平本蓮1年3か月ぶりRIZIN「格闘技はスポーツではない。そういうところを」相手は鈴木千裕

注目の格闘家、平本蓮(23=ルーファスポーツ)が、約1年3カ月ぶりにRIZINの舞台に戻ってくる。総合格闘技RIZINは2日、都内で会見を開き、3月6日開催予定のLANDMARK2大会(開催会場非公開)の第1弾対戦カードを発表した。20年の大みそか大会以の出場となる平本の対戦相手は、鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)に決まった。
平本は短髪で登場。「格闘技はスポーツではない。そういうところを見せたい」と、バチバチの殴り合いを示唆した。
20年大みそか大会でMMAデビューを果たすも、萩原京平にTKO負けを喫した。「自分はK-1(キックボクシング)から総合格闘技に転向したときに、格好をつけていた。でも、デビュー戦でつまらない固定観念を持った自分を壊せた。気持ちよかった」と、敗戦をプラスにした。昨年9月から12月まで渡米し、MMA修行を敢行。「去年1年かけてやってきた。『最高の試合をする』『進化しよう』と心に刻んでやってきた。楽しみにしておいてください」と自信をみなぎらせた。
15年、K-1でキックボクサーとしてプロデビュー。18年にはゲーオ・ウィラサクレックに日本人として初めてKO勝ちを果たし、“新生K-1の申し子”の異名を取った。MMA転向後も、RIZINファイターの朝倉未来とSNSなどで舌戦を繰り広げるなど、強気の言動でも注目を集めてきた。平本の第2章が開幕する。
この日発表された全カードは以下の通り。
◆魚井フルスイング(36=和術慧舟会)-伊藤空也(25=BRAVE) MMAルール、61・0キロ
◆昇侍(38=KIBAマーシャルアーツクラブ)-鈴木博昭(37=BELLWOOD GYM) MMAルール、66・0キロ
◆鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)-平本蓮(23=ルーファスポーツ) MMAルール、66・0キロ
LANDMARK大会は昨年10月に初開催。配信メインの大会で、全5カード程度を想定している。ケージ(金網)で行う方針で調整を進めているとのこと。
- カード発表会見でポーズを取る平本(撮影・勝部晃多)