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拳王「お前ノア社長?認めてねぇぞ」高木に決別宣言

試合後ににらみ合うノアの拳王(左)とDDTの高木三四郎(DDTプロレスリング提供)

<DDT:WRESTLE PETERPAN2020>◇6日◇DDTTVSHOWスタジオ

DDTのテレビマッチ「PETERPAN2020」の第1日が6日配信された。年間最大のビッグマッチとなる同大会は7日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見合わせとなり、代わりに2日間のテレビマッチとなった。

注目はノアの拳王、覇王、マサ北宮の「金剛」軍対高木三四郎、DDT軍の6人タッグ戦。拳王は5月30日のテレビマッチに乱入。DDTとノアの社長を兼任する高木に対し、ノアの社長退任を要求。それを受けて、高木がDDTのリングで勝負するよう求め、対戦が決まった。

拳王と高木。違う道を歩んできた2人のポリシーがぶつかり合った。拳王は、武器の蹴りで容赦なく高木を攻撃。一方、高木はプラスチックケースやカスタム自転車などらしさ全開の武器を投入して対抗。最後は覇王が松永にトルネードクラッチを決め、金剛軍が勝利。最後まで両軍、そして拳王と高木の両者がかみ合わないまま終わった。試合後、マイクを持った拳王は何も言わずに退場した。

1人リングに残った高木はマイクを持つと「拳王! おい、金剛! てめぇらと今日肌を合わせてみて、感じたことがあるよ。てめぇらとな、まったく合わねぇよ。プロレス観の違い、プロレスに対する取り組み方が全く違う。考え方が違う、イデオロギーが違う。ぜーんぶ違うよ。それが今日やってみてわかったよ。こんなんだったら、やんねぇでいいだろ」とこれが最初で最後の対抗戦だとした。

さらに、拳王とその向こうにいるノアファンにも呼びかけた。「おい! 拳王!あと金剛! それを応援するファンのみんな! まったく合わねぇよ、あいつらとはよ。プロレスリング・ノアとはまったく合わねぇよ! だからよ、おめぇらはおめぇらでよ、自由にやれよ。俺たちDDTも勝手にやらせてもらう。でもな、DDTの考え方、やり方は違うけど、ベクトルは一緒だろ? てっぺん狙いに行くんじゃねぇのかよ! だから、お前らはお前らで勝手にやれよ。俺も俺で、DDTはDDTで勝手にやる! 2つの存在がデカくなったら、そしててめぇらがまだまだ減らず口たたくようだったら、また、あるかもしんねぇな」。

この日は選手としての主戦場であるDDT側としてリングに立ったが、高木はDDT、ノア両団体の社長。色の違う2つの団体が、それぞれのやり方で上を目指せばいい、とあらためてメッセージを発信した。

拳王はバックステージで口を開き、「高木三四郎!お前がノアの社長? 認めてねぇぞ。ずっと認めてねぇぞ! お前なんか勝手にやっておけ。俺は、そして俺たちは金輪際、オマエと関わらないからな! 俺は俺の道を進む!」と決別宣言した。

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プロレスマスク職人が作った「究極のマスク」とは

プロレスマスク職人の神谷淳氏

プロレスマスク職人が「究極マスク」を製作、発売する。新日本プロレスのユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のBUSHIのマスクや内藤哲也のオーバーマスクなどを手掛けるマスク職人、神谷淳氏(49=PUKUPUKU工房代表)が手がけたマスク「HAMAMATSU MASK」が6月1日から発売される。

同氏が静岡・浜松市生まれであることに由来し「HAMAMATSU」と命名。「プロレスマスクのフィット感、レスラーコスチュームでの製作技法といった、すべてのノウハウを余すことなく取り入れました」というこだわりマスクだ。

自信を込めて「究極マスク」と表現する。プロレスマスクから型紙を流用し、レスラーのコスチュームで使用する縦横伸縮する生地で製作。「通常マスクの頬部分の開きがなく、顔のフィット感を意識しました。アクティブな場面での使用時のズレがありません」と説明する。花粉症の同氏が常にマスクで悩んできた両耳の裏のゴムによる痛みや不快感も、ひもに2種類の伸縮性の違う素材の組み合わせと長さ調整を加えて軽減している。

本体は2枚仕立てなので、生地と生地の間に、ティッシュや紙ナプキン不織布など身近な素材を挟むことで飛沫(ひまつ)防止も可能だ。ひんやり素材で、息苦しくなく、長時間使用可能と強調。これからの暑い夏にも対応できそうだ。何度も試作とテストを繰り返し、プロデュースした自信作で、神谷氏は「着け心地抜群、とにかく頑丈です。ぜひお試しください」と口にした。なおマスク1枚につき100円を浜松市に寄付する予定。

またプロレス職人らしい遊び心も。マスクには会社のロゴマークや、チーム名などプリントも可能(別料金)だという。料金は単色が1800円(税別)でカラーも全10色(黒、紺、グレー、白、水色、青、ピンク、赤、カーキ、ベージュ)。1950円(税別)のプリント柄も5種類ある。 詳しい販売方法はPUKUPUKU工房の公式サイト(https://shop.pukupuku.net/)まで。

6月1日から発売されるプロレスマスク職人による究極マスク「HAMAMATSU MASK」

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復帰意欲のタイソン氏、プロレスでも因縁相手と乱闘

ボクシング元ヘビー級王者マイク・タイソン氏(左)とクリス・ジェリコの挑発合戦を伝えた米プロレス団体AEWの公式ツイッター

ボクシング本格練習再開で話題の元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(53)が、元新日本プロレスのケニー・オメガ、Codyらが所属する新団体オール・エリート・レスリング(AEW)マットに「進出」している。27日(日本時間28日)に中継されたAEW大会では、リング上で新日本プロレスにも参戦するクリス・ジェリコと挑発合戦を展開した。

10年1月、WWEマットでタイソン氏はジェリコとタッグを組んで試合出場。しかしジェリコを右拳で殴る裏切り行為で失神させていた。10年後、AEWマットで再会した形だ。ジェリコから「今、ここで謝罪しろ。オレのキバがオマエのノドをかききる前に謝罪した方が身のためだ」と要求されると、タイソン氏は怒りの表情で着用していたTシャツを破り捨て鍛え上げた上半身を誇示。両者の小突き合いから大勢のレスラーによる大乱闘となった。

WWEで2度リングに上がった経験のあるタイソン氏は23日にフロリダ州ジャクソンビルで開催されたAEWのPPV大会に登場。TNT王座決定トーナメント決勝戦の立会人を務め、新王者となったCodyにベルトを授与していた。

タイソン氏はチャリティー事業としてエキシビション戦でリング復帰する意欲を示し、SNSなどを通じて練習動画を何度も投稿。05年6月、ケビン・マクブライド戦で棄権による6回終了TKO負けを喫して引退して以来のリング復帰に意欲をみせていたが、英メディアによると、対戦相手の交渉が進んでいないようだ。

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全日本50周年へ カーベルとスポンサー契約延長

全日本プロレス福田剛紀社長(左)と株式会社カーベルの伊藤一正社長

全日本プロレスは28日、都内で会見を開き、株式会社カーベルと2年間のスポンサー契約を結んだと発表した。

新車リースや格安レンタカーをフランチャイズ展開する同社は、17年9月からスポンサーとなっており、伊藤一正社長(49)は、「カーベル伊藤」として度々、全日マットに上がっていた。全日本が創立50周年を迎える22年までその契約を延長した形だ。会見に出席した全日本福田剛紀社長(54)は「若く元気のある会社にサポートしていただき、私たちもまだまだ伸びていけると希望を持っている」と感謝を述べるとともに、2年後の50周年イヤーに向け「躍進を遂げなければいけない」と成長を誓った。

会見ではカーベルの伊藤社長が、新型コロナウイルスの影響で年商75億円のうち、約20%にあたる15億円売り上げが下がると明かした。そんな苦しい状況でもスポンサーを続ける理由は「僕が選手として活動しているから」。試合に出る中で触れあってきた選手、ファン、スタッフの顔が浮かび、こんな時こそ「仲間の役に立ちたい」と思ったことが決め手だったと説明した。幸い、社員も歓迎ムードだという。伊藤社長は「社内でハレーションも起きず、やるなぁ、みたいな、早く全日本プロレスを見たいという声の方が多い」とうれしそうに語った。

