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オカダ咆吼「乗りに乗っている」新技でバレット屈服

オーエンズ(中央)をマネークリップで絞めあげるオカダ(左)(提供:新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)が気合十分のマネークリップでギブアップを奪い、リングで仁王立ちした。

第2試合で、矢野通(42)、石井智宏(45)と組み、チェーズ・オーエンズ(30)、ジェイ・ホワイト(28)、EVIL組との6人タッグ戦に臨んだ。オーエンズとの対決となったオカダはエルボー連だからフロントハイキックで攻め込むと、終盤にはジャンピングニーからのジュエルヘイストを狙ってきたオーエンズをマネークリップで捕獲。気合の雄たけびをあげながら絞めあげ、ギブアップを奪ってみせた。

27日のCASTLE ATTACK第1日では、オカダがEVILとのシングル戦を制し「そろそろ、IWGPの戦いにいっていいよね」と王座戦線へのカムバックに意欲をみせた。大阪城ホールで2日連続のバレットクラブ撃破を成し遂げ、レインメーカーはさらに勢いづいた。オカダは「昨日の試合ダメージもあり、コンディションはいいとは言えないけど、そういう状況で一本を取ることができたので、オカダ・カズチカ、乗りに乗っているということなんじゃないかな」と満足顔。春のニュージャパン杯制覇、IWGP王座挑戦への青写真を描いていた。

タッグ戦に勝利した左から石井、1人おいてオカダ、矢野(C)新日本プロレス

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オカダがEVIL撃破、スッキリしてIWGP狙いへ

EVILをマネークリップで絞め上げるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)がEVILとの因縁対決を制した。オカダは昨年7月、NEW JAPAN CUP決勝でEVILに敗れた。以後、シングル戦を要求してきたが実現せず。ようやくかなった一戦だった。

気持ちをこめた激戦。最後は必殺技のレインメーカーを繰り出し、EVILを撃破した。試合後はマイクをたたいて三三七拍子からの「オオサカジョー!」の絶叫。「すごい個人的なことを言わせてもらえると、スッキリしました。(EVILが所属の)バレットクラブとのくそみたいな戦いをみなさんにお見せして申し訳ない」と言った。

スッキリした先の目標には、IWGPヘビー級のベルトを明確に掲げた。「IWGPの戦いに行っていいですよね。でも大人の世界、正しくいかないといけない。まずNEW JAPAN CUPを制してIWGPの戦いに行きたいと思います」と宣言した。

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オカダ完勝も満足せず「必ずボコボコにしてやる」

新日本後楽園大会 EVILに蹴りを見舞うオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

オカダ・カズチカ(33)が、27日大阪大会で対戦するEVILとの前哨戦で、ようやく納得の勝利をおさめた。自身がEVILを押さえ付けている間に、パートナーのSHOがディック東郷を腕ひしぎ逆十字固めでギブアップさせた。オカダ自身も宣言通りのツームストンパイルドライバーを浴びせるなど完勝に「今まで散々やってくれたね。言ったでしょ、ツームストンでどんどん突き刺すって」とあざ笑った。

前日の試合後「どれだけ乱入してきてもいい」と相手を挑発。ところが、普段ならセコンドで邪魔をする東郷は対戦相手だったため、邪魔者は現れず。いつもより“少ない”相手にしっかり勝利したオカダは「お客さんもずっと我慢してきたと思う。27日オカダ対EVIL見てもらえば、かなりスッキリする」と語った。

1月中旬から約1カ月続いている前哨戦。前シリーズではオカダがシングルマッチを要求するも対戦は実現せず、ストレスがたまるばかりだった。その怒りが11日広島大会で爆発。場外カウントでの失格後、EVILに襲いかかり「かかってこい、この野郎」と珍しく激高し、そのままシングルマッチに突入。東郷の乱入により反則勝ちとなったが、めった打ちにされた。今シリーズでも、ゴング前にどちらかが仕掛け、試合後には乱闘が起こるなど抗争は激化していた。

納得の勝利だが、満足はしていない。「今日勝っただけで『スッキリした』なんて言わない。このまま終わるわけないよね? 必ずボコボコにしてやる」。怒りが収まるまで、EVILを痛めつける。【松熊洋介】

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オカダとEVILが突発的シングル戦も 遺恨深まる

新日本広島大会 セコンドに止められながらも花道のEVILを追い掛けるオカダ・カズチカ。右は矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス広島大会>◇11日◇広島サンプラザホール

オカダ・カズチカ(33)とEVILのシングルマッチが異例の形で実現した。オカダは矢野と、EVILはディック東郷とのペアで対戦したが、開始早々オカダとEVILが場外で殴り合い、わずか1分で20カウントをコールされ、引き分け。

怒りの収まらないオカダは花道を去るEVILをパイプ椅子で殴り「ビビってんのかこの野郎。かかってこい。いつまでもスカしてんじゃねえぞ」とほえた。この挑発にEVILも乗り、レフェリーによる話し合い後、まさかのシングルマッチで再開した。

