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プロで35歳まで…村田諒太「非常に不思議な感覚」

35歳の誕生日を迎え、バースデーケーキを前に笑顔をみせたWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(帝拳)が12日、35歳の誕生日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で、19年12月のスティーブン・バトラー(カナダ)との初防衛戦以降、リングから遠ざかっている。2度目の緊急事態宣言が発出され、未だに具体的に防衛戦が組めない状況にある村田が自らの誕生日に所属ジムでトレーニングを積み、現在の心境を口にした。

村田 35歳にもなると、誕生日を忘れてしまいますね。娘や周りに言われて思い出すような感じ。ただスポーツ選手なので、どうしても引退というものが一刻一刻と近づいている気がするので、普通の35歳の方よりも年齢は気にしているかなと思う。

34歳のうちに1試合もできなかった。コロナ禍で昨春の世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)との統一戦は消滅した。6月、9月、12月と防衛戦が流れた。気がつけば、1年以上のブランクとなった。

村田 王者で良かったとは思う。王者でなかったら、1年間試合していないという状況で、次戦に向けた心と体の準備ができない。1年1カ月、試合ができていないとはいえ、王座を持っていれば、我慢すればタイトルマッチができるという「気持ち」があるのは大きい。21年は試合がしたい。率直に、試合がしたい。

昨年11月から外国人の練習パートナーとのスパーリングを続けている。週3回、主に6ラウンドのスパーリング。次戦が決まらない状況でも、常に試合できる準備だけは整えている。

村田 ありがたいことに練習パートナーが来てくれていて、集中力を切らさず、良いスパーリングもできている。試合ができる体を作るにはスパーリングしないと作っていけない。肉体的、精神的にも週3回のスパーリングが入っていると、しっかり気持ちも整えていかないといけなくなる。ちゃんと緊張感を保てて、練習ができているというのはやっぱり良い。総スパーリング数も100ラウンドはいっている。

試合が決まっていない今だからこそ、ボクシング技術や自らの可能性を広げる練習にもトライしているという。

村田 トライ・アンド・エラーを繰り返していい時期だと思っている。今はいろいろとトライして、エラーして、その中で修正して。最終的にシンプルなものになっていくけれど、もっと良くなりたいという気持ちが出てくる。やっぱり「これだな」と思うものがあると迷いがなくなるので。

12年ロンドン五輪で金メダル獲得後、翌13年にプロ転向した。7年以上が経過し、35歳になっても現役を続けている自分自身に不思議な感覚があるという。

村田 ロンドン五輪が終わった後に引退表明したのですが、その頃に東京五輪の招致が決まった。それを目指すという考えもあった中、東京大会の時は34歳。無理だなと思った。その僕がプロになって35歳までやっていることが不思議だなと。あっという間のようで、すごく長いようで。非常に不思議な感覚。これから先、今までよりもさらに早く感じると思う。将来を「どうする」「こうする」と深く考えず、1戦1戦、必勝のつもりでやりたい。

村田の実績ならばライセンス更新可能だが、通常のプロボクサー引退年齢は37歳となっている。

村田 欲を言えば、できるだけ長くやっていける方がいい。あと何戦とか決めるわけではなく。嫌でも引退しなければいけない時はくる。そこまでできるだけ長く、できるだけ良い試合をしていければ。自分を高められる限りやっていければ。あまりにも力が落ちてしまって続けるのも違うと思うので、自分の能力が続く限り、高められると思う限り、そういう状況でできるだけ長く続けたい。

現役を続けるには、負けるわけにはいかない。今年は4~5月あたりに2度目の防衛戦が計画されている。そして、その先には元3団体統一ミドル級王者で、現IBF同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)との王座統一戦を見据えている。

村田 スーパー王者にもなり、統一戦の状況はそろっている。あとは運が味方してくれること、そして僕が負けないこと。この状況がない限りは、作り上げることはできない。とにかく次の試合だと思っている。良い内容でなければ統一戦の話ではなくなる。全部が次の試合にかかっている。【取材・構成=藤中栄二】

特製バースデーケーキを手に笑顔をみせたWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
35歳の誕生日も、所属ジムでトレーニングを積んだWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

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35歳迎えた村田諒太、ゴロフキン撃破の青写真描く

35歳の誕生日を迎え、バースデーケーキを前に笑顔をみせたWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(帝拳)が12日、35歳の誕生日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で、19年12月以来、試合から遠ざかるが、今年は2度目の防衛戦を含めて2試合を希望。元3団体統一王者でIBF同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)との統一戦を実現し、勝つことを目標に掲げた。

