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【RIZIN】宇佐美正パトリック、地元・大阪での4・1へ向けて「興奮しています」

4・1の「RIZIN.41」に向けて、合同で公開練習を行った萩原京平(左)、宇佐美正パトリック

総合格闘家の宇佐美正パトリック(22)が、故郷で錦を飾る。24日、「RIZIN.41」(4月1日、丸善インテックアリーナ大阪)に向けて、ともに出場する萩原京平(27)と都内の「Battle BOX」で合同公開練習。地元・大阪での大会へ「プレッシャーはなくて、早く試合をして盛り上がりたい。会場が地元の大阪なんで、興奮してます」と気合が入った表情で話した。

昨年10月の『RIZIN.39』で初参戦。佐々木信治に3ラウンドTKO勝利を飾り、大みそかの『RIZIN.40』では“ブラックパンサー”ベイノアに1ラウンドでKO勝利。3連勝を目指し、キム・ギョンピョ(韓国)との対戦を控える。「まだMMAファイターとしてぜんぜん完成していないし、これから化けられる自信がある。『マジで怪物や』って言われるくらい進化できると思ってる」と勢いを止めない。

4・1の「RIZIN.41」に向けて、合同で公開練習を行った萩原京平(左)、宇佐美正パトリック

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【ノア】ジェイク・リーが清宮海斗破りGHCヘビー新王者に 試合後には中嶋勝彦が挑戦状

GHCヘビー級王座で、王者の清宮海斗に勝利し、新王者に輝いたジェイク・リー

<プロレスリング・ノア:GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA>◇19日◇横浜武道館

GHCヘビー級王座は、挑戦者のジェイク・リー(34)が新王者に輝いた。

身長192センチのジェイクは、180センチの清宮海斗(26)に対して、パワーで圧倒。清宮の「変型シャイニングウィザード」をキャッチするなど、終始ペースを握った。ドクターボム、ジャイアントキリングなどで着実にダメージを蓄積させ、5度目の防衛を狙った第41代目王者の清宮を沈めた。

試合後には、中嶋勝彦(35)が乱入。「ジェイク・リー。本物のノアを見せてやる。俺がノアだ」と言うと、ジェイクは「俺が一番戦いたかった相手だ」と、先々の対戦を心待ちにしている様子だった。

昨年全日本プロレスを退団し、1月からノアに加入。元三冠ヘビー級王者は「俺が今日からノアのかじを取る」と、新時代の幕開けを宣言した。

清宮にとっては、これ以上ない悔しいリングとなった。2月21日に行われた「武藤敬司引退興行」の東京ドーム大会で、新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)に完敗。団体対抗戦の王者対決に敗れたことで、大きな批判を浴びていた。

武藤敬司氏(60)が引退し、新たな“存在”が待たれる中で、勝利で新時代を迎えることは出来なかった。

GHCヘビー級王座で、王者の清宮海斗に勝利し、新王者に輝いたジェイク・リー(中央)とイケメン集団のGLG(グッド・ルッキング・ガイ)

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【ノア】初防衛マサ北宮へ「優しい先輩」全日本宮原健斗が乱入「3・21」敵地で対戦決定

GHCタッグ王座で、挑戦者の拳王&征矢学に勝利した王者のマサ北宮(左)&稲葉大樹

<プロレスリング・ノア…GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA>◇19日◇横浜武道館

GHCタッグ王座は、第63代王者のマサ北宮(34)&稲葉大樹(35)が、初防衛に成功した。

挑戦者の拳王(38)&征矢学(38)との壮絶な戦いを制した。試合後、記念撮影に応じるマサ北宮。そこへ全日本プロレスの宮原健斗(34)が乱入してきた。

リングに上がった宮原はノアのファンのブーイングに動じることはなく「横浜、スーパースター自ら足を運んでいるんだ。声が聞こえないぞ、声が聞こえねぇぞ」とマイクを握った。ただ、拍手とはならず、続くブーイング。それでも、宮原は「おい、北宮光洋」とマサ北宮の改名前の名で呼んだ。

「この俺が呼びかけているにもかかわらず、あいさつも、スーツで謝罪もない。優しい先輩が来てやったぞ。今、名前違うんだって? マサを名乗るのは百年早いんだよ」とののしった。

