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隆の勝が新関脇で勝ち越し「場所前の稽古のおかげ」

宝富士(左)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲11月場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

隆の勝が新関脇で勝ち越しを決めた。「三役での勝ち越しはいつもと違ううれしさがある。場所前の稽古のおかげと思う」。

9日目を終えて4勝5敗と黒星が先行。上位の壁を感じて「気持ちも落ちて不安があった」と振り返る。しかし父をはじめ家族から「自分の相撲だけ」と励まされ、気持ちを立て直したという。千秋楽、いい形で今年最後の一番を締めくくる。

隆の勝(左)は宝富士を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

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内藤哲也「本間はもう論外」新たな挑戦相手募る

新日本後楽園大会 本間朋晃(左)に低空ドロップキックを見舞う内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

内藤哲也(38)が、シングルマッチのラブコールを受けている本間朋晃(44)を、17日に続いて必殺技デスティーノで沈めた。

勝利後も本間の首根っこをつかみ、場外へ放り投げ、鉄柵にたたきつけるなど、珍しく怒りが収まらなかった。対戦相手として視界に入ってきたかに思われたが、バックステージでは「一昨日と今日、俺に負けた本間はもう論外だな」とあっさり切り捨てた。

ターゲットは誰になるのか…。4日の東京ドーム大会で飯伏幸太に敗れ、ベルトを失った内藤は、今シリーズでの戦うテーマがなくなり、挑戦してくる相手を探していた。「今がチャンス。みなさま、俺の名前を出した方がいい」と名乗り出る選手を求めていた。1番手の本間が消え、内藤の視線は18日に“立候補”したO・カーンに向けられた。「彼がどうやって俺とのシングルマッチにこぎつけるのか楽しみだね」と審査段階に入った。それでも結果が伴わなければ、自ら動きだすことをほのめかし「時間はあまりない。焦った方がいい」と忠告した。

一方のO・カーンは、観客が少ない理由に、2冠ベルトを失った内藤に魅力がないことを挙げ「切腹もんだ。首と面を洗って出てこい」と挑発した。O・カーンが内藤のターゲットとなるのか、それとも新たな候補が名乗り出てくるのか。あるいは内藤が自分で見つけにいくのか。今後の言動に注目だ。

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鷹木信悟が涙の棚橋を一蹴「真心じゃなくて下心だ」

新日本後楽園大会 勝利後、観客に向かって雄たけびを上げる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、涙ながらに愛を叫んだ棚橋弘至(44)を一蹴した。前日のマイクパフォーマンスを聞いていたという鷹木は、タッグ戦に勝利後、リング下の棚橋に向かって「八方美人は嫌いだ。お前の愛は偽りなんじゃねえか? 真心じゃなくて下心だ」と吐き捨てた。

鷹木は、30日愛知大会での対戦が決まってから、棚橋を挑発し続けてきた。この日も「NEVERや俺に対しての思いが感じられない。2度とタイトルマッチができなくしてやる。進退をかけるつもりで来い」と棚橋に向かって“説教”した。

NEVERのベルトにかける思いは棚橋より強いと自負する。5日の東京ドーム大会では体重差20キロのコブに真っ向勝負を挑み、豪快に投げ飛ばすなどして初防衛に成功した。試合後には立てなくなるほどのダメージを負ったが、6日には元気な姿を見せ、リング上で躍動。常に大きな声で100%を出し切るスタイルの鷹木は、負けて苦笑いを見せる棚橋の姿が「気にくわない」と、どうしても許せなかった。

コロナ禍の中、集まったファンに対しても熱かった。「観客も配信を見てくれる人も、相手もいる。プロレスラーは戦うしかない。30日、とことん暴れ狂ってベルトを守り抜いて見せる」と棚橋以上の大きな声で全国に思いを届けた。

