【UFC】元王者ヌルマゴメドフ後輩のマカチェフがライト級新王者、オリベイラに肩固めで一本

<総合格闘技:UFC280大会>◇22日(日本時間23日)◇アラブ首長国連邦・アブダビ・エティハドアリーナ
UFCライト級王座決定戦が行われ、同級4位イスラム・マカチェフ(30=ロシア)が新王者となった。5月の体重超過で王座剥奪された前王者で同級1位のチャールズ・オリベイラ(33=ブラジル)とベルトを懸けて同級5分5回で対戦し、2分3分16秒、肩固めで一本勝ち。11連勝でベルト奪取に到達した。セコンドにいた先輩格の元UFCライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ氏と抱き合って喜びを爆発させた。
オクタゴン(金網)内で元UFCヘビー級王者ダニエル・コーミエ氏のインタビューに応じたマカチェフは「このベルトは重いね。神に願いをかなえたまえと常に言ってきた。私はこの試合のため、ずっと頑張ってきた。この瞬間がきました。これは1つの目標だった。このベルトは私のもの。ヌルマゴメドフと一緒に獲得したベルトだ。感謝している。ありがとう」と気持ちを伝えた。
22年間、一緒にトレーニングを積んできたという先輩格のヌルマゴメドフ氏は「ここ2~3年はライト級最強はイスラムだと言ってきた。それを証明した。次はオーストラリアに飛んで、次の試合をするよ」とマカチェフの気持ちを代弁した。ヌルマゴメドフ氏の言葉を受け、リングサイドで視察していたフェザー級王者アレキサンダー・ボルカノフスキー(34=オーストラリア)がオクタゴンへ。両者が対峙(たいじ)し、最後にボルカノフスキーから「対戦しよう。俺のUFCパウンド・フォー・パウンド(階級超越した最強格闘家)1位にかけて戦う」と約束されていた。
一方、負けたオリベイラは「彼はファイターだ。今日は俺の日じゃなかった。いつかリベンジしてやる。私はいつも全力でファイトしている。次のチャンスを俺にくれ」と叫んでいた。