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井上尚弥、10・31ラスベガスでモロニーと防衛戦

井上尚弥(20年2月撮影)

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が9日、オンラインで会見し、10月31日(日本時間11月1日)に、米ラスベガスのMGMグランドで、WBO同級1位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)と対戦すると発表した。

井上は昨年11月、バンタム級最強を決める「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」決勝で、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、約1年ぶりの試合となる。

ラスベガスで初の試合で、WBAは4度目、IBFは2度目の防衛戦となる。

当初は、今年4月25日にWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により延期となっていた。

モロニーはここまで21勝(18KO)1敗の戦績で、18年10月の試合で、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に1-2で判定負けしたのが唯一の敗戦となっている。

井上の戦績は19戦全勝(16KO)。

井上は「4月の試合が延期になってからも、ずっと試合モード。すごく楽しみ。(ドネア戦での)目のけがもあり、プラスの期間とポジティブにとらえてやってきた」と心境を語った。モロニーについては「タフでスタミナもあり、技術も高い。総合的にはカシメロより高い選手。1カ月半しっかりと対策していかないと危ない相手だと思っている」と話した。

大橋秀行会長は「延期になっていろいろな気持ちがあったと思うが、目のけがもあったのでプラスに捉えている。ラスベガスの試合が楽しみ。(WBSS後の初戦は)すごく重要。その舞台がラスベガス。ある意味で、ここが井上尚弥のスタートだと思っている」。モロニーについては「カシメロよりも怖くて、やりにくい相手」と警戒した。

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ドネア、12月にウバーリ戦 井上尚弥戦以来の試合

ウバーリ(左)、ドネア

ボクシング元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が、12月に米国で王座返り咲きに挑戦する。

米王手ピロモーターのPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と中継局ショータイムが22日、年内に開催する9つのイベントを発表した。8月1日から、いずれも米コネティカット州アンキャスビルで無観客開催される。

ドネアは12月12日の最後のイベントに登場し、WBC世界バンタム級王者ノルディ・ウバーリ(33=フランス)に挑戦する。昨年11月のWBAスーパー&IBF世界同級王座統一戦で井上尚弥(27=大橋)に判定負け以来の試合となる。セミファイナルで井上の弟拓真(24=大橋)から王座を奪ったのがウバーリ。その初防衛戦で、WBC1位として王座奪回を狙う。

井上尚弥はWBO王者ジョンリル・カシメロ(31=フィリピン)と、3団体王座統一戦を予定している。これに勝てば、次はWBC奪取で4団体完全統一が標的となる。ウバーリが相手なら拓真の敵討ち、ドネアなら激闘再現で連破がかかることになる。

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頭部陥没させたドネア左フック/山下正人会長の一撃

ノニト・ドネア(19年11月撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~14>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。

元世界3階級王者の長谷川穂積らを育てた、真正ジムの山下正人会長(58=西日本ボクシング協会会長)があげた一撃は「戦慄(せんりつ)の左フック」。11年2月のWBO、WBC世界バンタム級タイトルマッチで、挑戦者ノニト・ドネア(フィリピン)が、統一王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を沈めた一撃。倒す要素が詰まった理想の1発を振り返る。(取材・構成=実藤健一)

▼試合VTR 11年2月19日、米ラスベガスでのWBO、WBC世界バンタム級タイトルマッチ。3階級制覇の統一王者モンティエルと2階級制覇王者のドネアが激突。軽量級屈指の好カードは、挑戦者のドネアが圧倒した。立ち上がりから右ストレートからの左フックのコンビネーションで主導権を奪い2回、強烈な左フックでキャンバスに沈んだモンティエルは大の字で動けず2分25秒TKO負け。モンティエルの右側頭部は陥没していた。

◇ ◇ ◇

最もインパクトあったんがドネアの左フック。モンティエルが衝撃的な倒れ方やった。パンチというのは当てるだけやない。大事なのは呼吸、タイミング。それをあらためて思い知らされた一撃やった。

選手を指導する上で、常に選手に教え込むのがタイミング。言葉にするのは難しいけど、そこは0コンマ何秒の世界。たいがいはタイミングが早かったり遅かったり。ここで打たなあかん! というのは練習で体に覚え込ますしかない。その点でドネアの左フックはすごい、完璧なパンチやった。

