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王者グローブスが2度目防衛、5月のWBSS決勝へ

<プロボクシング:WBAスーパー世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇英マンチェスター・マンチェスターアリーナ


 スーパー王者ジョージ・グローブス(29=英国)が2度目の防衛に成功した。3-0の判定で同級2位クリス・ユーバンクJr.(28=英国)を下し、賞金トーナメントのワールドボクシングスーパーリーグ(WBSS)準決勝を兼ねたタイトル戦を制した。

 これで24日にドイツ・ニュルンベルクで開催が予定される、もう1つのWBSS準決勝、WBC世界同級1位カラム・スミス(27=英国)-同級8位ユルゲン・ブリーマー(39=ドイツ)の勝者と5月に同決勝を兼ねた3度目の防衛戦に臨むことになった。

那須川公開スパ中止、古傷左足首「折れているかも」

元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司さん(右)とポーズをとる那須川天心(撮影・野上伸悟)


 キックボクシング界の神童、那須川天心(19)が17日、千葉・新松戸のTEPPENジムで予定されていた公開スパーリングを左足首負傷のため中止した。

 那須川は、父の弘幸氏(48)のジムオープン記念で、ボクシングの元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司さん(33)と公開スパーリングを行う予定だった。しかし、12日のKNOCK OUT大田区大会のスアキム戦後に古傷の左足首が腫れ、足をつけない状態となった。父弘幸氏は「月曜日に精密検査を受けるが、折れているかもしれない」と語り、3月24日のRISE後楽園大会は出場回避の可能性が高くなった。

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那須川天心が左足首負傷、元王者との公開スパー中止

那須川天心(2018年2月2日撮影)


 キックボクシング界の神童、那須川天心(19)が17日、千葉・新松戸のTEPPENジムで予定されていた公開スパーリングを左足首負傷で中止した。

 那須川は、父の弘幸氏(48)が新規オープンしたジムお披露目の記念として、ボクシングの元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司さん(33)と公開スパーリングを行う予定だった。しかし、12日のKNOCK OUT大田区総合体育館大会で強敵スアキム・シットソートテーウ(22=タイ)に5回判定勝ちした後に、古傷の左足首が腫れ、足をつけない状態となった。父・弘幸氏は「月曜日に精密検査を受けるが、折れているかもしれない」と語り、3月24日のRISE後楽園大会は出場回避の可能性が高くなった。那須川は、5月6日のRIZIN福岡大会や、6月17日のRISE幕張メッセ大会とビッグイベントを控えており無理はできない状態で、弘幸氏も「年末の前から痛めていたところ。無理はさせたくない。このあと1週間ぐらいで決めたい」と話した。

 那須川に代わって、三浦氏はジムの篠塚辰樹(19)と2回のスパーリングを行った。リングに熱い視線を注いでいた那須川は「プレッシャーのかけ方がすごい。上下の散らしのパンチも参考になった」と話していた。三浦氏は「実戦形式のスパーは引退してから初めて。那須川君には注目している。パンチの技術もパワーもすごい。ボクシングをやったとしても世界チャンピオンに絶対なれる。それぐらいのパンチがある」と話していた。

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井上尚弥と対戦濃厚マクドネル、亀田和毅に2戦2勝

井上尚弥(2017年12月31日撮影)


 3階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月にも東京でWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが濃厚となった。マクドネル陣営のプロモーター、エディー・ハーン氏は14日、米メディアに井上との防衛戦に臨む交渉を進めていることを明かした。同氏は「イノウエはスーパーフライ級ですごい選手。ジェイミーにとって厳しい試合になるが、最高の試合に臨みたいようだ」と意思を代弁。対戦交渉は最終段階に入っており、今週中には合意に達することを期待した。15年にWBO同級王者だった亀田和毅と米国で2戦2勝したマクドネルは6度の防衛に成功中。ボクシング人気の高い英国から初来日し、井上との対戦が実現すれば、注目のビッグマッチとなる。

 昨年12月に7度目防衛に成功した井上も、前哨戦なしで3階級制覇に挑む準備を着々と進める。今月からスパーリングも開始し、来週には合宿にも入る予定。今月9日の年間表彰式では「相手は誰でも。受けてくれる王者がいれば」と試合決定を待ち望んでいた。

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松本亮「ボクシングだけに集中」世界戦へチョコ封印

公開練習を行った松本(撮影・中島郁夫)


 今月28日に世界初挑戦を控えるWBA世界スーパーバンタム級11位のイケメンボクサー松本亮(24=大橋)がバレンタイデー封印で、世界ベルト奪取に集中した。東京・後楽園ホールで同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦する松本は14日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。バレンタインデーには数多くのチョコレートを受けとってきたジャニーズ系ボクサーとも言われる松本は「今回は減量中なのでチョコを受けとっても、母親にプレゼントです。自分にとってのチョコはチャンピオンベルトにしたい」と意欲を示した。