新年早々、スーパー王者昇格の「朗報」が届いた。他団体の最上位王者とのカードのみを統一戦と認めるIBFの王者との対戦が実現しやすい状況になり「WBAが統一戦の後押しをしてくれたと思う。格段に統一戦がやりやすくなった」と感謝した。昨春、カネロの愛称を持つ世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)との統一戦が計画されながら消滅。6月、9月、12月と試合延期が続き、2度目の緊急事態宣言を受け、今年2月の試合も流れた。「試合があるかも-というのが何度も延びた。今は試合したい、というのが隠しようもない気持ち」とも吐露した。

昨年12月、ゴロフキンが約1年2カ月ぶりのリングでIBF同級1位シュメルタ(ポーランド)を7回終了TKOで下し、初防衛に成功。村田は「ゴロフキンがすごいパフォーマンスをみせたのが刺激になった。今年はゴロフキンと戦って勝つことが最高の青写真。でも次の防衛戦で負けたら終わり。良い内容で勝つことに集中したい」と神経を研ぎ澄ませた。21年初戦は4~5月ごろ。円熟期を迎え、村田は期待感を胸に動きだす。【藤中栄二】

35歳の誕生日もジムワークに取り組んだWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
35歳のバースデーも、所属ジムでトレーニングを積んだWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

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井岡一翔 米リング誌格付け10位にランクイン

2回、田中(左)の顔面に右フックを入れる井岡(撮影・菅敏)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)が、米リング誌による全階級を格付けするパウンド・フォー・パウンドで10位にランクインした。井岡は大みそかに、日本人2人目の4階級制覇を狙った同級1位田中恒成(25=畑中)に8回TKO勝ち。完勝でのV2に、海外でも高い評価を受け、6日に発表したランキングに反映された。

同誌は22年に創刊され、最も歴史と権威がある月刊誌。1位サウル・アルバレス(メキシコ)、2位は井上尚弥(日本)など9位までに変わりはない。井岡はゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に代わってのベスト10入り。井上と日本人2人が世界のトップ10に名を連ねた。

8位には井岡と同級のWBC王者ファン・エストラーダ(メキシコ)がつけている。WBA同級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と、3月に統一戦を予定している。井岡はこの勝者と統一戦を次の目標に掲げている。

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アルバレス「逃げない」ゴロフキンと3度目対決期待

王座統一に成功し笑顔のサウル・アルバレス(ロイター)

<プロボクシング:WBA世界スーパーミドル級王座統一戦、WBC世界同級王座決定12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州

「カネロ」の愛称を持つWBA世界スーパーミドル級正規王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)が王座統一に成功した。27勝(19KO)無敗を誇った同スーパー王者カラム・スミス(30=英国)を3-0の判定で撃破。WBC正規王座も手にしたアルバレスは「自分にとって最高の夜、最大の戦いの1つだった。もっといくぞ」と力強く宣言した。

17年ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ同級覇者でもあるスミスよりも身長で18センチ、リーチも17センチ劣るアルバレスだが、絶妙な踏み込みから左ジャブ、右アッパーを打ち込み、何度もロープ際に追い込んだ。そのままプレッシャーをかけつづけ、強烈な右オーバーハンド、左フック、右ボディーをねじ込んだ。最終12回にも左ジャブから右ストレート、右フック連打とグイグイと前に出て身長差、リーチ差を感じさせないファイトをみせた。

アルバレスにとって昨年11月2日、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフに挑戦し、11回TKO勝ちを収めて以来、約1年1カ月ぶりのリングだった。WBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王座も保持。米老舗ボクシング誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級超越した最強王者)ランキングで1位となる。

21年には、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)との3度目対決の期待が膨らんでいる。アルバレスは「自分は誰からも逃げない。すべてのベルトが欲しい」と自信を示した。

WBA世界スーパーミドル級正規王者サウル・アルバレス
攻めるサウル・アルバレス(ロイター)
攻めるサウル・アルバレス(ロイター)

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“カネロ”アルバレスが王座統一!スミスに判定勝ち

王座統一に成功したサウル・アルバレス(ロイター)

<プロボクシング:WBA世界スーパーミドル級王座統一戦、WBC世界同級王座決定12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州

