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井上拓真よ「兄尚弥のような強い王者に」大橋会長

兄尚弥(左)と軽めのスパーリングを消化した井上拓真


 ボクシングWBC世界バンタム級9位井上拓真(22=大橋)が9月11日、東京・後楽園ホールで、同級3位で東洋太平洋同級王者マーク・ジョン・ヤップ(29=六島)と指名挑戦者決定戦(12回戦)に臨むことが21日、発表された。WBC王座は空位で勝てば世界戦は約束される。3階級制覇王者で現WBA世界同級王者の兄尚弥と同じ階級で狙う世界ベルトに「少しだけ複雑」としながら「小さい頃からの夢ですし、兄弟王者になりたい」と目標を掲げた。

 師匠の大橋会長は「ヤップ選手は一番強いと言われているが、拓真には普通の選手。兄尚弥のような強い王者を目指してほしい」と大きな期待を寄せていた。

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井上拓真2年越し世界挑戦へ尚弥と「兄弟スパー」

3階級制覇王者の兄尚弥(左)と軽めのスパーリングを消化した井上拓真


 プロボクシングWBC世界バンタム級9位井上拓真(22=大橋)が9月11日、東京・後楽園ホールで、同級3位マーク・ジョン・ヤップ(29=六島)と同級王座の指名挑戦者決定戦(12回戦)に臨むことが21日、発表された。東洋太平洋同級王者でもあるヤップと世界切符を懸けて拳を交えることが決まり「ランキングも上ですし、日本の強豪と対戦している。過去最強の相手ですが、世界に向けてつまずいていられない」と気持ちを引き締めた。

 3階級制覇王者で現WBA世界同級王者の兄尚弥(25=大橋)と同じ階級で世界王座を狙うため「少しだけ複雑」としながらも「小さい頃からの夢ですし、兄弟チャンピオンになりたいと思います」と強調した。

 井上は16年末に1度、世界挑戦が決まりながらも同年11月の練習中に右拳を痛め、右手の甲と手首をつなぐ関節の脱臼部分を手術を受けた。17年8月に試合復帰し、4度の世界挑戦を経験する久高寛之(仲里)、同12月には元日本バンタム級王者益田健太郎(新日本木村)に判定勝ちをおさめた。約2年かけて再び世界挑戦のチャンスをつかもうとしている井上は「ここまできたらあっという間の気持ちもある。強豪をぶつけていただいて精神的にも技術的にもレベルアップしていると思う。一層、自信はあります」とキッパリ。会見後には兄尚弥との軽めの兄弟スパーリングにも取り組むなど、着々と準備を進めていた。

9月11日にWBC世界バンタム級指名挑戦者決定戦に臨む同級9位の井上拓真(中央)左端は父の真吾トレーナー、右端は大橋秀行会長
9月11日にWBC世界バンタム級指名挑戦者決定戦に臨む同級9位の井上拓真

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井上尚弥、今秋ドネアと初防衛戦か 大橋会長明かす

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で、記念撮影する左からWBA世界バンタム級王者井上尚弥、大橋ジム大橋会長、井上尚弥の父真吾トレーナー(撮影・野上伸悟)


 ボクシング世界3階級制覇王者で、現WBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が今秋、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(35=フィリピン)と初防衛戦に臨む可能性が出てきた。

 5日、横浜市内のホテルで開催された大橋ジム後援会発会記念祝賀会に出席した大橋秀行会長が明かしたもの。井上が今秋から参戦を表明している賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)について同会長は「ドネアが参戦すると聞いています。1回戦は王者同士にならないと聞いているので、ドネア戦になる可能性はある」と説明した。ドネアはフライ級~フェザー級で5階級を制覇。最近ではバンタム級に復帰し、WBSSに参戦するのではないか-と米メディアに報じられていた。

 祝賀会で井上はバンタム級で奪取したWBA、ライトフライ級で獲得したWBC、スーパーフライ級で巻いたWBOの3本のベルトを両肩と手に持って登場。「WBSSに日本人として初めて出場します。出場するからには優勝したいと思っています」と宣言し、優勝した場合には「真夏の練習後にクールダウンするプールが欲しい」と大橋会長に要望。同会長も「380万円ぐらいでプールはできる」と応じていた。

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で、大橋ジム大橋会長(右)の前であいさつし爆笑するWBA世界バンタム級王者井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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UFCリベラが計量クリア「速射砲でフィニッシュ」


 米総合格闘技のUFCファイトナイト131大会は1日(日本時間2日)、米ニューヨーク州ユーティカのアディロンダック・バンク・センターで開催される。

 5月31日(同1日)には同地で前日計量が開かれ、メインイベントのバンタム級5分5回で対戦する同級4位ジミー・リベラ(28=米国)、同級5位マルロン・モラエス(30=ブラジル)が出席。リベラは134・6ポンド(約61・05キロ)、対するモラエスは135・4ポンド(約61・42キロ)で、それぞれクリアした。

 UFC通算5勝0敗、現在20連勝中と波に乗るリベラはタイトル挑戦をうかがう立場。「結局はどんな試合をやるのかが問題なんだ。だから速射砲でヤツをフィニッシュしてやるしかない」と意気込む。約1年ぶりの試合となるものの「練習時間はたっぷりあった。5ラウンド戦の準備も上々だよ」と自信をみせた。

 11年に米国に渡って以来、ニュージャージー州でトレーニングを積むモラエスは「かつての自分はただのファイターで、殺しの本能だけでやっていた。ところがここに来てからというもの、総合格闘技について多くのことを教えてもらった。それでやっと総合格闘家になれたんだ」と自信たっぷり。過去16戦で15勝をマークし、勢い十分のモラエスは「自分のように殺しのある総合ファイターはとても危険な存在だと思う」と豪語した。同級王者TJ・ディラショー(32=米国)への挑戦を狙う立場の両者だけに負けられないランカー対決となる。