伊藤社長は、スポーツのスポンサーをする他の企業にもメッセージを送った。「あらゆるスポーツのスポンサーさんが、どうしようかな、ときっと今悩んでいると思う。でも、プロスポーツというのは団体、ファン、スポンサー、三位一体とならない限り存続しない。だから、プロ、アマ問わず、なんとか費用を捻出していただいて、スポーツが持つ素晴らしさを失うことなく、力添えに頑張っていただきたい」。プロレスに限らず、スポーツ界全体の発展のため協力をあおいだ。

また、全日本はこの日、4月に行う予定だった春の祭典「チャンピオンカーニバル」を9月から10月にかけて開催すると発表した。

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木村花さんは「WWEでも成功」武藤敬司が思い語る

15年10月、W-1プロレス総合学院1期生の入学式で写真に納まる武藤敬司校長(前列中央)と木村花さん(2列目左端)

22歳の若さで23日に死去した木村花さんは、世界最大のプロレス団体、米WWEでもトップレスラーになり得る逸材だった-。木村さんが基礎を学んだプロレス総合学院で、当時校長を務めた“師匠”の武藤敬司(57)が26日、日刊スポーツの取材に応じた。

デビュー前に約半年、デビュー後に約3年、成長過程を見る中で「将来的にはWWEでも成功すると思っていた」。娘のような存在、しかも将来性抜群の素質が失われた哀(かな)しみを語った。

   ◇   ◇   ◇

「ジーニアス(天才)」と呼ばれる武藤は、木村さんの天才的な素質に期待していた。武藤と化身のグレート・ムタ、両方で日米のトップに君臨した経験を持つからこそ、木村さんの国境を越える魅力に、底知れない将来性を感じていた。

武藤 名前の通り、華があった。オリエンタルな顔立ちにスタイルの良さ。それに力強さと、まだ粗削りだったけど迫力もある。何より自己主張の強さ、人を引きつける天性のものがあった。将来的にはWWEでも成功すると思っていた。

それは亡くなった今、感傷的になって発した言葉ではない。木村さんが、武藤率いるWRESTLE-1(レッスルワン=W-1)所属だった19年3月までのデビュー前後の約3年半、プロレス総合学院1期生と校長として、団体の若手とエースとして接する中で、常々思っていたという。

武藤 会うと必ず、しっかりと目を見て元気に「こんにちは」と、あいさつする気持ちの良い子だった。でも、メークにしても技にしても、こだわりがあって頑固なところもあった。そういういちずな性格が自己主張の強さ、人間的な魅力になっていた。将来が楽しみだった。オレは23歳の息子と20歳の娘がいて、ちょうど間の年齢だから子どものような感じだった。本当にショックだよ。

そんな木村さんの真面目な性格を知るからこそ、SNSによる誹謗(ひぼう)中傷に心を痛めたのは、想像に難くなかったようだ。

武藤 頑固ゆえに考えすぎたのかな。言い方は難しいけど、SNSでもヒール(悪役)を徹底して、誹謗中傷を歓迎するぐらいのキャラクターを演じきっていれば、割り切って悩まずに済んだかもしれない。さらに外出自粛になったことで、家で一人、殻に閉じこもってしまったんじゃないかなと思う。

今春で無期限活動休止したW-1では、実は木村さんを軸とした一つの構想があったことも明かした。

武藤 結局(木村さんが19年3月に)スターダムに移籍してしまったし、今では団体がなくなってしまったけど、本当はW-1で女子部をつくりたかった。WWEのように。そしてやっぱり、将来的にはWWEで活躍してほしかったな。

武藤は米国には旧知のプロレス関係者も多い。「グレート・ムタの娘」。世界中のプロレスファンを熱狂させるスーパースター誕生の夢も、今は見ることができなくなった。【高田文太】

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木村花さんを誹謗中傷のアカウント、死後に続々削除

23日未明に木村さんがアップしたインスタグラム

22歳の若さで23日に死去した女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんの自宅から、遺書のような手書きメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。母親で元プロレスラーの響子さん(43)に宛てたもので「産んでくれてありがとう」などと書かれていた。警視庁は木村さんが自殺を図ったとみて経緯を調べている。

   ◇   ◇   ◇

捜査関係者などによると、都内にある木村さんの自宅マンションからは薬剤の容器も見つかったという。ベッドの近くに置かれており、警視庁は有毒ガスを発生させて自殺をしたとみて、調べを進めている。

捜査関係者によると、木村さんは23日午前3時半ごろ、自宅内で心肺停止状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。玄関ドアは施錠されていたという。

遺書のような手書きメモは、リビングで見つかった。母の響子さんに向けては「ごめんなさい。産んでくれてありがとう」などとつづられていたという。メモは数枚見つかり、響子さんへのほか、周囲への感謝の気持ちが書かれていたという。

響子さんは24日夜にツイッターを更新し「木村花を応援してくれたかた、守ってあげれなくてごめんなさい。あなたがつらいと花もつらいから。どうか楽しく元気な花を心においてあげてください」とつづり、さらに「死者のプライバシーをどうか尊重してあげてください」と訴えた。

木村さんはフジテレビ系で放送し、ネットフリックスで配信されている恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。関係者によると、年明けごろからSNS上で、番組内での言動などを非難するような投稿がされていた。それらの投稿に木村さんは悩み、響子さんに相談していた。20日には「そうだよね。顔も中身もブスでごめんね。消えれるもんなら早く消えたいよ」「消えてなくなったら許してくれますか? 消えたらみんなに愛してもらえますか」などと書き込んでいた。23日未明には「毎日100件近く率直な意見、傷ついたのは否定できなかったから。死ね、気持ち悪い、消えろ、今までずっと私が一番に思ってました」などと最後に投稿している。

木村さんに対し、誹謗(ひぼう)や中傷をSNSに書き込んでいたアカウントは、死去の後から続々と削除されている。

◆木村さんがSNSで激しく誹謗中傷された3月末放送の「テラスハウス」のシーン プロレス用衣装を洗濯機に放置していた間に、同居男性が自身の衣類と一緒に衣装を乾燥し、縮ませてしまった。木村さんは「人のこともっと考えて暮らせよ」と憤り、男性の帽子をはたき落とした。

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木村花さん「恋愛大っぴらに」業界改革へテラハ出演

木村花さん

<こんな人>

23日に22歳で急死した女子プロレス団体スターダムの木村花さんは、将来を嘱望された選手だった。華やかな見た目とギャップのある荒々しいファイトが多くのファンを魅了した。そして、新しい女子プロレスラーのあり方を探っていた人でもあった。

  ◇    ◇    ◇

木村花さんには華があった。明るい性格で礼儀正しく、多くの人に愛された。木村さんの死去を受け、新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至(43)は23日、ツイッターでこう記した。「スター性があって、人を惹きつける。間違いなく女子プロレス界の未来を背負う選手でした」。世界中の選手やファンが追悼のメッセージを発表した。これからスターの座に駆け上がるはずの人だった。

木村さんを初めて取材したのは、W-1からスターダムに移籍した19年春。ピンクの髪に大きな目。派手な衣装と堂々としたふるまい。リングに立つだけで絵になる選手だと思った。同4月にはリーダーとして、ユニット「TOKYO CYBER SQUAD(トーキョーサイバースクワッド)」を結成。光るガスマスク、蛍光色のファーなどを身にまとう、おしゃれなヒールキャラがすぐに定着した。

デビューからまだ数年。特別技術が高いわけでも、運動神経が優れているわけでもない。その代わり、1つ1つの技に力強さがあり、感情むき出しで戦う姿が魅力だった。印象に残るのは、昨年12月24日後楽園大会でのジュリア戦。インドネシア人の父を持つ木村さんは、イタリア人の父を持つジュリアが11月に入団して以来“ハーフ抗争”を繰り広げていた。迎えた初対戦。ゴングと同時にエルボーの打ち合いとなり、ゴンッと音が鳴るほどの頭突き合戦に発展。結局、時間切れ引き分けとなったが、2人の荒々しい戦いに会場は沸いた。ライバル物語は今年も続くはずだった。

