【ゼロワン】ターザン後藤さんに追悼の10カウント 親交あった田中将斗ら遺影を手にリングイン

<ゼロワン:大谷晋二郎エイド「何度でも立ち上がれ」大会>◇4日◇東京・大田区総合体育館
5月29日に肝臓がんのため58歳で死去したターザン後藤さん(本名・後藤政二)に向け、追悼の10カウントが鳴らされた。
大会前、FMW時代から親交のあった田中将斗(49)、宮本裕向(40)、工藤めぐみGMが、後藤さんの遺影を手にリングイン。追悼10カウントが鳴らされる中、ファンとともに黙とうをささげた。
<ゼロワン:大谷晋二郎エイド「何度でも立ち上がれ」大会>◇4日◇東京・大田区総合体育館
5月29日に肝臓がんのため58歳で死去したターザン後藤さん(本名・後藤政二)に向け、追悼の10カウントが鳴らされた。
大会前、FMW時代から親交のあった田中将斗(49)、宮本裕向(40)、工藤めぐみGMが、後藤さんの遺影を手にリングイン。追悼10カウントが鳴らされる中、ファンとともに黙とうをささげた。
ボクシングのIBF世界ライトフライ級次期挑戦者決定戦にTKO勝ちした前WBC同級王者でIBF同級8位矢吹正道(30=緑)が試合から一夜明けた29日、同級で世界王座奪回後のフライ級転向を明言した。
矢吹は28日に名古屋国際会議場で行われた一戦で同7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)から3度のダウンを奪い、11回2分35秒TKO勝ちした。激闘の代償は両拳。「打ちにいったら向こうが頭を下げてくる」と固い頭部を打ち続けた結果、両拳を痛めた。週明けにも病院で診察を受ける。「かなり腫れてる。折れていたりひびだったら時間がかかる。指は動くので折れていないとは思いますが」。過去にも拳を痛めた経験があり、厳しい事態も想定しつつ「3、4日したら動く。太るんで」と早期の再始動を明言した。
拳の不安はあるが、世界王座奪回への視界は開けた。今後は不透明だが、王者シベナティ・ノンティンガ(24=南アフリカ)への挑戦権を獲得した形。緑ジムの松尾敏郎会長(75)は「(王者は)2月にも防衛戦を予定しているらしい。向こうの動向を見ながら。今度は私が頑張らないといけない」と世界戦実現への意欲を示していた。
矢吹は「この階級でベルトをとりたい」と意欲を示す一方で「その後はすぐにでもフライ級に上げたい」と明かした。今回も、冬場の厳しい環境もあったが、減量に苦しんだという。「本当はこの試合が終わってフライ級に上げるつもりだった。ただ(次期)挑戦者決定戦がついたんで」。世界戦につながる道ができてとどまる決断をした。
ライトフライ級のリミットは48・9キロ、フライ級は50・8キロ。その差の約2キロが「とてつもなく大きい」と矢吹は言う。「ライトフライ級にこだわりはない。ただ、チャンピオンになるために頑張る」。まずは拳の治療を優先し、世界戦実現の朗報を待つ。【実藤健一】
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
断髪式を終えた父に、愛娘から愛情たっぷりのメッセージが贈られた。
元横綱白鵬の宮城野親方(37)の三女・眞結羽ちゃんがマイクを握り、まげ姿に別れを告げた父に「お父様が頭をナデナデしてくれた分を、私がお父様の頭をいっぱいナデナデしてあげます」などと呼びかけた。
書き上げた手紙を読む予定だったが、頭の中にしっかり記憶。大勢の観客の前で堂々とした姿を見せ、会場から温かい拍手が起きた。眞結羽ちゃんのメッセージは以下の通り。
お父様、現役生活お疲れさまでございました。お父様の最後のお相撲のことは、はっきりと覚えています。あのときのお父様は誰よりもかっこよくて、誰よりも輝いていました。今、目の前に立っているお父様はまげがないからちょっと不思議だけれど、前より優しい顔をしています。
前はまげがあって頭を触れなかったけれど、もうまげがないから、お父様が頭をナデナデしてくれた分を私がお父様の頭をいっぱいナデナデしてあげます。
世界で一番優しくて、かっこいいお父さんでいてね。世界で一番愛してるよ、眞結羽。
大勢の皆様、お父様の断髪式にお越しいただいてありがとうございました。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が断髪式を終えた後に報道陣の取材に応じて心境を述べた。同親方の一問一答は以下の通り。
