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斉藤裕太が5回TKO初防衛「呪われた階級」で再起

斉藤裕太(左)は夫人に3人の子供とリング上で王座統一を誇示。右端は花形進会長

<ボクシング日本バンタム級王座統一10回戦>◇18日◇東京・後楽園ホール

王者斉藤裕太(31=花形)が5回TKOで、王座統一の初防衛に成功した。昨年9月の王座獲得直後に潰瘍性大腸炎を発症。闘病中に暫定王者となった木村隼人(29=ワタナベ)と対戦。激しい打撃戦もアッパーで攻勢となり、3回には木村の右目がふさがった。5回に右を突き上げると木村陣営がタオル投入。5回2分8秒TKO勝ちを収めた。

初回から木村が積極的に攻めてきた。2回からは打ち合いになったが、斉藤が左右のアッパーで何度も突き上げた。「前に出て来てくれたのがよかった。足ではさばかれちゃうので」。さらに練習したボディーやワンツーに続くアッパーが有効打になった。「右は自信あったが、こんなにうまくいくとは思わなかった」と笑みが浮かんだ。

2度目の挑戦で王座を獲得したが、2週間後に血便が出て、潰瘍性大腸炎と診断された。「呪われた階級」と言われていただけに「引退か」と落ち込んだ。12月に走り始め、1月から練習再開。2月にスパーリングを始めると「4回戦にもやられたが、簡単にベルトは渡したくなかった」。そこから前回以上に仕上げた。

花形会長が4月から日本プロボクシング協会会長となった。就任後の初の試合だった。「負けたら一生言われる。会長のためにも負けるわけにはいかない。顔を立てられた」と安堵(あんど)した。花形会長も「お祝いをもらいました」と感謝した。

試合後には昨年9月王座獲得時と同様に夫人と3人の息子をリングに上げた。5月には待望の長女が誕生する。毎試合シューズに子供の名前を入れ、4人目を加えたシューズを履くために「まだまだ頑張る」。

次戦ではセミで3回KOした同級1位鈴木悠介(30=三迫)との指名試合となる。12日には山中慎介同級トーナメント開催が発表されたが、斉藤は「ぜひ出たい」。相手次第だがトーナメントで異例の防衛戦へも意欲を示した。

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高安「初心」逸ノ城「痛みない」相撲取る稽古を再開

巡業で土俵入りを行った逸ノ城(中央)

大相撲の春巡業は18日、東京・足立区で行われ、朝稽古では大関高安(29=田子ノ浦)と前頭逸ノ城(26=湊)が、夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)に向けて、関取衆と相撲を取る稽古を再開した。

ともに腰を痛め、今回の巡業には途中から合流。高安は前頭栃煌山と三番稽古を行い、5勝4敗だった。「まだまだ稽古が足りない。まだ長時間稽古するのは難しいけど、基礎を重点的にやって、下半身を強化していきたい。ケガしない体づくりを目指して、もう1度、初心に帰って基本をやっていきたい」と、焦らずに状態を上げていく計画を語った。

逸ノ城は、3月の春場所では自己最多の14勝を挙げ、以前よりも初優勝したいと思うようになったか問われると「思いましたよ。先場所は下がりながら勝つことが多かった。前に押し出す、寄り切るような相撲を出していきたい」と、冷静に話した。来場所は三役返り咲きが確実視されているが「次の場所でどのぐらい勝てるか、何日目に勝ち越せるか。まずは精いっぱい取りたい」と、目標とする大関昇進に近づく成績を残したい考えだ。春場所千秋楽の取組後にぎっくり腰を発症して出遅れたが、この日は関取衆の申し合いに参加して3勝4敗。「今日やってみて、痛みもなかったので、これからやっていきたい」と、精力的に稽古したい考えを明かした。

高安(2019年4月15日撮影)

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KUSHIDAのNXTデビュー戦が5・2に配信

5月2日のWWEネットワーク配信でNXTデビュー戦が放送されることになったKUSHIDA(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

WWEは17日(日本時間18日)、公式サイトWWE.comでKUSHIDAのNXTデビュー戦が日本時間5月2日、WWEネットワークで配信されることを発表した。

1月限りで新日本プロレスを退団したKUSHIDAは、4日にWWE加入を正式発表。同日に米ニューヨークで開催されたNXTテイクオーバー大会で、すぐにファンにも紹介された。KUSHIDAは「ライフ、国、トレーニング、すべてを変えていい状況だ。『KUSHIDAができる』ということをWWEユニバース(ファン)に証明したい」と新天地の活躍に自信を示していた。なおNXTデビュー戦は米フロリダ州ウインターパークで収録済み。WWEのCOOを務めるトリプルHは「彼がNXTに所属することに、とても興奮している。世界的スターの1人だ」と称賛している。

