勇気を与えたい」。頂点まであと1歩だ。

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飛龍高・武井、永田が大相撲入り 部屋から高い評価

大相撲入りが決まった武井(左)と永田は、昨夏に大桑元揮(現大相撲颯富士)が獲得した高校横綱をはさんでガッツポーズ(飛龍高相撲部提供)

飛龍高(静岡)相撲部の武井朔太郎(3年)が大相撲の伊勢ケ浜部屋に、永田涼真(3年)が出羽海部屋に入門することが27日、発表された。武井は来月2日に新弟子検査を受け、同8日初日の11月場所の前相撲でデビューする予定。永田は来年1月の新弟子検査を経て、同10日初日の初場所前相撲に臨む。十両翠富士ら現役力士を多数輩出する名門校から、新たな後継者が生まれた。

高校3年生の2人が、角界に飛び込む。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本年度の全国大会は中止。武井と永田は実力を披露する舞台を失ったが、継続的に勧誘してきた相撲部屋の高い評価は変わらなかった。

武井 伊勢ケ浜部屋には高校の先輩が2人(翠富士、三段目颯富士)いますし、活躍している力士が多い。トレーニング施設など、サポートも充実しているので、決めました。

永田 小学生の時から声を掛けてもらっていましたし、出羽海部屋入門が夢でした。先輩の関脇御嶽海関のように、堂々とした相撲を取りたいです。

昨年度までの全国高校総体や国体少年などで、武井は下級生ながら、飛龍の団体メンバー入り。3~5位入賞に貢献し、本年度の個人戦で全国優勝の候補に挙がっていた。永田も昨年度の県高校新人大会で団体優勝。相撲部内で群を抜く稽古量で、小柄な体格をカバーし、本年度はレギュラーの座をつかんでいた。

2人は今後の目標について「地元の皆さんに応援してもらえる力士になりたい」と声をそろえた。静岡県民の声援を受けながら、番付を上げていくことになりそうだ。

◆武井朔太郎(たけい・さくたろう)2002年(平14)9月3日、千葉県生まれ。小学2年で熱海市に移り、熱海二小に転校。小学6年で三島市の三島相撲クラブ入り。熱海中に進み、3年生の17年に全国中学校選手権個人5位。飛龍高では1年時からレギュラー。185センチ、170キロ。

◆永田涼真(ながた・りょうま)2002年5月12日、袋井市生まれ。4歳の時に袋井相撲クラブ入り。袋井北小4年時の12年全日本小学生優勝大会4年生以下の部で準優勝。袋井中進学後も全国大会出場。中卒後に相撲をやめようかと悩んだ末、飛龍高に進んだ。170センチ、115キロ。

昨年7月、飛龍高相撲場で稽古する武井朔太郎(右)

井上尚弥は「問題なく勝つ」死闘演じたドネア語った

WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネアと対戦した井上尚弥(2019年11月7日撮影)

「5階級王者」が、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)の勝利に太鼓判だ。

WBA同級2位モロニー(オーストラリア)との防衛戦(10月31日、米ラスベガス)を前に、昨年11月に井上と対戦した元世界5階級王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が日刊スポーツのインタビューに応じ、「井上有利」を予想した。主要メディアの19年年間最高試合に選ばれた死闘を通して感じた井上の強さ、底知れぬ可能性を語った。【取材・構成=奥山将志】

   ◇   ◇   ◇

井上を苦しめたドネアだからこそ分かることがある。コロナ禍で、通常とは異なる雰囲気で臨む実力者のモロニー戦。米プロモート大手トップランク社との契約初戦のファイトマネーは、軽量級では異例の100万ドル(約1億1000万円)に設定された。井上にとって、重圧がかかる要素は少なくない。それでも、ドネアはよどみなく言った。

ドネア モロニーとはスパーリングをした経験があるが、井上はそのレベルではない。モロニーは良いジャブを持っているが、問題なく、井上が勝つと思う。

井上が今後主戦場とするだろう本場ラスベガス。その地で暮らす歴戦の王者に、世界の主要メディアで年間最高試合に選出された1年前の激闘を、あらためて振り返ってもらった。

