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元UFC王者デミトリアス・ジョンソンまさかのKO負け

アドリアーノ・モラエス(左)に倒されるデミトリアス・ジョンソン(C) ONE Championship

<総合格闘技:ONE on TNT1大会>◇8日◇シンガポール・インドアスタジアム

ONEフライ級タイトルマッチで、挑戦者のUFCフライ級王座で歴代最多の11度防衛を成功させたデミトリアス・ジョンソン(34=米国)が2回KO負けを喫する波乱があった。

ONEフライ級王者アドリアーノ・モラエス(31=ブラジル)に挑んだが、2回に右アッパーでぐらつき、左ひざ蹴りでKOされてしまった。ジョンソンは18年、UFCからONEチャンピオンシップに移籍し、19年3月から開幕したONEフライ級ワールドGPに参戦して優勝を飾り、フライ級ランキング1位となっていた。

また、同大会は米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)で生中継される第1弾イベントだった。

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堀口恭司復帰戦は「KOか1本」ファンの涙を笑顔に

堀口恭司(2019年8月5日撮影)

元RIZIN、ベラトール・バンタム級王者堀口恭司(30)が大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)で1年4カ月ぶりに復帰する。昨年11月に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの手術を受け、同8月に朝倉海(27)に1回KO負けして以来のリングで、現RIZIN同級王者朝倉に挑む。21日までにオンラインで日刊スポーツの取材に応じ、コロナ禍でも堀口流プラス思考を貫き、王座返り咲きとリベンジ達成で復活を証明する意気込みを示した。【取材・構成=藤中栄二】

   ◇   ◇   ◇

新型コロナウイルスの影響で、世の中は笑顔が多い日ばかりではない。その沈んだ雰囲気を吹き飛ばすように堀口は前向きだ。12月上旬の帰国時、PCR検査で3時間ほど待たされても、表情は明るい。

「早く日本に帰ってこられたのも時差調整のメリット。何でも悪いように考えたら悪くにしかならない。良い風にとらえる。全然、うまくいきそうですよ」

セコンドのマイク・ブラウン・コーチの来日手続き、国内調整も通常通りとはいかない。昨年8月の朝倉戦以来のリングは再戦で復帰戦。周囲の不安とは裏腹に、本人は常にプラス思考だ。戦線離脱の1年間に米国で新車(アウディ)とベッドルーム4つバスルーム3つの一軒家も購入。「頑張るために買った」という。

「やれることは限られるけれど自分の練習はできる。不便、嫌だなと思ってもいいパフォーマンスは出ない。できることをやる」

昨年11月に右膝前十字靱帯と半月板の手術を受け、数カ月は車いす生活。7月からジムワークを再開した。アスリートとして選手生命に関わる大けがだった。

「今まで壊れた箇所も治療してこなかったので良い意味で治療期間と休暇だった。連戦でボロボロでも根性でやる感じになっていたし、今回はメンテナンスして試合に臨める。みんなマイナスにとらえるけれど、自分はプラスだと思う」

朝倉との初対決は、右カウンターパンチなどを浴び、68秒で敗れた。その後4試合戦った王者とは対照的に堀口は即再戦となる。

「前回はカウンター食らった後、何も覚えてない。再戦というより新たな選手と戦う感じ。楽しみが多いし、仕返しできるのがうれしい。勝つ姿しか思い描いていない」

長期離脱を理由にRIZINとベラトールの王座を返上した堀口は2020年を漢字1文字で「休」と表現した。

「大みそかに『休』が終わる。預けたRIZINのベルトを返してもらい、ベラトール王座も取り返したい。それでやっと『戻った』と。前回は自分が負けるのも悔しかったですが、応援してくれる人の涙を見ると悔しい。今回はしっかり笑顔にしてあげたい」

01年に始まった大みそか格闘技は20年目。区切りのメインに登場する堀口が最後に言った。

「KOか、1本で勝ちますよ」

○…堀口のもとに親交ある著名人の応援メッセージが次々と届いている。プロ野球の福岡ソフトバンク松田宣浩や元中日投手の山本昌氏、UFCフライ級王座戦で対戦した当時の王者デミトリアス・ジョンソン(米国)らによるリング復帰を後押しする声が堀口の公式YouTubeに投稿。堀口は「ありがたい。力になります」と感謝した。