「カネロ」の愛称を持つWBA世界スーパーミドル級正規王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)が王座統一に成功した。27勝(19KO)無敗を誇った同スーパー王者カラム・スミス(30=英国)を3-0の判定で下した。

17年ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ同級覇者でもあるスミスよりも身長で18センチ、リーチも17センチ劣るアルバレスだが、絶妙な踏み込みから左ジャブ、右アッパーを打ち込み、何度もロープ際に追い込んだ。そのままプレッシャーをかけつづけ、強烈な右オーバーハンド、左フック、右ボディーをねじ込んだ。最終12回にも左ジャブから右ストレート、右フック連打とグイグイと前に出て身長差、リーチ差を感じさせないファイトをみせた。

アルバレスにとって昨年11月2日、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフに挑戦し、11回TKO勝ちを収めて以来、約1年1カ月ぶりのリングだった。WBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王座も保持している。米老舗ボクシング誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級超越した最強王者)ランキングで1位でもある。21年には、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)との3度目対決の期待が膨らんでいる。

王座統一に成功し笑顔のサウル・アルバレス(ロイター)
攻めるサウル・アルバレス(ロイター)
攻めるサウル・アルバレス(ロイター)

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ゴロフキン圧勝初防衛、無敗シュメルタを4度倒した

<プロボクシング:IBF世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日)◇米フロリダ州ハリウッド

元ミドル級世界3団体統一王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)が計4度のダウンを奪う圧勝で初防衛に成功した。

無観客興行で開かれ、無敗だった同級1位カミル・シュメルタ(31=ポーランド)の挑戦を受け、7回終了TKO勝ち。これでミドル級ベルトの通算防衛回数が21回となり、元4団体統一同級王者バーナード・ホプキンス氏を上回る同級の最多防衛回数に。試合後、ゴロフキンは自らツイッターで「歴史的な防衛」とつづった。

1回、いきなりパワフルな左フックで1度目のダウンを奪った。その後も強烈な右アッパーをクリーンヒットさせ、4回には接近戦からの左フック連発、7回にはカウンター気味の左ジャブ2連発でダウンを追加。相手棄権によるTKO勝利となった。ゴロフキンは「大きな驚きはなかった。とても快適だった。ジャブを感じ、自分の力を感じた。カミルのトレーナーやセコンド陣を尊敬しているが、彼らが試合を終わらせた」と振り返った。

昨年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)とのIBF同級王座決定戦を制して新王者となって以来、約1年2カ月ぶりのリングだった。ランキング1位に圧勝し、38歳のGGG(ゴロフキンの愛称)が健在ぶりをアピール。「次戦は誰とでも。ビジネス的にも、(中継局の)DAZNにとっても、そして私もオープンな気持ちです」とビッグマッチを待ち望んだ。

ゴロフキンの対抗王者の1人で「カネロ」の愛称を持つWBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)は19日(同20日)に米テキサス州でWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(30=英国)と対戦する。21年には、ゴロフキンとアルバレスによる3度目対決の期待が膨らんでいる。

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ゴロフキン、あすV1戦「今年最高のショーになる」

元ミドル級世界3団体統一王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)が初防衛戦に備え、前日計量をパスした。18日(日本時間19日)、米フロリダ州ハリウッドでIBF同級1位カミル・シュメルタ(31=ポーランド)とのV1戦に備え、17日(日本時間18日)には同地で計量に出席。159ポンド(約72・12キロ)のシュメルタに対し、ゴロフキンは159・2ポンド(約72・2キロ)でクリアした。

昨年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)とのIBF同級王座決定戦を制し、新王者となって以来、約1年2カ月ぶりのリングとなる。「防衛成功は絶対に不可欠」と強調したゴロフキンは「多分、今年最高のショーになるだろう。相手はアマチュアのキャリアも十分で無敗だ。彼は私の1番の挑戦者だ」とシュメルタに敬意を表した。

新型コロナウイルスの影響で当初は今年2月に開催予定だった同カードが約10カ月後にようやく開催される。ゴロフキンは「私には経験がある。今、より私は頭脳的になった。もちろん、チャンスがあれば、ファイトは短くなるだろう」と自信をのぞかせた。

ゴロフキンの対抗王者の1人で「カネロ」の愛称を持つWBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)は翌日となる19日(同20日)に米テキサス州でWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(30=英国)と対戦する。ゴロフキン、アルバレスは来年に3度目対決の期待が膨らんでいる。

