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オカダ6年ぶりV、米でホワイトを「ぶっつぶす」

ニュージャパン杯で優勝しテープを浴びるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

オカダ・カズチカ(31)がSANADA(31)との激闘を制し、13年以来2度目の優勝を果たした。新日本初の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG、4月6日)大会では、メインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)に挑戦する。

オカダに歓喜の雨が降り注いだ。新潟出身SANADAコールが起こるアウェー。30分を超え、とどめを刺そうとコーナーに駆け上がるSANADAの足に必死にしがみついた。互いにツームストンパイルドライバーをかけ合い、いったんかわされた後、レインメーカーを発射。さらにもう1発完璧に決め、勝利をもぎとった。マイクを取ると「MSGでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっつぶしてきます! 」と宣言。1月4日東京ドーム大会で敗れた借りを、プロレスの聖地で返す。

試合後、解説席にいた柴田勝頼のもとへ近寄った。ちょうど2年前の17年4月。IWGPヘビー級王者だったオカダは、ニュージャパン杯を制した挑戦者の柴田と両国大会で対戦。オカダが勝利し、試合後柴田は病院に搬送され、硬膜下血腫の重症を負った。以来長期欠場し、現在は新日本ロサンゼルス道場で指導を続ける。その柴田に勝利を報告すると「おめでとう。ニューヨーク行くから」と声をかけられ、目が潤んだ。バックステージで再び柴田について問われると、はなをすすり、流れる涙を何度も拭った。「勝てよ、と言ってくれた。しっかり、柴田さんに送り出してもらったんで」。思いを背負ってニューヨークの舞台に立つ。

昨年6月にIWGPヘビー級のベルトを失って以来、風船を持って入場したり、髪色を赤にしたりと迷走しながらも新しい自分の姿を探してきた。オカダはチャンピオンだった自分を「悪い意味でかっこつけているオカダカズチカだった」と振り返る。泥臭く、石井智宏らCHAOSの仲間も下して勝ち取った優勝で、さらに強さを身につけた。「チャンピオンになって日本に帰ってくる」。満を持して、5度目の戴冠に挑む。

ニュージャパン杯優勝トロフィーを前に記念撮影するオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にリバースネックブリーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

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飯塚高史が引退試合で封印技を解禁 無言美学は貫く

天山(右)を攻める飯塚(撮影・河田真司)

<新日本:飯塚高史引退記念大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

新日本の“怨念坊主”飯塚高史(52)が美学を貫き、無言のまま最後のリングを降りた。

飯塚は86年にデビューして以来、スリーパーホールドを武器とする技巧派として活躍。だが、08年に当時組んでいた「友情タッグ」のパートナー天山を裏切り、ヒールに転向。以来約11年間、丸刈りと長いあごひげ姿で言葉を発しないまま、狂気の戦いを続けてきた。現役最後の試合は6人タッグ戦。同じ鈴木軍の鈴木みのる、タイチと組み、オカダ・カズチカ、矢野通、そして因縁の天山広吉と対戦した。

最後に人間に、元の飯塚に戻ってほしい-。その願いが大飯塚コールとなって、後楽園ホールを包んだ。その声が届いたのか、飯塚はオカダに対し、スリーパーホールドを解禁。オカダがすり抜けたため未遂に終わったが、今度はビクトル膝十字固めで絞め上げた。天山にもスリーパーを仕掛けると、「落とせ」コールが自然発生。勝負は決められなかったが、封印してきた数々の技を繰り出し、会場を沸かせた。

試合前「最後にもう1回もとに戻ってください」と呼びかけた天山は最後まで覚醒の奇跡を信じた。飯塚に馬乗りになり、目を覚ますよう、頬を何度もたたく。さらに飯塚の体に幻の「友情タッグ」Tシャツをのせ、その上からムーンサルトプレスを見舞って、勝利した。その後も飯塚に言葉をかけ続けると飯塚が頭を抱えて苦悩し始めた。

しばらくリングに伏せ苦しみ続けた飯塚は、ふと右手をさし出し、天山と握手。奇跡が起こったかと思われたが、次の瞬間、天山にかみつき、さらにアイアンフィンガーで無情に突き刺した。なりやまない飯塚コールの中、観客席を荒らしながら無言で去った。厳かな10ゴングも、花束贈呈などのセレモニーもなし。異例の引退試合で、現役生活を終えた。

