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新大関正代、昇進も飾らず徒歩通勤「続けていこう」

正代(2020年9月27日撮影)

大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)の新番付が26日に発表され、秋場所で初優勝を飾り新大関に昇進した正代(28=時津風)がリモートでの会見に臨んだ。

「大関に上がったんだなという感じですね」。真新しい番付表を見て、しみじみと実感がわき上がってきたという。その上で「いつもより緊張感がある気がします。大関に上がったことで、責任が今までとは違う」と話し、会見中に笑顔はなかった。

故郷の熊本に凱旋(がいせん)帰郷後は、合同稽古で横綱白鵬らに胸を借りた。「本来は出稽古で関取衆に部屋まで足を運んでもらっていたが、新鮮な感じでいい稽古ができた。11月(場所)に向けていい経験ができたと思います」。現状についても「順調ですね」と語った。

大関になっても変えないのが「徒歩通勤」。大関になれば車で両国国技館の地下駐車場に乗り入れできるが、正代は「部屋から距離が近いんで、今までも雨の時以外は歩いていた。それは続けていこうと思う」。それには意味があり、「歩きながら体がほぐれるというか、アップになると思っている。ルーティンではないが(今後も)やっていこうと。(不都合があれば)場所中に修正すればいいと思っている」。

大関になっても飾らず、おごらない。「あまり緊張とか強いタイプじゃないんで。まず勝ち越しを目指して、そこから目標を上げていこうと思ってるんで」。目指すは自然体。その中でも「前に出る相撲は徹底していけたらと思う」と力強く誓った。

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ロビンソン「今年もう1回!」フィンレーと連覇宣言

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で4勝目を挙げたジュース・ロビンソン(左)、デビッド・フィンレー組(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール

昨年覇者のジュース・ロビンソン(31)、デビッド・フィンレー(27)組が、IWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組に勝利し、4勝3敗で勝ち点8とした。

すでに4勝を挙げ余裕を見せる相手に、素早いコンビネーションで仕掛け、序盤の主導権を握った。

その後はフィンレーが左肩に集中攻撃を受け、終始肩を押さえながらの苦しい戦い。レフェリーが見ていないスキに仕掛けるタイチのチョークやセイバーJr.の豊富な関節技に苦しめられた。

最後は4人がリング上で大の字になる激闘となったが、フィンレーがタイチへ、ロビンソンがセイバーJr.への同時攻撃でまとめて沈めた。

チャンピオンからの価値ある1勝に、試合後はリング上で踊り出すなど喜びを爆発させた。マイクを取ったロビンソンは「去年俺たちは優勝した。今年もう1回!」と日本語を交えながら連覇宣言した。

前半5試合は2勝3敗とまさかの負け越し。それでも28日の神奈川大会での鷹木、SANADA組に続き、V候補を撃破。一気に優勝争いに食い込んできた。

残り2試合となったリーグ戦は5勝の矢野、石井組に続き、6チームが4勝で並ぶ大混戦。次戦(4日)はその首位組と対戦。ロビンソンは「次の相手もきついけど、俺たちはイチバンだ。自信を持っていこう」と強い絆を再確認した。

昨年は首位だったEVIL、SANADA組を最終戦で破り、3連覇を阻止。その後、今年の1月の東京ドーム大会ではIWGPタッグ王者に輝いた。

フィンレーは「武道館で優勝してトロフィーを掲げ、東京ドームでザックとタイチからベルトを取る」と2年連続で年末年始の主役を奪うつもりだ。

ロビンソンも「ネットにあふれてるアンチたちよ、俺たちが一番強いチームだって思い知らせてやる」と豪語する。連覇をついに視界に捉えた2人。有言実行で「アンチたち」を黙らせる。

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矢野通、石井智宏組5勝目 棚橋「頭おかしくなる」

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で単独首位に立った石井智宏は1人で取材に応じる(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

矢野通(42)、石井智宏(44)組がトーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組を破って5勝目を挙げ、単独トップに立った。

勝ち点8で並ぶ3組の中で、唯一勝利し、首位に立った。敗退が決まっている相手とはいえ、試合ごとに力をつけてきた相手だったが、矢野の“柔軟な”対応で退けた。

いつものように慣れた手つきでコーナーパッドをこっそり外す。毎度行う行為には1分もかからない。さらに棚橋を「来てみろ!」と挑発。見事に? 金具むき出しのコーナーに追い込み、痛めつけた。

レフェリーから見えないように髪をつかむなど、バラエティーに富んだ技で少しずつダメージを与えていった。

最後は石井とヘナーレのバトルの中、ソバットを切り返した石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターを決めて勝利。「単独トップかな? あと2ついってやるから」とトップ通過を宣言した。

矢野にうまくかわされ、1勝6敗となった棚橋は「悔しくて頭おかしくなる」と天を仰いだ。

相手を惑わせる“変化球”の矢野と“直球”で真っ向勝負の石井との絶妙なコンビネーションで、ダークホースの2人がついに単独首位に立った。

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朝乃山かど番脱出へ「力入ります」新師匠と心機一転

朝乃山(2020年11月9日撮影)