木村さんは新しい風景を思い描いていた。かつて日本には女子プロレスブームがあったが、90年代後半以降は人気が下がり、今は主に年配の男性ファンに支えられている。だが、昨年からスターダムは特に新規女性ファン獲得に乗り出した。団体関係者によれば、木村さんは団体の中でも1番女性ファンが多かったという。会場で木村さんのコスプレをした少女もいた。同11月28日、都内で行われた会見で木村さんは女性ファンについてこう話していた。

「元々こういう見た目なので、日本人男性受けしないというのは重々承知していて…。メークはドラァグクイーンの方を参考にして、男性受けを一切無視したビジュアルを普段からしている。でも、それによって、女性から『かわいい』っていう声を頂いたり、メークをまねしてもらったり、『髪の毛がピンクだから見に来ました』って子もいたりする。女性目線で物事を考えているので、女性ファンの方を増やしやすいのかなと思います」。5月6日に開催予定だった初の女性ファン限定興行が決定した時、木村さんは「夢がかなった」と大変喜んでいた。

「テラスハウス」出演は認知度アップだけでなく、業界の旧体質を変える狙いもあった。「この職業をしていると、恋愛は大っぴらに出来ないとか、日本ではまだまだあると思う。私が出ることによって、男性ファンの前でも女性ファンの前でもオープンに恋愛をしていけたら」とありのままの姿を見せようとしていた。偏見にとらわれず、自由な考えを持つ木村花という選手は、新しい女子プロレスの象徴にふさわしかった。【高場泉穂】

◆木村花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日、横浜市生まれ。母は元プロレスラー木村響子で父はインドネシア人。15年に武藤敬司主宰団体「WRESTLE-1」のプロレス学校に1期生として入学。16年3月に才木玲佳戦でデビュー。フリー、ACE、W-1を経て、19年3月にスターダム入団。ユニット「TOKYO CYBER SQUAD」を率い、活躍していた。164センチ、58キロ。得意技タイガーリリー、ハイドレンジア。

20年1月13日、会見で話す木村花さん(左)。5月6日の女性限定興行が決まり、「女性ファンだけの前でやってみたいという夢がかなった。女性の方が目が厳しい。そこをクリアして、盛り上げることができれば価値がある」と語っていた

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デルフィン中傷に訴え「国にも動いてもらいたい」

木村花さんが中学時代に活動していたアイドルグループのCDジャケットを、デルフィンはツイッターに掲載。木村さんは上段左で「花 ママはプロレスラー」と自己紹介

プロレスラーで大阪・和泉市議を務めるスペル・デルフィン(本名・脇田洋人=52)が24日、日刊スポーツの取材に応じ、木村花さんがSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けていた問題について、6月の同市議会で取り上げると明言した。

「やはりSNSの問題は絶対になくさないといけない。今回は有名人だから表面化しただけで、氷山の一角のはず。表現の自由の問題はあるのだろうが、SNSに対してAIの見張り番を強化させ、(中傷する言葉などに対して)自動削除と警告をできるシステムを導入するべき。市議会だけではどうにもならない部分があるので、ぜひ国にも動いてもらいたい」と強く訴えた。

木村さんとは父娘のような関係だった。自身が社長を務める沖縄プロレスに冠テレビ番組が誕生した際、当時中学生だった木村さんが、アイドルグループの一員に加わってくれた。木村さんがプロレス・デビューする際には、リングシューズを贈ったという。

市議2期目を務めるデルフィンはこの日、自身のツイッターに、木村さんが「花 ママはプロレスラー」と自己紹介文を記した、アイドルグループ時代のCDジャケットを掲載した。最後に「花ちゃんとプロレスしたかった。合掌」と結んでいる。【横田和幸】

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長与、那須川、本田が憤る/「誹謗中傷」反応まとめ

19年10月17日、明治記念館で行われたスターダム新体制会見で集合写真に並ぶ木村花さん

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演する女子プロレスラー木村花さん(享年22)が23日に亡くなった。

同番組への出演に関し、木村さんのSNSには誹謗(ひぼう)中傷のコメントが多く寄せられていたとされており、ツイッターのトレンドワードにも「誹謗中傷」がランク入り。多くのプロレスラーや著名人がツイッターなどで、「誹謗中傷」への思いをつづった。

以下は主な著名人のコメント(ツイッターなどから。敬称略)

◇プロレス・格闘技

▼中野たむ(32=スターダム) この世は地獄かよ。画面の向こうにいるのは、偶像じゃなくて心を持った人間なんです。心無い言葉で傷ついた事が、あなたにもあるはずです。こんな理不尽な人の憎悪を受けて、自分の中にもまた憎悪が芽生えていく事に腹が立ちます。殺し合うんじゃなくて、生かしあおうよ。おかしいよ。

▼林下詩美(22=スターダム)ちょっとしたコメント、軽い気持ちで言った言葉じゃないんだよ。沢山の心無い言葉を目にする本人の辛さは計り知れないし、真っ直ぐな人だから誰よりも言葉を重く受け止めちゃうんだよ。度が過ぎた言葉を投げつけてた人はこれで満足なの?言葉は自由だけどさ もう少し考えようよ

▼長与千種(55=マーベラス)SNS書き込みは言葉で人を殺める事が出来るツールではないはず。顔隠し言論の自由として狂気のナイフを振り飾した奴って絶対的に人事にするはず。言っておく!! これからの選手、これからのプロレスラーだった。悪役を演じただけ。本当の彼女は礼儀も優しさも兼ね備えた後輩でプロレスラーだったから。

いまいちどだけ。殺め言霊の主人公の方々様へ 消すくらいなら 書くな 知らぬ存ぜぬは するな。これは歴とした事件です。ツイッターが悪いのではない。道徳心無き言霊の綴りで追い込んだ主人公の問題 逃げても 真実に時効無くついて回るはず。皆悲しんで心の憤りしかないんだよ!

▼中邑真輔(40=WWE)狂ってる。

▼WWEのアスカ(38)渡米するまで数年間、毎日沢山の、死ね、女子プロレスを壊すな、この業界から去れとメールが私の元へきました。そして今日は、他の選手がコメントを出してるのに、まだお前はコメントをださないのか、ときました。自分の正義感に前のめり過ぎて、同類だと気がついてないんですきっと。これが怖い。

▼KENTA(39)言葉は時として人を傷付ける武器にもなる。この事は肝に銘じないといけない。そして嫌な事や物から逃げるのは決して恥ずかしい事ではない。自分の人生だ。自分を大事にして欲しい。

▼那須川天心(21=格闘家)そんなに誹謗中傷したいのならみんな俺にしてください。それで心が落ち着くならそれで良いです。だから他の人にはやめてください

▼スペル・デルフィン(52=プロレスラー、大阪・和泉市議。自身が社長を務める沖縄プロレスに冠テレビ番組が誕生した際、当時中学生だった木村さんが、アイドルグループの一員に)やはりSNSの問題は絶対になくさないといけない。今回は有名人だから表面化しただけで、氷山の一角のはず。表現の自由の問題はあるのだろうが、SNSに対してAIの見張り番を強化させ、(中傷する言葉などに対して)自動削除と警告をできるシステムを導入するべき。市議会だけではどうにもならない部分があるので、ぜひ国にも動いてもらいたい

◇スポーツ

▼本田圭佑(33=サッカー元日本代表)弱い人を狙うな。誹謗中傷はやるなって言ってもなくならないし、なのでやってもいいからちゃんと強い人を狙うこと。『結論』俺んところに来い。そして末永く誹謗中傷のプラットフォームとして使用してください

▼ヤンキース田中将大投手(31)街中やSNS上などで、たくさん気持ちが温かくなる言葉をかけてもらえても、たったひとつの酷い言葉の方が尾を引くんだよな

▼マット・ギタウ(37=ラグビーの元オーストラリア代表)人々がインターネット上で与えることができる被害を理解するために、悪いコメントを送る前に考え直し、前向きになること。ポジティブになれないなら、その人をフォローしない方がいい。会ったこともない人そんなことを言うのは間違いだ(ハッシュタグで「RIPHanaKimura」と追悼)

