上へ戻る

au版ニッカン★バトル

新着ニュース

八重樫東が連続TKO 国内男子初4階級制覇に王手

八重樫東対向井寛史 TKOで勝利の八重樫東(撮影・酒井清司)

<ボクシング:スーパーフライ級ノンタイトル10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール


 元世界王者八重樫東(35=大橋)が連続TKO勝利で、国内男子初の4階級制覇に王手をかけた。

 2度世界戦経験のある向井寛史(32=六島)と5年ぶりのベテラン日本人対決に挑んだ。初回から積極的に攻め、レフェリーストップによる7回2分55秒TKO勝ちした。再起後は2階級上げて連勝に大橋秀行会長も4階級制覇挑戦へゴーサインを出した。

 八重樫は珍しく初回から積極的に前へ出ていった。2回からは「大橋会長から教えられた。体格でも勝負できるすべ」と、過去にも見せたなりふりかまわぬ韓国流接近戦に出た。左フックや左ボディー、頭をつけあっても押し負けなかった。

 6回に右ストレートを浴びて、一瞬棒立ちとなった。八重樫は「疲れたから。効いてない」と言ったが、大橋会長は「一瞬タオルも手にした。そうしたらドカンと来た」。八重樫が右ストレートを打ち込んで逆襲。連打でダウン寸前まで追い込んだ。「メンタルが弱っていると感じた。やり返そう」と、7回にさらに連打を浴びせて試合を終わらせた。

 毎試合が進退をかけた戦いだが、前日の同会場での世界戦を越える観衆から大声援を受けた。八重樫は「つくづくボクシングができる喜びを感じている。最高だった」と笑みがこぼれた。

 大橋会長は「次は世界をやらせる。機は熟した」と言い切った。ミニマム、フライ、ライトフライ級に続き、次は4階級制覇をかけた一戦だ。八重樫は「王者はみんな強いが、誰でもいい。自信はないが、自信をつけてからでは遅い」と偉業に挑む。

八重樫東対向井寛史 7回2分55秒、八重樫(右)はTKOで向井寛史を破り両手を掲げる(撮影・酒井清司)
スーパー・フライ級10回戦 八重樫東対向井寛史 5回、八重樫(左)が向井にジャブを浴びせる(撮影・佐藤礼征)

関連するニュースを読む

8カ月ぶり復帰のアンブローズがWWE大阪公演参戦

8月31日のWWE大阪公演への出場が決まったディーン・アンブローズ(右) (C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWEジャパンは17日、WWE大阪公演(8月31日、エディオンアリーナ大阪)に右腕負傷から約8カ月ぶりに戦列復帰したばかりのディーン・アンブローズが参戦することを発表した。

 アンブローズはユニット「ザ・シールド」の盟友セス・ロリンズとタッグを組み、ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア組と対戦する。なお一部変更となった対戦カードは次の通り。

<1>ローマン・レインズ-ブラウン・ストローマン

<2>ロウ女子王座戦=アレクサ・ブリス-ロンダ・ラウジー

<3>セス・ロリンズ、ディーン・アンブローズ組-ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア組

<4>フィン・ベイラー-バロン・コービン

<5>ボビー・ラシュリー-アライアス

<6>カイリ・セイン-ミッキー・ジェームズ

<7>サーシャ・バンクス、ベイリー、ナタリヤ組-ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット、リブ・モーガン、サラ・ローガン)

<6>トリプルスレット形式WWEクルーザー級王座戦=セドリック・アレクサンダー-ドリュー・グラック-戸沢陽

<7>タイタス・ワールドワイド(タイタス・オニール、アポロ・クルーズ)-ザ・リバイバル(スコット・ドーソン、ダッシュ・ワイルダー)

※その他、ブレイ・ワイアット、ボビー・ルード、ボー・ダラス、カーティス・アクセル、ジンダー・マハルが出場予定

関連するニュースを読む

亀海喜寛、1年ぶり復帰戦へ「必ずこちらが上回る」

前日計量を終えた亀海(左)とベンデティ(C) 帝拳


 ボクシングのWBA世界スーパーウエルター級14位亀海喜寛(35=帝拳)が約1年ぶりとなる復帰戦へ向け、16日(日本時間17日)の前日計量を一発パスした。米国カリフォルニア州インディオで17日(同18日)にグレグ・ベンデティ(米国)と同級ノンタイトル10回戦を予定する。

 リミット(69・85キロ)を約300グラム下回る69・56キロで計量を終えた亀海は、「無事に計量を終えることが出来てほっとしています。今回でアメリカ10試合目とあってかなり慣れてきたところもあり、しっかりと調整することが出来ました。相手の身体も仕上がっているように見えましたが、明日は必ずこちらが上回ります」とコメントした。

 昨年8月に世界初挑戦となったWBO世界同級王座決定戦で、ミゲル・コットに0-3の判定負けを喫した。米国で人気を誇るタフファイトでならす日本の雄は、右肩痛などで復帰が遅れていた。

関連するニュースを読む

「海賊姫」カイリ、アリーヤ戦圧勝し王座戦に弾み

アリーヤに必殺技のイカリ(変形逆エビ固め)を仕掛けるカイリ・セイン(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWE傘下となるNXTの「海賊姫」カイリ・セイン(宝城カイリ=29)が圧勝劇で王座戦に弾みをつけた。15日(日本時間16日)の米ウインターパーク大会でアリーヤ戦に臨み、スピアー、スライディングD、インセイン・エルボーで圧倒。あえてフォールせず、さらにインセイン・エルボー2連発からの必殺イカリ(変形逆エビ固め)でギブアップに追い込んだ。

 試合後、18日のNXTテイクオーバー大会(米ブルックリン)で挑戦するNXT女子王者シェイナ・ベイズラーとにらみ合いを展開し、最後の火花を散らした。(デーブ・レイブル通信員)

関連するニュースを読む

稀勢の里、前へ意識「いい稽古に」豊山に11勝圧倒

稀勢の里(後方)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて調整のペースを上げた。

 16日、青森・八戸市で行われた夏巡業の朝稽古で「当たりが強いし、力をつけているから」と前頭豊山を指名。秋場所に出場すれば序盤で対戦が想定される、本場所で対戦がない24歳の新鋭と三番稽古を行い11勝1敗と圧倒した。胸を合わせるのは10戦全勝だった4月の春巡業以来2度目。夏巡業では関脇御嶽海と6番取った以外、相撲は幕内下位としか取っていなかっただけに「いい稽古になった。前へ前へ、という意識で」とうなずいた。

雨の中、離れた支度部屋から土俵入りに向かう稀勢の里

関連するニュースを読む

岩佐は攻撃が単調、守り意識も強かった/大橋秀行

11回、接近戦でパンチを繰り出す岩佐(左)とドヘニー(撮影・滝沢徹郎)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

  ◇   ◇   ◇  

 もったいない試合だった。採点はドローぐらいかと思ったが、細かなパンチを当てていた差が出てしまった。初回は圧力をかけてくる相手に、右フックでぐらつかせる最高の立ち上がりだった。だが、スタミナに不安があるのか、2回に自分からペースを落としてしまったのが痛かった。そこで、相手に流れを作るチャンスを与えてしまった。岩佐の良さである、思い切りの良さ、パンチの切れ、ノーモーションの左アッパーが出なかった。ボディーは良かったし、相手も嫌がっていただけに、下から崩す作戦を徹底しても良かった。挑戦者もうまく動いていたが、それ以上に岩佐の攻撃が単調だった。V1戦同様、王者になり、守る意識が強くなっていたようにも見えた。ただ、まだ28歳。山中に負けてはい上がってきたことを考えれば、もう1度立ち上がることは難しくない。可能性を持っている選手だけに、この負けからさらに強くなってほしい。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者大橋秀行)

関連するニュースを読む

亀田和毅、新王者ドヘニーに挑戦表明も「でていけ」

岩佐-ドヘニー戦を観戦する亀田興毅氏(左)と亀田和毅(撮影・滝沢徹郎)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

 IBF同級3位の亀田和が挑戦表明も、実らずに終わった。勝利後のドヘニーめがけてリングを上がり、「俺が次に挑戦する」とほえたが、ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、でていけ!」と胸を突かれて押し返された。兄の亀田興は「これから交渉じゃないですか。和毅も自信がある」と代弁。ドヘニーは報道陣に対し、「殴られなくて幸運だったな。誰でも戦うよ」と強気だった。