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湘南乃海が頭強打でフラフラも白星/写真で振り返る

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東幕下22枚目湘南乃海(22=高田川)と東幕下20枚目朝玉勢(27=高砂)の一番で危ない場面があった。互いに頭から激しくぶつかり合った立ち合いが、不成立になり取り直しに。しかし、湘南乃海が腰から崩れ落ちてすぐには立てなくなった。フラフラになりながら何とか立つも、仕切り線の前に手を合わすことができなくなった。 すると、1度、両力士は土俵下に下がり、審判団が土俵上に上がり協議を開始。協議は約1分続き、その後取り直しの一番が行われた。 成立した立ち合いでは、朝玉勢が頭でかましにいき、湘南乃海は胸を出していった。脳振とうのような症状を見せていた湘南乃海だが、はたき込みで朝玉勢を下して勝ち越した。写真で取組を振り返る。

朝玉勢(奥)と湘南之海は立ち会い後に頭突きとなるも行司から待ったが掛かり、仕切り直しとなる(撮影・小沢裕)

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつける湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(左)と頭突きとなった湘南之海は脳振とうで倒れる(撮影・小沢裕)

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつけ倒れ込む湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(手前)との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(手前)と立ち合い不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(撮影・河野匠)

脳振とうを起こした湘南之海を取組させるかどうか協議する審判団(撮影・小沢裕)

脳振とうを起こした湘南之海は一端土俵を下ろされる(撮影・小沢裕)

控えで体調を整える湘南之海(撮影・小沢裕)

朝玉勢との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(後方)は審判団が話し合う中、花道で険しい表情を見せる(撮影・河野匠)

朝玉勢との最初の立ち合いでフラフラになった湘南乃海(後方)だが心配する審判団に向かってすっと立って見せた(撮影・河野匠)

湘南之海(左)は朝玉勢をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)

朝玉勢との最初の立ち合いでフラフラになった湘南乃海だが勝利で終えた(撮影・河野匠)

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脳振とう問題初場所後に協議へ、力士は検査異常なし

朝玉勢との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(後方)は審判団が話し合う中、花道で険しい表情を見せる(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

力士の健康面で危険な場面があり、日本相撲協会の審判部は初場所後に新たなルール作りに取り組む方針を固めた。

きっかけは、10日目の幕下の湘南乃海(22=高田川)-朝玉勢(27=高砂)戦。最初の立ち合いで頭同士がぶつかったが、手つき不十分で立ち合い不成立となった。やり直すはずが、湘南乃海は脳振とうを起こしたとみられ、フラフラになり、立ち上がれない。急きょ、審判団が協議した。

この時の様子を、審判長を務めていた片男波親方(元関脇玉春日)が証言した。

「『行司待った』だったけど、頭同士が当たり、(湘南乃海が)フラフラして危なかった。まずは時間をあけることが大切だと思いました。初めてのケースだったので、こういう場合はどうすべきか(ルールが)確立されていませんでした。審判団で話し合い、本人ができそうかどうか、確認することにしました」

湘南乃海は土俵下で間を取ることで回復。審判からの意思確認に対し、取組続行を表明したため、仕切り直しとなった。湘南乃海は胸から立ち合い、はたき込みで白星。勝ち越しを決めた。

審判部ではこの取組の危険性が指摘され、このような場合は、取組をやり直さないことをひとまず部内の一部で申し合わせた。

湘南乃海の師匠で、審判部副部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「あのような時、本人は取りたいというが、危険な行為はさせられない。今まではこういうケースがなかったので、決まりがなかった。この場合は、負けにしなきゃだめ。今日の今日なので協会の内規にはなっていませんが、協会として安全に配慮していきます」と説明した。別の協会理事によれば初場所後に、審判部として話し合っていくという。

高田川親方によれば、湘南乃海は国技館内の相撲診療所と、墨田区内の病院で検査を受け、体調に問題がなかったことが確認された。

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつけ倒れ込む湘南乃海(撮影・河野匠)
脳振とうを起こした湘南之海を取組させるかどうか協議する審判団(撮影・小沢裕)

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大栄翔-北勝富士、正代-遠藤他/10日目写真特集

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が北勝富士を下し、単独トップを守った。立ち合いから一方的に突き押しで攻めた。勝機を見いだそうと左右に動く北勝富士を逃さず、突き出しで下して9勝目。