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)をかど番で迎える2大関が11月30日、途中休場した11月場所後、初めて取材に応じ、雪辱を誓った。朝乃山(26=高砂)は負傷した右肩の回復を強調。先代師匠の定年に伴い新体制となる部屋から再起を図る。正代(29=時津風)は左足首への負荷を抑えながら調整。慎重な姿勢を示しつつ、気負わずにかど番脱出を目指す。

   ◇   ◇   ◇

朝乃山は右肩の状態について「(痛みは)ほとんどないですね。力はもう、ほとんど入りますよ」と明るい声色で説明した。2週間前の負傷直後は右腕を上げる動作もできなかったが、現在は日常生活に支障はないという。この日は四股などの基礎運動で調整。番付発表が行われる24日までには相撲を取る稽古を再開させる予定で「自分にできることを考えながら、やっていきたい」と力を込めた。

休場中は毎日欠かさず、午後1時からテレビで放送される幕下の取組から観戦していた。「本来であれば15日間出てるのに、なんでテレビの前で第三者のところにいるんだろうという気持ちだった」と、悔しさが募った。

12月9日に65歳を迎え先代高砂親方(元大関朝潮)が定年となり、前錦島親方(元関脇朝赤龍)が部屋を継承する。新師匠は自身の入門時は現役の関取で、11月場所後には「『お互い協力して、部屋を活気づけて、部屋を盛り上げていくように頑張ろうね』と言われました」と誓い合ったことを明かした。心機一転。「悔しい思いを来場所にぶつけたい」。まずはかど番脱出を期す。【佐藤礼征】

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正代「順調なのか分からない」けがの回復に不安吐露

初場所に向けて稽古を再開した正代

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)をかど番で迎える2大関が11月30日、途中休場した11月場所後、初めて取材に応じ、雪辱を誓った。朝乃山(26=高砂)は負傷した右肩の回復を強調。先代師匠の定年に伴い新体制となる部屋から再起を図る。正代(29=時津風)は左足首への負荷を抑えながら調整。慎重な姿勢を示しつつ、気負わずにかど番脱出を目指す。

   ◇   ◇   ◇

アマチュア時代から大きなけがの経験がない正代は「(回復が)順調なのか分からない」と、不安が入り交じった心境を吐露した。この日はテーピングを施して左足首を固め、都内の部屋でじっくりと四股、すり足を行った。「普通に四股を踏む分だったら痛みは感じない。足の位置を変えずに体をひねったりして、足首がねじれる感じがすると、ちょっと痛みが出る」。18日から両国国技館内の相撲教習所で始まる合同稽古も「おとなしくしときます」と不参加の方向だ。

14年春場所の初土俵以来初めての休場が新大関場所となったが、経験を前向きにとらえる。休場中はテレビで幕内の取組を観戦。対戦相手を入念に研究するタイプではないだけに「いい経験になった」と振り返った。3大関の1人、貴景勝が先陣を切るように優勝した。「いい刺激をもらった。頑張らなきゃいけない」と、燃えるものがある。

大関2場所目にしてかど番脱出の重圧がのし掛かるが、気持ちを波立たせない。「自分の中では、大関に上がれたことが信じられないぐらいの出来事。胸を張って土俵に上がれたらいい」と意気込んだ。【佐藤礼征】

初場所に向けて稽古を再開した正代

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井上尚弥「拓真氏を煽りながら」強化合宿を本格始動

静岡合宿でサーキットトレに取り組むWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(右手前)と弟拓真(大橋ジム提供)

ボクシングWBA、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27)が11月30日、静岡県内で元WBC世界同級暫定王者で弟の拓真(24=ともに大橋)と強化合宿を本格スタートさせた。

29日に現地入り。12月3日まで高村淳也トレーナーのもとフィジカルトレーニングに取り組む。来年1月14日、拓真が東京・後楽園ホールで東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太(27=一力)に挑戦するため、井上は自らのSNSに「拓真氏を煽(あお)りながら頑張ります」などと投稿。自身も次戦に備えてコンディション作りに励む。

10月31日に米ラスベガスに初進出を果たした井上はジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)に7回KO勝ちし防衛に成功。11月2日に帰国後、隔離期間を経て同中旬からジムワークを再開していた。

静岡合宿でパラシュートトレを敢行するWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左)と弟拓真(大橋ジム提供)

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正代かど番初場所へ負傷左足首は「間に合うと思う」

初場所に向けて稽古を再開した正代

大相撲11月場所を左足首の負傷で途中休場した大関正代(29=時津風)が30日、かど番で迎える初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)に向けて「(完治は)そこまでにはさすがに間に合うと思う。勝ち越せればいい」と再起を誓った。