宮原は「てめーはあさって、俺と戦う気があるのか? 会社も困っているんだよ」と、21日に控える全日本プロレスの大田区総合体育館での試合に誘った。

これに対し、北宮は「メリットは何もないけど、それを重々承知の上で、明後日行ってやるよ」とマッチメークが決定。宮原の“アウェー”での大演説に、北宮は「なげーよ」と一蹴。それまでブーイングの嵐だったファンも、これには拍手した。

バックステージに登場した北宮は「首洗って待っとけ」と不機嫌な様子。続けてやって来た、宮原は「あいつは、プロレスのセンスも、しゃべるセンスもない」と怒りが止まらなかった。

2人は、健介オフィス(ダイヤモンドリング)出身。宮原が先輩で、北宮が後輩の関係。2月21日に行われた「武藤敬司引退興行」から、緊迫のムードが漂っていた。同興業の第4試合(ノアと全日本プロレスの団体対抗6人タッグマッチ)に登場した宮原が、解説席にいた北宮を試合後に、にらみつける場面があった。

宮原は「あいさつなかったな。2月27日、誕生日だから、全日本のリングにあいさつに来い」と先輩自ら、自身の誕生日をアピールしていたが、後輩からのプレゼントはなかったようだ…。決着は「3・21」のリングの上で。

ノアのリングに乱入し、宣戦布告したマサ北宮の頭がおかしいと話す全日本プロレスの宮原健斗

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【ノア】GHCヘビー級王者の清宮海斗「ジェイク・リーとの生存競争を制して、満開の春を」

調印式に出席したGHCヘビー級王者の清宮海斗(左)と挑戦者のジェイク・リー

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者の清宮海斗(26)が、19日に行われる「GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA」(横浜武道館)で、挑戦者の元三冠ヘビー級王者のジェイク・リー(34)を迎え撃つ。

17日、都内で行われた調印式&記者会見に登場。第41代目の王者の清宮は、5度目の防衛戦へ向けて「ノアの風景が変わってきているなと感じています。変わり目の一番大事な時期にノアでまだ無敗の今、勢いあるかもしれないけど、ジェイク・リーとの生存競争を制して、満開の春を迎えます」と勝利を誓った。

ひげをそり、スッキリとした表情のジェイク・リーは「彼には今のチャンピオンは重荷になる。見ていて分からないか? 彼に必要なのはベルトじゃないんだ」と不適な笑みを浮かべた。写真撮影の際には、互いにじっとにらみ合い、最後はジェイク・リーが、清宮の肩をたたき、余裕の表情を見せながら、会場を後にした。

3・19の横浜武道館大会の調印式に出席したGHCヘビー級王者の清宮海斗(左)と挑戦者のジェイク・リー

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【ノア】拳王、前日出席した全日本プロレスの記者会見は「豚小屋」「密です、密です」

3・19の横浜武道館大会の調印式に出席したGHCジュニアヘビー級タッグ王者の、左から稲葉大樹&マサ北宮、挑戦者の拳王&征矢学

プロレスリング・ノアの拳王(38)が17日、全日本プロレスの“劣悪な”環境にお怒り模様だった。

拳王は19日の横浜武道館大会で、征矢学(38)とともに、GHCジュニアヘビー級タッグの第63代王者・マサ北宮(34)&稲葉大樹(35)へ挑戦する。この日は、都内で行われた調印式に出席。「いや~、やはりノアはいいよな。昨日、全日本プロレスの会見があって、豚小屋に閉じ込めれ、会見した」と前日16日に出席した全日本プロレスの記者会見の模様を解説。続けて「ノアは、しっかりと豪華なホテルを使っての調印式。全日本プロレスとは違うよな。昨日の豚小屋、一昔の…知事がいたら…、密です、密です、って怒られたぐらいの狭っ苦しい小屋での会見に比べたら、ノアは本当にいいよな」と独特な言い回しで、ノアの素晴らしさ? を口にした。

3・19の横浜武道館大会の調印式に出席したGHCジュニアヘビー級タッグ王者の、左から稲葉大樹&マサ北宮、挑戦者の拳王&征矢学

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【ノア】AMAKUSAがGHCジュニアヘビー級王座2度目の防衛成功「時を動かして参ります」

横たわるHi69へ高い跳躍から攻撃を仕掛けるAMAKUSA

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

メインイベントとなったGHCジュニアヘビー級選手権は、第52代王者のAMAKUSAが、Hi69との激闘を制し、12分15秒、開国で2度目の防衛に成功した。

試合後、マイクを握ると「我自身に問うてみました。その問いかけが愚問でしたね。我は、このノアジュニアの至宝を天高く導くことを契り、時を動かして参ります。我の名は、AMAKUSA! 以後、お見知りおきを」と言い、会場のファンを沸かせた。