19年11月7日。さいたまスーパーアリーナは2万人の熱狂が渦巻いた。9回、ドネアの右ストレートを顔面に受けた井上が、プロ転向後、初めてぐらついた。目を負傷し、視界もぼやける。だが、11回に左ボディーでドネアを倒し、勝利をたぐり寄せた。12ラウンドの熱戦を通し、井上の引き出しの豊富さと、潜在能力に、世界が驚かされた。

ドネア まずは井上のタフさは想像を超えていた。自分は持てる力をすべて出した。彼は眼窩(がんか)底を骨折したが、倒れなかった。間違いなく、キャリアで最強の相手だった。

スピード、テクニック、パワー。ボクサーの強さを測る指標は1つではない。「オールラウンド」と評される井上について、ドネアもまた、その総合力の高さに触れた。

ドネア 彼は、すべてにおいてハイレベルなものを持っている。そして、頭が良い。自分が何をすべきかを分かっている。攻める時なのか、守る時なのか。ここはスピードでいくのか、パワーでいくのか。弱点がないから、こっちが考えさせられる。やっていて難しくなっていくのを感じた。

技術的には、基本の忠実さが印象深かったという。

ドネア 井上は、ボディーを打つと必ず左でカウンターを合わせてくる。そして、パンチを出せば、1つの場所にとどまらずに、常に動いている。中に入って攻めれば、すぐに出る。そして、出る時も、決まった方向ではなく、いろんな方向に下がる。そこを徹底してやり抜くことが彼の土台になっているのだと思う。

井上にとって、モロニー戦は、本場ラスベガスで初の試合となる。「怪物」から「MONSTER」へ-。ドネアは、1つのパンチが、未来を切り開く鍵になるのではとも予想した。

ドネア 彼の左ボディーは普通の人には打てない特別なパンチだ。アッパーで気をそらせ、体の回転、距離感、スピード、タイミング、打つ場所、すべてが完璧に打たれたあのボディーショットは我慢できない。右があれだけ強くて、左にもあのパンチがある。自分にとって、左フックがそうだったように、今後、「井上=左ボディー」となっていく可能性もあると思う。

かつて、パッキャオがアジアから世界の頂点に駆け上がり、その背中をドネアが追った。そして井上が続く-。「第2章のスタート」と位置づける一戦のカウントダウンが迫る。

ノニト・ドネア(19年11月5日撮影)

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モロニー「彼も人間」井上尚弥倒し人生最高の日に

プロモーションのためグローブにサインする井上(大橋ジム提供)

米ラスベガスで10月31日(同11月1日)にボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)に挑むWBA2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)は26日(日本時間27日)、オンラインでの記者会見に臨み「人生最高の日になると自信を持っている」と意欲を示した。

複数の練習パートナーに井上の動きを模倣してもらいながら充実した調整ができているとし「(周囲の見方が)間違っていると証明したい。彼も人間だ。誰にだって弱点はあるし、倒すことができる」とした。

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井上尚弥、フードファイター動画を見て減量スパート

プロモーションのためグローブにサインする井上(大橋ジム提供)

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)は26日(日本時間27日)、米ラスベガスで10月31日(同11月1日)に行われるWBA2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に向け、契約するトップランク社のジムで約2時間の練習を行った。

試合週に入り、練習前には、現地メディアからの取材にオンラインで対応し、プロモーションの一環として、グローブ30個にサインをした。井上は自身のツイッターで「MAX鈴木さんの大食いを見る時期になってきた! 笑 お腹いっぱい。笑」とコメント。フードファイターの力を借り、最後の減量に入っていく。

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新大関の正代、地元出身横綱の初墓参りで活躍誓う

正代(2020年9月27日撮影)