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安美錦、連勝も「しかし…」井上尚弥の話題自ら振る

安美錦(18年1月28日撮影)

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館


 西前頭16枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)が、東前頭7枚目竜電(27=高田川)を破って今場所初めて連勝した。低く拝むような立ち合いからもろ差しになり、1度下手投げで揺さぶってから渡し込みで決めた。「今日は突っ込み過ぎないで押していこうと。左が差せたので、自分から動けていけた」と狙い通りだった。

 さらに支度部屋でも動きを入念にチェックしていたといい「準備運動で練習していたのができた。まわし、まわしで今日はいい方向にいった」と納得の一番だった。最後に「しかし井上はすごかったね」と昨夜、ボクシングのWBA世界バンタム級2位井上尚弥が3階級王座制覇した話題を自ら振るなど、上機嫌だった。

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井上尚弥が1回KOで3階級制覇/ダブル世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇25日◇東京・大田区総合体育館

 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)は、同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)を右ボディー1発で仕留め、2回KO勝利で3度目の防衛に成功した。

WBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が無敵の強さで同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に1回TKO勝利。日本人初の英国人王者撃破に成功し、国内最速16戦目での3階級王座制覇を成し遂げた。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 拳四朗対ガニガン・ロペス 入場時にDJ KOO(手前)とグータッチする拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

王者拳四朗(26=BMB)2回KOガニガン・ロペス(36=メキシコ)

【1回】拳四朗、ロペスともに様子見の展開。互いにジャブを打ち合いつつ、距離をはかった。

【2回】1分すぎに拳四朗の右ストレートが決まる。ロペスの大振りの左フックをかわす。拳四朗は1分30秒すぎに強烈な右ボディーをたたき込むとロペスは苦悶の表情でひざまずき、もう立ち上がれなかった。

WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)1回TKO井上尚弥(25=大橋)

【1回】開始から井上が距離をつめる。50秒あたりで左ボディーからラッシュでコーナーに追い詰める。1分すぎに左フックでマクドネルをふらつかせる。1分20秒すぎにラッシュからの左でダウンを奪う。マクドネルは何とか立ち上がったが、井上は猛ラッシュでロープに追い込む。たまらずレフェリーが試合を止めた。井上は身長差10センチ、(計量後の)体重差5・8キロの相手をものともせず、ほぼパンチをもらわず、圧倒的な強さで3階級制覇を実現した。

◆井上のコメント

「みなさん、これがボクシングです。(試合が終わるのが)早いとのクレームは勘弁してください。(真の世界王者を決める)ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズに出場します。夢に向かって頑張ります」。

1回、マクドネル(左)をコーナーに追い込み、猛攻を仕掛ける井上尚(撮影・狩俣裕三)

WBA世界バンタム級級タイトルマッチ マクドネル対井上 1回、井上(左)は猛烈なラッシュでマクドネルを倒し新王者となる(撮影・滝沢徹郎)

1回、マクドネル(後方)からダウンを奪い、左拳を突き上げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

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長谷川穂積氏、井上尚弥3階級制覇「圧巻の勝ち方」

1回、井上(左)は猛烈なラッシュでマクドネルを倒す(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。

 ◆元WBC世界バンタム級王者長谷川穂積氏 見たまま。圧巻の勝ち方。今の階級が一番フィットしている。トーナメントにまず優勝して、王座防衛の回数を目指すもよし、もう1階級上でもできると思う。すべてにすごいが、1番は相手のパンチをもらわないこと。ダメージが少なく次の試合に行けるから、何試合でもやっていける。

 ◆元WBCバンタム級王者・山中慎介氏 強すぎる。当てられる技術もあるし、パワーもある。どの階級まで通用するのか見てみたい。

 ◆元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏 力の差。最初の左フックで終わっていた。バンタムに上げて、キレ、スピードが増し、パンチも乗っていた。

 ◆元世界3階級王者八重樫東 素晴らしい試合だが、驚きではない。最初のテンプルで完全に効いていた。

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特注シューズがもたない!井上尚弥の「規格外」脚力

井上尚のリングシューズ(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。

 井上尚弥(25=大橋)の脚力は、既に階級を超越した「規格外」に仕上がっている。

 昨年12月、WBO世界スーパーフライ級王座の7度目の防衛戦前だった。世界戦仕様で用意されたエナメル素材のリングシューズの足底部分が1カ月半で2度も壊れた。日本人の歴代王者ならば、1足で2カ月以上は使用可能な耐久性があるはずが、井上尚のパワーだけには耐えられなかった。

 井上尚のシューズを担当するミズノ・コンペティションスポーツ事業部事業販促部渉外課の折田恵一課長(51)は「脚力の強さなのだと思います」と明かす。強度などを再チェックした上で、マクドネル戦に向けてエナメル素材に加え、メッシュ素材のリングシューズも製作。2種類を並行して使用してもらったという。「どちらか使い心地の良い方を履いて最高の試合をしてほしい」と折田氏。井上尚はメッシュ素材のリングシューズで戦い、112秒TKO勝利を飾った。

 ミズノでは世界挑戦時のボクサーに対し、サイズ調整のために2種類のシューズを製作することはある。ただし「特注なので防衛戦は通常1種類だけ」(折田課長)と異例の態勢だったという。リングシューズにまつわるエピソードでもポンド・フォー・ポンド(階級を超えての最強選手)ぶりを証明。WBSSでバンタム級の世界最強を示す土台は、既に完成していると言っても過言ではないだろう。【藤中栄二】

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井上尚弥の弟拓真2年ぶりKO勝利、年内世界見えた

1回、サブ(右)に強烈なボディーを打ち込む井上拓(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:井上拓真世界前哨戦54・5キロ契約体重10回戦>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 WBC世界バンタム級9位井上拓真(22=大橋)が2年ぶりのKO勝利で、世界挑戦をアピールした。

