リオ銀太田忍TKO勝ち バックドロップから寝技「2Rかかってしまった」

<RIZIN33>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ
男子レスリングで16年リオデジャネイロ五輪銀メダリスト太田忍(28=パラエストラ柏)が、RIZIN2勝目を挙げた。
スペシャルワンマッチで祖根寿麻(33=ZOOMER)を2回TKO勝ちで撃破。接近戦に持ち込んでバックドロップで崩し、レスリング仕込みの寝技で優勢を保った。最後は立ち上がれない相手に対して膝、キックを中心に攻め立てた。勝利が決まるとバク宙を披露。勝利の雄たけびを上げた。
試合後のインタビューでは「会見ででかいこと、1ラウンドKOって言ってましたけど、2ラウンドかかってしまいました。もっともっと頑張ります」と、さらなる成長を誓った。
5年前のリオ五輪では59キロ級に出場し、グレコローマンスタイルでは00年シドニー五輪の永田克彦以来となる銀メダルを獲得した。20年大みそかにベテランの所英男相手にMMAデビューすると、アームバーによる一本負けを喫し、初戦からプロの洗礼を浴びた。その後は練習環境を変え、パラエストラ柏の鶴屋浩の下で一から学んだ。9月には久保優太を退けRIZIN初勝利。今回がRIZIN3戦目だった。
- 曽根(手前)を投げる太田(撮影・滝沢徹郎)
- 曽根(左)を攻める太田(撮影・滝沢徹郎)
- 曽根(左)を攻める太田(撮影・滝沢徹郎)
- 曽根に勝利し両手を広げる太田(撮影・滝沢徹郎)