都内の部屋での稽古後、報道陣の電話取材に対応。この日はテーピングで左足首を固定し、負荷を抑えた四股、すり足を行った。

初土俵から6年で初めての休場が、新大関場所だった。3日目の高安戦で土俵際の突き落としを決め、土俵下に落ちる際に負傷。「変に勝ちにこだわり過ぎて、このけがにつながったところもある」と唇をかむ。

不安を抱えながら出場した4日目は、左足に力が入らず大栄翔に一方的な相撲で敗れた。「休場に踏み切れなかった。取れそうなところがあるんだったら、できれば休みたくなかった」。

5日目の朝、日本相撲協会に「左遠位脛腓靱帯(じんたい)損傷により約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。苦渋の決断を下した。

休場中はテレビで幕内の取組を観戦した。「違和感ありましたけど、自分の中ではいい経験になった」と前向きに振り返る。普段はあまり見返すことのない他の力士の取組をじっくり観察できたという。

3大関の1人、貴景勝が大関として初めての優勝を飾ったことも刺激。「悔しいって気持ちは出てこなかった。いい刺激をもらった。頑張らなきゃいけない」と力を込めた。

アマチュア時代からけがで大会を棄権したことはなく、長期のけがには慣れていない。患部の状態については「歩く分には痛みはないですね。普通に四股を踏む分だったら痛みは感じない。足の位置を変えずに体をひねったりして、足首がねじれる感じするとちょっと痛みが出ますね」と説明。初場所の番付発表が行われる24日までに、相撲を取る稽古に「挑戦はしたい」と話した。

来月18日からは両国国技館内の相撲教習所で合同稽古が行われ、自身も参加した前回とは違って途中参加も可能だが「行くだけ行って参加できなかったらあれなので。おとなしくしときます」と、今回は見送る方針を示した。

新年最初の場所が、いきなりかど番。「そのときはそのとき。自分の中では大関に上がれたっていうことがすごい、信じられないぐらいの出来事。胸を張って土俵に上がれたらいい」。気負わずに臨む。【佐藤礼征】

初場所に向けて稽古を再開した正代

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井上尚弥が弟拓真と静岡合宿、コンディション作り

静岡合宿でパラシュートトレを敢行するWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左)と弟拓真(大橋ジム提供)

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27)と元WBC世界同級暫定王者で弟の拓真(24=ともに大橋)が29日から静岡県内で合宿に開始していると30日、所属ジムが発表した。

井上拓は21年1月14日、東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太(27=一力)に挑戦するためのトレーニング、井上尚は弟のサポートと次戦に備えてのコンディション作りがテーマ。担当する高村淳也トレーナーのもと、12月3日の5日間の日程でフィジカルなどの強化を続けていくという。

井上尚は10月31日に米ラスベガスに初進出を果たし、ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)に7回KO勝ちで防衛に成功。11月2日に帰国後、隔離期間を経て同中旬からジムワークを再開していた。

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木梨憲武が新日本参戦 東京ドーム大会テーマ曲歌う

来年1月の新日本東京ドーム大会のミュージックビデオで共演したドン・キナシこととんねるず木梨憲武(右)とオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

とんねるず木梨憲武(58)が、来年1月4、5日に行われる新日本プロレス東京ドーム大会のテーマソングを歌うことが決定した。曲は宇崎竜童の名曲「生きてるうちが花なんだぜ」をロックテイストにアレンジしてカバー。ミュージックビデオ(MV)ではオカダ・カズチカ(33)と初共演する。

木梨は「選手が戦う映像を流しながら、試しにこの歌をかけてみたら『もうこれしかない』と思うぐらいピッタリだった。すべてのタイミングが1つになった瞬間を感じられて本当に光栄」と喜びを語った。MVでは大会の特別プロモーター「ドン・キナシ」としてファンキーなスタイルで登場。オカダにローキックを浴びせるシーンもあるという。一方オカダは気持ちを奮い立たせ、腕立て、スクワットなど体を鍛えるシーンを撮影した。

木梨の熱唱を目の当たりにしたオカダは「子どものころからテレビで見てきた。初めてだったが、やさしく接してくださった」とコメント。さらに「ドン・キナシさんにすべて持っていかれないように、しっかり戦って、皆さんに21年も頑張ろうと思ってもらえるようにしたい」と新年最初の大会に向け、意気込んだ。

MVは後日配信される予定。木梨は「ワクワクしている。いいお正月を迎えられそうで、うれしくて仕方ない」と話す。大会当日、来場するかは未定だが、ドン・キナシの“参戦”で21年の新日がさらに盛り上がる。

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高橋ヒロム「前歯欠けた」膝悲鳴も激闘制し首位守る

新日本後楽園大会 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアリーグ戦でロビー・イーグルスの上に乗り、ファンに向けてガッツポーズをする高橋ヒロム(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦