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ゴロフキン12・18試合決定、カネロの前日

元ミドル級世界3団体統一王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)が12月18日(日本時間19日)、米フロリダ州でIBF同級1位カミル・シュメルタ(31=ポーランド)との初防衛戦に臨むことが決まった。24日(日本時間25日)に中継する動画ストリーミング配信のDAZNから発表された。昨年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)との王座決定戦を制し、IBF王座を獲得。同カードは新型コロナウイルスで延期が続いていたが、ようやく決まった。ゴロフキンにとって約1年2カ月ぶりのリングになる。

なおゴロフキンの対抗王者の1人で「カネロ」の愛称を持つWBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)が12月19日(同20日)に米テキサス州でWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(30=英国)と対戦することが発表済み。アルバレスはWBA世界スーパーミドル級正規王者でもあるため、王座統一戦となる。

DAZNと契約を結ぶライバル同士が連日世界戦に臨む形となった。

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リナレスの試合11月メドに、コロナ感染で興行延期

ホルヘ・リナレス(2019年9月7日撮影)

ボクシング元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)の試合が、11月をメドに延期となった。米メディアが20日に報じた。

28日に米国カリフォルニア州インディオで、元世界2階級制覇王者ハビエル・フォルトナ(31=ドミニカ共和国)と対戦予定も、6日に新型コロナウイルスに感染が判明していた。フォルトナは代役の対戦相手を探していたが交渉がまとまらず、興行自体が延期となった。11月に開催を目指すIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)の試合とセットで、仕切り直しでの開催を予定しているという。リナレスはすでに退院して自宅療養中で、一時休館していた帝拳ジムも17日からプロ選手の練習を再開している。

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村田諒太、4階級制覇アルバレスと対戦で基本合意

村田諒太(2019年12月22日撮影)

ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が、12月に国内で、世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)と対戦することで基本合意したことが5日、分かった。

海外メディア「ボクシングシーン」が同日、アルバレスが契約するインターネット・スポーツ配信大手DAZN(ダゾーン)のスキッパー最高責任者が、年内に計画する3試合として、5月にビリージョー・サンダース(英国)、9月にゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、3戦目に村田と対戦する意向を示したと報道。これを受け、米国での交渉から4日に帰国した帝拳ジムの本田明彦会長も、「12月に準備しておくように言われている」とアルバレス陣営、村田が契約する米プロモート大手トップランク社との間で基本合意したことを認めた。

村田サイドは当初、5月末に国内でのアルバレス戦実現を目指して交渉していたが、相手陣営がメキシコ最大の祝日「シンコ・デ・マヨ(5月5日)」を理由に日本行きに難色を示したため、合意直前で試合が流れた経緯があった。

アルバレスは、18年にDAZNと11試合3億6500万ドル(約400億円)の大型契約を結ぶなど、現代のボクシング界で最も「稼ぐ」ボクサーと言われ、昨年11月には、ライトヘビー級で世界王座を獲得し、4階級制覇を達成。プロ56試合で、敗戦は5階級王者フロイド・メイウェザーに判定負けした13年の1試合のみという、実力も併せ持ったスーパースターだ。

本田会長はアルバレス戦に向け、6月ごろに次戦を計画しているとし、村田は8日から1週間の走り込み合宿に入るという。かねて「カネロ(アルバレス)とやれるなら、階級を上げてもいい」と対戦を熱望してきた村田。歴史的ビッグマッチに向け、まずは目の前の一戦に集中していく。

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村田諒太「勇気いる」限定チョコらーめん試食ビビる

「チョコレートらーめん」の発表会に出席したWBA世界ミドル級王者村田(右)、左は同社の新井田社長

ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が29日、都内で行われた、ラーメン店「幸楽苑」をチェーン展開する幸楽苑ホールディングスの期間限定商品「チョコレートらーめん」(今月30日から、3月11日まで)の発表会にゲストとして出席した。

発表されたのは、昨年好評だった、しょうゆらーめんをベースとした「チョコレート」に加え、新開発された塩らーめんベースの「ホワイトチョコレート」の2種類。

試食前は「勇気がいりますね」と苦笑いを浮かべていたが、チョコレートの甘さがほんのりと溶け出したスープを口にすると「ミスマッチかと思ったが、いけます! カレーにミルクを入れる感覚に似ている。そこにショウガが絶妙にバランスを取って、中和してくれている。びっくりです。おいしい。ちなみに、ぼくはホワイト派です」と満足顔。「あり得ない組み合わせから斬新なものが生まれる。パッキャオ-デラホーヤだって、ミスマッチと言われたが、パッキャオはあの試合でスターになった。ぼくも、これを機に一皮むけられれば」とPRした。

