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内山高志杯は6試合中3試合がKO決着、賞金50万

元世界王者内山高志氏(左)から1回KOで賞金50万円を獲得したデスティノ・ジャパン

<ボクシング:内山高志Presennts KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント準決勝>◇19日◇東京・後楽園ホール

KO期待の5回戦トーナメントで、3階級6試合の準決勝中3試合がKO決着となった。60キロ級での開幕戦はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)が右ストレートで1回TKO勝ち。最後の65キロ級ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)は2度ダウンを奪って1回TKO勝ち。アンバサダーの元世界王者内山氏から、1回KOの賞金50万円を受け取ると大喜びだった。

56キロ級山内祐樹(24=真正)は3回TKO勝ちで、デビュー4連勝(3KO)とした。2回に左ストレートでダウンを奪うも決めきれず。3回に連打でレフェリーストップ勝ち。アマ4冠実績から初の日本人相手で、中3以来の後楽園ホールだった。「満足できたのは結果だけ。無意識に緊張して体が硬かった。2回で決めていれば」と、賞金15万円獲得にも悔しがった。

同級佐々木蓮(24=ワタナベ)は2-1判定で、辛くも10連勝となった。1回にカウンターを浴びてダウンし、冷や汗をかいた。内山氏が経営するKODラボでトレーナーを務めている。リングサイドにいたオーナーに「すいません」と頭を下げると「賞金渡したかったのに。罰金だ」と返されて苦笑した。

来年1月12日の決勝は、56キロ級が山内祐樹(24=真正)-佐々木蓮(24=ワタナベ)の無敗対決となった。60キロ級はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)-高畑里望(40=ドリーム)、65キロ級がトゴルドル・バットツォグト(20=モンゴル)-ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)となった。

3回TKO勝ちで賞金20万円を獲得した山内祐樹(右)

井上尚弥「ピリピリ感出てきた」勝負靴届き戦闘態勢

ミットを打つ井上尚弥(撮影・鈴木正人)

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が「勝負シューズ」を手に入れ、早くも戦闘モードに入った。

11月7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を控え、18日に横浜市の所属ジムで練習を公開。16日に届いたばかりのグレーの新シューズの感触を確かめた。

   ◇   ◇   ◇

履き心地を確かめながら靴ひもを結んだ。16日に手元に到着したメッシュのボクシングシューズは、今回の決勝に備えて頭に浮かんだ色というグレーがベース。勝負アイテムを着用すると、自然と井上尚の気持ちも躍動した。

約15キロの重りをかけたタオルを口で持ち上げて首周囲を鍛え、大型のドラムミットを強く打ち込むフルパンチを報道陣に披露。「練習公開の時には、あまり見せていない練習ですね。普段からこういう打ち方していたらパンチ力もつく。調子がいいぞっていうところを見せました」と余裕十分のムードを漂わせた。

ドネアと動きが似たWBO世界スーパーバンタム級2位アルバラート・パガラ(25=フィリピン)とのスパーリングは22日に打ち上げる予定。今後は試合直前まで報道陣シャットアウトで練習を公開しないという異例の方針を示した大橋秀行会長(54)は「ドネア戦に集中させたいと思います。スパーリングも波がなくてずっと調子がいい。パンチの精度も上がっているし、ピリピリ感も出てきた」と満足そうに調整ぶりを見つめた。

高校時代からファイトスタイルを参考にしてきたドネアとの対決となる。「もう頭の中にドネアが入っているので戦いやすい」と言い切る井上尚は「前回よりも成長したかは、すべて11月7日に試されている。いい内容で勝てば、前よりも成長したと感じられる。まず結果を出したい」。決勝まで、残り約3週間。確実に大一番の準備を整えながら、総仕上げに入る。【藤中栄二】

井上尚弥のシューズ(撮影・鈴木正人)
ドラムミットを打つ井上尚弥(撮影・鈴木正人)
15キロの重りで首を鍛える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上拓真が左対策仕上がり自信「現時点で五分以上」

シャドウボクシングする井上拓真(撮影・鈴木正人)

ボクシングWBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(23=大橋)が王座統一戦へさらに自信を深めた。