タッグ再結成がかなわなかった天山は「あの人の気持ちが動いていたのは分かった。もう1回夢を見たかった」と悔しがりつつも、「生きざまを思う存分に見せてもらいました」と飯塚をたたえた。【高場泉穂】

天山(左)にアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを放つ飯塚(右)(撮影・河田真司)
天山(右)にパイプいすを向ける飯塚(撮影・河田真司)

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ベルトランに敗北の岡田博喜が現役続行、現地は評価

米国から帰国したボクシングWBO世界スーパーライト級2位岡田博喜と長女の夕喜ちゃん

WBO世界スーパーライト級2位で米トップランク社と契約する岡田博喜(29=角海老宝石)が13日、プロ初黒星を喫した米2戦目を終え成田空港に帰国し、現役続行する意向を明かした。

10日に米カリフォルニア州フレズノで前WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)と対戦。9回TKO負けしたが、2回に相手の膝を崩れさせるなど力を見せた。最後にくらった右フックで耳から流血し、試合後に病院でチェックを受けたが異常はなし。顔も多少の傷が残るだけで、ダメージはない。ベルトランと「キャリアーの差があった」と認めた上で「(試合中)勝てるな、と思いました。悔しいですよ」。負けたが自信は揺るがなかった。「今回手が届かないと感じたら、若くはないので辞めようと思っていましたが、やります」。引き続き、世界挑戦に向け現役を続けるとした。

世界的に層の厚い中量級で、しかも知名度のあるベルトラン相手に好戦したことは大きい。現地で観戦した妻愛夕さんは「試合中携帯で名前を検索してくれている人がたくさんいました。試合後も、知らないファンの人たちから『良かったと伝えてくれ』『オカダは絶対戻ってくる』など、声をかけてもらいました」と話した。

岡田は次戦について「トップランク社次第じゃないですか。日本で試合をするのは引退試合。契約をした時点から試合は海外でやるものと考えている」と話す。しばらく休養を取り、再始動する。

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オカダ、内藤でもない…新星ホワイト金星で王座強奪

IWGPヘビー級新チャンピオンとなりベルトを掲げるジェイ・ホワイト(撮影・宮崎幸一)

<新日本:プロレス大阪大会>◇11日◇エディオンアリーナ大阪

ジェイ・ホワイト(26)が初挑戦でIWGPヘビー級王座の強奪に成功した。

王者棚橋弘至(42)をブレードランナー(顔面砕き)で仕留め、30分を超える死闘を制した。7年前にオカダ・カズチカが棚橋を破り初戴冠した“レインメーカーショック”と同会場、冬の大阪で起きた王者交代劇。プロレス歴わずか5年5カ月の超新星の大金星で新日本に激震が走った。

ホワイトは一瞬を待っていた。試合時間30分超。コーナーポストからハイフライフローを狙った棚橋を受け止め、カウンターのように必殺ブレードランナーを決めた。電撃の3カウント。王者交代劇と思えぬ静寂が場内を支配すると、ホワイトはマイクでファンに罵声を浴びせた。

「俺は2年半前、大阪城ホール(の壮行試合)で“大阪はきっと俺のホームになる”と思ったけど、もうそうじゃない。おまえたちは俺のファミリーじゃねえ!」。17年11月に約1年半の米国武者修行から「切り裂きジャック」の異名で凱旋(がいせん)。ニュージーランドで生まれ、英国でデビュー。プロレス歴5年5カ月と思えぬヒールが、時代を切り裂いた。

死闘だった。棚橋の右膝を痛めつけたが、逆に低空のドラゴンスクリューを何度も両膝に食った。そんな窮地を186センチ、100キロのジュニアヘビー戦士のような体で脱した。7年前にオカダに敗れ、初戴冠を許した同じ舞台で苦杯をなめた棚橋は試合後、廊下で大の字になり「…もう無理…」とうめいた。ホワイトは愛称のスイッチ・ブレード(バタフライナイフ)らしく、冷たく棚橋を葬った。

「スイッチ・ブレードショーを見たか? プロレスを始めて6年、ニュージャパンに来て4年で最高の栄誉だ。オカダも倒した。棚橋も倒した。俺こそが真のチャンプ。俺は天才だ」。「26歳4カ月」のIWGPヘビー級王座奪取は、中邑真輔(23歳9カ月)オカダ(24歳3カ月)に次ぐ史上3位の年少記録。棚橋でもオカダでも内藤でもない。ホワイトの時代が始まった。【加藤裕一】