◆堀口恭司(ほりぐち・きょうじ)1990年(平2)10月12日、群馬県高崎市生まれ。5歳から空手を始める。作新学院高空手部を経て上京。10年5月にプロデビュー。13年10月からUFCに参戦し7勝1敗。17年4月からRIZINに参戦。19年6月にRIZINとベラトールのバンタム級2冠王者に。米国を拠点とし、米フロリダ州のアメリカン・トップチームに所属。163センチ、61キロ。

19年10月、笑顔の朝倉海(右)を横目にマイクを手に話す堀口恭司
19年8月、RIZIN18で朝倉海に敗れコーナーでぼうぜんとする堀口恭司

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UFC王者セフード「もう33歳」V1直後電撃引退

フロリダ州ジャクソンビルで無観客開催されたUFC(AP)

<米総合格闘技:UFC249大会>◇9日(日本時間10日)◇フロリダ州ジャクソンビル・Vystarベテランズ・メモリアル・アリーナ

オリンピック金メダルリストで初めてUFC王者となった現2階級(フライ級、バンタム級)同時制覇王者ヘンリー・セフード(33=米)が電撃引退を表明した。UFCバンタム級の初防衛戦として元同級王者ドミニク・クルーズとの初防衛戦に臨み、顔面への右ひざ蹴りからのパウンド連打で2回4分58秒、TKO勝ちを収めた後に公表した。

オクタゴン(金網)内での勝利者インタビューでデイナ・ホワイト社長らUFC関係者に感謝の言葉を述べた後、セフードは「11歳から(格闘技で)人生を犠牲にしてきたが、もう33歳。引退します」と晴れ晴れしい表情で宣言した。数多くの故障から3年5カ月ぶりに復帰したバンタム級の第一人者クルーズを下し、一区切りをつけることを決断したようだ。

セフードは08年北京五輪のレスリング男子フリースタイル55キロ級金メダリストの肩書を引っさげ、13年に総合格闘家に転向。14年7月にUFCと契約し、18年8月、当時のフライ級王座に君臨していたデミトリアス・ジョンソン(米国)を下してUFC王座に就いた。19年6月にはフライ級王者のままで、バンタム級王座決定戦に臨み、マルロン・モラエスと下して史上7人目の2階級同時制覇を達成した。

金メダルとUFCの2階級で王者となり、トリプルC(3冠王)と自らを称していた。セフードは「今日も戦略通りに戦えた。オレのような経歴は誰も残せない。トリプルCだ」と豪語し、オクタゴンを去っていた。

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元UFC王者ジョンソン ONE頂点「燃え尽きた」

試合後、記者会見に臨むONEフライ級ワールドGP覇者で元UFC同級王者のジョンソン

<総合格闘技:ONEチャンピオンシップ100大会>◇13日◇東京・両国国技館

UFC時代、フライ級王者として11度防衛を成し遂げたデミトリアス・ジョンソン(33=米国)がONE同級ワールドGP覇者となった。

ダニー・キンガッド(24=フィリピン)とのGP決勝で、3-0の判定勝利を収めてONEでも世界の頂点に立った。

3月の1回戦を皮切りに1年間で3試合を戦い抜き、ONEベルトを手にしたジョンソンは「1年に3試合はかなり多いから、燃え尽きたよ。昔、DVDで(PRIDE無差別級GP決勝の)クロコップVSバーネット戦をみてワクワクしていたんだ。GP制覇は夢の舞台だった」と誇らしげな表情をみせた。

1回から鋭いタックルでテークダウンを奪取したジョンソンは寝技で主導権を握るスタイルを貫いた。2回には右フックを浴びるシーンもあったが、落ち着いて対処。3回には寝技の攻防も制し、試合終了時には勝利を確信するように両拳を握った。

「今回は入念な準備をしてきた。きっちりと良い練習を積んできたから」と自信をみなぎらせたジョンソンは「来年2、3月ぐらいに試合をしたい」とONEチャンピオンシップの王者としても君臨する自信をのぞかせていた。