18日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。11月7日の正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)との統一戦に向け、左対策が仕上がってきたことを明かした。約1年間重点的に左対策に取り組んできたが、8月にウバーリ戦が決まったことでさらに本腰が入り、「距離感、ディフェンス、入り方、トータルで感覚がつかめてきている」。新たに現役時サウスポーだった元東洋太平洋フェザー級王者松本好二トレーナーがミットも受けるようになり、実戦のイメージも膨らんできた。「(8月の)記者会見の時は分が悪いと思っていたけど、自信がついた。今やったらどうなるか分からない。今の時点では五分以上」と強敵との対戦を心待ちにした。練習を見守った大橋会長も「左に対して、ぐーっと伸びている」と成長を認めた。

通常よりも半月早く始めた減量も順調。週2、3回焼き肉を食べ、昼はエネルギーになる米も欠かさない。「米は最後まで食べていきます」とパワーを維持したまま、体を仕上げていく。

ミット打ちする井上拓真(撮影・鈴木正人)

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10連勝狙う佐々木蓮「KOD冠大会負けられない」

計量をクリアした若松竜太(左)と山内祐季

ボクシングKNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメントの前日計量が、18日に都内で行われた。3階級6試合の準決勝に出場する12人全員が計量をクリアした。

56キロ級山内祐季(24=真正)はデビュー3連勝中(2KO)で、4戦目で初の日本人相手となる。「ずっとフィリピン人相手。日本人は新鮮で怖さもあるが、経験も積めるので」と出場を決めた。

3歳で空手、小1でボクシングを始め、相生学院時代に高校3冠を獲得した。芦屋大では主将で国体を制し、世界選手権2位。東京オリンピック(五輪)を目指していたが、昨春卒業と同時にプロ入りした。

手ほどきから指導を受けてきたのは、元日本スーパーフェザー級2位だった父雄三トレーナー(55)。「父と2人を受け入れてくれ、世界を目指すためにも」と真正ジムに入門した。「倒すことにこだわらないが、ビシッと決めたい。優勝して結果を出し、上に上がっていきたい。3年で世界挑戦できるレベルに」と抱負を話した。

同級もう1試合では佐々木蓮(24=ワタナベ)が10連勝(6KO)を狙う。「一番の仕上がり。流れの中で倒せればいい」と話した。中学まではサッカーも長続きせず。盛岡から上京して、格闘技好きからキックボクシングを体験も肌が合わず。テレビで見たワタナベジムに入門した。

フェザー級で17年全日本新人王に輝き、昨年にはB級優勝とトーナメントには強い。元世界王者内山氏が経営する四谷のKODラボで、トレーナーとして働いている。オーナーが大会の冠に負けるわけにはいかない。優勝賞金50万円に加え、KOラウンドにより上乗せがある。連続1回KOなら合計150万円も「お金より勝ちたい」と必勝を期した。

10連勝を狙う佐々木蓮

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村田諒太スパーリング相手が死去「努力家だった」

WBA世界ミドル級王者村田諒太のスパーリングパートナーを務めたパトリック・デイ

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)のスパーリング相手を務めてきたスーパーウエルター級の米国人ボクサー、パトリック・デイが死去した。27歳だった。

16日(日本時間17日)、米メディアが報じた。12日に米イリノイ州シカゴでチャールズ・コンウェル(米国)戦に臨んでKO負け後、病院に搬送。外傷性脳損傷と診断され、重体となっていた。

米ロングアイランド出身で、アマチュアを経て13年にプロデビューしたデイは17年4月、アッサン・エンダム(フランス)とのWBA世界ミドル級王座決定戦前の村田の練習パートナーとして来日した。その後も世界戦前の村田の調整に参加し、今年7月のロブ・ブラント(米国)との再戦前にもスパーリング相手を担当。

村田は自らのSNSで「パトリック 旅立ちが安らかであることを 努力家だったからこそ、ゆっくり休んでくれることを願うよ パトリック、そしてパトリックの家族の皆様 彼に出会えたことに感謝します。ありがとう」とつづった。

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村田諒太、世界トップへ初防衛戦は「夢叶える1歩」

スティーブン・バトラー(右)の挑戦を受けるWBA世界ミドル級王者の村田(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が12月23日、横浜アリーナでWBO世界同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

KO率8割を誇る強打の挑戦者とのKO決着必至のV1戦に勝利し、来年のビッグマッチにはずみをつける。またWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)の2団体王座統一戦となるV7戦、元3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)のIBF世界フライ級王座挑戦のトリプル世界戦となる。

