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那須川やるの?武尊戦 ボクシング転向前ファン期待

志朗(左)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

無敗の神童が連勝記録を延ばした。那須川天心(22=TARGET/Cygames)が志朗(27=Be WELLキックボクシングジム)に3-0判定勝ちし、デビュー戦から無傷の44連勝を飾った。

3R終了後左手を大きく突き上げ、勝利を確信した。クリーンヒットこそなかったものの、各ラウンドともに攻撃力で上回り、終始自分のペースで試合を進めた。ボクシングジムに通う回数を増やしたことが奏功し、打撃戦で志朗を圧倒。さらに心理戦でも優位に立ち「かけひきで勝つことができて、改めて自分が強くなったんだなと思う。志朗君ありがとう」とライバルに感謝した。

3年半ぶりとなる適正体重での試合。54・95キロでパスした前日計量では「久々に55キロでやれるので楽しみ」と意気込んで試合に臨んだ。ここ数年55キロ以上での試合が続いたが、そんな中でもパワーアップし続けていた。「どれだけスピードが出るか。自分でも制御できないくらい動くのでは。明日の自分に任せるというか、期待したい」と自分でも理解できないほどのレベルを実感していた。

昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗とは19年9月に対戦し、3R判定勝利。1年半ぶりの対戦に「実力で上がってきた選手。執念を感じるし、認めている部分もある。自分のスピードに対応してくると思う」。警戒はするが、普段から相手の対策をするタイプではない。「前回以上の屈辱を味合わせてやる」と一蹴。さらに「55キロだからといって、スピードだけで戦うつもりはないし、3分3Rしかないので、志朗君に謎を与えようかな」。余裕の言葉通りの試合展開で志朗を寄せ付けなかった。

将来的にボクシング転向も視野に入れる。ファンが期待する武尊との試合も待ち望まれる。「キックをやる時間は少ないと思う。これからもしっかりとRISEに恩返ししていきたい」と語った。

「次元の違う相手は現代にはいない」と話す。自身のユーチューブでは、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技を練習するなど、アニメの世界に敵を求めるほどになった。負け知らずの神童は、誰も届かない領域でさらに成長を続ける。【松熊洋介】

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

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那須川天心デビュー44連勝「キック無敗でいたい」

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)がデビューから44連勝を飾った。

昨年のRISE DEAD OR ALIVE2020 55キロ以下~那須川天心挑戦者決定トーナメントを制した志朗(27)とのバンタム級(55キロ級)3分3回に臨んだ。19年9月のRISEワールドシリーズ58キロ級トーナメント決勝以来、約1年半ぶりの再戦でも、3-0(30-28×3)の判定勝利。21年初戦を制した那須川は「久々にかけ引きで試合して勝てたのがうれしい。成長させてくれた志朗君、ありがとうございました」と感謝した。

キックボクシングからの卒業間近であることを明かしている那須川は「これからいろいろな試合があると言われているんですけど、キックでいる時間は少ないんですよね。しっかり最後までRISEに恩返ししてキックボクシングを去るまで無敗でいたい」と力強く宣言した。

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(29)との頂上対決実現に大きな注目が集まっている。昨年大みそかのRIZIN26大会で臨んだムエタイの強豪クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)戦には、会場のさいたまスーパーアリーナに武尊が姿を見せて試合視察。武尊も3月28日のケイズフェスタ4大会Day2(東京・日本武道館)でレオナ・ペタスとの防衛戦を控えており、これをクリアすることで、両者のスーパーファイトが実現に向けて進むのではないかとされている。

志朗(手前)の肘が右目付近に当たる那須川(撮影•滝沢徹郎)

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原口健飛が判定で白鳥大珠に完勝「やっと終わった」

白鳥(右)に飛び膝蹴りを見舞う原口(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

DEAD OR ALIVE 2020トーナメント覇者の原口健飛(22=FASCINATE FIGHT TEAM)が、同19年覇者の白鳥大珠(24=TEAM TEPPEN)に3-0で判定勝ちを収めた。19年から続いたライバル2人のストーリーに終止符が打たれ「やっと終わった。でもちょっと寂しい」と胸の内を吐露した。さらに「ここまで強くしてもらってありがとう。ごはん食べに行きたいんで、よろしくお願いします」とリングを去る白鳥に語りかけた。