ボクシングでは、昨年12月にKO率8割を誇るホープのスティーブン・バトラー(23=カナダ)の挑戦を5回TKOで退け、初防衛に成功。次戦は、4階級制覇王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)、IBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)らとのビッグマッチが期待されている。村田は「もちろん、やれるチャンスがあればやりたいが、自分でコントロールできないことは考えてもしょうがない。いつそういう話がきてもいいように、やるべきことをしっかりとやっていくだけ」と話した。

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村田諒太34歳直前始動へ「来年は大きな試合を」

WOWOWでエキサイトマッチ2019年総集編の収録に参加したWBA世界ミドル級王者村田(中央)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が34歳になる直前に始動する意向を示した。

27日、都内のWOWOWでエキサイトマッチ総集編(30日午後9時、WOWOWライブ)の収録に参加し、仕事納め。年末年始は休養に充て、34歳のバースデーとなる来年1月12日前には始動するという。

23日に横浜アリーナで同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)に5回TKO勝ちしたばかりだが「ダメージ自体はない。勝ったから早く練習したい気持ち、焦りもある。本当は走りたいけれど…汗を出したい」と、はやる気持ちを抑えた。

来年5、6月が20年初戦の目安となる。対戦相手の候補として絞られている世界的知名度の高いWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)、元3団体統一王者のIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)との交渉も年明けから始まる。

「来年は大きな試合をやりたいですね。マッチメークあってのものですし、それはやりたいという気持ちと、現時的にやれるかという差は分かっています」と前置きした上で「5月にやるならあまり休んでもいられない。この正月が最後の休みになると思う。年明け34歳になるし、しっかり体をケアして次戦に向かっていきたい」と決意を新たにした。

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村田諒太「貢献」20年キーワード 次戦へ意欲も

一夜明け会見後、本紙一面を手に笑顔を見せる村田(撮影・狩俣裕三)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が「貢献」を20年のキーワードに掲げた。23日にKO率8割を誇った同級8位のスティーブン・バトラー(24=カナダ)を5回TKOで下して初防衛に成功。一夜明けた24日、都内で会見に臨んだ。

19年もあと少し。迎える20年に向けて「一ボクサーとして、一日本人として、日本にどれだけ貢献できるのかが個人として大事なこと。パーソナリティーを上げるとか、自分自身がどうとか、もはや、あまり大切なことではなくて。全体としての、どう貢献できるかが自分の役割だと思う。そういった意味で来年、みなさんが思い描いたような試合ができるのがベスト」と口にした。

来年初めには、世界的知名度の高いWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)、元3団体統一王者のIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)との対戦交渉が本格的にスタートする。

契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOは、まず東京オリンピック(五輪)前に東京ドームでマッチメークしたい意向。村田は「自分がやりたいとかではなく、みなさんがどう求めてくれるのか。そこに対してボクがどう貢献できるか。そういった試合をしたい」と何度も「貢献」のキーワードを挙げた。

前夜23日の初防衛戦では挑戦者の右拳をもらって左目周囲を腫らしたため、サングラス姿で会見に臨んだ。「サングラス姿は大変、失礼なのですが、少し目が腫れているのでご了承ください」と申し訳なさそうに理解を求めた村田は「(左目は)何の後遺症もないと思います」と軽傷だと強調。既に見据える次戦について「次に向けての修正点をしっかり直していき、いつも最善の試合を組んでいただいている。最高が大事なのではなく、最善が大事だと思いますので。次も最善の試合を組んでくださると思いますので、それをこなしたい」との決意を示した。

一夜明け会見後、クリスマスツリーを背に笑顔を見せる村田(撮影・狩俣裕三)

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村田諒太TKO初防衛「トップ・オブ・トップ」狙う

5回、バトラー(右)にTKO勝ちする村田(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇横浜アリーナ

WBA世界ミドル王者村田諒太(33=帝拳)が初防衛に成功した。KO率8割を誇るホープの同級8位スティーブン・バトラー(23=カナダ)の挑戦を受け、5回TKO勝ちを収めた。