   ◇   ◇   ◇

KO率8割の挑戦者だからこそ、王者として迎え撃つ気持ちが高まる。好戦型のバトラーとはKO決着が予想されるV1戦。村田は「彼は打たれ強くないが、その分パンチがある。(KOは)期待できるんじゃないですか。かみ合うし、面白い試合になる」と胸にある躍動感を言葉にした。

WBO1位など主要4団体で世界ランク入りするバトラーを倒せば価値ある勝利になる。村田も「WBOの指名挑戦権を持つ評価された選手。彼に勝つことで自分の評価を上げる試合にしたい」とテーマを掲げた。来年には、IBF王者ゴロフキン(カザフスタン)やWBAスーパー、WBCフランチャイズ王者アルバレス(メキシコ)という世界的な人気を誇るトップ級との試合に臨む可能性がある。

「日本人のプロボクサーとして、ある程度の名声をいただいたが(世界的な)トップ・オブ・トップではない。それを目指したいのが正直な気持ち」。

勝って生き残る。サバイバル戦の気持ちに変わりない。「もっとやりたいこと、かなえたい夢があるので、その夢をかなえる1歩にしたい。必ず面白い試合をします」。19年最後は、目の前に立ちはだかるバトラーを倒すことのみに集中する構えだ。【藤中栄二】

バトラーとの対戦が決まり会見するWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)

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村田に挑むバトラー、番狂わせ演じた祖父系譜に自負

スティーブン・バトラー(右)の挑戦を受けるWBA世界ミドル級王者村田諒太(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が12月23日、横浜アリーナでWBO同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

同日に都内のホテルで開催された記者会見には、村田とともにバトラーも同席。通算戦績は30戦で28勝(24KO)1敗1分けとKO率が8割という強打の持ち主。バトラーは「1発で終わらせるパンチを持っているし、KOを狙う。村田選手は五輪金メダリストで、世界王者である理由はちゃんとある。彼のパワー、持つ全てのものを上回らなければならない」とキッパリ。世界初挑戦にも余裕の態度を示した。

バトラーの祖父で元プロボクサーのマーシャル氏は72年4月、プロデビューから23戦無敗を続けていた元WBC世界ウエルター級王者ジョン・H・ストレイシー(英国)に敵地で初黒星をつけたキャリアを持つ。番狂わせのDNAを引き継いでいる自負もあり「エキサイトし、ドキドキしている。これは自分にとってもドリームマッチかもしれないが。夢を見る男ではない。夢をかなえるために挑みます。チャンスは与えられても、番狂わせと言われても勝ちたい」と言い切った。

またWB0同級王者デミトリアス・アンドラーデ(31=米国)への指名挑戦権ではなく、村田への挑戦を決めた理由について「良い対戦相手だと思った。村田選手と対戦する方が私に分があると感じた。私は誰が相手でも試合はできるが、マネジャーやプロモーターとの相談もある。私1人の決断ではない」と説明していた。

バトラーとの対戦が決まり会見するWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)

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王者拳四朗が笑み「夢の第1歩」V7戦は初の統一戦

笑顔でポーズするWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)は7度目の防衛戦で自身初の2団体統一戦に臨む。IBF世界同級王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)との王座統一戦が16日に発表され、都内のホテルで会見に臨んだ。拳四朗は「7度目の防衛戦で統一戦という試合になる。やっと違うベルトが狙える。新しい拳四朗が見せられたらうれしい」と声を弾ませた。

拳を交えるアルバラードは18年10月に王座決定戦を制してIBF王者になると、今年5月には小西伶弥(真正)を判定で下して初防衛に成功している。拳四朗は「(アルバラードは)パンチを振ってくるし、パンチもある。でもボクの距離を保てば問題ない。自分を信じて戦うだけです」と余裕の笑み。V7戦で統一王座を狙うことになり「本当に今までは防衛だけを目標にしていただけですけど、統一が新しい目標。統一していろいろなベルトが欲しい。その夢の第1歩として大事な試合」と決意を新たにしていた。