 世界戦まで残り2週間となり、現在は練習前でリミット(55・3キロ)まで残り4キロと減量も順調に進んでいる。「1週間で2キロずつ体重を落とすイメージです」と松本。あえて平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のテレビ中継などもチェックせず「今はボクシングだけに集中しています」とキッパリ。師匠の大橋秀行会長(52)は「(松本は)格好いいし遊び人だけど、ボクシングには非常にまじめ。自分も2月(7日)に世界王座を奪取したので、同じように2月に世界王座を獲得してくれると信じている」と期待していた。

土居フィジカルトレーナーと笑顔を見せる松本(撮影・中島郁夫)

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高校6冠の堤ら東京五輪ボクシング除外問題に困惑

日本ボクシング連盟の年間表彰式に出席した(左から)荒本一成、堤駿斗、中垣龍汰朗、今永虎雅(撮影・加藤裕一)


 日本ボクシング連盟は11日、大阪市内で17年度優秀選手の表彰を行い、2年連続最優秀選手賞に輝いた千葉・習志野高の堤駿斗(3年)らが出席。20年東京五輪でボクシングが実施競技から除外される可能性が浮上した問題について、多くの選手が困惑の表情を浮かべた。

 堤はバンタム級で高校6冠に加え、全日本選手権にも優勝するなど「東京五輪金メダル」を狙う。除外問題はツイッターで知ったといい「衝撃的過ぎて、どう言えばいいか…。(東京五輪は)高校に入った時からの目標ですから」と戸惑いを隠せなかった。

 今春から東洋大に進学する。WBA世界ミドル級王者でロンドン五輪金メダリストの村田諒太の母校という事が決め手の1つだった。この日は表彰選手を代表し「東京五輪で金メダルを取れるように頑張ります」と宣言。競技実施を信じて腕を磨いていく。

 また史上初の高校8冠を成し遂げ、技能賞に選ばれたウエルター級荒本一成(奈良・王寺工3年)とライト級今永虎雅(同3年)や、アジアユース選手権優勝などで敢闘賞となったフライ級中垣龍汰朗(宮崎・日章学園高3年)も「話が大きすぎて、あぜんとした」(中垣)など、堤と同じ反応を見せた。荒本は日大、今永は東洋大、中垣は東農大に進学。東京五輪代表の座を狙っていく。

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具志堅会長きびしー 比嘉大吾に恋愛、美食の禁止

WBC世界フライ級王者比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(18年2月2日撮影)


 日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、具志堅用高会長から「恋愛禁止」のルールを課されていることを明かした。

 11日のフジテレビ系「ワイドナショー」に、4日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで1回KO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した比嘉が出演した。ボクシングファンとして知られる松本人志(54)も「比嘉さんはすごい。決してビッグマウスではないのに、特別なチャンピオンになるんだというのがわかって好感が持てる」と絶賛。また、1回2分32秒で勝利したことについて「フジテレビももっと考えなあかんよ。1ラウンドで終わる可能性があるんだから、比嘉君にあと2人くらい用意しとかないと。一挙に防衛戦3回くらいできたよ。できましたよね?」と比嘉に振ると、比嘉も「あの日…できましたね」と答え笑いを誘った。

 つらい減量や食事制限がある中でのモチベーションの上げ方について「勝ったらファイトマネーももらえるし、テレビにも出れるし、有名になれるし…」と言う比嘉に対し、松本が「モテたいんだ。今、彼女はどうなってる?」と聞くと、比嘉は「彼女はいない。会長がすごく女の子に厳しいんですよ」と吐露。さらに「恋愛禁止なんです。3つのことが禁止されていて、『ネオン街に行かない』『女性と手を繋がない』『おいしいものを食べるな』」と具志堅会長の厳しいルールを明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

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王者清水聡、3・26防衛戦「勝つことは当たり前」

2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水(左から3番目)と再起戦に臨む元3階級制覇王者八重樫(同2番目)左端は松本トレーナー、右端は大橋会長


 プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者のロンドン五輪バンタム級銅メダリスト清水聡(31=大橋)が3月26日、東京・後楽園ホールで、同級14位の件景敏(25=韓国)と2度目の防衛戦に臨むことが10日、発表された。

 同日に横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ清水は「今回は勝つことは当たり前で、ここから世界ランキングを上げて今年中には世界挑戦できたらと思います」と口にした。

