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後藤洋央紀が白星発進 特訓受けた柴田勝頼らに感謝

ジェイ・ホワイト(手前)に強烈なPKを放つ後藤(撮影・狩俣裕三)

<新日本:G1クライマックス29>◇13日◇大田区総合体育館

Bブロック公式戦初戦で、後藤洋央紀(40)がジェイ・ホワイト(26)を下し、白星発進した。ホワイトの必殺技ブレードランナーを切り返し、昇天・改を決行。何度も立ち上がるホワイトをミドルキックで倒し、最後はGTRで勝負を決めた。

トップ戦線への返り咲きを狙い、4月29日の熊本大会でホワイトとシングルで対戦も敗退。5月途中から戦線離脱し、雲隠れ。ひそかに米国LA道場で柴田勝頼から特訓を受け、G1に備えてきた。迎えた初戦。20分を超えても攻撃をたたみかけられたのは、約1カ月間の努力のたまものだった。マイクを持った後藤は「お久しぶりです」と第一声。

「まだまだ始まったばかりですけど、G1のGは後藤のG。以上」と初優勝した08年以来毎年恒例となっているフレーズで締め、会場を沸かせた。

インタビュースペースでは特訓につきあってくれた柴田やLA道場の仲間に対し、「彼らなしではこの結果はついてこなかった」と感謝。「ここで負けたのでは出る資格はないと思っていた。ここからが俺のG1」とかぶとの緒を締めた。

ジェイ・ホワイト(左)にGTRを食らわす後藤(撮影・狩俣裕三)

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新日本プロレスG1出場選手20人&ブロック発表

G1を制し優勝旗を手にポーズを決める棚橋(2018年8月12日撮影)

新日本プロレスは16日の後楽園大会で真夏の祭典G1クライマックス29の出場者20人とブロック分けを発表した。

AブロックはIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ、棚橋弘至をはじめ、初出場のIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイ、KENTAが入った。一方のBブロックにはIWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也のほか、鷹木信悟、タイチ、ジェフ・コブ、ジョン・モクスリーの初出場4人が名を連ねた。今年のG1は7月6日に米ダラスで開幕し、8月12日、日本武道館大会で決勝が行われる。17日の後楽園大会では公式戦のカードが発表される。

<Aブロック>

オカダ・カズチカ(8年連続8度目、12、14年優勝)、ザックセイバーJr.(3年連続3度目)、棚橋弘至(18年連続18度目、07、15、18年優勝)、飯伏幸太(3年連続5度目)、EVIL(4年連続4度目)、SANADA(4年連続4度目)、バッドラック・ファレ(6年連続6度目)、ランス・アーチャー(5年ぶり5度目)、ウィル・オスプレイ(初出場)、KENTA(初出場)

<Bブロック>

内藤哲也(10年連続10度目、13、17年優勝)、石井智宏(7年連続7度目)、ジュース・ロビンソン(3年連続3度目)、矢野通(13年連続14度目)、後藤洋央紀(12年連続12度目、08年優勝)、ジェイ・ホワイト(2年連続2度目)、ジェフ・コブ(初出場)、鷹木信悟(初出場)、タイチ(初出場)、ジョン・モクスリー(初出場)

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田口隆祐「大和魂」2夜連続半ケツでベルト奪取覚悟

2夜連続で半ケツを出した田口隆祐

<新日本:町田大会>◇15日◇町田市立総合体育館

田口隆祐(40)が前日沼津大会に続く2夜連続の半ケツで、ベルト獲りへの覚悟をみせた。

田口は、17日の後楽園大会でNEVER無差別級6人タッグ3度目の防衛戦、25日の仙台大会でブリティッシュクルーザー級王者エル・ファンタズモに挑戦と2つのタイトル戦を控えている。この日は6人タッグマッチで、棚橋弘至、真壁刀義と組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、ジェイ・ホワイト組と対戦。真壁がオーエンズに勝利した。田口は、途中で集中攻撃にあい、オーエンズに尻をむき出しにされるも、尻を出したままオーエンズにヒップアタックを決め、ピンチを切り抜けた。