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亀田和毅「勇気持って」3階級制覇へ名伯楽とタッグ

3階級制覇に向けて米国合宿へ出発した亀田和毅

ボクシング元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅(28=協栄)が名伯楽イスマエル・サラストレーナーとタッグを組み、3階級制覇を目指すことが16日、分かった。この日、成田空港からメキシコへ出発した亀田は「次の目標はこれしかないと思った。次戦からフェザー級で戦う」と明かした。7月にWBCスーパーバンタム正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との統一戦で敗れてから約3カ月。大きな目標に向かって再スタートをきる。

次の挑戦へ背中を押してくれたのは、15年マクドネル戦の時に一時期指導を受けたサラストレーナーだった。バルガスとの試合を終えると、すぐに「もっと良くなるところがある。もしよかったら見てあげるよ」と連絡が入った。現役続行は決めていたが、その励ましを受け、さらに自信が深まった。10月いっぱいは第2の故郷であるメキシコで練習し、11月に米ラスベガスへ移動。サラス氏のジムで指導を受けながら、年内か年明けの再起戦を目指す。

スペイン語が堪能なだけに、キューバ出身サラス氏とのコミュニケーションも問題ない。世界のトップ選手が集まるジムで一から鍛え直すつもりだ。

バンタム、スーパーバンタムに続く、フェザー級での世界タイトルを狙うが、兄興毅はライトフライ、フライ、バンタムの3階級制覇を達成している。「来年ここで取ってまずはお兄ちゃんに並ばんと。自分は4階級はできると思っている。(亀田3兄弟の)3番目が1番強いと言われてきたので、次にいかないと」。この日着ていたパーカーのメーカーは「チャンピオン」。亀田は「気付かないので自分で言いますけど、わざわざ着てきたんですよ。チャンピオンになるんです」と笑った。「負けて、環境を変えるのは難しいですが勇気を持って挑戦する。そうすれば新しい風が入ってくる」。そう話し、いきいきとした表情で出発した。

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村田諒太「勝って評価を上げる」バトラーと初防衛戦

バトラーとの対戦が決まり会見するWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が12月23日、横浜アリーナでWBO同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

WBO王者デミトリアス・アンドラーデ(31=米国)への指名挑戦権を持ち、WBC4位、IBF8位、WBA9位と主要4団体で世界ランクに入る挑戦者となる。同日、都内のホテルで会見に臨んだ村田は「WBOの指名挑戦権を持つ評価された選手。勝つことで自分の評価を上げることができる」と気持ちを高ぶらせた。

来年には、現IBF王者の元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)やWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(メキシコ)らミドル級トップ選手とのビッグマッチを希望している。村田は「日本のプロボクサーとしてのある程度の名声はありますが、自分はボクサーのトップ・オブ・トップを目指している。ベストを尽くします。必ず面白い試合をします」と強調していた。

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八重樫「激闘へ」12・23王座返り咲き目指す 

笑顔でポーズする八重樫(撮影・中島郁夫)

ボクシング元世界3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)が王座返り咲きを目指す。12月23日に横浜アリーナで、IBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南ア)のV3戦で世界挑戦する。WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)のV1戦がメインのトリプル世界戦となる。

八重樫は6度目の世界挑戦で、17年5月にIBFライトフライ級王座のV3失敗から、2年7カ月ぶりの世界戦となる。スーパーフライ級で4階級制覇を狙っていたが交渉がまとまらず。「待っていたら、おじいちゃんになっちゃう」と方針を変更した。

ムザラネは18年大みそかに坂本真宏(六島)を10回TKO、今年5月に黒田雅之(川崎新田)に判定と、日本人に連勝防衛している。八重樫は黒田戦のテレビ解説を務めた。「やると思っていないので、どうでもいいな」と見ていたと笑った。

試合2カ月後の来年2月には、国内規定では定年の37歳となる。ムザラネが相手に決まると「ざわっときた。同じ年なので負けたくない」と気合が入った。ただし「キャリアあり、強豪とも戦い、堅実で崩しにくい」と強敵と見る。カギには「激闘へどうもっていけるか」と分析している。

結果次第で年齢から進退も問われる一戦と言える。「試合後にどういう気持ちになるか。最後と思うと逃げ道になるし、楽しめない。勝ちだけを見て、練習も追い込むよりも楽しみたい」と話した。

ベテラン対決に大橋会長は「まさにシルバー・タイトルマッチ」と表現した。八重樫は「最高峰のおやじファイト。命を懸けて戦い、勝ちます」。フライ級は13年にWBC王者五十嵐俊幸(帝拳)から王座を奪い、14年にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れるまで3度防衛。約6年ぶりの王座奪回を誓った。