 ワルド・サブ(29=インドネシア)との54・5キロ契約体重10回戦で、序盤からボディー攻撃で攻め込むと強烈な左ボディーでダウンを奪取。1回2分14秒、KO勝ちで存在感を示した。16年5月のタンボレシ(インドネシア)戦以来のKO撃破。「初めてボディーでKOを奪えました。ぼちぼち世界へ行きたい。兄に少しでも追いつきたいと思います」と約束した。

 この前哨戦に備え、フィリピン、中国、英国、メキシコのボクサーとスパーリングを消化してきた。「世界挑戦の準備はできている」と自信をみなぎらせる。現在、リング上で「モンスターの弟」との愛称で呼ばれることに頭を悩ませ「世界戦までには、ちゃんとした愛称がほしいですね。ファンのみなさんからも募集しています」と笑った。世界主要4団体のランキングに入っている井上拓はスタンバイOKだ。

3本指を立てポーズを決める井上尚(左から2人目)。左から母の美穂さん、1人おいて父の真吾トレーナー、弟の拓真(撮影・横山健太)

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井上尚弥KO記録ずくめの3階級制覇、新たな伝説へ

1回、マクドネルから左ボディでダウンを奪い冷静な表情で見つめる井上尚(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)を左フックと左ボディーでダウンを奪取。立ち上がった王者に13連打を浴びせ、1回1分52秒、レフェリーストップによるTKO勝利を飾った。今秋に開幕する賞金争奪の最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」参戦を正式表明した。

 わずか112秒で沈めた。最初の左フックで「(王者の)足元がぐらついた」と確信した井上尚がマクドネルをロープに追い詰めた。開始80秒で敵こめかみに左フックを打ちこみ、左ボディーでダウンを奪った。立ち上がった王者に最後は鬼の13連打の猛ラッシュ。日米英で生中継という注目の一戦で衝撃のTKO勝ちに「みなさん、これがボクシングです。早すぎるというクレームはご勘弁ください。自分もビックリしています」と笑いを誘った。

 井岡の18戦目を抜く国内最速16戦目の3階級制覇にふさわしいスピード勝利。日本人で初めて英国人世界王者を撃破し、具志堅が持つ歴代1位の世界戦6試合連続KO勝ち、内山がマークした歴代1位の世界戦通算KO勝利数も10回で並んだ。記録ずくめの白星に「2階級制覇は早すぎて試合をこなしていた感覚。3階級は重みを感じます」と喜びに浸った。「今までで一番重圧があった」。初めてセコンド陣以外の人間を控室から出てもらい「集中する時間をつくってもらったぐらい。人の声が気になったほど集中していた」。

 先月10日に25歳になった。プロデビューから5年7カ月が経過し、胸に芽生えたのは「選手としての焦り」(井上尚)。選手寿命は延び、30歳以上も世界王者として防衛回数を重ねられる時代になったが「もっとやらないといけない。やっていかなきゃいけない。今が一番のピークと感じるから」。言葉通りの圧倒的な強さを証明した。

 辰吉、長谷川、山中ら幼少時代から見ていた歴代王者が君臨したバンタム級王座を獲得し「夢みたい。本当に偉大な王者ばかりなので。まずはスタートラインに立ててよかった」。賞金争奪の最強決定トーナメントWBSS参戦を正式表明。既に世界主要団体の王者3人が出場決定済みだ。

 大橋会長は「6月にプロモーターが来日するのでそこで話します」と、待望の団体統一戦が実現する見通し。以前から「他の日本人王者とは違うステージに行きたいという思いがある」といった井上尚。その願いがかなう舞台をつかんだ。新たな「モンスター」伝説が幕を開ける。【藤中栄二】

 ◆ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ 昨秋からスーパーミドル級とクルーザー級で初開催中の最強選手を決める賞金争奪トーナメント。リチャード・シェイファー氏、カレ・ザワーランド氏という米独の両プロモーターが企画。今年はシーズン2でバンタム級の開催が発表された。WBAスーパー王者バーネット(英国)、WBO王者テテ(南アフリカ)、IBF王者ロドリゲス(プエルトリコ)の出場決定済み。6月に行われるWBC王座決定戦の勝者らも参戦の可能性あり。今秋から1回戦が開幕。今冬に準決勝、来春に決勝が開催予定。同級優勝者はファイトマネーと賞金を合わせ、推定総額250万ドル(約2億7500万円)を獲得する見通し。

WBSSバンタム級トーナメント組み合わせ
1回、左ボディでダウンを奪う井上尚(撮影・横山健太)

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井上尚弥「怪物ぶり証明。最強トーナメントも優勝」

1回、マクドネル(後方)からダウンを奪い、左拳を突き上げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館◇12回戦◇リミット53・5キロ


 WBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)がTKO撃破で国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に対し、序盤から左ボディーでぐらつかせ、左フックでダウンを奪取。その後も連打で攻め込み、1回1分52秒、レフェリーストップによるTKO勝ちした。

 これで今秋開幕の最強選手を決める賞金争奪トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦することが確実となった。井上尚の通算戦績は16勝(14KO)無敗。

 井上は、試合前から参戦を表明していた各団体の世界王者ら最強8選手による賞金争奪トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)への参戦をあらためて表明。

 「怪物ぶりがアピールできたと思います。十分にアピールできたということもあり、バンタム級最強トーナメントに出場します。今まで以上に練習してトーナメントに優勝できるように頑張ります」と優勝を宣言した。

 試合については「満足してます。(マクドネルが)わざわざ英国から来てくれた。楽しみな気持ちでいっぱいでした。でも固かったですね。振り回してしまった。当たれば倒れる感触があった。試合で出てホッとしてます」と笑みを浮かべた。

WBA世界バンタム級級タイトルマッチ マクドネル対井上 1回、井上(左)は猛烈なラッシュでマクドネルを倒し新王者となる(撮影・滝沢徹郎)

