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「ベルトはジュリア色に」中野たむを破り初戴冠 

中野たむとの王座決定戦を制し、ワンダー・オブ・スターダム新王者となったジュリア

<スターダム:後楽園大会>◇26日◇東京・後楽園ホール

前王者星輝ありさの引退により空位となったワンダー・オブ・スターダムの王座決定戦でジュリア(26)が中野たむを下し、初戴冠した。

エルボー、張り手の打ち合いなど感情むき出しの激しい攻防が続き、制限時間30分の残り3分になっても決まらない。最後のチャンスとジュリアがアームブリーカーで中野をとらえる。そのまま締め上げ、レフェリーストップとなった。

昨年11月にアイスリボンから電撃移籍し、約9カ月。ようやく団体シングル主要ベルトを手にしたジュリアは「このベルトはジュリア色に染まる。よそ者だの、部外者だの、ジュリアに歴史を壊されたくないという思いがあるやつ、かかってこいやー!」と勢いのある次期挑戦者を求めた。

また、空位となっているタッグタイトル、ゴッデス・オブ・スターダムの王座決定戦も行われ、上谷沙弥(23)、林下詩美(21)組が、小波(24)、ジャングル叫女(29)組を下し、初戴冠した。

タッグタイトル、ゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦を制し、新王者となった上谷沙弥(左)と林下詩美

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「花さんに届くように」選手それぞれの形で追悼表す

故木村花さんに向けて会場に鳴り渡る10カウントゴング(撮影・河田真司)  

<スターダム:新木場大会>◇21日◇東京・新木場1stRING

女子プロレス団体スターダムが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月24日後楽園大会以来中止していた興行を約3カ月ぶりに再開した。その間、5月23日には、所属選手の木村花さんが22歳の若さで急逝した。この日の試合前には追悼の10カウントゴングを鳴らし、リングサイドに並んだ所属選手が黙とうをささげた。

木村さんが率いていたユニット「TOKYO CYBER SQUAD(トーキョーサイバースクワッド、以下TCS)」のメンバーで、木村さんの最期に声をかけ続けたジャングル叫女(29)は試合前にリング上であいさつ。まだ気持ちの整理がつかないため、出場予定だったこの日の試合を欠場すると説明した。

「自分の中でまだ気持ちの整理がついてなくて、戦える状態ではなく、欠場させていただくこととなりました。いろんな思いがあるんですけど、それはまたリングに戻ってきた時に、試合を通して伝えていきたいと思っています。必ず戻ってきます。今よりも何十倍も強い覚悟と心でまたリングに必ず戻ってきますので信じて待っていてください」と気丈に語った。

選手がそれぞれの形で木村さんへの追悼を表した。第1試合の3WAY戦に出場したTCSメンバーの吏南(13)は、木村さんのトレードマークであるガスマスクを着けて登場。木村さんの得意技だったアジサイの名の技、ハイドレンジア(グラウンド卍(まんじ)固め)で勝利した。第3試合で刀羅ナツコとシングルで戦ったTCSの小波(23)は、目をつぶり、両手を合わせてからリングイン。メインの8人タッグ戦に出た木村さんのライバル、ジュリア(26)は木村さんの動きにインスパイアされたランニングビッグブーツを繰り出した。吏南は「(ハイドレンジアを)教えてもらっていた。花さんに届くようにと思って試合に臨みました」と話した。

この日の観客はファンクラブ会員の100人限定。席間を空け、来場者全員の体温を測るなど感染予防対策に努めた上で行われた。次の試合は来月開催予定。コロナ感染予防のため、しばらくは観客の数をおさえた形となるという。木村さんの追悼興行は現段階では日時未定。なるべく多くのファンに来場してもらえるよう、感染状況を見ながら開催時期を決めるという。

リングであいさつをするジャングル叫女(撮影・河田真司)
リングであいさつをするジャングル叫女(撮影・河田真司)
STARSとの試合を終えマイクパフォーマンスをするジュリア(撮影・河田真司) 

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ジャングル叫女「無念でなりません」木村花さん悼む

ジャングル叫女

木村花さんのユニットに所属していたジャングル叫女がツイッターを更新し、23日未明にSNS投稿に気付いた知人から連絡を受け、木村さんの元へ駆けつけていたことを明かした。

「最期も声を掛け続けました…無念でなりません。綺麗な姿で送ってあげるからね」とつづった。

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スターダム無観客試合 配信再生回数は6万7000

スターダム初の無観客試合でメイン後、テレビカメラに向かってあいさつする岩谷麻優。南側観客席のオレンジ色が目立った

<スターダム:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

女子プロレス団体スターダムが新型コロナウイルスの影響により後楽園ホールで初の無観客試合を行った。試合の模様はYou tubeで無料生配信され、最大同時視聴数約1万2000、再生回数はのべ6万7000にのぼった。

