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木村花さん母「ヘイトのスパイラルを止めて」と訴え

木村花さん(2019年12月24日撮影)

22歳で急死した女子プロレスラー木村花さんの母で元プロレスラーの木村響子さん(43)が「ヘイトのスパイラルを止めてください」と訴えた。

響子さんは31日、ツイッターを更新。「花の旅立ちをみんなで見送りました」と、花さんの葬儀が営まれたことを報告し、「本当にかわいい顔をして寝ていたのですべてが嘘みたいで実感がありませんが たくさんのひとが花のことを愛してくれていて その想いは絶対に花に届いているし だからきっと花は今 さみしくないはずです これからもずっと花を愛してあげてください」と呼びかけた。

続くツイートでは「皆さんに お願いがあります」と書き出し、「どうか 花のことでご自分を責めないでください 他の誰かを 責めないでください なにかを 恨まないでください ヘイトのスパイラルを止めてください もうこれ以上 こんなことが起こらないように 花が望んだやさしい世界に 少しでも近づけるように」と願った。

花さんは、出演したフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の放送内容について、SNS上などで激しく誹謗(ひぼう)中傷されていた。

花さんの死後、ネット上では同番組の出演者などに対する批判の声が上がり、番組演出の問題も指摘されている。

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木村花さんを誹謗中傷のアカウント、死後に続々削除

23日未明に木村さんがアップしたインスタグラム

22歳の若さで23日に死去した女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんの自宅から、遺書のような手書きメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。母親で元プロレスラーの響子さん(43)に宛てたもので「産んでくれてありがとう」などと書かれていた。警視庁は木村さんが自殺を図ったとみて経緯を調べている。

   ◇   ◇   ◇

捜査関係者などによると、都内にある木村さんの自宅マンションからは薬剤の容器も見つかったという。ベッドの近くに置かれており、警視庁は有毒ガスを発生させて自殺をしたとみて、調べを進めている。

捜査関係者によると、木村さんは23日午前3時半ごろ、自宅内で心肺停止状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。玄関ドアは施錠されていたという。

遺書のような手書きメモは、リビングで見つかった。母の響子さんに向けては「ごめんなさい。産んでくれてありがとう」などとつづられていたという。メモは数枚見つかり、響子さんへのほか、周囲への感謝の気持ちが書かれていたという。

響子さんは24日夜にツイッターを更新し「木村花を応援してくれたかた、守ってあげれなくてごめんなさい。あなたがつらいと花もつらいから。どうか楽しく元気な花を心においてあげてください」とつづり、さらに「死者のプライバシーをどうか尊重してあげてください」と訴えた。

木村さんはフジテレビ系で放送し、ネットフリックスで配信されている恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。関係者によると、年明けごろからSNS上で、番組内での言動などを非難するような投稿がされていた。それらの投稿に木村さんは悩み、響子さんに相談していた。20日には「そうだよね。顔も中身もブスでごめんね。消えれるもんなら早く消えたいよ」「消えてなくなったら許してくれますか? 消えたらみんなに愛してもらえますか」などと書き込んでいた。23日未明には「毎日100件近く率直な意見、傷ついたのは否定できなかったから。死ね、気持ち悪い、消えろ、今までずっと私が一番に思ってました」などと最後に投稿している。

木村さんに対し、誹謗(ひぼう)や中傷をSNSに書き込んでいたアカウントは、死去の後から続々と削除されている。

◆木村さんがSNSで激しく誹謗中傷された3月末放送の「テラスハウス」のシーン プロレス用衣装を洗濯機に放置していた間に、同居男性が自身の衣類と一緒に衣装を乾燥し、縮ませてしまった。木村さんは「人のこともっと考えて暮らせよ」と憤り、男性の帽子をはたき落とした。

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木村花さん自宅から遺書のようなメモ発見

木村花さん(2019年12月24日撮影)

フジテレビで放送中の人気番組「テラスハウス」に出演し、死去したことが23日に明らかになった、女子プロレス団体スターダム所属の木村花さん(22)の東京都内にある自宅から、遺書のようなメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。

関係者によると、会員制交流サイト(SNS)上に、番組内での木村さんの言動などに対して非難するような投稿がされていた。警視庁が亡くなった経緯を調べている。

捜査関係者によると、遺書のようなメモは数枚見つかり、周囲への感謝の気持ちが書かれていたという。(共同)

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急逝木村花さん、感情激しい一面も…テラハでは中傷

木村花さん

女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんが23日、死去した。同日、団体の公式ツイッターなどで発表された。22歳だった。死因は明かされていない。トップ選手として活躍しながら、フジテレビで放送中の番組「テラスハウス」にも出演し、人気を博していた。