ミスした方が負けというハイレベルな戦いの中、王者のディフェンスが光った。白鳥のスピードある攻撃をことごとく退け、ヒットさせなかった。攻撃では2Rに2回のダウンを奪い、その後も優位に試合を進めた。

2週間前の公開練習では「40%くらい」だった仕上がりを当日100%にしっかり持ってきた。20戦の経験から疲労を抜くことの大事さを覚えた。体重を毎日チェックし「何日で疲労が抜けるとか、減量してからの動きや息が上がる状況を自分で把握している」と自分の体と向き合い、トレーニングを続けてきた。

昨年10月の「DEAD-」では決勝で当たるかと思われたが、白鳥が準決勝で敗退。今大会は当初、それぞれ外国人選手との対戦が決まっていたが、緊急事態宣言延長による入国困難で、カード変更。思わぬ形での新旧王者対決に戸惑いもあった。「早すぎる。実績作ってから挑戦してこい」と思ったこともあった。それでもRISE伊藤代表から直々に変更を告げられ「今活躍できているのは伊藤代表のおかげ。こんな(緊急事態の)時に応えないチャンピオンはいない」と承諾。白鳥に対しても「正直国内で1番強い。立場は上でもずっと追い掛けていた人」と正直な気持ちを明かした。

普段から自信の発言が見られるが、実は少し怖がりな部分も持つ。「これまでで1番のプレッシャー。恐怖や不安もあったし、1人で泣いた日もあった」と明かした。12日の公開練習では「めちゃくちゃびびっている」と話し、前日計量でも「過去一びびっている」と不安を吐露。19年3月のマルティネス戦で、外国人に恐怖を感じ、フィジカルを徹底的に鍛え始めた。下半身を強化し、蹴る瞬間のトップスピードがアップ。「フィジカルで勝っていれば、相手もびびると思って」。さらに「(白鳥は)男前で、顔も身長も負けている。男として完璧。唯一勝っているのがフィジカル」と鋼の肉体で白鳥を圧倒した。

「運命だと感じる。20年で王者となって第1章が終わった。21年は追い掛けていた白鳥を倒して第2章を始めたい」。因縁の対決を制し、王者の意地を見せた原口が、21年好スタートを切った。【松熊洋介】

攻め合う白鳥(左)と原口(撮影•滝沢徹郎)

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寺山が田渕に判定勝利、高橋洋子のエヴァ生歌で入場

高橋洋子(左)の生歌で入場する寺山(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

QUEEN of QUEENS 2020優勝の寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)が、RISE2戦目となる空手家の田渕涼香(20=拳聖塾)に3-0判定で勝利した。昨年12月デビュー戦で、QUEENフライ級暫定王者の小林愛三に判定勝利し、勢いに乗る田渕を沈めた。

「右ストレートを警戒していた。怖かった」と2Rまでは慎重に行きすぎ、手数も少なかった。3Rでは前に出て、しっかりとヒットさせ、ポイントを重ねた。「まだまだ伸びしろがあると思うので、もっと練習して世界で戦える選手になっていきたい」と笑顔を見せた。

登場から大きな後押しを受けた。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」と、映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」の主題歌「魂のルフラン」の入場曲を、歌手・高橋洋子が生歌を披露し、送り出された。今大会のために寺山がオファーして実現。「すごく元気をもらいました。ありがとうございました」とリング上で感謝した。

寺山は当初、タイの選手と対戦予定だったが、外国人選手の入国が困難なため、対戦相手が変更。昨年12月のデビュー戦を観戦しており「(田渕と)いつか対戦してみたい」と言っていたことが早くも実現。「キックの試合では4戦と少ないが、空手は小さいころからやっているだろうし、経験値はあるので、リスクを冒していかないと」。153センチ田渕の細かい左右の動きにも惑わされず、警戒されていた前蹴りも「自分の武器なので」と積極的に出した。思い通りの戦いとはならなかったが、格闘技の先輩として、落ち着いた戦いを見せて勝利した。

高橋洋子の生歌で入場する寺山
田渕(左)に蹴りを見舞う寺山(撮影・滝沢徹郎)

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デスペラードが初戴冠、マスク剥ぎも乗り越えた

IWGPジュニアヘビー級王座ベルトを掲げるエル・デスペラード。両肩には25日に獲得したIWGPジュニアタッグ王座ベルト(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