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井上尚弥、1回KOでマクドネル破り世界3階級制覇

1回、マクドネル(後方)からダウンを奪い、左拳を突き上げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館◇12回戦◇リミット53・5キロ


 WBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)を1回1分12秒のTKOで破り、フライ、スーパーフライ級に続き3階級制覇を実現した。

 井上はマクドネルに左フックを打ち込んでダウンを奪うと、そこから一気の連打でロープ際に積めてめった打ち。棒立ちになったマクドネルをレフェリーが止めた。

 やまない大歓声。井上は「怪物ぶりがアピールできたと思います。当たれば倒れる感触があった。試合で出てほっとしています」と満面の笑みで振り返った。

 前日24日午後2時すぎの計量からは井上が6キロ増に対し、マクドネルは実に12キロも大幅に体重を戻してきた。

 国内最速16戦目での3階級王者誕生となった。このカード決定を誰よりも喜んだのは、3階級制覇を目指す井上本人だった。ボクシング人気が高騰する英国から来日する王者マクドネルへのチャレンジ。同級2位の挑戦者として臨む井上は「ヒリヒリできる、ワクワクする試合」「やりがいがある試合」と気持ちを高揚させた。

 前哨戦を挟むことなく、転向1試合目での王座挑戦。3年前、亀田和毅(協栄)と2度対戦し、ともに判定勝ちしたマクドネルの身長は175・5センチ。実に11・4センチの身長差があるため、長身対策が不可欠だった。3月には身長175センチのWBA世界フェザー級3位チャン・ウー(中国)、4月には身長178センチで10戦全勝となるフェザー級選手のラザ・ハムザ(英国)を招き、実に2年ぶりとなる8ラウンドのスパーリングも消化。マクドネルと対峙した時のイメージを膨らませた。

 その身長差を考えれば、ボディーが狙いやすい。その反面、顔面が届きにくいことが想定されるが、王者の試合動画をチェックしてきた父の真吾トレーナーは「マクドネル選手は前かがみに構える。試合時には、それほどの身長差を感じないと思います」と分析する。5月にはメキシコ人練習パートナー2人を招き、過去の世界戦で最多となる海外勢6選手とのスパーリングを5月10日に打ち上げた井上は「調整はうまくいっています」との手応えを口にした。

 5月に入り、英国発でバンタム級最強決定トーナメントのニュースが届いた。欧州中心で昨秋から展開されてきたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のシーズン2としてバンタム級が開催されることが発表。WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の出場が決定した。さらに主催者側からは「イノウエがマクドネルに勝った場合、WBSSに参戦することで合意している」とも明かされた。

 スーパーフライ級では、強すぎるがゆえに他団体王者から対戦を回避され、熱望した統一戦はかなわなかった。WBSSに参戦すれば、自然と団体統一戦が実現可能となる。井上は「まず結果を出したい。トーナメント(WBSS)の話もあるので」と前向きだ。団体統一戦という夢、ファンの期待-。それは、すべてマクドネルからベルトを奪った時から始まるストーリーとなる。

 辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介といった同級のレジェンドたちの名を挙げ「小さい頃から見てきたバンタム級。そのステージに立てるのはうれしい」と井上。具志堅用高が保持する日本記録の13度防衛を目指すことも宣言する「モンスター」は、バンタム級で日本ボクシング界の新たな歴史を刻んだ。

1回、マクドネル(左)をコーナーに追い込み、猛攻を仕掛ける井上尚(撮影・狩俣裕三)

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井上拓真1回KO勝利「兄に少しでも追いつきたい」

1回、サブにKO勝ちし、ガッツポーズを見せる井上拓(撮影・狩俣裕三)

<井上拓真世界前哨戦54・5キロ契約体重10回戦>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 井上尚弥(25)の弟でWBC世界バンタム級3位井上拓真(22=大橋)が世界前哨戦と銘打たれた一戦で鮮やかな1回KO勝利を飾った。

 ワルド・サブ(29=インドネシア)に対し、序盤から丁寧なボディー攻撃で主導権を握ると、右アッパーからの左ボディーでダウンを奪った。1回2分14秒、KO勝利。16年5月のタンボレシ(インドネシア)戦以来のKO撃破をマークした井上拓は「プロ初のボディーのKOでした。入った瞬間、KOだと思いました」と左拳に感触が残る、手応え十分の一撃を振り返った。

 16年11月に右手の甲と手首をつなぐ関節の脱臼部分を手術を受け、世界挑戦のチャンスを逃した。17年は経験豊富な実力者に連勝。同8月に4度の世界挑戦を経験する久高、同12月には元日本バンタム級王者益田に判定勝ち。この前哨戦に備え、フィリピン、中国、英国、メキシコのボクサーとのスパーリングで実戦的な経験値もアップした。

 「世界戦とか長丁場の試合になればボディー中心に攻めていかないといけない。アップ中にナオ(尚弥)のナルバエス戦(WBO世界スーパーフライ級王座挑戦)の動画が流れていて左ボディーだなと思った」と井上拓。「モンスターの弟」と呼ばれる続けており「世界戦までにちゃんとした愛称がほしいです。ファンの方にも募集したいです」と強調した。

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井上怒りのKO宣言「顔が別人」驚きも王者撃破自信

どうにか前日計量をパスした世界王者のマクドネルと井上(撮影・たえ見朱実)


 ボクシングWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が怒りもパワーに変え、国内最速の3階級制覇と日本人初の英国人王者撃破に挑む。25日に東京・大田区総合体育館で挑戦する同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)とともに24日、都内のホテルで前日計量に臨み、両者ともに一発パス。当初予定より1時間以上遅刻した王者陣営から謝罪の態度がなかったことに怒りを覚えた井上は、KO撃破を予告した。