昨年10月、米ラスベガスで臨んだロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦前とシチュエーションが似ていた。当時WBA1位だったブラントに勝てば、次は世界的知名度の持つ王者との統一戦プランが実現しそうだった。今回のバトラーは村田戦決定までWBO1位にランクし、同団体の指名挑戦権を保持していた。勝てば、来年にビッグマッチが組まれる可能性が大きい。ほぼ同じ状況に置かれた村田は、1年前を振り返った。未来ばかりを見すぎ、眼前の準備を整えていたかどうかを自問自答した。

「ブラント1戦目もモチベーションは持っていた。でもブラント対策はなく、練習の中身がなかった。しっかり中身を詰める作業が大事だった」

地道な1歩の積み重ねが未来につながる。頭を整理することで、バトラー戦だけに集中できた。「世界へアピールという気持ちはない。この1戦に懸けないといけない。世界へアピールなんて思って試合したら、ブラント1戦目も負けてますし。同じ轍を踏まないように、1戦集中したい」。

長男晴道くん(8)がインフルエンザと副鼻腔炎、そして長女佳織ちゃん(5)もインフルエンザとなり、5週間近くも都内の自宅に戻ることができなかった。「家族に会えないことを力に変える」とホテル生活を続けた。食事はホテル内で済ませたものの、トレーニングウエアやジャージーなどの洗濯は自ら手洗いしたという。

12年ロンドンオリンピック(五輪)で金メダルを獲得する前の遠征先では洗濯機がない場合、同じように手洗いしていた思い出がある。洗濯物を絞った際、手の皮がむけた経験もある。「あの時、オレは何もなかったなって」。現在の環境に感謝しながら、ガムシャラだった若き自分を思い出し“原点回帰”。今の立場を感謝しながら、年末舞台に向けて自然と気合が入った。

これで初防衛戦をクリアし、来年にはWBAスーパー、WBCフランチャイズ王者サウル・アルバレス(メキシコ)、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らとの対戦が現実味を帯びる。「日本人ボクサーとしてある程度の名声をいただきましたが、ボクサーのトップ・オブ・トップかといえば、まったくそうではない。それを目指したいという気持ちがモチベーションにあります」。五輪イヤーとなる20年に、その夢を実現する。

▽村田の話「控え室で調子が良くて、倒せると空回りした。負けたら(アナウンサーの)木村さん泣くでしょ。だから一生懸命やったんですよ。(次戦に向けて)会長、リアルな試合をお願いします。トップ・オブ・トップに行きつきたい。(来年に向けて)東京五輪で花を添えるためにも頑張ります」

◆村田諒太(むらた・りょうた)1986年(昭61)1月12日、奈良市生まれ。伏見中1年で競技開始。南京都高(現京都広学館高)で高校5冠。東洋大で04年全日本選手権ミドル級で優勝など。11年世界選手権銀メダル、12年ロンドン五輪で日本人48年ぶりの金メダルを獲得。13年8月にプロデビューし、17年10月、WBA世界ミドル級王座を獲得し、日本人で初めて五輪金メダリストがプロ世界王者となった。家族は佳子夫人と1男1女。183センチの右ボクサーファイター。

2回、バトラー(左)に強烈な右フックを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)
大歓声を浴びながら入場する村田(撮影・鈴木みどり)

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村田諒太「守り神」アラム氏の来日を歓迎「心強い」

トップランクCEOのアラム氏(右)にあいさつするWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が、来日した心強い「援軍」を大歓迎した。

23日、横浜アリーナで同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)との初防衛戦に備え、21日に都内のホテルで記者会見に臨んだ。檀上には、契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEO(88)が同席。同CEOから

「私が来日することが勝利のお守り」と太鼓判を押された村田は「ラッキーパーソンが来てくれたので、心強く思っています」と笑顔で声をはずませた。

17年5月、アッサン・エンダム(フランス)とのWBA世界ミドル級王座決定戦でアラムCEO自らが来日しなかった際、ダウンを奪いながら不可解な判定負けを喫した経緯を挙げ「2回目(17年10月)のエンダム戦、7月のロブ・ブラント戦も来日したら、しっかりと勝ってくれた。日本に来ると良い結果を出してくれている」と強調。最後に「(村田が)KO勝利で完全決着することを期待しています」と激励された。

その熱いエールを送られた村田は「非常に良い練習を積んできたので、それをリング上で出せるかどうかだけです。結果は神のみぞ知ることなので深く考えず、やってきたことを出そうと思います」と気合十分。来年には、アラムCEOの強力サポートを受けながら、4階級制覇王者で現WBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者のサウル・アルバレス(29=メキシコ)、元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)とのビッグマッチ実現も期待できる状況。まずは「守り神」の見守る中、KO率8割を誇る24歳のバトラー撃破で存在感を示すつもりだ。