9日目に初黒星を喫するも、連敗はしなかった。 1差で大栄翔を追いかける大関正代は、遠藤を突き落として、かど番を脱出した。立ち合いで立ち遅れて中に入られ、防戦一方となったが、土俵際で強引に突き落とし。物言いがつき協議の結果、軍配通りに正代の勝ちとなった。

大関朝乃山は、玉鷲を寄り切り、かど番脱出に王手をかけた。鋭い出足で立ち合い出ていき、右を差して左上手を取って盤石な体勢を作った。9日目終了時点で10人いた3敗勢は、朝乃山、平幕の明生、逸ノ城だけが残った。 優勝争いは、1敗で単独トップの大栄翔、2敗の正代、3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。10日目の熱戦を写真で振り返ります。


東 龍寄り倒し明瀬山

明瀬山(右)を寄り倒す東龍(撮影・河野匠)

★明瀬山 今日はまわしが取れなかったので勝負にならなかった。(東龍は)元々やりづらい相手でした。


豊昇龍外掛け琴ノ若

琴ノ若(手前)を外掛けで下す豊昇龍(撮影・河野匠)

★豊昇龍 (5連敗から5連勝で星を五分に)体の動きも良くなった。この気持ちで最後まで頑張りたい。上手取ったら頭をつけた方がいいと言われていたので、親方の言う通りに取ったらいい方にいった。


逸ノ城寄り切り翠富士

翠富士(右)を寄り切る逸ノ城(撮影・河野匠)

★逸ノ城 もうちょっと早く勝負を決めたかったが、長くなってしまった。落ち着いていてまわしを取れたので問題なかった。


佐田の海寄り切り碧 山

碧山(左)を寄り切りで破る佐田の海(撮影・河田真司)


照 強押し出し妙義龍

照強(左)に押し出しで敗れる妙義龍(撮影・河田真司)


徳勝龍下手投げ天空海

徳勝龍(奥)を下手投げで破る天空海(撮影・河田真司)

★天空海 (昨年12月に新型コロナに感染し)もうちょっと早く調整ができていればと思った。場所中で合わせるしかなかった。左膝に水がたまっていて、今日抜いたら調子が良くなった。勝ち星を増やして、来場所でできるだけ番付が落ちないようにしたい。


明 生寄り切り霧馬山

霧馬山(右)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

霧馬山(左)を攻める明生(撮影・河田真司)

★明生 落ち着いていきました。ついていけたので良かった。


琴恵光押し出し翔 猿

翔猿(右)を突っ張る琴恵光(撮影・河野匠)

琴恵光(右)は押し出しで翔猿を破る(撮影・小沢裕)


竜 電寄り倒し豊 山

竜電(左)に寄り倒しで敗れる豊山(撮影・河田真司)

豊山(右)を寄り倒す竜電(撮影・河野匠)

★豊山 向こう(竜電)の寄せが速かった。先場所、前みつを引かれて負けたので余計なことを考えてしまった。残り5日間、必死にやるだけ。ケガしないためにも前に出ていくしかない。下がるとケガするリスクが出てしまうから。


志摩ノ海押し出し

志摩ノ海(手前)を押し出す輝(撮影・河野匠)

輝(左)に押し出しで敗れる志摩ノ海(撮影・河田真司)

★輝 今日は今場所で一番いい相撲がとれたと思います。相手を起こすより、自分の角度を守っていけば自然に起こせると思っていった。


宝富士寄り切り琴勝峰

琴勝峰(左)を寄り切りで破る宝富士(撮影・河田真司)

宝富士(手前)に寄り切られる琴勝峰(撮影・河野匠)

★宝富士 前に攻めていた。(土俵際は)見えなかったので、相手の足が。前に攻めたことが良かった。


北勝富士突き出し大栄翔

北勝富士(左)を突っ張る大栄翔(撮影・河野匠)