オカダは、前哨戦のたびにシングルマッチを要求してきた。他選手の要望は聞き入れるが、自身のカードはなかなか組んでくれない会社に「言ったことは何でもやってくれるのが新日本プロレスじゃねーのか。さっさと組め!」と不満を漏らすこともあった。

ようやく実現した対決だったが、途中ディック東郷の乱入で試合を止められ、わずか5分でオカダの反則勝ち。またしても消化不良となった戦いに、試合後も怒り収まらなかった。逃げ出したEVILは敗れたにもかかわらず「これが現実だ。バカ野郎」と吐き捨てるように言ってリングを去った。これも作戦なのか、決着が付くどころか、2人の遺恨はさらに深まってしまった。

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石井智宏が因縁ホワイトを襲撃「ケンカ買ってやる」

新日本後楽園大会 場外でジェイ・ホワイト(左)の髪をつかむ石井智宏。後方はオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇3日◇東京・後楽園ホール

石井智宏(45)が、矢野通、オカダ・カズチカと6人タッグマッチに出場し、ジェイ・ホワイト、高橋裕二郎、EVIL組に勝利した。

石井は、1日の試合後、突如乱入したホワイトに襲撃され、さらに2日は、イリミネーションマッチで場外に落とされ、失格にされた。1日立っても怒りが収まらず、開始のゴングを待たずに、ターゲットめがけて一直線に襲いかかった。

逃げ回るホワイトを場外まで追い掛け、殴りかかった。それでもマッチアップでスカされるシーンもあり、強烈なダメージ与えることはできず。フラストレーションは溜まり、バックステージでも、引きずり回した。「小僧、ずいぶん長い間逃げ回ったな。(5日、IWGP2冠戦で飯伏に敗れた)たった1回の失敗で現実から目を背いて逃亡か」。普段から多くを語らない男に火が付いた。

後藤、YOSHI-HASHIとともに、NEVER6人タッグのベルトを保持するが、2日の試合後、ホワイト、ロア、トンガ組からの挑戦を受けた。受けて立つ意志を見せ、11日広島大会での対戦が決定。この日はTV解説をしていた後藤も、試合後ホワイトに襲いかかるなど、すでに怒りは最高潮に達していた。

後藤に椅子で殴打されたホワイトも感情を抑えることができない。「なぜ、石井や後藤が俺を襲撃しても誰も止めないんだ。場外乱闘は禁止されているのに…。もし、立場が逆で、俺が同じようにやったら大問題になるだろ」と会社への不満をぶちまけた。

石井は11日の決戦に向け「(ベルト)取りに来いよ。お前のケンカ買ってやる」と挑発した。逃げず、目をそらさず、常に真っ向勝負でぶつかる男が、リング上で因縁の相手を沈め、黙らせる。

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オカダがオスプレイを35分死闘で倒す 意地の応酬

ウィル・オスプレイ(左から3人目)を破り、ポーズを決めるオカダ・カズチカ(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

オカダ・カズチカ(33)が35分を超える激闘の末、ウィル・オスプレイ(27)との因縁対決を制した。序盤から場外に戦いの場を移した。

オスプレイのブレーンバスターを浴びて机にたたきつけられたオカダが意識を飛ばせば、オスプレイもオカダのマネークリップで失神寸前に陥るなど、意地と死力を尽くした戦いが続いた。

30分過ぎからはリング内での大技の応酬が続いた。オカダは自らの得意技でもある墓石式脳天くい打ちとレインメーカーを連続で浴びて窮地に陥ったが、カウント2で返すと、35分過ぎ、同じ変形の墓石式脳天くい打ちからレインメーカーをたたき付けて、ついに粘るオスプレイから3カウントを奪った。

オスプレイは英国遠征時代にオカダ自らスカウトした弟分のような存在だったが、昨年10月のG1クライマックスでの直接対決で造反されて敗れていた。試合後、オカダは疲労困憊(こんぱい)の顔で「手ごわかった。こういう戦いがしたかったから裏切ったんじゃないかと思う」と振り返った上で「裏切ったところで簡単にトップ戦線には行けない」と頂点を極めた男のプライドをにじませた。

新型コロナウイルスの感染が拡大し、緊急事態宣言も検討される中での試合だった。「こういう状況でもこれだけのお客さんが来てくれて、声も出せない中、しっかりと応援をもらった。元気や勇気を与える試合をして、少しでも元気になってもらわないと、僕たち戦っている意味がない」。そんな思いもオカダの背中を押し続けた。

昨年はタイトルと無縁の1年を送った。「2020年はあまりいい結果を残せなかった。『新日本プロレス・ワールド』も世界中に配信されているので、今年は“オカダの年”にして、日本も世界も元気にしていきたい」。この新春の勝利が新しいオカダ物語のスタートになる。【首藤正徳】

○…オスプレイは試合後、コメントしなかった。35分を超える激闘で技を出し尽くし、最後はオカダの必殺技レインメーカーも決めたが、3カウントを奪うことができなかった。フォールを奪われた後、オカダに何か声をかけられたが、リングを転がって場外に降りた。「オカダのキャリアを終わらせる」と、この試合をオスプレイ時代の呼び水にするつもりだったが。壁は予想以上に厚かった。

