ストロングスタイルプロレスが17日にストロング小林さん追悼興行 昨年12月31日81歳死去

初代タイガーマスクの佐山サトル(64)が主宰するストロングスタイルプロレスが8日、都内で会見を開き、今月17日に故ストロング小林さんの追悼興行を東京・後楽園ホールで開催すると発表した。
今大会は、「昭和の巌流島の決闘」と呼ばれ、後年に語り継がれる小林さんとアントニオ猪木氏との一騎打ちを実現させた「過激な仕掛け人」こと新間寿会長(87)の強い思いで実現した。
新間会長は、小林さんの写真を片手に「今こうやって見ると、さかさまに見ても斜めに見てもアントニオ猪木に似ている」と懐古。「このストロング小林こそ、昭和のプロレスを多くのファンにも知らない人にも、プロレスとはこういうものだというのを見せてくれた。猪木との試合は『リングの中に戦いがある』ということを今でも思い起こさせてくれるベストバウト。17日には後楽園ホールのリング上において、本当の戦いを見せてくれると思っております」と熱弁をふるった。
女子の試合を選定し、自身も大会に出場するジャガー横田(60)は「天国から見守ってくれるんじゃないかと思って(試合を)選ばせてもらった」と思いを語った。
メインイベントでは第15代レジェンド王者のスーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)と船木誠勝(52=フリー)が組み、真霜拳號(43=2AW)、RIZINでも活躍する関根“シュレック”秀樹(48=ボンサイブルテリア)組とタッグマッチで対戦する。
ストロング小林さんは、昨年12月31日に81歳で亡くなった。1970~80年代にプロレスラーとして活躍し、IWA世界ヘビー級王者として国際プロレスでエースに君臨。74年3月に新日本プロレスのアントニオ猪木とのエース対決に敗れた後は新日本に入団して、坂口征二とのコンビでNWA北米タッグ王座を長期保持した。84年の引退後はストロング金剛の名前でタレントに転身し、バラエティー番組で人気を博した。
- ストロングスタイルプロレスの記者会見に出席した初代タイガーマスク(撮影・勝部晃多)