   ◇   ◇   ◇

女子プロレス界の星が22歳の若さでこの世を去った。木村さんは23日未明、自身のSNSに赤裸々な思いを投稿。ツイッターでは「毎日100件近く率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから(中略)お母さん産んでくれてありがとう。愛されたかった人生でした。側で支えてくれたみんなありがとう。大好きです。弱い私でごめんなさい」とつづり、インスタグラムでは「愛している、楽しく長生きしてね。ごめんね。」と猫と一緒の写真を投稿していた。

同日午後、スターダムが木村さんの死去を発表。死因は明らかにしておらず「いまだ把握できていない部分もあり、引き続き関係者の調査に協力してまいります」とした。関係者によると、事件性はないといい、同日未明に病院で死亡が確認された。

木村さんは、女子プロレスラー木村響子とインドネシア人男性の間に生まれ、15年にプロデビュー。19年にスターダムに所属し、その華やかなルックスと激しいファイトで男女問わず人気を集めていた。19年9月からネットフリックスで配信され、フジテレビでも放送中の人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。女子プロレスと自身の認知度を高めたが、番組内の言動に関して、SNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。

プロレス関係者によれば、木村さんは感情の起伏が激しい一面があったという。一方、プロレスへの取り組みは真面目でストイック。スター性もあり、さらなる活躍を期待されていた。昨年10月のスターダム新体制会見の席では「今まで見たことのない人にも女子プロレスを見てほしい」と夢を語り、1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会に初参戦した際は「本当に夢のような時間だった」と喜んでいた。3月24日後楽園大会での岩谷麻優戦が最後の試合となった。

同団体のロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(63)は自身のツイッターで「花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした」と記した。また、日刊スポーツの取材には「いまプロレスができない状況だったのも無念。花はもっともっと試合がしたかったと思う。まだまだ、これから活躍する選手だった」と話し、早すぎる死を悼んだ。

◆「テラスハウス」 縁のない男女6人が共同生活するシェアハウスの様子を四六時中、カメラで追うリアリティー・ショーとして、12年9月12日から14年9月29日までフジテレビ系で放送。放送終了後の翌15年2月には劇場版「TERRACE HOUSE CLOSING DOOR」が公開。同年9月に「-BOYS&GIRLS IN THE CITY」をNetflixで世界各国に配信して以降、ネットフリックスとフジテレビの配信サービスFOD(フジテレビオンデマンド)で配信後、地上波で放送してきた。

◆木村花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日、横浜市生まれ。母は元プロレスラー木村響子で父はインドネシア人。15年に武藤敬司主宰団体「WRESTLE-1」のプロレス学校に1期生として入学。16年3月に才木玲佳戦でデビュー。フリー、ACE、W-1を経て、19年3月にスターダム入団。ユニット「TOKYO CYBER SQUAD」を率い、活躍していた。164センチ、58キロ。得意技タイガーリリー、ハイドレンジア。

◆スターダム 11年1月に旗揚げの女子プロレス団体。19年から新日本プロレスと同じブシロード傘下となる。原田克彦社長。現WWEの紫雷イオ、カイリ・セイン(宝城カイリ)ら多くのトップ女子プロレスラーを輩出している

23日未明に木村さんがアップしたインスタグラム

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那須川天心「誹謗中傷なら俺に」SNSで思いつづる

19年10月17日、明治記念館で行われたスターダム新体制会見で集合写真に並ぶ木村花さん

女子プロレス団体スターダム所属の木村花さん(享年22)が23日に死去した。

木村さんは、19年9月からネットフリックスで配信され、フジテレビでも放送中の人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。

番組内の言動に関して、SNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。そのことに対し、格闘家の那須川天心(21)は「そんなに誹謗中傷したいのならみんな俺にしてください。それで心が落ち着くならそれで良いです。だから他の人にはやめてください」ツイッターで思いをつづった。

木村さんが所属するスターダムの道場前には、ピンクの花束が置かれていた(撮影・滝沢徹郎)

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木村花さん誹謗中傷に「狂ってる」レスラーたち憤り

木村花さん(2020年1月13日)

女子プロレス団体スターダム所属の木村花さん(享年22)が23日に死去した。木村さんは、19年9月からネットフリックスで配信され、フジテレビでも放送中の人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。番組内の言動に関して、SNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。そのことに対し、多くのプロレスラーがツイッターで思いをつづった。

▼スターダム中野たむ

「この世は地獄かよ。画面の向こうにいるのは、偶像じゃなくて心を持った人間なんです。心無い言葉で傷ついた事が、あなたにもあるはずです。こんな理不尽な人の憎悪を受けて、自分の中にもまた憎悪が芽生えていく事に腹が立ちます。殺し合うんじゃなくて、生かしあおうよ。おかしいよ。」