異様な光景だった。会場にいるのは、選手、スタッフ、取材者のみ。リングサイド、東西南北の四方に客の姿はない。選手らは声援がない中、ビデオカメラの向こうの視聴者を意識しながら、試合を行った。

メインではスターダムのアイコン”ことワールド王者岩谷麻優(27)が鹿島沙希(26)と対戦。途中、2人は場外乱闘へ突入。岩谷は南側観客席の最上段から鹿島に突き落とされ、35段を階段落ち。映画「蒲田行進曲」の名シーンを思わせる豪快な落ちを披露し、ネット上をにぎわせた。試合後岩谷は「観客がいないのは不安もあったけど、やってみたらすごい楽しかった」と語り、「コロナ問題が収束し、1人でも多くの方々に楽しんでいただきたい」と通常興行の再開を願った。

初の無観客試合に対し、選手、関係者の感想はさまざまだった。タッグマッチに出場した木村花(22)は「お客さまがいないと、ただ痛めつけられているような感じ。声援が1番の薬なのだと分かった」。木村とタッグを組んだジャングル叫女(28)も「できれば(今後は)なしがいい」と、やりづらさを語った。

会場で見届けたオーナーであるブシロード木谷高明取締役(59)は選手側の不安をくみとりつつも、「いろんな可能性が見えた。やって良かった」と評価。視聴者数が予想以上に多かったことから、「初めて見てくれた人もいたと思う」と前向きにとらえた。

この日は感染予防のため選手、解説者ら動画に写りこむ人以外はマスク着用必須。入場前には検温も行われ、37度未満に限り入場可能とした。今後、3月14日から22日までの5興行は中止。24日に後楽園ホール大会を予定しており、状況をみながら開催可否を決める。

スターダム初の無観客試合のメインで、南側観客席横の35段階段を転げ落ちた岩谷麻優

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彩羽匠「引きずり下ろす」スターダムと団体抗争へ

岩谷麻優に勝利した彩羽匠(右)をねぎらう師匠長与千種(撮影・高場泉穂)

<スターダム:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

急きょ決まったカードが超満員の後楽園を熱狂させた。

この日のメインでワールド・オブ・スターダム王者岩谷麻優(26)にSareee(23=ディアナ)が挑戦する予定だったが、前日7日にSareeeの急性腸炎および感冒による発熱で欠場が決定。代わりに岩谷と、元スターダム所属で、マーベラスのエース彩羽(いろは)匠(27)の2年ぶりとなるシングルマッチが行われた。

岩谷は、170センチの恵まれた体を持つ彩羽の力強いキックや投げ技に苦戦。ぼろぼろになりながら、直前に長与千種から伝授された必殺技ランニングスリーを仕掛けるも彩羽の体を持ち上げられず。最後は彩羽にランニングスリーを見事に決められ、20分49秒で3カウントを奪われた。

試合後、岩谷はマイクを手にすると「こんな形でやると思わなかったけど、試合してくれてありがとう」と手をさしのべ、握手。「完敗。このまま負けっぱなしでいることは嫌なので、赤いベルト挑戦してきてください」と挑戦者に指名した。彩羽は、自分が長与から伝授されるまで何年もかかったランニングスリーを岩谷がすぐに教えてもらったことに「ずるいよね」と嫉妬。「(ランニングスリー)意地でもあげさせません。赤いベルト挑戦させてください」とその場で快諾した。

バックステージで彩羽は「挑戦するからには本気でベルト取りにいきますよ。スターダム面白くなりますよ」と基本的に鎖国体制を取るスターダムからのベルト奪取を宣言。「ブシロードさんがついて、1団体だけトップにのしあがろうとしている。そこを引きずり下ろす団体がいても面白くないですか?」と団体抗争であることを強調した。師匠長与は「面白かった。いい試合だったね」と彩羽をねぎらうとともに、「岩谷のやられっぷりは天下一品」と絶賛。タイトル戦も前向きに考える姿勢を示した。

岩谷は、2月23日名古屋大会でこの日挑戦表明したジャングル叫女と3度目の防衛戦をすることが濃厚。岩谷と彩羽との団体の威信をかけたタイトル戦について、スターダムのロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「落ち着いてから」と少し先になる模様だ。