 今月4日には20年東京五輪のボクシング除外の可能性が明らかになり、メダリストの清水は「もしそうなったらかなしい。後輩も人生を賭けて頑張っていますから」と厳しい表情。2年後の東京五輪を世界王者として観戦することを楽しみにしていると言い「チャンピオンベルトを持ってボクシングを見に行きたいので外さないでほしい」と訴えていた。

3月26日に後楽園ホールで再起戦に臨む元3階級制覇王者の八重樫(左)と2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水

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村田諒太が初MVP 恩師が今も見守ってくれている

最優秀選手賞を受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。昨年10月、同級王座戦で再戦となったアッサン・エンダム(フランス)をTKOで下し、オリンピック(五輪)金メダリストとして日本人初の世界王者に。壇上では「今日は高校の恩師の武元先生の命日です。いまも見守ってくれていると思う」と感慨に浸った。

 南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた武元前川氏は10年に逝去したが、いまも「人生の師」と仰ぐ。「人と人とのつながりが僕を作ってくれた。それもボクシングをやっていたから」「僕が受けた素晴らしい経験を青年、少年にも受けてほしい」と誓った。伝道師的な役割への使命感。20年東京五輪からボクシングが除外される危機が浮上しているからこそ、言葉を強めたのかもしれない。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。「『頑張れ』と肩をたたかれるかな」と恩師に思いをはせ、勝利を誓った。

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村田諒太が恩師命日に初MVP「ミドル級の役割を」

MVPを受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。

 昨年10月、同級王座戦で同年5月以来の再戦となったアッサン・エンダム(フランス)を7回終了時TKOで下し、五輪金メダリストとして日本人初の世界王者に輝いた。日本人として竹原慎二以来2人目となるミドル級世界王座ともなり、表彰選手を決定するボクシング担当記者の投票で36票中21票を集めた。

 壇上では「恐縮です。こんなに強いチャンピオンがいる中で頂くのは。いろいろな方のおかげです」「個人的な話ですが、今日は高校の恩師の武元先生の命日です。こういう日に賞を頂いた。いまも見守ってくれていると思う」。南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた恩師の名前を挙げて感慨に浸った。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。壇上に上がった新旧の世界王者たちは軽量級が中心だったが、「ミドル級の役割があると思う。そのあたりをしっかりやっていきたい」と誓った。

 技能賞はWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)が2年連続2回目、殊勲賞はWBA、IBF統一世界ライトフライ級王者田口良一(ワタナベ)が初、WBO世界フライ級王者木村翔(青木)が初の受賞となった。

ボクシング年間表彰式で写真に納まる、左から殊勲賞の田口、MVPの村田、技能賞の井上、殊勲賞の木村(撮影・丹羽敏通)

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王者吉野修一郎1回TKOで初防衛「ここは通過点」

初回TKOで初防衛した吉野

<ボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの日本ライト級王者吉野修一郎(26=三迫)が初回TKOで初防衛に成功した。

 8日に東京・後楽園ホールで、同級1位斉藤正樹(チーム10カウント)を右でダウンさせ、さらに連打でレフェリーストップ勝ちした。豪快にデビュー7連勝も「ここは通過点もキャリアを積んでいきたい。月間賞とチャンピオンカーニバルのMVPがほしい」と目を細めた。

 WBOアジアパシフィック・バンタム級は王者勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)が3-0判定で初防衛した。

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吉野修一郎「まさか入るとは」初回TKOで初防衛

初回TKOで初防衛した吉野

<ボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 同級王者吉野修一郎(26=三迫)が初回TKOで初防衛に成功した。初のタイトル戦の同級1位斉藤正樹(32=TEAM10COUNT)を迎え撃ち、30秒過ぎに放った右ストレートがさく裂でダウンを奪った。さらに攻勢をかけてふらつかせ、コーナーで連打を浴びせるとレフェリーストップ。相手陣営からも同時にタオルが入り、2分36秒TKOでデビュー7連勝を飾った。

 斉藤は初のタイトル挑戦も32戦目のベテランだったが、あっという間に料理した。「初回は足を使って外していく」作戦だったが、「右がきれいに入っちゃったんで。まさか入るとは」と本人もびっくりだった。

 吉野は作新学院時代に高校4冠で、東農大をへて15年にプロ入りし、昨年10月に6戦目で王座を獲得した。「ここは通過点の第1関門だが、まだ大きいことは言えない。キャリアを積んで、修正し、レベルを上げていきたい」。三迫会長も「舞い上がらず落ち着いていた。今年は防衛戦でキャリアを積ませていく。海外に練習もいかせたい」と焦らず育てるつもりだ。

