シバター圧勝も1試合1分に「これは流行らん」アドバイザー朝倉未来苦笑い

格闘家の朝倉未来(28)、海(27)兄弟がアドバイザーを務める総合格闘技イベント「BreakingDown」が4日行われた。
1試合が1分×1回という超短期決戦。セミファイナルでは、未来からオファーを受け、出場した人気ユーチューバーのシバター(35)が、ロシアの軍隊格闘術「システマ」を操るお笑い芸人のみなみかわに1本勝ち。宣言通り、序盤はガードだけで、みなみかわのパンチを受け続けたが、「残り30秒」の声とともに一気に攻撃に転じ、打撃で圧倒した。そのまま押し倒して絞め上げ、わずか数十秒で勝利。試合後マイクを取ったシバターは、解説席の未来に向かって「未来君、これは、流行らんやろう。たぶん、3分になるんじゃない? また次にオファーあれば、3分から出ます」と言い残してリングを去り、これには未来も苦笑いだった。
わずか1分間のみの戦いとあって、ゴングの瞬間から激しい打ち合いが繰り広げられた。判定が多くなる中、わずか10秒ほどでKOする選手もいた。格闘技経験の少ない選手たちが、打撃、蹴り、寝技とめまぐるしく動き回る姿に、解説席に座った朝倉兄弟も笑顔を見せ、拍手を送るシーンも見られた。未来は「どれもすごい激しい試合で満足している」。海も「1分間しかないので負けん気というか気持ちの強さが一番大事だと思う」と振り返った。
コロナ禍で5月9日の予定が延期となっていたが、2カ月後にようやく開催となった。大会後には、今秋に第2回大会が行われることも発表された。未来は「今日の試合を見て、もっといい戦いができるという人はどんどん申し込んで欲しい」と明かした。第2の朝倉兄弟の発掘へ、1分間の最強を決める戦いはこれからも続いていく。【松熊洋介】
- みなみかわ(左)に攻撃を仕掛けるシバター(撮影・松熊洋介)
- 1分×1回の戦い「BreakingDown」のアドバイザーを務める朝倉未来(左)と海(撮影・松熊洋介)