▼スターダムの林下詩美(22)

「ちょっとしたコメント、軽い気持ちで言った言葉じゃないんだよ。沢山の心無い言葉を目にする本人の辛さは計り知れないし、真っ直ぐな人だから誰よりも言葉を重く受け止めちゃうんだよ。度が過ぎた言葉を投げつけてた人はこれで満足なの?言葉は自由だけどさ もう少し考えようよ」

▼20日に引退した元スターダムの星輝ありさ(24)

「今までごめんね。ありがとう。生きてね。がほとんど会話しない私に来た最後の言葉だった。謝るならちゃんと直接言ってほしかった。ありがとうも直接言ってもらいたかった。私はあなたこそ生きたほうがいいよと返したけどもう既読付くことはない。でも本当に気持ちは分かるんだ。死ぬという覚悟が決まると怖くなくなるものだよ。やった側の人間は『ちょっと』かもしれないけど、やられた側の感覚は『もの凄く』だからね。生きてる意味も分からなくなる。自分がやったことは大きく自分に返ってくる。この件も含めて本当に相手への言動や行動をまじで改めて欲しい。全部狂ってる」

▼マーベラスの長与千種(55)

「SNS書き込みは言葉で人を殺める事が出来るツールではないはず。顔隠し言論の自由として狂気のナイフを振り飾した奴って絶対的に人事にするはず。言っておく!! これからの選手、これからのプロレスラーだった。悪役を演じただけ。本当の彼女は礼儀も優しさも兼ね備えた後輩でプロレスラーだったから」

「いまいちどだけ。殺め言霊の主人公の方々様へ 消すくらいなら 書くな 知らぬ存ぜぬは するな。これは歴とした事件です。ツイッターが悪いのではない。道徳心無き言霊の綴りで追い込んだ主人公の問題 逃げても 真実に時効無くついて回るはず。皆悲しんで心の憤りしかないんだよ!」

▼WWEの中邑真輔(40)

「狂ってる」

▼WWEのアスカ(38)

「渡米するまで数年間、毎日沢山の、死ね、女子プロレスを壊すな、この業界から去れとメールが私の元へきました。そして今日は、他の選手がコメントを出してるのに、まだお前はコメントをださないのか、ときました。自分の正義感に前のめり過ぎて、同類だと気がついてないんですきっと。これが怖い。」

▼KENTA(39)

「言葉は時として人を傷付ける武器にもなる。この事は肝に銘じないといけない。そして嫌な事や物から逃げるのは決して恥ずかしい事ではない。自分の人生だ。自分を大事にして欲しい。」

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長与千種「老いた婆より先行くか?」木村花さん悼む

長与千種(2017年11月3日撮影)

女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんが23日、死去した。同日、団体の公式ツイッターなどで発表された。22歳だった。死因は明かされていない。トップ選手として活躍しながら、フジテレビで放送中の番組「テラスハウス」にも出演し、人気を博していた。

   ◇   ◇   ◇

木村さんの死去を受け、多くのプロレスラーがSNSで追悼の言葉をつづった。最後の相手となったスターダム岩谷麻優は「もう1回やろうって言ったのに」。元スターダムで現在は米プロレス団体WWEに所属する紫雷イオは「やりきれない気持ちです。美しく才能あふれていたあの子の、輝かしい未来が消えてしまった」。同じくWWEのカイリ・セインは「心にぽっかりと穴があき、この現実を受け入れることが今は難しい」。長与千種は「花、順番が違うぞ!!花はこれからだったんだぞ 老いた婆より先に行くか?」と悼んだ。

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那須川、ガキ使にも出演「業界の掟分からなかった」

那須川対江幡 TKO勝ちし雄たけびを上げる那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

キックボクシング界の神童、那須川天心(21)が、最強挑戦者と言われる江幡塁(28)を1回TKOで下し、実力の違いを見せつけた。

試合後に取材に応じた那須川は、フジテレビRIZINの裏番組、日テレの「ガキ使」に出演したことにも言及。「非常に話しづらい」と語り、笑いを誘った。以下、主な一問一答

-試合を振り返って

1回KOしてうれしかったというのもありますし、久々に適正階級に近い体重で試合ができて、非常に調子がよくて、いい結果になってよかったな、って今すごいほっとしてます。

-今年1番の強い天心を見せたのでは

まわりから、負けるんじゃないか、と言われたけど、すべてひっくり返そうと思って臨んだ。テーマはリラックスして、力を抜いて。悪魔的な強さをみせるの2つ。両方達成できた。調整の仕方も変えて、リラックスして戦える練習をしてきた。