ドネアの場合、あの左フックにたどり着くまで、いっぱいの伏線があった。右ストレート、ジャブ、いろんな伏線を張り巡らして、最後だけは左フックで仕留めると決めている。

1発で、狙い澄まして、というのは難しい。自分が最も自信があるパンチをいかに効果的に打てるか。そういう視点からも、あの試合から学ぶものは少なくなかった。

選手には「半呼吸」を教えている。打たれてすぐに打ち返しがちだが、そこで半呼吸ためることができれば、相手もタイミングがとれずに隙が生まれやすい。倒すのは決して力ではない。ドネアの左フックは、自分が指導する上で理想としている。

◆山下正人(やました・まさと)1962年(昭37)4月30日、兵庫県伊丹市生まれ。伊丹東中から村野工へ。野球部で俊足巧打の1番打者として活躍。3年夏の県大会ではベスト4と甲子園に迫った。卒業後、兵庫県警で暴力団対策の刑事。99年に民間の警備会社に移り、千里馬神戸ジムでトレーナー。長谷川穂積を世界王者に育て、05年度にトレーナーのMVP「エディ・タウンゼント賞」。07年に真正ジムをたち上げる。昨年度から西日本ボクシング協会会長。

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井上尚弥、高熱で表彰式欠席も来週からスパー開始へ

WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネアと対戦した井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が7日、都内のホテルで開かれ、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。体調不良のため表彰式は欠席したが、昨年11月のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。

WBA世界ミドル級王座に返り咲き、V1を果たした村田諒太(34=帝拳)は殊勲賞とKO賞を受賞した。

   ◇   ◇   ◇

6日にグアムでの走り込み合宿から帰国した井上が表彰式を欠席した。所属先の大橋会長は「朝7時ごろに39度近い発熱の連絡があった」と説明。インフルエンザなどではなく、来週から予定通りスパーリングを開始する見込みだという。井上は所属事務所を通じ「欠席になってしまい非常に残念ですが、来る4月25日の(WBO王者カシメロとの)統一戦に向けて、この先も準備していきます」などとコメントを出した。

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村田諒太が代表スピーチ「尚弥も一翔もいないから」

選手を代表してあいさつする村田諒太(左)(撮影・酒井清司)

ボクシングの19年度年間表彰式が7日、都内のホテルで開かれ、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。体調不良のため表彰式は欠席したが、昨年11月のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。

WBA世界ミドル級王座に返り咲き、V1を果たした村田諒太(34=帝拳)は殊勲賞とKO賞を受賞した。

   ◇   ◇   ◇

村田が、貫禄のスピーチで会場を盛り上げた。受賞者を代表し、謝辞を務めると「先ほど控室で『尚弥も(井岡)一翔もいないから、やってくれ』とスピーチを頼まれました。あとで尚弥と一翔に文句を言おうと思います」と笑いを誘った。次戦は、ゴロフキン、アルバレスらビッグネームとの対戦を熱望している。「刺激を受ける仲間に会えて良かった。その場にとどまらず、上を目指して頑張っていきたい」と話した。

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井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合

ドネアを破りWBSS優勝を果たした井上尚弥はアリ・トロフィーを掲げる(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が8日に都内で開催され、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、最優秀選手賞と年間最高試合で2年連続2冠となった。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝では2回TKOでIBF王座を獲得し、決勝では5階級制覇のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちでWBA王座を統一した。

最優秀選手は4人の候補がいたが、年間最高試合とも32票中27票を獲得した。いずれも2年連続3度目の受賞で、14年はKO賞と3冠で3度目の複数受賞となった。

技能賞は日本人初の4階級制覇を達成して初防衛した井岡一翔(30=Reason大貴)、殊勲賞はWBA世界ミドル級王座を奪回して初防衛した村田諒太(34=帝拳)が初受賞した。村田は2連続KOでKO賞も初受賞し、初の複数受賞となった。

この賞は日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、東京および関西運動記者クラブ・ボクシング分科会の主催、選考による。各賞の受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)=2年連続3度目

◆技能賞 井岡一翔(Reason大貴)=初

◆殊勲賞 村田諒太(帝拳)=初

◆努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=初

◆KO賞 村田諒太(帝拳)=初

◆新鋭賞 中谷潤人(M.T)=初

◆年間最高試合 WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一戦 井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)