世界戦が決まりポーズする左からWBC世界ライトフライ級王者拳四朗、WBA世界ミドル級王者村田、八重樫(撮影・中島郁夫)

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村田諒太が初防衛戦12・23WBO1位バトラーと

スティーブン・バトラー(右)の挑戦を受けるWBA世界ミドル級王者村田諒太(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が12月23日、横浜アリーナでWBO同級1位スティーブン・バトラー(24=カナダ)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

また同日、同会場ではWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)がIBF同級王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)との王座統一戦、元3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)がIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)に挑戦するトリプル世界戦となる。

村田は今年7月、ロブ・ブラント(米国)との再戦を制し、WBA王座に返り咲いた後、8月1日からジムワークを本格的に再開。2度にわたる千葉・成田合宿で走り込み、初防衛戦に向けて調整を続けていた。

スティーブン・バトラー(右)の挑戦を受けるWBA世界ミドル級王者村田諒太(撮影・中島郁夫)
バトラーとの対戦が決まり会見するWBA世界ミドル級王者村田(撮影・中島郁夫)
世界戦が決まりポーズする左からWBC世界ライトフライ級王者拳四朗、WBA世界ミドル級王者村田、八重樫(撮影・中島郁夫)

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ボクシング岡田博喜11・2モリナとノンタイトル戦

岡田博喜(2018年8月13日撮影)

ボクシングスーパーライト級元WBOアジアパシフィック王者岡田博喜(29)が、11月2日、米カーソン・ディグニティ・ヘルス・スポーツパークで行われるノンタイトル10回戦でハビエル・モリナ(米国)と対戦することが決まった。

所属の角海老宝石ジムが15日、発表した。昨年米トップランク社と契約した岡田にとって米3戦目。今年2月に元WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(メキシコ)とノンタイトル10回戦で戦い、9回TKO負け。プロ初黒星から、再び世界の舞台で再起をはかる。

同日はWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル対ジェイソン・ソーサ、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス対ジョナサン・ロドリゲスのダブル世界戦が行われる。

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ボクシング元王者フューリー31日WWEデビュー

31日のWWEサウジアラビア大会の対戦調印式で向き合うボクシング元3団体統一ヘビー級王者フューリー(左)とストローマン(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇14日(日本時間15日)◇コロラド州デンバー・ペプシ・センター

ボクシングの元3団体統一ヘビー級王者で現WBC同級2位のタイソン・フューリー(31=英国)がプロレスデビューに向けて調印式に臨んだ。10月31日にサウジアラビア・リヤドのキング・ファハド国立スタジアムで開催されるPPV大会クラウン・ジュエルで対戦する「巨獣」ブラウン・ストローマン(36)と調印書にサインした。

ジェリー・ローラーに紹介されて両者がリングに登場。先にストローマンから「サウジでお前をぶっ飛ばしてやるからな」と豪語されるとフューリーも黙っていなかった。「お前をKOしてやるよ」と応戦。調印テーブルを破壊したストローマンの目の前でサインしたペンを真っ二つに折ってにらみ合った。

フューリーは10月4日のスマックダウン大会をリングサイド最前列で観戦中、ストローマンに挑発を受けたため、防護壁を乗り越えて激高し、警備員に制止された。また同7日のロウ大会でストローマンに謝罪を求めたものの、そのまま乱闘劇に発展し、大勢の警備員や選手の制止を振り払ってぶつかり合っていた。

なおフューリーは18年12月に引き分けたWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と来年2月、米ラスベガスで再戦に臨む見通しとなっている。

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ウシク17連勝 ヘビー級転向第1戦でTKO勝ち

勝利に笑顔を見せるウシク(AP)

ボクシング元世界4団体統一クルーザー級王者オレクサンドル・ウシク(32=ウクライナ)が、ヘビー級転向第1戦に7回TKO勝ちした。

12日に米シカゴでチェズ・ウィザースプーン(38=米国)と対戦。左ストレートで試合を優位に進め、相手が7回終了後に棄権し、17連勝(13KO)となった。

ウシクは97・5キロまで増量したが、12キロ重い相手に初回は慎重だった。スピードとテクニックに足を使って、徐々にペースをつかむ。右ジャブから左ストレートを何度も打ち込んだ。4回以降はコーナーに追い込んで連打を見舞って、ダウンは奪えなかったものの快勝した。