オスプレイ(左)にドロップキックをさく裂するオカダ(撮影・菅敏)
ウィル・オスプレイ(左)にとどめのレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・菅敏)

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オカダ4日因縁オスプレイ戦へ闘志「ボコボコに」

オカダ・カズチカ(2020年7月11日撮影)

新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM」が4、5日に開催される。

オカダ・カズチカは、4日に因縁の相手オスプレイと対戦する。「キレイな試合になるとは思っていない。ボコボコにしてやる」と闘志を燃やす。昨秋のG1クライマックスで敗れた際に、同門だったオスプレイが脱退宣言。11月の大阪大会後に挑戦状をたたきつけられ「世界中で一番お前をひねりつぶしたいのは俺だ」と言い返し、対戦が実現した。昨年はタイトルと無縁の1年。「しっかり結果を残していれば、ベルトに絡んだ戦いになっていたので悔しい。大きな舞台で嫌な思いはしたくない」と気合十分だ。

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内藤2日連続2冠防衛へ4日飯伏と対戦、5日ジェイ

20年8月、IWGPインターコンチネンタル(左)とIWGPヘビー級のベルトを手に、花道を引き揚げる内藤哲也

新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM」が4、5日に開催される。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)が、史上初めて2冠の2日連続防衛を目指す。メインで4日には自ら指名したG1クライマックス連覇の飯伏幸太(38)と対戦。勝てば、5日に挑戦権利証を持つジェイ・ホワイト(28)と戦う。2連勝で絶対王者を証明する。

2冠の2日連続の防衛は、新日本プロレス史上初となる。

昨年大会は、1月4日にIWGPヘビー級と同インターコンチネンタルの両タイトル戦、5日にダブルタイトル戦が行われた。ベルトがなかった内藤がインターコンチネンタル王者ジェイ、翌日にはヘビー級王者オカダ・カズチカ(33)を撃破して2冠王者となった。

今大会がいばらの道であることは分かっている。タイトル保持者の内藤は4日に勝たなければ、5日のメインも連続防衛もない。初戦の相手は、昨年11月に2冠防衛に成功した際、飯伏を指名した。同学年のライバルで、肌を合わせるとほかとは違う感覚があるという。

「昔、放課後に夢中でプロレスをやっていた時のような。痛くてもきつくても、次に何を仕掛けてくるのかとワクワクする」と気持ちを高ぶらせた。勝てば、5日に権利証保持者のジェイと2日連続防衛の偉業をかけて激突する。

昨年は、2日間で頂点に立ち「プロレス人生で初めて」と話すほど最高のスタートを切った。だが、その後はコロナ禍で3月から試合は中止になった。6月の再開後も無観客が続き、期待をふくらませた昨年はもやもやが残った。「お客さまに内藤哲也のプロレスを見せることができなかった」と悔しがった。

花道には特別な思いがある。今回は王者として初めて最後に登場。メインを制すれば、勝者だけが引き揚げる際も歩くことができる。昨年大会では、オカダに勝利後、KENTAの乱入によってまさかの負傷退場となった。今年こそという思いは強い。

「日本のプロレス界最大のイベント。花道を4回歩くつもりで、2日間のタイトルマッチを決めた」。今年の東京ドームのビクトリーロードは内藤のためにある。

○…飯伏は、疑惑の判定で内藤への挑戦権を失った。昨年11月の「権利証争奪戦」。足がロープにかかった状態のジェイに、抑え込みで3カウントを奪われた。バレットクラブの仲間、外道も乱入してきたこともあり「映像を見ても反則は明らか。こんな現実があるんですか。まさかの結果だった」と悔しさをにじませた。ジェイは「レフェリーが3カウントだと言っているんだから」と言い放った。判定は変わらず、飯伏はリング上でぼうぜんと座り込んだ。

失望の中、内藤から4日の相手に指名された。「ありがたいし、やらさせてもらいますという感じ。本当はジェイを倒してからやりたかったので、素直に喜べなかった」と明かす。同学年の内藤を「特別な存在」と話す。「昔から意識し合ってきた。一時期は僕の方が良かったけど、一気に抜かれた」。ライバルに勝てば、念願のIWGPヘビー級王者となる。

もらったチャンスを生かし、5日のジェイ戦につなげる。「連勝すればめちゃくちゃいいスタート。今度は正々堂々だと思うが、1対2でも倒すくらいの気持ち」。21年を飯伏の年にするため、連勝を誓った。

○…11月に飯伏から挑戦権利証を奪取したジェイは、その後の会見で「俺は(1月)5日しか出ない。4日は休む」と宣言。“反則”での勝利には「納得いかないだろうけど、リングの上で起こったことがすべて」と聞く耳を持たない。昨年の東京ドームでは内藤と戦い、インターコンチネンタルのベルトを奪われた。「リングを降りる時には俺が2冠王者になっている」と一番最後に主役を奪う。