▼藤田慶和(26=ラグビー・パナソニック)言葉って本当に怖い… 匿名でも書いていいことと書いてはいけないことがあると思います… 人は支え合って生きていく生き物だと思うから、人の良いところを見つけれる人が増えてほしいと心から願います!ご冥福をお祈りします

▼高梨沙羅(23=スキージャンプ・クラレ)言葉は人を癒やし、時にナイフのように人を傷つけてしまう。受け取る側によって感じ方も大小変わってしまう。だからこそ言葉を発する前に一瞬でも相手のことや、先のことを考えなくてはならない

▼本田真凜(18=フィギュアスケート・JAL)気にしたらダメだと、スルーしようと心掛けても、沢山の嬉しい言葉より、1つの誹謗(ひぼう)中傷の方が圧倒的に力が強い。そう思います

◇芸能・文化人

▼スマイリーキクチ(48=タレント)ネットの誹謗中傷の書き込みをされて傷ついている人に「たかがその程度で」と考える人もいます。程度のレベルを決めるのは、やった側ではなく、やられた側が決めます。いたずらとか死ぬとは思わなかったでは済まされない。書き込んだ者は言葉の凶器で命を奪った指殺人の犯人です。もうやめてください。

▼クロちゃん(43=安田大サーカス)本当にもうやめて。木村花さんの兄だとか、元彼だとか、ふざけないで。今って、そんなことがまかり通る世の中なの?どれほどのことをやってるのか、わかってるの?言論の自由と故人への冒涜を履き違えないで。本当にやめてください

▼JOY(35=タレント)こうして人が亡くなってもSNSでの誹謗中傷なんてなくならないんだろうな。そもそもそんなの書く人は他にもそういう事書き過ぎてて感覚バグってるし。捨て垢の透明人間だから逃げれるし余裕☆ こんな感じよね。そんなんだったら最初から書くなよ

▼きゃりーぱみゅぱみゅ(27=歌手)誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで

▼藤田ニコル(22=タレント)芸能人も人間だよ 知らない顔も見えない人に心ない事を言われ 知らない顔も見えない人に殺害予告されたり 人間がいっちばん怖い生き物だよ ストレス発散のため? 気にしない見ない。それしか解決策もない。芸能人になるんだったらそれも覚悟してでろって良く言われる。そうゆう考えなるのがもう怖い

▼武井壮(47=タレント)ツイートで汚い言葉を人に投げかけるってこと。。本当に人の心を傷付けるってまだ分かんねえのかなあ。。オレなんか陽気でそんなもんパコーンてできるけどさ。。そうじゃない人もいるんだよ。

▼真野恵里菜(29=女優)こういうときに出てくるな。って言われるけど、私は前々から誹謗中傷に対して意見を言ってきてます。事務所にも相談してました。でも結局、今すぐ何かが変わるわけじゃないってことも身をもって感じてます。だからこそ、こうやって声を出せる人が呼びかけていくしかないんですよ

▼ダレノガレ明美(29=モデル、タレント)え… テレビやネット配信などに出演すると少し強気な女の子などは批判される事が多い。私も昔毒舌だったからわかるけど批判の仕方が本当にすごいの。ネットに書き込んでる人からすると簡単にかいてるけど、受け取った側からしたらすごく精神的にやられてしまう人もいる。強気に見えて本当は心の弱い子はたくさんいるの。悩んじゃう人が多い。死ねとか消えろとか簡単に書く人いるけど自分がもしされたらって1回考えてください。私みたいに1書かれたら100にして返すような強い女の子は本当に一握りだから みんながみんな強いわけじゃないことをちゃんと知ってほしいな

▼太田光(55=爆笑問題)今の状態がその状態になっていて、中傷した人を今度は別の人が探して「お前、なんてことをしたんだ」って言う。実名を明かしてって言うふうになっていく状態になっていく。そこの時点でこの人が傷つくんだって。この人もちろん木村さんに対してひどいことをしたかもしれないけど、この人は被害者になっていくっていうことも意識しなきゃだめ。ほんとに公なんだって。本人が見るんだっていう意識と、何でも言っていい場所ってこの世界にはないですからね。家族との関係でもないわけですから、言霊っていうのがあって、それ最終的に自分に返ってくるわけだから。そういう意識がもうちょっと育つといいなと思う

▼はあちゅう(34=ブロガー、作家)罪の意識があればまだマシで、ほとんどの人が罪の意識なんて無いのかも...「あなたの指で打った言葉が花さんの命を奪ったのだ」と本人に突き付けたい。せめて罪を自覚してほしい。木村花さんを誹謗中傷していたアカウントを追跡して情報開示してほしいです、ツイッタージャパン…

私も言葉の暴力で傷ついてきた。自分のアンチと喋ったこともある。アンチの言い分は「親切で忠告したつもりでいじめてる意識はなかった」「みんなで中傷して弱るのを見るのが楽しい」「社会の害だから活動を停止させたい」「傷つくのにSNSするほうが悪い」「人それぞれだが罪の意識はないことも多い。花さんの命を奪った人たちは、いつも通り夕飯食べてテレビ見て、花さんのことなんて忘れてるかもしれない。人一人の命を奪ったのに、罪の意識もない。意識があってもアカウント消せば終わり。誰も捜査しない。捕まらない。だから犯人は暫く経てばまた違う人をターゲットにする。それが指殺人の怖さ

▼前澤友作(44=実業家)SNSの行き過ぎた誹謗中傷行為には厳罰を。スルースキルとか言ってる場合じゃない。被害受けた人はスルーせずに被害届けを。被害者のアクションが全体の抑止力になる。僕もスルーせずにこれからは遠慮なく被害届けを出す

▼乙武洋匡氏(44=作家)たぶん、そこまで悪意があったわけではなかったのだと思います。ナイフで刺したわけでも、ピストルで撃ったわけでもなく、ただそのへんの小石を投げただけの感覚だったのだと思います。だけど、投げているほうは「たった一粒の小石」でも、投げられている本人には見えない相手から投げられる言葉は鋭いナイフのように感じられるし、たとえ小石に感じられても、それがどこの誰かもわからない相手から無数に飛んでくれば、回復しがたいダメージが蓄積されていきます。あなたの、ほんの軽い言葉は、誰かの命を奪ってしまうかもしれないのです

▼水越愛華さん(22=テラスハウス共演)“テレビに出てるから仕方ない”“傷つくくらいなら出るな”“死ね”“出て行け” 沢山言われました。いわゆる有名な人には何を言ってもいい、そんな風潮を払拭しなければいけません。でも多くの人はあの映像が全てだと思うでしょ? またそこで弁解なんてしたら誹謗中傷される事なんて目に見えてる。言いたいのに怖くてずっと言えなかった

▼金尾玲生氏(27=プロサーファー、テラスハウス共演)これから将来がある大切な仲間を守れなかった…沢山アンチが来てもスルーするとか、いろいろなことを言う人もいますが、アンチを受けた人は一生忘れません。言う方は忘れると思いますけど。それはいじめも一緒ですよね。嫌な思いをした方は忘れないんですよ。言葉の暴力って言いますけど、それは本当なんですよ。うれしいことを言われた時はうれしいですよね? 悲しいことを言われた時は悲しみますよね? それが真実です。この事を無駄にはしない。絶対。ご冥福をお祈りします。ありがとう。花

▼トリンドル玲奈(28)人が人を不用意に傷つけることなく、もっと愛のある優しい世界をつくることはできないものだろうかと、考えております

▼チュートリアル徳井義実(45)未来のある若者の命が失われてしまったこと、彼女の身近にいる方々の悲しみを考えると、番組に関わらせていただいている人間としてやり切れない思いでいっぱいです。僕のように自分自身が引き起こした問題で批判を受けたりお叱りを受けたりするのは当然だと思います。でも彼女は違います。常軌を逸した誹謗(ひぼう)中傷を受けなければならないようなことはしていません。 他人に対して軽い気持ちで酷い言葉を投げつけた方々は、コメントを書いたその後、いつものように仕事をしたり学校に行ったり遊びに行ったりご飯を食べたりなさるのかもしれません。でもそういう言葉を受けた人は平穏な一日にはなりません。そんな日々を彼女が何日も過ごしていたのだとしたら、本当に本当に苦しかっただろうと思います。死ぬことは誰にとっても怖いことです。それでも死ぬことを選んでしまうほど辛かったんだと思うと言葉になりません。彼女の気持ちに寄り添うために何か出来ることはなかったのか自問しています。起こったことをしっかり受け止めて、そして彼女の素晴らしい才能と明るい笑顔をいつまでも忘れないようにしたいと思います

