小島聡GHC戴冠「感無量」史上4人目主要3団体シングル王座制覇のグランドスラム達成

<プロレス:サイバーファイトフェスティバル2022>◇12日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ
新日本プロレス所属の小島聡(51)が、史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成した。
メインイベントでGHCヘビー級王者潮崎豪(40)と対戦。「しんどかった」と振り返る意地と意地のぶつかり合いも、最後は21分11秒、ウエスタンラリアットで仕留めた。
約12年ぶりとなった選手権試合での邂逅(かいこう)に、気持ちは高ぶった。「おそらく前回対戦した時の私の年齢が今の彼の年齢。一回りの時間がたって、またこうした舞台でできることがとても感慨深い」。対戦相手への感謝とともに、勝利の喜びに浸った。
新日本のIWGPヘビー級、全日本の3冠ヘビー級、ノアのGHCヘビー級を奪取し、史上4人目のシングルグランドスラムを達成。佐々木健介、高山善広、武藤敬司に続く快挙を成し遂げたが、意外にも「意識はなかった」という。それでも「いろんな人に言っていただいて意識するようになった」とし、「51歳という年齢で挑戦する機会を獲得できたことに感無量です」と汗を拭った。
新日本はこの日、同時刻から大阪大会を開催した。他団体への参戦は、新日本の代表として見られることもある。それでも「自分が新日本を背負う立場にいない」と否定。「でもだからと言ってノアのレベルが低いとか言わせたくない。それは戦った俺が断言するよ。新日本プロレスに何も劣ってないから。これだけは本当に声を大にして言いたいと思う」と力を込めた。
- 潮崎豪(左)にラリアット見舞う小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 潮崎豪(左)にラリアット見舞う小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 潮崎豪(左)を攻める小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 潮崎豪(奥)をラリアットで葬る小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 潮崎豪(右)に勝利し新王者となった小島聡はベルトを手に勝ち名乗りを受ける(撮影・滝沢徹郎)
- 入場する小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 入場する小島聡(撮影・滝沢徹郎)
- 試合後、拳王(左)から挑発される新王者の小島聡(撮影・滝沢徹郎)