○…人気講談師の神田伯山(37)が、2月からスタートする「神田伯山の“真”日本プロレス」(CSテレ朝ch2)でMCを務める。近年、多忙で観戦できておらず、受けるか悩んだ時もあったが「ここまで趣味に特化した番組は初めて。申し訳ない気持ちもあるし、批判もされるだろうが、常連から初心者まで楽しめる番組にしたい」と意気込んだ。幼いころに兄の影響でファンになった。「闘魂三銃士の時代で、特に武藤選手が好きだった」と明かす。さらに「おもしろ過ぎるジャンルの1つ。知らずに死んでいくのはもったいない。素養として、義務教育のように見ておいた方がいい」と持論を展開。注目選手に、新日本の石井智宏の名を挙げ「実際に大きい方ではないでしょうが、リング上では私には誰よりも大きく感じる時があります」と話した。熱い魂が再燃した伯山が、プロレスの魅力を全国のファンに届ける。

内藤哲也のリングインポーズ(2020年12月11日撮影)

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オカダ「やり返す」オスプレイとの1・4前哨戦黒星

試合後、オカダ・カズチカ(左)はウィル・オスプレイの挑発を受け応戦する(撮影・垰建太)

<新日本:日本武道館大会>◇11日◇日本武道館

棚橋、ヘナーレと組んだオカダ・カズチカ(33)が、来年1月4日に対戦するウィル・オスプレイ(27)との前哨戦に敗れた。

先陣を買って出たオカダは「来い」とオスプレイを指名。ゴングと同時にエルボー合戦を始めた。約1カ月ぶりの試合で気合十分。オスプレイもコブ、O・カーンと組み、THE EMPIRE初の3人そろい踏みとなった日本武道館で、息の合ったコンビネーションを見せた。試合はオカダとオスプレイが場外でやり合っている間に、棚橋がO・カーンにつかまり、ヘナーレがコブにツアー・オブ・ジ・アイランドからの片エビ固めで3カウントを奪われた。敗戦後もオカダの怒りは収まらず、再びリング上でにらみ合いを続けた。

ただの対戦相手ではない。10月のG1クライマックス両国大会で同門対決後、オスプレイに裏切られた。弟分としてかわいがっていたこともあり、後日、来年1月4、5日の東京ドーム大会での対戦を決めた。「新日本プロレスも、オスプレイもいろんな意味で久しぶりだ。やられた分はしっかりやり返す」と落ち着いた表情で語った。

今年はタイトルから遠ざかり、東京ドームではメインを戦うことができない。「IWGPの戦いは、いろいろ不満もたまっている人もいれば、離れたファンもいると思う。そういう人たちを引き戻すことができるのが僕だったり、何年も一線で戦ってきた人(棚橋)だと思う」。来年好スタートを切るためにも負けることができないオスプレイとの対戦。「1・4」まで気を抜かずに戦い続ける。

コーナーでオカダ・カズチカ(左)はウィル・オスプレイの執拗な攻撃を受ける(撮影・垰建太)

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SPEED今井絵理子の長男礼夢がプロレスデビュー

デビュー戦のポスターを手に笑顔の今井礼夢(2020年11月27日撮影)

女性ボーカルグループ「SPEED」の元メンバー、自民党の今井絵理子参院議員(37)の長男、今井礼夢(らいむ、16)がプロレスラーとしてデビューする。7日に所属するHEAT-UP(ヒートアップ)の新百合ケ丘大会(神奈川・新百合トウェンティワンホール)でデビューのマットに立つ。生まれつき耳の聞こえない先天性難聴という障がいを抱えながら、10月に団体のプロテストに合格。世界での活躍を夢見て、その1歩を踏み出す。 【取材・構成=松熊洋介】

   ◇   ◇   ◇

今年3月、礼夢は高校に進学せず「プロレスラーになる」と決めた。母も「いいと思う。応援するよ」と力強い言葉で後押ししてくれたという。166センチ、67キロと小柄だが、中学では野球部にも所属。やりたいことに真っすぐ向かう熱いハートも含め、10代でデビューしSPEEDで国民的なスターになり夢をかなえた母と同じように、挑戦することを選んだ。

母がプロレス好きだった。影響され、小学生で興味を持ち、中学に入って以降約3年、ジムに通った。「最初は怖かったが、だんだんかっこいいなと」。その後、親子でWWEの試合を観戦し、リングへの思いが強くなった。 生まれつき耳が聞こえない。コミュニケーションはほとんどが手話となる。幼いころから二人三脚でたくましく歩み、応援もしてくれた母は、11月の参院本会議で初めて手話を交えながら質問するなど、障がいを抱える人たちへの支援活動も続けている。シングルマザーとなってからも、互いに支え合って生きてきた。政治活動も含め、多忙を極める。理解し合う2人。ハンディを抱える礼夢もたくましく自立を目指した。 母が仕事の合間を縫ってオンラインなどで、意思の疎通を手話でサポートしてくれることもあるが、マットの上ではプロとして、1人立ちしなければならない。普段の練習からすべて1人でやってきた。心配し「通訳をつけたい」との母の提案を退け、筆談もやめ、とにかく体で覚えた。