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悪役演じ…本当は優しい/木村花さん訃報反応まとめ

木村花さん(2020年1月13日撮影)

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演する女子プロレスラー木村花さん(享年22)が23日に亡くなった。

死因など詳細については明かされていない。同番組への出演に関し、木村さんのSNSには誹謗(ひぼう)中傷のコメントが多く寄せられていたとされており、多くのプロレスラーや著名人がツイッターなどで、木村さんへの思いをつづった。

以下は主な著名人のコメント(ツイッターなどから。敬称略)

◇プロレス・格闘技

▼ロッシー小川(スターダムエグゼクティブ・プロデューサー)花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした。きっともっともっとプロレスをやりたかったのだろう。ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった。私の誕生日には「まだまだ自粛が続くので、今度小川さん邸でご飯作らせてください!一緒に食べたいです」というLINEをくれた。合掌!

▼星輝ありさ(24=元スターダム)今までごめんね。ありがとう。生きてね。がほとんど会話しない私に来た最後の言葉だった。謝るならちゃんと直接言ってほしかった。ありがとうも直接言ってもらいたかった。私はあなたこそ生きたほうがいいよと返したけどもう既読付くことはない。でも本当に気持ちは分かるんだ。死ぬという覚悟が決まると怖くなくなるものだよ。やった側の人間は「ちょっと」かもしれないけど、やられた側の感覚は「もの凄く」だからね。生きてる意味も分からなくなる。自分がやったことは大きく自分に返ってくる。この件も含めて本当に相手への言動や行動をまじで改めて欲しい。全部狂ってる。

▼岩谷麻優(27=スターダム)最後の試合になっちゃった。もう1回やろうって言ったのに

▼長与千種(55=マーベラス)SNS書き込みは言葉で人を殺める事が出来るツールではないはず。顔隠し言論の自由として狂気のナイフを振り飾した奴って絶対的に人事にするはず。言っておく!! これからの選手、これからのプロレスラーだった。悪役を演じただけ。本当の彼女は礼儀も優しさも兼ね備えた後輩でプロレスラーだったから。

いまいちどだけ。殺め言霊の主人公の方々様へ 消すくらいなら 書くな 知らぬ存ぜぬは するな。これは歴とした事件です。ツイッターが悪いのではない。道徳心無き言霊の綴りで追い込んだ主人公の問題 逃げても 真実に時効無くついて回るはず。皆悲しんで心の憤りしかないんだよ!

▼紫雷イオ(30=WWE)やりきれない気持ちです。美しく才能あふれていたあの子の、輝かしい未来が消えてしまった。22歳、これからもっと輝くべき人でした。その選択だけはして欲しくなかったと思うけど、そうせざるを得ないほどに辛かったのだと思うと心が痛みます

今となっては、彼女が苦しむ理由も相談も、誰もきいてあげられない。自分を愛してくれてる人のために生きてほしかった。せめて今度こそ、彼女を愛してくれる人の想いが届いてほしい。どうか、どうか安らかに

▼カイリ・セイン(31=WWE)心にぽっかりと穴があき、この現実を受け入れることが今は難しい

▼永田裕志(52=新日本)明るくて礼儀正しい選手でした。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします

▼中西学(53=元新日本)言葉にならない、信じられない。まだ22歳やぞ、ご冥福を心よりお祈り致します

▼天山広吉(49=新日本)本当に残念です。まだこれからという時に……心よりご冥福をお祈り致します

▼スペル・デルフィン(52=プロレスラー、大阪・和泉市議。自身が社長を務める沖縄プロレスに冠テレビ番組が誕生した際、当時中学生だった木村さんが、アイドルグループの一員に)花ちゃんとプロレスしたかった。合掌(ツイッターには、木村さんが「花 ママはプロレスラー」と自己紹介文を記したアイドルグループ時代のCDジャケットを掲載)

◇芸能・文化人

▼クロちゃん(43=安田大サーカス)木村花さんが22歳という若さで亡くなるなんて。ジムで一緒にトレーニングしてた花ちゃんが夢だったプロレスラーになり活躍してるのを良かったな、凄いなーって思ってたのに。早すぎるよ、トップレスラーになるの楽しみにしてたのに。もう会えなくなるなんて。御冥福をお祈りいたします

▼前澤友作(44=実業家)まだ22歳。。悲しすぎる。(合掌の絵文字)

▼乙武洋匡氏(44=作家)知り合いだったらなあ。相談してもらえてたらなあ。心から、そう思う。お会いしたこともないけれど、とてもつらいです。あなたがいないことが、とてもつらいです。あなたのことを大切に想ってきた方々は、どんなにつらい思いをされていることでしょう。そのことを思うだけで、胸が張り裂けそうです

◇テラスハウスのスタジオキャスト

▼山里亮太(43=南海キャンディーズ)謹んでお悔やみ申し上げます。突然のことに、どう言葉を発してよいか分からず、時間が過ぎてしまいました。それは木村さんのことを考えると、直ぐに言葉の整理ができませんでした。そのような不安定な状態で、自身の発した言葉がどのように解釈されるのかが分からず、しばらく言葉を発することに躊躇をしてしまいました。今、現実を受け止めて、なぜ画面の中で力強く立ち振る舞っているその姿の裏にある苦悩に気づけなかったのか、何かできることはなかったのかと強く感じています。ご冥福を心よりお祈り申し上げます

▼トリンドル玲奈(28)花ちゃんの訃報に関して、何らかの方法で花ちゃんを守ってあげることができたのではないかと、心を痛めております

▼葉山奨之(24)あまりに突然のことでいまだ信じられず、言葉が見つかりません。花さんの純粋で優しく仲間思いで真っ直ぐな部分と、プロレスに命を懸けて闘ってる姿がとても印象的でした。まだ気持ちの整理がついていませんが、このようなことがあってはいけないという悔しい気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます

◇テラスハウスのキャスト

▼新野俊幸(30=会社経営)ただただ悔しい。俺が袋だたきにされた時、真っ先に心配してくれた花の優しさを絶対に忘れない

▼水越愛華(22=出演時は大学生)あの日の夜中、たまたま遅くまで起きていて 彼女がストーリーを更新していて 何気なくDMを送りました。彼女からの返信はいつもと様子が違くて、途中から返信も来なくなって、気になってTwitterの投稿を見て異変に気づき、すぐに自宅を飛び出し彼女の家に向かいました。病院に着いたら、変わり果てた彼女が居ました。向かっている最中、私はどこかで生きてるだろうと思い込んでいました。そして、何事もなかったとしても抱きしめようと思っていました。“あなたが、こういう状況になったらいつでも駆けつける仲間がいるんだよ”って、“あなたが自分に傷を付けてもいいのはリングの上だけだよ”って伝えようと思っていました。プロレスの試合中のあなたはほんとうにかっこよかった。でも、恋愛をしている姿は本当に可愛かった。もう、あなたに会えないと思うと辛くてたまりません。どうか、どうか安らかに眠ってください。ゆっくり、休んでね。もうあなたを傷付ける人はいないよ。出会ってくれて、ありがとう。助けられなくて、ごめんなさい

▼田渡凌(26=バスケットボール選手)もっと寄り添えれば良かった。お互い意地を張らず仲良くしておけば良かった。自分の思いを伝え彼女の思いも聞いてまた仲良くできれば良かった(深夜に8ツイートを連続投稿)