 許すつもりはないのだろう。先にリミット53・5キロでパスした井上の眼光は鋭かった。減量遅れを理由に当初予定より1時間10分も遅刻して計量会場に姿をみせたマクドネルが53・3キロでパスすると、自然とにらみ合いになった。ニヤけ顔の王者に対し、刺すような視線で怒りを伝えた。

 「ふざけてますよね。謝る言葉が1つもなくて。昨日までは紳士的だと思っていたのに。王者陣営の態度にイラっとしました。明日の試合にぶつけます」

 急激に水分を抜く減量方法で、一気に細くやつれた肉体となったマクドネルに対し「顔が別人で、変わりようにビックリしました。40歳ぐらいにみえました」と辛辣(しんらつ)に分析。さらに「水抜きの体は12回戦うボクサー向きかどうか。ボディー(ブロー)が効くだろうし」と自信に満ちた笑みを浮かべた。

 マクドネルは10年間無敗で、4年間王座を守ってきたV5王者。しかも過去6度、日本人が英国人世界王者に挑みながらも全敗している、嫌なジンクスもある。「判定決着にするつもりはなくて。KO決着で締めくくりたいと思います」と井上。最高の幕切れで、国内最速16戦目での3階級制覇を成し遂げるつもりだ。【藤中栄二】

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井上尚弥の相手マクドネル、遅刻し計量後に脱水症状

どうにか前日計量をパスした世界王者のジェイミー・マクドネル(撮影・ たえ見朱実)


 25日に大田区総合体育館でWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)の挑戦を受ける王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)は24日、都内のホテルで行われた計量に遅刻した。減量の遅れなどを理由に当初の午後1時開始から同1時30分に再設定を要請。最終的には1時間10分ほど遅れて計量となった。200グラムアンダーの53・3キロで一発クリアすると、トレーナー陣の肩を借りて控室に直行。脱水症状を起こしていたため、取材には応じなかった。

 マクドネルに代わり、世界的プロモーターで王者のマネジャーを務めるエディー・ハーン氏が報道陣に対応。「現在、水分補給している。もう4回も会見を行っており、明日の試合に集中したい」と説明した。計量に遅刻したことについては「(横浜市内の)宿泊ホテルで体重を落として出発したかった。こちらのホテルで体重を落とすのが大変だからだ」と釈明。さらに「日本人と違い、我々の民族は時間にきちんとしていない部分がある。相手陣営には状況を随時、報告していた」と文化の相違を強調していた。

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井上尚弥、マクドネル戦が異例の米英生中継決定

WBA世界バンタム級王者マクドネルが持ち込んだグローブをチェックする井上(撮影・中島郁夫)


 プロボクシングWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が国内最速となる16戦目の3階級制覇でボクシングの本場にあらためて存在感を示す。25日に東京・大田区総合体育館で王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に挑戦する一戦が、米英で生中継されることが23日、決まった。

 米動画配信のESPNプラス、英スポーツ専門局スカイスポーツでライブ中継。調印式に出席した井上は「盛り上がっている試合なのだなと思います。しっかりした形の勝利をしたい」と声を弾ませた。

 大橋会長によれば、米国時間では早朝の生中継となるがESPN以外からも米国内の中継オファーが届いていたという。同会長は「(ESPNプラスが)無料なので選んだ。宣伝効果は絶大」と歓迎した。日本人では村田諒太に続く国内世界戦の米生中継。「日本の軽量級が米英で生中継されるなんて異例」と話した。

 海外メディアからKO勝ちに関する質問を受け、井上は「その流れがきたらKOを狙っていきたい」と世界戦6試合連続KO勝ちを意識した。国内の世界戦連続KO勝利数で、井上は長谷川穂積、内山高志、山中慎介と並ぶ歴代2位の5連続。KOすれば具志堅用高に並ぶ歴代1位の6連続だ。世界戦通算KO勝利数も具志堅、山中と並ぶ9回。こちらもKOなら内山と並ぶ歴代1位の10回となる。

 井上が「ビッグマッチにつながる」と位置付けるマクドネル戦。KO勝ちで3階級制覇を成し遂げ、ボクシングの本場にも強さを届ける構えだ。【藤中栄二】

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ラウジー、初王座戦へ「タイトルも腕も奪ってやる」

ロウ女子王者ジャックス(右)とにらみ合うラウジー(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:ロウ大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニューヨーク州オールバニ・タイムズ・ユニオン・センター


 WWE加入後、初めての王座戦を控える08年北京五輪(オリンピック)柔道女子70キロ級銅メダルで元UFC女子バンタム王者のロンダ・ラウジー(31)が調印式に臨み、ロウ女子王者ナイア・ジャックス(33)と火花を散らした。王者からの逆指名で決まったロウ女子王座戦は6月17日のPPV大会(米シカコ)で行われる。

 調印式の立会人となったロウコミッショナーのステファニー・マクマホンから先に「ナイアは自分の名前をあげたいから逆指名したんでしょ。ロンダはまだシングル戦をWWEで戦ったことがないしね。そしてロンダはナイアをのろまだと思っているんでしょ。(ラウジーの得意技)腕十字を決めるのに何分かかるかしら」と両者をたきつけるような皮肉が飛び出した。

 すると先にジャックスが「私にはアームバー(腕十字)は決まらない。ロンダを倒して名前を上げるわ」と発言。一方、黙って契約書にサインしたラウジーは机とイスを横にはねのけてベルトを肩にかける王者の真正面に立つと「正直に話してくれてうれしいわ。ナイアからタイトル、そして腕も奪ってやる」と鋭い眼光でにらんだ。握手を交わしたものの、既に臨戦態勢に入っていた。

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井上尚弥が予備検診 リーチ差も「予測通りですね」

予備検診を終えWBA世界バンタム級王者マクドネル(右)とポーズを決める井上(撮影・中島郁夫)


 25日に東京・大田区総合体育館で開催されるプロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチに挑む同級2位井上尚弥(25=大橋)が22日、都内で開かれた予備検診に臨んだ。