当初、プロになるという夢を伝えられたヒートアップ代表で、自身も看板レスラーとして活動し、デビュー戦で対戦する田村和宏(40)は「最初は高校に行った方がいいと思った。ついてこられるかなと…」。受け入れはしたが、懐疑的だった。礼夢は、コロナ禍でも地道にハードなメニューをこなして成長していった。プロテストでは、2度目の挑戦で「スクワット500回」「腕立て、腹筋、背筋各50回3セット」「縄跳び5分間で失敗3回まで」の課題をクリアした。 礼夢は「もともとハートは強い。やめたいと思ったことは1度もない」と胸を張る。

「いろんな人に見に来てほしい。頑張れば夢はかなうことを伝えたい。目標はWWEの戸沢選手と、新日本の鷹木選手。いずれはアメリカで活躍したい」と目標を掲げた。 母には感謝している。16歳の誕生日に、インスタグラムに「世界で一番強くて優しいプロレスラーになる日を、母は楽しみにしています」と書いてくれた。「勝ったら『応援してくれてありがとう』と伝えたい」。16歳の時、母はすでに大スターだった。まずたくましい姿をみせ、感謝を伝え、夢への第1歩を記す。

◆今井礼夢(いまい・らいむ)2004年(平16)10月18日、東京都生まれ。都立立川ろう学校出身。趣味はプロレスのTVゲーム。166センチ、67キロ。

◆プロレスリング・ヒートアップ 13年1月に代表兼レスラーの田村和宏がプロレスを通して、障がい者支援と青少年育成の目的で設立。今年2月までは月数回の興行を実施。コロナ禍で、5月末からは定期的に道場での試合を無料配信している。所属選手は7人。キッズクラスや学校での指導のほか、清掃や野菜作りの手伝いなども行う。道場の所在地は神奈川県川崎市多摩区菅北浦1の2の3。

◆10代でのプロレスデビュー ヒートアップの井土は今井と同じ16歳でプロデビューした。男子では中嶋勝彦(ノア)が04年に15歳でデビューしている。新日本のオカダ・カズチカは16歳(当時は闘龍門)、アントニオ猪木、藤波辰爾は17歳でリングに立った。女子選手の中には、中学生でデビューする選手もいる。

笑顔でポーズを決める今井礼夢(左)とプロレスラーTAMURAで「ヒートアップ」代表の田村和宏氏(2020年11月27日撮影)
トレーニングで今井礼夢(左)にエルボーをたたき込むプロレスラーSHINGOで競輪選手の川上真吾(2020年11月27日 撮影)
今井絵理子氏は、手話で「I LOVE YOU」を表現(2016年8月1日撮影)

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元SPEED今井絵理子氏長男礼夢プロレスデビュー

トレーニングで投げ技を決める今井礼夢(右)(撮影・滝沢徹郎)

女性ボーカルグループ「SPEED」の元メンバー、自民党の今井絵理子参院議員(37)の長男礼夢(らいむ=16)がプロレスラーとしてデビューする。

所属するHEAT-UP(ヒートアップ)の新百合ヶ丘大会(7日、神奈川・新百合トウェンティワンホール)のマットに立つ。先天性難聴という障がいを抱えながら10月にプロテストに合格。世界での活躍を夢見て、その一歩を踏み出す。【取材・構成=松熊洋介】

   ◇   ◇   ◇

今年3月、礼夢は進路を1つに絞った。高校進学をやめて「プロレスラーになる」という夢を母絵理子に訴えた。「いいと思う。応援するよ」。自身も10代でデビューし、夢をかなえた母は力強い言葉で後押ししてくれた。

プロレス好きの母に影響され、小学生の時に興味を持ち、中学からヒートアップのジムに通い始めた。「最初は怖かったが、だんだんかっこいいなと」。その後、母と2人で米プロレス団体WWEの試合を観戦し、マットに立ちたいという思いは強くなった。

プロテスト挑戦の意向を受けたヒートアップ代表の田村和宏(40)は「最初は高校に行った方がいいと思った。ついてこれるかなと」。多くの人が断念して辞めていくプロへの道。母の強い思いもあって受け入れたが、練習初日、その不安は的中した。それまでは一般の練習生と一緒だったメニューが、急に厳しい指導に変わった。ついていけない礼夢を「全然ダメだ」としかるとふてくされた。「これでは続けられない」と母に話した。

すると、礼夢は翌日から心を入れ替えた。ハードなメニューを弱音をはかずにすべてこなした。週5日、電車でジムに通い、夜はダンベルやスマホのアプリを使って「けんかもしないし、怒ることもほとんどない」という母と一緒にトレーニングに励んだ。

10月のプロテストは「スクワット500回」「腕立て、腹筋、背筋各50回3セット」「縄跳び5分間で失敗3回まで」のうち、縄跳びで不合格。2週間後の2度目のテスト前日までできず、田村も「無理だと思った」と覚悟したが、当日に見事クリア。本番での強さを見せた。礼夢は「もともとハートは強い方。辞めたいと思ったことは1度もない」と合格を喜んだ。