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セイン王座返り咲きならず ベイズラーに反則負け

NXT女子王者ベイズラー(右)に右腕を攻められるセイン(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

WWE傘下のNXT大会(米フロリダ州ウインターパーク)は18日、WWEネットワークで配信され、スマックダウン昇格が発表された「海賊姫」カイリ・セインが昇格前最後のNXT女子王座戦に挑んだ。王者シェイナ・ベイズラーに挑戦したものの、反則裁定で王座返り咲きはならなかった。

王者サイドから「最後の挑戦」を条件に組まれた王座戦。前王者の意地をみせたいセインは裏拳で先制し、スライディングD、クロスボディー、フライング・カブキ・エルボーと怒とうの攻撃をみせた。さらにイカリ(変形逆エビ固め)やセカンドロープからのインセイン・エルボーと得意技を連続で決めた。

試合を優位に進めていたが、エプロンサイドから放ったフライング・カブキ・エルボーが場外防護壁に誤爆して右腕を負傷するアクシデントに見舞われた。すると王者から右腕への集中攻撃を浴び、一時はレフェリーが止めてドクターチェックに入った。心配した盟友の紫雷イオもリングサイドに姿をみせて混沌(こんとん)とする中、セインはベイズラーに捕獲され、強制的に試合は続行。たまらず紫雷が王者を突き飛ばしたことで、反則負けとなった。

ベイズラーをにらみつけてにらみ合いする紫雷は、敵セコンドのマリナ・シェファーとジェサミン・デュークに捕まり、倒れ込んだセインは王者に右腕を踏みつけられて大きなダメージを負った。セインを抱きかかえながら紫雷は「ふざけるな!絶対に許さないぞ」と非道な行為に対するリベンジを誓った。

イカリ(変形逆エビ固め)でNXT女子王者ベイズラー(下)を攻めるセイン(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved
痛めつけられたカイリ・セイン(右)を抱きかかえる紫雷イオ(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

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RIZIN堀口恭司「KO1本で勝ちたい」

公開練習でファンからの質問に答える堀口恭司

昨年大みそかに初代RIZINバンタム級王者となった堀口恭司(28)が18日、RIZIN15大会(21日、横浜アリーナ)に向け、都内のジムで公開練習を行った。

16年から米フロリダに拠点を置き、この試合のため7日に帰国。群馬や栃木で試合に向け調整をしている。この日は軽くシャドーを見せるのみだったが、動きのキレは抜群。「仕上がりはばっちり」と元UFCランカーのベン・ウィン(30=米国)戦に向け、自信をのぞかせた。

堀口は、昨年大みそかのRIZIN14でベラトール世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェルに勝利。榊原実行委員長が「挑戦者が列になっている状態」と明かすように世界から注目を浴びている。今回はノンタイトル戦。それでも元テコンドー選手で独特の距離感を持つウィン対策のため空手道場で練習するなど、しっかり準備をしてきた。「(ウィンは)強い選手なのでUFCの舞台に立てたと思う」と相手の実力を認めた上で、「KO1本で勝ちたい」と圧倒的な勝利を求めた。

RIZIN15大会に向け、公開練習を行った堀口恭司

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タイソン東京Dの衝撃 日本ボクシングのビッグバン

90年2月、WBA・IBF・WBC世界ヘビー級タイトルマッチの10回、マイク・タイソン(右)はジェームス・ダグラスの強烈パンチでダウンを喫しKO負けする

<平成とは・バトル編(1)>

日本ボクシング界は7人の世界王者を抱えて、令和時代の幕開けを迎える。現役世界王者不在で始まった平成元年から30年。日本は世界屈指のボクシング大国に躍進した。「平成とは」バトル編のスタートはボクシングで3回連載する。第1回は元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の東京ドーム防衛戦から平成の時代を検証する。

  ◇   ◇   ◇  

昭和から平成に変わるころ、日本ボクシング界は冬の時代だった。88年(昭63)、89年(平元)の年間最優秀選手は該当者なし。89年は1年を通して現役世界王者がいなかった。日本のジム所属選手の世界挑戦は、88年1月から実に21連続失敗。世界戦のテレビ中継も夜から休日の昼間の時間帯へと移行しつつあった。