第5試合に組まれた3WAY形式によるIWGPジュニアヘビー級王座決定戦は、エル・デスペラードが新王者となった。BUSHI(37)、エル・ファンタズモ(34)と王座を争い、23分12秒、ピンチェ・ロコの2連発でファンタズモをフォール勝ち。5度目のIWGPジュニア王座挑戦で初戴冠となった。

3者による目まぐるしい攻防が展開され、場外戦ではデスペラードがファンタズモのマスク剥ぎに見舞われた。完全にマスクを奪われたが、スペアのマスクを装着しなおすと、リングに戻ってファンタズモに向けてスピアー、馬乗りからのナックルパート連打で怒りを示した。BUSHIのMXを回避してサドンデスで場外排除したファンタズモとの一騎打ちとなったデスペラードは、ピンチェ・ロコ2連発で3カウントを奪った。

IWGPジュニアヘビー級王座は、19日の岩手大会で左大胸筋完全断裂のけがを負い、全治6カ月と診断された高橋ヒロム(31)が25日の後楽園ホール大会で同王座を返上を表明。高橋に王座戦を託されたBUSHI、挑戦者だったファンタズモ、高橋の意向に不満を持ち、割って入ったデスペラードの3WAY形式での王座決定戦が決まっていた。

メインイベント終了後、デスペラードはIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル両王座を保持する2冠王者飯伏幸太(37)への挑戦を表明。旗揚げ記念日興行となる3月4日、日本武道館大会で挑戦する見通しとなった。

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飯伏カミゴェで防衛「しょっぱかった」デスペ戦へ

カミゴェを内藤(左)に蹴りこむ飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

メインイベントのIWGPインターコンチネンタル選手権試合は、IWGPヘビー級王座も同時保持する王者飯伏幸太(38)が3度目の防衛に成功した。

挑戦者内藤哲也(38)の意向で、IWGPヘビー級王座は懸けられなかった1・4東京ドーム大会以来となる同カードは、飯伏が27分50秒、カミゴェで3カウントを奪った。

内藤の旋回式DDT、雪崩式エスペランサからのグロリアと大技を浴びながらも耐え抜いた王者はスワンダイブ式ジャーマン、シットダウン式ラストライドで応戦。得意のカミゴェを切り替えされ、バレンティアでマットにたたきつけられた。しかし強烈なラリアットで局面打開し、デスティーノを浴びてもリバース式カミゴェで突き返し、最後はカミゴェの連打で膝を内藤に突き出し、フォール勝ちした。

飯伏は「ボクはいつでも誰でも、どこでも、挑戦を受けると言ってきている。いつでも、絶対に逃げない、負けない、あきらめない。そして必ず、約束は守りますよ。今日はこんなにたくさん集まってくれて本当にありがとうございました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

試合後にはIWGPジュニア王座、IWGPジュニアタッグ王座を保持するエル・デスペラードがリングに登場。「防衛おめでとうございます、チャンピオン。こんな試合後にリングに入るのは勇気がいりますよ。今日、僕も初めてベルトを取ったのですよ、シングルで。ボクが初めてシングル挑戦したのは、誰か知っているヤツいる? 大阪でIWGPジュニア王者飯伏幸太にこてんぱんにのばされたのは何年前でしょうか? 今日やっと(ジュニアベルトを)取ったんだけど。ここ何年か、旗揚げ記念日はジュニアとヘビーの王者がシングルマッチするじゃないですか。それで、だいぶ時間かかっちゃったけど初戴冠のご祝儀を頂きに参りました。ついでにその2つのベルトが欲しいなあ。だいぶ経ったからあの時の俺じゃねえところをみせてやるかさ」と挑戦表明を受けた。

すると飯伏は「8年前だよ。いつでもいいよっていつも言っている。いつでもどこでも誰とでも、挑戦を受けますよ。久しぶりにシングルできるのは。俺は覚えているよ。しょっぱかったお前を」と王者の風格をみせた。デスペラードから8年前とは違う姿をみせつける姿勢を示されると「それをみせてもらいましょう。あと4日」と3月4日の日本武道館大会を見据えながら、IWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタルの両ベルトを掲げた。

IWGPインターコンチネンタル王者飯伏(右)に旋回式DDTを繰り出す内藤(提供:新日本プロレス)
バックステージで立ち上がれないまま悔しそうな表情をうかべた内藤(新日本プロレス提供)
IWGPインターコンチネンタル王座の3度目防衛を成功させ、IWGPヘビー級王座のベルトとともに掲げた王者飯伏(提供:新日本プロレス)
IWGPジュニアヘビー級王座ベルトを掲げるエル・デスペラード。両肩には25日に獲得したIWGPジュニアタッグ王座ベルト(新日本プロレス提供)