高橋ヒロム(30)がロビー・イーグルスを破って勝ち点10とし、首位を守った。

定例の攻略本に書かれていたイーグルスへの言葉は「来てくれてありがとう」。唯一の外国選手の参戦に「来てくれただけで景色が変わる」と感謝の意を表したが、試合では容赦しなかった。序盤から相手を場外の鉄柵に何度も打ち付け、試合を優位に進めた。途中馬乗りになり、「ロビー、ロビー、ロビー」とオーストラリア時代の掛け声を叫びながら、顔面を殴るなど挑発する場面も。終盤、集中的に攻撃された膝が悲鳴を上げ、ピンチを迎えたが、自らたたいて気合を入れ、ビクトリー・ロイヤルからのTIME BOMB2。今大会リーグ戦9試合中6試合でメインを務める男らしく、最後は豪快な技で沈めた。

バックステージでは座りこんで「足が痛い、前歯も欠けたし、背中だって痛い」と疲れた表情を見せた。リーグ戦は残り7日間で3試合。満身創痍(そうい)での戦いとなるが「プロレスラーは関係ない。痛ければ痛いほどパワーが燃え上がってくるんだよ。それがヒロムちゃんスタイル」とおちゃらけて話す。次戦(12月2日)の相手はSHO。攻略本を見せながら「飯伏幸太の大ファンだぞ。楽しみで仕方ねぇ」と気合十分。「(優勝まで)残り4試合。今、ヒロムちゃんは最高潮だ」。痛めた膝を忘れさせるような余裕の発言を繰り返す高橋。この男の頭の中には、もう優勝しかない。

新日本後楽園大会 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのリーグ戦で5勝目を挙げ、疲れた表情で試合を振り返る高橋ヒロム(新日本プロレス提供)

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マッスルチワワ石森太二5連勝「負ける気しない」

新日本後楽園大会 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのリーグ戦で5勝目を挙げた石森太二(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦

IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二(37)がBUSHI(37)に勝利し、5勝1敗として高橋ヒロムとともに首位を守った。

大一番と位置付け挑んできたBUSHIを無尽蔵のスタミナで跳ね飛ばした。「正直負ける気はしなかった」とマスクを外す前に仕掛けてきた相手に対し、全く動じず、序盤から主導権を握った。中盤以降流れを渡すシーンも見られたが、連続技をさせず、両肩を徹底的に痛めつけていたことで、終盤の反撃を抑えた。大技を何度も返し、最後はBone LockでBUSHIを捕まえ、そのまま締め上げた。「俺からベルトを取るとか、そういう意地とか執念が全然感じない」。試合後も余裕の表情を見せ会場を後にした。

ともに5勝で並ぶ高橋との頂上決戦が見えてきた。18年の同大会決勝で敗れたリベンジをと、初戦に挑んだが、相手の必殺技TIME BOMBを食らい、敗れた。悔しさをあらわにするも「まだ一戦」と切り替え、5連勝。大きなダメージもなく、順調に勝ち星を延ばしている。残り3戦。「マッスルチワワの大逆襲」はまだまだ終わらない。

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タイソン15年ぶりリングはドロー決着/復帰戦詳細

<ボクシング:エキシビション8回戦>◇28日(日本時間29日)◇米ロサンゼルス・ステープルズセンター

15年ぶりにリング復帰する元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54)と18年以来、約2年ぶりのリングとなる元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.(51)によるエキシビション8回戦が28日(日本時間29日)に米ロサンゼルスのステープルズセンターで開催された。

タイソンは、強烈なボディーブローで終始圧倒した。公式な試合ではないためジャッジによる正式な採点はなく、WBCが選定した元王者3人の参考採点では引き分けだった。

結果はドローとなったがタイソンは「みんなが喜んでくれたらいい」と納得の表情だった。

ロイ・ジョーンズ・ジュニアに左パンチを放つマイク・タイソン(左)(USA TODAY=ロイター)

強烈な右ボディーを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)

3回、ジャブを放つマイク・タイソン(AP)

ロイ・ジョーンズ・ジュニアに左ボディーを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)

試合後、握手をするマイク・タイソンとロイ・ジョーンズ・ジュニア(USA TODAY=ロイター)

◆エキシビション8回戦

タイソンドロージョーンズJr.

【8回】 

タイソンに疲れは見えず、開始から果敢に打っていく。ジョーンズはクリンチとフットワークでしのぐのが精いっぱい。1分すぎにタイソンがコーナーにつめて左ボディーブローを連発。ジョーンズは疲れて動きが鈍る。終了間際にタイソンのボディーブローがヒット。タイソンが試合を通じて終始ジョーンズを圧倒した

・日刊採点10-9(タイソン)

【7回】 

タイソンがゴングと同時に強打を振るって前進。左右フックをボディーに決める。30秒すぎにコーナーに押し込んでタイソンが連打も、ジョーンズはクリンチで決定打を許さず。終盤はジョーンズが距離をとってタイソンの前進をかわす。

・日刊採点10-9(タイソン)

【6回】 

タイソンのスピードは衰えず、開始早々、鋭い左ジャブから左ボディーブローが決まる。ジョーンズの遠い距離からの左ジャブもタイソンはボディーワークでかわす。終了間際にジョーンズが飛び込んでの左右パンチを浅く当てる。

・日刊採点10-9(タイソン)