そんな時代に世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)は、日本にやってきた。88年3月21日、東京ドームでトニー・タッブス(米国)との防衛戦が実現した。興行した後楽園スタヂアム(現東京ドーム)の当時の興行企画部長で、日本ボクシングコミッション理事長の秋山弘志(81)は「最高10万円のチケットが2、3日で完売した。衝撃的だった」と回想する。会場は5万1000人の大観衆で埋め尽くされた。試合はタイソンの2回KO勝ち。総売上15億円は1日の興行として今も最高という。

デビューからKOの山を築き、無敗のまま3団体の世界王座を統一したタイソンは、あのムハマド・アリと並び歴代最強と評されていた。1試合の報酬が10億円を超える世界で最も稼ぐスポーツ選手で、試合はカジノでも収益が見込めるラスベガスなど米国内の一部に限られていた。タッブス戦は初めて米国以外で開催された防衛戦だった。

「完成した東京ドームを世界に広めるため、こけら落とし興行として企画したのでそれなりの資金は用意した」と秋山は振り返る。それでも交渉は難航した。暗礁に乗り上げかけた時、業界に人脈を持つ帝拳ジムの本田明彦会長がプロモーターに名乗り出た。「失敗したら私は辞職する覚悟だったが、交渉を本ちゃん(本田)に任せたら、とんとん拍子にうまくいった」。

90年2月11日、再び東京ドームでタイソンの防衛戦を実現させた。しかし、最高15万円に設定したチケットは伸び悩んだ。勝って当たり前の試合に、財布のひもが固くなった。ところが、この試合でボクシング史に刻まれる「世紀の大番狂わせ」が起きる。挑戦者ジェームス・ダグラス(米国)に、タイソンが10回KOで初めて負けたのだ。

中継した日本テレビで解説をした元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史(58)は「タイソンは練習でダウンするなど調子が悪かった。アナウンサーの“時代が変わった”という言葉を覚えている。その試合を日本から発信したことは大きいと思った」と今も鮮明に記憶している。試合は米国をはじめ世界50カ国以上に放送されていた。

国内の視聴率は昼間の試合にもかかわらず38・9%(ビデオリサーチ調べ)。KO負けの瞬間は51・9%を記録。その衝撃が冬の業界に“ビッグバン”を起こした。国内の試合にも観客が押し寄せ、ジムの練習生が急増。91年のプロテスト受検者が88年の1・5倍に増えた。「タイソンはボクシングファンも、そうじゃない人も引きつけた」と浜田は言う。タイソン敗戦の4日前にWBC世界ミニマム級王座を奪取して、平成初の世界王者になった大橋秀行(54)は「タイソン戦の前後、普通の10回戦の興行でも後楽園ホールが超満員になった。ブームが来たと思った」と証言する。

一方で日本の国際的な評価も高まった。「世界の日本を見る目が変わった。試合の解説で米国に行くと対応も全然違った」(浜田)。海外との太いパイプができたことで日本選手の世界戦の興行数も急増。87年には年間5試合まで落ち込んでいたが、辰吉丈一郎が「浪花のタイソン」の異名で一気にスターに駆け上がるなど、92年には19試合に増えて世界王者も5人になった。94年12月の辰吉-薬師寺戦の視聴率は39・4%。タイソンの数字も超えた。

タイソンが東京で王座を失った半年後、日本初の民間衛星テレビ(WOWOW)の放送衛星が打ち上げられた。91年4月に本放送を開始する同局が、開局PRの目玉に選んだのがタイソンだった。復帰第2戦から独占契約で生中継した。チーフプロデューサーの大村和幸(59)は「ビジョンは世界最高峰を伝える。そこでタイソンに目をつけた。負けたとはいえ、知名度と実力は圧倒的だった」と振り返る。

番組名は「エキサイトマッチ」。タイソン戦のほか、毎週2時間枠で、世界で年間約120試合開催されていた世界戦のうち100試合以上を放送した。「当時、ドン・キングら米国3大プロモーターは、それぞれテレビ局が分かれていた。本田会長に交渉をお願いしたらその壁を超えて放送権を獲得できた。これは世界初の画期的なこと。タイソンをプロモートした信頼と人脈のおかげです」と大村は話す。