ジェイ・ホワイト(後方)はブレードランナーから片エビ固めで棚橋を下しIWGPヘビー級新チャンピオンとなる(撮影・宮崎幸一)
ジェイ・ホワイト(左)は棚橋を下しIWGPヘビー級新チャンピオンとなる(撮影・宮崎幸一)

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棚橋がオカダと初タッグも敗戦「次は必ず耐える」

スタッフに支えられながら会場を後にする棚橋弘至(撮影・佐藤翔太)

<新日本:札幌大会>◇2日◇札幌・北海きたえーる

第67代IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(42)が、オカダ・カズチカ(31)と初めてコンビを組んだが、ジェイ・ホワイト(26)、バッドラック・ファレ(37)組に敗れた。

ツープラトンでのブレーンバスターなどで好連係を見せたが、最後はホワイトの裏足四の字固めに、棚橋がギブアップ。棚橋は「右膝をまき餌にしておいたら、魚は掛かったが、思ったより小物だった」と振り返った。

棚橋とホワイトは11日大阪大会でのヘビー級タイトルマッチで対戦する。前哨戦で敗れた棚橋だが「今日は我慢ができなかったが。次は必ず耐えてみせる。ファンの信頼は裏切らねえ」と大阪での雪辱を誓った。

ホワイトは「最後の技の名前は、タナハシタップアウトでTTOだ。俺が真の王者だ」と威勢良かった。

敗北し悔しがる棚橋弘至(撮影・佐藤翔太)

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棚橋にホワイトが宣戦布告「これからは俺の時代だ」

棚橋(手前)の前でチャンピオンベルトを肩にかけかがみ込むジェイ・ホワイト(撮影・河田真司)

<新日本プロレス>◇5日◇後楽園ホール

前日4日の東京ドーム大会で4年ぶりにIWGPヘビー級王者に返り咲いた棚橋弘至(42)に、同日オカダ・カズチカ(31)を破ったジェイ・ホワイト(26)が宣戦布告した。大熱戦となった1・4から一夜明け、今年最初の後楽園大会のメインで棚橋、オカダ、YOSHI-HASHI(36)組とバッドラック・ファレ(36)、ホワイト、外道(49)組が対戦。ホワイトが左肩負傷から3カ月ぶりに復帰したYOSHI-HASHIをブレードランナーでKOした。

ホワイトはリング上でマイクを持ち、退場しようとする棚橋に「これからは俺の時代だ。お前は歩けない状態じゃないか。ベルトを奪うのはたやすいことだ」と挑発。リングに戻った棚橋を外道が背後から急襲。オカダの助けもむなしく3人が棚橋を袋だたきに。最後はホワイトが再びブレードランナーを浴びせた。

肩を担がれながら現れた棚橋は「やっぱこういう世界だよね。4年ぶりにチャンピオンになったらまた狙われる」と息も絶え絶え。壁にもたれかかった。「1回ダメージを抜いて、全国の皆さん、棚橋とIWGPを待っていてください」。王者は足をひきずりながら、最後は笑顔で控室へ消えた。【高場泉穂】

激しい攻防戦を繰り広げるジェイ・ホワイト(左)と棚橋(撮影・河田真司)

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王者復帰の棚橋「こういう世界」ホワイト宣戦布告に

激しい攻防戦を繰り広げるジェイ・ホワイト(左)と棚橋(撮影・河田真司)

<新日本:後楽園大会>◇5日◇後楽園ホール

4日東京ドーム大会で4年ぶりのIWGPヘビー級王者に返り咲いた棚橋弘至(42)に、オカダ・カズチカ(31)を破ったジェイ・ホワイト(26)が宣戦布告した。

今年最初の後楽園大会のメインで棚橋、オカダ、YOSHI-HASHI(36)組とホワイト、バッドラック・ファレ(36)、外道(49)組が対戦。ホワイトが、左肩負傷から3カ月ぶりに復帰したYOSHI-HASHIをブレードランナーでKOした。

ホワイトはリング上でマイクを持ち、退場しようとする棚橋に向かって「これからは俺の時代だ。お前は歩けない状態じゃないか。ベルトを奪うのはたやすいことだ」と挑発。たまらずリングに戻った棚橋を外道が背後から急襲。オカダの助けもむなしく、3人で棚橋を袋だたきにし、最後はホワイトが再びブレードランナーを浴びせると大ブーイングが起こった。