 試合前は「2月の月間賞とチャンピオンカーニバルのMVPをとりたい」と話していた。有力候補になり「ここでカーニバルを終わりにしてほしい」と笑みが広がった。

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勅使河原弘晶が判定初防衛「勝って反省できた」

勅使河原(左)は初防衛も苦戦に輪島功一会長からはお叱り(撮影・河合香)

<ボクシング:WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 同級王者勅使河原弘晶(27=輪島功一)が初防衛に成功した。同級7位ジェイソン・カノイ(27=フィリピン)との対戦。初回から攻勢を仕掛けるも再三パンチをもらい、互角の展開になった。6回に左ボディーからチャンスをつかむもダウンを奪えず。その後も反撃も浴びて判定となったが、2~4ポイント差の3-0でベルトを守った。

 勅使河原は初回に右ストレートを3発もらい、「1分ぐらい意識もうろうとなった。ボディーも効かされていた。悔しくて悔しくて。自分にカツを入れながら戦っていた」という。カノイは世界王者井上のスパーリング・パートナーを務め、過去36戦で1度もKO負けがない。「ボディワークもいい」と、このタフな相手に苦しめられた。

 前日計量の際に、カノイから食べていたゆで卵を1個もらった。「いいやつだなと。優しさが出てしまった。ゆで卵でやられました」と笑った。昨年10月に29年目でジムにとって初の王者になった。「身に染みたが、勝って反省できたのでよかった」と胸をなで下ろした。輪島会長も「欲がない。相手が怖くてもいかないと。勇気がなかった」と厳しかった。

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亀田興毅氏、復帰理由は「3人の子供に戦う姿を」

商品を宣伝する亀田興毅氏(左)と弟大毅氏


 ボクシング元世界3階級王者亀田興毅氏(31)が、現役復帰についてのプランを明かした。

 7日に都内で筋肉サプリメント「HMB極ボディサプリ」の発売発表会見に出席し、弟大毅氏(29)とイメージキャラクターに就任した。

 1月1日にインターネットテレビ局の番組で意向を示した現役復帰についても発言。復帰理由について「ボクシングを盛り上げたい。わがままだが、最後は日本で1試合やりたい。3人の子供にも戦う姿を見せておきたい」との理由を挙げた。協栄ジムのトレーナーとして活動していたが、1月1日の興行ではイベントプロデューサーを務めた。「その目線からも興毅を使うのが面白い」との考えになったという。

 対戦相手については「やりたい2人がいる。多少前に進んでいるが、まとまらなければやらない。行ってもできなかったらそれで終わり。想像にお任せする」と名前は明かさなかった。15年10月にシカゴで河野公平に挑戦したが4階級制覇失敗で引退した。2年3カ月の空白をへて、復帰宣言した1月から練習を始めた。「5月を目標にスーパーフライ級ぐらいまで体を作っていきたい」と話した。弟大毅氏は「危険で家族としては反対。やるなら真剣に」と話していた。

筋トレ成果でポーズの亀田興毅氏(左)と弟大毅氏

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ボクシングの東洋太平洋連盟本部、3月から再び日本


 ボクシングで日本が3月から再び東洋太平洋連盟の本部になる。

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内本部事務局長が6日に明かした。現在はフィリピンだが会長がずさんな運営責任などで辞任。上部団体WBCの通達で、14年以来7回目の本部国を受け入れた。これを受け、元日本ランカーでベトナムのサムライ・ジム尾島会長が同国の準加盟申請をした。

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日本が東洋太平洋ボクシング連盟本部に、再建へ意欲


 日本が3月から再び東洋太平洋ボクシング連盟の本部になる。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内本部事務局長が6日に明かした。これまではフィリピンだったが、ミトラ前会長がずさんな運営責任などで辞任した。次期本部は韓国の予定だったが、同国内はコミッションが複数存在するなど混乱が続いている。そこで上部団体WBCの通達により、日本が14年以来7回目となる本部国を受け入れた。

 安河内事務局長は「日本は創設メンバーの責任がある。権威あるものに再建していきたい」と話した。主要国以外はプロモーター優先の運営で、ランキングも「メチャクチャ。王者が不当な扱いを受けている」。王者になれば4団体で世界ランキング入りできるよう働き掛けていくという。

 日本の本部受け入れを受けて、元日本ランカーでベトナムのサムライ・ジム尾島会長がこの日JBCを訪れて、同国の準加盟申請書を提出した。まだプロは確立されていないが、ジムのあるホーチミン市だけでアマ中心も約1000人のボクサーがいる。WBAアジアで同国初の王者が誕生し、帰国時には空港がパニックなったという。尾島氏は「プロをあこがれる選手は多く、チャンスを与えたい。加盟すれば大きな一歩」と話す。認可が下りれば、現地で東洋王座戦開催の窓口からスタートし、同国の組織づくりにも意欲を示した。