試合後には「ケツの1つや2つ屁でもない」と、半ケツでも全くダメージはないとアピール。「ケツの1つや2つ、タマの1つや2つ、さおの1つや2つくれてやる。それぐらいの気持ち。それこそが大和魂。必ずブリティッシュクルーザー級をとって、イギリスに見せつけてくる」と大事な部分と引きかえにでも、ベルトを奪取すると約束した。

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棚橋弘至「断崖絶壁を歩いている」自身の劣化嘆く

自身の劣化を嘆いた棚橋弘至

<新日本:町田大会>◇15日◇町田市立総合体育館

エース棚橋弘至(42)が自身の「劣化」を嘆いた。

4月に左肘を痛め手術を受けた後、6月5日の両国大会で2カ月ぶりに復帰。この日は6人タッグマッチで、田口隆祐、真壁刀義と組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、ジェイ・ホワイト組と対戦し、真壁がオーエンズに勝利した。棚橋は高橋、ホワイトに連続でドラゴンスクリューを決めるなど見せ場も作ったが、試合後のコメントブースでは思わず弱音がもれた。

「最善の練習をして、最善の治療をして、こうして戻ってきましたが、劣化が止められない。劣化版棚橋。本人の劣化版なんて聞いたことないけど、現役である以上、今は劣化版」。

きょう16日の後楽園大会では、7月6日に開幕するG1クライマックスの出場選手とブロック分けが発表される。昨年も1月に膝を痛めて欠場したが、夏のG1を制し、一気に上昇気流にのった。棚橋は今の状況を「断崖絶壁を歩いている感じ。いつ落ちるか分からない」と表現。その上で「まさにカウント2・9、から立ち上がれ」と自身の新刊のタイトルをもじって、自分を奮い立たせた。

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棚橋弘至「精度あげていく」新技で復帰後初勝利

試合後、クリス・ジェリコに攻撃され倒れ込んだオカダ・カズチカ(手前)の元へ駆け寄る棚橋弘至(撮影・前田充)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

エース棚橋弘至(42)が新技で復帰後初勝利を飾った。

左肘負傷で4月から欠場していた棚橋は5日の両国大会で2カ月ぶりに復帰。ジェイ・ホワイトとのシングルマッチで敗れ、悔し涙を流した。

復帰2戦目のこの日は6人タッグ戦で田口隆祐、ジュース・ロビンソンと組み、石森太二、チェーズ。オーエンズ、ジェイ・ホワイト組と対戦。宿敵ホワイトにブレードランナーを決められそうになるが、かわして逆にスリングブレイドをさく裂。最後はオーエンズに新技の変形スリングブレイドを決めて、勝負を決めた。

棚橋は「復帰2試合目だけど、徐々に復調していくのは普通の人だから。そんな気長なことはしてられない。ギアMAXで駆け上がっていきます」と来月控えるG1連覇を見据えた。

新技はホワイトとの戦いでヘッドロックをかわすために思いついたもの。「精度をあげていくか、また空を飛べるようになるか…」。新技を磨きながら、ハイフライフローの封印を解く日を待つ。

試合後、暴れ出したクリス・ジェリコ(中央右)を追いかける棚橋弘至(同左)(撮影・前田充)

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満身創痍の棚橋は復帰戦飾れず 容赦ない左肘攻め

ジェイ・ホワイトに場外に投げ捨てられる棚橋弘至(撮影・中島郁夫)