肩を担がれながらインタビューゾーンに現れた棚橋は「疲れた。やっぱこういう世界だよね…。4年ぶりにチャンピオンになったら、また狙われる」と息絶え絶えに壁にもたれかかった。「1回ダメージを抜いて、19年はこのベルトとともに日本を2周ぐらいする。全国のみなさん、棚橋とIWGPを楽しみに待っていてください」と足をひきずりながら、笑顔で控室へ消えた。

棚橋(左)の腰にベルトを乗せ、眺めるジェイ・ホワイト(右)(撮影・河田真司)

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ホワイト「オカダの時代は終わった」外道と高笑い

ホワイト(右)にハーフネルソンスープレックスを食らうオカダ(撮影・林敏行)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

レインメーカーが屈辱的な敗戦を味わった。前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が、スペシャルシングル戦で因縁の相手ジェイ・ホワイト(26)に屈した。

約14分間でオカダを下したホワイトは「オカダの時代は終わった。これからはオレの時代だ」と勝ち誇った。1・4東京ドーム大会では30分以上の試合を続けてきたレインメーカーを短時間で撃破したことで「CHAOSのリーダーを簡単に倒したことを覚えておいた方がいい。今オレの腰にベルトがない。メインイベントの勝者に挑戦するつもりだ」とセコンド外道とともに高笑いしていた。

オカダ対ホワイト オカダに勝利しポーズを決めるホワイト(右)と外道(撮影・滝沢徹郎)

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どうなるオカダ-棚橋黄金タッグ「距離感に緊張感」

新日本プロレス主な選手の相関図

18年の新日本プロレスで最も衝撃的な出来事の1つが、オカダに対する外道とジェイ・ホワイトの裏切りだった。本隊と敵対して09年に結成されたのが「CHAOS(ケイオス)」。そこにオカダを引き入れ、6年間マネジャーとして「レインメーカー」を育ててきたのが外道。ところが、9月23日神戸大会のリングでオカダをパイプイスで急襲。1月に加入したばかりのホワイトと結託し、バレットクラブへ移った。

この影響で実現したのが、オカダ、棚橋のチームを超えた黄金タッグだった。ライバル関係にあった2人は、10月の2大会で互いのピンチを助け合い、握手。11月29、30日の後楽園ホールでバレットクラブ勢とタッグマッチに臨むも、いずれもぎこちない連係に終わり、敗れた。オカダいわく「今まで散々戦ってきたので、距離感に緊張感がある。それが悪い方向にいった」。今後2人のタッグがどうなるかは未定だ。

10月には、内藤率いる人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(スペイン語で日本の制御不能なやつら)」に鷹木信悟が加入した。7月に高橋ヒロムが首を負傷し、戦線離脱中だが、内藤は「19年はヒロムが復帰して6人で活動する」と話している。

18年11月29日、初のタッグを組むオカダ・カズチカ(後方中央)と棚橋(後方左)、手前はジェイ・ホワイト

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オカダが負けた!急所攻撃されずに15分でフォール

スペシャルシングルマッチ60分1本 ジェイ・ホワイトの攻撃を受けるオカダ・カズチカ(撮影・林敏行)

<プロレス:新日本東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、因縁深まるジェイ・ホワイトに敗れた。スペシャルシングル戦で、敵セコンド外道の介入や急所攻撃などがないまま、ブレードランナーを浴びて15分18秒、フォール負けを喫した。

お互いに得意技を繰り出そうと決定機を狙う展開にもつれ込むと、オカダがレインメーカーを止められた。そのまま強引に上半身を抱えられると、ホワイトの必殺技でマットに沈められた。試合後はヤングライオンの辻、上村の肩を借りながらの苦しい表情のまま無言で退場した。IWGPヘビー級王座最多防衛記録(12回)保持者が、屈辱的な黒星を味わった。

昨年6月、720日間保持した同王座から陥落後、オカダは同7月のG1クライマックス開幕直前まで沈黙を貫いた。「(米国から)凱旋(がいせん)した時の気持ちを戻したかった」。髪色は金色から11年当時の赤色に戻した。入場時に着用していたガウンを脱ぎ、黄色い風船を持ってTシャツ姿で入場した。

「クールなオカダ・カズチカに疲れたというか。『何やってんだろう』でいいんですよ。チャンピオンのまま、今だにやっていたら何も変わらない。もっと低いところにいたと思う。自由にやって、お客さんの中に?マークをどんどん増やしていきたい」。