現在も続くこの同局最長寿番組は、日本人ボクサーのレベル向上に大きく貢献した。「あの番組で日本選手のレベルが飛躍的に上がった。毎週、世界一流の技術を映像で見て、選手がまねするようになった。日本のボクシングを強くした一番の要因」と大橋は分析する。「学生時代から番組を見ていた村田諒太が、俺のトレーナーはエキサイトマッチでしたと言ってくれた」と大村も明かす。

現在、日本の男子の現役世界王者は7人。王座が2団体から4団体に増えたとはいえ、世界王者の数で世界のトップ3に入るボクシング大国へと躍進を遂げた。選手のレベルも向上したが、浜田は「力があるときにチャンスがなければ王者になれない。世界戦という舞台を数多くつくれるようになったプロモートの力も大きい」と話す。

昨秋、元世界ヘビー級王者が東京ドームを訪れた。彼の名はジェームス・ダグラス。あの「世紀の大番狂わせ」を振り返る、米国のテレビ番組の収録だった。インタビュー出演した秋山がしみじみと言った。「いまだに世界で語り継がれている。タイソンの試合を日本で興行した効果は計り知れない」。あのビッグバンの衝撃波は今、令和の時代に達しようとしている。【首藤正徳】(敬称略)

平成のボクシング界について語る元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史さん
日本ボクシング界の歩み

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白鵬大きな決断、横綱日本国籍なら曙、武蔵丸以来

春巡業で土俵入りを行う白鵬(撮影・佐藤礼征)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、モンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが17日、分かった。日本国籍取得の手続きのためとしている。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬本人も以前から親方として部屋を持つ希望を示していた。この日、東京・大田区で行われた春巡業では多くを語らなかったが、「あとは結果を待つだけ」と国籍変更を否定しなかった。

白鵬が日本国籍取得へ着々と準備を進めていた。17日付の複数のモンゴル主要紙が横綱のモンゴル国籍離脱申請を報じ、オドリーン・ソニン紙によると、先週「申請書」を大統領府に提出したという。巡業に参加した白鵬は国籍離脱の報道について「まだ、ああだこうだ言うのは早い。(日本とモンゴルの)両国のものがありますから。今は私の口からこれ以上のことは言えない。あとは結果を待つだけ」と慎重に言葉を選んだ。

外国出身力士が現役引退後、親方として日本相撲協会に残るには日本国籍が必要となる。白鵬は以前から親方になる希望を口にし、数年前から自らスカウトした力士を宮城野部屋へ入門させていた。国籍変更は時間の問題とされていたが、ついに大きな決断に至った。

「白鵬親方」誕生が現実味を帯びてきた。日本相撲協会は現役時代に著しい功績を残せば、引退後に現役名のまま親方になれる「一代年寄」を授与し、大鵬や北の湖、貴乃花がいる(千代の富士は辞退)。優勝20度以上がひとつの目安とされており、史上最多優勝42度を誇る白鵬は実績面だけなら申し分ない。15年に当時の北の湖理事長が亡くなった際、白鵬は「理事長の手から一代年寄をもらいたかった」と発言していた。

モンゴル出身で日本国籍を取得したのは、17年に同国出身初の師匠となった友綱親方(元関脇旭天鵬)らがいるが、大関以上はいない。外国出身の歴代横綱では米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)が日本人になっている。

白鵬は20年東京オリンピック(五輪)で、実施されるかは未定だが土俵入りを熱望している。仮に土俵入りが行われ、五輪開幕までに国籍変更を済ませれば日本人横綱として全うする可能性もある。一方で、最近では春場所千秋楽(3月24日)で優勝インタビューの最後に観客とともに行った三本締めが問題視され、品格面を問われている。第一人者は将来のためにも土俵の内外で誠実さが求められている。

◆年寄の襲名条件 76年9月の理事会で襲名資格に「日本国籍を有する者」が追加された。その上で、襲名して新たに部屋を興すには現役時代の実績で<1>横綱、大関経験者<2>三役(関脇、小結)通算25場所以上<3>幕内通算60場所以上、の条件を満たす必要がある。既存の部屋の継承なら<1>幕内通算在位12場所以上<2>十両以上の通算在位20場所以上、となる。また部屋付きの親方になるだけなら<1>小結以上<2>幕内通算在位20場所以上<3>十両以上の通算在位30場所、を満たせば可能(<3>については28場所でも願書の提出で可能となる)。これとは別に顕著な功績を残した横綱に贈られる、一代限りで襲名できる「一代年寄」がある。過去の権利取得者は大鵬、北の湖、千代の富士(辞退)、貴乃花の4人。また引退後、横綱は5年、大関は3年に限り現役時のしこ名で年寄として協会に残れる。