-今の気持ちは
宮城野親方 終わったなという気持ちです。でも、どこかにもう体の一部がなくなったという寂しさもあります。
-断髪式の時の気持ちは
はさみを入れた瞬間は「あー、なくなるんだな」「始まったな」という気持ちと、先輩、ライバル、後輩、後援会とやっぱり深い思い出がありますから。それがやっぱりフラッシュバックして、気持ちの整理がつかなかった。
-家族は改めてどんな存在ですか
綱とりは2度ほど失敗しましたし、またけがにも泣きました。そのたびに病院に連れて行ってもらいました。三度目の正直の時に長女が生まれ、綱とりに成功しました。そこから14年間、本当に裏で支えてくれた。日本のことわざでも「一つ歳上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」とありますが、素晴らしい女性と会えた。強い男の裏に賢い女性がいる。感謝の気持ちでいっぱいです。
-土俵との別れはどんな思いだった
皆さんに勇気を与えたい気持ちで土俵に上がっていましたけど、逆に今日は勇気をいただきました。これからは別の土俵の戦いが始まります。親方として、横綱を(育てることを)めざして頑張らんといけないという気持ちになりました。
-全国の相撲ファンへ
まだどこかで会った時に声かけてもらえば、写真撮ります。今後も審判部や巡業部とかで、親方として相撲の仕事に就くと思うので、皆さんと笑顔で会えればと思います。
-髪形はイメージ通りか
大勢の方々にはさみを入れてもらいましたから、そのぶんちょっと髪の毛が思ったより少なくなってしまった。職人技でここまで仕上げてくれたので、100点満点です。
-断髪式で日馬富士に何か声をかけてもらって、涙ぐんでいた
深い言葉をかけてもらった。言っていいのかな。「同じ土俵で戦えて誇りに思います」と。後は本人に聞いて下さい。
-三女の手紙を聞いてどうでしたか
感動しました。
-最後の土俵入りを終えた
初場所で優勝した人を必ず露払いか太刀持ちに付けたいと思っていましたので、それが貴景勝だった。豊昇龍は私も(生まれは)モンゴルですし、モンゴルの若手で一番脂が乗っているし、期待している。おじさん(元横綱朝青龍の、ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)と戦っている縁もありましたので選びました。久しぶりすぎて緊張しました。
-長男と相撲を取った
長男にはこの思い出を胸に白鵬家を守り続け、一生懸命やってもらえればと思っています。
-断髪式の時に長男は父の写真を持っていた
こんなに丈夫な体を作ってくれたと、両親には感謝の気持ちでいっぱいです。(亡くなった父から)見守ってもらって、必ずどこかで見ていると思う。おやじに対する恩返しができた。
-お母様の誕生日に開催できた
本当にめでたい引退相撲、宮城野襲名になりました
-土俵に額を付けるシーンがあった
横綱、大関を1日早く作って、再びファンの前に帰ってくるという約束と、感謝の気持ちを込めました
-師匠の止めばさみの時の率直な心境は
全てが終わったなと。優しすぎるぐらいの師匠の下で相撲ができたので、感謝の気持ちとともに、いろんな気持ちがこみ上げてきました。
-今後どう歩んでいきたい
300年の伝統のある宮城野を襲名し、その歴史ある名に恥じぬよう頑張っていきたい。もう関取は作ったので、横綱、大関を作って相撲界発展のために恩返しをしたい。そして天皇賜杯をもらえる力士を育てていきたい。そういう気持ちでいっぱいです。
<ボクシング:IBF世界ライトフライ級次期挑戦者決定戦12回戦>◇28日◇名古屋国際会議場◇観衆1000人
前WBC同級王者でIBF同級8位矢吹正道(30=緑)が、同7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)に両拳を痛めながら11回TKO勝ちした。
今後は不透明だが、王者シベナティ・ノンティンガ(24=南アフリカ)への挑戦権を獲得した形で、世界王者返り咲きに向けて前進した。
矢吹は7回2分30秒過ぎに右の打ち下ろしでダウンを奪う。さらに残り10秒でも連打で2度目のダウンを奪った。8回も開始直後からラッシュをかけて3度目のダウン。最後は11回、一気のラッシュを仕掛けて2分35秒TKO勝ちした。