強いだけでなく、面白さや軽さも感じさせるイメージチェンジを図った。8月のG1クライマックス最終日にコンビ解消したばかりの外道が9月に裏切り、一緒にバレットクラブ入りしたのがホワイト。新生バレットクラブを率いる新リーダー撃退のため、棚橋弘至ともタッグを組んだ。強さだけでない、新しいオカダ像を提供してきた。年が明けた大舞台は再び金髪に戻し、コスチュームも1年ぶりにパンタロンから従来のショートタイツに。ホワイト戦に臨む決意の現れだった。

プロ野球巨人を自らに重ね、オカダは「巨人がずっと勝って、という時代もあれば負けちゃう時代もある。それと一緒。常に勝つ、というのがボクのイメージだと思う」と19年に向けた意気込みを口にしていた。しかし最大の祭典でまさかの黒星…。ホワイトに3カウントを許してしまった。オカダが再びベルトを巻くシーンは、また少し先伸ばしになってしまった。

ジェイ・ホワイトに敗れ自力で歩けず肩を担がれ退場するオカダ(撮影・中島郁夫)

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柴田勝頼がテキサス3大会に特別ゲストで来場

柴田勝頼

新日本プロレスと業務提携する米団体ROHは、元新日本のNEVER無差別級王者・柴田勝頼(39)が今月のROHテキサス3大会に特別ゲストとして来場すると発表した。

柴田は24日のダラス、25日のヒューストン、26日のサンアントニオの3連続大会に招かれる。リング上でのあいさつ、ファンへのサイン会、撮影会などで新日本とROHをつなぐ大使としてファンとの交流を深めるという。

ROHは「柴田は以前、ROHに参戦した新日本のベストレスラーでレジェンドだ。今回3連戦に来場する。みなさん、今回のチャンスをお見逃しなく」と大々的にアピールしている。

柴田は昨年4月のオカダ選後に負傷し、長期欠場。昨年3月、新日本ロサンゼルス道場のヘッドコーチに就任し、復帰を目指している。柴田人気は世界中であり、テキサス見参はファンの注目の的となりそうだ。(デーブ・レイブル通信員)

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オカダ16年レインメーカー3連発で悲願/ドーム連載

「1・4」への思いを語ったオカダ・カズチカ(撮影・滝沢徹郎)

<俺の平成ベスト1・4(1)>

日本プロレス界の最大級のイベント、新日本プロレスの1月4日の東京ドーム大会「レッスル・キングダム」まであと10日とせまった。平成最後の記念すべき一戦を前に「俺の平成ベスト1・4」と題し、注目カードに登場する4選手に平成時代の1・4ベストバウトを挙げてもらった。第1回は“レインメーカー”オカダ・カズチカ(31)。選んだのは、悲願の勝利をつかんだ試合だった。

正月の風物詩となった東京ドームでの「1・4」が始まったのは1992年(平4)。27年分の日刊スポーツ紙面に目を通しながら、オカダは「新日本に入ってからしか記憶がないんですよね…」と申し訳なさそうに語った。07年に新日本入りし、初めて東京ドームを経験したのは08年。セコンドとして雑用をしながら見た風景は今でも脳裏に刻まれている。「(メインの)中邑対棚橋戦は印象に残っています。こんな場所でプロレスやるんだ、というのと、お客さん全然入っていないな、というのと。『ここを超満員にしたい』と思いましたね」。

その後、米国修行を経て11年12月に戻ってきたオカダは客を呼び、金の雨を降らせる“レインメーカー”として1・4に欠かせない存在となる。これまでのメインは13、15~18年の5度。その中でベストに挙げたのが初勝利した16年の棚橋戦だ。「13年、15年と棚さんに勝てなくて、やっと勝てたことで、『先頭に立った』と思うことができた」。既にベルトも、プロレス大賞MVPもとっていたが、「ドームのメインの勝者は、1年で1回、1人しかいない」。成功を実感した瞬間だった。

今年6月、オカダはケニー・オメガに敗れ、2年間守り続けたIWGPヘビー級のベルトを失った。来年の1・4は5年ぶりにメインから外れ、後ろから3番目のノンタイトルでジェイ・ホワイトと戦う。「悔しいのは、悔しいっす」。だが、今の状況に意味も感じている。無冠の半年間は登場時に豪華なガウンではなくTシャツを着用し、風船を持つなど、クールで格好いいイメージを自ら崩した。「チャンピオンだからこうしなきゃだめ、というのを壊して、遊んで。楽しかったです」。