【5回】 

中間距離での打ち合いは少なくなり、両者クリンチが多くなる。30秒すぎにジョーンズが速射砲のような連打を出すが、タイソンはすべてかわす。1分すぎ、タイソンが頭をつけてジョーンズのボディーを執ように狙う。1分20秒すぎには強烈な左フックがジョーンズの顔面をかすめる。

・日刊採点10-9(タイソン)

【4回】 

ジョーンズの遠い距離からの左ジャブがタイソンの顔面をとらえる。接近戦ではクリンチでタイソンの強打を封じる。1分30秒すぎにタイソンの右ボディーブロー2発さくれつ。その後も接近戦でタイソンがボディーブローを決める。

・日刊採点10-9(タイソン)

【3回】 

タイソンが上体を振ってジョーンズの懐に飛び込む。30秒すぎにタイソンの飛び込んでの左ストレートがジョーンズの顔面にヒット。ジョーンズが左右にスイッチしてかく乱しようとするがパンチは空転。終盤はタイソンのボディーブローが有効。ジョーンズの息が上がりはじめる。

・日刊採点10-9(タイソン)

【2回】 

タイソンが左ジャブとウイービングで前進。いきなり飛び込んでジョーンズをロープに追い詰めて左フックをボディーに決めた。1分すぎからジョーンズがフットワークを駆使して距離を取る。その後はジョーンズのクリンチワークでタイソンのパンチが封じられる。

・日刊採点(10-9)タイソン

【1回】 

タイソンは黒いTシャツに黒い帽子、黒いマスク姿で入場。現役時代と同じ黒いトランクスとリングシューズを着用していた。ゴングと同時にタイソンは鋭い左ジャブで前進。左フックをボディーに決めた。ジョーンズはフットワークとクリンチを使って強打をしのぐ。1分すぎにタイソンの左フックがジョーンズの顔面を浅くとらえた。タイソンは接近を試みるが、ジョーンズはクリンチでしのぐ。

・日刊採点10-9(タイソン)

リングに向かうマイク・タイソン(USA TODAY=ロイター)

接近戦を繰り広げるロイ・ジョーンズ・ジュニアとマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)

ロイ・ジョーンズ・ジュニアのジャブをヘッドスリップでかわすマイク・タイソン(USA TODAY=ロイター)

WBCの記念ベルトを手にポーズを決めるマイク・タイソンとロイ・ジョーンズ・ジュニア(USA TODAY=ロイター)

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タイソン「よく持ちこたえた」強烈ボディー強敵脱帽

3回、ジャブを放つマイク・タイソン(AP)

<ヘビー級エキシビションマッチ8回戦>◇28日(日本時間29日)◇米ロサンゼルス・ステープルズセンター

プロボクシング元統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(54)が、15年ぶりのリングで往年の片りんを見せた。ミドル級からヘビー級まで4階級を制覇して2年前に引退したロイ・ジョーンズ(51=ともに米国)と2分8ラウンドの特別ルールで対戦。全盛期の豪快なKOシーンはなかったが、強烈なボディーブローで終始圧倒した。公式な採点はなく、WBCが選定した元王者3人の参考採点は引き分けだった。

    ◇    ◇    ◇    ◇

開始のゴングが鳴ると、タイソンは高速の左ジャブを突いて前進した。

現役時代と同じ戦闘スタイルだった。全盛期のベストウエート220・4ポンド(約99・97キロ)に絞り込んだ体には、15年5カ月のブランクを感じさせないスピードと切れがあった。ジョーンズはクリンチとフットワークで決定打を封じるのに精いっぱい。参考採点はドローだったが、試合は常に前進を続け、ボディーを攻め続けたタイソンが圧倒した。

狙っていたKOは逃したが、試合後は「2分が3分のように長かった。引き分けでいい。15年もブランクがあったんだ。今は8回、戦い抜けたことで喜びを感じている」とタイソンは満足げ。「ボディーは本当に効いた。タイソンはすごかった」と脱帽しきりのジョーンズに「よく持ちこたえたよ」と余裕の笑みで声をかけた。

ともにヘビー級を制した名王者だが、もともとミドル級(72・57キロ)だったジョーンズに対して、タイソンはナチュラルなヘビー級。パワーの差が勝敗を決めると予想され、直前の賭け率も15対8でタイソン有利。KO決着が期待されていたが、2年前まで現役だったジョーンズの“実戦勘”の前に、最後まで決定打を打ち込めなかった。

当初、2人は通常の10回戦を望んでいたが、安全管理のためカリフォルニア州アスレチック・コミッション(CSAC)は1ラウンド2分のエキシビション8回戦とし、使用グローブも通常の10オンスより大きな12オンスになった。しかし、ボクシング史に残る王者同士の夢対決は“今年最大のビッグマッチ”とも言われ、タイソンの最低報酬は日本円で10億円以上。無観客でのイベントだったが、視聴ごとに課金されるテレビのPPV(ペイ・パー・ビュー)の売り上げが好調で、2人の最終的な合計報酬額は50億円を超えるといわれる。

