グレート小鹿、ザ・グレート・カブキさん、マサ斎藤さんの3人が新たに日本プロレス殿堂入り

グレート小鹿(80)、ザ・グレート・カブキさん(74)、マサ斎藤さん(故人)の3人が、新たに日本プロレス殿堂入りを果たした。日本プロレス殿堂会が10日、東京・後楽園ホールで「レガシー」第2回大会を開催し、授賞式を行った。
セレモニーでは、表彰者の発表を行うインダクターを越中詩郎、和田京平レフェリー、長州力が務め、小鹿、カブキさん、マサ斎藤夫人の倫子(みちこ)さんに記念品が贈呈された。
国内最高齢の現役プロレスラー小鹿は「夢にも思わなかった」、全日本のリングで一世を風靡(ふうび)したカブキさんは「ありがとうございます」、猪木さんとの巌流島決戦で知られる斎藤の夫人、倫子さんは「マサさんが生きていたら大喜びで『ゴーフォーブローク!』と叫ぶ姿が目に浮かぶ」と、それぞれに喜びを語った。
同殿堂会は20年にプロレスの歴史を後世に伝承するための中立組織として設立。21年9月に第1回大会を開催した。これまで、アントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さん、ジャンボ鶴田さん、藤波辰爾、天龍源一郎、長州力が殿堂入りしていた。
授賞式後には、今月1日に心不全のため、79歳で死去した元プロレスラーのアントニオ猪木さんに、選手、観客から追悼の10カウントがささげられた。
- ジャンボ鶴田23回忌追善興行でファンの声援に応えるグレート小鹿(2022年5月31日撮影)
- 全日本プロレス50周年で赤い毒霧を披露するザ・グレート・カブキさん(2022年9月18日撮影)