寺地拳四朗「圧倒的な差みせる」11・1京口紘人と王座統一戦 加藤T「致命的欠点ある」

プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)が日本人王者対決となる2団体王座統一戦に向け、強気な姿勢を貫いた。11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)との2団体王座統一戦を控え、14日に東京・練馬区の三迫ジムで実戦トレを公開。日本ミニマム級8位小林豪己(23=真正)との2回のスパーリングを披露した。
自然体の姿勢から徐々に圧力をかけて若手成長株を追い込み、ラッシュするなど仕上がりの良さをみせた寺地は「序盤からしっかりプレッシャーをかけていきたい。主導権を握りたいですね。競った展開ではなく。圧倒的な差をみせます」と強気そのもの。8月中から本格的なスパーリングを開始。日本バンタム級王者堤聖也(26=角海老宝石)、元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(27=志成)らと拳を交えてきたこともあり「仕上がりは順調です。将来的には4団体(の世界ベルト)を取りたい」と京口戦後のプランもあらためて強調した。
アマチュア時代に3勝1敗と勝ち越しているが、寺地永会長は「どれも競った試合だった。今回も競り合う可能性もある。意地と意地のぶつかり合いになる。毎ラウンドが見逃せない緊張感あふれる試合」と警戒しているが、寺地を支える三迫ジムの加藤健太トレーナーはこう言った。「挑発ではないのですが」と前置きした上で「(京口の)致命的な欠点をみつけている。そこで拳四朗が圧倒していく」と予想していた。
- シャドーボクシングを行う寺地(撮影・足立雅史)
- 練習で汗を流す寺地(撮影・足立雅史)
- スパーリングを公開した寺地(右)(撮影・足立雅史)
- スパーリングを公開した寺地(撮影・足立雅史)
- スパーリングを公開した寺地(右)(撮影・足立雅史)
- 意気込みを語った寺地(左)と吉野(撮影・足立雅史)
- 会見に臨んだ、左からBMBジム寺地永会長、寺地拳四朗、吉野、三迫ジム椎野トレーナー(撮影・足立雅史)
- ミット打ちを行う寺地(撮影・足立雅史)
- 会見で笑顔を見せる寺地(撮影・足立雅史)