圧倒的な知名度を誇るタイソンが「往年の片りん」を見せたことで、今後も相手を変えたエキシビションが行われる可能性もある。「またやりたい。人々を励ますために試合に出たんだ。みんなが喜んでくれればいい」と本人も“次回”に乗り気。時代が変わっても、伝説の鉄人の圧倒的な存在感は健在だった。

◆マイク・タイソン 1966年6月30日、米ニューヨーク州生まれ。85年3月のプロデビューから19連続KO勝ち。86年11月、バービックからWBC世界ヘビー級王座奪取。87年にWBA、IBF王座も奪い3団体統一。6度防衛後、90年2月に東京ドームでダグラスに敗れ王座陥落。暴行罪で92年から2年間収監された後、96年3月にWBC王座、同9月にはWBA王座奪回。同11月、ホリフィールドに敗れ陥落。05年6月にマクブライドに6回TKO負けして引退。50勝(44KO)6敗2無効試合。身長178センチの右ファイター。近年は俳優としても活躍。

強烈な右ボディーを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)
ロイ・ジョーンズ・ジュニアに左ボディーを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)
ロイ・ジョーンズ・ジュニアのジャブをヘッドスリップでかわすマイク・タイソン(USA TODAY=ロイター)

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タイソン「2分が3分のように長かった」ドロー決着

ロイ・ジョーンズ・ジュニアに左パンチを放つマイク・タイソン(左)(USA TODAY=ロイター)

<ボクシング:エキシビション8回戦>◇28日(日本時間29日)◇米ロサンゼルス・ステープルズセンター

プロボクシング元統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(54)が、エキシビションマッチで15年ぶりにリングに立った。ミドル級からヘビー級まで4階級を制覇して2年前に引退したロイ・ジョーンズ・ジュニア(51=ともに米国)と対戦し、強烈なボディーブローで終始圧倒した。公式な試合ではないためジャッジによる正式な採点はなかく、WBCが選定した元王者3人の参考採点では引き分けだった。

タイソンは現役時代のベストウエート220・4ポンド(約99・97)に絞り込んでいた。この一戦にかける意気込みの表れだった。試合開始のゴングが鳴るとスピードに乗った左ジャブから強打を振り回してジョーンズに襲いかかった。ジョーンズはクリンチとフットワークでタイソンの強打を避ける戦いに終始。タイソンは狙いをボディーに絞って常に優位に戦った。

試合後、タイソンはさすがに疲れた様子で「2分が3分のように長かった。引き分けでいいよ。今は8回戦い抜けたことで喜びを感じている」と振り返った。一方、ジョーンズは「タイソンのボディーが本当に効いた。すごかった。やろうとしたアウトボクシングもできなかった」とタイソンの強さに脱帽した。

ともにヘビー級を制した名王者だが、もともとミドル級(72・57キロ)だったジョーンズに対して、タイソンはナチュラルなヘビー級。その体格差、パワーの差が勝敗を決めると予想する声が多かった。直前の賭け率も15対8でタイソン有利。一方、2年前まで現役だったジョーンズも“実戦勘”でタイソンに最後まで決定打を許さなかった。

当初、2人は通常の10回戦を望んでいたが、安全管理のためカリフォルニア州アスレチック・コミッション(CSAC)は1ラウンド2分のエキシビション8回戦とし、使用グローブも通常の10オンスより大きな12オンスに指定した。しかし、ボクシング史に残る王者同士の夢対決は“今年最大のビッグマッチ”とも言われ、米メディアでタイソンの最低報酬は日本円で10億円以上と報じられた。無観客でのイベントだったが、PPV(ペイ・パー・ビュー)の売り上げは好調で、2人の最終的な報酬は合わせて50億円を超えることが確実視されている。

引退から15年。さすがに往年の豪快なKOは見られなかったが、タイソンは「またやりたい。人々を励ますために試合に出たんだ。この年でこれだけ頑張れるというのを見てほしい」。時代が変わっても、伝説の鉄人の圧倒的な存在感は、今も健在だった。

ボディを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)
ロイ・ジョーンズ・ジュニアにボディを放つマイク・タイソン(右)(USA TODAY=ロイター)
WBCの記念ベルトを手にポーズを決めるマイク・タイソンとロイ・ジョーンズ・ジュニア(USA TODAY=ロイター)

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タイチ「くそみてぇ…消え去れ」急所蹴りも迎撃勝利

ワールドタッグリーグ公式戦で4勝目を挙げ、トップに並んだタイチ(左)、ザック・セイバーJr.組(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス神奈川大会>◇28日◇神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館◇ワールドタッグリーグ公式戦

勝ち点6同士の対戦は、タイチ(40)、ザックセイバーJr.(33)の鈴木軍が高橋裕二郎(39)、EVIL組を破り、4勝1敗でトップに並んだ。

お互いに反則まがいの技の応酬となった。先に入場した高橋、EVILが、歌いながらリングに上がってきたタイチにいきなり襲いかかる。セイバーJr.は、登場曲すらかかっていない状態だったが、慌てて走ってリングへ上がって参戦した。