▼鈴木志遠(23=モデル)花ちゃんはいつも僕が落ち込んでいたらすぐ心配してくれたね。『大丈夫?』とか『元気ないね、どうしたの?』など人の変化にすぐ気づける優しい女性だね。僕は花ちゃんが苦しんでいる状態から救えなかった。本当に悔しい。本当にごめんなさい。正直まだ信じられないよ。東京ドームで見た景色のこともっと話してよ。夜食で餃子食べようよ。みんなでマリカーやろうよ。1週間前にコロナ落ち着いたらタコパするって約束したじゃん。前に進まなければならないことはわかってる。花ちゃんに言われた『一生懸命やらないと恥ずかしい』『自信を持って努力しろ』とかが勇気付けてくれている。もっともっと頑張るから見ててね。これからもずっと友達だよ

▼金尾玲生氏(27=プロサーファー)何も整理がつかないよ。花… 今日は信じたくなくて携帯をあまり見たくなくて放置してました。何も考えることができず、ぼーっとしてました…起きてしまった事実は残念ながら変えることはできないので、花のトレードカラーのピンク色の花束をささげてきました。花は海も好きだったので海にも来てるかなーって思って。この事を無駄にはしない。絶対。ご冥福をお祈りします。ありがとう。花(ピンク色のカーネーションやカスミソウの花束を海に手向ける数枚の写真を添え)

▼ロン・モンロウ(25=タレント)昨日昼までラインをしてたけど、もう返信できないことに気付きました。辛いけど今伝えなければならないから。どうしても信じたくなかったんです、ハナがどうしてあの世界へ行ってしまったのか、ということを。最近、また新しい料理レシピを作ったんです、その料理で6人で一緒に食事したかったから。ハナはどんな激辛でも平気な人だった。本当にびっくりでしたよ。見た目は気が強いハナは、私がかわいいねとほめる時には、シャイな表情が見えて、そんな感じがすてきでしたよ。ハナが教えてくれた日本語、今もこうやって使っているんだから、わたしは一生忘れないから。もっとあなたに早く好きな気持ちをしっかりはっきり伝えたかった。それもできない私、悔しくて泣いていました。あの世界へ行っても、たくさんの人々に愛されていることを、信じてください

▼田辺莉咲子(22=トレーナー、共演なし)誰かが傷つけられた昨日の涙は、今日誰かがまたそれを笑っている。今日笑われた心の傷はまた明日誰かに傷つけられる。優しさで周りがかけてくれる言葉も追い込まれる気持ちになる。そうやって毎日が続いていく。毎秒涙を堪えるのに必死で生きている。苦しい、刺さるほど気持ちが伝わって涙が溢れてくる。でもそれを越えたら、楽しいことがたくさんある。その経験をする前よりもっと楽しくてキラキラしてる大きい世界がたくさんある。それを知って欲しかった。同じ場所にいた同じ歳の女の子にそれを伝えたかった。そんな思いをしている人を守れる人になりたい。そんな思いをさせてしまっている人に幸せを教えてあげたい。誰も傷つけず戦ったかっこいい女性へ。ご冥福をお祈りします

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急逝木村花さん、感情激しい一面も…テラハでは中傷

木村花さん

女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんが23日、死去した。同日、団体の公式ツイッターなどで発表された。22歳だった。死因は明かされていない。トップ選手として活躍しながら、フジテレビで放送中の番組「テラスハウス」にも出演し、人気を博していた。

   ◇   ◇   ◇

女子プロレス界の星が22歳の若さでこの世を去った。木村さんは23日未明、自身のSNSに赤裸々な思いを投稿。ツイッターでは「毎日100件近く率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから(中略)お母さん産んでくれてありがとう。愛されたかった人生でした。側で支えてくれたみんなありがとう。大好きです。弱い私でごめんなさい」とつづり、インスタグラムでは「愛している、楽しく長生きしてね。ごめんね。」と猫と一緒の写真を投稿していた。

同日午後、スターダムが木村さんの死去を発表。死因は明らかにしておらず「いまだ把握できていない部分もあり、引き続き関係者の調査に協力してまいります」とした。関係者によると、事件性はないといい、同日未明に病院で死亡が確認された。

木村さんは、女子プロレスラー木村響子とインドネシア人男性の間に生まれ、15年にプロデビュー。19年にスターダムに所属し、その華やかなルックスと激しいファイトで男女問わず人気を集めていた。19年9月からネットフリックスで配信され、フジテレビでも放送中の人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演。女子プロレスと自身の認知度を高めたが、番組内の言動に関して、SNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。

プロレス関係者によれば、木村さんは感情の起伏が激しい一面があったという。一方、プロレスへの取り組みは真面目でストイック。スター性もあり、さらなる活躍を期待されていた。昨年10月のスターダム新体制会見の席では「今まで見たことのない人にも女子プロレスを見てほしい」と夢を語り、1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会に初参戦した際は「本当に夢のような時間だった」と喜んでいた。3月24日後楽園大会での岩谷麻優戦が最後の試合となった。

同団体のロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(63)は自身のツイッターで「花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした」と記した。また、日刊スポーツの取材には「いまプロレスができない状況だったのも無念。花はもっともっと試合がしたかったと思う。まだまだ、これから活躍する選手だった」と話し、早すぎる死を悼んだ。

◆「テラスハウス」 縁のない男女6人が共同生活するシェアハウスの様子を四六時中、カメラで追うリアリティー・ショーとして、12年9月12日から14年9月29日までフジテレビ系で放送。放送終了後の翌15年2月には劇場版「TERRACE HOUSE CLOSING DOOR」が公開。同年9月に「-BOYS&GIRLS IN THE CITY」をNetflixで世界各国に配信して以降、ネットフリックスとフジテレビの配信サービスFOD(フジテレビオンデマンド)で配信後、地上波で放送してきた。

◆木村花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日、横浜市生まれ。母は元プロレスラー木村響子で父はインドネシア人。15年に武藤敬司主宰団体「WRESTLE-1」のプロレス学校に1期生として入学。16年3月に才木玲佳戦でデビュー。フリー、ACE、W-1を経て、19年3月にスターダム入団。ユニット「TOKYO CYBER SQUAD」を率い、活躍していた。164センチ、58キロ。得意技タイガーリリー、ハイドレンジア。

◆スターダム 11年1月に旗揚げの女子プロレス団体。19年から新日本プロレスと同じブシロード傘下となる。原田克彦社長。現WWEの紫雷イオ、カイリ・セイン(宝城カイリ)ら多くのトップ女子プロレスラーを輩出している

23日未明に木村さんがアップしたインスタグラム

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永田、中西、天山…木村花さん死去にプロレス界衝撃

木村花さん

女子プロレス団体スターダムの木村花さん(享年22)の死去を受け、プロレス界にも大きな衝撃が走った。スターダムと親会社(ブシロード)が同じ新日本プロレスの永田裕志は自身のツイッターで「明るくて礼儀正しい選手でした。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします」と投稿。中西学も「言葉にならない、信じられない。まだ22歳やぞ、ご冥福を心よりお祈り致します」と書き込み、天山広吉も「本当に残念です。まだこれからという時に……心よりご冥福をお祈り致します」と、それぞれツイッターにつづるなど、ショックを受けていた。

スターダムで活躍し、現在は米プロレス団体WWEに所属する紫雷イオは「やりきれない気持ちです。美しく才能あふれていたあの子の、輝かしい未来が消えてしまった。22歳、これからもっと輝くべき人でした。その選択だけはして欲しくなかったと思うけど、そうせざるを得ないほどに辛かったのだと思うと心が痛みます」「今となっては、彼女が苦しむ理由も相談も、誰もきいてあげられない。自分を愛してくれてる人のために生きてほしかった。せめて今度こそ、彼女を愛してくれる人の想いが届いてほしい。どうか、どうか安らかに」と連続でツイッターに投稿していた。

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木村花さん「ナイーブな女の子」スターダムEP追悼

20年1月4日、星輝、岩谷優組対ジュリア、木村組 星輝(中央)を攻める木村さん(左)とジュリア

女子プロレス団体スターダムの木村花さん(享年22)の死去を受け、同団体のロッシー小川エグゼクティブ・プロデューサーが23日、自身のツイッターを更新した。

木村さんの永眠を報告した上で「花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした。きっともっともっとプロレスをやりたかったのだろう」と人柄を明かした上で無念のコメント。さらにリングで抗争を繰り広げたジュリアの名を挙げ「ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった」とつづった。最後に「私の誕生日には『まだまだ自粛が続くので、今度小川さん邸でご飯作らせてください!一緒に食べたいです』というLINEをくれた。合掌!」と投稿していた。