◆世界戦以外の最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)-別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目

◆女子最高試合 WBC世界フライ級王座戦 藤岡奈穗子(竹原&畑山)-天海ツナミ

◆優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、井上尚弥(大橋)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(BMB)、村田諒太(帝拳)

◆特別賞 河野公平(ワタナベ)、田口良一(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)

◆優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)

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井上尚弥が日刊バトル大賞2年連続MVP「嬉しい」

日刊バトル大賞2年連続3度目のMVPとなった井上尚弥

読者が選ぶ第24回日刊バトル大賞(対象は19年1月15日~20年1月14日)のボクシング部門は、WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目のMVPとなった。

井上が、2年連続でMVPを受賞した。バンタム級最強を決める、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝では、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアと、全米ボクシング記者協会の年間最高試合に選ばれる激闘の末、勝利をつかみ、世界にその名をアピールした。飛躍を続ける「怪物」は「ファンの人に評価していただいたのは素直にうれしい。これからも、自分が目指すボクシングを追求して、上にいきたい」と力を込めた。

20年の初戦は、4月25日(日本時間26日)に、米ラスベガスでWBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)と、日本人初の3団体統一戦で激突する。世界が注目する才能が、目標に掲げる4団体統一に向け、一気に突っ走る。

年間最優秀選手
年間最高試合

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井上尚弥「徹底的に走り込みたい」グアム合宿へ出発

グアム合宿に出発したWBA、IBF世界バンタム級王者井上尚(中央)。右は弟の拓真、左はいとこの浩樹

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が、3団体統一の「足場」を固める。

4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで行われる、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)との日本人初の3団体統一戦に向け、2日からグアムでの5日間の走り込み合宿に入る。

出発前に成田空港で取材に応じた井上は「徹底的に走り込みたい。パンチもある選手なので、それに耐えられるだけの体力づくりがテーマ。練習時間も、午前、午後それぞれ1時間程度は伸ばす予定。それぐらい油断ができない相手」と引き締まった表情で話した。

カシメロについては「映像はちょこちょこ見だしている」とし、「頭から突っ込んでくるし、何をやってくるか分からない怖さもある。乱打戦は嫌いではないが、自分本来のスタイルではない。巻き込まれないようにすることが大切」と精神面の重要性を強調した。

昨年11月にバンタム級「最強」を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)の決勝で、元世界5階級王者ノニト・ドネアを撃破。同シリーズの優勝を「1つの区切り」ととらえ、「ここからが第2章と言ってもおかしくないし、そういうステージにきている」と力を込めた。

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井上尚弥「荒々しく野性味ある選手」カシメロを警戒

WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨む井上尚(撮影・小沢裕)

ボクシングの大橋ジムは31日、WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスのマンダレイベイで、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)と3団体統一戦を行うと発表した。

井上は「ラスベガスでの3団体統一が決まり、わくわくした気持ちでいっぱい。早く試合がしたい。バンタム4団体統一戦に向け、ラスベガス最初の試合を危なげなくクリアしたい」と意気込みを語った。

井上は、19年11月に、バンタム級「最強」を決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)決勝で元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアと対戦。全米ボクシング記者協会の19年年間最高試合に選ばれた激闘を制し、2団体統一王者となった。

29勝(20KO)4敗の実績を持つカシメロは、昨年11月にWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)を3回TKOで破り、王座を奪取。過去にはライトフライ、フライ級でも世界王座を獲得しており、井上とは3階級制覇同士の対戦となる。

カシメロの印象について、井上は「フィリピン人らしい荒々しさを持った野性味ある選手。その辺りは気をつけて戦いたい」。

父の真吾トレーナーは「荒々しさがあるので、冷静に戦うことが良い結果につながる」と警戒した。

WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨んだ井上尚(撮影・小沢裕)
WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨んだ井上尚。左は井上トレーナー、右は大橋会長(撮影・小沢裕)
井上尚弥(2019年11月6日)

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井上尚弥4・25ラスベガス決戦カシメロと3団体統一戦

WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨む井上尚(撮影・小沢裕)

ボクシングの大橋ジムは31日、WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスのマンダレイベイで、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)と3団体統一戦を行うと発表した。