新大関の正代(28=時津風)が27日、都内の部屋で行った朝稽古後に報道陣の電話取材に応じた。

初優勝した秋場所後に地元・熊本に帰省。その際に、同じ宇土市出身の第8代横綱不知火諾右衛門の墓参りに行ったという。実家から1キロほど離れた場所にあるというが「記憶に残っているうちでは初めて」となる墓参り。「大関昇進の報告と、後は見守って頂けたら」と偉大な先輩へ手を合わせた。

「あまり大きなことは言いたくないけど、また(地元に)活気が出て欲しい」と、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)での活躍を誓った。

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「浪速の狂拳」亀田京之介が移籍会見「やりやすい」

移籍会見に臨んだ亀田京之介(撮影・実藤健一)

「浪速の狂拳」亀田京之介(22)が27日、大阪市内のハラダジムへの移籍と次戦への会見を行った。

東日本フェザー級新人王を獲得した逸材だが、所属していた協栄ジムが休会。移籍先を探していた。ハラダジムは小学2年ごろ、初めてボクシングの練習に訪れたジムという。亀田は「このジムはやりやすい」と移籍先に決断した。

移籍初戦は11月28日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で浅井大貴(オール)と6回戦を戦う。「3ラウンドで終わらせます」と予告。目指す世界へ、「試合経験を積んでいきたい。チャンスがあればいきたい」と意欲を燃やした。

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タイソン氏復帰戦勝者に「最前線の戦い」特別ベルト

マイク・タイソン氏(2005年7月28日撮影)

ボクシング元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏(54)の復帰戦に、WBCが特別ベルトを贈呈する。

28日に米カリフォルニア州カーソンで、元世界4階級制覇王者のロイ・ジョーンズJr.氏(51)と対戦する。米メディアが26日に報じた。8回戦のエキシビションマッチながら、元世界王者3人がリモートで採点するという。勝者に「最前線の戦い」と銘打った緑色のベルトが贈られる。ベルトをかけた真剣勝負の一戦に、両者はドーピング検査にも応じているという。

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鶴竜 腰の状態「まあ、ボチボチ。いい感じと思う」

鶴竜(2020年7月19日撮影)

2場所連続休場中の横綱鶴竜(35=陸奥)が27日、7場所ぶり7度目の優勝を目指す大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)に向けて、近況を語った。

この日の朝稽古後、報道陣の電話取材に応じた。この日は、部屋の関取で自己最高位の東前頭筆頭に番付を上げた霧馬山が、肩の状態不良で稽古を休んだため、鶴竜は四股などの基礎運動と、土俵に入っての稽古は若い衆にぶつかり稽古で胸を出す程度にとどめた。腰の状態は「まあ、ボチボチ。いい感じと思う」とし右肘の状態については「負担がかかったり痛めたりしないように注意してやるしかない」と話した。11月場所の出場については、ギリギリまで判断を待つといい、その判断基準は「相撲を取ってみて、だと思う。いつもやっていることが、できているかどうかだと思う」と話した。

コロナ禍で通っているジムにも行けず「ルーティンじゃないけど、そういうものが崩れる」と不安も口にした。横綱の重責から「しっかり土俵に立ってやらないといけない」と言い聞かせた。一方で、3人の子どもたちと「一緒に過ごせるから楽しくはやっている」と息抜きにはなるようだが「自由に(外に)出られないというのはしょうがない。(第3子が)生まれたばかりで、より気を使う」と不自由さも感じる。自宅の目の前の公園に行くのが、現状では最善の息抜きになっているようだ。前日はインフルエンザの予防接種を部屋全員で受けたという。

横綱審議委員会(横審)からは、秋場所後の定例会合で厳しい意見があり、師匠の陸奥親方(元大関霧島)からは「次の場所に進退も」という言葉があった。それについては「(その意見を)覆すには結果しかないんでね。あとはもう言われても仕方ない状態ですからね」と話した。