記念撮影で視線を合わせないWBA世界ミドル級王者村田(左)と挑戦者バトラー(撮影・中島郁夫)
トップランクCEOのボブ・アラム氏(撮影・中島郁夫)

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村田諒太「自信ある」初防衛戦にスパー仕上がり順調

記念撮影でポーズを決める村田(撮影・山崎安昭)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が、初防衛戦に向けて好調をアピールした。

23日に横浜アリーナで、同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)を迎え撃つ。12日に都内のジムで練習を公開し、米国人パートナーを相手に2回のスパーリング。プレスをかけての攻勢で追い込み、仕上がりのよさをみせた。

これまで週1回練習を公開していたが、内容はジムワークだった。試合前最後で初めてスパーを披露した。相手はスーパーミドル級で14戦13勝(11KO)1無効試合と、無敗のアイザイヤ・スティーン(23)が務めた。持ち味のプレスをジリジリとかけていく。ロープを背にさせ、コーナーに追い詰め、右ストレートに連打を打ち込んだ。階級が上の相手に終始攻勢で、順調な仕上がりと練習の成果を見せた。

村田も「すごいいい練習を積んでこられた。あとは疲れを抜きながら、風邪をひかないように」と手応えを得ている。田中繊大トレーナーも「非常に順調」と言えば、浜田剛史代表は「落ち着きが出てきた。前回は追い詰められていたが、幅広く見られるようになった」と評価した。

バトラーに対して「KO率も高く、WBOでは1位と実力がある」と認める。「KOパンチは長い距離での右ストレート」と分析。「序盤に変に打ち合い、狙いにいってもらわないこと。離れた時の右は警戒したい」とスキはない。

7月にV2戦で敗れたロブ・ブラント(29=米国)との再戦で、2回TKO勝ちして王座に返り咲いた。雪辱というモチベーションは高かった。これまでゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)、サウル・アルバレス(29=メキシコ)らの名を挙げたり、東京ドーム開催を熱望し、モチベーションにしてきた。

「今回は野望やモチベーションでなく、この試合に集中している。大きな目標を見ると、足元をすくわれる。同じ轍(てつ)は踏まないようにしたい」。ブラントとの初戦を反省して、一戦必勝を期す。

現在は家族と離れて単身ホテル住まい。長女佳織ちゃん(5)からは「がんばってね」と絵も描いた手紙をもらった。インフルエンザの流行もあって「会わないことにしている。会えないことを力に変えたい。これがモチベーションかも」と笑みを見せた。

横浜アリーナは8回TKO勝ちした前回の初防衛戦以来2度目。年末のリングは3度目だが世界戦は初めてとなる。多くの報道陣を前に「注目されているのは分かっている。しっかりやって結果を残し、結果で喜んでもらえれば。自信はあります」と力強く勝利宣言した。

当日はWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)のV7戦、元3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)のIBF世界フライ級王座挑戦とトリプル世界戦となる。

ミット打ちで汗を流す村田(撮影・山崎安昭)
公開練習を前に笑顔を見せる村田(撮影・山崎安昭)
公開練習を笑顔で終える村田(撮影・山崎安昭)

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井上尚弥が3位、日本人初のPFPトップ3入り

ドネア戦の2回、右目をカットする井上尚(2019年11月7日撮影)

ボクシングWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強王者)で日本人初のトップ3入りを果たした。

同誌が16日(日本時間17日)、最新ランキングを発表し、井上は4位から3位にランクアップし、3位だったWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(米国)を抜いた形となった。1位は4階級制覇王者で現3階級同時制覇王者のサウル・アルバレス(メキシコ)、2位には3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)となっている。

なおトップ10は次の通り。

1位サウル・アルバレス(メキシコ)

2位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

3位井上尚弥(日本)

4位テレンス・クロフォード(米国)

5位オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)

6位エロール・スペンスJr.(米国)

7位ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)

8位フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

9位アルツール・ベテルビエフ(ロシア)

10位マニー・パッキャオ(フィリピン)

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V4アルバレス次戦に含み 村田諒太の来年に影響も

4階級制覇を達成したアルバレス(ロイター)

<ボクシング:WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇2日(日本時間3日)◇米ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデン・アリーナ