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江畑塁、拳剛を瞬殺「戦い方改良」拳2発でKO勝ち

拳剛(左)にパンチを見舞う江幡(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

江畑塁(30=伊原道場)が、拳剛(26=誠剛館)に1R2分38秒で、KO勝ちを収めた。

「キックボクシングの魅力を知ってもらいたい」との言葉通り、右、左と2度の拳でダウンを奪い、拳剛を瞬殺した。勝利後マイクを取った江畑は「RISEの舞台でしっかり輝けるために調整を続け、戦い方を改良してきた。みなさん、どうでしたか~」と声高らかに叫んだ。

RISE初参戦となった昨年11月の大会では、準決勝で鈴木真彦との壮絶な戦いの末に敗れ、那須川天心への挑戦権を得ることができなかった。「満足していない」と悔しさをバネに今大会で勝利をつかんだ。コロナ禍の中、応援してくれたファンにも感謝。「僕たちはこのリングで熱く生きて、皆さんに力を与えていきます」と語った。

拳剛(左)にノックアウト勝ちした江幡(撮影・滝沢徹郎)

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棚橋「野望言っておきましょう」ベルト巻かずに熱弁

NEVER無差別級ベルトを死守し、安堵(あんど)の表情を浮かべた王者棚橋(提供:新日本プロレス)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

NEVER無差別級王者棚橋弘至(44)が初防衛に成功した。グレート・O・カーンの挑戦を受け、15分44秒、回転十字固めでフォール勝ちを収めた。王座防衛後もNEVER無差別級のベルトを巻くことはなかった。

棚橋は「ベルトへの気持ち…巻くまかないはあるけれども、リスペクトの気持ちがあるだけじゃ、ダメかな? 横並びなんです、NEVERと棚橋は。一気に駆け上がっていくんです」と独特な表現でこだわりを口にした。さらに「せっかく防衛したことだし、俺の野望を手っ取り早く言っておきましょうか。IWGPまで、引き上げてやる」とも付け加えた。

序盤からサイドスープレックス、左膝へのストンピング、左膝への十字固め、さらには玉座を浴びて劣勢になった棚橋は、会場から後押しする大きな拍手をもらった。すると、エルボー連打からのフライング・フォア・アームで反撃を開始。続けてバリエーション豊富なドラゴンスクリューを駆使した後、四つ葉固めで膝攻撃をお返し。オーカーンから「イスをよこせ」と言われたセコンド辻陽太も陽動作戦に負けず、棚橋を支持。さらに大きな拍手を受けた棚橋はツイスト・アンド・シャウトを有効活用し、リズムを取り戻すとハイフライアタックも敢行した。

ハイフライフローを誤爆し、動きが鈍くなった棚橋は、ショットガンドロップキック、アイアンクロー式バックブリーカーも浴びた。O・カーンのエリミネーターを食らい、ピンチに陥った。しかし最後まで諦めることのない棚橋は切り返して変形の十字固めで抑え込み、3カウントを奪取。O・カーンとの因縁にも終止符を打った。

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オカダ咆吼「乗りに乗っている」新技でバレット屈服

オーエンズ(中央)をマネークリップで絞めあげるオカダ(左)(提供:新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)が気合十分のマネークリップでギブアップを奪い、リングで仁王立ちした。

第2試合で、矢野通(42)、石井智宏(45)と組み、チェーズ・オーエンズ(30)、ジェイ・ホワイト(28)、EVIL組との6人タッグ戦に臨んだ。オーエンズとの対決となったオカダはエルボー連だからフロントハイキックで攻め込むと、終盤にはジャンピングニーからのジュエルヘイストを狙ってきたオーエンズをマネークリップで捕獲。気合の雄たけびをあげながら絞めあげ、ギブアップを奪ってみせた。

27日のCASTLE ATTACK第1日では、オカダがEVILとのシングル戦を制し「そろそろ、IWGPの戦いにいっていいよね」と王座戦線へのカムバックに意欲をみせた。大阪城ホールで2日連続のバレットクラブ撃破を成し遂げ、レインメーカーはさらに勢いづいた。オカダは「昨日の試合ダメージもあり、コンディションはいいとは言えないけど、そういう状況で一本を取ることができたので、オカダ・カズチカ、乗りに乗っているということなんじゃないかな」と満足顔。春のニュージャパン杯制覇、IWGP王座挑戦への青写真を描いていた。