大栄翔(右)は突き出しで北勝富士を破る(撮影・小沢裕)

★大栄翔 しっかり前に出る相撲がとれたんでよかったと思います。(前日初黒星も)気持ち的に切り替えて思い切りいこうと。逆に吹っ切れたと思います。

★北勝富士 土俵際残ったときに右手がはずに入ってチャンスだと思ったけど、そこでもう1歩目が出なかった。課題が残る取組。


高 安押し出し栃ノ心

栃ノ心(左)の攻めに耐える高安(撮影・河田真司)

高安(左)は栃ノ心を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


阿武咲引き落とし御嶽海

阿武咲(左)を下した御嶽海(撮影・河野匠)

御嶽海(右)に引き落とされる阿武咲(撮影・河野匠)

★御嶽海 前に持っていくのがベストと思ったが、自分も窮屈だった。体を開いて次に攻めようと思ったところ、相手が落ちてくれた。


照ノ富士突き落とし隆の勝

隆の勝(左)に突き落としで敗れる照ノ富士(撮影・河田真司)

照ノ富士(右)の足が隆の勝よりも先に出る(撮影・河野匠)

★隆の勝 (軍配差し違えで6勝目)最後はとっさというか、体が自然にああいう動きになった。考えてやったわけじゃない。


朝乃山寄り切り玉 鷲

玉鷲(右)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

朝乃山は玉鷲(手前)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


遠 藤突き落とし正 代

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)

★正代 (物言いがつくも)勝ったかなとは思いました。今場所勝った8番の中では一番、余裕がなかったかも。勝ち越すことができてひと安心ですね。これでひと息つけるかな。


貴景勝不戦隠岐の海

貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

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八角理事長、大栄翔V争いトップも「こればかりは」

北勝富士(右)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

1敗で優勝争いのトップを走る平幕の大栄翔(27=追手風)が、連敗を阻止し9勝目。2場所連続2ケタ勝利に、あと1勝とした。

愛弟子の北勝富士(28=八角)に勝った一番にも、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「よく我慢した。はたきもよく残して突っ張った。今日は精神的に粘り強かった。押し返されたけど、我慢したのが良かった」と、集中の糸が切れず辛抱した相撲をほめた。

ただ、今後については楽観視できない状況を指摘。常々、語っているように「押し相撲はタイミングでいなされたりする。離れて取る力士は不安定な相撲になる」とし、「優勝争いでリードか?」の問いに「こればかりは」と1差リードでも優位性については明言を避けた。その上で「いい立ち合いをすれば、あとは流れで体が動く。立ち合いに集中すること」と語った。

北勝富士(左)を攻める大栄翔(撮影・河野匠)

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休場貴景勝は左足関節靱帯損傷「約3週間の加療を」

18日、遠藤に引き落としで敗れ、土俵下で浮かない表情を見せる貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(24=常盤山)が初場所10日目の19日、日本相撲協会に「左足関節靱帯(じんたい)損傷により今後約3週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

昨年11月場所に大関として初優勝し、今場所は横綱昇進が懸かっていたが、初日から4連敗を喫するなど9日目を終えて2勝7敗と不振だった。

負け越しが決まり、来場所はかど番となる。

電話取材に応じた師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、3日目の北勝富士戦で負傷した。患部は腫れているという。同親方は「『不完全燃焼なので取らせてください』ということで昨日(18日)まで取った。昨日の夜に『これ以上相撲が取れないので、休場させてください』ということだった」と説明した。

大関が優勝した翌場所で負け越すのは03年名古屋場所の魁皇以来で、平成以降では7例目(4人目)。

十両以上の休場者は17人となり、02年名古屋場所の16人を上回って戦後最多となった。貴景勝の休場は昨年7月場所以来で6度目。10日目の対戦相手、隠岐の海は不戦勝となった。

◆関取16人休場の02年名古屋場所 7場所連続休場となる横綱貴乃花、大関武双山が初日から休場。上位陣は最終的に1横綱、3大関が不在となった。11日目に計14人、13日目に海鵬と蒼樹山の平幕2人が休場して計16人に。取組が表示される電光掲示板は休場者欄があふれ、十両力士名が掲示できない珍事も起きた。