関連するニュースを読む

苦労人ドヘニー「今日の犠牲は明日の幸せ」無敗王座

新王者となったドヘニーはスタッフに抱かれながら喜ぶ。左は防衛に失敗した岩佐(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。

 苦労人が無敗で王座をつかんだ。アイルランド出身のドヘニーは、同国のファン約100人の声援を背に奮闘。予想された接近戦ではなくアウトボクシングを展開し、「インテリジェンスなゲームをした」と誇った。中盤以降ジャブを軸にペースを握った。9回には婚約者レベッカさんと長男テオ君の姿が目に入り、「残りの3回を気を抜くことなくできた」と感謝した。プロ6年目。「最初はチケットは手売り。今日の犠牲は明日の幸せになると信じてきた」と笑った。

IBF世界スーパーバンタム級新王者となり婚約者とキスするドヘニー(撮影・江口和貴)

岩佐亮佑、またしてもサウスポーに負けて王座陥落

ドヘニー(中央)に判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、0-3で判定負けした。鬼門といわれたサウスポー相手に初の指名試合をクリアできなかった。これで日本人の男子世界王者は5人となった。

 岩佐がポイントで劣勢とみて、小林会長は8回から「倒さないと勝てない」とゲキ。チャンスが11回に来た。左ストレートから連打。相手はぐらついたが、クリンチに両者がもつれてスリップダウン。結局は「ごまかされて」ダウンも奪えず。最終ゴング後に相手は肩車されたが、岩佐は「負けたと思った」とイスに座り込んだ。

 滑り出しはよかった。初回にパンチで右ほおから流血させた。それが2回以降は守勢で手数も出なくなった。プレスをかけてくる予想が外れ、距離をとられ、左カウンターを浴びた。右ジャブから攻める作戦も駆け引きで、引き込まれた。

 「ガンガンくると思った。距離が遠く、ジャブが当たらず、単調になった。予想以上にうまかった」。岩佐は脱帽するしかなかった。サウスポーにはプロで4勝2敗も、黒星は世界王者になった山中と世界初挑戦で喫したもの。習志野高では高校3冠も残る3大会は同じサウスポーに決勝で負けた。大一番では左に負け、またしてもだった。

 6月にジムが同じ柏市内で移転した。窓のない半地下1階から、3面窓の2階で広さも明るさも増し、クーラーも入った。「最高の環境で最高の練習ができた」と感謝していたが、新たな門出を飾れなかった。

 小林会長も世界再挑戦で王座につき、V2戦で全勝相手に負け陥落した。03年にジムを開くと、入門してきたのが中2の岩佐だった。あれから15年の雪辱を期したが、愛弟子も壁を越えられなかった。

 小林会長は「中盤から倒しにいく覚悟がほしかった。打ち込む勇気がなかった。ずっと課題だった」と話した。岩佐は「大きな壁だった。ショックもこれが現実で実力不足。今はまた頑張ろうとは…。考えたい」。引退も考えざるを得ない内容だった。【河合香】

 ◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏生まれ。地元でセレスジム開設に中2で入門。習志野高3年で3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビュー。11年に日本バンタム級王者山中に挑戦も失敗。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でIBF世界同級暫定王座決定戦での世界初挑戦は失敗。昨年9月にIBF世界スーパーバンタム級王者小国を破り王座獲得。171・5センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

防衛に失敗し悔しそうな表情で会見する岩佐(左)と下を向くセレス小林会長(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

岩佐亮佑がドヘニーに判定負け/世界戦詳細

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、2度目の防衛を懸けて同級1位で無敗のTJ・ドヘニー(31=アイルランド)と対戦。0-3で判定負けした。

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ調印式を終え、ポーズを決める王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)

◆IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦

王者岩佐亮佑(28=セレス)判定同級1位ドヘニー(31=アイルランド)

1回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

【1回】50秒すきにドヘニーのワンツーがタイミング良く決まる。岩佐も右ジャブでリズムをとる。終了直前には右フックでふらつかせた。

【2回】1分すぎにドヘニーが左ストレートを決める。互いに打ち合いの展開。2分30秒過ぎに、岩佐は離れ際に左フック。互角の展開が続いた。

【3回】ドヘニーは細かいパンチで上下に打ち分ける。岩佐は2分すぎに右ボディーを決める。終了間際も左ボディーをたたきこんだ。

4回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

【4回】序盤からジャブの先手争い。2分すぎに、ドヘニーの左ストレートが岩佐の顔面をとらえる。終了間際にワンツーも入ったが、岩佐にダメージは少ない様子で、果敢に攻め続けた。

【5回】互いにけん制しあう展開が続く。その中でドヘニーが先手を握ってパンチを当てる。岩佐は2分すぎに強烈な左ボディーで対抗した。

【6回】1分すぎドヘニーは連打で攻め立てる。岩佐はクリンチで逃げる。その後もドヘニーのボディー攻撃が続く。終盤岩佐も反撃の連打を決める。互いに譲らない展開が続いた。

【7回】1分すぎにドヘニーの左ストレートが決まる。1分30秒すぎには左フックも。岩佐はガードを固めてカウンターを狙ったが、終了間際も連打をもらった。

8回、ドヘニー(左)のパンチを食らう岩佐(撮影・江口和貴)

【8回】序盤、岩佐はボディー攻撃に活路を見いだす。2分すぎ、岩佐は連打で相手をロープ際に追い込んだ。ドヘニーも果敢に打ち合った。

【9回】互いに前に出るも決め手にかける展開。2分すぎにドヘニーの左ストレートがヒット。残り30秒、相打ちも岩佐の左も決まる。

【10回】序盤、岩佐はボディー攻撃を続けた。互いに頭をつけて打ち合うが決め手に欠く。終了間際、岩佐は左ボディー、右フックを決めた。

11回、ドヘニー(左)のパンチを食らう岩佐(撮影・江口和貴)

【11回】岩佐は1分すぎ、右フックから連打で攻め立てた。ドヘニーは疲労を隠せず、動きは鈍い。残り30秒、岩佐は左ストレートを顔面にたたき込んだ。

【12回】互いに前に出てパンチを繰り出すが、互いに有効打を奪えない。最後まで同じ展開が続き、終了のゴングが鳴った。

12回を終え勝利を確信しガッツポーズのドヘニー。後方は厳しい表情の岩佐(撮影・江口和貴)

ドヘニーに判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

岩佐を破りIBF世界スーパーバンタム級新王者となったドヘニー(撮影・江口和貴)

岩佐を破りIBF世界スーパーバンタム級新王者となり夫人とキスするドヘニー(撮影・江口和貴)

岩佐亮佑対TJ・ドヘニー 防衛に失敗し悔しそうな表情で会見する岩佐(左)と下を向くセレス小林会長(撮影・滝沢徹郎)

【判定】112-116、112-117、113-115。岩佐は0-3の判定負けで2度目の防衛に失敗

関連するニュースを読む

王座陥落の岩佐亮佑が脱帽「予想以上にうまかった」

ドヘニーに判定負けを喫し、ぼうぜんとする岩佐(撮影・江口和貴)

<プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール◇観衆1505人


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、V2失敗で王座から陥落した。

 初回に同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)の右ほおをカットさせたが、その後は左カウンターをもらい、手数でも劣った。11回のチャンスも攻めきれず、2、4、5ポイント差の0-3で判定負けした。鬼門と言われたサウスポー相手に初の指名試合をクリアできなかった。これで日本人の男子世界王者は5人となった。

 滑り出しはよかった。初回にパンチで右ほおから流血させた。それが2回以降は守勢で手数も出なくなった。プレスをかけてくる予想が外れ、距離をとられ、左カウンターを浴びた。右ジャブから攻める作戦も駆け引きで引き込まれた。

 「ガンガンくると思った。距離が遠く、ジャブが当たらず、単調になった。予想以上にうまかった」。岩佐は脱帽するしかなかった。小林会長は8回から「倒さないと勝てない」とゲキ。11回に左ストレートから連打でチャンスをつかんだ。相手はぐらついたが、クリンチに両者がもつれてスリップダウン。結局は「ごまかされて」ダウンも奪えなかった。

 小林会長も世界再挑戦で王座につき、V2戦で全勝相手に負けて陥落した。愛弟子も同じ道をたどり、V2の壁を越えられなかった。岩佐は「大きな壁だった。ショックもこれが現実で実力不足。今はまた頑張ろうとは…。考えたい」と話した。

1回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)
4回、ドヘニー(左)にパンチを放つ岩佐(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