井上は「ラスベガスでの3団体統一が決まり、わくわくした気持ちでいっぱい。早く試合がしたい。バンタム4団体統一戦に向け、ラスベガス最初の試合を危なげなくクリアしたい」と意気込みを語った。

昨年11月に米プロモート大手トップランク社と契約した井上は、スーパーフライ級時代の17年9月に行われたアントニオ・ニエベス戦以来の米国での試合で、ラスベガスは初めて。

井上は、19年11月に、バンタム級「最強」を決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)決勝で元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアと対戦。全米ボクシング記者協会の19年年間最高試合に選ばれた激闘を制し、2団体統一王者となった。

29勝(20KO)4敗の実績を持つカシメロは、昨年11月にWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)を3回TKOで破り、王座を奪取。過去にはライトフライ、フライ級でも世界王座を獲得しており、井上とは3階級制覇同士の対戦となる。

井上は12年10月のプロデビューから、ここまで19戦全勝(16KO)。米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強王者)で日本人初のトップ3入りを果たすなど、世界から大きな注目を集めている。

WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨んだ井上尚(撮影・小沢裕)
WBAスーパー・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦の発表会見に臨んだ井上尚。左は井上トレーナー、右は大橋会長(撮影・小沢裕)
井上尚弥(2019年11月6日)

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井上尚弥がスパー再開「怖さなかった」ドネア戦骨折

スパーリングを再開したWBA、IBFバンタム級王者井上尚。右は父の真吾トレーナー

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が28日、横浜市内のジムでスパーリングを再開した。日本ユース同級王者石井渡士也(19=REBOOT)をコンビネーションで崩すと、中盤には強烈な右を打ち込むなど、軽快な動きで5回を消化した。

久しぶりの実戦練習に「無駄なパンチはもらったが、動けているし、出だしは好調。修正できる幅はかなりある」とうなずいた。昨年11月のノニト・ドネア戦で右眼窩(がんか)底など2カ所の骨折を負ったが、影響がなかったことを強調。「(1月に)最終的な診察を受け、問題ないと言われた。傷もしっかりとくっついているし、スパーでも怖さはまったくなかった」と振り返った。

ドネア戦が、全米ボクシング記者協会の19年の年間最高試合に選ばれるなど、世界から注目を集める存在となった。それでも「うれしいことではあるが、自分が求めているのはそこではない。人が決めた評価ではなく、誰と戦って、どんな試合をしたとか、自分の出す結果を求めていきたい」と力を込めた。

4月末に米ラスベガスで予定される20年初戦は、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)との統一戦がうわさされる。カシメロについては「動きや戦い方のイメージはわいている」とし、「ドネア戦でもスタミナに問題はなかったが、もっと上げていきたい。4月に向けてラウンド数を重ねていきたい」と実戦重視で調整を進めていく方針を示した。

ボクシング16年世界ユース王者堤駿斗(右)とのスパーリングに臨んだWBA世界バンタム級王者井上尚弥

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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那須川誓う打倒五輪「面白いことしようじゃねえか」

那須川対江幡 勝ち名乗りを受ける那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

ライバルは東京五輪だ。那須川天心(21)が新日本キックボクシング協会のエース江幡塁(28)と56キロ契約で戦い、1回2分46秒TKO勝利した。

1年前の大みそかにボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとエキシビションマッチで戦い、1回TKO負け。大みそかに借りを返すとともに、20年は五輪を超える活躍をすると宣言した。

   ◇   ◇   ◇

那須川が日本人最強の刺客ともいえる江幡を一蹴した。試合開始早々、前へ突進し、左ハイキック、ワンツーをさく裂。強烈な連打でダウンを2度奪っても手を緩めない。この日のために用意してきた回転回し蹴りを見事に決め、粘り強く立ち上がる相手に再びパンチを連打。予告通りのKO勝利を果たし、「めちゃくちゃ気持ちよかった」と笑顔で叫んだ。

本物の戦いを求めている。1カ月半前の昨年11月7日。さいたまスーパーアリーナでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の井上尚弥-ノニト・ドネア戦を生観戦。世界最高峰の攻防に胸を熱くし、嫉妬した。「誰も文句言えない。比べるのは失礼かもしれないけど、格闘技をやっている者として負けたくない」。