ただ、ファンが再び強いオカダを求めているのも肌で感じている。「ジェイの勢いをしっかり止めたい。やっぱりオカダじゃないと、という空気にしたい」。平成の最後にどんな姿を見せてくれるのか。「楽しみにしててください」と不敵に笑った。【高場泉穂】

◆16年1月4日IWGPヘビー級選手権 オカダ・カズチカ(王者)対棚橋弘至 オカダが13、15年とメインで同タイトルをかけて敗れた棚橋に36分1秒で勝利。最後はレインメーカー3連発を見舞い、2度目の防衛に成功した。勝因について「俺が新日本を上に持っていくという気持ちじゃないかな」と語った。

16年1月、「1・4」東京ドーム大会IWGPヘビー級選手権 レインメーカー3連発で棚橋弘至(左)を沈めてIWGPヘビー級王者を防衛したオカダ・カズチカ
16年1月、「1・4」東京ドーム大会IWGPヘビー級選手権試合で棚橋弘至に勝利し、ベルトを巻き、ポーズを決めるオカダ・カズチカ

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棚橋弘至MVP「元号またいで」2年連続受賞宣言

MVPを受賞しポーズする棚橋(撮影・鈴木正人)

東京スポーツ新聞社制定18年度プロレス大賞の選考が12日に都内で行われ、新日本の棚橋弘至(42)が4年ぶり4度目のMVPに選ばれた。

リング内外でプロレス界を盛り上げた功績が評価され「今までの中で一番うれしい」と感慨ひとしお。平成最後の勲章と受賞回数歴代2位タイに満足せず、「元号をまたいで1発目もとる」と自身初の2年連続受賞を宣言した。

棚橋が記念すべき平成最後のMVPに輝いた。8月のG1クライマックスで3年ぶり3度目の優勝を果たし、完全復活をアピール。9月には映画「パパはわるものチャンピオン」で主演。NHK「クローズアップ現代+」、TBS「情熱大陸」など人気番組への出演で自身の知名度を上げるのみならず、プロレスの魅力を広く社会に伝えた。充実の1年を評価されての4度目の受賞に「今までの中で1番うれしいです」としみじみと喜んだ。

「クソ有名になります」。06年以降、リング上で言い続けてきた願いが「成就した年だった」。棚橋が思い描くのは、昭和のプロレス黄金期の風景だ。お茶の間で試合がテレビ中継され、老若男女がプロレスラーの名前を知り、近くに興行に来れば喜々として試合を見に行く-。そんな風景を再びつくるため、「自分が有名になればいいんじゃん」とずっと自らを鼓舞してきた。「道半ばですけど」と謙遜しながらも、その努力が開花した1年を満足そうに振り返った。

4度目の受賞は天龍源一郎、武藤敬司と並ぶ歴代2位タイ。「すごいとこ、入ってきましたね」と笑いながらさらなる野望も口にした。オカダ、内藤ら過去5人が達成している2年連続受賞はまだなし。「元号をまたいで、新しい元号の1発目をとれれば2年連続もできる。19年はのっけからとりに行きます」。“100年に1人の逸材”の名にふさわしく、史上初の元号またぎの連続受賞を狙うつもりだ。

来年1月4日のメインでIWGP王者オメガに挑む。「(ベルトを)巻いたら、新しい扉が開かれるような気がする」。年明け1発目の勝利で太陽がまた昇る。【高場泉穂】

以下、各賞

▽最優秀選手賞(MVP) 棚橋弘至(新日本プロレス)

▽年間最高試合(ベストバウト) ケニー・オメガ対オカダ・カズチカ(6月9日、新日本プロレス大阪城ホール大会、IWGPヘビー級3本勝負)

▽最優秀タッグチーム賞 諏訪魔(全日本プロレス)、石川修司(フリー)

▽殊勲賞 丸藤正道(プロレスリング・ノア)

▽技能賞 内藤哲也(新日本プロレス)

▽新人賞 林下詩美(スターダム)

▽女子プロレス大賞 藤本つかさ(アイスリボン)

▽レスリング特別表彰 ブダペスト世界選手権金メダリスト須崎優衣、奥野春菜、向田真優、川井梨紗子、乙黒拓斗

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棚橋&オカダ、ツープラトン披露も2日連続返り討ち

オカダ・カズチカ(左)と棚橋弘至(2018年5月3日撮影)