ONEフライ級ワールドGP決勝での判定勝利にガッツポーズする元UFC同級王者ジョンソン(左端)

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若松佑弥「ボクがスターになる」番狂わせ実現に自信

31日に初開催のONE日本大会で元UFCフライ級王者ジョンソンと対戦する若松(中央)

3月31日、シンガポールを拠点とする格闘技団体ONEチャンピオンシップの日本大会(東京・両国国技館)に参戦する総合格闘家の若松佑弥(24=TRIBETOKYO)が、番狂わせの実現に自信をみせた。同大会のフライ級トーナメント1回戦で、11回防衛を誇った元UFC同級王者デミトリアス・ジョンソン(米国)との対戦を控える。14日に都内のホテルで、ONEチャンピオンシップ・ジャパン秦“アンディ”英之社長、主戦場とするパンクラスの酒井正和代表と会見に臨んだ。

フライ級最強の呼び声高いジョンソンとの対決。元UFC王者のONE移籍後初試合の相手に大抜てきされた。若松は「今回、ジョンソン選手と戦える機会を与えてくれたONEのチャトリCEOに感謝します」とあいさつした上で「この大会はボクがスターになるための大会。31日はKOで。何かボクの攻撃が当たれば倒せると思う」と力強く宣言。UFC時代のジョンソンの防衛戦をチェックしている若松は「ボクは殴ってダメージを与える戦いができる」と自信を示していた。

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KIDさんとUFC初陣、元王者ジョンソンがV誓う

3月のONE日本大会に出場する元UFC王者コンビ。DJこと元フライ級王者ジョンソン(左)と元ライト級王者アルバレス

シンガポールを拠点とする格闘技興行ONEチャンピオンシップと契約した元UFC王者コンビが白星発進を約束した。ONE日本大会(3月31日、東京・両国国技館)で同団体デビュー戦を迎える元UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(32)、元UFCライト級王者エディ・アルバレス(35=ともに米国)が22日、都内のホテルで取材に応じた。

ONE日本初上陸となる区切りの大会で、ジョンソンは新たに始まるフライ級GPにエントリー。GP1回戦では若松佑弥(23)と対戦する。UFC最多となる11回防衛の記録を持つジョンソンは「UFCではすべてのことをやり尽くした。ONEでは新たなモチベーションで戦う。まずはGP制覇だよ」とやる気満々。昨年9月に他界した山本KID徳郁さん(41歳で死去)とは11年2月、お互いにUFCデビュー戦で対戦した間柄。「新宿に行ったら今でもKIDさんのポスターが張られていて驚いた。亡くなったのは悲しいことだ」と表情を曇らせる場面もあった。さまざまな思いを胸に秘め、ジョンソンは「すべてにおいて初めて日本で試合することは楽しみ」と口にした。

また09年10月のDREAM12大会(菊野克紀戦)以来の日本での試合となるアルバレスは「10年ぶりぐらいにの日本になり、戻ってきたような気持ちなんだ。日本でONEデビュー戦ができるなんて日本との運命を感じる」と感慨深げだ。初めて北米拠点の2団体(UFC、ベラトール)両方で王座を獲得したファイター。ティモフ・ナシューヒン(29=ロシア)と対戦するライトGP1回戦に向け「どこに行っても目標は必要。ここでも王者になる。3月はKOか一本でフィニッシュしたいね」と自信たっぷりだった。

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元UFC王者ジョンソンがピラニア若松退治へ自信

ファン向けに腕ひしぎ逆十字固めを指導する元UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン

3月31日に東京・両国国技館で初開催されるアジアの格闘技興行ONEチャンピオンシップに出場する3選手の公開練習が21日、都内のジムで開かれた。UFC記録の11度防衛をマークした元UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(32)、初めてUFCとベラトール両団体で王座を獲得した元ライト級王者エディ・アルバレス(35=ともに米国)、ONE女子アトム級王者アンジェラ・リー(22=シンガポール)が練習を公開。ファン向けに技術指導なども展開した。