タッグ戦に勝利した左から石井、1人おいてオカダ、矢野(C)新日本プロレス

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元西武の相内、初陣は猛攻浴びて瞬殺!1回KO負け

ダウンする相内(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

プロ野球元西武の相内誠(26=フリー)が、Delgermuru拳信王(31=モンゴル)に1R2分5秒3ノックダウンでKO負けし、格闘家デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。

「楽しみ」と話していた戦いは、何もできず、あっという間に終わった。ゴング直後はキックから入った相内。その後「KOしたい」と言っていた右ストレートはヒットせず、ダメージを与えることはできなかった。拳信王のミドルキックがボディに入り、ダウンを奪われると、攻撃力が極端に落ち、その後左フックで2度目のダウンを奪われた。何とか立ち上がったが、最後は殴られ続け、防戦一方となり、レフェリーに止められた。

プロ野球時代から「筋トレはほとんどやったことがない」という相内。それでも練習で強烈なパンチや蹴りを見たRISE伊藤代表は「フィジカルが強く能力は高い」と期待を寄せていた。練習をともにした周りの選手からも「初めてとは思えない強さ」と驚かれていたが、天性の瞬発力と練習で培った技術をリングで見せることはできなかった。

公開練習では「課題はない」と強気な発言も「試合もしたことないのに、自信があるとか言えない」と立場はしっかりわきまえていた。前日の初計量では1回でパス。終了直後から炭水化物や甘いものをほおばり「3キロくらい戻ったと思う。夜は焼き肉を食べてゆっくり寝て備えたい」と話した。帰り間際には会場にいた那須川のもとへ駆けつけ、前日からどれくらい戻せばいいかを質問。年下だが、格闘技界では先輩の相手に敬語で話し掛けた。「あまり戻し過ぎないようにしている」とアドバイスをもらい「参考になった」と頭に入れ、試合に臨んだ。

相内は12年ドラフト2位で西武入団。仮契約後に仮免許運転違反を犯し、入団は一時凍結。14年には未成年ながら飲酒、喫煙も発覚した。その後も乗用車の事故、自宅待機中でのゴルフなど問題を起こし、昨年1軍未勝利のまま戦力外となった。不祥事が取りざたされるが、もともとは真っすぐ自分と向き合う純朴な人間。指導する菅原コーチは「あいさつとかも礼儀正しいし、人としてちゃんとしているから、しっかり教えている。技術も上がってきたし、体重も乗っていて形になってきている」。結果は伴わなかったが、今後の成長を期待させる。

「多くの人に支えてもらってここまで来られた。試合で恩返ししたい」と話していたが、応えることはできなかった。非凡な才能は次戦で開花させる。【松熊洋介】

Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れた相内(撮影・滝沢徹郎)

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IWGPタッグは邪道妨害でロア&トンガ兄弟が防衛

ロア、トンガ組にダブルラリアットを見舞う後藤(C)新日本プロレス

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

第3試合のIWGPタッグ選手権試合は、王者タンガ・ロア(37)、タマ・トンガ(38)組が2度目の防衛に成功した。

挑戦者のYOSHI-HASHI(38)、後藤洋央紀(41)組の合体技に苦しめられながらも、セコンドの邪道による竹刀攻撃を背中に受けた後藤をトンガがガンスタンで仕留め、フォール勝ちを収めた。約4年9カ月で計7度の同王座戴冠を誇るバレットクラブのG.O.D(ゲリラズ・オブ・ディスティニー)が快勝した。

YOSHI-HASHI、後藤組の奇襲で試合がスタートし、王者組は主導権を握られた。6種類はあるとされるCHAOS組の合体技を次々と浴びながらも、王者組もトンガツイスト、マジックキラーで反撃。拮抗(きっこう)した試合展開となったものの、ロープにいった後藤の背中に向け、セコンドの邪道が竹刀攻撃。反則技で動きが鈍くなった後藤を捕獲したトンガがガンスタンで大ダメージを与え、3カウントを奪った。

コーナーに上り、雄たけびを上げる後藤洋央紀(新日本プロレス提供)