WBAスーパー、WBCフランチャイズ世界ミドル級王者でWBA世界スーパーミドル級正規王者のサウル・アルバレス(29=メキシコ)が4階級制覇を達成した。2階級の世界ベルトを保持したまま、同王者セルゲイ・コバレフ(36=ロシア)に挑み、11回2分15秒、KO勝ちを収めた。メキシコ人4人目の4階級制覇、異例となる3階級同時制覇王者となったアルバレスは、次戦について含みを残した。

どの階級で次戦に臨むのか? WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)の来年の試合展開にも影響することでもある。アルバレスは「(この後の)計画はミドル級、スーパーミドル級に下げることした」としながらも「何が起こるかを見ないといけない。自分たちのために最善を尽くさないといけない。最高の戦い、ビッグマッチを探さなければならない」と言うにとどめた。

過去2度対戦(1勝1分け)し、IBF世界ミドル級王者に返り咲いた元3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との3度目対決が期待されている。中継局も同じDAZN。しかしアルバレスは「それは本当に、私にとって挑戦ではありません。24ラウンドを戦い、彼を打ち負かした。私には挑戦ではありません」と興味を持っていない様子だった。

4階級制覇を達成したアルバレス(ロイター)

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村田諒太「勝って評価を上げる」バトラーと初防衛戦

バトラーとの対戦が決まり会見するWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が12月23日、横浜アリーナでWBO同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

WBO王者デミトリアス・アンドラーデ(31=米国)への指名挑戦権を持ち、WBC4位、IBF8位、WBA9位と主要4団体で世界ランクに入る挑戦者となる。同日、都内のホテルで会見に臨んだ村田は「WBOの指名挑戦権を持つ評価された選手。勝つことで自分の評価を上げることができる」と気持ちを高ぶらせた。

来年には、現IBF王者の元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)やWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(メキシコ)らミドル級トップ選手とのビッグマッチを希望している。村田は「日本のプロボクサーとしてのある程度の名声はありますが、自分はボクサーのトップ・オブ・トップを目指している。ベストを尽くします。必ず面白い試合をします」と強調していた。

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ゴロフキンが新王者 デレビヤンチェンコに判定勝ち

IBF新王者になったゴロフキン(AP)

<プロボクシング:IBF世界ミドル級王座決定12回戦>◇5日(日本時間6日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン

同級3位の元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)が新王者となった。

同級1位のセルゲイ・デレビヤンチェンコ(33=ウクライナ)と空位の同王座を争い、3-0(114-113、115-112X2)の判定勝ち。1~2ポイントという僅差の勝利となり、試合後はデレビヤンチェンコとの再戦に応じる構えも示した。新王者のゴロフキンは区切りの40勝(35KO)1敗1分け。負けたデレビヤンチェンコは13勝(10KO)2敗の通算戦績となった。

   ◇   ◇   ◇

1回に左フックをこめかみにヒットさせた後に連打を浴びせてダウンを奪ったゴロフキンは2回に強烈な左フックで相手右目上カットに追い込んだ。試合の主導権を握ったようにみえたが「彼は非常にタフだった。私によっては大きな経験」と振り返るように、手数多く追い上げてきたデレビヤンチェンコを止められなかった。5回には左ボディーを浴びて一瞬後退するシーンも。判定結果を耳にするまでゴロフキンは不安そうな表情だった。

「これは大変な戦いだった。またキャンプで強くなる必要がある。もう少し集中しなくてはならない」と振り返ったゴロフキンは「少し集中を失っていた。相手は準備ができていた。再戦に関しても絶対に。もちろん準備ができている」と完全決着をつけたい気持ちも明かした。

デレビヤンチェンコとの再戦が浮上しながらも、IBF王者となったゴロフキンの今後の注目は20年5月にもWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(メキシコ)との3度目対決。アルバレス戦を問われた新IBF王者は「まだ私はカネロ(アルバレスの愛称)戦を希望している。誰にでもオープン。この階級にはたくさんの素晴らしい王者がいる。カネロに連絡してください。彼がイエスといったらやろう」と意欲を示した。

一方の僅差で敗れたデレビヤンチェンコは「(流血で右目は)時々、見えなかった。彼は目を狙っていたが、言い訳にしたくない。最善を尽くした。可能であれば再戦をお願いしたい。準備はできている」と希望していた。両選手ともに試合後会見を欠席し、両陣営のトレーナーとプロモーターのみが対応。激戦を物語っていた。

ゴロフキンはデレビヤンチェンコと抱き合う(AP)

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