木村花さん(18年9月撮影)
スターダムのロッシー小川氏(2019年1月撮影)

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急死の木村花さん、スターダム看板&テラハでも人気

木村花さん

女子プロレス団体スターダムは23日、看板選手の木村花さんが同日に死去したと発表した。22歳の若さだった。同日、同団体公式ツイッターなどで訃報が報告された。死因など詳細ついては明かされていない。

木村さんは女子プロレスラーの母、木村響子とインドネシア人の父の間に生まれ、15年に武藤敬司らが設立したWRESTLE-1による専門学校「プロレス総合学院」の1期生として入門。16年3月、WRESTLE-1道場での卒業試合で、筋肉アイドル才木玲佳戦でデビュー。19年にWRESTLE-1を退団し。スターダムに移籍。団体の看板選手として活躍していた。

またNetflixで配信中の人気リアリティー番組「テラスハウス」にも出演し、人気を博していた。

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スターダム星輝ありさ引退「脳の調子良くない状態」

スターダム9周年記念日大会 林下を破り9度目の防衛に成功した星輝ありさ(2020年1月19日撮影)

女子プロレス団体スターダムは20日、星輝ありさ(24)が首、頭部負傷のため引退すると発表した。

星輝が保持していたワンダー・オブ・スターダム王座は返上される。

星輝はスターダム1期生として11年にデビュー。打撃を武器に活躍するが、12年に引退。だが、18年11月に復帰し、団体のトップに君臨。今年1月4日には、団体を代表して新日本プロレス東京ドーム大会のダークマッチにも出場した。星輝は首の負傷のため、3月8日の後楽園大会を欠場していた。

星輝は団体を通じ、以下のコメントを発表した。

「スターダムファンの皆様、プロレスファンの皆様、お久しぶりです。そしていつもありがとうございます。星輝ありさです。一度『待っていてね』と言ってからやっと公表できることになりました。3月8日の後楽園大会から首と脳の不調で欠場しておりましたが、医師や原田さん(ブシロードファイト原田克彦社長)、小川さん(ロッシー小川エグゼクティブ・プロデューサー)との話し合いの結果、引退することとなりました。

不調が出たのは1年前からでしたが、プロレスをやることが楽しかったのと好きな気持ちが勝っていたのでなんとか続けることができていました。ですが、今年に入ってから体調が悪化してこれまでの試合でいろいろ蓄積していたこともあり、精神的にも肉体的にもバランスがとれなくなってしまいプロレスはもちろん、運動すら続けられる状態ではなくなってしまいました。

現在、首は良くなりましたが、脳の調子は変わらず良くない状態です。そして、私がこのような状態になってから早くベルトを返上したかったのですが、新型コロナウイルスなどの影響でタイミングが合わなくて返上できないままで、モヤモヤした方も多かったと思います。私もでした。

夏(すみれ)選手主催興行から始まった(刀羅)ナツコ選手との決着、東京ドームから始まったジュリア選手との決着、そして大切で大好きなツンデレな相方・(中野)たむちゃんとの約束。白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)をかけてこの3人とは特に闘いたかったのですが、私の身体のせいで果たせず、この3人、楽しみに待ってくれていたファンの皆様、ごめんなさい。最後はリング上でファンの皆様にお伝えしたかったのですが、引退と同時に返上する形になってしまいました。

スターダムの大会ができない中での発表となってしまい本当にごめんなさい。今後は、身体やメンタルの様子を見つつ、この状態の私でも続けることができるお仕事をやっていきます。皆様、短い時間でしたが応援してくださり本当に本当にありがとうございました」

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礼儀欠かさなかった曙親方/記者が振り返るあの瞬間

曙太郎K−1入り会見 K−1参戦を表明し会見する曙親方(右)と谷川貞治プロデューサー=東京・帝国ホテル(2003年11月6日)

<スポーツ担当記者 マイメモリーズ>(32)

政府の緊急事態宣言が延長され、スポーツ界も「自粛」状態が続いている。

日刊スポーツの記者が自らの目で見て、耳で聞き、肌で感じた瞬間を紹介する「マイメモリーズ」。サッカー編に続いてオリンピック(五輪)、相撲、バトルなどを担当した記者がお届けする。

  ◇  ◇  ◇

その声が自分に向けられたものだとは、すぐには分からなかった。もう1度「オイッ!」という低い声が飛び、鋭い眼光は相撲担当になってまだ2日目の自分を見ている。03年10月31日。朝稽古の取材で東関部屋を訪れて、一礼だけして後方に座った直後、曙親方(元横綱)に呼ばれた。怒気をはらんだ口調だった。

前日、部屋の幕内高見盛が出稽古先で横綱朝青龍につり上げられ、バックドロップのようにたたきつけられて右肩を負傷した。様子を確認しに来た自分が気に食わないのかもしれない。テレビでしか知らなかった巨体に恐る恐る近づく中で、いろいろと考えた。首に下がる記者証をにらみつける親方の目が怖かった。

「お前、あいさつはどうした?」。そう言われて慌てて名乗ろうとした。すると「オレじゃない!」と語気が強まった。「師匠にだ。部屋に入ってきたらまず師匠にあいさつするのが礼儀だろ。それが日本人の心ってもんじゃないのか」。

分かる人も多いだろうが、稽古中は意外と静かな間が多い。体同士、時に頭と頭がぶつかり合う鈍い音が響き、呼吸の乱れもよく分かる。そんな空間で、相撲のすの字も分からないペーペーの担当記者ができることは、ひたすら存在を消すこと。物音を立てず、邪魔にならないよう隅っこで見ていようと思っていた。稽古を遮るあいさつすら失礼になると思い込んでいた。

その静寂を壊してまで「礼儀」を説いてくれた曙親方の思いを、今も感じることができる。慌てて師匠の東関親方(元関脇高見山)に頭を下げると、にこりと笑ってくれた。曙親方に戻り、一から名乗ると「それを忘れないようにな」と優しい声で言われた。ハワイ出身の親方に教わった「日本人の心」は、その後の記者生活の土台になった。

ところが話はまだ続く。

1週間後の11月6日の朝、日刊スポーツ1面に「曙親方 K-1参戦へ」の文字が躍った。スクープだった。部屋に行くと東関親方は明らかに落胆していて、退職の申し出は受けていたものの「気がついたら部屋に荷物がなかった。こういう言葉は使いたくないけど、裏切られた」と恨み節が出た。

稽古場で諭してくれた、あの「日本人の心」は一体どこに…。当時は自分もだいぶ混乱したものだった。

ただ、実際にK-1やプロレスに転向した曙はその後も部屋を訪れて師匠と肩を並べている。先日は闘病中の体を押して、東関親方として急逝した元幕内潮丸の葬儀に訪れた。非礼のままであれば、そうはいかないのがこの世界。礼儀を欠かさなかったからこそだと、曙の姿を見るたび、そう感じている。【今村健人】

福岡市の福岡国際センターで行われた前夜祭の支度部屋で、曙親方のKー1参戦を伝える本紙に目を通す小結高見盛(2003年11月6日撮影)

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聖地アレナメヒコに近い美しい宮殿/内藤哲也の1枚

18年8月、プロレスの聖地「アレナメヒコ」での記念写真

<見た!撮った!映える!アスリート百景>

新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛の「ステイホーム」が続いている。アスリートも同じだが、世界を舞台に戦ってきた、たくましい選手たちのスマートフォンなどには「これ!」というオススメの風景がある。“映え”る絶景や思い出の街、風景など、思い入れある1枚を随時連載で紹介する。

   ◇   ◇   ◇

【メキシコシティー】

新日本プロレスIWGPヘビー、インターコンチネンタル2冠王者内藤哲也(37)は15年5月にメキシコシティーで撮った写真を選んだ。

3枚は街の中心部にある名所のベジャス・アルテス宮殿。メキシコのプロレス、ルチャリブレの聖地アレナメヒコにも近いこの美しい宮殿は今でも「メキシコで一番好きな景色」だという。5年前、当時まださほど存在感を示せていなかった内藤は、4年ぶりにメキシコの地を踏み、毎日のようにこの宮殿を見ながら自分の人生を考えていたという。