キックボクシングは現在日本ではメジャーな競技とはいえない。だからこそ、那須川自身が知名度アップへ先頭に立つ。昨年5月にはAbemaTVの企画「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」に参加。同6月は再びAbemaTV企画で亀田興毅氏と特別ボクシングルールで対戦。この日も、試合直前に裏番組「ガキ使」に出演した。「試合を見たことなくても僕を見たことがある人に『すごい』と思ってほしい」。狙い通り、格闘家としてもすごみを示した。

「2020年は東京五輪がある。五輪より面白いことしようじゃねえか。自分でもどういう風に成長するかわからない。もっと強くなりたい」。現在世界中の格闘技団体からオファーを受けており、20年は世界進出が濃厚。天心の野望は続く。【高場泉穂】

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)

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村田諒太「尚弥の試合も」今年の注目マッチ振り返り

WOWOWのエキサイトマッチ総集編の収録に臨んだWBA世界ミドル級王者村田諒太(中央)

23日に初防衛に成功したボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が27日、都内のWOWOWでエキサイトマッチ総集編(30日午後9時、WOWOWライブ)の収録に参加した。

WOWOWで今年放送された試合の中から視聴者投票、有識者の意見をまとめてベストマッチが決まった。世界戦を中心にビッグネームの試合がめじろ押しで、ゲスト出演した村田は「今年は面白い試合が多かったので(WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・)ワイルダーが入ってくるだろうし、(2団体統一バンタム級王者井上)尚弥の試合も。どれが入ってもおかしくない」と数多くの注目マッチをチェックして満足そうな表情を浮かべた。

特に米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」も年間最高試合に選出した11月7日、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級決勝となる井上-ノニト・ドネア(フィリピン)戦については「緊張感のある試合だった。ボクシングの面白さが凝縮された、両者の駆け引きがちりばめられている」と感想を口にしていた。

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井上尚弥「ありがとう」ドネア戦が年間最高試合選出

ドネアに勝利しアリ・トロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングの聖書と呼ばれる米老舗専門誌「ザ・リング」は23日(日本時間24日)、1928年から継続する年間表彰を発表。

年間最高試合として11月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝となる井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)戦を選出した。12回判定勝ちし、WBAスーパー、IBF世界バンタム級王座を統一した井上は自身のツイッターで「皆さん本当にありがとうございました!」とつづった。

年間最優秀選手は同誌がパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強王者)1位にも推す4階級制覇王者で、ミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級の3階級同時で世界王座を保持するサウル・アルバレス(メキシコ)が選ばれた。なお年間KO賞には11月24日、WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)が右ストレー1発でルイス・オルティス(キューバ)を7回KOした試合が選出された。

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井上尚弥は「ドネアの呪い乗り越え勝った」大橋会長

自身の著書イベントに参加した大橋秀行会長(撮影・藤中栄二)

ボクシング2団体統一バンタム級王者井上尚弥(26)らが所属する大橋ジムの大橋秀行会長(54)が13日、東京・新宿区の紀伊国屋書店で自身初の著書「最強モンスター 井上尚弥はこうして作った~5人の世界チャンピオンを育てた大橋流マネジメント術」(12月2日発売、1500円+税)の発売記念サイン会&トークイベントを開催した。

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズで優勝を飾った井上をはじめ、ジム初の世界王者となった元WBC世界スーパーフライ級王者川嶋勝重らの育成法、ジム運営、マッチメークなどの秘話、元WBA、WBC世界ミニマム級王者となった現役時代のエピソードなどが盛り込まれている。約2カ月かけて書き下ろしたという大橋会長は「負けから巻き返していくところをみてほしい。ボクらの年代は負けてからの方が大事。負けてもただでは転ばないぞというところを読んでほしいですね」とPR。初版は1万部が発行され、売り上げも上々。既に増刷の話も出ているという。

この日のトークイベントには、購入者先着50人が招待され、多くの女性ファンも集結。決勝で井上が対戦した元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が1回戦でWBAスーパー王者だったバーネット(英国)が試合途中の原因不明の背中痛で棄権して勝利。準決勝ではWBO王者だったテテ(南アフリカ)が1週間前に右肩負傷で欠場し、代替選手のヤング(米国)に勝って決勝進出していた経緯を「ドネアの呪い」と表現。同会長は「決勝でも何かが起こると思ったら右目上のカットと眼窩(がんか)底骨折だった。でも尚弥はドネアの呪いを乗り越えて勝った。やっぱりモンスターだった」と振り返っていた。