当初は元キックボクサーで14戦全勝(13KO)のWBO6位タイロン・スポーン(34=スリナム)と対戦予定だった。違反薬物が検出されたために、急きょウィザースプーンが代役だったが、ベテランは左目の周りを腫らし、ダメージが徐々に蓄積してのギブアップとなった。

ウシクは08年北京五輪は8強も、12年ロンドン五輪でヘビー級金メダルを獲得した。13年にはプロに転向し、16年のWBOを皮切りに、昨年のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)で4団体を統一していた。相手が不在にヘビー級に参戦を表明も、5月に予定していた試合がケガで延びていた。

ヘビー級は実力者がそろい、盛り上がりを見せている。WBC王者デオンタイ・ワイルダー(33=米国)、WBAスーパー、WBO、IBF王者アンディ・ルイス(30=同)に、元王者のアンソニー・ジョシュア(29=英国)とタイソン・フューリー(31=英国)が奪回を狙う。

ウシクはそこへ殴り込みをかける。米国デビュー戦前にWBO1位、WBA2位とランク入り。その実力を示したが、190センチとヘビー級ではそれほど大きくないサウスポー。巨漢ぞろいの新旧王者が並ぶ戦線で2階級制覇なるか。12月7日のルイスとジョシュアの再戦の勝者に対戦する可能性が高い。

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RENAが20秒KO「私はやっぱりストライカー」

RENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ アレキサンドラ・アルヴァーレに勝利しジャンプして喜ぶRENA(撮影・上田博志)

<RIZIN19>◇12日◇エディオンアリーナ大阪◇総合(肘あり)5分3回51キロ契約

初代シュートボクシング世界女子フライ級王者RENA(28)がアレキサンドラ・アルヴァーレ(35=スペイン)を瞬殺した。パンチが1発ヒットし、逃げ腰となった相手をコーナーに追い込み、20秒でKOした。

大阪市の西九条生まれの浪速っ子は「大阪のみなさん、ただいま~」と凱旋(がいせん)のあいさつ。6月にベラトールで、日本の女子格闘家として初めて米ニューヨークでマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に登場したが、MMAで失神KO負け。復帰戦の今回は当初カナダの強豪ショーン・ラムの予定だったが、ラムの負傷で急きょ変更。7日にアルヴァーレと発表されていた。

「1週間前に相手が変わって。アルヴァーレ選手には感謝しかないです」とした上で、今回のテーマ「原点回帰」に言及。「私はやっぱりストライカー。KOできてホッとしてます」と強打者としての自分を再確認したようだった。

RENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ アレキサンドラ・アルヴァーレ(左)にKO勝利するRENA(撮影・上田博志)
RENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ アレキサンドラ・アルヴァーレに勝利し涙を流すRENA(撮影・上田博志)
RENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ アレキサンドラ・アルヴァーレに勝利し笑顔を見せるRENA(撮影・上田博志)
RENA対アレキサンドラ・アルヴァーレ アレキサンドラ・アルヴァーレに右フックを見舞うRENA(撮影・上田博志)

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白鳥大珠が那須川天心の前で判定勝ち「内容に反省」

右フックでダウンを奪う白鳥大珠(右)(撮影・上田博志)

<RIZIN19>◇12日◇エディオンアリーナ大阪◇キック3分3回62キロ契約

RISEワールドシリーズ61キロ級トーナメント優勝者白鳥大珠(23)が、元K-1GPスーパーフェザー級王者大雅(23)を3-0判定で破った。

“神童”那須川天心がリングサイドで見守った日本キック界のホープ同士の対戦は、ダウンの奪い合いになった。白鳥はボクシング経験に裏打ちされたパンチで主導権を握り、1回に左フックで、2回に右ストレートなどで計3度のダウンを奪取。しかし、3回には逆にオーバーハンドの左を食い、ダウンを奪われて、防戦一方の展開となったが、逃げ切った。

白鳥は「大雅選手は思った通り強かった。内容に反省はありますが、結果的に会場が盛り上がったのは良かったと思います」。3回はともに笑顔で殴り合うシーンがあった。「お互いにわかり合ってるような感じがあって」という。「今年は後は大みそか。いいカードを組んでいただきたいです。最強を目指します」。モデルも務めるイケメンは、貪欲だ。