外国出身者の年寄襲名

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白鵬の選択に「心は死ぬまでモンゴル人で」母国残念

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、モンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが17日、分かった。日本国籍取得の手続きのためとしている。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬本人も以前から親方として部屋を持つ希望を示していた。

白鵬が日本国籍取得のためモンゴル国籍の離脱を申請したことについて、母国モンゴルでは選択を尊重する声が聞かれる一方で、「心は死ぬまでモンゴル人でいてほしい」と、残念がるファンもいた。白鵬の父、ジジド・ムンフバト氏(昨年4月死去)はモンゴル相撲の元横綱で、国民的英雄。モンゴルでは、ムンフバト氏が白鵬の日本国籍取得に反対していた、との見方が根強い。会社員の男性(35)は「父親が生きていれば、モンゴル国籍離脱という選択はできなかっただろう」と惜しんだ。その上で、将来親方になるなら、モンゴル出身の若者を受け入れ、強い横綱に育ててほしいと期待を示した。

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千代丸、味は「分からない」誕生日祝いは顔面に…

28歳の誕生日を迎え北勝富士に誕生日ケーキを顔面に見舞われた千代丸(撮影・佐藤礼征)

千代丸が誕生日祝いを顔面で受け止めた。この日が28歳の誕生日。力士らにケーキを贈られ満面の笑みを浮かべたのもつかの間、北勝富士にケーキ投げを食らった。

ケーキの味は「分からない」と、クリームで塗りたくられた顔で苦笑い。春場所では西十両で10勝を挙げ、夏場所では再入幕が濃厚。太鼓腹と愛くるしい笑顔が魅力で「千代丸たん」の愛称で知られる人気者は「来場所幕内に上がれるので1枚でも上に上がって、今年中に上位で取れるように頑張りたい」と力強く語った。

28歳の誕生日を迎えケーキを手に満面の笑みを見せる千代丸(撮影・佐藤礼征)
28歳の誕生日を迎え北勝富士(左)に誕生日ケーキを顔面に見舞われた千代丸(中央)(撮影・佐藤礼征)

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元王者レインズがスマックダウン移動「オレの庭だ」

WWEビンス・マクマホン会長(右)にスーパーマンパンチを見舞うレインズ(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇16日(日本時間17日)◇カナダ・ケベック州モントリオール・ベルセンター

2ブランド(ロウ、スマックダウン、205Live、NXT)間の選手移動「スーパースター・シェイクアップ」が行われ、ロウのエースで元WWEユニバーサル王者のローマン・レインズがスマックダウンに移動することが発表された。

WWEを支配するビンス・マクマホン会長から「歴史的な獲得」と発表されて最初に登場したのは、まさかの「ギターマン」アライアス。ブーイングを浴びて「黙れ」と会場を挑発したアライアスのギターが始まると、今度はレインズがサプライズ登場した。そのままリングインすると、アライアスと同会長をスーパーマンパンチで蹴散らした。「今からスマックダウンはオレの庭だ」と言い放ち、早くも会場のファンに存在をアピールした。

なおスマックダウンに移動&加入した主な選手は次の通り。

○ローマン・レインズ

○フィン・ベイラー

○アライアス

○ベイリー

○エンバー・ムーン

○カイリ・セイン

○ラーズ・サリバン

○バディ・マーフィー

○リブ・モーガン

○バディ・マーフィー

○チャド・ゲイブル

○アポロ・クルーズ

○ミッキー・ジェームス

○ヘビー・マシナリー

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中邑真輔またもタッグ戦で苦杯、キングストンに敗北

WWEヘビー級王者キングストン(右)にたぎり式踏みつけを繰り出す中邑(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇16日(日本時間17日)◇カナダ・ケベック州モントリオール・ベルセンター

「仇敵タッグ」と呼ばれる中邑真輔、ルセフ組がまたもタッグ戦で苦杯をなめた。

セザーロを味方につけ、WWEヘビー級王者コフィ・キングストン、エグゼビア・ウッズ、ケビン・オーエンズ組と6人タッグで激突。中邑がスピンキックやハイキックなど蹴り技でウッズに攻め込み、セザーロもセザーロスイングからシャープ・シューターでキングストンを追い詰めたものの、新王者のいるチームの強さを抑えられなかった。最後はルセフが王者キングストンの必殺トラブル・イン・パラダイスでダメージを受けると、オーエンズのスタナーという連続技を食らい、3カウントを許してしまった。