ONEデビュー戦が日本大会となったジョンソンは「興奮している」と笑顔。若松佑弥(23)とのONEフライ級GP1回戦に向け「(若松の)試合をチェックしたが若くて手数が多い選手。2人のピラニアがケージで戦うことを楽しみにしてください」と自信たっぷりに話した。日本マットのDREAMでも活躍したアルバレスはONEライト級GP1回戦としてティモフ・ナシューヒン(29=ロシア)と激突。「相撲の国技館という会場でONEデビューできるなんてうれしい。待ち遠しくて仕方ないよ」と気合を入れ直した。

また2階級同時制覇を目指し、ONE女子ストロー級王者シン・ジュナン(31=中国)に挑戦するリーは「3月は日本で、もう1つのベルトを持って帰りたい」と意気込みを示した。

なおONEチャンピオンシップ日本大会「A NEW ERA新時代」(3月31日、東京・両国国技館)主要カードは次の通り。

<1>ONEライト級タイトルマッチ5分5回

王者エドワード・フォラヤン(35=フィリピン)-挑戦者青木真也(35)

<2>ONEミドル級タイトルマッチ5分5回

王者アウンラ・ンサン(33=ミャンマー)-長谷川賢(31)

<3>ONE女子ストロー級タイトルマッチ5分5回

王者ミョン・ジンナン(31=中国)-挑戦者アンジェラ・リー(22=シンガポール)

<4>ONEフライ級GP1回戦5分3回

デミトリアス・ジョンソン(32=米国)-若松佑弥(23)

<5>ONEライト級GP1回戦5分3回

エディ・アルバレス(35=米国)-ティモフ・ナシューヒン(29=ロシア)

ファン向けに技術指導を展開する元UFCライト級王者エディ・アルバレス(右)
3月31日のONE両国大会に向けて公開練習に臨んだONE契約選手たち。左からリー、アルバレス、ジョンソン

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王者セフード「ガリガリになったディラショー倒す」

19年最初のUFCは「王者対決」でスタートする。19日(日本時間20日)に米ニューヨーク州ブルックリン・バークレイズセンターで開かれるUFC ESPN+1大会のメインカードにはUFCフライ級タイトルマッチ5分5回が組まれ、同級王者ヘンリー・セフード(31)がバンタム級王者T・Jディラショー(32=ともに米国)を挑戦者に迎える。18日(同19日)の前日計量では、セフードが124・4ポンド(約56・0キロ)、ディラショーは124・6ポンド(約56・2キロ)でそれぞれクリアした。

昨年8月、11回防衛を誇ったデミトリアス・ジョンソン(米国)を下し、史上初めて五輪(08年北京五輪レスリングフリースタイル55キロ級)金メダリストとしてUFC王者となったセフード。1階級下げて2階級制覇を狙う挑戦者に対し「普通なら階級アップで2階級を狙うもの。ガリガリになった弱いディラショーを倒す」と自信満々だ。初防衛戦となるセフードの挑戦状を受ける形で階級を落とし、王者対決に臨むバンタム級王者ディラショーは「派手なフィニッシュをみせる」と燃えている。

計12勝を挙げたバンタム級マッチで8回のフィニッシュ(KO、一本)勝利、パフォーマンスボーナスも8回獲得しているディラショーは同級史上最強の呼び声も高い。勝てばコナー・マクレガー(アイルランド)、ダニエル・コーミエ(米国)、アマンダ・ヌネス(ブラジル)に続き、4人目の2階級同時制覇王者となる。12週間かけて通常の減量に加え、さらに10ポンド(約4・5キロ)を落とした。初めてのフライ級での試合のため、減量苦からの回復具合も気になるところ。それでも「ノープロブレム」と自信たっぷり。

さらにディラショーは2階級だけでなく、3階級制覇を狙っていると宣言。「オレは史上初めて、ベルトを3本巻く選手になりたい。すでに2本は取ったも同然、3本目も取れることは分かっている。フェザー、バンタム、フライの各階級でベストコンディションを作ることができるからだ。(フェザー級王者)マックス・ホロウェイと戦ってほしいという声は届いている。オレもそうしたい。しかしまずはセフードだ」と強気の姿勢でオクタゴンに臨む。

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ジョンソン、総合ONEと契約「一員うれしい」

アジア人気の総合格闘技団体ONEとの契約を発表した元UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン