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豊山4敗目「余計なことを考えてしまった」

豊山(右)を寄り倒す竜電(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭15枚目豊山(27=時津風)が、東前頭6枚目竜電(30=高田川)に負けて4敗目を喫した。立ち合いから竜電に押し込まれるも、のど輪で対抗。しかし、竜電にしのがれて土俵際に追い込まれ、右腕を取って小手投げを狙ったが寄り倒された。

昨年11月場所の対戦では、前みつを取られての下手出し投げに屈した。それだけに「余計なことを考えてしまった。弾くのか、捕まらないようにするのか迷ったところがあった。向こうの寄せが早かった」と敗因を分析。後半戦に向けて「残り5日間必死にやるだけ。ケガしないためにも前に出ていかないといけない。下がるとケガするリスクがあるから」と話した。

竜電(左)に寄り倒しで敗れる豊山(撮影・河田真司)

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照ノ富士4敗で大関厳し、軍配差し違えで白星するり

照ノ富士(右)の足が隆の勝よりも先に出る(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の今場所後の大関昇進は厳しい状況となった。

隆の勝との関脇対決に敗れて4敗目を喫した。相手の左おっつけで右を差せず、相手の左を抱えて強引に前に出た。土俵外に飛び出しながら押し出し、軍配は照ノ富士に上がったが物言いがついた。協議の結果、行司軍配差し違え。隆の勝の足より、自身の足が先に出ていた。

東前頭筆頭の昨年秋場所で8勝、返り三役となった同年11月場所では13勝。「三役で3場所33勝」が大関昇進の目安で、今場所は大関とりの足固めという位置づけだが、成績次第では場所後の昇進も考えられた。

師匠で幕内後半戦の伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)は、照ノ富士は厳しい状況にあるかという問いに「そうですね」と言葉少な。照ノ富士は取組後のリモート取材に応じず、国技館を引き揚げた。4敗で優勝戦線からは後退したものの、大関とりの足固めとなる2桁白星に向けて、気持ちの切り替えが求められる。

隆の勝(右)は照ノ富士の突き押しを土俵際でこらえる(撮影・小沢裕)
隆の勝(右)は照ノ富士の突き押しを土俵際でこらえる(撮影・小沢裕)
隆の勝対照ノ富士の一番で物言いが入り、土俵上で協議する親方衆(撮影・河田真司)
隆の勝と照ノ富士の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・小沢裕)
隆の勝と照ノ富士の一番で協議の結果、行司軍配差し違えで隆の勝の勝利をアナウンスする伊勢ケ浜審判長(撮影・小沢裕)

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正代「開放された感じ」かど番脱出で次はV争い

遠藤(後方)を下した正代(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が勝ち越してかど番を脱出し、2敗を守った。相撲巧者の遠藤と激しい攻防。最後は突き落としで、物言いがつく際どい勝負を制した。9日目に初黒星の西前頭筆頭大栄翔は、引きずらずに1敗をキープ。優勝争いは、この2人を3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。

  ◇   ◇   ◇

無邪気な笑顔だった。引き揚げた西の花道、出迎えた井筒親方(元関脇豊ノ島)に「おめでとう」と声をかけられた正代は、思い切り表情を崩した。「相撲内容が危なかったのもありますが、緊張から解き放たれた表情が出たんじゃないかと思います」。抑えられない感情があふれ出た。

勝ち越し、かど番脱出をかけた一番も「苦難」だった。遠藤と立ち合いから激しい差し手争い。先に上手を許した苦しい体勢を左からすくって、必死に立て直す。最後は土俵際で倒れ込むように突き落とし。物言いがついたが「軍配通り正代」のアナウンスに今までにない安堵(あんど)感が押し寄せた。

「今までの、どの勝ち越しもうれしいが、その中でも表現しにくいがうれしいというよりホッとした。ずっと息苦しさがあった。場所前から追い込まれて精神的に余裕なかったんで、解放された感じです」