コーナーパッドはいつの間にか外され、鈴木軍は2人とも痛めつけられた。リング周りにいたディック東郷も参加し、攻撃はさらに卑劣になっていった。これに激怒したタイチは、目には目をとばかりに、喉輪で2人を絞め上げた。さらに裕二郎のステッキ攻撃、東郷のスポイラーズチョーカーなどお互いにやり合い、大荒れの試合となった。

最後はEVILのセイバーJr.に対する急所蹴りにタイチが怒り、仕返し。その後、何とか勝利したタイチは「裕二郎、こんなことしてよぉ、何なんだ。やってきたこと、キャリア、年齢、それでいいのか。それでいいんだったら消え去れ」と“反則技”を繰り返した相手に吐き捨てた。

タイチと高橋は9月のG1クライマックスで13年ぶりにシングルで対戦。タイチの完勝だったが「お前と内藤がメキシコで作ったレールにうまく乗っかることができて感謝している」と話していた。そんな高橋のふがいない戦いにタイチは「(G1では)くそみてぇな成績でコケにされて。こんなことしかできねえようじゃ、邪魔だ」と切り捨てたが、本当は「はい上がって来い」という願いを込めたゲキだったのかもしれない。

オーエンズ&ファレ組、無敵の合体技飛び出し2勝目

新日本神奈川大会 ワールドタッグリーグ公式戦で2勝目を挙げたチェーズ・オーエンズ(左)、バッドラック・ファレ組(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス神奈川大会>◇28日◇神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館◇ワールドタッグリーグ公式戦

前試合初勝利を挙げたタッグ同士の対戦は、チェーズ・オーエンズ(30)、バッドラック・ファレ(38)組が、トーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組に勝利し、2勝目を挙げた。

24日福島大会で飛び出した合体技「グラネードランチャー」をまたも勝負どころで完成させた。オーエンズがヘナーレを持ち上げ、そのまま156キロのファレが巨体をゆらして突進。崩れ落ちたヘナーレは返す力が残っていなかった。オーエンズは「グラネードランチャーを改良させた結果2勝できた」と喜んだ。

オーエンズが「全試合で使う」と言っている無敵の大技を持つ2人が2勝目を挙げた。なぜ初戦から使わなかったのか、その真意は不明だが、今後不気味な存在となることは間違いない。オーエンズは「俺たちにはまだ望みがある」と優勝は諦めていない。ファレも「賄賂を忘れなければな」と不敵な笑みを浮かべた。次戦はYOSHI-HASHI、後藤洋央紀組。ともに合体技を持つタッグ同士の対戦。どちらがコンビネーションの良さを見せ、3カウントを奪うのか注目だ。

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亀田京之介「25歳までに世界」移籍初戦TKO勝ち

勝利のサムアップポーズを決める亀田京之介(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:フェザー級6回戦>◇28日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

大阪のハラダジムに移籍した「浪速の狂拳」亀田京之介(22)が、浅井大貴(31=オール)との移籍初戦に臨んだ。

2回に猛ラッシュで39秒TKO勝ち。「3ラウンドで終わらせます」と予告していたラウンドを上回った。「ホッとした。めちゃくちゃうれしい。初のメイン、初の大阪。背負ってるもんが大きかったんで、それが一気にとれた感じ」と脱力感の笑顔をはじけさせた。

「自分は完全なアウトボクシング」と1回は慎重に相手の様子を見ていった。2回に「いける」と感じて一気にラッシュ。「(事前にKO予告を)3ラウンドと言っていたが、倒すつもりはなかった。隙があればいこうと。自分の中で一番いい動きができた」と自画自賛した。

亀田3兄弟のいとこにあたる。「亀田といえば3兄弟じゃなく、京之助を見ろと」。大阪デビューを華々しく飾り、見据えるのはやはり世界。「25歳までには世界王者になりたい。強い選手を倒していく」と鼻息を荒くした。【実藤健一】

亀田京之介(2020年10月27日撮影)

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タイソン「ゴングが鳴ったらすぐ彼のところへいく」

前日計量に臨んだタイソン(USA TODAY=ロイター)

ボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54)が15年ぶりにリング復帰する。28日(日本時間29日)に米ロサンゼルスで、2年前に引退した元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.(51=ともに米国)とエキシビション8回戦で拳を交える。27日(同28日)には同地で前日計量に臨んだ。公式戦ではないが、レフェリーが入り、採点で勝敗が決まる。最低報酬だけで2人合わせて計20億円とされる注目対決となる。

   ◇   ◇   ◇

15年ぶりのリングを控えたタイソンの表情は「無」に近かった。18年以来のリングとなるジョーンズJr.と前日計量に登場。過去最重量の210ポンド(約95・25キロ)だった元4階級制覇王者に対し、タイソンは過去2番目の軽さとなる220・4ポンド(約99・97キロ)をマーク。アクリル板を介し、フェースオフに臨むと21秒間、1度も表情を変えずにジョーンズJr.を凝視した。