<新日本:両国大会>◇5日◇東京・両国国技館

新日本プロレスのエースで左肘負傷により欠場していた棚橋弘至(42)が約2カ月ぶりの復帰戦で宿敵ジェイ・ホワイト(26)に敗れた。

試合後、疲れきって大の字になり「プロレスラーになった時も黒星発進。令和も黒星発進。おれらしいじゃん」と前を向いた。

必死の調整でリングに戻ってきたが、現実は甘くなかった。大歓声の中入場し、コーナーに立つといきなり背後から急襲を受けた。さらに左肘を徹底的に攻められ苦戦。ドラゴンスクリュー、スリングブレイドなど必殺技を次々と繰り出して反撃も決めきれず、最後は丸め込まれて力尽きた。

棚橋は1・4の東京ドーム大会でケニー・オメガからIWGPヘビー級のベルトを奪取も、2月にホワイトに敗れ、防衛失敗。4月の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会では、ブリティッシュヘビー級王者ザック・セイバーJr.に挑戦したが、関節技にギブアップ負け。直後に左肘の手術を受けた。

完治しない膝の古傷もあり、満身創痍(そうい)のままリングに立ち続ける。棚橋は「ファンの期待を裏切ってしまったかもしれないけど」と涙を流し、「よく頑張ってくれた俺の体。これからも期待しているから」と自らを鼓舞した。

復帰戦でジェイ・ホワイトに3カウントを許し悔しそうな棚橋弘至(撮影・中島郁夫)
復帰戦でジェイ・ホワイトに3カウントを許し悔しそうな棚橋弘至(撮影・中島郁夫)

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棚橋が6・5両国で復帰宣言「燃え続けている限り」

復帰を発表する棚橋(撮影・今浪浩三)

<新日本プロレス:福岡大会>◇4日◇福岡国際センター

左肘のけがで欠場中だった棚橋弘至が、この日の第6試合後にリングに上がり、6月5日両国国技館大会での復帰を宣言し、IWGPヘビー級挑戦への思いを伝えた。

だが、そこにジェイ・ホワイトが「次(の挑戦)は俺だ」と乱入し、襲撃を受けた。それでも棚橋は「もう戻ると決めた。気持ちが燃え続けている限りまたリングに戻る」と熱かった。

復帰を宣言した棚橋弘至を襲撃するジェイ・ホワイト(右)(撮影・今浪浩三)

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オカダ、令和も金の雨降らせる「V12超え」宣言

初防衛戦に成功したオカダはベルトを巻いてレインメーカーポーズ(撮影・今浪浩三)

<新日本プロレス:福岡大会>◇4日◇福岡国際センター

IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が初防衛に成功した。「令和」最初となる同級王座戦で挑戦者SANADA(31)を38分3秒、必殺レインメーカーでマットに沈めた。

平成では防衛記録のV12を達成したが、令和はV13以上がノルマ。4月に結婚し公私とも充実のオカダが、新時代も絶対王者となって突き進んでいく。

   ◇   ◇   ◇

令和もオカダの時代だ。38分を超える死闘を制した王者は「(令和は)V12を超えていきたい。あれがピークだったと言われないよう、まだまだプロレスを盛り上げていきたい」と声を弾ませた。

同世代のライバルと認めるSANADAから、お株を奪われる“逆レインメーカー”を決められるなど苦戦する場面もあった。だが最後は、相手のスカルエンドをツームストンドライバーで切り返し、レインメーカーで初防衛に成功した。

試合後、会場にはクリス・ジェリコからの動画メッセージが流れた。6月9日、大阪城ホールでのIWGPヘビー級のV2戦を要望された。これに対し、オカダは「上等じゃねーか、このやろー」と応酬。「俺が勝つ」と3度叫び、防衛戦実現は決定的だ。

昨年、歴代最多12度の防衛を果たすなどプロレス界を支えてきた。平成といえばオカダの時代でもあった。昨年6月にケニー・オメガに敗れて王座陥落も、今年4月6日の新日本初の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会でジェイ・ホワイトを破り、約10カ月ぶり5度目の王座に返り咲いたばかり。