-リング上で発言した「五輪よりおもしろいことをする」とは

どうやってやればいいのか分からない。自分が勝ち続けること、輝き続けること。もう誰も勝てないだろ、と思われるぐらいの位置に立ちたい。

-いつになくスピード、キレがあった

試合前から、めちゃめちゃ調子いいなと感じた。(56で)やりたいな。今年一番の動きだった。江幡選手だからこそ、こういう試合ができた。日本でも最強といわれる選手と戦えてうれしいし、そういった選手を1ラウンドで倒せたのもうれしい。

-新技について

フィギュアスケートにちなんで「アクセルキック」。トリプルアクセルみたいなイメージ。今回はあれを狙っていたので、倒せなかったのは残念だった。しっかり当たったので、すごい衝撃だったと思う。

-大みそかにRIZIN、ガキの使い両方出るのは快挙。達成したことについて

いや、達成したというか…。メインはRIZIN、フジテレビを盛り上げる方。なんすかね、非常に話しづらい、というか(苦笑)。自分はテレビ業界の掟、あまり分からなかったので。いろいろ問題はあったかもしれないですけど、フジテレビで結果を残せたのはうれしいですし。大会の中で、1番目立った試合ができたと思う。いい経験になりました。

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)
那須川対江幡 ダウンを奪い拳を突き上げる那須川(右)(撮影・滝沢徹郎)

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村田諒太戦の視聴率12・2%、瞬間最高15・5%

一夜明け会見後、クリスマスツリーを背に笑顔を見せる村田(撮影・狩俣裕三)

23日にフジテレビ系で中継されたボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)-同級8位スティーブン・バトラー(カナダ)戦(午後8時12分~同9時)の平均視聴率が関東地区で12・2%に到達した。瞬間最高視聴率は午後8時43分で15・5%だった。

関西地区も平均13・4%をマークするなど、各局が同時間帯に特番を組む中、高い視聴率をキープした。劇的な2回TKO勝ちで王座返り咲きを果たした今年7月のブラント戦は関東地区で平均11・9%、瞬間最高は14・9%だった。

なおIBF世界フライ級タイトルマッチの王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)-元3階級制覇王者八重樫東(大橋)戦(午後7時~同8時12分)の視聴率は関東地区で平均8・6%、瞬間最高は10・6%だった。(すべてビデオリサーチ調べ)

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那須川天心驚いた、裏番組紅白のNHKにはCMなし

練習を公開した那須川天心

格闘技イベントRIZIN20大会(さいたまスーパーアリーナ)に参戦するキックボクサー那須川天心(21)が23日、松戸市内の所属ジムで練習を公開。大みそかに視聴率を争う“強敵”「NHK紅白歌合戦」にCMがないというストロングポイントを初認識した。

那須川は、大みそかに新日本キックボクシング協会のエースでWBKA世界スーパーバンタム級王者江幡塁(28)と対戦。その模様はフジテレビで生中継される予定だ。さまざまな裏番組がある中で最も手ごわいのが紅白。「紅白はすごい…」と強さを認めた上で「紅白の歌が終わって、CMになるタイミングでなんか面白いかなと(チャンネルを)まわしてRIZIN見てもらえれば…」。視聴者を獲得する理想の形を描いたが、NHKにはそもそもCMが無い。それを指摘されると、「CMがないんですか?」と驚きの表情。「やばい。知らなかった…。そうなんだ」と笑いながら、しばらくその事実をかみしめた。

それでも、紅白には負けられない。お目当ての歌手以外の時に、チャンネルを変えて自分の試合を偶然目にしてくれることを望んだ。「おっ、なんだコイツ、と。だれが見てもこいつすごいじゃないかと思われる試合をしたい」と、一目で心をつかむつもりだ。

今年はフジテレビ「逃走中」など多くのバラエティー番組に出演。格闘技のPRに努めた。「試合をみたことなくても僕を見たことある人たくさんいると思う。そういう人たちに年末、『那須川天心出てる。すごい』と思ってほしい。それが狙い。ちゃんと爆発させたい。テレビでハンターから逃げている人と思われているかもしれないですが、試合で証明したい。僕は格闘家。戦うのが1番」と語った。

昨年末に注目を集めた異色カード、フロイド・メイウェザーとの特別ボクシングマッチとは違い、今回はキックの実力者同士の玄人好みの戦い。その中でも、見ている人を喜ばせたいという気持ちは変わらない。「KOが必要。慎重に戦おうとも思うんですけど、やっぱり、大みそか。盛り上げる試合をしないといけないかなと思います」。約2カ月半ぶりの試合で、大みそかの話題をかっさらう。

