アマ13冠の堤駿斗、プロ初KO勝ちへ「プロとしての仕事果たしたい」井岡一翔との米合宿で自信

16年世界ユース選手権フライ級優勝を含むアマ13冠ルーキー堤駿斗(23ー志成)が強敵相手にプロ初KO勝利を狙う。31日、東京・大田区総合体育館で、前東洋太平洋スーパーバンタム級王者ペテ・アポリナル(27=フィリピン)とのフェザー級8回戦を控え、30日には都内のホテルで前日計量に出席。リミット(57・1キロ)でパスしたアポリナルに対し、100グラム少ない57・0キロでクリアした。
プロデビュー戦となった7月、当時の東洋太平洋フェザー級5位ジョン・ジェミノ(フィリピン)戦は判定勝ち。ランカーに勝利したことで、東洋太平洋同級5位にランクインを果たした。今回は1階級下の前王者とのプロ2戦目を迎えるが「それは自分が選んでいること。プロとしての仕事を果たしたい」とKO勝利を狙う意気込みを示した。
同門の先輩となるWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)とともに米ラスベガスで合宿。約1カ月間、何人もの世界王者を育成してきた「名伯楽」キューバ人トレーナー、イスマエル・サラス氏のもとでトレーニングを積んだ自信を胸にデビュー2戦目のリングに向かう堤は「攻めの姿勢を崩さず、戦っていきたい」と眼光鋭く口にしていた。
- 前日計量に臨む堤(撮影・足立雅史)
- 前日計量を終え、握手を交わす堤(左)とアポリナル
- 前日計量を終え、ポースを決める堤(撮影・足立雅史)