その後、対戦相手のHi69の印象を問われると「その問いかけ、愚問ではございませんか」と返答。

「本年の時の流れが、光陰矢の如し。日々充実しております。我はこの至宝を天高く導ける戦いがあるならば、どんな相手の…どんな相手とでも熾烈(しれつ)を極める覚悟でございます」と言い、控室へ消えた。

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【ノア】拳王&征矢学に全日本の青柳優馬&野村直矢乱入 3・21、世界タッグ選手権決定か?

試合を終えた拳王(左)、征矢学(左から2人目)のもとに、乱入した全日本の青柳優馬(右から2人目)、野村

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

全日本プロレスの青柳優馬(27)野村直矢(29)が、ノアに“乱入”した。

試合を終えたばかりの拳王(38)、征矢学(38)が立つリングに上がると、青柳は「このベルトが欲しいんだろう? 正々堂々と挑戦受けてやるよ。3・21、大田区体育館だ」と世界タッグ王座のベルトを引っさげ、突然の“宣戦布告”。

拳王は黙っているはずもなく「おい、青柳優馬。かっこつけてよ」と言い、まずは会場の笑いを誘った。

拳王&征矢学は、19日の横浜大会のGHCタッグ選手権で、王者のマサ北宮&稲葉大樹に挑む。

拳王を「2本のベルトを取る」と宣言し「今統一した名前思いついたわ。GHC世界タッグチャンピオンになってやるからな」と言うと、観客からは「分かりやすい」という素直な反応が飛んだ。

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【ノア】引退の原田大輔、対戦相手の小峠篤司は「神様、なんちゅー、むごいことするんや…」

首の負傷で医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチを終えた現役引退する原田

<プロレスリング・ノア…後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

「神様、なんちゅー、むごいことするんや…」。小峠篤司(37)は、寂しそうに言った。

「何で原田? 俺にすればいいのに」

首の負傷で現役引退する原田大輔(36)とのラストマッチを終えて、小峠は別れを惜しんだ。医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチ。試合は時間切れの引き分けに終わった。

小峠にとって、原田は後輩。原田のデビュー戦の相手が小峠だった。原田がノアに加入後の初試合も、小峠が相手だった。

小峠は「終わっちゃいましたね」とぽつりと言った。

「ドクターストップかかった時の話とか、いの一番に、聞いて…。でも、辛いのは原田の方ですからね。改めて、リングは危険と隣り合わせということですね。まあでも、本当に、どこか、寂しい思いはある」と“戦友”との最後の時間をかみしめた。

首の負傷で医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチを終えた現役引退する原田大輔、手前は対戦相手の小峠篤司

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【ノア】引退原田大輔ラストマッチ引き分け「一番泣きたいのは俺」対戦相手“因縁”の小峠篤司涙

首の負傷で医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチを終えた現役引退する原田

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

首の負傷で現役引退する原田大輔(36)が、ラストマッチに挑んだ。医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチ。対戦相手は“因縁”の小峠篤司(37)だった。06年、大阪プロレスで、デビューした時の相手が小峠だった。

13年にノアに加入し、ノアでの初試合の相手も小峠だった。試合開始のゴングから怒濤(どとう)の攻めを見せる原田は、強烈なラリアットをくらわせたが、投げることはかなわなかった。最後は、時間切れの引き分けとなった。

試合終了のゴングが鳴ると、対戦相手の小峠は人目もはばからず、リング上で涙した。マイクを握った原田は「最後に、俺とプロレスをしてくれて、ありがとうございました。泣くなよ」と小峠に向かって言うと、会場からは盛大な小峠コールが巻き起こった。

原田は続けた。

「一番泣きたいのは俺やぞ。あなたから始まった俺のプロレス人生。最後もあなたで良かったです。あなたがいてくれたから、俺は生きて、ここまで続けてこられました。最後の1分、プロレスをさせてもらいました。本当にありがとうございました。本当にお世話になりました」と感謝の言葉を口にした。

首の負傷で医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチを終えた現役引退する原田大輔、手前は対戦相手の小峠篤司

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【ノア】原田大輔が現役引退 昨年8月末から首負傷で欠場、回復の兆し見せず 9日後楽園が最後

原田大輔(2021年2月5日撮影)