亀田家三男の和毅、新王者に挑戦表明も「邪魔だ」

岩佐-ドヘニー戦を観戦する亀田兄弟。左は興毅氏。右は和毅(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級3位亀田和毅(27=協栄)が挑戦表明した。

 同級王者岩佐亮佑(28=セレス)に3-0の判定勝ちして喜ぶ同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)めがけて、試合後のリングに直行。「俺が次に挑戦する」と名乗りを上げたが、プロ6年目で初の世界王座戴冠の歓喜に浸る新王者ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、出ていけ!」と一蹴された。手で突き飛ばされ、その後は関係者の制止を受けて退散した。

 弟の行動を見ていた亀田興は、「これから交渉じゃないですか。面白い試合になる。和毅も自信ある。早いところ(世界戦を)組んであげたい。いろんな選択肢はあります」と説明した。

 試合後の控室で経緯を説明したドヘニーは、「殴られなくて幸運だったな」と皮肉に笑い、今後の対戦の可能性について聞かれると「誰でも戦います」と述べた。

関連するニュースを読む

IBF王者岩佐亮佑、苦手のサウスポーに判定負け

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ計量を終え、にらみ合う王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)(2018年8月15日)

<ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ>◇16日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が2度目の防衛に失敗した。同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)と対戦。0-3で判定負けした。

 万全の調整のはずだった。6月に所属のセレスジムが同じ千葉・柏市内で移転。入門から過ごした旧ジムは半地下1階で窓がなかった。夏場は玄関を開けてあとは扇風機頼りと、最近の猛暑には苦しんだ。新ジムは2面が窓のビル2階に移り、設置したクーラー4台を28度に設定。「新しい環境で調子も下がらず、いい練習ができた」と岩佐。今年の酷暑も、順調にスパーリングを消化できた。

 自身と同じサウスポーは大の苦手だった。プロ戦績の2敗はともに左相手。11年3月の元WBC世界バンタム級王者山中慎介との日本王座決定戦と、15年6月のリー・ハスキンスとのIBF世界バンタム級暫定王座決定戦の2試合。ともにボクシング人生の節目となる試合で、サウスポーに敗れてきた。今回のドヘニーも無敗のサウスポーで同級1位の最強挑戦者。不穏な予感が漂ったが、やはりサウスポーの悪夢に見舞われてしまった。


関連するニュースを読む

阿武咲が地元青森で砂まみれ稽古 観衆大声援に感謝

ぶつかり稽古で阿武咲(下)に胸を出した高安


 大相撲の夏巡業は16日、青森・八戸市で行われ、古くから相撲どころとして知られる、青森県出身力士が会場を盛り上げた。

 同県中泊町出身の前頭阿武咲(22=阿武松)は、朝稽古の最後にぶつかり稽古で大関高安に胸を借りた。約7分間、胸を借りる間に砂まみれになり、観衆から大声援が起きた。「やっている最中は全然聞こえなかった。でも、ありがたいですね」と感謝した。

 高安には、今回の巡業中に三番稽古に何度も指名されており「(1月の初場所で)ケガをしてから全体的に力が落ちている中で、大関のおかげでだいぶ戻ってきた実感がある。ケガをしたら、という恐怖もなくなってきた」と、再び感謝した。また、中退した三本木農高相撲部時代は、この日の会場となった八戸市体育館に隣接する土俵で夏合宿を行っていたことも明かし「懐かしいですね」と、笑顔で話した。

 深浦町出身の十両安美錦(39=伊勢ケ浜)は、家族が見守る前で、同県鰺ケ沢町出身で弟弟子の誉富士にぶつかり稽古で胸を出したり、申し合いで名乗りを上げたりと、精力的に汗を流した。また、片道4時間かけて実家にも寄るなど親孝行もした後の巡業参加となったが「毎年、こうして青森に巡業で来ることができて、大勢の人が集まってくれてありがたいよ」と、集まった約2500人の観衆らに感謝していた。

ぶつかり稽古で汗を流す、ともに青森県出身でご当所の安美錦(手前左)と誉富士(同右)

関連するニュースを読む

名古屋場所Vの御嶽海「ありがたい」高安と三番稽古

三番稽古を行った高安(左)と御嶽海


 7月の名古屋場所で初優勝した、大相撲の関脇御嶽海(25=出羽海)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で大関高安と三番稽古を行った。

 1勝9敗の計10番に「10番しか取ってないの? もっとやっているかと思った」と、番数以上の充実感と疲労度があることを口にした。左四つに組まれて寄り切られる取り口が多く「重たいし、懐が深かった。(高安には)目をかけてもらっているので、ありがたいですね」と振り返った。

 今回の巡業中にファンの期待も感じているという。「声をかけられることが多くなった。注目されることはうれしいけど、自分のペースを崩さず、やることをやって、体をつくっていきたい」。期待に応えたい思いが強いからこそ、大関とりの秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)を見据えていた。

関連するニュースを読む

稀勢の里、豊山との三番稽古で11連勝「いい稽古」

稀勢の里(右)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で、前頭豊山と三番稽古を行い、計12番で11勝1敗と大きく勝ち越した。最初の一番こそ押し出されたが、その後は突き、押し、得意の左四つからの寄りなどで寄せ付けず11連勝。「いい稽古になった。とにかく前へ前へ、という意識で(取った)」と、収穫を口にした。

 7月の名古屋場所で12勝を挙げて優勝争いに加わり、敢闘賞も獲得した24歳の豊山とは本場所での対戦経験がない。稽古で胸を合わせるのも、10番取って全勝だった4月の春巡業以来2度目。豊山とは、出場すれば秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の序盤戦での対戦が想定されるだけに、まわしを取ることができても、できなくても、厳しい攻めを見せるなど、熱のこもった稽古を披露した。

 白鵬、鶴竜の両横綱も、初顔合わせが想定される相手のもとには、本場所前に出稽古して感覚をつかむことが多い。左足裏にできた傷の影響もあって、夏巡業ではこれまで、関脇御嶽海と6番取った以外、秋場所での対戦の可能性が低い幕内下位と相撲を取っていた。だが成長著しい若手有望株を「当たりが強いし、力をつけているから」と認め、本場所を想定した稽古へと調整のペースを上げた。

 豊山も稀勢の里について「右上手が速い。それが生命線だと思うから、どれだけ取らせないか考えたけど、うまさと包み込むような体の大きさで、思うようにできなかった。やっぱり、まわしを取ったら強い。引きつけられたら離れられない。少しでも上体が起きるとやられてしまうので、前傾姿勢でやったつもりだったけど…」と脱帽した。三番稽古の終盤の立ち合いの際に稀勢の里の頭がぶつかり、右目上の腫らしながら悔しさをにじませていた。

 一方で、本場所での稀勢の里との初顔合わせは心待ちにしている。「稀勢の里関の取組は独特の雰囲気になる。(観衆が)『ワーッ』となった中でやりたい。その中で何かできれば、自信になる。4月の巡業で稽古をつけてもらった時は、漠然と取って負けてしまったけど、今日(16日)は違う」と、本場所は一発勝負だけに、最初の一番に勝ったことに収穫と光明を見いだしていた。

稀勢の里(上)は三番稽古で豊山を圧倒した

関連するニュースを読む

海賊姫セイン圧勝、ベイスラーとにらみ合い火花

アリーヤに必殺技のイカリ(変形逆エビ固め)を仕掛けるカイリ・セイン (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:NXT大会>◇15日(日本時間16日)◇米フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大


 「海賊姫」カイリ・セイン(29)が、NXT女子王座挑戦に向けて弾みをつける勝利を飾った。

 18日に米ブルックリンで開催されるNXTテイクオーバー大会で挑む王者ジェイナ・ベイスラーが見守る中、アリーヤとのシングル戦に臨んだ。スピアー、スライディングDで圧倒すると、コーナートップからインセイン・エルボーを成功。大ダメージのアリーヤに対し、あえてフォールせずにベイズラーをにらみつけ、さらにインセイン・エルボーを2連発した。1度はフォールに入ってものの、カウント2でやめて相手を持ち上げ、最後はベイズラーを挑発するように指さし、イカリ(変型逆エビ固め)でギブアップを奪った。気迫あふれるカイリは、挑発に乗ってベルトを掲げたベイズラーとにらみ合い、最後の火花を散らした。