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「白鵬親方」誕生が現実味 東京五輪で土俵入り熱望

横綱白鵬(19年撮影)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、モンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが17日、分かった。

日本国籍取得の手続きのためとしている。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬本人も以前から親方として部屋を持つ希望を示していた。この日、東京・大田区で行われた春巡業では多くを語らなかったが、「あとは結果を待つだけ」と国籍変更を否定しなかった。

白鵬が日本国籍取得へ着々と準備を進めていた。17日付の複数のモンゴル主要紙が横綱のモンゴル国籍離脱申請を報じ、オドリーン・ソニン紙によると、先週「申請書」を大統領府に提出したという。巡業に参加した白鵬は国籍離脱の報道について「まだ、ああだこうだ言うのは早い。(日本とモンゴルの)両国のものがありますから。今は私の口からこれ以上のことは言えない。あとは結果を待つだけ」と慎重に言葉を選んだ。

外国出身力士が現役引退後、親方として日本相撲協会に残るには日本国籍が必要となる。白鵬は以前から親方になる希望を口にし、数年前から自らスカウトした力士を宮城野部屋へ入門させていた。国籍変更は時間の問題とされていたが、ついに大きな決断に至った。

「白鵬親方」誕生が現実味を帯びてきた。日本相撲協会は現役時代に著しい功績を残せば、引退後に現役名のまま親方になれる「一代年寄」を授与し、大鵬や北の湖、貴乃花がいる(千代の富士は辞退)。優勝20度以上が一つの目安とされており、史上最多優勝42度を誇る白鵬は実績面だけなら申し分ない。15年に当時の北の湖理事長が亡くなった際、白鵬は「理事長の手から一代年寄をもらいたかった」と発言していた。

モンゴル出身で日本国籍を取得したのは、17年に同国出身初の師匠となった友綱親方(元関脇旭天鵬)らがいるが、大関以上はいない。外国出身の歴代横綱では米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)が日本人になっている。

白鵬は20年東京オリンピック(五輪)で、実施されるかは未定だが土俵入りを熱望している。仮に土俵入りが行われ、五輪開幕までに国籍変更を済ませれば日本人横綱として全うする可能性もある。一方で、最近では春場所千秋楽(3月24日)で優勝インタビューの最後に観客とともに行った3本締めが問題視され、品格面を問われている。第一人者は将来のためにも土俵の内外で誠実さが求められている。

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海賊姫セインがスマックダウン昇格 アスカと初勝利

NXTからロウに昇格したカイリ・セイン(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇15日(日本時間16日)◇カナダ・ケベック州モントリオール・ベルセンター

WWE各ブランド(ロウ、スマックダウン、NXT、205Live)間の選手移動「スーパースター・シェイクアップ」が行われ、前NXT女子王者カイリ・セインが、スマックダウンに昇格した。17年の女子トーナメント、第1回メイ・ヤング・クラシック初代女王、NXTで女子王座も獲得し、18年のNXT年間最優秀選手にも選出されるなど、十分な実績を積んでの昇格となった。

同日は元GMペイジ一押しのタッグチームとして元スマックダウン女子王者アスカ、セインの日本勢コンビを紹介。そのままロウからの移籍が決まったエンバー・ムーン、ベイリーと組み、WWE女子タッグ王者アイコニックス(ペイトン・ロイス&ビリー・ケイ)、マンディ・ローズ、ソーニャ・デビル組との8人タッグに挑んだ。

白熱の攻防を展開する中、アスカが裏拳からリバースDDTでマットに倒したロイスに向け、セインがインセインエルボーをさく裂させてフォール勝ち。アスカとの連係でスマックダウン昇格初勝利を挙げた。試合後のインタビューでセインは「尊敬するアスカさんとタッグを組んで出場できて本当にうれしいです。ベルト取りましょう」と意気込めば、アスカも「いろいろ教えつつ、刺激も受けつつタイトルに行きましょう」と女子タッグ王座に照準を合わせていた。

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元王者の山中竜也さん、あだ名がつないだ第2の人生

大阪・北新地のおにぎり店店主として再出発する元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(撮影・加藤裕一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(24)が店主を務めるおにぎり専門店「おにぎり竜」は19日、大阪・北新地にオープンする。