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天山広吉「真モンゴリアンチョップや」コブ組撃破

オスプレイにラリアットを決める天山(右)(C)新日本プロレス

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

1カ月ぶりにモンゴリアンチョップ解禁! 第1試合で、小島聡(50)天山広吉(49)組がジェフ・コブ(38)、ウィル・オスプレイ(27)組を撃破した。

新日本マットでやりたい放題の新ユニット「THE EMPIRE」のコブに、小島がおきて破りのマシンガンチョップを浴びた。さらに天山も自身が封印している得意技モンゴリアンチョップを敵2人から連続浴びる屈辱を味わった。我慢の限界に達した天山は1月30日の愛知大会でグレート・O・カーンに敗れて以降、使っていなかったモンゴリアンチョップを解禁。次々とオスプレイとコブにチョップを繰り出して局面打開した。さらにダメージの大きいコブを捕獲し、小島との合体技テンコジカッター。最後は小島が剛腕ラリアットでコブを沈め、9分56秒で勝負を決めた。

天山は「普通のモンゴリアンちゃうねん。モンゴリアンチョップあらため『真モンゴリアンチョップ』や。これまもう、ウソも偽りもない、真(まこと)の、真実の『真』や。真モンゴリアンチョップ、もうそれでブチのめしていくよ」と勝ち残っていた。

27日の6人タッグでオスプレイに3カウントを奪われて敗れていた天山が、意地のモンゴリアンチョップ復活で「THE EMPIRE」の猛威を食い止めた。

オスプレイ(左端)にモンゴリアンチョップを打ち込む天山(中央)。右端はコブ(提供:新日本プロレス)

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アルバレス防衛成功、5・8に3団体統一戦決定

<ボクシング:WBA・WBC世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇27日(日本時間28日)◇米フロリダ州マイアミ・ハードロック・スタジアム

「カネロ」が愛称のWBA・WBC世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)が防衛に成功した。

WBC同級2位アブニ・イルディルム(29=トルコ)の挑戦を受け、3回に右ストレートでダウンを奪取。挑戦者の棄権により、3回終了TKO勝ちを収めた。序盤からガードの隙間を狙い、右ストレートや右アッパー、左フックを次々とヒットさせ、イルディルムの体力を削っていった。これでアルバレスは55勝(36KO)1敗2分けとなった。

昨年12月のカラム・スミス(英国)戦以来、約2カ月半ぶりのリングはWBCの試合だった。楽々勝利とも言える内容にアルバレスは「アクティブ(に試合消化すること)は素晴らしい。素晴らしい街、マイアミで素晴らしい戦いをしたかった。KOする必要があり、それを成し遂げた。やらなければならなかった務めをやれることができた」と満足げに振り返った。

防衛成功後のリング上では、5月8日、WBO世界同級王者ビリー・ジョー・サンダース(英国)との3団体統一戦も発表された。会場は米ネバダ州ラスベガスのアレジアント・スタジアムか、テキサス州アーリントンAT&Tスタジアムで開催される見通しだ。アルバレスは「誰とでも戦う。最高の戦いをします。ここで歴史をつくっている。スーパーミドル級の王座統一を目指すためにイルディルムと戦う必要があった」とキッパリ。スーパーミドル級での4団体統一の野望をあらためて掲げていた。

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プロ修斗岡田達磨、大目標「UFC」へ第1歩

横浜ケージファイトに出場する岡田

総合格闘技道場SAI-GYM(燕市)のプロ修斗選手、ライト級岡田達磨(20)が28日、「横浜ケージファイト13」(パンクラスイズム横浜)でDoyon Simon(リバーサルジム横浜グランドスラム)と対戦する。昨年11月、EXILEなどが所属するLDHが行う「LDH格闘家オーディション」に参加。今回の試合は実力を見極められる場だ。「寝技も立ち技も磨いてきた」と岡田。「ある意味、品定めされる」と週5日のジム通いできっちり調整してきた。

子どものころからプロレスなどの格闘技が好きだった。新潟県央工ではレスリング部に所属。卒業後は警察官を目指し専門学校に進んだが「やはり格闘技がしたい」と1カ月ほどで退学。SAI-GYMに入門し練習を積んできた。「将来は(米国の)UFCの試合に出たい」。大目標への最初のステップに全力を傾ける。

