【UFC】“超新星”平良達郎「最終的には寝かして一本」16日UFC2戦目へ計量クリア

米総合格闘技UFCフライ級の「超新星」平良達郎(22=Theパラエストラ沖縄)が15日(日本時間16日)、米ラスベガスで開催されるUFCファイトナイト・ラスベガス62大会でUFC2戦目に臨む。
14日(同15日)には同地で同級5分3回で対戦するC.J.ベルガラ(31=米国)と前日計量に臨み、リミット126ポンド(約57・15キロ)でクリア。対するベルガラが129ポンド(約58・51キロ)で規定体重をオーバー。ベルガラのファイトマネー30%が支払われ、契約体重での試合成立となった。
「本当に自分の状態だけを考えている。コンディションよく試合に挑むことを考えたい」と意気込む平良は、UFCデビュー戦だった5月のカルロス・カンデラリオ(米国)戦に判定勝利後、6~7月と約6週間、タイ・プーケットにあるタイガームエタイジムで単身修業。元UFCバンタム級王者ピョートル・ヤン(ロシア)らも練習を積んだという環境で同じ思いで集まった世界各国のファイターとトレーニングを積んできた。
「出げいこの人が多いので同じ気持ちを持った人と切磋琢磨(せっさたくま)したことも大きかった。打撃、寝技、レスリングにしろたくさんの技術を学んだ」 試合3週間前からラスベガス入りしたデビュー戦とは違い、今回は8日前の現地入りとなった。平良は「1回(ラスベガスに)行って慣れたので、ギリギリまで慣れたところで練習したかった」と沖縄で最終調整。今月9日にラスベガスに入ったこともあり、心身は充実している。
対戦相手となるベルガラは通算戦績10勝3敗1分けで打撃を得意とするファイター。あえて打撃でも競り合うつもりの平良は「テクニックでは僕が上ですし。打撃、寝技と自分が勝っているところの方が多い。打撃の選手なので、打撃の時間は向こうもうれしいだろうけど、そこでもストレスを与え続けて、最終的には寝かして一本を取れたら」とイメージを膨らませた。
ベルガラ戦決定時、平良は「試合では“心・技・体”とも成長した姿を見せ、僕もベルトを狙う1人だということを見せつけたい」と宣言した。タイトル戦線に浮上するために、勝ち方も求められる一戦となる。「何回やっても平良が勝つね-という内容、しっかりフィニッシュするパフォーマンスを見せられたら。UFCデビュー戦とは違うパフォーマンスで、思い切り戦って、絶対に勝つ」。日本人初のUFC王座獲得を将来的な目標に掲げる平良が必勝を胸にオクタゴン(金網)に向かう。
- 試合会場のオクタゴン(金網)の感触を確認するUFCフライ級の平良達郎