その試食会が17日に行われた。

山中さんは「場所が新地でしょ? 怖いです。人生をかけてるという意味では、世界戦と同じ。みんながくつろげて、お客さんの途絶えない店にしていきたい。今度はおにぎりのチャンピオンを目指します」と、緊張気味に抱負を語った。

山中さんは昨年7月、2度目の防衛戦で硬膜下血腫を負い、現役を引退。第2の人生を探していた昨年10月に神戸・真正ジムの先輩、元世界3階級王者長谷川穂積さんがインスタグラムに、山中さんの画像を「おにぎりマン」としてアップ。これを見た山中さんの後援者から「おにぎり店はどう?」とオファーを受けて「現役の時から、頭の形や顔の感じで周りに『おにぎり』と言われていたし…。ぜひやりたいと思った」。そこから、とんとん拍子で話が進んだ。

開店に当たっては飲食店を運営・サポートする「RETOWN」炊飯器メーカー「タイガー魔法瓶」米穀卸メーカー「幸南食糧」が運営する「おにぎりで向上委員会」がサポート。山中さんは約半年前から“修業”をはじめた。

「包丁の持ち方から勉強しました。僕は本当に不器用やし、人よりも覚えが悪くて大変でした。一番、苦労したのは、おにぎりの握り加減ですね」。今では、店のおにぎりメニュー23種類のほとんどの具材を自分で準備できるまで腕を磨いた。

使用する米は、おにぎりに最適な山形県産「つや姫」。山中さんのイチオシは「乱王しょうゆ漬け」(1個300円)。現役時代から高タンパクな食材として卵黄をよく食べていたといい、店では濃い黄身が特長の大分県産「蘭王」を4日間、だししょうゆにつけ込んだ具材を使っている。またメニューにはおでん、季節ものもある。

「おにぎり竜」の所在地は大阪市北区曽根崎新地1丁目1-16 クリスタルコートビル103号。営業時間は午後6時半~深夜、定休日は日曜・祝日。

大阪・北新地のおにぎり店店主として再出発する元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(撮影・加藤裕一)

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斉藤裕太が病乗り越え「呪われた階級」KO統一宣言

計量をクリアした正規王者斉藤裕太(左)と暫定王者木村隼人

ボクシング日本バンタム級王者斉藤裕太(31=花形)が、呪いを振り払う王座統一で初防衛を誓った。前日計量が17日に都内であり、18日に東京・後楽園ホールで対戦する暫定王者木村隼人(29=ワタナベ)ともリミットの53・5キロで一発クリアした。

同級は計量失敗やケガで3度流れた末に、斉藤が昨年9月に2度目の挑戦で王座を獲得した。ところが2週間後に血便が出て、潰瘍性大腸炎と診断された。「呪われた階級」と言われていただけに「引退か」と落ち込んだ。3カ月は何もできなかったが、投薬と魚中心の食生活に切り替え、12月に走り始めることができた。

初防衛戦だけはやって引退も考えたが「最初は仕上げきれないと思ったが、前回以上に調子も体調もいい」。病を乗り越えた斉藤には発奮材料も事欠かない。ジムの花形会長が4月に日本プロボクシング協会会長就任後の初の試合になる。「会長のためにも負けるわけにはいかない」。

さらに5月には第4子の長女が生まれる。毎試合シューズに子供の名前を入れている。4人目を加えたシューズを履くために「勝ってもう1試合やらないわけにはいかなくなった」と気合が入る。

12日には山中慎介同級トーナメント開催が発表された。斉藤は「ぜひ出たい。100万円の賞金もあるが、どんな相手でも逃げない。井上尚弥以外なら誰とでもいい」。現役王者でも出場制限はなく、意欲は満々だ。「キャリアは向こうが上だが、挑戦者のつもりで倒しにいく」とKO防衛で王座統一を狙う。

木村は16歳の時にタイでデビューし、韓国で王座も獲得した。13年に日本に帰国してジムを移籍し、昨年12月に4度目のタイトル挑戦で、ようやく王座に就いた。ただし暫定王座だけに「中途半端」と譲るつもりはない。

井上トレーナーに代わり、練習では全パンチを思い切り打ち込む指導を受けてきた。「練習に達成感あり、スタミナもついた。ロープを背負わずに攻めやすくなった」と手応えがある。実は2月に斉藤と川崎市を表敬訪問した。「いい人なんでやりづらいが、リングでは倒しにいく」と自信を見せた。