プロレスリング・ノアは2日、所属レスラーの原田大輔(36)が9日の東京・後楽園ホール大会を最後に現役を引退すると発表した。公式ホームページなどで「これ以上試合によるダメージを受けた場合、今後の日常生活にも支障が出かねないとプロレスリング・ノア所属選手を医療的側面からバックアップしていただいている医療チームが判断したため、原田選手本人とも話し合った結果、引退という結論に至りました」などと説明した。

原田は昨年8月末から試合を欠場。さまざまな角度から精密検査を行って治療に専念してきたが、回復の兆しが見られなかったという。引退大会となる後楽園大会では、小峠篤司と1分間のエキシビションマッチを行う。ノアは「これは原田選手本人の強い意向を受け、原田選手のご家族もご了承いただいた上で、医療チームもエキシビションマッチ1分であればということで承諾いただいたため実施するものといたしました」と発表した。

互いにドロップキックを放つ原田大輔(左)と田中稔(2019年3月10日撮影)

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“武藤劇場”完結 サプライズマッチ指名の蝶野正洋「引退試合で2敗するなんて武藤さんらしい」

蝶野(左)にSTFをかけられギブアップする武藤(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。ラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、28分58秒にデスティーノ(変形リバースDDT)を決められて敗戦。その後は「やり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズマッチを実現させた。ド派手な2連敗で約39年の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

1歳年上の同期、武藤の呼びかけに応じ、ゲスト解説の蝶野が引退マッチ2戦目の対戦相手を務めた。武藤から「蝶野! 俺と戦え!」と指名され、つえを持ってリングイン。脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で8年以上も試合から遠ざかっていたが、元レフェリーのタイガー服部氏のもとでシングル対戦。黒い私服のままロックアップし、シャイニングケンカキックで倒すと必殺技のSTFで絞めてギブアップを奪った。蝶野は「オレのSTFはちゃんときまってなかった。何でギブアップしたんだろう。引退試合で2敗するなんて武藤さんらしい」と口にした。

武藤敬司対内藤哲也 試合前に入場し、あいさつする蝶野正洋(撮影・江口和貴)

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【ノア】武藤敬司、完全燃焼で現役引退 前代未聞の引退試合2連敗「幸せなプロレス生活だった」

蝶野(左)にSTFをかけられる武藤(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、28分58秒にデスティーノ(変形リバースDDT)を決められて敗戦。

その後は「もう一つやり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズマッチを実現させた。ド派手な2連敗で約39年の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「俺は本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

   ◇   ◇   ◇

武藤が、東京ドームの中心で大の字になっていた。「広いなぁ。天井は…」。長い長い旅路の果て。不思議とさみしさはなかった。公言通りの完全燃焼。「ゴールできてよかった。多くのレスラーが引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活だった」と振り返った。

自ら最後の対戦相手に指名した内藤と、11年ぶりの一騎打ちで魂をぶつけあった。デスティーノで3カウントを奪われ、現役引退…。かと思われたが、「まだ灰になってねぇ」と言い放った。「やりたいことが一つある。蝶野! 俺と戦え!」。解説に駆けつけた「闘魂三銃士」の同期、蝶野をリングに呼び込み、サプライズマッチを実現させた。STFでギブアップ負けを喫し、前代未聞の引退試合2連敗。“プロレスリングマスター”が、最高のアートを完成させた。

かつてジュニアヘビー級並みの空中殺法と、規格外のパワーを誇った姿は、そこにはない。内藤戦で2度挑戦する姿勢を見せた月面水爆は、ロープに足を掛けるたびに苦悶(くもん)の表情を浮かべて中断した。だが、ドラゴンスクリューやシャイニング・ウィザードを意地で乱れ打ち、足4の字固めで追い込んだ。「闘魂三銃士」の盟友、橋本さんのけさ斬りチョップ→DDT、ライバル三沢さんのエメラルドフロウジョンも決めた。引退試合ができなかった仲間たちの分まで、全身全霊をささげた。

とっくに限界を超えていた。引退の原因となった股関節や腰の痛み。さらには、先月末の化身グレート・ムタとして負った両足大腿(だいたい)部の肉離れは全治6週間だった。それでも「レスラーはヒーローじゃないといけない」。死力を尽くしてたどり着いた最後の大戦を終え、「自分の足で帰れた」と笑った。