166センチ、67キロの小柄な体格。「絶対にレスラーになりたい」という強い気持ちでハンディも言い訳にしない。取材時は母が仕事の合間を縫ってオンラインで手話のサポートすることもあるが、普段の練習はすべて1人。「通訳をつけたい」という母の提案を制し、筆談もやめ、体で覚えた。礼夢の対戦相手でもある田村は「技がうまくなった。話題性でデビューさせたと思われたくないので、指導は手を抜かなかった。それでもついてきた」と試合当日を心待ちにする。

得意技はスーパーキックやエルボー。礼夢は「いろんな人に見に来てほしい。頑張れば夢はかなうことを伝えたい。目標はWWEの戸沢選手と、新日本の鷹木選手。いずれはアメリカで活躍したい」と目標を掲げた。

多忙な中、応援してくれる母には感謝している。家では「あまり好きじゃない」と言いながらも洗濯や掃除、料理も積極的に手伝う。「いつも大変だなと。勝ったら『応援してくれてありがとう』と伝えたい」と目を細めた。

◆今井礼夢(いまい・らいむ)2004年(平16)10月18日、東京都生まれ。都立立川ろう学校出身。趣味はプロレスのTVゲーム。166センチ、67キロ。

◆プロレスリング・ヒートアップ 13年1月に代表兼レスラーの田村和宏氏がプロレスを通して、障がい者支援と青少年育成の目的で設立。コロナ禍になる今年2月までは月数回の興行を実施。5月末からは定期的に道場での試合を無料配信している。所属選手は7人。キッズクラスや、学校での指導のほか、清掃や野菜作りの手伝いなども行う。道場の所在地は、川崎市多摩区菅北浦1の2の3。

◆10代でのプロレスデビュー ヒートアップの井土は今井と同じ16歳でプロデビューした。男子では中嶋勝彦(ノア)が04年に15歳でデビューしている。新日本のオカダ・カズチカは16歳(当時は闘龍門)、アントニオ猪木、藤波辰爾は17歳でリングに立った。女子選手の中には、中学生でデビューする選手もいる。

「ヒートアップ」からデビューが決まった今井礼夢(左)とプロレスに挑戦するSHINGOで競輪選手の川上真吾(撮影・滝沢徹郎)

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木梨憲武が新日本参戦 東京ドーム大会テーマ曲歌う

来年1月の新日本東京ドーム大会のミュージックビデオで共演したドン・キナシこととんねるず木梨憲武(右)とオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

とんねるず木梨憲武(58)が、来年1月4、5日に行われる新日本プロレス東京ドーム大会のテーマソングを歌うことが決定した。曲は宇崎竜童の名曲「生きてるうちが花なんだぜ」をロックテイストにアレンジしてカバー。ミュージックビデオ(MV)ではオカダ・カズチカ(33)と初共演する。

木梨は「選手が戦う映像を流しながら、試しにこの歌をかけてみたら『もうこれしかない』と思うぐらいピッタリだった。すべてのタイミングが1つになった瞬間を感じられて本当に光栄」と喜びを語った。MVでは大会の特別プロモーター「ドン・キナシ」としてファンキーなスタイルで登場。オカダにローキックを浴びせるシーンもあるという。一方オカダは気持ちを奮い立たせ、腕立て、スクワットなど体を鍛えるシーンを撮影した。

木梨の熱唱を目の当たりにしたオカダは「子どものころからテレビで見てきた。初めてだったが、やさしく接してくださった」とコメント。さらに「ドン・キナシさんにすべて持っていかれないように、しっかり戦って、皆さんに21年も頑張ろうと思ってもらえるようにしたい」と新年最初の大会に向け、意気込んだ。

MVは後日配信される予定。木梨は「ワクワクしている。いいお正月を迎えられそうで、うれしくて仕方ない」と話す。大会当日、来場するかは未定だが、ドン・キナシの“参戦”で21年の新日がさらに盛り上がる。

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天龍源一郎トークバトルでオカダの巧みな話術に敗戦

引退5周年記念大会でトークバトルを行った天龍源一郎(左)とオカダ・カズチカ(撮影・松熊洋介)

<革命伝承 天龍源一郎引退5周年記念大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

15年に65歳で引退した元プロレスラーの天龍源一郎(70)が引退試合の相手だった新日本プロレスのオカダ・カズチカ(33)と時間無制限のスペシャルトークバトルを行った。

「(オカダは)トークが苦手分野。からしのきいたコメントで追い込んでいく」と自信満々で挑んだが、巧みな話術に翻弄(ほんろう)され、34分43秒でまたしても敗れた。

つえをつきながらの登場だったが、黒のスーツを身にまとい、5年ぶりに元気にリングに上がり、2人で当時を振り返った。オカダの「同じ時代じゃなくて良かった」という発言に怒り、引退試合の相手に指名。パワーボムを食らわせ、練習で成功しなかった技も決めるなど、死力を尽くしたが、最後はレインメーカーで3カウントを取られ、引導を渡された。

「試合中に客席を見渡す余裕を見せられて、勝てないと感じた。怒りをぶつけていく相手としては最高だったし、勝っても負けても悔いはなかった」と当時の心境を明かした。

オカダも天龍の気迫に「新日本ではないオーラだった。天龍さんに1番熱くなってもらおうと、普段使わない技も出した。3カウント取って、僕の手によって終わったんだなと。お客さんの寂しい気持ちも感じた。最高の試合だったし、お互い全盛期の時にやりたかった」とレジェンドをたたえた。