練習を公開した那須川天心

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井上尚弥5億円オファー スポンサー10社超名乗り

一夜明け会見後、世界地図の米国を指し、記念撮影をする井上尚(撮影・狩俣裕三)

ボクシング2団体(WBAスーパー・IBF)統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)に10社以上の企業から総額約5億円ものスポンサー契約オファーが届いたことが8日、分かった。7日にさいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)を12回判定で下し、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)を制覇。米本格進出も発表され、国内外の有力企業からの注目度が跳ね上がった井上尚は同日、横浜市の所属ジムで会見した。

   ◇   ◇   ◇

世界主要4団体中3団体の王者がエントリーした階級最強を決めるトーナメントを制した井上の価値は確実に高まった。2階級で2団体統一王者になった5階級制覇王者ドネアとの血のにじむ激戦を制したインパクト、米プロモート大手トップランク社と契約を結び、米国への本格進出も決まったモンスターに届く企業からの熱視線は大きく、強くなっていた。

井上のスポンサー担当者によると、既に10社以上の有力企業からスポンサー契約に関する打診、オファーが届いたという。さいたまスーパーアリーナの試合会場にも、スポンサー契約に興味を示す数社の企業側が視察していた。同担当者は「平均で1社あたり4000~5000万円の条件」と明かした。単純計算でも5億円近くになる。

現在、井上尚は通信事業大手のNTTぷららとメインスポンサーを結ぶ。繊維製品大手グンゼのボクサーパンツ「ボディーワイルド」のイメージキャラクターも務める。今回もテレビCMを含めた幅広いオファー内容のスポンサー契約が舞い込んでいる。同担当者は「すべての企業の方と契約はできないですが、1つ1つ話をうかがっていきたい」と慎重に話した。

フジテレビ系で生中継されたWBSS決勝は平均視聴率が15・2%、瞬間最高は20・5%をマークした(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。会見に臨んだ井上尚は高視聴率に「トーナメントが決勝ということもあり、注目度も高く、ボクシングをあまり知らない多くの人にも見てもらえたのかなと思うとうれしいです」と手放しで喜んだ。

右肩上がりで注目は増すばかり。パフォーマンスで鮮烈な印象を与えているが「ここまできたら最強を証明していくだけ」と充実の笑み。来年の米本格進出を楽しみにしていた。

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井上尚弥が最強証明 ドネアに勝利15・2%

11回、ドネア(右)にボディーを放つ井上尚(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝>◇7日◇さいたまスーパーアリーナ

3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝で5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と対戦した。フジテレビ系で生中継(午後9時11分)され、平均視聴率(関東地区)が15・2%だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。

井上尚弥はフルラウンドの激闘を展開し、3-0の判定勝利を挙げた。キャリア初の右目カットで視界が遮られながらも11回に左ボディーでダウンを奪取。WBAは3度目の防衛に成功し、スーパー王座を獲得、IBF王座の初防衛にも成功した。

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井上尚弥、究極の一戦へ準決勝と違う“ピリピリ感”

前日計量をクリアし、大橋会長(右)と笑顔を見せる井上尚弥(撮影・鈴木みどり)

ボクシング3階級制覇王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝のリングに立つ。日本のモンスターVS軽量級のレジェンド。世界から注目され、日本ボクシング史に残るであろう究極の一戦となる。階級最強を決めるトーナメントのファイナルに向け、井上からは心地よい「ピリピリ感」が漂っている。

◇ ◇ ◇ ◇

5月の準決勝前と今回の決勝前。同じように井上には緊張感が漂っている。しかし、その「質」は大きく違うようだ。

英グラスゴーでのIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦に向けた日本での公開練習は1部分が非公開になった。前日計量後のインタビューもWBSS公式のみに限定された。ボクシング専門誌に掲載されたインタビューで、ロドリゲス陣営が合宿地を非公開とした。さらに同陣営からはスパーリングパートナーに日本人を呼びたいとするコメントもあり、井上は「日本人とは、誰がパートナーをやるのですかね」と気にしていた。対戦相手の秘密主義ぶりに、神経をとがらせざるを得ない状況となっていた。

グラスゴー入り後の公開練習時、ロドリゲス陣営から井上の父真吾トレーナー(48)が挑発に近いような言動を受けた。試合後に和解したものの、決戦のリングまでは、ピリピリしたムードだった。ドネア戦前も、同じく公開練習は一部分が非公開に。前日計量後もWBSS公式インタビュー以外は取材を受けることなく会場を去ったが、今回はいずれも体調面を配慮した所属ジムの大橋秀行会長(54)の発案だった。