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村田諒太200段の階段トレで下半身強化 沖縄合宿

坂道ダッシュに取り組むWBA世界ミドル級王者村田


 WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が下半身強化に階段トレを導入した。

 4月15日、同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=イタリア)との初防衛戦(横浜アリーナ)に備えた沖縄合宿を5日、公開。「ボクシング最中のしんどさを再現したかった」と200段ある階段ダッシュを10本消化。2・2キロの坂道ダッシュのタイムも1月の合宿時よりも15秒更新するなどレベル向上に手応えをつかんでいた。

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比嘉大吾ロス合宿へ、具志堅会長「年内に米で試合」

勝利を祝うカクテルを一緒に飲む王者比嘉(左)と具志堅会長


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国進出に動きだす。故郷沖縄で日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した試合から一夜明けた5日、那覇市で会見。今月24日(日本時間25日)にフライ、スーパーフライ両級の世界王者が集まる米国での興行「Superfly2」の視察と自身初の米ロサンゼルス合宿に臨むことが決まった。

 同興行はWBAフライ級王座決定戦(ダラキアン-ビロリア)とIBF同級タイトル戦(ニエテス-レベコ)が組まれる。比嘉は「自分の階級、上の階級の王者をみたかった。2人の王者がいるので、いずれお互いのベルトを懸けて戦えたら」と乗り気。具志堅用高会長(62)も「年内に米国で試合をやらせたい」とサポートを約束していた。

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比嘉大吾15連続KO大記録支えるトレーナー鬼指導

野木トレーナー(左)と二人三脚でフィジカルトレに臨む比嘉

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。同郷の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ日本記録に並び、新記録に王手をかけた。

 15連続KO勝利を挙げた比嘉のボクシング練習は週4回と多くない。代わりに筋力とフィジカルを強化する練習が他王者に比べても多い。都内のフィットネスジムに週2回通い、フライ級(50・8キロ)ながら減量中でも110キロのバーベルを上げる。55キロのバーベルを持ちながら、丸い板の裏に1つ木の足がつくバランスボードに乗って体を支える筋肉に刺激を与える。左右に振って腕力も鍛え、パンチ力に必要な体幹、広背筋、僧帽筋を強化する。

 さらに週2回、横浜市内の公園などで数種類の階段ダッシュを敢行し、下半身もいじめる。最長で253段ある階段を、多い時で30本走る。先月の徳之島合宿では約2週間、大学駅伝部の監督が舌を巻くほどのクロカン走を消化。比嘉は「自分だけでやったら戦績は1勝5敗ぐらい。野木さんがいないとダメです」。

 その野木丈司トレーナー(57)は比嘉のボクシングとフィジカルの練習を同時に受け持つ。過去に元WBC世界フライ級王者内藤大助を指導した。元プロボクサーながら千葉・佐倉高時代は陸上部に在籍。女子マラソン高橋尚子らを育てた小出義雄監督の薫陶を受けた同トレーナーのメニューで、オーバーワーク寸前まで追い込まれる。比嘉の生まれながらの頑丈な肉体、野木トレーナーの頭脳がマッチし、パーフェクトレコードは続いている。【藤中栄二】

比嘉(左)は試合前に野木トレーナーと抱き合う(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉大吾152秒KOに具志堅会長「参りましたよ」

15連続KO勝利を果たした比嘉(左)は具志堅用高会長と抱き合って喜ぶ。比嘉のパンツには沖縄の地図が描かれている(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。同郷の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ日本記録に並び、新記録に王手をかけた。

 沖縄の血が、故郷で騒いだ。ゴング直後から凱旋(がいせん)試合の重圧を払いのけるように攻めた。強烈な右ストレートをヒットさせた比嘉は残り1分から左フック、左アッパー、最後は「きれいに入った」という右ボディーストレートをねじ込んだ。前のめりで倒れたフエンテスの口からマウスピースが落ちた。

 セコンドの具志堅会長が「もう終わったの? 参りましたよ、大吾くん」と驚いた、わずか152秒のKO劇。37年前、沖縄での14度目の防衛戦に敗れた師匠のリベンジを果たした比嘉は「倒すと言って臨んでいたので格好いいな、と思いました」と自画自賛した。観客からわき起こった指笛を耳にし「うれしくて涙が出そう」と感慨に浸った。

 具志堅会長らの昭和時代とは違う雰囲気が漂う現在の沖縄。「今の沖縄は何不自由なく、何もかもそろっているので、昔のハングリーさを失っているかも。自分の試合で何か見て感じるものがあれば」。試合3日前、脱水症状寸前で「足がしびれる」と訴えた。野木トレーナーの指示で、紙コップ2杯の水を30分かけて飲んだ。食事はパイン2切れのみ。前夜は一睡もできなかった。過酷な状況を乗り越えた圧勝劇で、ハングリーさも示した。