先輩としてこれからのプロレス界をけん引するオカダにアドバイスとエールを送った。「レスラー同士しかわからない威圧感が出てきた。新日のエースとして責任を持って行動してほしいし、業界全体を引っ張っていってほしい」。熱いメッセージを受けたオカダも「天龍さんが飽きない戦いをして、ダメだと言われないように頑張っていかないと」と決意で返した。

76年にプロレスデビューしてから約40年。全日本、SWS、WJプロレス、天龍プロジェクトなどさまざまな団体で活躍してきた。引退後はバラエティータレントとして活動していたが、昨年4月ごろから体調を崩し、小脳梗塞と診断。入退院を経て、現在はトークショーやテレビ出演をするなど、症状は安定しているという。

引退からちょうど5年となったこの日、天龍に縁のあるレスラーたちが集結し、激闘を繰り広げた。「もう5年経ったのかっていう感じ。こういう大会が持てるのは天龍源一郎として幸せ」。久しぶりのリング上での戦いを楽しんだ天龍は、オカダら後輩たちにしっかりと魂を伝承した。

引退5周年記念大会でトークバトルを行った天龍源一郎(左)とオカダ・カズチカ(撮影・松熊洋介)

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新日本1・4対戦カード、内藤哲也に飯伏幸太が挑戦

内藤哲也(2020年8月29日撮影)

新日本プロレスは9日、来年1月4、5日に東京ドームで行われる「WRESTLE KINGDOM15」の一部対戦カードを発表した。

4日にはIWGPヘビー級とインターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)は、今年のG1クライマックス覇者、飯伏幸太(38)の挑戦を受ける。その勝者が翌5日に権利証保持者のジェイ・ホワイト(28)と対戦する。さらに、4日にはオカダ・カズチカ(33)とウィル・オスプレイ(27)の対戦も発表された。

今月7日の大阪大会で防衛し、2冠を守った内藤は8日の会見で「2日間ともメインで試合をやりたい」と話していた。ホワイトの「4日はやらない。5日に試合をしたい」との提案を受け入れた上で、4日の対戦相手に飯伏を指名。G1クライマックス優勝の姿を見て「悔しい気持ちを抱いたまま、5日を迎えるのは納得いかない。一番対戦したいのは飯伏」と対戦を熱望していた。

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オカダ「待ってました」東京Dでオスプレイと対決か

新日本大阪大会 グレート・O・カーンとのスペシャルマッチに勝利したオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:大阪大会>◇7日◇エディオンアリーナ大阪

オカダ・カズチカ(33)がグレート・O・カーンとのスペシャルマッチを制した。来年1月4、5日の東京ドーム大会を見据えるオカダにとっては通過点となる試合だった。粘る相手をバックブリーカーでたたきつけ、マネークリップで締め上げた。O・カーンは意識を失い、そのままレフェリーストップ勝利となった。

リングサイドにはかつての仲間で10月にCHAOSを脱退したオスプレイがシャンパン片手に優雅に観戦。現在はO・カーンと新ユニット「THE EMPIRE」を結成している。試合を見届けたオスプレイは「お前は俺のテストをパスした」などと英語で長々と挑発。来年1月4日の対戦をほのめかした。オカダは「理解できたのは、レッスルキングダム、東京ドーム。待ってましたよ、これを。世界中で一番お前をひねりつぶしたいのはこの俺だ」と言い返した。

仲間の裏切りで、いつも以上に闘争心をかき立てられた。「こうやって下から育ってきて、今は突き上げを食らっている。だからってこれで終わるオカダ・カズチカじゃない」。たたき上げで育ってきたプライドを全面に出し、東京ドームに向かう。

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内藤哲也が初防衛「ワクワク」来年1月vsホワイト

新日本大阪大会 IWGPヘビー級とインターコンチネンタルの初防衛に成功した内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:大阪大会>◇7日◇エディオンアリーナ大阪

IWGPヘビー級&インターコンチネンタルダブル選手権は、2冠王者の内藤哲也(38)が前王者EVILを必殺技デスティーノからの片エビ固めで勝利し、初防衛に成功した。

今年4度目の対戦。互いに手の内を知る両者の戦いは30分を超える熱戦となったが、最後は簡単にベルトは渡さないという内藤の意地がわずかに上回った。シングルマッチながら、不利になるとリングサイドから邪魔をするディック東郷の他、高橋裕二郎、さらに前の試合で飯伏を破り、挑戦権を獲得したジェイ・ホワイトも乱入するなど、EVIL以外の敵にも苦しんだが、SANADAら仲間の応援もあり、冷静に退けた。

来年1月の東京ドーム大会ではホワイトとメインで戦うことが決定。昨年はオカダ・カズチカとの戦いを制し、2冠王者で主役となった。「これまでは挑戦者としての出場だった。(今回は)一番最後に花道を歩くのでワクワクしている」と話した。