8回に3度目のダウンを奪い、一気に仕留めるモードに突入したかに思えたがペースダウン。「疲れたんで休もうかなと思った」と話す。両拳を痛めたハプニングもあり、衰えない相手のパンチ力への警戒から慎重な試合運びにシフトした。
「思ったよりタフでパンチも落ちなかった。カウンターパンチャーは分かっていたし、狙っていたので無理にいって倒されたら何もならない。安全にいこうと思った」。12ラウンドを戦う覚悟も決めたが「チャンスやったんで」と最後にスイッチを入れてきっちり仕留めた。「いい形で終われてよかった」と言った。
相手陣営にいら立っていたという。「計量の時から向こうのトレーナーがうっとうしかった。何回も量れと言ってくるし、バンテージにもいちゃもんつけられて面倒くさかった。ハプニング続きで、倒したろうと思ってましたけど」。怒りもKOにつなげた。
今後はIBF王座への挑戦を最優先に進めるが、他にチャンスが生まれれば変更する可能性もある。ただ、過去2回戦ったWBAスーパー、WBC王者寺地拳四朗(BMB)との“決着戦”に関しては「拳四朗は敵なんで。敵に合わせる必要はないというのが自分の考え。そういう時(必然性)がきたら考えます。自分は自分の道を歩む」と言い切る。その道はこの日、間違いなく広がった。【実藤健一】
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行った。断髪式後、短くなった宮城野親方の髪を整髪したのは、かつらやウイッグの製造、販売大手、アデランスのブランド「フォンティーヌ」のヘアプロデューサーとして活躍する野沢道生さんだった。
独自の美容理論で新たなヘアースタイルとトレンドを次々と生み出し“似合わせの達人”と呼ばれる元カリスマ美容師。モデルやタレントからも広く支持されてきたスゴ腕の人物だった。
2001年九州場所後に初めて結ってから、21年余り続いてきたまげ姿と別れを告げた宮城野親方は「体の一部がなくなった感じ」や「気持ちの整理がつかない」などと、さびしさを口にした。
一方で新ヘアースタイルを披露した後は、ミュージシャンのYOSHIKIら、会う人、会う人に「似合ってますか?」とたずね、うれしそうな表情も。「(約300人と)大勢の人がハサミを入れてもらって、その分、思ったよりも髪が少なくなって(整髪が)やりづらかったかな」と、野沢さんを気遣っていた。
史上最多の優勝45回など、数々の記録を打ち立てた大横綱が20年以上ともにしてきたマゲに別れを告げた。
元横綱白鵬の宮城野親方が28日、東京・両国国技館で引退、襲名披露大相撲を行った。約280人がはさみを入れた断髪式の終盤には涙ぐむ場面もあり、最後は師匠の間垣親方(元前頭竹葉山)が止めばさみを入れた。今後は部屋持ち親方として自身のように角界を引っ張る大関、横綱を育てていく意欲を示した。
◇ ◇ ◇
力士の象徴であるマゲを切られた宮城野親方は、しばらく土俵に額をつけた。「横綱、大関を1日でも早く作って、再びファンの皆さんの前に帰ってくるという約束。そして感謝の気持ちを込めました」。超満員の観客から大歓声を受けながら、花道へと引き揚げた。「終わったなという気持ちもありますが、体の一部がなくなったという寂しさもあります」と名残惜しんだ。
断髪式の終盤には、はさみを入れた元横綱日馬富士さんから話し掛けられると目頭をぬぐった。「日馬富士が深い言葉をくれた。『同じ土俵に戦えて、誇りに思います』と。思わずぐっときましたね」と、現役時代にしのぎを削った盟友からの言葉に感謝した。最後に師匠の間垣親方(元前頭竹葉山)が止めばさみを入れ、大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。左右を角刈りに整髪し、「100点満点です」と満面の笑みを浮かべた。
歴代最多45回の優勝、通算1187勝、横綱在位14年。名実共に一時代を築きながら、次世代への継承も忘れなかった。最後の横綱土俵入りには太刀持ちに大関貴景勝、露払いに関脇豊昇龍を従えた。初場所優勝力士として貴景勝を選び、そして同じモンゴル出身で期待をしている若手として豊昇龍を選んだという。2人のサポートを受け、不知火型の土俵入りを堂々と披露した。