米総合格闘技UFCで最多の11回防衛を誇った前フライ級王者デミトリアス・ジョンソン(32=米国)がアジアで人気の総合格闘技団体ONEと試合契約を結んだことが29日、発表された。ONEを通じてジョンソンは「まず第一にONEの一員になれてうれしい。私のキャリアとって大きな動きだ。アジアという地で、フライ級のベストに私のスキルを試してみたい」と同団体に所属するフライ級ファイターとの対戦を楽しみにしていた。

今年8月に12回目の防衛に失敗し、UFC同級王座から陥落したジョンソンはUFC離脱を決意。すぐには契約解除できなかったが、最近になってONE前ウエルター級王者ベン・アクスレン(34=ともに米国)との異例トレードが合意に達していた。これでアクレンはUFCと契約することになった。またONEのチャトリ・シットヨートンCEO兼チェアマンは「デミトリアスはONEという団体を通じ、世界を鼓舞してくれるだろう」と期待のコメントを出した。

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金→UFC王者!セフードPFP1位ジョンソン撃破

王者デミトリアス・ジョンソン(右)を下し、フライ級新王者となったヘンリー・セフ-ドPhoto by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

<UFC227大会>◇4日(日本時間5日)◇米カリフォルニア州ロサンゼルス・ステイプルズ・センター

 2008年北京五輪レスリングフリースタイル55キロ級金メダルで、UFCフライ級1位ヘンリー・セフード(31=米国)が、ついに絶対王者を撃破した。UFCのパウンド・フォー・パウンド1位で、UFC最多の11度の防衛を誇るフライ級の絶対王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)を2-1の判定で下した。

 序盤、王者の鋭い蹴りを浴びたセフードは慎重にステップを踏み出し、積極的にテークダウンを狙う姿勢をみせ、徐々に追い詰めた。最終5回終盤は激しい打ち合いも展開して試合は終了。2-1の僅差判定で、セフードが勝利した。16年4月の初対戦でKO負けしていたジョンソンを下し、五輪金メダリストとしてUFC王座も獲得した。

 セフードは「夢がかなった。五輪金メダリストからUFC王者だ。自分はこのロサンゼルスの2ベッドルームのアパートで生まれた。応援してくれたカリフォルニアのファンに感謝している」と絶対王者の撃破を後押ししてくれた地元の声援に感謝した。

 フライ級ベルトを獲得し、次なる目標として複数階級制覇を掲げた。「スーパーファイトの話題が多いから、今、ここにこうして立てた自分はメインイベント(バンタム級タイトルマッチ)の勝者と戦いたいと言おう」と宣言。メインで初防衛に成功した1階級上のバンタム級王者T・J・ディラショー(32=米国)への挑戦をアピールしていた。

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レス北京金セフード「犠牲払うなら」絶対王者に挑戦

 レスリング五輪金メダリストが、UFCの絶対王者に挑む。08年北京五輪のフリースタイル55キロ級金メダリスト、ヘンリー・セフード(31=米国)が4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催されるUFC227大会で、UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(米国)に挑戦(5分5回)する。3日(同4日)には同地で前日計量に出席。125ポンド(約56・70キロ)でパスした王者に対し、セフードは124・5ポンド(約56・47キロ)でクリアした。

 同級1位のセフードにとってジョンソンは大きな壁となる。16年4月のUFC197大会で初対戦した際、1回KO負けを喫した。その後もジョンソンは王座を守り続け、現在13連勝中。同王座防衛は11回をマークし、UFC最多記録を打ち立てている。UFCバウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強王者)の1位にもランクされている絶対王者となった。

 前回の試合を振り返るセフードは「まだまだファイターとして成長中の時期だった。ある意味、順調に行き過ぎていたからね」と自己分析。今回の王座挑戦に備え、ブラジル、欧州、アジアに武者修行。「コーチやトレーニングパートナーを探し求め、練習を積んできた」と照準を合わせてきたという。「地獄の苦しみに身を投じるのだとしたら、今回がその時だ。自分の身体で犠牲を払うなら、ジョンソンに払う。今回彼に追いつけなければ、もう2度と追いつけないと思っている。王者になりたいというよりもジョンソンに勝ちたい」と気合十分でオクタゴンに臨む。