◆岡田達磨(おかだ・たつま)2000年(平12)7月8日生まれ、燕市出身。燕中では柔道部で3年生の時に県大会団体戦準優勝。新潟県央工でレスリングを始め、3年時の国体でグレコ80キロ級ベスト8。昨年1月、修斗のプロに昇格。ブラジリアン柔術は青帯。170センチ、73キロ。

◆LDH格闘家オーディション 格闘家の卵を募集するオーディション。合格者はLDH所属の総合格闘家としてLDH主催イベントでデビューする。昨年3月開催予定も、コロナ禍で昨年11月に延期された。

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オカダがEVIL撃破、スッキリしてIWGP狙いへ

EVILをマネークリップで絞め上げるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)がEVILとの因縁対決を制した。オカダは昨年7月、NEW JAPAN CUP決勝でEVILに敗れた。以後、シングル戦を要求してきたが実現せず。ようやくかなった一戦だった。

気持ちをこめた激戦。最後は必殺技のレインメーカーを繰り出し、EVILを撃破した。試合後はマイクをたたいて三三七拍子からの「オオサカジョー!」の絶叫。「すごい個人的なことを言わせてもらえると、スッキリしました。(EVILが所属の)バレットクラブとのくそみたいな戦いをみなさんにお見せして申し訳ない」と言った。

スッキリした先の目標には、IWGPヘビー級のベルトを明確に掲げた。「IWGPの戦いに行っていいですよね。でも大人の世界、正しくいかないといけない。まずNEW JAPAN CUPを制してIWGPの戦いに行きたいと思います」と宣言した。

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棚橋弘至NEVERへの思い「ちょっくら長旅でも」

前哨戦に敗れ、グレート・O・カーンに踏み付けられる棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

小島聡、天山広吉、棚橋弘至×ジェフ・コブ、ウィル・オスプレイ、グレート・O・カーンのタッグ戦は10分22秒、オスプレイが天山をオスカッターからの片エビ固めで撃破した。

28日にNEVER無差別級王座戦で激突する王者の棚橋と挑戦者O・カーンの前哨戦となった。ともに意識した戦い。最後はオスプレイが決着を着けた。

O・カーンは棚橋を挑発。「IWGP(ヘビー級王座)より下だと見下し、腰にも巻かないそのNEVERのベルトに価値は、意味は、愛は、やる気は、輝きはあるのか。答えられるものなら答えてみろよ。貴様には豚に真珠だ! 明日、弟子もベルトもすべて略奪してやる!」。

受ける棚橋は「なぜNEVERのベルトを巻かないか。最初の考えと変わってきました。最初はね。IWGPをもう1回目指すんだと。でもそうじゃなくて棚橋弘至にNEVERのベルトを巻く資格があるのかどうか。だからNEVERを巻く日は俺が納得して初めて巻くんだと思います。それが明日か、その先かもしれないし。ちょっくら長旅でもしようぜ」と謎のコメントを残して、控室に消えた。

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ホワイト「生きてるって感じ」場外乱闘から石井下す

ブレードランナーで石井智宏(左)を破ったジェイ・ホワイト(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

石井智宏(45)がジェイ・ホワイトにブレードランナーからの体固めで敗れた。

外道を伴って入場してきたホワイトは、石井がリングインするとリング外にエスケープ。そのまま場外での戦いに持ち込み、ダメージを与えた。

ホワイトは試合後、「(報道陣に)何してるんだ? 拍手喝采で迎えろ!」と要求。「ああ、生きてるって感じがする。きつい勝負こそ勝つ意味があるってもんだ。気分は最高だ」とまくしたてた。

敗れた石井はノーコメントだった。

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後藤洋央紀が前哨戦勝利「王者の戦い方教えてやる」

コーナーに上り、雄たけびを上げる後藤洋央紀(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

後藤洋央紀が28日に行われるIWGPタッグ選手権の前哨戦で快勝した。

YOSHI・HASHIと組み、王者G.o.D(タマ・トンガ、タンガ・ロア組)に挑む。前の試合、タンガ・ロアとYOSHI・HASHI戦で、タマ・トンガが乱入した試合終盤から参戦。後藤は6分39秒、GTRからの片エビ固めで撃破した。

試合後は「まだ気づかないのか。おまえらの戦い方はチャンピオンとして間違っている」と批判し、「明日、俺とYOSHI・HASHIがチャンピオンになって、本当のチャンピオンの戦い方はこういうものだと教えてやるよ!」。