先場所、新大関の晴れ舞台で左足首を痛めて途中休場した。休場は初めての経験。いきなりのかど番に昨年末、「正直、あせりと不安はあります。変に意識せずとは思うが、早くかど番を抜けて心に余裕を戻したい」と明かしていた。苦労してつかんだ地位を手放してしまうかもしれない危機。その重圧も、大関になって初めて知った。

コロナ禍で不要不急の外出禁止。気分転換もできないが、正代には逆に好都合だった。「外出禁止は逆にいいかもしれない。自分の時間に集中できる」とも話していた。もともと、外向的ではない。部屋でゆったり、好きなアニメを見て不安な心を和らげてきた。

1つの目標をクリアし、次は大関として「優勝争い」が待つ。大栄翔を1差で追う、残り5日。「残り全部勝てるように集中し直して頑張っていかないといけないですね」。かど番を抜け、2度目の賜杯への戦いに立ち向かう。【実藤健一】

▽1敗 大栄翔

▽2敗 正代

▽3敗 朝乃山、明生、逸ノ城

遠藤(下)を突き落としで破る正代(撮影・河田真司)
遠藤を突き落としで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)

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井上尚弥、井岡一翔、中谷潤人が年間表彰候補者に

左から井岡一翔、井上尚弥、中谷潤人

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会は19日までに20年の年間表彰ノミネートを選考した。

最優秀選手賞には、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)、同フライ級王者中谷潤人(M・T)の3人を候補に選んだ。技能賞にも井上、井岡、中谷潤が候補に。殊勲賞には中谷潤、中谷正義(帝拳)、三代大訓(ワタナベ)を候補に選んだ。

また女子の最優秀選手賞は、岩川美花(高砂)、奥田朋子(ミツキ)、多田悦子(真正)の3人を候補とした。

各賞は東京、関西運動記者クラブのボクシング分科会、ボクシング専門誌の各メディアによる投票で決定する。受賞者は1月28日に発表される予定。

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大栄翔が単独首位死守「調子はいい」2桁勝利へ気合

北勝富士を突き出しで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、東前頭筆頭北勝富士(28=八角)を突き出しで下して、単独首位を守った。

互いに得意とする突き押しの応酬が予想されたが、立ち合いから大栄翔の回転の効いた突き押しが光った。防戦一方となった北勝富士に左右に動かれたが、常に北勝富士が体の正面に来るように足を運んで逃がさなかった。

初日から3大関撃破などで勢いに乗り、8連勝発進も9日目に今場所初の黒星を喫した。それでも引きずることなく、連敗はせずに2場所連続2桁白星に王手。引き続き、優勝争いを先頭で引っ張る展開となり「調子はいいと思う。後は気持ちの問題。自分の相撲を取りきることだけを考えたい。まずは2桁勝ちたいです」と力強く意気込んだ。

大栄翔(右)は突き出しで北勝富士を破る(撮影・小沢裕)

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朝乃山、かど番脱出王手「踏み込めた」3敗守りV圏

玉鷲(右)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)が、かど番脱出に王手をかけた。

平幕の玉鷲を盤石の寄りで下した。のど輪にも構わず前に出ると、左に逃れる相手から右を差し込み、左上手も取った。7勝3敗と白星を伸ばし「しっかり踏み込めたので、のど輪も耐えられた。しっかり相手をよく見て攻めることができた」と振り返った。

日に日に相撲内容も充実しているという指摘には「手応えというより、自分の相撲を取り切れれば次の日につながると思っている」と控えめに話した。

3敗はまだまだ優勝圏内。大関貴景勝の休場により、看板力士としての期待も大きくなるが「考えれば考えるほど硬くなる。1日一番でいけば結果はついてくると思う」と自らに言い聞かせた。

朝乃山は玉鷲(手前)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
朝乃山(右)に寄り切りで敗れる玉鷲(撮影・河田真司)