生活の中心にあるのは常にプロレス。午前9時のジムのオープンに備え、朝食の消化時間を逆算。午前5時に起床し、メニューはもちろん量も1グラム単位で決められた朝食をとる。就寝もトイレに行くことでさえも、決められた時間に行う徹底ぶり。「天才は努力なしで何でもできること。俺は見えないところで努力してんだよ」。寝ても覚めても-。その言葉を地でいく、努力の天才だった。

デビューから38年4カ月と16日。数々の名勝負を繰り広げたリングからはおりた。だが、ゴールすると同時に新たな夢の道を走り始めた。競技を転向し、五輪出場を目指すことも視野に入れている。プロレスラー武藤は終わっても「武藤敬司」の人生は終わりのないマラソンだ。【勝部晃多】

◆武藤敬司の同世代 新日本の同期だった蝶野正洋、橋本真也の3人で闘魂三銃士を結成。武藤は蝶野がデビュー戦の相手で30試合以上、橋本とも10試合以上もシングルで対戦。同期の友情と世代交代で一致団結し、90年代後半、IWGPヘビー級王座を懸けて激突。武藤、蝶野のnWoジャパンは人気を博した。武藤が全日本、橋本がゼロワンに所属しても関係は良好だったが、05年に橋本が急死した。三銃士と同時期で全日本で人気だった四天王(三沢光晴、田上明、川田利明、小橋建太)と比較された。武藤は川田とシングル戦、小橋ともタッグ戦を経験したが、待望されたのは三沢との天才対決だった。04年にタッグ戦で激突し、シングル対決の機運も高まったが、09年6月、三沢の死去で実現しなかった。

急きょ行われた試合後、武藤(右)に声をかける蝶野(プロレスリング・ノア提供)
【イラスト】武藤敬司の王座表
闘魂三銃士の左から武藤敬司、橋本真也さん、蝶野正洋(91年1月13日撮影)
04年7月10日、三沢光晴さん(右)と対戦した武藤敬司

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【ノア】「限界を超えても輝き続けた夢物語」古舘伊知郎、武藤敬司引退興行ではなむけの詩朗読

引退試合を終えた武藤(左)は古舘伊知郎から詩を朗読してもらう(撮影・滝沢徹郎)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が引退試合で華々しく散った。新日本プロレスの内藤哲也(40)のデスティーノを浴びて3カウントを奪われた。

試合後、かつて新日本プロレスを中継したテレビ朝日系列の『ワールドプロレスリング』で実況を務めたフリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)が、会場で武藤引退のはなむけの言葉として以下の詩を朗読した。

「山梨県の富士吉田市に生まれし1人の男の子(おのこ)。入門から半年あまりで、あの月面の奥義を身に着けて、気が付けばアメリカマット界を席巻していた。いったいプロレスラブとは何なのか。

この男に二元論は通用しない。ストロングスタイルかアメリカンプロレスか。ベビーフェースかヒールか。はたまたプロレスか格闘技か。まったく通用しない。

思えば昭和、平成、令和。時代を移ろっても、技、試合のありさま。そして観客の声援スタイルが変わろうとも、一貫してこの男は二者択一を越えて、格闘芸術をつくってきた。

作品をつくるとき、必ず心は削られていく。両の膝に人工関節を埋め込んでたどってきたイバラ道。

じゃあ心は削られたのか。団体を渡り歩き、まばゆいスポットライトを浴びながら、常に、志し半ばで逝った橋本を思い、プロレスに殉職した三沢を抱き、昨年旅だった猪木を仰ぎ見ながら戦ってきた。もう限界なんかとっくに過ぎていた。

しかし、限界を超えてもなお輝き続けた夢物語。そろそろ今夜がお開きか。そう、これ昭和プロレスの終演なり。さあ、ザ・ファイナルカウントダウン。

武藤、この610文字に愛を込めて、今、積年の思いを込めて、さようなら。ムーンサルト」

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古舘氏(右)と握手を交わす武藤(撮影・江口和貴)

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【ノア】オカダ・カズチカ、敗れた清宮海斗にエール「無制限にした心意気も感じた。もう泣くな」

入場するオカダ(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が「王者対決」を制し、プロレス界の先輩となる武藤敬司(60)の引退興行に花を添えた。

GHCヘビー級王者清宮海斗(26)とのノンタイトルの時間無制限一本勝負で対決し、16分すぎに延髄斬りを皮切りに連続技で攻め、最後に必殺技のレインメーカー(短距離式ラリアット)で仕留めた。90~00年初期に新日本、そして業界のエースとして名をはせた武藤に向け、現在のプロレス界の顔として白星をささげた。