対したタマ・トンガは「うーん、こんなはずじゃなかった。でも俺はここから生まれ変わる。だから今日のところは潔く負けを認めよう。だが負けたからといって態度を改めるつもりはない。ゴトー、おまえのその膨れあがったデカ頭を必ずぺしゃんこにしてやる」と強気に言い放った。

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KENTA王座奪還失敗 モクスリーのパワーに屈す

KENTA(21年1月撮影)

<NEW BEGINNING USA 2021>◇26日(日本時間27日)◇米国

新日本プロレスワールドで配信された「NJPWストロング」のメインマッチで、IWGP・USヘビー級王座の挑戦権利証を持つKENTA(39)が、王者・ジョン・モクスリー(35)に敗れ、王座奪還とはならなかった。モクスリーは昨年2月以来となる3度目の防衛となった。

「これ以上時間を無駄にしたくない。いつでもどこでも戦う準備はできている」。半年間、権利証を守り続け、募った怒りを王者にぶつけていったが、必殺技のgo 2 sleepをさく裂させることはできず、逆にデスライダーを食らい、リングに沈んだ。

強烈なエルボー合戦で勝るなど、188センチ、102キロの巨体をものともせず、立ち向かった。中盤には場外のテーブルの上にモクスリーを寝かせ、コーナーから豪快にエルボードロップを決めた。優勢な場面もあったが、最後は王者のパワーに屈した。

KENTAは昨年8月、米国での「ニュージャパンカップ」で優勝し、モクスリーへの挑戦権を獲得。その後モクスリーは一向に姿を現さず、タイトル挑戦を待ち望むKENTAは、今年1月4日の新日本東京ドーム大会で、小島を破って権利証5度目の防衛に成功。モクスリーからは映像が届き「ついにオマエたちの前に帰って来るぞ」とメッセージ」が紹介された。

1月30日配信の「NJPWストロング」では、モクスリーに襲撃されたが、今月3日には、逆にAEWの試合に乱入し、KOするなどやりあった。前哨戦となった11日の試合ではケニー・オメガと組み、パイプ椅子やごみ箱、はしごなどが散乱した大荒れの試合を制し、士気を高めたが、半年に及ぶベルトへの熱い思いは届かなかった。

試合後、配信で解説を行っていた棚橋が「次は俺が行く(挑戦する)かなあ」と意味深な発言。さらに「僕が言えば、受けてくれると思う。どこかで発信しておかないと。棚橋対モクスリーを自分が見てみたい」と語った。

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K1谷川がRUI戦弾みにクルーザー級トップ狙う

力強く右ミドルキックを蹴りこむ谷川(C)K-1

K-1クルーザー級の谷川聖哉(24)が年間最大の祭典をステップに王座戦線に名乗りを上げる。3月21日に東京ガーデンシアターで開催されるK-1年間最大の祭典ケイズフェスタDay1(日刊スポーツ新聞社後援)で、同級トップのRUI(29)と同級3分3回で激突する。

神奈川・相模大野の所属ジムで最終調整を続けている谷川は「今のK-1クルーザー級の中で王者になることは全然問題ないと思いますし、世界にはもっと強い選手がいっぱいいると思うので、そういう選手たちとも戦っていきたい。そのためにも、まずK-1クルーザー級でトップを取ります」と静かに燃えた。

当初は1月に前クルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン)とマッチメークされていたが、3月に大会がスライドし、対戦相手もRUIに変更となった。どちらも身長の高い大型ファイターでキャリアも相手の方が上となる。バックボーンとなる空手時代から長身選手との対戦には恐怖も感じず、長身対策も進めている様子だ。

谷川は「他のクルーザー級選手とは違う『一撃』を見せたい、と思っています。僕はパワー一辺倒は好きではなく、テクニックやスピード、すべてで圧倒していきたいです。最初からKO狙いというより、圧倒して、気づいたら倒れている、というのが理想」と自らが目標とするイメージを膨らませた。対戦相手もK1王座挑戦に向け、闘志をむき出しにしているRUIだけに厳しいファイトになるのは間違いない。

クルーザー級のサバイバルマッチとなるカードとなるが谷川は「RUI選手に当てさせず、僕の攻撃だけを当ててしっかりと倒しきるのが目標です。クルーザー級らしい試合をしつつ、自分の個性をしっかり出して倒したい」と気持ちを高揚させていた。

3・21ケイズフェスタ4大会Day1でRUIと対戦するK-1クルーザー級の谷川(C)K-1

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