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スターダム木村花の新ユニットTCSがベルト奪取

アーティスト・オブ・スターダム新王者となった左から木村花、小波、ジャングル叫女組

<スターダム:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

アーティスト・オブ・スターダム選手権が行われ、挑戦者の木村花、小波、ジャングル叫女のTOKYO CYBER SQUAD(トーキョーーサイバースクワッド=TCS)組が、岩谷麻優、鹿島沙希、中野たむのSTRS王者組を下し、第19代王者組となった。

非情な攻撃が勝利を引き寄せた。4月14日の新木場大会を最後に左膝のけがで欠場中の相手リーダー岩谷はこの日の防衛戦のために1日限定で復帰。木村らはそんな岩谷の膝をあの手この手で集中攻撃。足をひきずるリーダーをかばおうとする2人の動きもうまく阻止し、最後は小波が鹿島にトライアングル・アンサーを決めて、勝利した。

ジャングル叫女は「岩谷の覚悟は感じましたが、ケガ人から取ったベルトは正直うれしくない。このベルトの価値をもっと上げていきたい」とまだまだ満足いかない様子。木村は次の防衛戦に同じ迷彩柄のコスチュームを着用する大江戸組を指名し、「ベルトも迷彩も似合っているのは私たちTCSだと証明する」と自信たっぷりに話した。

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スターダム岩谷麻優「STARSは正統派」を宣言

スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まったSTARS。前列中央がリーダーの岩谷麻優(撮影・桝田朗)

<スターダム:新木場大会>◇14日◇新木場1st RING

スターダムの2019ドラフト会議が行われ、今年の各ユニットの陣容が決定した。

メインで行われたドラフト会議5WAYバトルで、STARSの岩谷麻優、クイーンズクエスト(QQ)の渡辺桃、JANのジャングル叫女、大江戸隊の花月、多国籍軍(仮名)の木村花の各リーダーによる指名順を決める戦いが行われた。

今回は、この試合で最後に負けたリーダーのユニットは自動的に解散という厳しいルールも設けられた。試合は、花月を場外に落とし最初に勝利した岩谷が指名順1位を獲得。2位渡辺、3位が花月と決まっていき、最後は木村と叫女が軍団の存続を掛けて戦い、木村が勝利。叫女が昨年立ち上げたJANは解散となってしまった。

続けて1位から順に指名するドラフト会議が始まった。各ユニットの指名選手は次の通り。

☆STARS <1>スターライト・キッド<2>星輝ありさ<3>中野たむ<4>鹿島沙希<5>羽南<6>ザイヤ・ブルックサイド<7>飯田沙耶

☆QQ <1>AZM<2>林下詩美<3>ビー・プレストリー<4>バイパー<5>シャーダネー<6>小野崎玲皇<7>妃南

☆大江戸隊 <1>葉月<2>アンドラス宮城<3>刀羅ナツコ<4>ジェイミー・ヘイター<5>“セッション・モス”マルティナ<6>夏すみれ

☆多国籍軍(仮名) <1>ジャングル叫女<2>小波<3>マリー・アパッチェ<4>ナツミ<5>レベル・ケル<6>ボビー・タイラー<7>ルアカ<8>吏南<9>米山香織

陣営が確定しSTARSの岩谷は「これからこのメンバーでSTARSは正統派をやっていく」と宣言。QQの渡辺は「このメンバーでベルト総取りをねらっていく」。大江戸隊の花月は「これまでのメンバーにナツコさんが加わった。ナツコさんが大江戸隊で変わることを期待してください」と新メンバーに期待を寄せた。多国籍軍の木村は「スターダム所属の選手はスターダムの飼い犬。その中で野良犬の素質をもっている人を選んだ。(ユニットの名前は)ベルトを取ったら決めようと思っている。革命を起こしてみせます」と宣言した。

スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まったクイーンズクエスト。前列中央がリーダーの渡辺桃(撮影・桝田朗)
スターダムドラフト会議2019で新メンバーが決まった大江戸隊。前列右がリーダーの花月(撮影・桝田朗)
スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まった多国籍軍。前列中央がリーダーの木村花(撮影・桝田朗)

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V3の渡辺桃、林下詩美組、次期挑戦者に叫女指名

ゴッデス・オブ・スターダム選手権で岩谷、星輝組を下し3度目の防衛を果たした渡辺桃(右)、林下詩美(左)の王者組

<スターダム:後楽園大会>◇17日◇後楽園ホール

メインでゴッデス・オブ・スターダム選手権が行われ、渡辺桃、林下詩美の王者組が、挑戦者の岩谷麻優、星輝ありさ組を下し3度目の防衛を果たした。

序盤は、星輝の強烈な蹴りと、岩谷との絶妙なコンビに渡辺が捕まり苦戦した。しかし、キック力で上回る渡辺が、徐々に盛り返し、星輝を攻め立てる。

林下も、岩谷をうまく抑えサポートすると、最後は渡辺が星輝にピーチ・サンライズを決め勝利した。試合後、渡辺は自らが保持するワンダー・オブ・スターダム王座について「次の防衛で、防衛回数の新記録(11回)になるんですよ。その相手、私はもう決めています。ジャングル叫女。私はあなたに最初の防衛戦で勝ちました。その後、あなたも成長しているんじゃないかと思うので、次の防衛戦であなたに勝って新記録をつくりたい」と、次期挑戦者にジャングル叫女を指名。