関連するニュースを読む

清水聡、豪雨で実家が被害、地元へ元気を勝利誓う

3度目の防衛を目指す東洋太平洋王者清水聡(左)と挑戦者の河村真吾


 ボクシングの東洋太平洋フェザー級タイトルマッチが、17日に東京・後楽園ホールで行われる。16日に都内で前日計量があり、王者清水聡(32=大橋)に挑戦者の東洋太平洋同級10位河村真吾(28=堺東ミツキ)ともリミットの57・1キロでクリアした。

 清水はWBCとIBFで6位に世界ランクされている。今回のV3戦で7戦オールKOを飾り、世界へ打って出る一戦となる。「減量も早めに始め、メチャクチャうまくいった。暑かったので体のケアも重点的にやった」という。酸素カプセルで疲労を抜き、マッサージ、ストレッチを多めにした。ロードワーク後も氷を入れた水風呂でのアイシングなど気を使った。

 7月の西日本豪雨の影響で、岡山・総社市の実家が濁流で流されてしまった。小さいころに使っていたサンドバッグなど思い出の品はほとんど流されてしまった。15日に1泊2日で里帰り。片岡市長からは「世界王者になって元気をください」と声を掛けられ、王座奪取すれば凱旋(がいせん)パレードも約束された。「少しでも元気になってもらうために、ボクは勝つだけ」と必勝を期した。

関連するニュースを読む

八重樫東「勝ちにいくしかない」世界前哨戦へ気合

計量後にフェイオフする4階級制覇を目指す八重樫東(左)と向井寛史


 ボクシングの元世界王者八重樫東(35=大橋)が17日に東京・後楽園ホールで、4階級制覇へ世界前哨戦に臨む。16日には都内で前日計量があり、リミットより200グラム軽い51・9キロでクリアした。対戦相手の前WBOアジア・パシフィック同級王者向井寛史(32=六島)は52・1キロだった。

 八重樫はこれまでミニマム、フライ、ライトフライ級と世界を制し、3月に2階級上のスーパーフライ級で再起した。2回TKO勝ちでテストをクリアしたが、内容には満足していなかった。今回は勝てば世界挑戦を期すだけに「ふたを開けてみないと分からないが、しっかり勝ちにいきたい。勝ちにいくしかない」と必勝を期した。

 八重樫には5年ぶりの日本人で、2度の世界挑戦経験がある相手とベテラン対決となる。「自分も楽しみだし、面白くなると思う」と期待を口にした。6年前に王座統一戦を争った井岡が現役復帰し、また同じ階級になる。「復帰すると思っていた。絡んでいくか、タイミングとかもあり、縁があれば」と話した。

 向井は初めての後楽園ホールとなる。「チャンスに恵まれている。3度目の世界のためににも、ここで名を挙げたい」と意気込みを見せた。

関連するニュースを読む

白鵬、終戦と震災「2つの意味」陸前高田で土俵入り

土俵入りを終えた白鵬


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が、7年ぶりに訪れた岩手・陸前高田市で、2つの思いを込めて土俵入りした。15日、同市で行われた夏巡業に参加。朝稽古は右膝痛のため、土俵下での四股などで入念に汗をかいた。正午に親方衆や他の幕内力士らとともに黙とうすると、午後には土俵入りも行い「7年ぶりか。当時は1人横綱で1日2回土俵入りしていたからね。終戦記念日でもあるし、2つの意味で土俵入りした」と、戦争と東日本大震災で亡くなった人々を思いやった。

 7年前に訪れたのは相撲協会の被災地巡回慰問で、1日2カ所ずつ5日間、計10市町を回った。東北地方を北から南下する中、2日目に訪れた陸前高田市の壮絶な光景は「今でも覚えている」と、特に印象に残っている。だからこそ復興が進む町並みに「未来に向けて進んでいると思った。7年ぶりに会いに来てくれた人もいたし、7年前に来たことがつながった」と喜んでいた。

11年6月5日、岩手・陸前高田市で、がれきの山をバックに神妙な表情を見せる白鵬

関連するニュースを読む

中邑真輔、ハーディ襲撃もスワントーンボム返り討ち

ジェフ・ハーディ(右)の背後から襲撃するUS王者中邑真輔 (C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWEスマックダウン所属のUS王者中邑真輔(38)が次期挑戦者の襲撃に失敗した。

 14日(日本時間15日)の米グリーンビル大会で、19日のPPV大会(米ブルックリン)で控える防衛戦の挑戦者ジェフ・ハーディのシェルトン・ベンジャミン戦を陰でチェック。ツイスト・オブ・フェイトでベンジャミンを撃破した直後のハーディを襲撃した。バッグスタバーを成功させ、必殺キンシャサを狙ったが、逆に必殺のスワントーンボムを食らい、返り討ちにあった。また入場ゲート付近で両者と抗争を繰り広げるランディ・オートンも静観していた。(デーブ・レイブル通信員)

中邑真輔(C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved.

関連するニュースを読む

岩佐に挑むドヘニー「準備完璧」応援団100人超え

アイルランド国旗を掲げる挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)


 王者岩佐亮佑(28=セレス)に同級1位ドヘニー(アイルランド)が挑むボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が15日、都内で行われた。

 世界初挑戦のドヘニーは「準備は完璧にできた。可能性は勝利しかない」と王座奪取を確信。計量もリミットちょうどで、9日来日からジムワークは公開練習した1日だけ。仕上がりは万全のようだ。婚約者レベッカさんの長男テオ君に加え、故郷アイルランドや現在住んでいるオーストラリアから100人を超す応援団が駆けつける。日本では21年ぶりとなるアイリッシュ王者誕生を期す。

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ調印式を終え、ポーズを決める王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)

関連するニュースを読む

岩佐V2で海外進出だ ドヘニー戦、米でライブ配信

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチの計量を終え、にらみ合う王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)に、全米へアピールの舞台が用意された。16日のV2戦の前日計量が15日に都内であり、岩佐は55・2キロ、同級1位ドヘニー(アイルランド)はリミットの55・3キロでクリアした。この試合は米スポーツ専門チャンネルのESPN+で有料ライブ配信される。海外進出を目指す岩佐には願ってもない朗報に、完璧勝利でV2を宣言した。

 欧米のボクシング中継は有料ネット配信の新時代に入った。先行しているのがESPN+で、岩佐のV2戦も配信される。米国のファンや関係者が視聴は、進出へのステップになる。岩佐は「とても光栄でうれしい。海外での試合も目標で、名を売るきっかけになれば。第1歩にしたい」と一層気合が入った。

 5月に米ニューヨークで、殿堂のマジソン・スクエア・ガーデンで初観戦した。WBA世界ライト級タイトル戦で、ロマチェンコ(ウクライナ)がリナレス(帝拳)から王座奪取で最速3階級制覇。「大観衆も堂々たる世界のトップの戦いを肌で感じた。このリングに立ちたいと目標が明確になった」と話す。

 相手ににらまれると握手を求め、「動揺していた」とニヤリ。会場では来日した相手家族ら約30人の応援団が大騒ぎ。3年前に英国で世界初挑戦した岩佐は「あの時はブーイング。なんともない」と、初の指名試合で最強挑戦者にも王者の余裕を見せた。

 計量後はうなぎ、夜は馬肉しゃぶしゃぶの必勝パターンでエネルギーを補強した。「チャンピオンロードは邪魔させない。1ポイントも取らせずチャンスに倒しきる。完璧に勝つ」。V2に絶対の自信を見せた。【河合香】

岩佐とドヘニーの比較表

関連するニュースを読む

稀勢の里、アクシデントも「やります、頑張ります」

終戦記念日に際し、黙とうする白鵬(前列右端)、鶴竜(同左から2人目)、稀勢の里(同左端)の3横綱ら


 大相撲の夏巡業は15日、岩手・陸前高田市で行われた。

 終戦記念日のこの日は、巡業に参加している親方衆、幕内力士らが土俵回りに集まり、正午から黙とう。また11年の東日本大震災では、大きな被害に遭った地域でもあり、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は「相撲で元気になるのであれば、いくらでもやる。率先して復興の力になりたい」と話した。

 また、この日の朝稽古では横綱稀勢の里、大関豪栄道、高安らが精力的に相撲を取った。前頭佐田の海を相手に9勝1敗だった稀勢の里について同部長は「(今回の巡業途中で)足に傷ができて稽古できないというアクシデントは仕方ない。それでも『やります』『頑張ります』と言ってくれている。徐々に仕上げていって、最終的には(巡業中に)横綱同士や横綱と大関の稽古も見たい」と、期待していた。