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逸ノ城「早く決めたかった」2分40秒超の熱戦制す

翠富士(手前)を受け止める逸ノ城(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭12枚目逸ノ城(27=湊)が、体重84キロ差対決を制して3敗を守った。

171センチ、114キロの翠富士との2分40秒を超える激闘を制した。肩越しの右上手を取って相手の動きを止めると、粘り強く頭をつけられたが、相手が差し手を抜いたところで一気に前へ出た。「もうちょっと早く勝負を決めたかったが、長くなってしまった。落ち着いていてまわしを取れたので問題なかった」。

1敗の大栄翔を、2敗の大関正代が1差で追いかけ、大関朝乃山、明生、逸ノ城の3敗3人が優勝争いに食らいつく。関脇経験のある27歳が台風の目になれるか。

逸ノ城は寄り切りで翠富士(左)を破る(撮影・小沢裕)

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休場貴景勝に理事長「大関は痛い言っていられない」

1月17日、玉鷲に送り出しで敗れ土俵を引き揚げる貴景勝

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

綱とりどころか、休場で来場所はかど番となる大関大関貴景勝(24=常盤山)について、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は再起に奮起を促した。

ケガのそぶりも見せず土俵に立ち続けていた貴景勝だが「ケガしてたんだな、やはり。力を出せなかったと思うけど…」と電話取材で発すると「自分の流れで相撲をとっていないから、ああなる」と必然性を説いた。

「大関だから痛いとか言っていられない立場」と、おもんぱかりつつ「初日に負けたのが大きい気がするが、それぐらいで動きが悪くなってはダメなんだけどね」と精神面を指摘。再起について「休場は残念だけど早く治して、次の場所は優勝できるぐらい、気合を入れ直してほしい」と奮起を促した。

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明生3敗対決制し優勝戦線残る「落ち着いていった」

霧馬山(右)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭7枚目明生(25=立浪)が霧馬山との3敗対決を制し、優勝戦線に残った。

立ち合い当たるといなして左を差し込んだ。相手の引きに落ちず、一気に寄り切り。危なげない内容に「落ち着いていきました。ついていけたので良かった」と振り返った。昨年秋場所の幕内復帰から3場所連続の勝ち越しに王手。優勝争いにも食らいついていく。

明生(左)は霧馬山を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
明生(左)は霧馬山を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける(撮影・小沢裕)

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Sareee「やるしかない」1年待ったWWE挑戦

初代タイガーマスク後援会のイベントに参加し、犬と戯れ、笑顔を見せるSareee(撮影:松熊洋介)

米プロレス団体WWEに挑戦するSareee(24)が19日、渡米を目前に控え、心境を語った。

昨年2月に参戦を表明するもコロナ禍で実現できないまま、約1年が経過。ようやく出国のめどがついた。「後は行くだけ。やるしかない。しっかり頑張りたい」と誓った。

表明後、すぐに自粛期間となり、その後SEAdLINNNGなど、いろんな団体に参戦しながら調整を続けてきた。「不安で悩んだ時期もあったけど、貴重な経験をさせてもらったので自信を持って行きたい」。ジャガー横田、アジャコングなど相談していた大先輩にも渡米が決まったことを報告し「日本の女子プロのすごさを見せつけて来てほしい」とエールをもらったという。

初代タイガーマスクの佐山聡の魂が宿っている。昨年11月に精神伝承認証式を行い、伝承特別マスクを贈呈された。この日は同後援会が主催するイベントに参加し、犬や猫など動物の保護活動を行う、NPO一般社団法人「レスキュードアニマルネットワーク」に支援物資を届けた。同団体は病気や高齢などで殺処分の可能性がある譲渡不適正の動物を引き取り、新たな飼い主を探す活動を行っている。自分でも犬と猫を飼っており、愛情は深い。「かわいい」と笑顔を見せながら抱きかかえ、動物たちとの時間を楽しんだ。以前から佐山のチャリティー精神に共感していたSareeeは「動物を助けるというすばらしい活動。世界中でチャリティー活動をやりたいと思っていた中で実現できて光栄。今後もこのような機会を見つけてやっていきたい」と語った。