花を添えた豊昇龍は「初めてで緊張しました」。一方で、貴景勝は「あんなに近くで土俵入りを見たのは初めて。大横綱の最後に太刀持ちをやらせていただいて光栄です」と高揚感に包まれていた。節目の日を無事に全うし、後進への指導にも一層熱が入る。宮城野親方は「これからは親方としての戦いが始まる。もう関取は作りましたので、次は横綱、大関を作って、相撲界の発展のために恩返しをしたいです」と誓った。【平山連】
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行う。午前11時の引退相撲開始を前に、午前10時に開場。最後の土俵入りは、太刀持ちに大関貴景勝、露払いに関脇豊昇龍を従えて行うことが、来場者に配布された式次第で発表された。
貴景勝は22日まで行われた初場所で3度目の優勝を飾り、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)は連続優勝、横綱昇進を目指している。横綱照ノ富士が休場した初場所では、4場所連続の平幕優勝を阻止した「看板力士」。史上最多の優勝45回など、数々の記録を打ち立てた大横綱の最後の勇姿に花を添える。
豊昇龍は昨年11月の九州場所では、関脇で11勝を挙げるなど、次期大関候補の呼び声が高い。初場所は左足首を痛めて途中休場したが、再出場して8勝7敗と勝ち越し。負けん気の強さは叔父の元横綱朝青龍譲りだ。白鵬にとっては、モンゴル出身の先輩横綱で、ライバルでもあった朝青龍のおいを、大銀杏(おおいちょう)を結って行う最後の土俵入りの露払いに指名。貴景勝とともに、今後の相撲界を引っ張っていってほしいという、期待の高さの表れとなった。
元横綱白鵬の宮城野親方の引退相撲が28日、東京・両国国技館で開かれた。史上最多の45度の優勝や幕内通算1093勝など数々の記録を樹立した同親方だけに、引退相撲は発表当初から関心が高く、チケットはあっという間に売り切れた。引退相撲を写真でお届けします。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、断髪式前、最後の横綱土俵入りを行った。太刀持ちに大関貴景勝、露払いに関脇豊昇龍を従え、観衆から「ありがとう、白鵬!」の声援が飛ぶ中、不知火型の土俵入りを披露した。現役として最後に本土俵に立った、優勝の昨年名古屋場所から1年半以上が経過。それでも現役時代と遜色ない体、力強い四股、せり上がりでファンを魅了した。
それまで「大横綱」と呼ばれた、史上最長69連勝の双葉山、いずれも優勝20回を超える大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍が、ことごとく雲竜型だったのに対し、不知火型は「短命」というジンクスがあった。それを白鵬が史上最多を大きく更新する優勝45回など、数々の記録を打ち立てて打ち破った。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)の断髪式に先立ち、日本とモンゴルの両国の国歌が歌われた。
君が代を独唱したのは歌手のGACKT。大きな歓声を受けながらさっそうと登場すると、土俵上で美声をとどろかせた。最後に宮城野親方とがっちりと握手を交わした。
続いてモンゴルの国歌斉唱は、国民的オペラ歌手のアリウンバタール・ガンバタール氏が務めた。ヨーロッパで活躍する同氏の歌声に合わせて、会場に集まったモンゴル国民も一緒になって国歌を歌った。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行った。
断髪式でハサミを入れたプロ野球巨人の原辰徳監督は「大横綱には取組でも楽しませていただきました。こういう瞬間に立ち会うことができて光栄です」と、しみじみと話した。断髪式でハサミを入れるのは「初めて」だといい、ハサミを入れた直後には「ご苦労さまでした」と、宮城野親方に声を掛けたことを明かしていた。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行う。