 また、同部長が「1番充実している」と話す豪栄道は、この日は前頭豊山に5戦全勝の後、先場所優勝の関脇御嶽海を指名して5勝1敗。計10勝1敗だった。

終戦記念日に際し、黙とうする巡業参加の親方衆と幕内力士ら
佐田の海(右)と三番稽古を行った稀勢の里

関連するニュースを読む

卑劣なイタミはノーリスペクト!会場大ブーイング

トレント・ニューマン(左)を蹴りつけるヒデオ・イタミ (C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:205Live大会>◇14日(日本時間15日)◇米サウスカロライナ州グリーンビル・ボン・セコース・ウェルネス・アリーナ


 元ノアのKENTAことヒデオ・イタミ(37)が圧勝劇後の追撃で会場からブーイングを浴びた。

 格下となるトレント・ニューマンとのシングル戦はキックなど打撃で圧倒。1度はフォールしたが、なんと自らカウント2でニューマンの頭をつかみ上げてフォールを外した。不敵に笑いながら、続いてファルコンアロー、顔面蹴りで痛めつけると、最後は串刺しドロップ2発でレフェリーストップに追い込んだ。

 試合に圧勝した後もイタミは倒れた相手を捕獲し、さらに飛龍裸絞めの体勢から強烈なヒザで追撃。非情かつ卑劣なまでの攻撃で、会場からはブーイングが起こると、イタミは「リスペクト・ミー」と観客をあおってリングを後にした。1週間前には実力者ムスタファ・アリを撃破したばかり。勢いに乗るイタミは「オレになめた態度を取るとどうなるかわかっただろ」と自らのツイッター上でも悪態をついていた。

関連するニュースを読む

サモア・ジョー、動揺誘う「AJ妻の手紙」内容は…

王者AJスタイルズに心理戦を仕掛けた挑戦者のサモア・ジョー (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:スマックダウン大会>◇14日(日本時間15日)◇米サウスカロライナ州グリーンビル・ボン・セコース・ウェルネス・アリーナ


 WWEヘビー級王座に挑戦するサモア・ジョーが、王者AJスタイルズに心理戦を仕掛けた。

 19日の真夏の祭典、PPV大会サマースラム(米ブルックリン)での王座戦を控えたジョーは「家族を犠牲にした王者」とののしってきた。先に登場したAJスタイルズが「オレはジョーの挑発に感情的になったが、妻から冷静さを失ってはダメと言われた」と王座戦に向けた所信表明をしていると、この日もジョーが割って入るように姿をみせた。

 左手に1枚の手紙を持ち「紹介する」と説明したジョーは「AJスタイルズはチャンピオンでいるために家族を犠牲にした。ジョーが勝ってAJスタイルズが失う苦しみを味わうことを望んでいます。ウェンディ・スタイルズ」と読み上げ、この手紙はAJスタイルズの妻のものだと一方的に主張。王者の動揺を誘っていた。

関連するニュースを読む

中邑真輔がハーディ襲撃も失敗、毒蛇オートンは静観

ジェフ・ハーディ(右)の背後から襲撃するUS王者中邑真輔 (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:スマックダウン大会>◇14日(日本時間15日)◇米サウスカロライナ州グリーンビル・ボン・セコース・ウェルネス・アリーナ


 US王者中邑真輔(38)が、次期防衛戦の挑戦者ジェフ・ハーディの襲撃に失敗した。

 19日の真夏の祭典となるPPV大会サマースラム(米ブルックリン)で迎え撃つハーディのシェルトン・ベンジャミン戦を陰で視察。身体能力の高いベンジャミンにてこずりながらも、最後はツイスト・オブ・フェイトで勝利した直後の挑戦者を襲撃した。

 隙を突いてバッグスタバー、さらに必殺キンシャサを狙ったものの、逆にツイスト・オブ・フェイトで迎撃。さらにコーナートップからの必殺スワントーンボムを食らい、返り討ちに見舞われた。また入場ゲート近くで両者との抗争を続ける「毒蛇」ランディ・オートンが静観。中邑-ハーディによるUS王座戦を前に不穏な空気が流れていた。

関連するニュースを読む

戸沢が屈辱ラッシュ戦連敗、序盤優勢もフォール負け

リオ・ラッシュ(下)を踏みつける戸沢陽 (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:205Live大会>◇14日(日本時間15日)◇米サウスカロライナ州グリーンビル・ボン・セコース・ウェルネス・アリーナ


 元WWEクルーザー級王者戸沢陽(33)が、リオ・ラッシュに連敗を喫した。

 因縁のライバルとの再戦に挑み、ハリケーンラナ、風車蹴りで先制。ミサイルキックもたたき込み、試合を優勢に進めていた。1度はラッシュに押されてコーナーポストに衝突したが、持ち前のスタミナでトペ・スイシーダ、さらに卍(まんじ)固めで追いつめた。ところが、コーナーポスト上の攻防に敗れてマットに倒れこむと、ラッシュの豪快なフロッグ・スプラッシュを浴びてフォール負け。これで戸沢はラッシュ戦で屈辱の2連敗となった。

関連するニュースを読む

棚橋が主演映画イベントで「G1話やめて下さい」

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントに登壇した、左から真壁刀義、寺田心、棚橋弘至、田口隆祐(撮影・村上幸将)


 新日本プロレスの棚橋弘至(41)が15日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、9月21日公開)のトークバトルイベントに登場した。

 棚橋は、12日のG1クライマックス優勝決定戦で完全復活を告げる3年ぶり3度目の優勝を飾って以来、初の公の場で、息子役を演じた寺田心(10)を肩車しながら、共演の真壁刀義(45)と田口隆祐(39)を引き連れて入場。テレビ朝日「ワールドプロレスリング」でおなじみの野上慎平アナウンサーから「(入場が)何か、G1が続いているようですね」と呼び掛けられると「その話、やめてもらっていいですか?」と苦笑い。1カ月にわたった壮絶な激闘を思い出したくもないという様子だった。

 すかさず真壁が、「おい、野上! G1の話して、疲れてないヤツ、いないからな!」と野上アナに突っ込みつつ、棚橋にも返す刀で「あれ? 棚橋、疲れてるの?」と突っ込んだ。棚橋が「疲れてないです」と答えると、真壁は「うぉうい、この野郎!」と気合を入れた。

 撮影は、ちょうど1年前のG1クライマックス終わりの時期に行われた。棚橋は撮影前に、寺田と演技の練習を行ったと明かした。「(監督に)都内で、ずっと演技指導してもらって、何回も動画を撮ってチェックし、心先輩に教えてもらってね。演技の正解がない中で、やっていくんですけど(セリフを)自然に言えた瞬間があった。これでいんだな、これでいいんだなとやっていく感じ」と振り返った。寺田は「心先輩」と言われ「やめてくださいっ!!」と照れつつも「(演技が)上手って僕も言えるか分からないですけど、すごい努力していらっしゃってすごい。僕も努力しなきゃ、努力しなきゃって思いました」と棚橋の頑張りを観客に紹介した。

 棚橋は、撮影中に寺田と遊ぶ中で、劇中で最大の敵を演じたオカダ・カズチカ(30)の必殺技レインメーカーを破る“レインメーカー返し”を教えたと明かし、壇上で実演した。オカダには5月のIWGPヘビー級選手権で敗れたが、G1のAブロック最終戦で時間切れ引き分けに終わった際は、レインメーカーを幾度も返した。棚橋は「(寺田のレインメーカー返しが)つながりましたね」と言い、笑った。

 棚橋はG1で、Aブロック1位としてBブロック1位の飯伏幸太(36)と優勝決定戦を行い35分00秒、ハイフライフロー3連発でとどめを刺し、来年1月4日、東京ドーム大会のメイン出場権利証を獲得。その後、「希望があります」と提言し「挑戦権利証を懸けて、オカダと戦いたい」、「倒した上でドームに行きたい」とオカダを逆指名しており、レインメーカー返しを再度、決めるかにも注目だ。

 棚橋は映画への初主演について「責任感が生まれますね。映画全体を引っ張っていかないと生けない。でも初めてなので、何をして良いか分からない。何をしていたか分かります? 笑顔で雰囲気を良くしました」と笑みを浮かべた。

 劇中では、現実にはやったことのないヒール(悪役)レスラーのゴキブリマスクを演じている。「ヒールも手探り。心強いパートナーがいて2人で悪いことをした」と、劇中でコンビを組んだギンバエマスク役の田口に感謝した。そして「プロレス映画として見ても面白いし、そう見なくても、いろいろな人に届く映画。もっとプロレスが広がって欲しい」と胸を張った。【村上幸将】

