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小原佳太「一撃で…」海外初勝利で世界再挑戦狙う

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場が決まった木村翔

ボクシングIBF世界ウエルター級5位小原佳太(32=三迫)が、海外初勝利で世界再挑戦切符を狙う。

30日に米フィラデルフィアでのIBF世界同級指名挑戦者決定戦で、同級4位クドラティーリョ・アブドカクロフ(25=ウズベキスタン)と対戦する。8日に都内で発表した。

小原は15年に米国でIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦で引き分け。16年にロシアで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)に世界初挑戦も2回TKO負けと、海外は1敗1分け。「決定戦を勝って挑戦できれば、誰にも文句は言われない王道でうれしい。王者にならないと成功、大成とは言えない。チャンスを一撃で決めたい」と意気込んだ。

相手は小原の3倍近いアマ約180戦と経験豊富で、15年にプロデビューから15戦全勝(9KO)している。小原は「派手さはないがトータルでレベルが高い。苦手なタイプも、ペースを取れば倒せる可能性はある」と自信を見せる。11月に対戦指令が出ていたため、日程調整で時間はかかったが「十分すぎるぐらい練習した」と、最終的にスパーは200回は超える予定だ。

同級では日本人世界王者はいまだいない。現在の同級王者エロール・スペンスJr.(米国)は、16日に4階級王者マイキー・ガルシア(同)とV3戦を予定する。小原は「日本人がどこまで通じるか。次の次は見ずに、まずは海外で初勝利したい」と誓った。

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場が決まった小原佳太(中央)に加藤健太トレーナー(左)と三迫貴志会長

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井上尚弥1発KO、拳四朗V/ボクシング世界戦詳細

<プロボクシング:トリプル世界戦>◇7日◇横浜アリーナ

ボクシングのトリプル世界戦で、WBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で元WBAスーパー王者で同級4位のフアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を1回KOで下した。

V4を狙うWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が同級5位ミラン・メリンド(30=フィリピン)を7回2分47秒、TKOで下し4度目の防衛に成功。

WBA世界スーパーライト級王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)は同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)を判定で下し初防衛に成功した。

WBA世界バンタム級タイトルマッチ(WBSS1回戦)

王者井上尚弥(25=大橋)1回KO同級4位フアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)

【1回】 互いに距離を探るように様子見。開始59秒、井上が最初の攻撃でワンツーを放つ。左ジャブ、右ストレートがともに顔面を打ち抜くと、体をくの字に曲げて崩れるように倒れたパヤノは立ち上がれず。1分10秒KO勝利で防衛に成功し準決勝進出

◆井上尚弥のコメント

「最高ですね。(KOの場面は)手応えもすごく拳から伝わってきて、相手の倒れ方もかなり効いているなと。この一撃で終わったと思いました。WBSS初戦を最高の形でスタートがきれたと思う。海外でも日本でのパフォーマンスを出すことができれば、スーパースターに近づいていけると思います」

パヤノを下し、ベルトを巻いて勝ち名乗りを受ける井上(撮影・滝沢徹郎)

1回KO勝ちでパヤノを倒した井上は息子の明波くんを抱きながら笑顔を見せる(撮影・鈴木みどり)

1回KO勝ちでパヤノを倒し、息子の明波くんを抱きながら笑顔を見せる井上(撮影・鈴木みどり)

1回KO勝ちでパヤノを倒した井上はファンの声援に応える(撮影・鈴木みどり)

1回、パヤノ(左)にパンチを決める井上(撮影・滝沢徹郎)

1回、パヤノ(左)にパンチを決める井上(撮影・滝沢徹郎)

1回、パヤノ(左)をダウンさせた井上(右)(撮影・滝沢徹郎)

1回KO勝ちした井上は、騒然とするファンに高々とベルトを掲げる(撮影・浅見桂子)

井上(左後方)1回KOでパヤノを倒し、ガッツポーズする(撮影・鈴木みどり)

1回KO勝ちした井上はガッツポーズする(撮影・浅見桂子)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ

王者拳四朗(26=BMB)7回TKO同級5位ミラン・メリンド(30=フィリピン)

