IBF王者尾川堅一「待ち遠しい」海外での初防衛戦に意欲 WBC・WBO王座統一戦に刺激

ボクシングIBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(34=帝拳)が海外での初防衛戦に強い意欲をみせた。
4月30日(日本時間5月1日)に米ラスベガスで開催されたWBC、WBO世界同級王座統一戦のWOWOWライブ配信でゲストを務めた。WBC王者オスカル・バルデス(31=メキシコ)を判定で下したWBO王者シャクール・スティーブンソン(24=米国)が2本のベルトを統一する勇姿を見届けた。
昨年11月にIBF王座を手にした尾川は、この2団体王座統一戦に大きな刺激を受けた。まず初防衛戦の決定を待っており「自分としても正式発表が待ち遠しい。いつでもできる状態をつくっているのが今です」と現状を報告。バルデス-スティーブンソン戦をチェックしたことで「自分自身も、今日見た雰囲気もそうですし、海外で戦いたい。世界王者だから海外で戦えることもあると思う。できれば海外でやって自分自信を、日本人をアピールしたいとずっと思っている」と触発されていた。
英プロモート大手マッチルーム社と契約を結んでおり、海外で初防衛戦が組まれる可能性は高い。尾川は「ずっと(ランキング)1位の選手を倒し続けて、いつかアピールし続けて、この(統一戦の)舞台に立つということですね。まだまだアピールが足りないので、しっかりアピールして統一戦の舞台に立ちたい」と意欲満々だった。
- WBC、WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦のゲスト解説を務めたIBF世界同級王者尾川(WOWOW提供)
- WBC、WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦のゲスト解説で、WOWOW生配信に登場したIBF世界同級王者尾川(左から2番目=WOWOW提供)