「『ここで変わらなきゃ、このままトップに立てずに終わっていくんだろうな』と思いながらメキシコに行ったんです。試合は充実してて毎日楽しかった。でも、この後、日本に帰って勝負しなくちゃいけない。現実をみれば、かなり切羽詰まっている。そんな不安な状態だった俺にとって、この宮殿は、現実逃避できる唯一の癒やしスポットだった。それとともに『失敗することはできない、絶対成功しないといけない』と、より気持ちを強めてくれるものでもありました」

この写真を撮った後、自身のデビュー記念日でもある5月27日に内藤はスペイン語で“制御不能なやつら”を意味するユニット「ロス・インゴベルナブレス」に加入。そこで、自由で、ふてぶてしい言動をする新しいスタイルを見つけた。その後、日本でも「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を結成し、大ブレーク。メキシコは内藤にとって大きな意味を持つ場所となった。

「僕の中の、間違いなくターニングポイント。メキシコがなければ、今の自分はなかったし、メキシコという国にもメキシコの人々にも、感謝してもしきれないぐらいの気持ちがある。最近も年に1回ぐらいは行っていて、最後に行ったのは19年3月。また、落ち着いたら行きたいなぁ…。メキシコといったら、やっぱりタコス。きれいなレストランみたいな専門店もあるけど、ポピュラーなのは路上に出ている露天のタコス屋さん。日本ほど衛生的で、きれいではないお店なんですけど、そういう路上のタコスを食べてこそ『メキシコだな~』という雰囲気を味わえる。気に入っている店もいくつかあるので、そこに行きたいですね」

もうすぐ、全てが変わり始めた“5・27”、あの日から、5周年。「自分の人生37年間のほとんどが、ロスインゴの時間だったような。それぐらい濃かった」。今年1月5日の東京ドーム2連戦では、オカダと2冠をかけて戦い勝利。キャリアの中で、最高の1年のスタートを切り、さらに上昇するつもりだったが…。

「『2020年は内藤の、ロスインゴの1年だった』と誰もが思う1年にしてやろう、そうできるとドームを終えた時に思ったんですけどね…。思い描いていたものとは違ってきちゃってるけど、この悔しさを、再開された時に一気に出します。やっぱり内藤の年だったよね、とさせてみせますよ」

◆内藤哲也(ないとう・てつや)1982年(昭57)6月22日、東京都足立区生まれ。06年5月デビュー。13年8月G1クライマックスで初優勝。メキシコ遠征から戻った15年に「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を結成し、大ブレーク。16年4月にIWGPヘビー級王座初戴冠。現IWGPインターコンチネンタル王者。得意技はデスティーノ。180センチ、102キロ。

15年5月に撮影したメキシコシティーのベジャス・アルテス宮殿
15年5月ごろ、メキシコシティーのラテンアメリカンタワーの上から撮影したベジャス・アルテス宮殿
15年5月ごろ撮影。夜のメキシコシティーに輝くベジャス・アルテス宮殿

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ゼロワンお助け隊に全国から支援届く「心より感謝」

届けられた肉とマスクを手にするゼロワンの大谷晋二郎(左)と「レッツレンタカー」の下瀬駿社長(プロレスリングゼロワン提供)

ゼロワンのお助け隊が、助けられた!? 日本の助け合い精神を象徴するような事態が、この苦境でも広がっている。新型コロナウイルス感染拡大を受け、無償の「お助け隊」活動を始めたプロレスリング・ゼロワンに、全国から支援が届いていることが13日、分かった。

ゼロワンは、外出に影響が出ている老人や体の不自由な人たちを対象に、7日からレンタカーで買い物や送迎をする「お助け隊」活動をスタートさせた。常にチャリティー活動に力を入れてきた同団体がコロナ禍の中、“動きます”とばかりに、立ち上がった。

東京・大田区のレンタカー会社とタッグ結成。緊急事態宣言下で外出制限が続く中、“プロレス界で最も熱い男”こと大谷晋二郎(47)率いるゼロワンらしさ満載の取り組みを行っている。

この活動が報道されて以来、道場には約500キロもの肉、さまざまな野菜、マスクなどがひっきりなしに送られてきているというのだ。お助け隊が、逆に助けられる構図。届いた約1万枚のマスクは全国の支援者と相談し、医療機関などに提供する予定。興行再開のめどが立たず、苦しい状況にあるが、何よりの激励となっている。

これまでも、いじめに悩んでいる人や被災者を助ける活動を積極的に続けてきたが、このような展開は想定外。大谷は「僕らは、みなさんを助けたい立場なのに、みなさんに助けていただいている状況。心より感謝します」と話した。

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WWE王者がヘビー級王者フューリー戦を希望 英紙

WWEヘビー級王座を防衛に成功し、挑戦者のロリンズ(右)に握手を求める王者マッキンタイア(C)2020WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:PPVマネー・イン・ザ・バンク大会>◇10日(日本時間11日)◇米フロリダ州WWEパフォーマンスセンター&WWE本社

WWEヘビー級王者ドリュー・マッキンタイア(34)が、ボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(31)との英国人王者対決を希望したと10日、英紙サンが報じた。

4月のレッスルマニア36大会でブロック・レスナーを下して同王座を初戴冠し、この日は挑戦者セス・ロリンズとの防衛戦に臨んだ。白熱したシーソー戦を制し、最後は必殺のクレイモアを挑戦者に蹴り込み、防衛に成功した。マッキンタイアは「バトル・オブ・ブリテン」スタジアムと名付けた英国人王者対決を提案し、フューリーに向け「明らかに将来のプロジェクトになる。英国がフューリーとの試合が組まれる場所になる」と対戦を呼び掛けた。プロレスルールでの試合になる見通しだ。

今年2月、デオンテイ・ワイルダー(米国)を下してWBC世界ヘビー級王座を獲得したフューリーは既に昨年10月、プロレスデビューしている。WWEサウジアラビア大会に参戦し、現WWEユニバーサル王者ブラウン・ストローマンと対戦し、右拳を打ち込んでリングアウト勝ちを収めている。新型コロナウイルスの影響で、ボクシング興行はストップしているものの、WWEはフロリダ州のパフォーマンスセンターで無観客による興行を継続している。

マッキンタイアは「フューリーは賢い人間。WWEの世界的規模を知っている。彼はエンターテイナーであり、フューリーVSマッキンタイアがビッグマッチであることを理解している」と強調。英国人王者対決を通じ「重要なのはファン層を増やすこと。WWEの選手の対戦では見られないような試合で世間の目をひきつけたい」と意欲を示していた。

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蝶野デビュー35周年 長州「もう辞めてたの?」

蝶野プロレスデビュー35周年を記念して行われた新型コロナウイルス啓発トークショーでトークを繰り広げた蝶野正洋と長州力

蝶野正洋(56)のプロレスデビュー35周年を記念した新型コロナウイルス啓発トークショーが10日、都内で行われ、蝶野と新日本プロレス時代の先輩、長州力(68)が面白トークを繰り広げた。

蝶野は、感染予防や地域防災、AED救急救命フォーラムを行った後、第2部で長州と、第3部ではカジサックとトークショウーを行った。その間に取材に応じたが、35周年と聞いて長州が「もう辞めてたの?」と切り出すと「分からないように引退してます」(笑い)と回答。すると長州は「最後はきっちりやった方がいいよ」とアドバイスを送った。

新型コロナウイルス感染拡大で、緊急事態宣言が続く中、お互いの過ごし方を聞かれると、長州は「オレ、近所のコンビニに行くくらい。(新日本の)道場に夜遅い時間に行って体を動かすぐらい」と話した。また「孫も来れないけど、家に夏に遊べるようにプールを買ったんだ。夏にプールができればいいな」と、笑顔で話していた。また、コロナ禍が収束したら、どこへ行きたいかを問われ長州は「どこか暑い島に行きたいな。奄美大島かな」。蝶野は「海外旅行に行きたい。米国とかドイツとか。でも、いつ行けるようになるか分からない」と話した。トークショーの模様は、後日ユーチューブの「蝶野チャンネル」にて配信される。

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