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントで、寺田心にレインメーカー返しを決められた棚橋弘至(左は真壁刀義)(撮影・村上幸将)

関連するニュースを読む

岩佐が前日計量「相手がオーバーしなくてよかった」

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ計量を終え、ポーズを決める王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の調印式と前日計量が、15日に都内で行われた。同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は100グラム少ない55・2キロ、指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)はリミットの55・3キロで計量を一発クリアした。試合は16日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

 岩佐は「コンディションはバッチリ。相手がオーバーしなくてよかった」と笑み。ドヘニーがにらんできたが「くるなと思って、握手しようと手を出したら動揺していた」と王者の余裕も見せた。

 ドヘニーの家族ら応援団約30人が会場に詰めかけ、「TJ」コールで声援を送っていた。岩佐は3年前に英国で世界初挑戦している。「あの時は計量でブーイングされ、これぐらいなんともない。期待と実績は分かるので、相手に不足はない」と受けて立つ構えだ。

 試合は米ESPNで有料ネット配信される。「光栄でうれしい。海外で試合やることも目標。強さを見せて名前を売りたい。その第1歩にしたい」と力が入る。「1ポイントも取らせず、チャンスに倒しきりたい。完璧な勝利を狙う」と宣言した。

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチ計量を終え、にらみ合う王者岩佐(右)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)

関連するニュースを読む

独り暮らし蛇口から水…元小結板井さん急死だったか

大相撲の元小結板井の板井圭介さん


 大相撲の元小結で、引退後に八百長の存在を明言した板井圭介さんが14日、死去した。62歳だった。都内の自宅で倒れているところを発見され、その後、死亡が確認された。現在はない大鳴戸部屋で同部屋だった、元十両のプロレスラー維新力によると、第一発見者は板井さんの現役時代の付け人。維新力は「元付け人は引退後もずっと板井さんと交流があった。体を壊して働くことができず、独り暮らしだった板井さんの世話をしていて、病院に来るはずの時間に来なかったので、おかしいと思って見に行ったら、自宅で息を引き取っていたそうです」と説明した。

 死因は14日現在まで特定されておらず、元付け人が発見した時は、蛇口から水が出続けている状態で、急死の可能性が高いとみられる。板井さんは近年、糖尿病などで定期的に病院に通い、心臓にはペースメーカーも埋め込んでいた。一方で現役時代から膝を痛めていたが、愛犬の散歩が日課で自力で歩いていたという。維新力は「いろいろ言われた方ですが、稽古場では本当に強いし、自分が付け人をしていた時も偉そうにすることもなく、人格者だった」と話した。

 板井さんは78年秋場所で初土俵を踏むと、序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。突き、押しを武器に、金星3個すべてを大乃国から獲得し「大乃国キラー」として知られた。東前頭14枚目だった91年名古屋場所で幕内4人目の15戦全敗。翌秋場所中に引退した。引退に際して「春日山」の年寄名跡を借りて相撲協会に残る話も出ていたが、立ち消えになった。00年に日本外国特派員協会の講演で、自らの体験を挙げて八百長を告発。同年、八百長の暴露本を出版した。08年には記事を巡る裁判に証人として出廷し、自らの八百長への関与を認めた。

 ◆板井圭介(いたい・けいすけ)1956年(昭31)3月21日、大分県臼杵市生まれ。大分水産高(現海洋科学高)から実業団の黒崎窯業を経て大鳴戸部屋入門。同年秋場所に前相撲で初土俵。序ノ口、序二段、三段目と3場所連続で優勝。序ノ口からの26連勝は当時最多。幕下も2場所で通過し、79年秋場所新十両、80年秋場所新入幕。89年夏場所で自己最高位となる小結に昇進。幕内に54場所在位し、通算成績は496勝515敗(前相撲3勝、不戦敗5含む)98休。金星3個。殊勲賞、技能賞各1回。91年秋場所限りで引退。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

関連するニュースを読む

栃ノ心「まだ少し痛い。体重10キロぐらい落ちた」

巡業に合流し、若い衆のぶつかり稽古に胸を出す栃ノ心(撮影・高田文太)


 栃ノ心が14日、大関として巡業に初参加した。新大関だった名古屋場所は右足親指の負傷で途中休場。今回の巡業も初日から休場していたが、この日から合流し、早速ぶつかり稽古で大関豪栄道らに胸を出した。

 栃木県内での部屋の合宿から直接来たが、胸を出したのは右足親指を負傷後初。「まだ少し痛いし、体重も10キロぐらい落ちた。少しずつ体をつくっていきたい」と話し、この日外れた取組への早期復帰も見据えていた。

若い衆の稽古中に土俵下で話す栃ノ心(右)と御嶽海

関連するニュースを読む

逸ノ城の腰痛原因は増量…でも北海道で食べたいもの

巡業に合流した逸ノ城


 夏巡業初日から腰痛で休場していた関脇逸ノ城が合流した。14日の稽古では土俵下での基礎運動などに終始したが、早速取組も行った。

 「前にも痛めていたところ。部屋でリハビリして、だいぶ戻ってきた」と、痛みも和らいだ。名古屋場所直前に、230キロへ約10キロ増量したことが原因と分析。「220キロに抑えるようにしたい。でも北海道ではジンギスカンも食べたいし…」と悩んでいた。

逸ノ城

関連するニュースを読む

稀勢の里に復活の兆し、先場所優勝の御嶽海に5勝

激しい稽古を繰り返した稀勢の里(右)と御嶽海


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、先場所優勝の関脇御嶽海と稽古し、復活の兆しを見せた。

 14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、幕内2人を指名して11番。佐田の海に4勝1敗、7月の名古屋場所で初優勝した御嶽海には5勝1敗で、計9勝2敗と大きく勝ち越した。左足裏にできた傷の影響で土俵上の稽古は7日以降、できていなかったが1週間ぶりに再開。「内容はよかった」と、手応えを口にした。

 御嶽海を相手に低く鋭い立ち合いから、まわしにこだわらずに前へ出続けた。2人が胸を合わせたのは、途中休場した昨年名古屋場所以来、1年1カ月ぶり。「力はつけているし、前にやった時とは全然違う」と成長を認めた。強い相手に立ち合い負けしなかったからこそ「日に日によくなっている。体はつくってきたから」と復調を実感した。足裏の傷も快方に向かい、今日15日には6日ぶりに巡業の取組も行う予定だ。

佐田の海(手前)と稽古を繰り返した稀勢の里(中央)。左は御嶽海(撮影・高田文太)

関連するニュースを読む

岩佐亮佑「まだ成長過程」最強挑戦者を上回る体格

予備検診を終え、ポーズを決める王者岩佐(左)と挑戦者ドヘニー(撮影・足立雅史)


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の予備検診が14日に都内であり、同級王者岩佐亮佑(28=セレス)が体格優位をデータが示した。指名挑戦者の同級1位ドヘニー(アイルランド)とは身長で5・5センチ、リーチで8・5センチ上回った。岩佐はV1戦よりもそれぞれ0・5センチと1センチ伸びた。「くつも履いてたのに予想よりちっちゃかった。前回より背が伸び、手も長い。まだ成長過程にある」と強調した。

 相手とは初対面だった。「あまり見てないし、目は合わせてこなかった。紳士的も最強挑戦者。しっかり勝てば強くなれるので全力で倒したい」と決意を口にした。16日の東京・後楽園ホールでのV2戦に向けて、検診後からホテルに入った。リミットまで1キロを切り、「リラックスして試合に備える」と話した。

予備検診を終え、笑顔で会見に臨むIBF世界スーパーバンダム級王者岩佐(撮影・足立雅史)

関連するニュースを読む

村田V2戦にWBA横やり指令 本田会長怒りあらわ

村田諒太(2018年4月15日撮影)


 ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、WBA指令を無視でビッグマッチに突き進む。

 WBAの次戦興行権入札指示に村田陣営は応札せず、13日に同級2位ブラント(米国)陣営が落札した。帝拳ジム本田明彦会長(70)は14日に今後も無視を断言。10月20日に米ラスベガスで、ノンタイトル戦も辞さずに他の世界ランカーと交渉中と明かした。さらに9月の2団体統一王者ゴロフキン(カザフスタン)対元王者アルバレス(メキシコ)の両陣営とも、次々戦で対戦を確約されたと明言。この勝者との対戦を最優先に、10月はビッグマッチ前哨戦とする。