 王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)と初対面し、ガッチリ握手を交わした。検診では178センチとされたマクドネルの身長が175・5センチだったことが判明。当初は13センチ差とされていた身長差は10・5センチ差。リーチは井上が170・6センチに対し、マクドネルは182センチと11・4センチ差だった。

 身長とリーチの差について、井上は「予測通りですね。あとは、向かい合ってみてですね」と自信の笑みを浮かべた。これまでの予備検診よりも笑顔が多い雰囲気はスーパーフライ級からバンタム級に階級を上げ、1・4キロ軽減された減量面が大きいようで「減量している体での1・4キロといいのはでかいです。バンタムが適性体重だなと思います」と納得した表情を浮かべた。

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マクドネル「減量は順調」井上尚弥戦へ万全アピール

コールドウェル・トレーナー(右端)とのミット打ちを消化するWBA世界バンタム王者マクドネル(左端)


 減量は順調!?

 25日に東京・大田区総合体育館でプロボクシング前WBOスーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)の挑戦を受けるWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)が21日、横浜市内のジムで練習を公開。世界主要団体の王者の中で、もっとも高身長となる178センチの王者は、減量に関する質問を多く受けた。すると「減量は順調。もうアンダーです」とジョークを交え、ウエート管理が万全であることを口にした。

 現在の体重については最後まで明かさなかったものの「心配はご無用」とキッパリ。帯同するデーブ・コールドウェル・トレーナーも「今までジェイミーがウエートで失敗したことがあるのか?」と逆質問でウエートに問題がないことを口にした。さらに同トレーナーは「今までの井上選手の相手は挑戦するためだけ、あるいは何ラウンドまで耐えられるかというような相手だったと思う。私たちは勝ちにきています。観光にきているつもりはない。調整や減量がうまくいっているかを聞く必要はないです」と、真剣な表情で強調した。

 計11人からなるマクドネルの来日チームには「ボクシングサイエンス」という団体のトレーナーが帯同。栄養面やフィジカル的なサポートを受けていることを明かした同トレーナーは「確かにジェイミーはバンタム級まで落とすことに苦労していたが、彼らのサポートが始まって体重を落とすことに問題はなくなった」とも付け加えた。

 マクドネルは昨冬、1度はスーパーバンタム級への転向を表明しながら最終的にはバンタム級にとどまった経緯がある。「それはバンタム級の対戦相手にビッグチャンスがなかった。チャンスを増やすために1階級上げようと考えていたら今回、井上選手とのビッグチャンスが舞い込んだ。こういった機会があればバンタム級で戦う」と意図を説明した。

大橋秀行会長(左後方)の見守る中、鍛え上げられた肉体を披露するWBA世界バンタム級王者マクドネル
担当トレーナーのデーブ・コールドウェル氏(右)と公開練習に臨んだWBA世界バンタム級王者マクドネル

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井上尚弥、3階級制覇で「最強トーナメント」参戦へ

25日のマクドネル戦に向け、英国人ボクサーともスパーリングを行った井上尚弥(左)


 世界3階級制覇を狙うボクシング界の「モンスター」井上尚弥(25=大橋)が3階級制覇した場合、賞金争奪最強トーナメントとなるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に参戦することが濃厚となった。

 9日に英ロンドンでWBSSシーズン2でバンタム級の開催が発表されたことを受け、WBSSの共同プロモーターとなるカレ・ザワーランド氏が10日、英スカイスポーツの取材に応じ「井上尚弥とは2週間後となる25日の(WBA正規王者ジェイミー・)マクドネル戦に勝った場合、WBSSのトーナメントに出場することで合意している」と明かした。井上は25日、東京・大田区総合体育館でマクドネルに挑戦し、3階級制覇を狙うことになっている。

 既にWBAスーパー王者ライアン・バーネット(25=英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(30=南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(25=プエルトリコ)の出場が発表済み。同プロモーターは「既に3人の王者とサインできた。コンセプトは最強決定戦。マクドネル-井上戦は素晴らしい戦いだ。その勝者がトーナメントに出場するだろう」と強調した。

 今回のWBSS発表前から井上は「まず(3階級制覇の)結果を出したい。トーナメント(WBSS)の話もあるので」と前向き。参戦して勝ちあがれば他団体王者と拳を交えることになるため「スーパーフライ級では統一戦をやれたなかったので、ファンの望むカードをやりたい」と歓迎していた。

 WBSSシーズン1は昨秋からスーパーミドル級とライトヘビー級の2階級で開幕。シーズン1はファイトマネーが高額な中・重量級ということもあり、賞金総額5000万ドル(約55億円)、優勝賞金1000万ドル(約11億円)に設定されていた。

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亀田興毅「魂ぶつけ、けじめつける」引退試合メラッ

前日計量をクリアしポーズをとる亀田興。右は笑顔のポンサクレック(撮影・河野匠)


 ボクシング元3階級王者亀田興毅(31=協栄)の引退試合ルールが4日に都内で発表された。

 5日に後楽園ホールで、10オンスグローブでの6回戦の非公式試合となった。相手のポンサクレック(タイ)が国内規定でライセンス再交付されず、8オンスで8回戦の公式試合は認められなかった。それでも前日計量と会見があり、ともにバンタム級の53・5キロをパス。亀田は「リングは1対1の戦い。魂をぶつけ、けじめをつける」と言えば、ポンサクレックは「亀田も大人になった。フェアでクリーンに」と話した。

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阿部が6・23シンガポールで再起戦 石原も参戦

6月23日のUFCシンガポール大会でリー・ジンリャンと対戦する阿部大治


 6月23日のUFCシンガポール大会(シンガポール・インドア・スタジアム)の追加カードが4日、発表され、ウエルター級の阿部大治(26)がリー・ジンリャン(中国)と対戦することが決定した。