【1回】 拳四朗が左ジャブで距離を測りながら動く。メリンドが何度か懐に入ろうとするが、拳四朗が慌てずさばく

【2回】 20秒過ぎにメリンドが遠い距離から踏み込んで大きな右フックを浴びせる。

【3回】 シャブで距離を保つ拳四朗。なかなかパンチがヒットしないメリンドが距離を縮めにかかるが、拳四朗がしっかり距離を保つ

【4回】 メリンドがさらに距離を縮めようとするが、拳四朗が懐に入らせない。2分20秒過ぎに拳四朗が放ったワンツーがメリンドを捉える。終了間際に拳四朗がメリンドの顔面にパンチを集める。4回終了時のジャッジは39-37で3者とも拳四朗リード

【5回】 距離を保ちながら、拳四朗が手数を増やし始める。2分30秒過ぎ、右ストレートがメリンドのボディーを捉える

【6回】 50秒過ぎに拳四朗の右アッパーがメリンドの顔面にヒット。ひるんだメリンドに拳四朗が連打で畳みかける。右カウンターから再び右アッパー、右フックがメリンドの顔面にヒット。前にようとするメリンドの動きも左ボディーで1発で止める。メリンドが左目の上から出血

【7回】 手数の落ちたメリンドに対し、拳四朗が優位に試合を運ぶ。1分30秒過ぎにワンツーからの右ストレートがボディーにヒット。メリンドの足が止まったところを連打で畳みかける。2分47秒、メリンドの左目上の出血が激しくなり、レフェリーが試合がストップ。続行不可能でドクターストップとなり、拳四朗がTKOで4度目の防衛に成功

◆拳四朗のコメント

「自分のボクシングを貫いた。距離感も良かったと思います。(相手は)タフでプレッシャーも感じたが、自分のジャブを信じた。これからもどんどん防衛を重ねて具志堅さんの記録を抜くくらい大物になりたい」

防衛に成功し父、寺地BMBボクシングジム会長(右)と記念撮影する拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

7回、メリンド(後方)にTKO勝利しガッツポーズする拳四朗(撮影・浅見桂子)

7回、流血するメリンド(右)(撮影・滝沢徹郎)

7回、メリンド(右)を流血させた拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

6回、メリンド(左)にパンチを決める拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

1回、メリンド(右)にジャブを放つ拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ(WBSS1回戦)

王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)判 定同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)

12回、ドロヤノフスキー(右)を判定の末に破り、ガッツポーズするレリク(撮影・浅見桂子)

12回、ドロヤノフスキー(左)と激しく打ち合うレリク(撮影・浅見桂子)

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レリク準決進出もWBSS規定の引き分けなら敗退…

トヤノフスキー(右)に判定で勝利し勝ち名乗りを受けるレリク(左)(撮影・滝沢徹郎)

<ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦:WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇横浜アリーナ

スーパーライト級の採点で珍事が起きた。今回はトーナメントのWBSSのため、通常の3人のジャッジに加え、引き分けだった場合に備えて、第4のジャッジも採点した。

同級は王者キリル・レリク(ベラルーシ)が3-0の判定で初防衛し、準決勝に進出した。ジャッジ3者とも115-113だったが、引き分けに備えて採点した4人目は114-114の引き分けだった。もし4人目も含めて引き分けの場合はカウントバック方式となる。これは最終回から順番に採点を比較する。今回を当てはめると、最終回は全員がエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)の優位。レリクが王座は防衛しながら、準決勝へ勝ち上がりはできない事態となるところだった。

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王者レリク初防衛「相手がタフで驚いた」準決勝進出

7回、右ストレートを放つレリク(右)(撮影・滝沢徹郎)

<ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS):スーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇横浜アリーナ◇1回戦

王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)が初防衛に成功し、準決勝に進出した。同級1位の元IBF王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)との1回戦。序盤からレリクが積極的に前に出て、終盤の反撃をしのいで、ジャッジ3者とも115-113で判定勝ちした。

試合はリーチのあるトロヤノフスキーがジャブを突いてきたが、レリクがかわしながら前へ出た。2回には大振りの左フックからロープに背負わせ、連打を見舞った。9回にもロープに詰めたが決定打は奪えず。終盤はトロヤノフスキーが反撃してきたが、最終回のゴング前に右腕を突き上げて勝利をアピールした。

ともに高いKO率の強打者対決にしては、もう一つ盛り上がり、見せ場を欠く試合になった。レリクは「12回までいってしまった。KOを狙いすぎ、ダウンをとれなかった。相手がタフで驚いた」と話した。準決勝では10月27日に米ニューオーリンズで行われる、WBC暫定王者レジス・プログレイス(29=米国)と元WBOライト級王者テリー・フラナガン(29=英国)の勝者と対戦する。

トロヤノフスキーはIBF王者時代に、小原佳太(三迫)をリング下まで落とすKO防衛を飾っていた。その強打は不発に終わった。過去10回が最長ラウンドとあって「12回まで戦ったのは初めて。自分としては満足している」と話していた。

12回、ドロヤノフスキー(右)を判定の末に破り、ガッツポーズするレリク(撮影・浅見桂子)

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王者レリク陣営が計量後に一騒動もパフォーマンス?