 これで同じ沖縄の浜田氏らと並ぶ15連続KO勝ちの日本記録をマークした。過去、世界戦を含めて達成した選手はいない。デビューからの全KO勝ちでの達成も比嘉が初めてだ。

 「浜田さんの記録に並べて光栄です。KOがなければ自分はただの世界王者。特別な王者になるために、KOを狙います」

 会場に集結した沖縄出身の世界王者5人に見守られた中、KO新記録に王手をかけた。無傷のため、V3戦は今春にも組まれそうだ。ボクシング王国・沖縄の系譜を継ぐKOキングが、グレートなサクセスストーリーを刻み続ける。【藤中栄二】

比嘉はフエンテスを1回で破り15連続KOの日本記録に並び雄たけびを上げる(撮影・足立雅史)
比嘉のプロ全戦績
試合後の会見前、比嘉(左)は具志堅会長に肩をもまれ気持ちの良さそうな顔をする(撮影・足立雅史)

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村田諒太、浜田剛史ら比嘉KO「歴史的にも大きい」

比嘉(中央)は具志堅会長(右)と15連続KO勝利の喜びを語る。左は村田(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功した。

 村田諒太WBAミドル級王者 プレッシャーや地元で負ける流れを断ち切ってくれたのは歴史的にも大きい。最初はジャブに右を合わされ焦ったと思うが、不安を上回るだけの勢い、実力を持っている。

 帝拳ジムの浜田剛史代表 上と見せて下を狙う対応力の幅広さ。中盤以降に倒すと思っていたが…。沖縄から出たことはうれしい。記録重視でなく、強い相手と闘った内容を重視した記録なのでボクシング界にとって大きい。

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比嘉大吾V2戦“父”に捧げる15連続KOへの誓い

WBCフライ級検診表


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が亡き「恩師」にささぐ日本記録の15連続KO勝利を狙う。明日4日に沖縄県立武道館で2度目の防衛戦を控えた2日、那覇市内のホテルで、2階級制覇王者となる挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と対面。予備検診と調印式に臨んだ。

 世界戦前、昨年11月に他界した沖縄ボクシング界の“父”となる金城真吉さん(享年73)の追悼10カウントが行われる。比嘉の師匠・具志堅用高会長(62)を興南高時代に指導し、40人のアマチュア全国王者を育成した名伯楽。比嘉自らも九州大会出場時に沖縄代表の総監督を務めてもらった。「相手が強いんじゃない。オマエが弱いんだ」とのゲキを受けた記憶がある。また昨年6月、沖縄で世界王座奪取の報告をした際には「これからが勝負だから頑張れ」と激励された。

 「(金城さんに)良い勝ち方を見せたい」という比嘉は「絶対にやらないといけない」と15連続KO勝利だけに集中する。37年ぶりの沖縄開催の世界戦。具志堅会長を含めた日本勢3人が全敗の不名誉記録も止めボクシング王国・沖縄を象徴する存在になるつもりだ。【藤中栄二】

予備検診を受けるWBC世界フライ級王者比嘉(中央)。左端は挑戦者フエンテス(撮影・藤中栄二)

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比嘉大吾「特別な王者に」15連続KOでV2宣言

にらみ合うWBC世界フライ級王者比嘉(左)と挑戦者フエンテス


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、日本記録に並ぶ15連続KO勝利への自信と手応えを口にした。4日に沖縄県立武道館で開催される2度目の防衛戦を控え、2日には那覇市内で2階級制覇王者となる同級9位の挑戦者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と調印式に出席。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝ちに王手をかけている比嘉は「KOで勝ちたい。絶対に(15連続KOを)やらないといけない。それがあるから注目されている。KOで勝てば王者として注目されるし。特別な王者として見られる。狙っていきたい」とキッパリと宣言した。

 師匠の具志堅用高会長(62)は81年3月8日、自らがWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ14度目の防衛戦以来となる沖縄県での世界戦に感慨深げ。「私の世界戦以来、37年ぶりで、比嘉大吾がボクシングブームを沖縄に持ってきてくれると信じている」と大きな期待を寄せていた。

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東京五輪世代の松本圭佑、名門東農大が金メダル狙う

ボクシングの名門・東農大進学が決まった高校王者の松本


 20年東京五輪ボクシング世代の松本圭佑(18=神奈川・みなと総合3年)が今春、名門の東農大に進学することが1日、分かった。

 すでに同大の国際食料情報学部国際バイオビジネス学科の推薦合格通知を受けた。小学3年から元東洋太平洋フェザー級王者の父好二氏(48=大橋ジムトレーナー)の指導を受けてきたが、今年4月から親元を離れる。