 阿部は今年2月のオーストラリア・パース大会でルーク・ジュモー(ニュージーランド)に判定負け。プロ7戦目で初黒星を喫して以来の再起戦となる。

 またバンタム級の石原“夜叉坊”暉仁(26)もピョートル・ヤン(ロシア)との対戦が決まった。同じく2月のオーストラリア・パース大会でホセ・キノネス(メキシコ)に判定負けしており、再起戦となる。

 既にシンガポール大会では、フライ級の井上直樹(20)がマット・シュネル(米国)、ウエルター級の安西信昌(32)がジェイク・マシューズ(オーストラリア)と対戦することが発表されている。

ピョートル・ヤンと対戦する石原〝夜叉坊〟暉仁

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古閑美保さん8歳の甥大和君にボクシング熱血指導中

ポーズを決める上田、山中さん、古閑さん(左から)


 プロゴルファーで元賞金女王の古閑美保さん(35)がおいの大和君への熱血指導ぶりを明かした。

 2日、都内でWOWOWの特番「最強ボクサー激突!2週連続ビッグマッチ完全ガイド ミドル級最強王者ゴロフキン防衛戦&光速対決!リナレスvsロマチェンコ」(3日午後5時30分よりWOWOWプライムで無料放送)の収録にゲスト出演。7歳の誕生日にボクシングを始めたという現在8歳のおいに、一流選手のトレーニング方法を伝えているとし、「右を左に変えたので、サウスポーの試合を見たりしている」と“指導者”の一面をのぞかせた。

 共演したのは「神の左」と呼ばれたWBC世界バンタム級を12度防衛した山中慎介さん(35)で、「甥っ子に見せたくて、試合も見に行きました」と興奮気味。「すべて甥っ子中心ですよ。ジムに入れた方が良いのか。スパーリングはやらせたらいいのか」とまくし立てる姿に、進行役を務めた芸能界随一のボクシング好きの上田晋也(47)から「全部早すぎるわ」とツッコミを受けて苦笑する一幕もあった。

上田(左)のコメントに笑う山中さんと古閑さん

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井上尚弥2年ぶり8回スパー「ケガなくいい感じ」

30人の後援会メンバーが見守る中で、激しいスパーリングを公開した井上尚弥


 3階級制覇を狙うプロボクシングWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)がファンが見守る中、約2年ぶりとなる8回にわたるロングスパーリングに臨んだ。5月25日に同級正規王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)への挑戦(東京・大田区総合体育館)を控え、21日に所属ジムで英国から招いた3階級上のリー・ウッド、2階級上のラザ・ハムザと4回ずつ拳を交えた。

 後援会員30人を招待した見学会で、16年以来という8ラウンドを消化した井上は「ケガなくいい感じで調整できた」と満足そうな表情を浮かべた。前半はパワー十分の身長173センチのウッド、後半に王者と同じ身長178センチのハムザと激しい打ち合いを展開。「(マクドネルが)後半に粘る選手なので、長いラウンドをやっておきたかった」と意図を説明した。父の真吾トレーナーも「調子もいいし長身選手と長いラウンドができて良かった」と収穫を口にしていた。

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井上尚弥公開スパー「良い」3階級制覇へ猛者呼んだ

30人の後援会メンバーが見守る中で、激しいスパーリングを公開した井上尚弥


 3階級制覇を狙うWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで後援会メンバー30人を招いたスパーリングに臨んだ。5月25日に同級正規王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)への挑戦(東京・大田区総合体育館)を控え、英国から招いた10戦無敗となるフェザー級のラザ・ハムザ(25)、スーパーフェザー級のリー・ウッド(29)を相手に8回にわたるスパーリングを披露した。

 身長178センチと長身の王者マクドネル対策のため、17日から2週間の予定で、同じ身長のハムザを軸に拳を交えている。この日は緊張感あふれる打ち合いを展開し、スパーリング終了後には大きな拍手も起こるほどだった。練習前には弟拓真も交えて一緒に記念撮影にも応じた井上は「ケガもなく、良い感じで調整できてよかったです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。大橋秀行会長(53)は「新しい階級なので、1回は長いラウンドをやっておきたかった」と収穫あるスパーリング内容に納得した表情だった。

30人の後援会メンバーが見学する中でスパーリングを消化した井上尚弥(右)
後援会の会員30人を集めたスパーリングに臨んだ井上尚弥(最前列右)と弟拓真(同左)

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井上尚弥3階級制覇へ「良い対策」長身相手とスパー

長身のチャン・ウーとスパーリングを行った井上尚弥(右)(撮影・丹羽敏通)


 3階級制覇を狙うプロボクシングWBA世界バンタム級1位の井上尚弥(24=大橋)が、長身王者対策に入った。

 5月25日、東京・大田区総合体育館で身長178センチの王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑む井上は13日、所属ジムで同175センチのWBA世界フェザー級2位チャン・ウー(24=中国)と4回のスパーリングに臨んだ。素早い動きで左ボディーや右アッパーを的確に打ち込み「マクドネルにスタイルが似ている。良い対策ができそう」と手応えを口にした。

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井上尚弥は身長差クリア「仮想マクドネル」スパー 

3階級制覇に向けて長身のチャン・ウーとスパーリングを行った井上尚弥(右)(撮影・丹羽敏通)


 3階級制覇を狙うプロボクシングWBA世界バンタム級1位井上尚弥(24=大橋)が13日、横浜市内の所属ジムで長身の練習パートナーを招いたスパーリングを開始した。

 5月25日、東京・大田区総合体育館で挑戦する身長178センチの王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)を想定し、同175センチのWBA世界フェザー級2位チャン・ウー(24=中国)をパートナーに指名。この日は4回のスパーリングで長身王者を意識した動きをチェックした。約2週間、ウーとの拳を交え、マクドネル対策を練る。