4月12日には、かねて交際していた人気声優三森すずこ(32)との結婚を発表した。米国から凱旋(がいせん)後、初の試合となった同13日の茨城・つくば大会では「結婚もしたし、ベルトも取ったし、新日本のオカダがあそこで変わったよね、と言ってもらえるようになりたい」と断言していた。この日は結婚発表後、初のタイトルマッチでもあった。公私とも絶好調のオカダが、新時代も絶対王者として君臨する。【菊川光一】

SANADA(左)にフィニッシュのレインメーカーを決めるオカダ(撮影・今浪浩三)

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オカダ・カズチカ“ラブライブ!”三森すずこと結婚

三森すずこ(左)とオカダ・カズチカ

新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が12日、ツイッターで「ラブライブ!」などで人気の声優三森すずこ(32)との結婚を報告した。

「私事ですが以前よりお付き合いさせて頂いていた三森すずこさんと入籍したことをご報告させて頂きます。レインメーカーとして”幸せの雨”を家庭に降らせることができるようお互いに協力し合いながら、プロレス界にも変わらずに”カネの雨”を降らせ続けていきますので、今後とも宜しくお願い致します」とつづった。2人は18年1月にそれぞれのツイッター上で真剣交際を明かしていた。

オカダは6日(日本時間7日)に米国の「聖地」マディソンスクエアガーデンで開催されたIWGPヘビー級選手権で王者ジェイ・ホワイトを破り、10カ月ぶり5度目の王者に返り咲いたばかりだった。5月4日に福岡国際センターで行う「レスリングどんたく2019」でSANADA(31)と初防衛戦を行う。世界へ進出する団体の顔として、再出発したばかりだった。公私ともに充実の時を迎え、さらに飛躍していく。

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オカダ・カズチカ5度目王者、日本プロレスの力示す

試合途中にレインメーカーポーズを決めるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本・ROH共催:マディソンスクエアガーデン大会>◇6日◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン◇観客1万6534人(満員札止め)

オカダが聖地に金の雨を降らせた。メインで行われたIWGPヘビー級選手戦で、挑戦者オカダ・カズチカ(31)が王者ジェイ・ホワイト(26)に勝利。10カ月ぶり5度目の王者に返り咲くとともに、団体初の米殿堂大会で日本のプロレスの力を示した。

最高のプロレスを世界に見せて王者になる。そう宣言していた通り、オカダがホワイトとの死闘を制し、10カ月ぶりにベルトを手にした。1万6000人のファンがオカダの金の雨に歓喜する。その光景は格別だった。「あの景色を見られるのは限られた人間。日本のプロレスの力を見せることができた。胸を張って日本に帰りたい」と喜びをかみしめた。

相手は2連敗している絶対的ヒールのホワイト。米国であるにもかかわらず、オカダコールが会場を包むホーム状態。だが、敵はしぶとかった。レインメーカーを完璧に決めても返された。お互いふらふらとなる中、打点の高いドロップキックを決め、レインメーカーを2連発。立ち上がる相手を墓石式脳天くい打ちでマットにたたきつけ、だめ押しのレインメーカーで勝負を決めた。「本当に強かった。これから何回も戦う相手になる」と好勝負したホワイトをたたえた。

昨年6月、それまで約2年年保持したベルトを失うと、状況はがらっと変わった。「取材が減った。そういう意味では、チャンピオンって忙しいんだなとあらためて思った。前はオフはなかった。試合の間隔が短かった。忙しくて、気が狂いそうになったほどだった」。