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オカダまさかのO-カーン乱入と裏切りでG1敗退

<新日本:G1クライマックス30>◇16日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦最終戦が行われ、3度目の優勝を目指したオカダ・カズチカが、乱入と裏切りにより敗退した。

同門のオスプレイ戦の終盤、ツームストンパイルドライバーでチャンスをつくるも、英国遠征中のO-カーンが突然の乱入。変形チョークスラムを浴びると、復活したオスプレイのストームブレイカーで、3カウントを奪われた。オスプレイは「今こそ変化の時だ」と言い放ち、O-カーンとがっちり握手。オカダは肩を担がれ、無言で控室に直行した。

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オカダ5勝目「次の大阪大会はG1覇者として来る」

鷹木にマネークリップを決めるオカダ(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇10日◇エディオンアリーナ大阪

Aブロック公式戦5試合が行われ、オカダ・カズチカ(32)は、メインで行われた鷹木信悟とのシングル初対決を制し、5勝目(2敗)を挙げた。

豊富な引き出しを持つ鷹木の攻撃に苦しんだが、旋回式ツームストンパイルドライバーなどで反撃。終盤、鷹木は「鷹木式」レインメーカー、MADE IN JAPAN、パンピングボンバーとたたみかけるが、最後は、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを回避したオカダが、マネークリップ(変型コブラクラッチ)で捕らえ、27分45秒、レフェリーストップで勝利した。

リング上でマイクを握ったオカダは「5勝目ー!」と絶叫。「個人的なことだけど、G1クライマックス大阪大会、久しぶりに勝つことができました。大阪で勝ったら、次の大阪大会はG1覇者として来なければだめでしょう。その約束は果たしますんで」と堂々の優勝宣言で会場を盛り上げた。

Aブロックは公式戦残り2試合となり、勝ち点10のオカダ、昨年覇者の飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトが首位で並ぶ混戦となっている。

オカダは13日の浜松大会で同門の石井智宏、16日の東京・両国大会でオスプレイと対戦する。

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オカダが首位タイ4勝目 コブから技あり3カウント

オカダ・カズチカ(2020年7月11日撮影)

<新日本:G1クライマックス30>◇7日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦5試合が、7日の広島大会(広島サンプラザホール)で行われ、3度目の優勝を狙うオカダ・カズチカ(32)はジェフ・コブに勝利し、4勝目(2敗)を挙げた。

コブのパワーに苦しむも、最後はリバースネックブリーカーの体勢から、そのまましゃがむように押さえ込み、技ありの3カウントを奪った。Aブロックは、勝ち点8のオカダ、オスプレイ、ホワイト、飯伏が首位に並ぶ混戦となった。Bブロックは、2冠王者内藤が勝ち点8で単独首位。ロビンソン、棚橋、矢野、EVILが同6で追っている。

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アントニオ猪木氏、60周年に「もう1度世界に」

デビュー60周年記念の会見を行ったアントニオ猪木氏

プロレス界のレジェンド、アントニオ猪木氏(77)が30日、デビュー60周年を記念した会見を都内のホテルで行った。

1960年9月30日の大木金太郎とのデビュー戦(東京・台東区体育館)から60年となり、9月30日から来年9月29日の1年間を「アントニオ猪木デビュー60周年記念イヤー」と位置付け、書籍や、ブルーレイBOXの発売、イベントなどを行っていくことが発表された。

猪木氏は、シルクハットをかぶり、赤いマフラー姿で登壇すると「元気ですかー!」とあいさつした。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、報道陣のみの会見となったが「猪木が世界に向けて『ばかやろー!』と言う時期がくると思う。もう少し元気をつけて、暴れ回ってやろうと思う。コロナが解禁になれば、もう1度、世界に飛び出していきたい」などと熱い思いを語った。

菅新政権の発足について質問されると「コロナで踏んだり蹴ったり。誰に『すが』ればいいんだろう。アイムソーリー。菅さんに期待したい。地球規模で物事が考えられるリーダーが誕生してほしい」と笑いを誘い、最後は、得意の「1、2、3、ダー!」で締めくくった。

会場では著名人からの祝福のビデオメッセージが流され、大橋ボクシングジムの大橋秀行会長は、10月31日(日本11月1日)に米ラスベガスで防衛戦を控えるWBA、IBFバンタム級統一王者井上尚弥とともに登場。井上は「ラスベガスでの防衛戦は、卍(まんじ)固めで防衛します」とジョーク交じりにコメントした。

RIZINの榊原CEOは「私は現在のMMA(総合格闘技)の隆盛は猪木会長が現役時代に取り組まれた異種格闘技戦にあると信じています。我々はRIZINという新しい舞台を作りだし、猪木会長の戦いのムーブメントを継承できるようにチャレンジしています。RIZINの会場で『元気ですかー!』とあいさつしていただきたい」。

格闘技界からは、K-1のピーター・アーツ、新日本プロレスのオカダ・カズチカ、WWEの中邑真輔、大物プロレスラーの坂口征二、藤原喜明らも登場。大相撲の横綱白鵬、古舘伊知郎、明石家さんまらもメッセージを送った。

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