 本田会長はWBAへの怒りをあらわにした。4月の初防衛成功後、村田陣営はV2戦相手に他の世界ランカーと交渉。7月までに候補は2人に絞られ、10月20日にラスベガス開催も内定した。そこへWBAが突然ブラントとの指名試合を指令。「WBAも了解していた。急な指令は理解できない」と不快感を示した。

 WBAは暫定など王者乱発を批判され、メンドサ会長がようやく一本化の方針を示していた。指名試合とするなら、スーパー王者ゴロフキンと正規王者村田を優先すべきところ。しかもブラントは昨年10月の初黒星が最新の試合。本田会長は「知名度もなくつまらない相手。やる意味も指名理由もない」と憤る。

 一切交渉せず、13日に入札通知にも応じず、しかもファイトマネーの分配は約50%にあきれるばかり。その結果、ブラント陣営が最低20万ドル(約2200万円)の入札を20万2114ドル(約2220万円)で落札。本田会長は「これからも無視。返上はしない。剥奪するなら訴えるが、次はノンタイトルでもいい」と無視を貫く。

 何よりも村田には世紀のドリームマッチが目標にあり、すでに内定と言える段階にある。昨年引き分けたGGGことゴロフキンとカネロことアルバレスが、9月15日にラスベガスで再戦する。ミドル級スーパースター対決の勝者に村田が挑戦することが、すでに両陣営から約束されている。

 本田会長は村田の思いを代弁した。「ずっとゴロフキンやカネロと戦うためやってきた。年齢もあるし、今は自信も持っている。タイトルなんていいとも言っている」と。誰が強いのか、俺がどこまで通じるのか。村田の最終目標実現へ、10月の次戦はビッグマッチ前哨戦プランを貫いていく。【河合香】

 ◆入札制度 タイトルマッチなどで両陣営の交渉がまとまらなかった場合、認定団体が興行主を募集。期日を決めて金額提示を行い、最も高い金額を提示した興行主が権利を売る。

WBA世界ミドル級王者村田諒太(2018年4月13日撮影)

関連するニュースを読む

元小結板井の板井圭介さん死去、八百長告発暴露本も

大相撲の元小結板井の板井圭介さん


 大相撲の元小結板井の板井圭介さんが14日に亡くなった。62歳だった。大分県出身で、大分水産高(現海洋科学高)から実業団を経て角界入り。78年に大鳴戸部屋に入門し、同年秋場所で初土俵を踏んだ。序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。80年秋場所で新入幕を果たし、突き押しを武器に最高位小結まで出世した。

 前頭14枚目だった91年名古屋場所で15戦全敗を喫し、同年の秋場所途中で廃業。その後、00年に日本外国特派員協会の講演で自らの体験を挙げて八百長を告発した。同年、八百長のことを書いた暴露本を出版した。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

関連するニュースを読む

錦木に3000人拍手、地元岩手で鶴竜のかわいがり

稽古後、地元岩手県の観衆から盛大な拍手を送られながら引き揚げる錦木


 大相撲の前頭錦木(27=伊勢ノ海)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業で、横綱鶴竜の“かわいがり”を受けた。

 岩手県出身とあって、同じ時津風一門の鶴竜に約5分間、ぶつかり稽古で胸を借りた。何度も転がされるたびに、場内の歓声が大きくなり、稽古後、引き揚げる際には約3000人の観衆から大きな拍手が起きた。錦木は「関取として岩手に戻ってくることができてよかった。小さい子どもも、僕のことを覚えてくれて、『誰だ?』ってことにならずによかった」と、笑顔で話した。

ぶつかり稽古で鶴竜(上)に胸を借りて転がる錦木

関連するニュースを読む

中耳炎癒えた豪栄道が稽古を本格再開、豊山に9連勝

豊山(左)を相手に低い立ち合いの稽古を繰り返した豪栄道


 大相撲の大関豪栄道(32=境川)が14日、本格的な稽古を再開した。岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、前頭豊山を指名し、9番取って全勝。立ち合い一気の寄り切り、押し出しという取り口が目立った。

 左耳の中耳炎にかかり、本格的な稽古の再開は当初の予定よりも1週間ほど遅かったという。「先週から中耳炎に初めてかかって、耳も聞こえづらくて、ずっと水が入っているような違和感があったから、相撲を取るのを控えた。だいぶよくなって(この日)相撲を取ったり、胸を出したりというのに問題はなかった。炎症も治まっているし、体は調子いい」と、好感触を得た様子だった。

関連するニュースを読む

負傷明け栃ノ心が夏巡業合流「少しずつ体を作って」

巡業に合流し、若い衆のぶつかり稽古に胸を出す栃ノ心(撮影・高田文太)


 大相撲の大関栃ノ心(30=春日野)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業に合流した。右足親指の負傷で、7月の名古屋場所を途中休場。その後、部屋の稽古では四股など基礎運動しかできていなかったが、この日の朝稽古では大関豪栄道、十両翔猿、若い衆に、ぶつかり稽古で胸を出した。患部は「まだ少し痛い」(栃ノ心)とあって、割(取組)は外れているが「(巡業の)残り2週間が大事。少しずつ体をつくっていきたい」と、冷静に話した。

 負傷後は「体重が10キロぐらい落ちた」と明かした。だが合流直前まで栃木県内で行われていた、部屋の合宿に参加し「気温が14度とか15度しかなかったから、いっぱい食べることができた。久しぶりにご飯3杯ぐらい食べたよ。(27日の)番付発表までに5、6キロ戻せれば」と、稽古に加えて食事でも体づくりを進めていくつもりだ。

 新大関だった名古屋場所で途中休場し、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)は、いきなりのかど番となるが「そういうことを考えると緊張する。1つずつ頑張っていきたい」と、焦らずに治療と調整を進める考えだ。

関連するニュースを読む

稀勢の里1週間ぶりに本格稽古「内容はよかった」

佐田の海(手前)と稽古を繰り返した稀勢の里(中央)。左は御嶽海(撮影・高田文太)


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、1週間ぶりに本格的な稽古を行った。

 左足裏にできた傷の影響で、ペースダウンを余儀なくされていたが、最初に前頭佐田の海を指名して4勝1敗。1週間前まで2日間行った本格的な稽古で、両日とも指名していた相手を圧倒すると、次に指名したのは7月の名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海だった。得意の左四つにこだわらず突き、押しなども織り交ぜて5勝1敗と大きく勝ち越した。

 低く鋭い立ち合いで、互いに頭からぶつかるなど、本場所さながらの稽古を披露した。2人が胸を合わせるのは、稽古を含めても、昨年7月の名古屋場所初日以来、約1年1カ月ぶりとなった。その時、御嶽海には6度目の対戦で初黒星を喫したが、この日の稽古後は「力はつけているし、前にやった時とは全然違う」と、さらなる成長を認めた。だからこそ、強くなった相手を何度も土俵外に追いやり「内容はよかった」と、復調を口にした。

 秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に出場した場合、対戦が予想される幕内上位と相撲を取ったのは、御嶽海が初めて。左足裏の傷については「だいぶいい」と、快方に向かっているという。15日に岩手・陸前高田市で行われる巡業からは、9日に地元茨城県で行われた巡業以来、6日ぶりに取組にも復帰する予定だ。

 一方の御嶽海も「(稀勢の里が)重たいから体力負けしたけど、立ち合いは踏み込めた」と、一定の手応えをつかんだ様子だった。

互いに低く鋭い立ち合いで頭からぶつかる稀勢の里(右)と御嶽海

関連するニュースを読む

レスナーが防衛戦待たずに挑戦者レインズをF5葬

レインズにF5を仕掛けるWWEユニバーサル王者レスナー(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:ロウ大会>◇13日(日本時間14日)◇米ノースカロライナ州グリーンズボロ・コロシアム


 WWEユニバーサル王者ブロック・レスナーが、PPV大会サマースラム(米ブルックリン)での防衛戦を前に、挑戦者ローマン・レインズをF5葬してしまった。

 リングに立ったレインズから「レスナーには、うんざりしている。サマースラムでは完全決着させてオレのユニバーサル王座を取り戻す。UFCに出場するならデイナ・ホワイト(UFC社長)にこびでも売っていろ」と罵倒されると、まず先にレスナーの代理人ポール・ヘイマンが登場。「私はレスナーの黒い秘密を知っている。私が代理人になれば勝てる」と突然、売り込んだ。しかし、これはレスナー側の策略。レインズの拒絶を受けると、ヘイマンは顔面にスプレーを噴射した。