<新日本:後楽園大会>◇11月30日◇後楽園ホール

新日本プロレスは後楽園大会を行い、夢タッグが2試合目も黒星を喫した。

長く好敵手だった棚橋弘至とオカダ・カズチカが前日の初タッグに続きコンビを結成し、KUSHIDA、ロメロを交えた8人タッグ戦で、ホワイト、ファレ、石森、外道組と対戦したが、ロメロが石森に沈められて敗戦。試合後には前日に続き、ホワイトの必殺ブレードランナーでオカダがKOされた。試合ではツープラトンのブレーンバスターも披露したが、白星どころか2日連続の返り討ちにあった。

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棚橋・オカダ初コンビ勝利ならず…まさかの失神共演

試合に敗れリングに沈むオカダ(左)と棚橋(撮影・横山健太)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇観衆1732人(札止め)

逸材とレインメーカーの初合体が、まさかの“失神共演”に終わった。

IWGPヘビー級王座を巡る紆余(うよ)曲折などでライバル関係にあった両雄、棚橋弘至とオカダ・カズチカが初タッグと結成。KUSHIDAを交えた6人タッグ戦で、ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、石森太二組と激突した。

開始直後の2人でのエルボーアタック、ドラゴンスクリューの共演などで場内を沸かしたが、試合はKUSHIDAが石森に3カウントを奪われた後、2人ともホワイトの必殺ブレードランナーの餌食になってリングに横たわった。

対角線で死闘を繰り広げてきた2人は、9月以降に互いを救済する場面があり、急速に接近した。この日が初コンビだったが、まさかの失態に。オカダは若手に肩を支えられて無言、棚橋は「もっと華々しくいきたかったね…」と無念さをにじませた。

初のタッグを組むオカダ・カズチカ(後方中央)と棚橋(後方左)。後方右はKUSHIDA。手前はジェイ・ホワイト(撮影・横山健太)

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棚橋&オカダ歴史的タッグが実現、11・29後楽園

18年10月17日、バレットクラブに襲撃されていたオカダ・カズチカ(右)を救出した棚橋

「逸材」×「レインメーカー」=? ついに試合で歴史的タッグが実現することになった。新日本プロレスは8日、11月29日の後楽園大会で、棚橋弘至とオカダ・カズチカが手を組み、KUSHIDAとユニットを越えたトリオを結成。ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、石森太二との6人タッグ戦を行うと発表した。

この大会以降のシリーズ後半戦でも、本隊とCHAOSの“共闘”が組まれており、名勝負を繰り広げてきた両雄の共演が全国規模で見られることになる。

発端となったのは10月8日の両国大会だった。来年1月4日の東京ドーム大会のメイン、IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦で、保持者の棚橋が挑戦者のホワイトを破ったが、敗戦に納得のいかないホワイトが、棚橋にブレードランナーを狙うと、そこに駆けつけて救出したのがオカダだった。

10月17日の後楽園大会では、逆にオカダが試合後にホワイトに攻撃を受けているところに、棚橋が登場して窮地を救った。さらに、10月27日の後楽園大会でも、オカダのピンチに棚橋が2度目の救出をはかると、2人がタマ・トンガにダブルバックエルボーの合体攻撃で蹴散らした。直後にリング上で棚橋が握手の手を差し出し、オカダも手を握り替えしたことで、タッグ結成の可能性が急浮上。棚橋が「プロレスはさあ、裏切りだけじゃないから」と意味深に言い、オカダは「あの握手の意味は、“友達”。棚橋さんに初めて友達ができたんじゃないかなと思います。でもね、別にこれで、タッグを組むわけではない」とタッグ結成には否定的な姿勢だったが、急展開で事態は動くことになった。

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オカダ「棚橋さんに初めて友達が」初の合体技に感謝

棚橋(左)とオカダはリング上からホワイトをけん制する

<新日本:後楽園大会>◇27日◇後楽園ホール

新日本プロレスが27日に行った後楽園大会で、団体の躍進を支えてきた2大エース、棚橋弘至(41)とオカダ・カズチカ(30)が“初合体”した。

10人タッグ戦終了後に、ホワイトらから集団攻撃を食らうオカダを棚橋が救出。トンガをロープに振って2人でエルボーを食らわせた。ファンが沸きに沸く中、2人が向かい合い、棚橋が手を差し出すと、しばしの時間を置いてオカダがその手を握りかえした。