午前11時過ぎから始まった引退相撲のオープニングセレモニーでは、歌舞伎役者の市川團十郎が「三番叟(さんばそう)」を披露。演目を披露する前には、司会の元NHKアナウンサー刈屋富士雄氏が「日本の伝統芸能を象徴する演目」と説明。團十郎は西の花道から、鶴が描かれた鮮やかな着物姿で登場した。10分近い演目を終えると、観衆から大きな拍手が起きた。
当初は午前11時からの開始を予定していたが、7分以上遅れて始まった。来場者の着席を待ったためで、刈屋氏が「普段の引退相撲でしたら幕下以下の取組をやっている時間ですが、まずはオープニングセレモニーが、皆さまへのサプライズなので、ぜひご覧いただきたいと思います」などと、繰り返しアナウンスしていた。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、まげ姿に別れを告げた。
約280人が参加しての断髪式が行われた。森喜朗氏や鳩山由紀夫氏といった首相経験者のほか、米映画「沈黙の戦艦」(1992年)などで知られる米俳優スティーブン・セガール、歌手のGACKT、吉幾三、松山千春、プロ野球巨人の原辰徳監督、「X JAPAN」のYOSHIKI、トヨタ自動車の豊田章男社長などそうそうたる面々がはさみを入れた。最後は角界入りに導いた師匠の間垣親方(元前頭竹葉山)が止めばさみを入れた。
主な出席者は以下の通り。
森喜朗(元首相)、鳩山由紀夫(元首相)、西村康稔(経済産業相)、鈴木おさむ(放送作家)、スティーブン・セガール(米俳優)、GACKT(歌手)、吉幾三(歌手)、松山千春(歌手)、YOSHIKI(X JAPAN)、日馬富士公平(元横綱)、中村獅童(歌舞伎俳優)、原辰徳(プロ野球巨人監督)、豊田章男(トヨタ自動車社長)=敬称略
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行った。
断髪式に参加したEXILEの関口メンディーは、興奮した様子で「めちゃめちゃ緊張感があった。あと(髪の)キューティクルがすごかった」と語った。
宮城野親方には、ライブなどの応援に来てもらったことがあるといい「勝手ながら、お兄さんのように思っていた。器の大きな方」と慕っていた。続けて「培ってきたものを、若い人に伝えようとしていて、EXILEで言えばHIROさんと同じような方」と話すなど、終始敬意を表していた。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行った。
断髪式でハサミを入れ、現役時代は互いに横綱として、しのぎを削った元稀勢の里の二所ノ関親方は「一時代がこれで終わったなと、さびしい気持ちになった」と、ハキハキとした口調とは裏腹な心境を明かした。
二所ノ関親方が平幕だった2010年九州場所2日目には、63連勝中だった白鵬を破って金星を挙げた。「あの1番でだいぶ成長できた」といい、白鵬の存在を「大きな山でしたよ。カベ。それがあったからこそ、自分の相撲人生がある」と、感謝もした。互いに部屋持ち親方となった今も「人間的にも素晴らしい方。一緒に大相撲を盛り上げていきたい」と、切磋琢磨(せっさたくま)していきたい考えだ。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、バスケットボールに打ち込む中学2年の長男の眞羽人君ら3人と「最後の相撲」を行った。
対戦相手はウスフバヤル・デミデジャムツさん、バトジャルガル・ムンフイデレさん、そして眞羽人君。
デミデジャムツさんとムンフイデレさんは、共に同志社大相撲部に所属。デミデジャムツさんは宮城野親方の父の弟子でモンゴル相撲の横綱に当たり、ムンフイデレさんは同親方のおいに当たる。この日はまず2人に稽古をつけるように親方が胸を貸した。
続いて、長男の眞羽人君を相手にして実際に相撲を取った。取組前に親子そろって土俵上に豪快に塩をまくと、たちまち大きな歓声が起き、「眞羽人、がんばれ!」といった声援に包まれた。長男の力のこもった押しを同親方は何度も受け止めたが、最後は押し出されて土俵を割った。
<大相撲:白鵬引退相撲>◇28日◇東京・両国国技館
2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行う。それに先立って行われた宮城野部屋の力士8人による「幕下・三段目トーナメント」では、幕下川副(23)が優勝した。