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D・ジョンソン「いい気分」UFC最多11度目防衛

UFC最多の11度目の防衛を成功させたUFCフライ級王者ジョンソン(中央)

<米総合格闘技:UFC216大会>◇7日(日本時間8日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

 UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)が、同団体史上最多となる11度目の防衛に成功した。セミファイナルで開催された同級タイトルマッチ5分5回で、挑戦者の同級3位レイ・ボーグ(24=米国)を5回3分15秒、腕ひしぎ十字固めで仕留めて一本勝ち。元ミドル級王者アンデウソン・シウバ(ブラジル)が同級王座でマークしていた10度防衛成功を更新し、新記録を樹立した。歴史に名を刻んだジョンソンは「いい気分だ。ここでは最高のショーを見せたかった」と満足そうに再びベルトを巻いた。

 百戦錬磨の絶対王者となりつつあるジョンソンはボーグの反撃を許さなかった。最終5回にボーグをケージ際に追い込こんだ。立ち上がろうとする挑戦者の体を背後から持ち上げ、テークダウンを取りながら腕ひしぎ十字固めに入る難易度の高い技でタップを誘った。珍しいフィニッシュ技に「スープレックスからのアームバーかな。ジムではずっとやってきたことだ。ああいう関節技は習得してあるし、誰もやったことのない技だと思う」と満足そうな笑みを浮かべた。

腕ひしぎ十字固めで勝利したUFCフライ級王者ジョンソン(左)

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D・ジョンソン新記録、UFC史上最多11度目防衛

<米総合格闘技:UFC216大会>◇7日(日本時間8日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

 UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)が、同団体史上最多となる11度目の防衛に成功した。

 セミファイナルで開催された同級タイトル戦5分5回で、挑戦者の同級3位レイ・ボーグ(24=米国)を5回3分15秒、腕ひしき十字固めで仕留めて一本勝ち。元ミドル級王者アンデウソン・シウバ(ブラジル)が同級王座でマークしていた10度防衛成功を更新し、新記録を樹立した。

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UFCライト級9連勝中ファーガソンvs勢いのリー

 米総合格闘技のUFC216大会は7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される。メーンイベントとなるライト級暫定王座決定戦5分5回に臨む同級2位トニー・ファーガソン(33=米国)と同級7位のケビン・リー(25=米国)は6日(同7日)、同地で開かれた前日計量に臨み、ファーガソンは155ポンド(70・3キロ)、リーは154・5ポンド(約70キロ)でクリアした。

 現在9連勝中のファーガソンに対し、過去10戦9勝と勢いがあるリーとの激突は注目度が高い。この勝者が、8月に元プロボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)と対戦した正規王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)との王座統一戦に臨むことになるためだ。先月30日、マクレガーはUFC復帰に触れ「俺には防衛すべきUFCのタイトルがある。これは自分にとっても意義深いこと。防衛戦はやる」と発言。ライト級ベルトをめぐる争いはヒートアップしている。

 またセミファイナルではUFCフライ級タイトルマッチ5分5回も開催され、同級王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)が連続防衛記録の更新を目指して登場する。対戦相手の同級3位レイ・ボーグ(24=米国)に勝って11度目の防衛となれば、UFC新記録の樹立となる。この日の前日計量はジョンソンが125ポンド(約56・7キロ)、ボーグも124ポンド(約56・2キロ)でパスした。

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UFC ジョンソンの防衛戦、相手の感染症で中止

 米総合格闘技のUFC215大会(カナダ・エドモントン)のメインイベントに当初組まれていた注目のフライ級タイトルマッチが急きょ中止となった。

 UFC最多防衛記録の更新を懸けた同級王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)による11度目の防衛戦が組まれていたが、挑戦者の同級3位レイ・ボーグ(24=米国)が数日前からウイルス感染症を患ってダウン。UFC医療チームの診断により、試合出場は困難と判断され、1日前に試合中止が決まったという。