出国の日時は未定だが、関係者によると「時期が来ればすぐにでも渡米する」とのこと。尊敬するタイガーマスクはWWE前身のWWFでジュニアヘビー級王座に3度輝いた実績を持つ。米での目標を聞かれ「やるからにはベルトを巻きたい。レッスルマニアのイベントにも出場したい」と意欲を見せた。

国内では22日のSEAdLINNNG新木場大会が最後の試合となる。現在保持している世志琥とのBEYOND THE SEA Tagのベルトを守り、返上して終えるつもりだ。「女子のトップであることをしっかり見せたい」。世志琥とのユニット「鬼に金棒」は解散せずに残すつもりだ。「解散は寂しい。どこにいてもリングではつながっている。何十年後かに組むこともできる」。愛犬「チャンプ」の名の通り、日米でのベルトを巻くため、有終の美を飾り、夢の舞台へと向かう。【松熊洋介】

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大栄翔が単独トップ守る 2敗の正代かど番を脱出

北勝富士(左)を突っ張る大栄翔(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が北勝富士を下し、単独トップを守った。立ち合いから一方的に突き押しで攻めた。勝機を見いだそうと左右に動く北勝富士を逃さず、突き出しで下して9勝目。9日目に初黒星を喫するも、連敗はしなかった。

1差で大栄翔を追いかける大関正代は、遠藤を突き落として、かど番を脱出した。立ち合いで立ち遅れて中に入られ、防戦一方となったが、土俵際で強引に突き落とし。物言いがつき協議の結果、軍配通りに正代の勝ちとなった。

大関朝乃山は、玉鷲を寄り切り、かど番脱出に王手をかけた。鋭い出足で立ち合い出ていき、右を差して左上手を取って盤石な体勢を作った。9日目終了時点で10人いた3敗勢は、朝乃山、平幕の明生、逸ノ城だけが残った。

優勝争いは、1敗で単独トップの大栄翔、2敗の正代、3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)
貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

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フレアーが恋人エバンスと共謀、娘シャーロット妨害

レイシー・エバンス(左)とともに娘のシャーロットの試合に姿をみせたリック・フレアー(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:ロウ大会>◇18日(日本時間19日)◇米フロリダ州セントピーターズバーグ

レジェンドのリック・フレアー(71)が「恋人」レイシー・エバンス(30)を引き連れ、またも娘シャーロット・フレアー(34)への妨害行為を展開した。

シャーロットがペイトン・ロイスとのシングル戦に臨む前、リック・フレアーはエバンスといちゃつきながら観戦を予告。試合途中から宣言通り、フレアーのローブを身にまとったエバンスとともに花道から姿をみせて試合を妨害した。

ロイスの不意打ち攻撃をしのいで、必殺のフィギュア・エイトで絞めあげ、ギブアップを奪ったシャーロットから「レイシーは父を利用しているんだ」と訴えられたが、フレアーの耳には届いていない。実娘よりも若い、41歳下となるエバンスの誘惑にまだまだ溺れ続けそうだ。

勝ち名乗りを受けるシャーロット・フレアー(右)(C)2021WWE,Inc.AllRightsReserved.

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コロナ感染のマッキンタイア復帰表明「来週戻るぞ」

<WWE:ロウ大会>◇18日(日本時間19日)◇米フロリダ州セントピーターズバーグ

新型コロナウイルス検査で陽性判定を受け、大会欠場中のWWEヘビー級王者ドリュー・マッキンタイアが翌週のロウ大会で戦線復帰することを明言した。

無症状のため、元気な姿で隔離先の自宅から今週もリモートで登場したマッキンタイアは「来週…俺はWWEロウ大会に戻るぞ」と宣言した。31日のPPV大会ロイヤルランブルで、「超人類」ビル・ゴールドバーグを挑戦者に迎えた防衛戦を予定しており、25日のロウ大会では両者が対峙(たいじ)するとみられる。

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