1回戦で雷鵬、準決勝で大谷を破って勝ち上がると、優勝決定戦では春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で新十両昇進が決まっている落合を下手出し投げで破った。
昨年9月の秋場所で幕下付け出し15枚目格からデビューした川副は、ざんばらで、まげを結うことができないが、これまで3場所全てで勝ち越している。
ボクシングの元2階級制覇王者で「亀田3兄弟」の三男、WBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31)が所属するTMKジムが28日、和毅の次戦会場に歌手の小柳ゆきが来場し、歌声を披露すると発表した。
和毅は2月25日に大阪市のATCホールでジム移籍初戦、WBA同級13位ルイス・カスティージョ(26=メキシコ)と契約56・0キロの10回戦に臨む。和毅が「ファン」の小柳ゆきが試合会場で歌唱するオファーを快諾したという。
小柳ゆきは「とても光栄に思います。間近で試合を拝見するのは初めてなので少々気が早いようですが、今からエキサイトしています。亀田和毅選手の闘志の炎をさらに熱く燃やせるよう、そして観戦される皆様にもより楽しんでいただけるよう、全力でパフォーマンスさせていただきます」とコメント。
和毅は「急なオファーにもかかわらず、歌唱を受けてくださり感謝しかないです。名曲『あなたのキスを数えましょう』などよく聴いていたので、こんなすごい方が来てくれることが決まり、モチベーションもさらに上がりました」と興奮を隠さなかった。
プロボクシング前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)のドキュメンタリー番組「Undisputed Champion 井上尚弥が成し遂げた4団体統一」が、映像配信サービスdTVで27日から配信開始された。井上の密着映像やインタビューなどを収めた映像と第2弾ドキュメントで、井上の幼少期からアマチュア時代、そしてプロデビュー、初の世界戦、世界3階級制覇、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ制覇、元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との熱戦など、日々の練習から海外合宿まで密着した貴重な舞台裏映像が詰め込まれている。
さらに八重樫東、山中慎介、畑山隆則といった元世界王者らのインタビューや、4団体王座統一戦にたどり着くまでの道のりを追いかけており、見どころ十分のドキュメントになっている。
またdTVでは昨年12月13日、東京・有明アリーナで開催された4団体バンタム級王座統一戦となった井上尚弥-ポール・バトラー(英国)戦も見逃し配信している。
<新日本プロレス:船橋大会>◇27日◇千葉・船橋アリーナ◇観衆760人
2月4日の北海道大会(北海きたえーる)で内藤哲也(40)との一騎打ちに挑む次世代のスター候補、海野翔太(25)が、並々ならぬ決意を口にした。
この日のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカらと組み、内藤率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」と8人タッグマッチで対戦。味方の田口が、15分10秒に高橋ヒロムのタイムボム2で3カウントを奪われ、25日の後楽園ホール大会に続く敗戦を喫した。試合後にも、内藤に足4の字固めで痛みつけられるなど屈辱を重ねた。
バックステージに右足を引きずりながら現れた海野は「チャレンジマッチとかふざけるな!」と、内藤から放たれた言葉に激怒。「確かに(内藤の必殺技の)デスティーノの威力は半端なかったけど、そんなので3カウントとられてたまるかよ。膝の1本や2本くれてやる。なんなら北海道で引退を迎えてやる。もう1度デスライダーをお前に見まい、新時代を作ってやる」と、死力を尽くす覚悟を示した。
24日の後楽園ホール大会では、試合後に必殺のデスライダーで内藤をKOも、“制御不能なカリスマ”の壁は厚い。前哨戦の星も一気にひっくり返された。残す前哨戦は4試合。昨年11月に3年間の英国遠征から帰国した海野にとって、凱旋(がいせん)後初となる長期巡業だが、休んでいる暇はない。