だが、その変化をオカダは楽しんだ。それまでは、わずかな暇も惜しんで自分の試合だけでなく、他人の試合や過去の試合をチェック。一日中プロレスのことを考えていたが、「あんまり考えなくなりました」。練習を充実させるのはもちろん、ゲーム、釣りなど趣味に時間を使うようになり、心に余裕ができた。風船を持って登場したり、髪を赤色に染めるなどファンを困惑させるような行動も、新たな自分の姿を探すためだった。「チャンピオンのままやっていたら、何も変わらなかった。今のところにはいない。もっと低いところにいたと思う」。今、オカダは喜怒哀楽をリングで目いっぱい表現する。無冠の10カ月間は、オカダをさらに強く、魅力的に変えるために必要な時間だった。「V12を達成したオカダも強くてかっこよかったと思いますが、このマディソンスクエアガーデン(大会)を成功させたオカダもまた強くて、違うかっこ良さ。自信もにじみ出てくると思う。チャンピオンのオカダ・カズチカがどうなるか楽しみにしてもらいたい」。世界のプロレス史に残る4・6、新たなオカダ時代が始まった。【高場泉穂】

ジェイ・ホワイトにレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

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新日本MSG大会調印式でオカダ「僕が勝たないと」

オカダ・カズチカ(2019年3月25日撮影)

新日本プロレスは5日(日本時間6日)、翌6日の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG)大会に向けた調印式を同会場で行った。

メインの1つは、IWGPヘビー級選手権。挑戦者で10カ月ぶり5度目の戴冠を狙うオカダ・カズチカ(31)は「新日本プロレス、いや日本のプロレスがMSGで成功するには僕が勝たないと成功することはない」と宣言した。対して、新調されたベルトを持った王者ジェイ・ホワイト(26)は「みんながこのベルトをオカダが俺から取り上げることを期待しているかもしれないが、そんなお前たちの期待を握りつぶすことが楽しみだ」と、シングルでの対オカダ3連勝を予告した。

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オカダ・カズチカ「失敗できない」初MSGで語る夢

ニュージャパン杯を制し、一夜明け会見に臨んだオカダ・カズチカ

新日本プロレスのニュージャパン杯で6年ぶり2度目の優勝を果たしたオカダ・カズチカ(31)が25日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

24日にSANADAとの30分超の激闘を制し、優勝。4月6日(日本時間7日)米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑むことが決まった。「家に戻ってゆっくり寝られるかなと思ったんですけど、すぐ目が覚めてしまいまして…。僕の中でニュージャパン杯は形としては終わりましたが、まだ続いている。マディソンスクエアガーデン大会が終わるまで、この緊張感は消えることがない。IWGP(ヘビー級)のタイトルマッチも正式に決まりましたし、体調を整えて、ベルトを取れるようにがんばります」と、あらためて気を引き締めた。

米殿堂での新日本初の興行。その意味について持論を熱く語った。「新日本にとって、というより、日本にとって意味があるものなんじゃないかと思う。日本のプロレスにとって、いや日本のエンターテインメントに対してというか。プロレスにパワーがあると思ってもらえる。失敗できない」。昨年6月に失ったベルトを取り戻すだけが目的ではない。「そこでチャンピオンになって、そうだよね。オカダだよね、と思ってもらえるように。日本のプロレスで世界をびっくりさせたい」とさらに大きな夢を口にした。

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第0試合に引退の獣神サンダーライガー 新日MSG

ニュージャパン杯を制し、一夜明け会見に臨んだオカダ・カズチカ

新日本プロレスは25日、都内の本社でニュージャパン杯一夜明け会見を開き、4月6日米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG)大会の全カードを発表した。

ダブルメインは、IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトと挑戦者オカダ・カズチカのタイトル戦、ROH世界王者ジェイ・リーサル対マット・テイヴェン対マーティ・スカルの3WAYラダーによるタイトル戦に決まった。第7試合のブリティッシュヘビー級選手権では、王者ザック・セイバーJr.に棚橋弘至が挑戦。第8試合のIWGPインターコンチネンタル選手権では、王者内藤哲也に飯伏幸太が挑む。

第0試合の1分時間差バトルロイヤルには先日20年東京ドーム大会での引退を発表した獣神サンダーライガーが参戦。第3試合では女子プロレス団体スターダムのトップ選手でWOH世界王者岩谷麻優が、ケリー・クレイン相手に防衛戦を行う。