大好きなバスケットボールのNBAファイナルは「少しだけ携帯で見た」という。同じ35歳のレブロン・ジェームズ率いるレーカーズが17度目の優勝を果たしたが「だいたいもう勝つだろうなと思って見てたから面白くなかった」。同じ35歳が第一線で活躍していることには「もちろん、他の業界というか、そういう頑張ってる人というのは、刺激というね、負けられないというのはありますけどね」と刺激にはなっているという。一年納めの場所でもあり「元気な姿を(自分も)見せるしかないですよね」と奮起を誓った。

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井上尚弥 ジムで2時間練習、最後の減量へ

プロモーションのためグローブにサインする井上(大橋ジム提供)

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)は26日(日本時間27日)、米ラスベガスで10月31日(同11月1日)に行われるWBA2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に向け、契約するトップランク社のジムで約2時間の練習を行った。

完全休養日にあてた前日から一夜明け、この日は最高気温15度と、現地入り後、一番の冷え込みとなった。試合週に入り、練習前には、現地メディアからの取材にオンラインで対応。プロモーションの一環として、グローブ30個にサインをしたという。

井上は自身のツイッターで「MAX鈴木さんの大食いを見る時期になってきた! 笑 お腹いっぱい。笑」とコメント。フードファイターの力を借り、世界が注目するラスベガス初陣に向け、最後の減量に入っていく。

一方のモロニーは同日、オンライン記者会見に臨み「人生最高の日になると自信を持っている」と意欲を示した。複数の練習パートナーに井上尚の動きを模倣してもらいながら充実した調整ができているとし「(周囲の見方が)間違っていると証明したい。彼も人間だ。誰にだって弱点はあるし、倒すことができる」と話した。

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比嘉大吾は判定ドロー「攻め足りなかった」移籍初戦

比嘉大吾(2018年2月4日撮影)

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、同バンタム級8位の比嘉大吾(25=Ambition)が26日、東京・後楽園ホールで日本バンタム級13位堤聖也(24=角海老宝石)とのノンタイトル10回戦に臨み、1-0の判定で引き分けた。

堤の手数に苦しむも、ボディーを中心に反撃。ジャッジ1人は96-94で比嘉を支持したが、白井・具志堅スポーツジムからの移籍後初戦での勝利は逃した。

戦績を16勝(16KO)1敗1分けとした比嘉は「ポイントを取っていると思い、攻めの姿勢が足りなかった。倒すボクシングに特化して練習していきたい」と話した。

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正代「至誠一貫」自然体、徒歩通勤で「体ほぐれる」

新大関として番付発表日を迎え、リモート取材に応じる正代

新大関正代(28=時津風)が「至誠一貫」で自然体を貫く。大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)の新番付が26日、発表された。リモートでの会見に臨んだ正代は「大関に上がった感じ」と新番付表で実感。その上で大関の特権、車での場所入りはせず“徒歩通勤”を続ける意向を改めて示した。大関になってもおごることなく、横綱を目指す。

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大関になっても「正代」は変えない。その決意を“徒歩通勤”で示す。

大関になれば、両国国技館の地下駐車場へ車で乗り入れできる。しかし、正代は「部屋から距離が近いんで。今までも雨の時以外は歩いてきた。それは続けていこうと思う」。確かに部屋から国技館までは、徒歩で10分程度の距離。続けるには意味があり、「歩きながら体がほぐれるというか、アップになる。ルーティンではないが(今後も)やっていこうと。(不都合があれば)場所中に修正すればいいと思っている」。

通常なら「一年納めの九州場所」だが、新型コロナウイルスの影響で準ご当地場所への凱旋(がいせん)はかなわない。しかし、正代には「納めの場所」としても栄誉がかかる。今年ここまで45勝はトップで、初の年間最多勝にも挑む。「けがなく15日間とりきって、結果的にチャンスがあれば。(今年の)最後の場所なんで存在感を今まで以上に示せたら」と意気込んだ。【実藤健一】

新大関として番付発表日を迎え、都内の時津風部屋の前で番付表を持つ正代(共同)

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