ロドリゲス戦は本人、そしてドネア戦は「大事な試合だからこそ、ご理解ください」という師匠の意向。ピリピリ感の「質」の違いは、これが理由なのだ。

井上は言う。

「ロドリゲス戦のナーバスさというのは、向こうの状況が一切なかったというところですね。だから、こちらも一切、情報を出したくなかったという感じでした。あとは日本ではなく、グラスゴーだったということですかね。ドネアに関しては、今さら情報も何もって感じではないですか。リングに上がって調子が良い方、運をつかんだ方が勝つと思います」。

もはや井上尚とドネアには因縁や挑発は必要ない。ボクシングファンならば、誰もが注目してしまう対決だ。2万人以上が集結するさいたまスーパーアリーナ。チケットは完売で、当日券もない。フジテレビが生中継、NHKでもBS8Kで生中継される。地上波ではないものの、NHKのボクシング中継は約60年ぶり。さらにWOWOWの録画中継も発表されている。異例の放送体制となる。

「こういう期待、注目からくるプレッシャーはプロとしてうれしいです」と井上尚。そして、こう続けた。

「こういったプレッシャーは大好物なんで」。

判定決着は想像しにくい。一撃必殺のパンチ力を持つ3階級制覇王者井上尚-5階級制覇王者ドネアのファイト。「自分が何が求められているか重々承知しています」とも言い切るモンスターが、バンタム級頂上決戦に臨む。手にすれば世界で4人目となる階級最強を証明するアリ・トロフィーも懸けた2団体統一戦。そのゴングは今夜、鳴る。【藤中栄二】

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井上尚弥ドネア戦でNHK60年ぶりボクシング中継

井上尚弥

ボクシング3階級制覇王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)VS5階級制覇王者のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)によるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)がNHK-BS8Kで午後9時から生中継されることが1日、発表された。

NHKは1953年(昭28)に日本で初めてボクシングをテレビ中継。白井義男さんら人気を博した世界王者のボクシング中継を続けてきた。しかし55年(昭30)以降、徐々にボクシング中継が減少し、現在は民放による中継が主流となっている。今回は地上波ではないものの、NHKとしては約60年ぶりのボクシング中継復活になるという。また12月23日、横浜アリーナで開催されるWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)がWBO同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)を挑戦者に迎えた初防衛戦もBS8Kで生中継することも発表された。

中継を担当する松崎哲チーフプロデューサーは「井上尚弥選手、村田諒太選手は通常のボクサーの枠を超えた希代のアスリート。社会の注目度合いも桁違い。ぜひ8Kの超高精細映像と22・2チャンネルの立体音響で戦いを伝えたいと考えた。60年近くプロボクシング中継から遠ざかっていたNHKだが、今回は(地上波で生中継する)フジテレビの協力のもと、放送が始まったばかりのBS8Kのチャレンジとして中継に踏み切った」とのコメントを寄せた。

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朝倉海が圧勝宣言「一本かKOで」RIZIN19

RIZIN19の佐々木憂流迦戦を前に抱負を語る朝倉海(撮影・加藤裕一)

格闘技イベント「RIZIN19」(12日、エディオンアリーナ大阪)の選手インタビューが10日、大阪市内のホテルであり、初代THE OUTSIDER 55-60キロ級王者朝倉海(25)が佐々木憂流迦戦(総合ルール、61・0キロ契約)で圧勝を宣言した。

4月に佐々木の体調不良によって1度は流れた戦い。「しっかり一本かKOで勝ちたい。圧倒的に勝ちたいですね」。UFCも経験し、MMC(総合格闘技)戦績22勝7敗2分けの強者に何の恐れも見せない。

8月にRIZIN&ベラトール2冠王者堀口恭司をノンタイトル戦で“68秒殺”し、格闘技界の寵児(ちょうじ)となった。堀口戦前後で、注目度は天と地の違いがある。「やりにくさ? ないですね。堀口選手に勝つための練習を積んで、すごく成長できているので」。落ち着いた口調に自信がにじみ出た。

MMC戦績13勝1敗。スタイルはストライカー(打撃系)とされる。実際、対戦相手の佐々木も「朝倉選手の寝技は全くわかりません」と首をひねる。しかし、そこも今回は朝倉にはアピールポイントだ。「もちろんできますよ。でも、あんまり試合じゃ見せたことないんで、佐々木選手には怖い部分じゃないですか?」。朝倉海の新たな1面を見せる準備もある。

今回はセミファイナルでの登場だ。SNSではそこに軽い不満もちらつかせる。「(フジテレビの)放送の関係もあるんでしょうね。でも、大会を一番盛り上げるのがメインイベンターと思います。オレがメインと思ってやりますよ」。衝撃の堀口戦に続き、世間に「朝倉海」の存在を刻み込み、年末には堀口とのタイトルマッチへ。シナリオ通りの圧勝で弾みをつける気満々だ。