また、4月7日午前8時30分から、全国13カ所でライブビューイングも開催する。

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オカダ6年ぶりV、米でホワイトを「ぶっつぶす」

ニュージャパン杯で優勝しテープを浴びるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

オカダ・カズチカ(31)がSANADA(31)との激闘を制し、13年以来2度目の優勝を果たした。新日本初の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG、4月6日)大会では、メインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)に挑戦する。

オカダに歓喜の雨が降り注いだ。新潟出身SANADAコールが起こるアウェー。30分を超え、とどめを刺そうとコーナーに駆け上がるSANADAの足に必死にしがみついた。互いにツームストンパイルドライバーをかけ合い、いったんかわされた後、レインメーカーを発射。さらにもう1発完璧に決め、勝利をもぎとった。マイクを取ると「MSGでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっつぶしてきます! 」と宣言。1月4日東京ドーム大会で敗れた借りを、プロレスの聖地で返す。

試合後、解説席にいた柴田勝頼のもとへ近寄った。ちょうど2年前の17年4月。IWGPヘビー級王者だったオカダは、ニュージャパン杯を制した挑戦者の柴田と両国大会で対戦。オカダが勝利し、試合後柴田は病院に搬送され、硬膜下血腫の重症を負った。以来長期欠場し、現在は新日本ロサンゼルス道場で指導を続ける。その柴田に勝利を報告すると「おめでとう。ニューヨーク行くから」と声をかけられ、目が潤んだ。バックステージで再び柴田について問われると、はなをすすり、流れる涙を何度も拭った。「勝てよ、と言ってくれた。しっかり、柴田さんに送り出してもらったんで」。思いを背負ってニューヨークの舞台に立つ。

昨年6月にIWGPヘビー級のベルトを失って以来、風船を持って入場したり、髪色を赤にしたりと迷走しながらも新しい自分の姿を探してきた。オカダはチャンピオンだった自分を「悪い意味でかっこつけているオカダカズチカだった」と振り返る。泥臭く、石井智宏らCHAOSの仲間も下して勝ち取った優勝で、さらに強さを身につけた。「チャンピオンになって日本に帰ってくる」。満を持して、5度目の戴冠に挑む。

ニュージャパン杯優勝トロフィーを前に記念撮影するオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にリバースネックブリーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

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棚橋、SANADAが4強入り ニュージャパン杯

<新日本:浜松大会>◇20日◇静岡・アクトシティ浜松◇観客2406人

ニュージャパン杯の準々決勝2試合が行われ、棚橋弘至(42)が昨年王者のザック・セイバーJr.(31)との昨年決勝同カードを制し、4強入りした。

関節技で急所の右膝を攻められたが、ジャパニーズクラッチホールドで勝利。4月6日マディソンスクエアガーデン大会でのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権まであと2勝にせまった。もう1つの試合では、SANADA(31)がコルト・カバナ(38)を絞め技Skull endで破った。

23日の長岡大会では棚橋対SANADA、オカダ・カズチカ対石井智宏の準決勝が行われる。

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SANADA激闘制す、準々決勝はコルト・カバナ戦

鈴木みのるに勝利したSANADA(撮影・高場泉穂)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦でSANADA(31)が、鈴木みのる(50)との激戦を制し、8強入りした。21日浜松大会での準々決勝の相手はこの日矢野通に勝利したコルト・カバナ(38)に決まった。

何度もグラウンドに持ち込まれ右膝を徹底攻撃されたが、最後は力を振り絞り、動けなくなった鈴木の上にラウンディングボディプレスでかぶさって勝利。ふらふらになりながら28分45秒の激闘を制した。普段から寡黙。この日も黙って去ろうとしたが、ファンの声援におされるようにリングに戻り、マイクを取った。「みなさんに伝えたいことがあります。実はニューヨークのマディソンスクエアガーデンが好きです」。ニュージャパン杯の優勝者が得る、同地でのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権を早くも見据えた。