7日の横浜アリーナでのボクシングトリプル世界戦の前日計量記者会見が6日に都内で行われた。

WBA世界スーパーライト級は王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)が63・1キロとリミットより400グラムアンダー、同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)はリミットでパスした。メインの井上尚弥(大橋)と同じ階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦でもある。

初防衛を目指すレリクは「日本に来られてうれしい。すべてにわたってしっかりフィニッシュしたい」、トロヤノフスキーは「WBSSに出場できて光栄。計量もクリアし、あとはしっかり勝ちたい」と話した。ともに落ち着いた表情で静かな口調だったが、計量後のグローブチェックで一騒動あった。ともに違う製品を持ち込んだが、レリク陣営が声を荒らげて猛烈な抗議をした。周囲は取り直し問題は解消したが、関係者は「パフォーマンスぽかった」と苦笑していた。

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王者レリク強打さく裂予告「日本は温かい人ばかり」

WBSSの会見を終え記念撮影に納まるレリク(右)とトロヤノフスキー(撮影・河野匠)

7日の横浜アリーナでのボクシングトリプル世界戦の記者会見が5日に都内で行われた。

WBA世界スーパーライト級は東欧対決で、メインの井上尚弥(大橋)と同じ階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ1回戦でもある。初防衛を目指す王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)は初来日だが「日本は温かい人ばかり気に入っている。どちらがよりハードパンチャーかを見てもらいたい」。強打さく裂を予告した。同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)はIBF王座を3度防衛した実力者。「日本のファンにも自分の力を見せつけたい。新しい可能性を見いだす試合にする」と王者返り咲きを期した。

WBSSの会見を終え記念撮影に納まる、左からレリク、プロモーターのザワーランド氏、トロヤノフスキー(撮影・河野匠)

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王者レリク「全力を尽くす」初防衛戦へ調整問題なし

キリル・レリク(2018年10月1日撮影)

7日の横浜アリーナでのボクシング・トリプル世界戦の予備検診が4日に都内で行われた。WBA世界スーパーライト級は、王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)がリーチ174センチで、同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)が183センチと9センチの差があった。

レリクは「怖がることはなく、大したことない」と気にしていなかった。トレーナーも「アウトボクシングもファイトもできるから問題ない」。相手のトロヤノフスキーも「それは考えにない。トーナメントにふさわしい、面白い試合をする」と答えた。

レリクは試合の10日前に来日していたが、トロヤノフスキーは4日前の前日3日に来日となった。「遅れたわけでなく予定通り。少し散歩したが、ロシアと気候も変わりない」と問題ないと強調していた。

この試合はメインの井上尚弥(大橋)と同じ階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ1回戦となる。レリクは「まず初防衛に全力を尽くす。楽しみ」と話した。

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WBSSへレリク帝拳で練習「勝ち続けて優勝する」

初防衛と優勝を宣言したWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク

ボクシングWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)が1日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

8日の横浜アリーナでのトリプル世界戦で、同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)を迎え撃つ。井上尚弥(大橋)と同様に、階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の1回戦。

練習はシャドー、ミットとサンドバッグ打ちにストレッチで、約15分動いただけだった。実に静かな口調も「初防衛と勝ち続けて優勝する」と宣言した。9月27日に来日して4日目。相手は試合5日前の3日来日に「時差や気候にもうまく調整できている」と万全の準備を強調した。

アマでは300戦以上の経験もあるが、ロンドン五輪代表は逃した。11年にプロ転向後は22勝(19KO)2敗。16年に英国で世界初挑戦、17年の米国での挑戦者決定戦とも微妙な判定負け。アマ、プロともあと1歩抜け出せず。拠点を米国に移し、現在のウィルソン・トレーナーの指導を受け始めた。「経験、試合運びや技術を学んだ」と、その成果で3月に王座を獲得した。

トロヤノフスキーはIBF同級王座を3度防衛し、小原佳太(三迫)もリング下まで落とすKO勝ちをしている。27勝(24KO)1敗で愛称はイーグルに対し、レリクのニックネームはマッド・ビーン。自ら「普段はおとなしいがリングでは激しい試合をする」と説明。狂った蜂がワシを刺しまくる。