12年にオカダが海外遠征から帰国後、数々の名勝負で歴史を刻んできた。8日の両国大会では棚橋をオカダが救出し、その後はオカダを棚橋が助ける場面があったが、明確な合体技は初。「自分でもどうなるか分からない。プロレスは裏切りだけじゃない」と棚橋が言えば、「棚橋さんに初めて友達ができたんじゃないか。これでタッグを組むわけではない。助けてもらったことは、ありがとう」とオカダ。今後の展開が大注目となった。

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棚橋とオカダが“初合体”敵対関係続いた両雄が握手

棚橋(右)とオカダはリング上からホワイトをけん制する(撮影・阿部健吾)

<新日本:後楽園大会>◇27日◇後楽園ホール

数々の名勝負を繰り広げてきた棚橋弘至(41)とオカダ・カズチカ(30)が“初合体”した。

10人タッグ戦終了後に、ジェイ・ホワイトらから集団攻撃を食らうオカダの元に、勢いよく駆けつけたのは棚橋。「バレット・クラブ」の面々を蹴散らすと、トンガをロープに振って2人でエルボーを食らわせた。2人の因縁を知るファンが沸きに沸くなかで、リング上に残った2人が向かい合う。何か言葉を発した棚橋が手を差し出すと、しばしの時間を置いてオカダがその手を握りかえし、がっちり握手を交わした。

12年にオカダがレインメーカーとして凱旋(がいせん)帰国後は、敵対関係が続いた両雄。8日の両国大会では棚橋をオカダが救出し、その後はオカダを棚橋が助ける場面があったが、合体技を仕掛け、握手までしたのは初めてだった。「自分でもどうなるか分からない。プロレスは裏切りだけじゃないから」と棚橋が言えば、「握手の意味は、友達。棚橋さんに初めて友達ができたんじゃないかと思います。これでタッグを組むわけじゃない。今回助けてもらったことに関しては、ありがとうございます。ただなあ、俺は向かっているところがある。棚橋さんだってそうでしょ。ケニーを倒そうとしてるんでしょ。俺もね、今、かわいい後輩を1人、かわいがってやらなきゃいけないから。まあ、何があるか分かんないよ、プロレスは」とオカダ。今後の展開が大注目となった。

初合体を果たした棚橋(右)とオカダ(撮影・阿部健吾)

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オカダ・カズチカ襲撃されるも棚橋弘至に救われる

棚橋に救出を受けたオカダ・カズチカは意味深発言

<新日本:後楽園大会>◇17日◇後楽園ホール

CHAOS所属の前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、本隊所属で次期IWGP挑戦者の棚橋弘至に救出された。

ジェイ・ホワイトらバレットクラブ軍とCHAOS軍による8人タッグ戦に出場。敵セコンドの外道に殴られ、反則勝ちしたオカダは試合終了後もホワイト、外道の襲撃を受けた。

すると突然、リングには棚橋の姿が。場外へと退散したホワイトを見送った棚橋から熱視線を送られたオカダだが、即座に退場。「また話すわ、くそ」と意味深発言で控室に消えた。

一方の棚橋は8日の両国大会でホワイトらに襲撃された際、オカダに助けられたことを挙げ「なんだろう。借りを残したくなかったから」と説明していた。

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棚橋弘至「業界に友だちはいらない」飯伏組に勝利

<新日本:後楽園大会>◇16日◇後楽園ホール◇観衆1632人(満員)

1・4東京ドーム大会で、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガに挑戦する棚橋弘至が、6人タッグで飯伏幸太組に勝利した。飯伏と激しい戦いを演じ、最後はチェーズ・オーエンズをハイフライフローで沈めた。

オカダとの戦いで、挑戦権利証を守り、すでに1・4東京ドーム行きを決めていたが、この日もあえて権利証の入ったスーツケースを持って登場。棚橋は「もう、1・4東京ドームは決まっているから、本当は必要ないが、あえて持ってアピールする。オレが持っていた方が、あれっ? 何? ってなるから」と本意を説明した。さらに「いろいろ言いたいことはあるけど、一番いいたいことは、オレはプロレスラーである限り、この業界に友だちはいらない。同じ志を持った仲間はいっぱいいる。でも、オレが知っているレスラーは、みんな1番になりたいやつらばかりだから」と意味深な発言をした。

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