右膝にアイシングを施し、足をひきずりながら取材スペースにたどりつくと今度は「イメージできるだろ。長岡の決勝でマイクを持っている姿が」と一言。24日新潟・アオーレ長岡で自分の優勝する姿が、SANADAにはもう見えている。

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飯伏幸太、完敗も「こんなとこじゃ終わんないっす」

ザック・セイバーJr.(右)の腕ひしぎ逆十字固めから逃げる飯伏(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で飯伏幸太(36)が前回覇者ザック・セイバーJr.(31)の関節技にギブアップし、敗れた。

飯伏はムーンサルトプレスなど身体能力を生かした多彩な技を駆使したが、ザックにすぐグラウンドに持ち込まれ苦戦。最後はカミゴェにいくも避けられ、そのまま足を締め上げられて、16分7秒で力尽きた。「自分の意思でタップしてしまった。あそこから粘って自分の体が耐えられるとは思わなかった」と完敗を認めた。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、約2カ月間欠場。IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権をかけたこのニュージャパン杯で復帰し、一気にトップへ駆け上がるプランを描いていた。10日の1回戦で内藤哲也との激戦を制し勢いにのっていたが、昨年準々決勝で敗れたザックに道を阻まれた。

ただ、息をきらしながら取材の場にたどりついた飯伏の目は、まだ輝きを失っていなかった。「まだまだこんなとこじゃ終わんないっすよ。もう切り替えないと。ザックにはいつか絶対にリベンジしたい。やりますよ。やってやりますよ」と力強く語った。

ザック・セイバーJr.に敗れた飯伏(撮影・中島郁夫)

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棚橋弘至「カムバック」11年ぶり対戦の田口に勝利

田口(上)にドラゴンスクリュー決める棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で、棚橋弘至(42)が、昨年公開の映画「パパはわるものチャンピオン」の劇中でタッグを組んだ田口隆祐(39)を下し、準々決勝に進んだ。

普段はタグチジャパンの一員として、監督こと田口とタッグを組むことも多く、シングルでの対戦は08年のニュージャパン杯以来11年ぶり。代打出場から1回戦を突破し勢いにのる田口にオーマイガーアンクルなど多彩な攻めで押し込まれたが、スリングブレイドから飛龍原爆固め(ドラゴンスープレックス)につなげ、勝利をおさめた。

決め技には狙いがあった。4月6日の米ニューヨーク大会が行われるマディソンスクエアガーデン(MSG)は、藤波辰爾が初めて飛龍原爆固めを披露した場所。「それから何十年たって、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなぁと。カムバックサーモンってあるじゃないですか。サケが戻ってくる。カムバックドラゴン」とこのニュージャパン杯優勝の先にある、MSG大会メインでのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)との決戦を見据えた。

田口(手前)を下し雄たけびを上げる棚橋(撮影・中島郁夫)
試合後、田口(右)とグータッチをする棚橋(撮影・中島郁夫)

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石井智宏らが2回戦へ「胸貸してやる」敗者の永田に

激しく打ち合う石井(左)と永田(撮影・垰建太)

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトへの挑戦権をかけたシングルのトーナメント戦ニュージャパン杯が開幕し、石井智宏、チェーズ・オーエンズ、タイチ、YOSHI-HASHIがそれぞれ2回戦に駒を進めた。

メインで永田裕志とぶつかった石井は、痛めている右腕を攻められながらも、激しいビンタ、エルボー合戦で意地を見せ、最後は垂直直下式ブレーンバスターで勝利。「50代でIWGPチャンピオン? 笑かすな。そのために何かやったのか、してねえだろ。そんな野郎には負けねえつってんだ」と永田を批判。その上で「まだ遅くねえ。もう1回気持ち入れ替えて俺のところにこいよ。胸貸してやる」と再戦をもちかけた。

永田(左下)に勝利し勝ち名乗りを受ける石井(中央)(撮影・垰建太)
永田(手前)に激しいラリアットを決める石井(撮影・垰建太)