RIZIN19の佐々木憂流迦戦での圧勝を宣言した朝倉海(撮影・加藤裕一)

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堀口恭司が炎天下で公開練習「気抜かず」朝倉海戦へ

子どものファンにパンチ指導をする堀口恭司(撮影・中島郁夫)

総合格闘技のRIZIN18大会(18日、愛知県体育館)に参戦するRIZIN、ベラトールのバンタム級2冠王者堀口恭司(28)が7日、お台場のフジテレビ特設ステージで公開練習を行った。

炎天下の中、約100人のファンの前でシャドーとミット打ちを披露したが、あまりの強い日差しに「目があかない」と苦笑い。子どもへのパンチ指導やじゃんけん大会などファンサービスもあわせて行い、「みんなのパワーをもらいました」と喜んだ。

18日はメインでRIZIN4連勝中のホープ朝倉海(25)と対戦する。堀口は実力、実績ともに上回るが、「勝負事はやってみないとわからない。ラッキーパンチをもらわないよう、気を抜かずにやる」と慢心はない。「将棋のように詰めて、決める」と慎重に勝利を引き寄せる。

2本のベルトを掲げる堀口恭司(撮影・中島郁夫)
東京・台場のフジテレビ本社前で公開練習を行った堀口恭司(撮影・中島郁夫)

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那須川天心ダウン奪うもCM…放送されずSNS炎上

那須川天心は橋下徹氏から花束を受け取る(撮影・宮崎幸一)

<RIZIN16>◇2日◇神戸ワールド記念ホール◇ISKA世界フェザー級王座決定戦(キック3分5回57キロ契約)

那須川天心(20)がKO勝ちで王座を手にしたファイトはフジテレビ系で全国生中継されたが、最初のダウンシーンは生でオンエアされなかった。

RIZINの榊原信行実行委員長によると、地上波放送のため、CMをどこかのタイミングで挿入する必要があり、話し合いで「ドクターチェックなどがあった場合、そこで」と決まっていたという。問題のCMはちょうどドクターチェックに入ったことで、中継から切り替わった。

同実行委員長は「ドクターチェックは負傷の程度で時間が変わりますが、過去の例から見ても1、2分はかかるということがあった」と説明。「早速SNSが大炎上してるようですね」と申し訳なさそうに話した後で「CMを入れるタイミングは今後、いろいろ検討することになると思います」とした。

2R、那須川天心は左ミドルキックでマーティン・ブランコから最初のダウンを奪う(撮影・宮崎幸一)

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那須川計量パス!神戸仕様ガウン&阪神カラーで登場

那須川天心は公開計量にマーティン・ブランコ戦用のガウンを着て登場し、神戸の街の刺しゅうを見せる(撮影・宮崎幸一)

総合格闘技RIZIN16神戸大会(2日、神戸ワールド記念ホール)の前日計量が1日、大阪市内で行われた。

ISKA世界フェザー級王座決定戦に出場する那須川天心(20)は対戦相手のマーティン・ブランコ(30)とともにパスした。背中に黒縁の黄文字で「志高き道のり」と書き、神戸の象徴・ポートタワーも描いたロングガウン姿で登場。「神戸仕様。黒縁に黄色はタイガースカラーということで」と笑った。

今回は減量法を変えた。約1週間で一気に体重を落とす方法から、約1カ月かけて緩やかに落とすスタイルへ。「体がものすごく軽い。体脂肪率も計ってないけど、落ちてるはず。パキッとしていて、これをいい風に試合で出したい」。大会はフジテレビ系で生中継されるが「視聴率に関係なく、1ラウンドから倒しにいきます」と宣言した。

公開計量をパスした那須川天心は一連のセレモニーを終え、拳を突き上げ降壇する(撮影・宮崎幸一)
公開計量をパスした那須川天心は(右)とマーティン・ブランコ(左)は、ISKA世界フェザー級タイトルベルトと記念撮影する(撮影・宮崎幸一)

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K-1が「紅白超え」テレビ史変えたサップvs曙

03年12月、ボブ・サップにKO負けした曙

<平成とは・バトル編(4)>

2003年(平15)12月31日午後11時。日本のテレビ史に新たな1ページが刻まれた。TBSの「K-1 Dynamite!!」で中継したボブ・サップ-曙の試合が「NHK紅白歌合戦」の視聴率を超えたのだ。頂点は曙がサップにKOされた11時2分。瞬間最高視聴率(ビデオリサーチ調べ)は43%に達し、NHKの35・5%を7・5%も上回った。