ミット打ちをするWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク

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井上尚弥のWBSSの1回戦がトリプル世界戦に

WBSSに向け気合の入った表情を見せる井上尚弥(2018年8月21日撮影)

ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)がワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦に臨む10月7日、横浜アリーナで、WBSSスーパーライト級1回戦も同時開催されることが8月31日(日本時間1日)、発表された。

WBA世界同級王者キリル・レリク(ベラルーシ)-同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)戦が加わる。これで井上-フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(BMB)-ミラン・メリンド(フィリピン)戦のトリプル世界戦となった。

WBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(2018年8月28日撮影)

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井上尚弥も出場WBSS準々決勝はトリプル世界戦に

井上尚弥

ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が10月7日、横浜アリーナで臨むワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準々決勝で、WBSSのスーパーライト級準々決勝も同日同会場で開催されることが決まった。

WBSS公式サイトで8月31日(日本時間9月1日)までに発表されたもので、WBA世界スーパーライト級タイトルマッチとなる同級王者キリル・レリク(ベラルーシ)-同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)戦が加わる。

公式サイト上で、WBSSプロモーターの1人となるドイツ人のカレ・サザーランド氏は「今回の準々決勝はダブルヘッダーにするつもり。同じ階級の準々決勝を同日開催しないが(WBSSのバンタム級、スーパーライト級、クルーザー級の合計)12試合を6週間の日程で、アジア、米国、英国、欧州で、ダブルヘッダーで開催していくつもりだ」とコメント。10月13日、10月20日、10月27日、11月3日、11月10日の日程で、それぞれWBSS各2試合を開催していく方針だという。

これで10月7日の横浜アリーナは、WBA世界バンタム級タイトルマッチとなる王者井上-同級4位フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦、WBA世界スーパーライト級タイトルマッチとなる王者レリク-同級1位トロヤノフスキー戦のWBSS2試合、そして4度目の防衛戦となるWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(BMB)-同級6位ミラン・メリンド(フィリピン)戦のトリプル世界戦となった。

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小原佳太「リング下に落ちてパニックになった」

<プロボクシング:IBFスーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇モスクワ

 IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、2回TKO負けで世界挑戦に失敗した。9日にモスクワで、V2戦の同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)に世界初挑戦。2回に右からの連打にリング下に落ち、再開後も連打を浴びてレフェリーストップ。2回1分35秒TKO負けし、ジムに34年ぶり4人目となる世界王者の夢を砕かれた。

 小原は右ストレートにふらつき、さらに連打を浴びる。右アッパーに体がロープの間から飛び出し、リング下まで落ちた。王者は勝利のバック転も、小原はコーナーの階段からリングに戻る。試合再開とはなったが、すぐに連打で棒立ちにレフェリーが止めた。

 「ふがいない。あそこまで効いたパンチはデビュー戦以来ない。強かった。リング下に落ちてパニックになった」と完敗を認めるしかなかった。東洋大の1年先輩の村田から「先にベルトを取ってこい」と送り出された海外挑戦。世界的に層が厚く日本人王者は3人だけの階級で、92年平仲以来の獲得に挑んだが、無敗の王者にはね返された。

 3年前にパッキャオの指名でスパーリングパートナーも務めた。その自慢の強打も出せずにデビュー以来の黒星。今後へは「リングの上はすごいいいもの。前向きに考えたい」と話した。

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小原佳太2回TKO負け 連打でリング外転落

<プロボクシング:IBFスーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇モスクワ

 IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、無残に2回TKO負けで世界挑戦に失敗した。

 2度目の防衛戦となった同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)と、指名試合で世界初挑戦。2回に右ストレートからリング外に落ちるダウンを喫し、再開後も連打を浴びるとレフェリーがストップ。2回1分35秒TKO負けを喫した。ジムにとって輪島、三原、友利に次ぐ、34年ぶり4人目の王者誕生は夢に終わった。

 小原は2回に右ストレートを浴びると、ふらつきながら後退した。さらに連打を浴びてロープに持たれるように横倒しになりかけた。そこへ右アッパーをもらうと、ロープの間からエプロンに尻もちをつき、そのままリング下まですべり落ちた。勝ったと思った王者はリングで歓喜のバク転まで披露した。小原はすぐに起き上がってコーナーからリングに上がると試合再開。さらに強烈な連打を食らって、右ストレートでのけ反ったところでレフェリーがストップした。