    ◇   ◇   ◇

格の違い-。オカダは最後まで清宮にみせつけて勝った。決してエルボー合戦で引かず、清宮による力任せのエルボー、武藤から伝授されたシャイニングウィザード、右腕へのドロップキックもしのいだ。猛虎原爆固めも耐え抜くと、開脚ドライバーでマットにたたきつけて反撃。1度は試みたフォールを解くと、さらに延髄切り、旋回式の変形エメラルドフロウジョンをたたき込み、必殺のレインメーカーを打ち抜き、3カウントを奪った。

勝利の余韻に浸ることなく、勝ち名乗りを受けると、オカダはすぐにリングから下りた。「さすがGHCヘビー級王者といったところ。(清宮の)気合は認めますよ。ただ経験が違う。東京ドームで何回もタイトル戦をやり、いろいろな人と戦ってきた」とキッパリ。現在進行形のIWGP世界ヘビー級王者としての自信をみなぎらせた。

武藤引退興行のセミファイナルだからこそ実現した史上初の新日本IWGP世界ヘビー級王者VSノアGHC同級王者の激突だった。当初は30分一本の予定だったが、清宮からの「完全決着をつけたい」との希望を受け入れ、時間無制限一本勝負に変更となった。オカダは「無制限にした心意気も感じた。しっかり決着も着いた。清宮、もう泣くなよ」とエールを送った。

18日(日本時間19日)には米サンノゼ大会で挑戦者の棚橋弘至を下し、2度目防衛に成功した。そのまま帰国し、武藤引退興行に花を添える勝利を挙げた。

「ある意味、ボクも強くしてもらいました。サンノゼで防衛戦して、ここで武藤さんの引退試合でシングルマッチは出なきゃダメだなと。良い経験でした。パッとシャワーを浴び、武藤さんの引退試合を見て帰ります」

レジェンドの「LAST LOVE」を見届け、オカダが現代のエースとしての自覚を胸に刻んだ。【藤中栄二】

清宮(手前)にドロップキックを決めるオカダ(撮影・江口和貴)

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【ノア】武藤敬司ムーンサルト跳べず「家族の顔や医者の怒ってる顔が出てきて」/一問一答

トップロープに上り、ムーンサルトを試みるも断念する武藤(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。

自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、敗戦。その後は「もう一つやり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズ引退マッチを実現させた。ド派手な2連敗で39年間の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「俺は本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

    ◇    ◇    ◇

▽武藤の主な一問一答

-内藤について

プロレスビジネスが落ちたらあいつのせいだよ、そういうの観察しておきますよ。

-三銃士の技

慣れた技じゃないから決めるまでには至らなかった。ムーンサルトも跳ぶことができなくて、足の2本や1本をあげてもいいといったことはあるけど、やっぱりあげられなかった。うそつきだよ。ちゅうちょした。家族の顔や医者の怒ってる顔が出てきてちゅうちょしちゃった。

-蝶野に対戦を要求した

どうしてもやりたかった。デビュー戦にやった蝶野と締めくくりにしたかった。よくあいつあそこまで動けたよ。アドレナリン出てて、うれしかったです。期待に応えてくれて。

-プロレスはゴールのないマラソン

39年間、厳しかったこともある。ケガが絶えなかったし、今回もこの1カ月、肉離れには本当にまいった。幸いにも思った以上に動けて良かった。やっぱり誰しも抱えることだろうけど、ゴールできてよかったです。多くのレスラーがこういう風に引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活です。

-今後の夢

普通のおじさんになりたい。人工関節の足を抱えてるし、まともに歩けない。そういうのもできないんだから、ゴルフ出来る体になりたいですよ。思ったより悲しくない。明日から何すればいい。トレーニングはするよ。トレーニングしないと骨があわなくなるからね。また復帰したら詐欺で捕まってしまう。

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引退試合終了後、会見に臨む武藤(撮影・江口和貴)

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【ノア】棚橋弘至、放送席で思わず嗚咽「本当に感謝」武藤さんがいたから僕がいる 

武藤(右)は内藤にDDTを決める(撮影・滝沢徹郎)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が引退試合で華々しく散った。新日本プロレスの内藤哲也(40)のデスティーノを浴びて3カウントを奪われた。