計量前の会見で、タイソンは“真剣勝負”の殴り合いを予告した。1回2分ながらもヘッドギアはなし、レフェリー、WBCによるリモート採点で勝敗も決まる。「ゴングが鳴ったら、すぐに彼のところへいき、何が起こるかを見る。それは面白いはず。私はファイター、彼もファイター。そのままパンチを打つつもり」と不敵な笑み。ジョーンズJr.が強敵であることを素直に認め「うまくたたけるのか、それは分からない。多分、簡単にやれる方法は分からない」と警戒した。

米英メディアでは両者の最低報酬が日本円で約10億円ずつと報じられた。PPV収益も好調とされ、日本円で各18億円のボーナスも手にするとも伝えられた。2人合わせて「50億円マッチ」にもなりそうなレジェンド対決。タイソンの往年ファイトは復活するのか。

前日計量で記者の質問に答えるタイソン(USA TODAY=ロイター)

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タイソンは「事実上のKO勝ちだが…」大橋氏が予想

前日計量に臨んだタイソン(USA TODAY=ロイター)

元WBA、WBC世界ミニマム級王者大橋秀行氏(大橋ジム会長、日刊スポーツ評論家)は、マイク・タイソンの出来次第で両極端な展開になると予想した。

15年ぶりのリング復帰となるタイソンについて「パワー、スピードで圧倒し、事実上のKO勝ちだろう」としつつ、引退から2年というジョーンズJr.の実戦感覚にも注視。「タイソンが1回につかまえればKOだが、つかまえられずに疲れてしまうと8回まで面白くない展開になる可能性も秘めている」とも分析した。

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オーエンズ「誰も怖くない」王者レインズに宣戦布告

<WWE:スマックダウン大会>◇27日(日本時間28日)◇米フロリダ州オーランド

元WWEユニバーサル王者ケビン・オーエンズが、現王者ローマン・レインズに宣戦布告した。スマックダウンでレインズやいとこのジェイ・ウーソら一族の物語が進行する流れに飽き飽きしている姿勢を示したオーエンズはウーソとメインイベントでシングル戦に臨んだ。

レインズがバックステージのモニターで試合を見守る中、序盤からオーエンズはセントーン、スーパーキックでウーソを攻めこんだ。トペ・スイシーダを食らうなど激しい技の応酬が続き、最後はウーソが持ち出したパイプいすで攻撃を受けたところで反則裁定。オーエンズの勝利となった。しかし試合後、オーエンズも負けじとスタナーからパイプいす攻撃で反撃し、会場は騒然となった。

オーエンズは「ローマン、見ているのか? みんなお前を恐れているが、俺は誰も怖くない。文句があるならここに来い」とモニターを見つめるレインズを堂々と挑発。さらに「これはお前たち一族に向けてだ」と再びウーソをスタナー葬していた。

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森武蔵3度目防衛「相手の目死んでいた」終盤TKO

11回TKO勝ちで3度目の防衛に成功し、勝ち名乗りを受けるWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(左)

<ボクシング:WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

同級王者森武蔵(21=薬師寺)が3度目の防衛に成功した。同級6位溜田剛士(27=大橋)の挑戦を受け、11回1分39秒、TKO勝ちを収めた。

序盤から仕掛けてきた挑戦者と対峙(たいじ)し「ゴングと同時に向かってきたので、むきになってしまった」と積極的に打ち合った。相手ペースに乗った展開となったものの「中盤に向こうのペースが落ちてきた。スタミナ、体力には自信があった」と7回には連打でロープ際に追い詰めた。11回には「相手の目が死んでいたのでいこうと思った」と攻め込み、切れ味鋭いパンチで、溜田の右目上をカット。コーナーに追い詰め、レフェリーストップによるTKO勝ちを手にした。

19年12月の水野拓哉(松田)とのV2戦以来、約11カ月ぶりのリングだった。今年2月から3カ月ほど米ラスベガス合宿に臨み、4階級制覇王者井岡一翔(Ambition)らを指導するイスマエル・サラストレーナーのもとで練習した。V3戦前には、大みそかに元世界3階級制覇王者田中恒成(畑中)との防衛戦を控える井岡から「組み立てて自分のボクシングをしろよ。オレにつないでくれ」との激励の連絡も受けていたという。

森は「ラスベガスで井岡さんと一緒に練習した時、12回までの心の持ちようや試合の組み立て、考え方を学んだ。それができるようになったら、もう1段階上にいけるかな」と意欲。現在はWBO世界フェザー級4位にランクされているため「決まった試合をやりたい。ボクシングはタイミングや巡り合わせがありますが、来年、近いうちに世界の舞台で戦いたい」。前日27日に誕生日を迎え、21歳になって初試合を白星で飾った森が堂々と世界挑戦の目標を掲げていた。【藤中栄二】

3度目の防衛に成功したWBO・アジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵

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