 トロヤノフスキーは元キックボクサーだった。29歳でボクシングに転向したが、24戦全勝で21KOというパンチ力は強烈だった。小原は東洋大出身でロンドン五輪金メダリスト村田諒太の1学年下。先輩より先に世界王者を目指したが打ち負かされた。10年8月のプロデビュー戦以来の黒星で、16勝(15KO)2敗1分けとなった。

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世界初挑戦の小原佳太、当日計量パスで試合成立

対戦相手のトロヤノフスキーの写真を手に記念撮影をする小原佳太(写真は2016年8月4日)

 IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦の当日計量が、9日朝にモスクワで行われた。リミットは68キロと約4・5キロ(10ポンド)の増量までOKで、世界初挑戦の同級3位小原佳太(29=三迫)は67・5キロでパスした。

 V2戦の同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)は68・2キロでオーバー。2時間の猶予が与えられ、1時間半後に再計量となり、67・6キロでパスして試合成立となった。試合は日本時間10日早朝にゴングとなる。

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小原佳太が今日ロシアでIBF世界戦「自信あり」

世界初挑戦するIBF世界スーパーライト級3位の小原佳太

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、海外奪取で2つの空白を埋める。9日にモスクワで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36)に世界初挑戦する。8日は現地のホテルで前日計量に臨み、小原は63・1キロ、王者は63・4キロとともにリミット以下でパスした。

 14年にジムを引き継いだ三迫貴志会長も世界初挑戦となる。「1歩ずつクリアしてきて待ち望んだ一戦」と期待がこもる。名門ジムも王座獲得は輪島、三原、友利だけ。13人目の挑戦で34年ぶり4人目を狙う。スーパーライト級でも平仲以来4人目へ、24年で空白期間にストップがかかる。

 王者はキックボクサー上がりも24勝21KOの無敗を誇る。小原は「6-4で勝てるが、アウェーなので五分でも自信ありです。人生で一番大きな勝負にすべてをかける」との決意でリングに上がる。

 日本人で海外の敵地で奪取は、過去7人が8回で13年の高山以来になる。ジムからは三原も81年に米ニューヨークで奪取の歴史は心強い。持ち込んだ炊飯器で炊いたジャスミンライスのかゆで、決戦へのエネルギーを補給。あとは東京に残った先代三迫仁志会長に朗報を伝えるだけだ。

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小原佳太モスクワで世界初挑戦「カウンター決める」

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、9月9日にロシアのモスクワで世界初挑戦する。三迫ジムが4日に都内のジムで、王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)のV2戦で指名挑戦を発表した。24勝21KOの無敗王者。小原は「どっちかが倒れる。人生で一番大きな勝負にすべてをかけ、倒してベルトを持って帰ってくる」と決意を披露した。

 アマ2冠で就職したが「何かに集中したい」とプロ入り。B級で黒星デビューも日本、東洋太平洋王者と確実に階段を上り、昨年の挑戦者決定戦は引き分けも決戦にこぎつけた。「打ち合いで瞬発力を生かしてカウンターを決めたい」と話す。1階級上の金メダリスト村田は東洋大の1年先輩。「一番怖く、練習でボコボコにされた」が、ベルトは先につかむつもりだ。

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小原佳太モスクワで世界初挑戦「一番大きな勝負」

公開練習前、対戦相手のトロヤノフスキーの写真を手に記念撮影をする小原(撮影・狩俣裕三)

 IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、9月9日にロシア・モスクワで世界初挑戦する。

 三迫ジムが4日に都内のジムで発表した。王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)のV2戦で指名挑戦者となる。24勝21KOで無敗の王者に「最後はどっちかが倒れる。人生で一番大きな勝負にすべてをかけ、倒してベルトを持って帰ってきます」と宣言した。

 小原は東洋大からプロ入りし、デビュー戦で黒星もその後は16勝(15KO)1分けの無敗でここまできた。日本と東洋太平洋の同級王座は2度ずつ防衛した。6月には恒例の米国キャンプもこなし、現在は国内で出稽古もしながら、相手を想定して練習している。「やりづらく強い相手だが、打ち合い多くなるはず。瞬発力生かしたい」と話す。

 三迫ジムからは09年以来の世界挑戦となる。三迫会長は「1歩ずつここまできた。世界へ出て活躍する第1歩」と期待を込めて話した。

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