試合を生配信したABEMAで解説を務めた新日本の棚橋弘至(46)は試合前から「寂しいです。ファンの時代から武藤さんを追いかけてきた。東京ドームでIWGPヘビー級王座をかけて戦うこともできた。武藤さんがいたからこそプロレスが好きになった」と感慨深げだった。

試合後、武藤がリングを去ると放送席で泣きじゃくりながら「本当に感謝の気持ちしかない。武藤さんがプロレスラーになってくれたから、その中継を見て、プロレスラーになろうと思って、今、僕がここにいる。でも、やっぱり寂しいですね。本当に心からありがとうございましたと言いたいです」と涙声で武藤に感謝の思いを伝えた。

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武藤(右)は内藤にエメラルドフロージョンを決める(撮影・滝沢徹郎)
2008年1月、そろってプロレスLOVEポーズの武藤敬司(右)と棚橋弘至
2008年11月、IWGPヘビー級選手権試合対戦カード発表会見で武藤敬司(左)と棚橋弘至はそろってポーズ
2013年2月、アントニオ猪木さん(中央)とポーズを決める武藤敬司(右)と棚橋弘至
2023年1月4日、試合に勝利し勝ち名乗りを受ける武藤(右から2人目)と棚橋(右)。左は海野

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【ノア】武藤敬司ラストマッチ、蝶野正洋と対戦「うれしかった。期待に応えてくれて」/一問一答

急きょ行われた試合後、武藤(右)に声をかける蝶野(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、リング上で燃え尽きた。

メインイベントで、自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦。約11年ぶりとなったシングルマッチは、3カウントを大の字で聞いて敗れた。その直後、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)と即席の引退マッチを実現させた。

武藤の主な一問一答は次の通り。

(自分から)おかげさまで自分の足で…そこまで車いすできたけど、自分の足で帰れました。

-感想

それほど悲しくもないし、ここまでの道のりの方がしんどかった、終わってみたらやっと終わってという感じ。

-内藤

プロレスビジネスが落ちたらあいつのせいだよ、そういうの観察しておきますよ。

-三銃士の技

慣れた技じゃないから決めるまでには至らなかった。ムーンサルトもとぶことができなくて、足の2本や1本をあげてもいいといったことはあるけど、やっぱりあげられなかった。うそつきだよ。ちゅうちょした。家族の顔や医者の怒ってる顔が出てきてちゅうちょしちゃった。

-3カウント

天井見てた。広いな、天井はって。東京ドームのど真ん中であおむけで寝られることはないので。うれしかった。

-蝶野

どうしてもやりたかった。デビュー戦にやった蝶野と締めくくりにしたかった。よくあいつあそこまで動けたよ。アドレナリン出てて、うれしかったです。期待に応えてくれて。

-10カウントなし

なんとなくあっさり終わりたい。からっとしてるじゃん俺。じゅくじゅくしたくないじゃん。いい終わり方だと自分でも思う。

-ゴールのないマラソン

39年間、厳しかったこともある。ケガが絶えなかったし、今回もこの1カ月、肉離れには本当にまいった。幸いにも思った以上に動けて良かった。やっぱり誰しも抱えることだろうけど、ゴールできてよかったです。多くのレスラーがこういう風に引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活です。

-悔い

試合の中で、悔いはすげえある。もう少しできなかったかなと。次がないのに「次こうしたいな」と反省してるよ。引退するという実感ができていない。けじめ付けたんだから、後ろ髪引かれるじゃん、そういうこと言わないで

-夢

普通のおじさんになりたい。人工関節の足を抱えてるし、まともに歩けない。そういうのもできないんだから、ゴルフ出来る体になりたいですよ。思ったより悲しくない。明日から何すればいい。トレーニングはするよ。トレーニングしないと骨があわなくなるからね。また復帰したら詐欺でつかってしまう。

-プロレス界の今後

古館さんのコメントを聞いていて、これで猪木プロレスの終焉(しゅうえん)。俺もそう思うし、今から新しいプロレスが生まれてくる。この興行はどれぐらい見てるかわからない。おっきなお金が集まればレスラーも豊かになる。それがきっと新しいプロレス界の未来。

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内藤との引退試合後、解説席の蝶野を呼び出す武藤(プロレスリング・ノア提供)

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【ノア】内藤哲也「こんな幸せなプロレスラーいない」武藤敬司の勝利への執念に心打たれる