大雅に右キックを見舞う白鳥大珠(右)(撮影・上田博志)

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ボクシング元3団体王者フューリーがプロレス参戦

10月31日のWWEのPPV大会でストローマン(左)と対戦する元ボクシング3団体統一ヘビー級王者フューリー(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

来春に世界再挑戦を予定するボクシング元3団体統一ヘビー級王者タイソン・フューリー(31=英国)がプロレスデビューすることが11日(日本時間12日)、発表された。

10月31日にサウジアラビア・リヤドのキング・ファハド国際スタジアムで開催されるPPV大会クラウン・ジュエルで前WWEロウタッグ王者の「巨獣」ブラウン・ストローマン(36)とのシングル戦に臨む。11日には米ラスベガスで会見が開かれ、ストローマンとにらみ合いを展開した。

フューリーは10月4日のスマックダウン大会をリングサイド最前列で観戦中、ストローマンに挑発を受けたため、防護壁を乗り越えて激高し、警備員に制止された。また同7日のロウ大会でストローマンに謝罪を求めたものの、そのまま乱闘劇に発展し、大勢の警備員や選手の制止を振り払ってぶつかり合っていた。

現在、ヘビー級の世界ランキングで、フューリーはWBC2位、IBF6位、WBO2位に入るスター選手。18年12月に引き分けたWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と来年2月に米ラスベガスで再戦に臨む見通しとなっている。

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細川チャーリー忍「母親と約束」世界へ東洋返り咲き

ボクシング東洋太平洋新王者となった細川チャーリー忍

<ボクシング:東洋太平洋ミドル級王座統一12回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

東洋太平洋2位細川チャーリー忍(35=金子)が、同級7位太尊康輝(26=角海老宝石)に8回1分21秒TKOで勝利し、今年2月に失った王座に返り咲いた。引き分けとなった7月の王座決定戦以来の再戦。細川は1回から積極的に前に出て、ボディーを攻める。顔へのパンチで4回から太尊の右目が腫れ上がり視界がふさがったところで、さらに距離を詰める。4回の公開採点はわずかに細川がリード。その後も、細川は手数を緩めず8回に右が入ったところでレフェリーストップ。「ミドル級で僕が1番スタミナある」と細川。激しい打ち合いの中で守備を徹底し、スタミナもきれなかったのが勝因となった。

細川はリング上でマイクを持つと「ミドル級は全員強い。1歩間違えたら死ぬ階級」と熱弁。今後の夢を「世界チャンピオン」と語り、「自分の母親との約束。世界一の息子を生んで幸せだと言わせたい」と母への思いを語った。

次戦は来年1月に、日本王者竹迫司登(ワールド)とダブルタイトル戦となる予定。細川は強敵相手が続く状況を「つらい試合…つらい試合…つらい試合」と笑い飛ばした。

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和気慎吾痛すぎる、世界前哨戦で悪夢3回TKO負け

ジュンリエル・ラモラル(右)に3回TKOで敗れた和気慎吾(撮影・高場泉穂)

<ボクシング:フェザー級8回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBC世界スーパーバンタム級2位の“リーゼントボクサー”和気慎吾(32=FLARE山上)が世界前哨戦でまさかの3回TKO負けを屈した。

相手は13年に東洋太平洋スーパーバンタム級王座の2度目の防衛戦で対戦し、3回TKOを勝利したジュンリエル・ラモナル(30=フィリピン)。6年ぶりの再戦でも、和気が序盤から軽快なフットワークを使ってリード。有効打を重ね、ラモナルの顔を血染めにしていたが、3回に左フックでダウンを奪われると流れは一変。足がふらついた終盤に再び左フックをもらうと、真横に倒れて、すぐにレフェリーストップ。脳振とうでしばらく起き上がれなかった。

WBC2位、IBF4位と世界主要団体の上位に入り、世界タイトルを伺う中での痛い敗戦。試合中の記憶がないほどダメージが残る和気に代わり取材に応じた赤井会長は「世界へのチャンスが見つけられなかった。モチベーション上げることができなかったのかと思い、和気に申し訳ない。これを勝てば(世界へ)という思いがあった。これから和気がどうするか分かりませんが、この一敗は痛すぎる」と話した。

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