自身の著書のサイン会、トークイベントでファンと触れあう大橋ジムの大橋秀行会長

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井上尚弥が振り返るドネア戦死闘の裏側/取材ノート

11月、ドネアに勝利しカップを掲げる井上尚

<取材ノートから ボクシング・井上尚弥>

ボクシング2団体統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が11月7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)を下し、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した。2回に右目をカット。右眼窩(がんか)底など2カ所を骨折しながらも11回に左ボディーでダウンを奪って12回の激闘を制した。過去1度も経験したことのないダウンの対処までイメージトレーニングをしている井上が唯一、想定していなかったことが起きた。2回の骨折後から「相手が二重に見える」ことだった。

井上が「あの時、ドネアが言っていた言葉がパッと浮かんできた」と明かす動画がある。13年4月、米ニューヨークで開催されたWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。王者ドネアが挑戦者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に12回判定負けでプロ初黒星を喫した試合だ。「試合後にドネアが『リゴンドーが2人に見えた』と。右目を隠して焦点を合わせていたと話していた」。とっさに、ぼやけた右目を右手グローブで覆い、急場をしのいでレジェンドを倒した。

ドネアがリゴンドー戦で右目を隠したのは、12回途中からの約2分間程度しかない。試合終了後、リゴンドーの勝利インタビューが長くあり、その後にようやく敗者ドネアが「ダメージはなかったが、二重に見えたので目を隠した」と話していた。試合映像の最後の最後まで目を通さなければ気がつかない。井上の研究は試合内容だけでなく、試合後コメントまでが材料だった。「頭の中にドネアが入っていますから」とまで言い切る理由がこれだった。

通常のカットはパンチで切れるものだが、井上によれば「パンチをもらったのはカットしたところではない。(骨折した)ほおにもらった反動で切れた」とも明かした。2カ所骨折に追い込まれたドネアの突き上げてくるような左フックの破壊力に「1発の怖さ、でかさはこれからも気をつけないといけない」と肝に銘じたという。

井上は振り返る。「こういう試合をすごくしたかった。成長できる試合というのはこういう試合。ボクサーとしても、人としても成長できた」。アマ時代から“教科書”として技術を取り入れてきたドネアから新たな「教え」をもらったような気持ちだった。この先10年は現役を続けたいとするモンスター。37歳直前だった「先生」ドネアと拳を交え、自らの将来像という新しい1ページも手に入れていた。【藤中栄二】

11月、ドネアの顔面に強烈なパンチを見舞う井上尚

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八重樫東「顔は腫れると」大橋会長は4階級見据える

笑顔で会見に臨む八重樫(撮影・河田真司)

約2年半ぶりに世界王座に挑戦するボクシングの元3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)が「被弾覚悟」で経験豊富な王者とのベテラン対決を制する構えをみせた。

23日、横浜アリーナでIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)に挑戦する。10日には横浜市の所属ジムで練習公開し「顔は腫れると思います。どのみちパンチは食らうと思います。ただ顔面で戦うわけではない。被弾するのは勝ちへの布石で、そこから自分らしい動きができれば突破口がみえてくると思います」との覚悟を示した。

17年5月のIBF世界ライトフライ級王座から陥落したメリンド戦以来の世界戦で拳を交える王者は歴戦の雄と言っていい。08年にIBF世界フライ級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に敗れたものの、09年に空位の同級王座を獲得した後の挑戦者が後の世界王者ばかりだ。ゾラニ・テテ(南アフリカ)、ジョンリール・カシメロ(フィリピン)という新旧のWBO世界バンタム級王者もTKOで下して防衛に成功。所属ジムの大橋秀行会長は「ムザラネと八重樫、実力者同士の戦いになる。スパーリングをみても八重樫が勝つイメージが出てきた」と太鼓判を押した。

本来はスーパーフライ級で4階級制覇を目指していたが、大橋会長は「マッチメークもあるし、ムザラネに挑戦させることになった。この試合に勝ったら次はまた4階級制覇も。八重樫は終わるつもりないし、やる気があるかぎり限り、応えたいと思う」とムザラネ撃破後の青写真も口にした。八重樫は「会長が組んでくれた試合をやるだけ。4階級行くぞと言われたらやるだけ」と口元を引き締めた。未来に見据える4階級制覇も意識しながら、八重樫は国内最年長となる世界王座奪取を狙う。