 すると、もがき苦しむレインズの前に、今度は不敵に笑うレスナーが登場。ヒザをたたき込んで裸絞めで絞め落とすと、最後はF5でトドメを刺してリングを後にした。

関連するニュースを読む

元WWFタッグ王者のナイドハートさん63歳で死去

63歳で亡くなった元WWEタッグ王者ジム・ナイドハートさん (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 新日本プロレスにも参戦した元WWF(現WWE)タッグ王者ジム“ジ・アンヴィル”ナイドハートさんが13日(日本時間14日)、出身地の米フロリダ州タンパで亡くなったと発表された。63歳だった。

 元NFL選手で、79年にカナダ・カルガリーでプロレスラーとしてデビュー。82年に新日本プロレスで初来日。85年からWWFと契約し、義弟ブレット・ハートとユニット「ハート・ファンデーション」を結成。87年にWWFタッグ王座を獲得すると、約9カ月間、同ベルトを守った。また90年の真夏の祭典サマースラムで同王座を再び奪取した。

 92年にWCWに主戦場を移し、同年8月には新日本プロレスの真夏の祭典G1クライマックス・NWA世界ヘビー級王座決定トーナメントに出場していた。WWE所属の女子レスラー、ナタリアの父でもあるナイドハートさん。13日に米グリーンズボロで開催されたロウ大会では、ナタリアの盟友となる元UFC女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーが「ナタリア、強くあってください。みんなナタリアを愛しています」と追悼とエールを送っていた。

アンブローズが短髪姿で電撃復帰 ロリンズと一暴れ

ロリンズ(左)と一緒に姿をみせ、戦列復帰を印象づけたアンブローズ (c)2018 WWE,Inc.All Rights Reserved

<WWE:ロウ大会>◇13日(日本時間14日)◇米ノースカロライナ州グリーンズボロ・コロシアム


 右腕負傷で長期離脱していたディーン・アンブローズが約8カ月ぶりに電撃復帰した。19日のPPV大会サマースラム(米ブルックリン)で開催されるインターコンチネンタル王座戦の調印式で、リングに待ちかまえた王者ドルフ・ジグラー、セコンドのドリュー・マッキンタイアのもとに、まずロリンズが遅刻して登場。「遅れてごめん。でもオレが遅れたわけじゃないんだ」と言って、セコンドとして呼び込んだのは、短髪になったアンブローズだった。

 2人でジグラー、マッキンタイアに襲い掛かって乱闘に発展すると、アンブローズが必殺のダーティ・ディーズでマッキンタイアを蹴散らした。ロリンズも調印書にサインし、ユニット「ザ・シールド」のポーズとなる拳を突き合わせた。アンブローズは昨年12月の試合中に右腕を負傷。WWEから右上腕三頭筋腱(けん)の手術を受けて長期離脱することを発表されていた。

関連するニュースを読む

王者岩佐亮佑「小っちゃい」最強挑戦者を見下した

予備検診を終え、ポーズを決めるIBF世界スーパーバンダム級王者岩佐(左)と挑戦者TJ・ドヘニー(撮影・足立雅史)


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の予備検診が14日に都内で行われた。

 同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は身長が171・5センチ、リーチが181センチ。指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)を身長で5・5センチ、リーチで8・5センチ上回った。

 岩佐はV1戦よりも、それぞれ0・5センチと1センチ伸びていた。「向こうはくつも履いてたのに、予想より小ちゃかった。前回より背が伸び、手も長くなった。まだ成長過程にある」と強調した。相手とは初対面だった。「あまり見てないし、目は合わせてこなかった。最強挑戦者にしっかり勝てば、また強くなれる」と決意を口にした。リミットまですでに1キロを切り、「リラックスして試合に備える」と検診後からホテルに入った。

 ドヘニーは胸囲では95・2センチと、岩佐を7・2センチ上回った。岩佐とのサイズの差に「身長の差は利点にもなる。リーチの不足分はパワーで補う。自分のベストを尽くす。16日は岩佐にとって厳しい夜になる」。12日に婚約者レベッカさんと1歳の長男テオ君もシドニーから来日した。来日後にジムワークは1日だけで仕上がりも「100%」と王座奪取を確信していた。試合は16日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

IBF世界スーパーバンダム級王者岩佐(左)は挑戦者TJ・ドヘニーに見つめられながら予備検診を受ける(撮影・足立雅史)

関連するニュースを読む

IWGP王者オメガ9月米でペンタゴンJrと対決

ケニー・オメガ(18年7月21日撮影)


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が、9月1日の米オール・インPPV大会で、ペンタゴンJrと対決すると12日(日本時間13日)、オール・インが発表した。

 オメガは、新日本のG1クライマックス28大会で激戦を繰り広げて以来の海外での試合となる。オール・インは、バレットクラブのCodyとヤング・バックスが主催し、30分足らずで1万枚のチケットを完売した注目の興行。オメガとペンタゴンJrは、昨年の米団体PWG大会での6人タッグ以来の再戦。(デーブ・レイブル通信員)

関連するニュースを読む

棚橋弘至IWGP挑戦権利証かけオカダと再戦熱望

挑戦権利証を手にする棚橋


 新日本プロレスのG1クライマックス28で3年ぶり3度目の優勝を果たした棚橋弘至(41)が13日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

 来年1月4日の東京ドーム大会のメイン、IWGPヘビー級選手権での王座挑戦権利証を受け取ると「希望があります」と提言。5月のIWGPヘビー級選手権で敗れ、G1のAブロック最終戦で時間切れ引き分けに終わったオカダ・カズチカの名前を出して「挑戦権利証をかけて、オカダと戦いたい」「倒した上でドームに行きたい」と逆指名した。

関連するニュースを読む

稀勢の里「頑張らなければ…」被災地で復興土俵入り

復興横綱土俵入りする稀勢の里


 8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が被災地で活力を得た。

 大相撲夏巡業の移動日となった13日、稀勢の里は横綱鶴竜(33=井筒)らとともに東日本大震災の被災地となった仙台市若林区を訪問。荒浜祈りの塔での献花、震災遺構になっている旧荒浜小訪問の後、被災者ら約300世帯が入居する復興公営住宅の荒井東市営住宅で横綱土俵入りを披露した。集まった約550人のファンから熱烈な声援を受けて「応援されて頑張らなければいけないと温かい気持ちになれた。本当にありがたい」と感激の面持ち。鶴竜も「この地域に2度と地震が来ないようにという思いで土俵入りをした」と話した。復興土俵入りは8年連続の実施となった。

関連するニュースを読む

大竹秀典25日世界王座挑戦 勝って長期契約だ

練習を公開した大竹(中央)


 WBO世界スーパーバンタム級6位の大竹秀典(37=金子)が世界王座奪取で米プロモート大手とのロング契約をゲットする。

 25日に米グランデールで王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)への挑戦を控え、13日に都内の所属ジムで練習を公開。金子健太郎会長によると興行主トップランク社から引き分け以上で3試合延長の追加条項が契約に含まれており、大竹は「勝たないといけない。与えられた試合をしっかりやりたい」と2度目の世界挑戦へ、気合を入れ直した。また勤務先・横浜ビールにちなみ、コスチュームをビール色に近い金色、泡を意識した白色にすることも明かした。

精力的にミット打ちに臨むWBO世界スーパーバンタム級6位大竹秀典

関連するニュースを読む

岡田博喜9月米デビュー戦 世界戦繰り上げも想定

米プロモート大手と契約を結び、世界王座を狙う岡田博喜


 ボクシングのWBO世界スーパーライト級3位の岡田博喜(28=角海老宝石)が世界戦繰り上げも想定した米デビュー戦に臨む。13日に都内の所属ジムで会見に臨み、米プロモート大手トップランク社と3年契約(1年で3試合)したことを報告。日本人ではWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)以来2人目の同社との契約で、9月14日に米フレスノでクリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)との10回戦で米国での初陣を控える。

 同興行メインでWBC同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)が同級3位アントニオ・オロズコ(米国)との防衛戦を控える。鈴木真吾会長によれば計量ミスの多いオロズコが棄権の場合、岡田が代役挑戦者として繰り上がるという。デビューから18勝(13KO)を誇り、世界主要4団体で1桁ランクに入る岡田は「そうなればチャンスをものにするだけ」と強い決意を口にした。

米プロモート大手と契約を結び、世界王座を狙う岡田博喜

関連するニュースを読む