叫女の地元名古屋で防衛戦を行うことを宣言した。同じクイーンズ・クエスト(QQ)の小波が、岩谷のアーティスト・オブ・スターダム王座への挑戦を表明。一方、林下は「これからQQはベルト総取りを目指す。自分たちもどんどん防衛していく」と話していた。

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スターダム大江戸隊にアンドラス宮城が加入「最高」

新メンバーに元センダイガールスのアンドラス宮城(前列右)を加えた大江戸隊。前列左が花月

<スターダム:後楽園大会>◇17日◇後楽園ホール

スターダムの中でクイーンズ・クエストとともに人気のユニット、大江戸隊に新メンバーが加わった。

セミで大江戸隊のリーダー花月が、タッグ戦でパートナーとして引き連れてきたのは、前センダイガールズのアンドラス宮城だった。

宮城は、1月いっぱいで退団し、フリーとなった1日にカサンドラ宮城からアンドラス宮城に改名。仮面をかぶって入場し、試合開始前に花月から「新メンバーのXは、アンドラス宮城様じゃあ」と紹介された。

刀羅ナツコ、ジャングル叫女とのタッグ戦では、167センチの体を生かしたパワー全開。得意のスワントーン・ボムで刀羅を葬った。

宮城は「(スターダムは)今、日本で一番ホットなスポットなんじゃないか。最高だ!」とコメント。新メンバーを選抜するドラフトを控えたこの時期に宮城を加えたことに花月は「ドラフト前に新しいサプライズが来れば、もっと面白い。ドラフトでも新たなビッグサプライズがあるから、楽しみにして」と話していた。

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花月が毒霧V6「一番かわいがってきた」次戦は葉月

<スターダム:スターダム8周年記念日>◇14日◇後楽園ホール

ワールド・オブ・スターダム王者の花月(26)が挑戦者ジャングル叫女(27)を下し、6度目の防衛を果たした。場外での乱闘を含む20分の激闘の末、花月が緑の毒霧で叫女を弱らせ、最後は大江戸コースター、デスバレーボムとたたみかけた。

花月は、この試合をラストチャンスと位置づけていた叫女に対し、「もう2度とタイトルマッチをやるなと言いたいところだが、そんなに鬼じゃないんだよ」と話し、「林下詩美みたいにエリートのやつもいるが、花月様もデビュー8年目までは結果が出せず、お客様からの支持もなかった。あきらめんなっつーことなんだよ。お前がどうするか、お前自身で決めろよ」と叱咤(しった)激励の言葉を浴びせた。

また、21日の地元大阪大会での防衛戦相手に「一番かわいがってきた」という葉月を指名。その場で快諾した葉月は「あなたに教わったことを出し切った上で勝ちにいきます」とベルト奪取を宣言した。

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ビッグダディ娘の林下詩美、引き分けに「悔しい」

5☆スターGP予選リーグでジャングル叫女と引き分け悔しがる林下詩美(撮影・桝田朗)

<スターダム:新木場大会>◇9日◇新木場1st RING

タレントのビッグダディー、林下清志(53)の三女・林下詩美(19)が、5☆スターGPの予選リーグ「レッドスターズ」で、ジャングル叫女と引き分け、3勝1敗1分けで勝ち点7とし、2位につけた。

デビュー戦で引き分けた叫女と壮絶な戦いを展開。一時は、1本背負い2連発から大外刈りで追い詰めた。しかし、終盤は叫女の猛攻に防戦一方。なんとかしのいだが、15分時間切れ引き分けに終わった。

林下は「今日は叫女から3カウント取って勝って、握手で終わろうと思っていた。正直勝つ気しかなかったので、悔しいし悲しい」と話した。叫女とはこれで2試合連続引き分けとなり、試合後には叫女から再戦を要求された。「また、この戦いは次に持ち越しになった。次は3カウントを取って叫女さんに勝つ」と完全決着を宣言した。

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ビッグダディ三女がプロレスデビュー、大健闘ドロー

「ビッグダディ」こと林下清志氏(前列右端)ら大家族に見守れてデビュー戦に臨んだ林下詩美(中央)