 五輪に日本代表7人を送り、プロでも世界3階級制覇王者井岡一翔、元WBC世界フライ級王者五十嵐俊幸ら世界王者のOBが多い強豪の門をたたく。

 ◆松本圭佑(まつもと・けいすけ)1999年(平11)7月17日、横浜市生まれ。小学3年の時から本格的にボクシングを始め、10年のU-15ボクシング全国大会で初優勝。その後5連覇。みなと総合高1年で全国高校選抜ライトフライ級で優勝。家族は父好二さん、母久代さん、妹の姫乃さん。174センチ、59キロ。右ボクサーファイター。血液型B。

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動向注目のUFC王者・マクレガーが日刊大賞初受賞

17年キック&総合格闘技部門で大賞に選ばれたマクレガー(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)


 読者が選ぶ「第22回日刊バトル大賞」の17年キック&総合格闘技部門は、UFCライト級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)が初受賞した。マクレガー本人に代わり、UFCは「大変、光栄に思っております。日本でも広く認知され、また多くのファンに支持されている証拠だと思います」とコメントした。

 16年にUFCの2階級王座(フェザー級、ライト級)を史上初めて同時に保持したマクレガーは17年、総合の試合をしていない。代わりに無敗を誇るボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(40)とのメガファイト(ボクシングルール)で強烈なインパクトを残した。17年8月26日、米ラスベガスでメイウェザーを相手にデビュー戦ながらも序盤は互角に戦った。10回TKO負けとなったが、異色の対決は世界から注目を集めた。ファイトマネーは3000万ドル(約33億円)、PPV総売り上げも6億ドル超(660億円以上)にのぼった。

 マクレガー自身は4月以降のUFC復帰を計画中。一方でUFCデイナ・ホワイト社長から3月までに試合出場しない場合、王座剥奪の方針を示されており、今後も目が離せない。

日刊バトル大賞17年キック&総合格闘技部門

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具志堅用高会長、比嘉大吾の相手視察「気抜けない」

フエンテスと握手する具志堅会長(撮影・野上伸悟)


 ボクシングで3階級制覇を狙うWBC世界フライ級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が、29日に都内で練習を公開した。

 2月4日に沖縄で同級王者比嘉(白井・具志堅)に挑戦する。田中(畑中)に負けた16年大みそか以来の来日。前回は調整に苦しんだが「条件は違う。今の階級が自然。44戦して経験も熟した」と雪辱へ気合十分。練習はシャドー、ミット、パンチングボールを2分ずつだけ。視察した具志堅用高会長はパフォーマンスや挑発は封印。「締まった体で強そうな顔。気は抜けない。要注意」と警戒していた。

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小関桃、2階級制覇で「やりきった。次へ進みたい」

16年11月、17度目のタイトル防衛に成功したWBC世界女子アトム級王者小関


 ボクシングで日本最多17度防衛の女子世界2階級王者小関桃(35)が現役引退した。所属の青木ジムが29日、JBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届提出とWBCアトム級とミニフライ級の両王座を返上したと発表。今後は理学療法士を目指す。

 昨年は12月の1試合だけも、熱望していたWBCミニフライ級王者黒木(Yuko)に挑戦し、2階級制覇を達成した。引退試合として臨み「やりきった。次に進みたい」とグローブを置いた。老人ホーム調理師の仕事も退職し、24日に専門学校社会医学技術学院に合格。2年前から考えていた選手経験も生かせる理学療法士の勉強に励む。

 小関は中1で競技を始め、08年にJBCが女子公認後国内初の世界戦でアトム級王座に就いた。15年には日本初の2団体統一王者になり、16年に連続防衛を17まで伸ばし、王者に9年半在位した。公認後のプロ戦績は21勝(9KO)1分け。

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村田諒太ぶっち切りMVP、「一歩ずつ前へ」の決意

色紙に「一歩ずつ前へ」としたためた村田(撮影・阿部健吾)

<日刊バトル大賞:ボクシング部門>


 読者が選ぶ第22回日刊バトル大賞はこのほど投票を締め切り、ボクシング部門の最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が選ばれた。22~28日までニッカンスポーツコムで実施した投票で、50%の半数の支持を得た。年間最高試合でも、7回終了TKOで王座戴冠をした昨年10月のアッサン・エンダム(フランス)戦が受賞。4月に初防衛戦が待つ18年も「一歩ずつ」の精神で偉業に挑む。