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飯伏幸太は新日専念 棚橋に言われた覚悟の意味理解

2カ月ぶりの復帰戦に向け抱負を語った新日本プロレス飯伏(撮影・江口和貴)

ゴールデンスターこと飯伏幸太(36)が8日、新日本プロレス後楽園ホール大会で2カ月ぶりに実戦復帰する。注目される内藤哲也とのニュージャパンカップ初戦への意気込み、専念すると決断した新日本での今後の野望などを聞いた。

「心身ともに万全。試合に飢えてます」。ギラギラした飯伏が新日本のリングに帰ってくる。1月4日の東京ドーム大会ではウィル・オスプレイとの激戦の末、敗退。脳振とうを起こして欠場していた。久しぶりに公の場に現れたのは2月11日の大阪大会。スーツ姿で登場し、リング上で「どこにも行きません」と宣言。相棒だったケニー・オメガが米国の新団体AEWへと移り、飯伏も移るのでは…とささやかれていただけに、その残留宣言で会場は大いに沸いた。

DDTと新日本のダブル所属だった飯伏は16年に「飯伏プロレス研究所」を設立。フリーの立場を守りながら、新日本で活動し続けてきたが、もう研究所は「終わりです」。新日マットに専念すると決めた。「2、3年前から棚橋さんに『覚悟』という言葉を言われてきましたが、何をもって覚悟か分からなかった。でも、やっとその覚悟の本当の意味が分かりました」。

年明けにオメガやKUSHIDAら人気選手が続々と退団。その中で飯伏は、新日本の勢いは止まるどころか加速すると信じている。「16年に中邑(真輔)さん、AJ(スタイルズ)らが大量離脱したときも変わらなかった。むしろプラスの流れになった。今回も同じようにプラスの流れにしたい」。目指すのは地上波テレビでの中継。「新日本プロレスの名前は世間に広まってきていますが、昔ゴールデンで放送されていたころと比べると、まだ劣る。自分の体で表現して、放送させるレベルまで人気を持っていく。その自信もありますね」と堂々と語った。

まず焦点を定めるのは、10日尼崎大会でのニュージャパンカップ初戦。いきなり同級生のライバル内藤哲也とぶつかる。過去のシングル対戦成績は3勝2敗。互角の戦いを繰り広げてきたが、飯伏は「いまは僕が劣っている」と話す。「年が重なるにつれ負けてきた。勝敗も、内容も。地位も、格も。そこを埋めていきたい。だからやりがいがある。自分のためにも内藤さんはどんどん上がり続けてほしいんですよ」。内藤戦では「なにかをやってみたい。そのチャンス」と、温めてきた新技を出す可能性もあると明かした。

ニュージャパンカップで優勝すれば、4月の米マディソンスクエアガーデンのメインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑戦できる。現段階でそれが新日本の至宝に届く近道だ。「一番発言力があるのがIWGP(ヘビー級)のベルト。それを取り、やばい発言をしたい。王者になってやりたいことがいろいろあります。新日本プロレスを、より爆発させたい」。覚悟と野望を胸に飯伏幸太の新たなステージが始まる。【取材・構成=高場泉穂】

◆飯伏幸太(いぶし・こうた)1982年(昭57)5月21日生まれ、鹿児島県姶良市出身。04年7月、DDTでデビュー。11年6月に新日本のIWGPジュニアヘビー級王座獲得。13年10月にDDTと新日本とのダブル所属契約を発表。15年3月のニュージャパン杯で初優勝。16年2月にDDT、新日本からの退団を発表し、同3月に飯伏プロレス研究所設立。181センチ、90キロ。得意技はフェニックス・スプラッシュ。

2カ月ぶりの復帰戦に向け抱負を語った新日本プロレス飯伏(撮影・江口和貴)
15年8月、内藤(左)にエルボーを見舞う飯伏

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