わずか4分間とはいえ裏番組が紅白を上回るのは初めて。平均視聴率19・5%も裏番組として史上最高だった。大会を運営したFEGのイベントプロデューサーだった谷川貞治は「絶頂を迎えたテレビ格闘技時代の象徴でした。格闘技というコンテンツは紅白を超えるほど強い。それを日本中にアピールできたことは大きな功績」と回想する。

K-1は93年(平5)に誕生した。フジテレビのスポーツイベントの一環として空手の正道会館の石井和義館長が、空手やキックボクシングなどの立ち技の格闘技世界一を決める大会を代々木第1体育館で開催した。「“賞金10万ドル世界最強決定戦”と銘打ち、まだK-1の文字は小さかった。空手やキックなど頭文字にKのつく格闘技の1番を決めるという意味で、ブームだったF1をまねた」と、マッチメークに携わった谷川は明かす。

決勝まで7試合のうち6試合がKOでの決着だった。ヘビー級のど迫力のパンチとキックに超満員の会場が熱狂した。実力者モーリス・スミスや日本のエース佐竹雅昭が、無名のアーネスト・ホーストやブランコ・シカティックに衝撃的なKO負けを喫したことで、逆にK-1のレベルの高さが際立ち、人気が急上昇した。

時代も味方した。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の衰えとともにプロレス人気が下降し、新たな格闘技としてブームを起こしたUWFも90年を最後に分裂していた。そんな時代にK-1が注目を浴びた。昭和の時代に光の当たる舞台がなかった空手家やキックボクサーたちが、続々とK-1のリングを目指した。

極真空手で実績を残したアンディ・フグら世界的な空手家も参戦し、96年にはフジテレビがゴールデンタイムで放送開始。K-1の名前は全国区となって、平均視聴率も20%を超えた。97年12月の「K-1 GP決勝戦」は5万4500人の大観衆が東京ドームを埋めた。そして、02年に参戦した野獣ボブ・サップが国民的な人気者になった。

03年にK-1はTBSの「Dynamite!!」で、単独では初の大みそか興行に乗り出す。目標は打倒紅白。目をつけたのが曙だった。谷川が振り返る。「大みそかはみんなでお茶の間でテレビを見る。そのお茶の間で一番人気があるスポーツ選手はお相撲さん。だから元横綱の曙を口説いた」。サップと曙の対決は、谷川の予想通りお茶の間のテレビを紅白から奪った、

00年以降、フジテレビで「K-1 GP」、TBSで70キロ級の「K-1 MAX」、日本テレビで日本選手中心の「K-1 JAPAN」と3局で大会が放送されるようになった。93年の第1回大会で1人100万円だったファイトマネーは年々急騰し、億単位で稼ぐ選手も現れた。その一方でFEGの経営は次第に悪化。深刻な財政難に陥り、10年の「K-1 GP」が最後になった。

「経済的な破綻は自分たちの責任。いろんな問題があった」と谷川。ただ「経営状態が悪くなくても落ちていったと思う」とも話し、こう続けた「平成はテレビの時代だった。フグやサップが人気が出たのは強いからではなくて、テレビに乗ったから。でもこの10年でメディアを取り巻く状況はガラリと変わった。今は昔のようにテレビで視聴率を取る自信がない」。

現在、谷川は武道を軸に据えた新格闘技「巌流島」のイベントプロデューサーを務めているが、まだ目指す道が見つからないという。「20年前は地上波のゴールデンタイムという分かりやすい目標があった。コンテンツをつくる自信は今もある。でも、目指すメディアが見つからない。令和の時代はそれを見つけた人が勝つんだと思う」。谷川の悩みは、ネットの登場で斜陽となった既存メディアが抱えている悩みでもある。【首藤正徳】(敬称略)

03年12月、曙(左)にパンチを放つボブ・サップ

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拳四朗V5「ボクシングトリプル世界戦」6・3%

6回、サウル・フアレス(左)に右フックを放つ拳四朗(2018年12月30日撮影)

昨年12月30日にフジテレビ系で生放送された「フジボクシング2018伊藤雅雪・井上拓真・拳四朗トリプル世界戦」(午後7時)の視聴率が2日、6・3%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。関西地区は8・8%だった。

WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチは、王者伊藤雅雪(27=伴流)が、同級1位エフゲニー・チュプラコフ(28=ロシア)を7回2分11秒にTKOで破り、初防衛に成功した。

WBC世界バンタム級暫定王座決定戦は、同級5位の井上拓真(23=大橋)が、同級2位タサーナ・サラパット(25=タイ)に3-0判定で勝利して、同級暫定王者になった。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチは、王者拳四朗(26=BMB)が、同級7位サウル・フアレス(28=メキシコ)に3-0判定で勝利して、5度目の防衛に成功した。

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