 「今日は初めてスパーリングをする相手なので1ラウンドは様子を見た」と振り返る身長164・7センチの井上は2回以降に強烈な左ボディーや右アッパーなどを的確にヒットさせた。身長差を感じさせない軽快な動きをみせ「自分のボクシングをやっていくだけ」と気持ちを引き締めた。

 父の真吾トレーナーは「スピードがあるので(身長差の部分は)クリアできることが分かりました。顔とボディーとうまく打ち分けることができれば」と分析。大橋秀行会長は「(相手顔の)打点が高いけれどタイミング良く、身長差の違和感はなかったね」と評価していた。

スパーリングパートナーのチャン・ウー(左)と写真に納まる井上尚弥(撮影・丹羽敏通)

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亀田興毅氏「現役復帰は多少怖さある」/一問一答1

1試合限定で現役復帰して行う引退試合に気合を入れる亀田興毅氏(撮影・村上幸将)


 ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(31)が、1試合限定で現役復帰するため、日本ボクシングコミッション(JBC)にライセンスを再申請することが12日、分かった。亀田氏は、プロボクシング経験者を迎えての引退試合を前に「多少の怖さがありますね」と吐露した。主な一問一答は、以下の通り

 -今、体重は?

 亀田氏 62(キロ)ですね、今。スーパーライト級くらいじゃないですか? バンタムまで8・5キロ、落としたいと思っています。今は一から体作り、ベース作りからしていますね。現役時代、やっていなかったトレーニングとか、ちょっとやって…でも、ボクシングの練習が全く出来ていないんですよね。ジムに行く時間がなくて。現役の時と引退してからだと、生活環境が完全に変わっているじゃないですか? 現役の時はボクシングをメインでやっていたけど、今はボクシングをやめてるわけやから、仕事せなあかんわけで、そっちがメインになっていて、そこにボクシングがもう1回、現れてきて…その比率を変えるのって、なかなか難しいですよね。

 -現在、弟和毅のマネジメント、プロモーションなどを社長として行っている

 亀田氏 仕事は、ボクシングのことを主にやってます。協栄ジムでもトレーナーもやっています。毎日は行けていないですけど…行ける時は行っています。付き合いが多いですね。それで、ジムに練習にあまり行けていないというのがあって。3月から本気で、強引にでも変えていかないと…というくらい今、危機感を感じている状態ですね。正直…今、軽く、やめようかなと思っていますもん。やります、やるけど…えらいこと言うてしもうたなと。

 -2017年5月のAbemaTV「亀田興毅に勝ったら1000万円」は、引退から約1年半後に一般人4人と3分3回を戦う企画だった。引退からさらに時間が経過している上、ボクシング経験者と真剣勝負を行うという点で、次元が違う。怖くないのか?

 亀田氏 プロボクサーを相手にね…前回とは全然、違います。今まで、ボクシングをやってきて、怖いと思ったことは1回もないです。けど…ちょっと、何というかな、多少の怖さがありますね、今回は。大丈夫かな? とか。1回、引退するときついですね。

 -日本ボクシング界は世界王者は増え、年末に大興行が各局で放送されているが、亀田氏が現役時代に記録したような30%超えの視聴率はなかなか出ない

 亀田氏 今は、無理ですね。厳しい、キツいと思いますよ。(業界が)潤っていると思いますか? 世界チャンピオンだって、みんな、ファイトマネー少ないんじゃないですか? 視聴率が悪かったら、スポンサーもつかないでしょう。そんなに盛り上がっていないでしょうね。

 -その中、なぜ1試合限定でリングに立つのか?

 亀田氏 いろいろな意味があるんですよ。華やかにデビューしてきた亀田興毅というボクサーが、引退した時は人知れず海外のリングで勝手に辞めていったみたいな…寂しいじゃないですか? これだけ騒がせた人間は、やっぱり引退する時も、華々しく散っていかないと…それも、すごい大きな舞台で。ボクサー亀田興毅は、こういうボクサーやったと終わらせたいんですよね。今回、復帰すると言った時も、ことあるごとにニュースになってしまうじゃないですか? 引退したら終わりやのに、引退してもボクサー亀田興毅は、まだ完全に終わっていないんですよ。完全に終わらせてやらないと…。

 亀田氏は、プロボクサーのキャリアを終わらせると断言した。【村上幸将】

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拳四朗の防衛戦は5月25日大田区総合体育館に変更

WBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(2018年2月19日)


 帝拳ジム、大橋ジムとフジテレビは8日、4月15日に横浜アリーナで開催予定だったWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)のV3戦を5月25日に東京・大田区総合体育館で行うと発表した。再戦となる挑戦者で同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)陣営と、2つの興行を中継するフジテレビの間で開催日を再調整した。

 トリプル世界戦だった4月15日の横浜アリーナはWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が同級8位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を迎える初防衛戦と、日本記録の16連続KOを狙うWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)を迎える3度目の防衛戦のダブル世界戦となる。

 5月25日はWBA世界バンタム級1位井上尚弥(24=大橋)が3階級制覇をかけて王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑むタイトル戦に拳四朗が加わり、こちらもダブル世界戦となる。

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「ネリを倒して」に井上尚弥「やりたい気持ちある」

2月28日、山中戦前日の再計量でも1・3キロオーバーとなったネリ


 プロボクシング2階級制覇王者のWBA世界バンタム級1位井上尚弥(24=大橋)が世界最速となる16戦目での3階級制覇を狙う。5月25日に東京・大田区総合体育館で、同級王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが6日、発表された。

 3階級制覇後、井上は将来的に「ネリ撃破」というボクシングファンの期待に応える姿勢をみせた。1日のWBC世界バンタム級タイトル戦(ネリ-山中戦)をリングサイドで視察後、会場で「ネリを倒してくれ」との声を数多く耳にしたという。減量というルールを順守しなければ競技が成り立たないことを強調しながら「やりたい気持ちはありますよ」と言及した。

目標の13防衛に向けて指で13を示す井上尚(撮影・横山健太)

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