 UFCでは元ミドル級王者アンデウソン・シウバ(ブラジル)の10度防衛が最多記録。ジョンソンも今年4月に10度目の防衛に成功して並び、UFCのパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強選手)ランキングで1位になっている。

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UFC堀口恭司が結婚 ミスユニバース群馬代表と

堀口(右)は婚約者の石久保彩花さんの肩を抱き寄せる(撮影・山崎安昭)

 総合格闘技の世界最高峰UFCで活躍する堀口恭司(24)が来年結婚することが29日、明らかになった。お相手はミスユニバース2015群馬県代表の石久保彩花さん(25)で、2人は中学校の同級生。堀口は27日のUFC日本大会で、4月に世界王座挑戦に失敗して以来の再起戦を白星で飾った。来年は2度目の世界挑戦と結婚という大きな人生の節目を迎える。

 UFC世界王者に日本人で一番近い男が、最高のパートナーを得て世界に挑む。堀口は、4年前の成人式後に行われた中学校の同窓会で彩花さんに出会った。高崎市立吉井中央中学時代は、堀口がサッカー部、彩花さんが吹奏楽部でほとんど接点がなかったが、堀口が一目ぼれ。以後、4年間愛を育んできた。

 「純粋なところが気に入りました。格闘技好きの女の子ではなく全く知らなかったのがよかった。自分の試合のことを、ああだこうだ言われるのは好きじゃないですからね」と堀口は言う。

 彩花さんは、身長171センチの細身の美人。信州大卒業後、地元の群馬大学付属病院に秘書として勤務している。UFC日本大会では25日の公式会見、26日の前日計量、27日の試合と会場でずっと堀口を見守っていた。

 結婚を決意したのは、今年に入ってから。堀口は、UFCのフライ級王者デミトリアス・ジョンソンに4月に挑戦。彩花さんは、ミスユニバース群馬県代表として、3月にミスユニバース日本大会に出場した。期せずして同じ年に世界を目指すという経験をし、その思いを共有したことで、2人の絆は深まった。

 結婚の時期について堀口は「来年になりますが、世界王座挑戦の時期なども考えて決めたいと思います」と話している。4月の王座挑戦で敗れ再起戦で快勝したが、再戦までにあと1、2試合程度は必要。このまま順調に勝ち進んでいけば、来春には再挑戦の可能性も出てくる。

 世界王座奪取のために堀口は米国へジムの視察に出かける予定だ。将来的には、さらなるレベルアップのために活動拠点を米国に移すことも視野に入れている。大学卒業後にロンドンへの留学も経験している彩花さんのサポートも必要になってくる。

 「格闘技はとりあえず30歳までは頑張る。できれば40歳までは続けたい。子どもは2、3人は欲しい。引退後はレストラン経営や、整体師、釣り堀経営とかいろいろやってみたい」と堀口はうれしそうに夢を語った。まずは、彩花さんと二人三脚で、世界王座奪取へ全力を注ぐ。

 ◆堀口恭司(ほりぐち・きょうじ)1990年(平2)10月12日生まれ。群馬県高崎市出身。作新学院高卒。09年12月に修斗のアマチュアトーナメント出場し優勝。アマを1日で卒業し、10年5月にプロデビュー。13年3月に修斗世界フェザー級王者。同年10月にUFCデビューし、4連勝後の今年4月にフライ級王者ジョンソンに挑戦も敗れる。UFC通算5勝1敗。163センチ。

 ◆石久保彩花(いしくぼ・あやか)1990年(平2)6月15日生まれ。群馬県高崎市出身。中学時代はコントラバスのソロコンテストで金賞受賞。高校時代はサッカー部マネジャー。地元の短大から、信州大へ編入。卒業後に、群馬大付属病院で秘書として勤務。14年11月にミスユニバースジャパン群馬大会で優勝。3月に本大会に出場した。将来の夢は「動物愛護の活動に尽力すること」。171センチ。スリーサイズは75、60、84センチ。

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デミトリアス・ジョンソンVSジョン・ドッドソン

 UFCデイナ・ホワイト社長は25日(日本時間26日)、フライ級1位ジョン・ドッドソン(30=米国)が無敵の同級王者デミトリアス・ジョンソン(28=米国)への次期挑戦者であると発表した。