 受賞の報を聞いた村田は「うれしいですね」と相好を崩すと、渡された色紙に文字を書き込んでいった。

 「一歩ずつ前へ」

 これまでもそう。これからもそう。焦らず、気負わず、己ができることに集中し、踏み出す。大輪を咲かせた17年も、世界でさらなる花を開かせにいく18年も、心持ちは変わらない。

 「高校総体に勝って全日本選手権が見えた。同じように全日本から世界選手権、世界選手権から五輪、五輪からプロ、そしてプロから世界王者が見えてきた。これからも同じです」

 年間最高試合に選ばれた昨年10月、嵐の中での世界戦もそうだった。5月にエンダムとの王座決定戦に不可解判定で敗れたが、世界の一流と渡り合えた自信が、再戦での圧勝につながった。半信半疑だった実力に確信を持ち、新たな景色は開けた。五輪金メダリストとして日本人初の世界王者の金字塔を打ち立てた。

 世界王者となった今も、また違う視界が開ける。4月15日には横浜アリーナで同級10位ブランダムラ(イタリア)と初防衛戦が控えるが、新たな目標は「東京ドームで試合がしたい」。国内ボクシング界の盛り上げのためにその拳をかける。「一歩ずつ」。その1歩は誰も踏み入れたことがない未開の地に、これからも踏み出す。【阿部健吾】

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17連続防衛の小関桃引退 今後は理学療法士の道へ

小関桃(2016年11月11日撮影)


 ボクシングで日本最多17度防衛の女子世界2階級王者小関桃(35)が現役を引退した。所属の青木ジムが29日、JBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届提出とWBCアトム級とミニフライ級の両王座を返上したと発表した。

 昨年は12月17日の1試合だけだったが、2年前から熱望していたWBCミニフライ級王者黒木優子(Yuko)に判定勝ちで2階級制覇を達成した。試合前から引退試合と決意し、「やりきった。次の人生に進みたい」とグローブを置くことにした。20日に専門学校の社会医学技術学院理学療法学科を受験し、24日に合格。今後は経験も生かして、リハビリなどのサポートをする理学療法士を目指していく。

 小関は中1でボクシングを始め、日女体大時代にアマで女子が認定されると全日本を3度制した。07年にプロへ転向し、08年にJBCが女子を公認するとWBCアトム級で国内初の世界戦に出場し、2回KOで王座に就いた。15年にはWBA同級王者宮尾(大橋)に判定勝ちし、日本初の女子統一王者になり、16年には連続防衛を17まで伸ばした。

 まだ競技人口が少なく、世界2位の防衛記録にマッチメークに苦労した日々だった。その中で王者としては9年5カ月18日在位した。有吉会長は「我慢強く同じ練習を続け、風邪で休んだ覚えもない。相手がいなくてモチベーション維持が難しい中、ここまで続けられたのは大したもの」とあらためで敬意を示した。公認後のプロ戦績は21勝(9KO)1分。

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比嘉に挑戦のフエンテス、3階級制覇へ手の内見せず

公開練習を行ったWBC世界フライ級タイトルマッチで王者比嘉に挑戦するフエンテス(撮影・野上伸悟)


 ボクシングでWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)に挑戦する、元2階級制覇王者の同級10位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が、29日に都内のジムで練習を公開した。シャドー、ミット、パンチングボールを2分ずつこなしただけ。比嘉陣営も視察していただけに、早々にホテルへと引き揚げ、手の内は一切見せなかった。試合は2月4日に沖縄県武道館で行われる。

 16年の大みそかにWBO世界ライトフライ級王座を田中恒成(畑中)と争い、5回TKO負けして以来の来日となる。前回は7キロオーバーで来日した上、試合会場では寒さにコンディションを狂わせた。東京は厳しい寒さながら、2月1日に入る温暖な沖縄開催でもあり、「前回と条件は違う。大きな責任を負い、44戦してきて経験も熟した」と3階級制覇へ気合十分だ。

 比嘉陣営は具志堅会長と野木トレーナーが敵情視察した。会長は前回フランス人相手にフランスパンを手土産に持参した。今回は手ぶらで、2人のトレーナーに「どちらがチーフ?」「今の体重は?」と2つ質問。「あと2キロ」の答えに「3キロはある」との読みだった。

 30分あまりの視察だったが、会長は「思ったより大きい。バランスのとれた締まった体を作ってきている。強そうな顔をしている。打ち合いになる。前半4回までの動きで流れは分かる」と分析した。日本タイ15連続となる比嘉のKO決着の呼び声が高いV2戦。会長は「気は抜けない。要注意」と楽観ムードに警戒警報を発令した。

公開練習を行ったWBC世界フライ級タイトルマッチで王者比嘉に挑戦するフエンテス(撮影・野上伸悟)

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