内藤にシャイニング・ウィザードを決める武藤(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)のラストマッチに指名された新日本プロレスの内藤哲也(40)が勝利した。ドラゴンスクリュー、背後からのシャイニングウィザードなど、満身創痍(そうい)の相手を攻め続けた。最後は必殺技のデスティーノで3カウントを決めた。

内藤は試合後、思いを口にした。

内藤 俺は武藤敬司選手に憧れて、武藤敬司選手を目指して、新日本プロレスに入って、プロレスラーになった。今日、引退試合だったけど、でも、試合終了のゴングが鳴るまで、武藤敬司選手の勝利への執念を感じた。心打たれるものがあった。

本当に引退試合に指名されて、うれしくないわけがない。こんな幸せなプロレスラー他にはいない。1分1秒を大切にしたかった。自分も武藤選手みたいに、こうやって惜しまれながら最後を迎えたい。そう思ったね。

明日、来週、来年、10年、30年後なのか分からないけど、また明日から戦いは続きますから。体休まる暇はない。明日は高松大会で待ってるよ。アディオス。

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内藤(左)の足を決める武藤(撮影・江口和貴)

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【ノア】武藤敬司の名言「プロレスはゴールのないマラソンである」/アラカルト

プロレスLOVEポーズを見せる武藤(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、リング上で燃え尽きた。

メインイベントで、自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦。約11年ぶりとなったシングルマッチは、最後の3カウントを大の字で聞いて敗れた。

▽武藤敬司の名言

◆「プロレスはゴールのないマラソンである」(92年1月、雑誌のインタビュー)

◆「武藤敬司は、ますます驀進(ばくしん)します」(95年5月、新日本福岡大会)橋本真也を破り、素顔でIWGPヘビー級王者初戴冠。

◆「プロレスとは世界の縮図であり、世を映す鏡である」(90年代)

◆「全日本プロレスに骨の髄までしゃぶっていただきたいと思います」(02年2月)全日本入団時に発言。

◆「思い出とケンカしたって勝てっこない」(08年4月、新日本大阪大会)中邑真輔を下し、IWGP返り咲き。

◆「挑戦していかないと退化する」(19年9月、WRESTLE-1横浜大会)デビュー35周年の試合後。

◆「あしたのジョーのように、すべてを出し尽くして白い灰になりたい」(22年9月、引退興行発表会見)最後の戦いへ闘志。

◆「レスラーは“ヒーロー”じゃないといけない。“スーパーマン”じゃないといけない」(23年2月、引退興行前日会見)両足肉離れのケガを抱えながら臨むラストマッチへ、自身を鼓舞。

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急きょ行われた試合後、武藤(右)に声をかける蝶野(プロレスリング・ノア提供)

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【ノア】武藤敬司「闘魂三銃士」同期・蝶野正洋とサプライズ引退マッチ 蝶野のSTFに敗れる

蝶野正洋(右)と対戦した武藤敬司(左)。中央レフリーを務めたタイガー服部氏(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

新日本プロレス内藤哲也との引退マッチで敗れた武藤敬司(60)が「闘魂三銃士」の同期・蝶野正洋(59)との即席の引退マッチを実現させた。

メインイベントで内藤のデスティーノを浴びてフォール負けを喫した後、マイクを握った武藤は「まだ自分で歩いて帰れるし、自分もエネルギーも残ってるし、まだ灰になってもいねえや」と完全燃焼していないことを明かした。そして、その上でサプライズで「やりたいことが一つあるんだよな、蝶野! 俺と戦え!」とABEMAのPPV配信ゲスト解説にいた蝶野を指名した。

リングサイドで観戦していたレジェンドのレフェリー、タイガー服部氏に「服部さん(レフェリーで)たたいて」と呼びかけると、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で8年以上試合から遠ざかっていた蝶野も決意を固めた表情でつえをもって立ち上がりリングイン。両者ともにデビュー戦の相手がリングで対峙(たいじ)し、新日本時代からのライバル同士がファイトした。

両者のロックアップから試合が開始されると、蝶野の往年の得意技シャイニングケンカキックをもろに浴び、さらにSTFを逃げられず、武藤はギブアップ負け。最後は抱擁でサプライズの引退マッチを終えた武藤は「あいつ(蝶野)と最後にやりたかった。動けていたね」と最後に戦ってくれた永遠のライバルに感謝していた。

急きょ行われた武藤(下)との試合でSTFを決める蝶野。後方はタイガー服部レフェリー(撮影・滝沢徹郎)
【イラスト】武藤敬司の王座表

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