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白鵬「待つだけ」モンゴル国籍離脱否定も肯定もせず

横綱白鵬

モンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが報じられた大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が17日、一報を受け「(ニュースが)あったみたいですね。今はこの時点でああだこうだ言うのはまだ早い。あとは結果を待つだけ」と話した。

この日、東京・大田区総合体育館で行われた春巡業に参加。「こういう形で早々とニュースになるのはびっくりしている」と、驚きを隠さなかった。

モンゴル国籍の離脱については否定も肯定もせず「今は、今日は私の口からこれ以上のことは言えない」と、多くを語らなかった。

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ゴロフキンが19勝無敗ロールスと6・8に再起戦

ボクシングの元3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)が6月8日、米ニューヨーク市のマディソンスクエアガーデン(MSG)で再起戦に臨むことが16日(日本時間17日)、発表された。

18年9月にサウル・アルバレス(メキシコ)との再戦でプロ初黒星を喫して以来の試合で、対戦相手は19勝無敗のIBF世界同級9位スティーブ・ロールス(35=カナダ)に決まった。

スポーツ動画ネット配信のDAZNと3年6試合の契約を結んだ後の初試合となるゴロフキン。17年3月以来となるMSGのリングに向け「MSGのリングに再び戻ることができて非常に興奮している」とコメントした。

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白鵬がモンゴル国籍離脱を申請 日本国籍取得へ

横綱白鵬

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)がモンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが17日、分かった。角界関係者が明らかにした。日本国籍取得の手続きのためとしている。

17日付の複数のモンゴル主要紙も横綱の国籍離脱申請を報じた。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要。白鵬は引退後も角界に残ることを見据え、モンゴル国籍を離脱して日本国籍を得る決意を固めたとみられる。

白鵬は大相撲で史上最多の優勝42度を誇る。以前から日本国籍取得の意向を示していた。

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令和アルテマパワーズ初勝利 女子プロ歴史継承誓う

聖地で初勝利をおさめた令和アルテマパワーズのDASH・チサコ(前)と松本浩代

<センダイガールズ:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

DASH・チサコ(30)と松本浩代(32)の新タッグチーム「令和アルテマパワーズ」が後楽園で初勝利を挙げた。

この日は、AEW所属が決まったばかりの志田光(30)、初来日のキラー・ケリー(22=ポルトガル)組と対戦。力のある相手に制限時間いっぱいまで苦戦も、18分32秒にチサコが豪快なホルモン・スプラッシュで勝負を決めた。

同年代の2人は、3月11日の新宿FACE大会でタッグ結成を報告。米国・シカゴ遠征中だった4月1日、新元号の発表とともに、ツイッターで「令和アルテマパワーズ」のタッグ名を発表した。アルテマは「究極」の意味。松本は「次の時代を盛り上げていく、究極の力を持ったタッグチームということ」と説明した。

まだ結成1カ月足らずだが息はぴったり。それでもチサコは「タッグは難しい。私たちはもっと上を目指している」とさらなる高みを見据えた。松本は「いてほしいところにいてくれる。私のできないものを持っている」とチサコを絶賛。「私たちはすばらしいタッグチームの先輩方と触れあってきた世代。後輩にその経験をタッグとして見せていきたい」と、女子プロレスの歴史の継承を誓った。

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仙女王者の橋本千紘V5 Sareee挑戦状に叫ぶ

5度目のワールド王座防衛を果たした橋本千紘(撮影・高場泉穂)

<センダイガールズ:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

センダイガールズワールド王者橋本千紘(26)が、巨体の刺客ジョーダン・グレース(23)を倒し、5度目の防衛を果たした。

予想以上の強敵だった。強靱(きょうじん)な体を持つグレースに、軽々と持ち上げられ、パワーボムを決められるなど一時は窮地に追い込まれが、最後は必殺のオブライトで勝利。「ベリーストロング」とつたない英語でグレースをたたえ、抱き合って互いの力を認め合った。「ぎりぎりの戦いだった。応援が背中を押してくれた」。駆けつけた母校のレスリング部の後輩から「いけいけ、千紘!」と熱いエールをもらい、薄氷の戦いを制した。

試合後には、直前のシングマッチで里村明衣子を破ったディアナのSareeeから挑戦状をたたきつけられた。橋本は「ちょっと顔がかわいいからって…。プロレスのレベルはこっちの方が上だ。出直してこい! 」とマイクで叫び、5月12日にディアナのタイトルWWWD世界シングルをアジャ・コングから奪還することを挑戦の条件とした。