会見を終え写真に納まる、左から松本トレーナー、八重樫、大橋会長(撮影・河田真司)
公開練習に臨む八重樫(撮影・河田真司)
大橋会長(右)の話を笑顔で聞く八重樫(撮影・河田真司)

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WBO王者テテがカシメロに敗れる 7年ぶりの黒星

テテ(左)からダウンを奪うカシメロ(ロイター)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級王座統一12回戦>◇11月30日(日本時間1日)◇英バーミンガム・バーミンガムアリーナ

正規王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)が約7年ぶりの黒星で、王座統一に失敗した。同暫定王者ジョエルリエル・カシメロ(30=フィリピン)とWBOベルト統一を懸けて拳を交えたが、3回、右フックを被弾してダウン。何とか立ち上がったものの、ロープに追い込まれて左フックからの連打を食らってレフェリーに試合を止められた。同回2分14秒、TKO負けとなった。

王座統一に成功したカシメロは29勝(20KO)4敗、12年9月以来の黒星となったテテは29勝(20KO)4敗。

2団体統一同級王者井上尚弥(26=大橋)らとともに18年秋からワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に出場していたテテは4月に5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)とのWBSS準決勝(米国)1週間前に右肩の異常を訴えて棄権。18年10月以来、約1年ぶりの実戦だった。カシメロ戦前まで12連勝中。来年には井上との王座統一戦を希望していた。

パンチを打ち合うカシメロ(左)とテテ(ロイター)
勝利を飾り喜ぶカシメロ(ロイター)

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井上浩樹がいとこ尚弥らの熱戦に触発も気負い厳禁

太田トレーナー(右)とともに軽めのスパーリングに臨んだ日本スーパーライト級王者井上浩樹

ボクシング2団体統一バンタム級王者井上尚弥のいとこで日本スーパーライト級王者の井上浩樹(27=大橋)が「気負い厳禁」でアジアのベルト獲得を狙う。 WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座を目指し、同級1位として12月2日に東京・後楽園ホールで同級5位ジェリッツ・チャベス(28=フィリピン)との王座決定戦に臨む。29日が横浜市の所属ジムでの練習打ち上げ。

いとこ2人の熱戦が脳裏に焼き付いている。尚弥が11月7日のワールド・ボクシングスーパーシリーズ決勝で世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との激闘を制し、2団体統一バンタム級王者に。拓真はノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦でダウンを喫しながらも最終12回まで戦い抜いて判定負け。井上は「刺激は多分にある。良い試合に感動して、意識して燃える」と触発されたことは認めつつ、あえて気負わないことを心掛けているという。

「意識して燃えるとスパーリングが良くない。本当に自分のボクシングをすればいいと思います」

今回の井上兄弟のダブル戦は殴り合いの展開が多かった。「言葉にするのは難しいのですが、感じるものがありました」としながらも、幼少時代から一緒に続けてきたスタイルは「打たせずに打つ」。展開次第ではあるものの、リスク覚悟の勝負ではなく、常に追求する自らのボクシングでアジアのベルトもつかむ構えだ。

同門で同階級のIBF世界同級14位平岡アンディが30日(日本時間12月1日)にラスベガスで米デビューする。出発前には「お互いに頑張ろう」とガッチリと握手を交わした。また試合翌日の12月3日からWBO総会が都内で開催。バルカルセル会長をはじめとした理事が2日までに来日する予定で、試合視察の可能性もある。また同総会ではランキング委員会も開催予定でもあり、世界ランク入りへのアピールにもある。

発奮材料ばかりの環境下で拳を交えるチャベスは1発のパンチ力を警戒しなければならない相手となる。「1発が怖いので気が抜けないところはあります」と警戒しつつ、今にも力が入りそうな両肩をリラックスさせる。

「(WBO首脳へのアピールとして)チャンスですけれど、あまりいいかっこしないように。いつも通りに自分のボクシングをやりたいと思います」。

いくつもの「刺激」を受けながらも、井上家3人目の男は静かな闘志を燃やしている。

WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座決定戦で2本目のベルトを狙う日本同級王者井上浩樹

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