<女子プロレス:スターダム>◇12日◇東京・後楽園ホール

 テレビ朝日系「痛快!ビッグダディ」で知られる柔道整復師のタレント林下清志氏の三女で、7月にプロテストに合格したばかりの林下詩美(19)がルーキー離れした堂々のデビュー戦を披露した。

 レッドのコスチュームに身を包んだ林下は、入場曲とともに観客からの大きな手拍子に合わせてリングイン。試合前、父清志氏ら大家族から花束を受け取って会場を盛り上げると、先輩レスラーのジャングル叫女(きょうな、27)とのシングル戦で15分間を戦い抜いてドローに持ち込む大健闘のファイトをみせた。

 パワーと経験で上回る叫女のボディープレス、エルボー連発を浴び、踏みつけられたものの、逆エビ固めやドロップキック、カウンターでの一本背負い投げからの裸絞めで反撃。「一番のパワーファイターになりたい」と掲げる通り、アルゼンチン式背骨折りで叫女を持ち上げた。大外刈りとバックボーンとなる柔道技で攻め込み、何度も丸め込んで3カウントを狙った。終盤はスタミナ消耗で捕まり、スライディング式ラリアットなどで攻め込まれたが、ギリギリで回避して15分、引き分けとなった。

 「今日の試合見てもらってどうでしたかね。『ビッグダディの娘』というだけでなく、終われたんじゃないかなってと思います。プロレスラーとしていい選手だなって思ってもえるような試合が出来たんじゃないかな。これからはプロレスラー林下詩美として知ってもらいたいと思います」

 岩手県で中学、高校と柔道部に所属。高校を卒業し、妹弟の学費を稼ぐために1年間働いた後、夢だったプロレスラーになるために今年3月、スターダムに履歴書を送付。7月5日、プロテストに合格していた。「中学校から大好きだったプロレスを今、デビューできて勝ちはできなかったですけど、満足した気持ちです。柔道技、アルゼンチンバックブリーカー。練習してきた技を出せて、やれること出し切れました」と満足そうな笑みをみせた。

 引き分けに持ち込んだものの、王座挑戦経験もある叫女との実力差を痛感した。「戦ってみて、やっぱりスターダムのパワーファイターやってきている人なんだなって。戦ってみて体中痛くて。私もスターダム一番のパワーファイターになりたいので、いつか勝って、越えるべき壁だなと」と決意を新たにした。

 「今日勝てなかったので、10点ひいて90点。いや95点」と自己採点したデビュー戦終了直後、ロッシー小川社長からシングルリーグ戦「5☆STAR GP 2018」(18日、東京・新木場1ST RINGで開幕)のエントリーを決められた。デビュー戦を終えたばかりのルーキーには異例の抜てきだ。「私でいいんですかね。今日は、まずプロレスの試合が初めてで。リーグ戦も初めて、初めて戦う選手ばかりなのでワクワクしています」と声を弾ませていた。

ジャングル叫女(左)とのデビュー戦を戦い抜いて引き分けた林下詩美は疲労困憊(こんぱい)の表情
試合後、ロッシー小川社長(右)と握手する林下詩美

渡辺桃が初V「プロレスキャリアの中で1番の勝利」

スターダム・シンデレラ・トーナメントに初優勝し、ドレス姿で表彰式に臨んだ渡辺桃(撮影・桝田朗)

<スターダム:後楽園大会>◇30日◇後楽園ホール

 スターダム・シンデレラ・トーナメント2018が行われ、渡辺桃(18)が初優勝を果たした。

 3回目の出場で、過去2回はいずれも1回戦負けという渡辺は、1回戦で小波を撃破。2回戦では強敵のジャングル叫女を破って準決勝に進出した。同じく準決勝に残った、紫雷イオと岩谷麻優が時間切れ引き分けで両者失格となったため、渡辺とビー・プレストリーの試合が事実上の決勝戦となった。

 試合は両者一歩も引かない激戦となったが、最後は渡辺が変形タイガースープレックスのテキーラ・サンライズを決めて勝利した。

 試合後は、勝者に贈られるドレスを着て再びリングに登場。団体のロッシー小川代表からティアラを頭の上に乗せてもらった。

 渡辺はリング上で「プロレスキャリアの中で、1番の勝利。紫雷イオさんの白いベルトにもう1度挑戦させてください」と、紫雷イオの持つワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を表明した。

 リングに登場した紫雷も「悔しいけど優勝おめでとう。渡辺の力が本物なのか、この白いベルトをもって確かめてみましょう。防衛戦は受けます」と了承した。

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