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マクレガー、ライバルのヌルマゴメドフ引退に敬意

米総合格闘技UFCのライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(32=ロシア)の電撃的な引退表明を受け、ライバルで元UFC2階級同時制覇王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)が24日、敬意を表するメッセージを送った。

24日に自らのツイッターを更新し「ヌルマゴメドフ、良いパフォーマンスだ。私は続けるだろう。また、お父さんに敬意と哀悼の意を表します。心から、あなたと家族に。マクレガーより」と投稿した。

両者は18年10月のUFC225大会で対戦し、マクレガーが4回1本負けを喫した。ファンからは両者の再戦を期待する声が多かった。

マクレガーは今年6月、自身のツイッターで総合格闘技からの引退を発表。実に3度目の引退表明となったが、現在はボクシングトレーニングを開始している。来年1月、中東で計画されるプロボクシングWBA世界ウエルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(41=フィリピン)とのボクシングマッチが実現することを待望している。

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パッキャオがUFC元王者マクレガーと対戦交渉中

マニー・パッキャオ(2019年4月21日撮影)

ボクシング6階級制覇王者でWBA世界ウエルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(41=フィリピン)が、米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)と対戦交渉中であることが分かった。26日に英紙サンが、CNNフィリピンの報道を引用しながら報じた。CNNフィリピンが「上院議員でボクシングの伝説的選手となるマニー・パッキャオはUFCのスーパースター、コナー・マクレガーと戦うだろうと彼の事務所が確認している」と報じたという。

試合は年内の12月か、来年1月に中東で開催する方向で交渉中。詳細は決まっていないとしながらもパッキャオが得る収益の大部分はフィリピンの新型コロナウイルス対策に活用される予定だとも報じられている。

一方、6月に3度目の現役引退を表明したばかりマクレガーだが、既にボクシングトレーニングを開始しており、25日には自らのツイッターを更新。「私は次に中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチをしている」と投稿した。17年8月には元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43)とボクシングで対戦済みでもあるマクレガーは「戦いを恐れず、現代のもっとも偉大なボクサー2人と対戦することは名誉になるでしょう」とつづった。

なおメイウェザー-マクレガー戦では、ファイトマネーのみでメイウェザーは1億ドル(約110億円)、マクレガーは3000万ドル(約33億円)を稼いでいた。

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マクレガー、王者パッキャオとの対戦プラン明かす

6月に3度目の現役引退を表明したばかりの米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)が中東で現WBA世界ウエルター級スーパー王者マニー・パッキャオ(41=フィリピン)と対戦するプランを自身のSNSで明かした。25日に自らのツイッターを更新し「私は次に中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチをしている」と投稿した。17年8月には元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43)とボクシングで対戦しているマクレガーはさらに「戦いを恐れず、現代のもっとも偉大なボクサー2人と対戦することは名誉になるでしょう」とつづった。

さらにパッキャオ陣営もマクレガーとの対戦を検討しているとの報道もある。

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47歳デラホーヤ氏が現役復帰表明「リング恋しい」

オスカー・デラホーヤ氏(14年7月撮影)

ボクシング元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(47=米国)が現役復帰を表明した。米メディアが19日に報じた。数週間以内にスパーリングを開始し、エキシビションではなく公式試合で戦う意向を示した。

デラホーヤ氏は08年を最後に引退したが、過去にも復帰を示唆したことがあった。「うわさは本当だ。本当の戦いをする。ボクシングが好きで、リングが恋しい。今があるのはボクシングのおかげ。今はそれを失っている」と説明している。

今年復帰すれば12年ぶりのリングとなる。「長いブランクがあるが、ジャブはこれまで以上に速く感じる。この数週間でコンディションを完璧にし、近々スパーリングでそれを見せる」と意欲満々だ。

元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏(54)が、11月に元世界4階級制覇王者のロイ・ジョーンズJr.氏(51)と対戦が発表されている。これに触発されて「復帰を検討している」と話していた。

タイソン氏の復帰戦はエキシビションマッチの8回戦となっている。デラホーヤ氏は公式試合で復帰を明言。階級も154~160ポンドとリミット72・5キロのミドル級に照準も明かしている。

デラホーヤ氏は92年バルセロナ五輪で金メダルを獲得してプロ入り。94年のWBO世界スーパーフェザー級を皮切りに、04年にWBO世界ミドル級で史上初の6階級制覇を達成した。08年にマニー・パッキャオ(41=フィリピン)との敗戦が最後の試合となった。

その後はゴールデンボーイ・プロモーションズCEOとして、プロモーターとして活躍してきた。一方で薬物やアルコール依存でリハビリ施設に入っていたこともあった。

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パッキャオKOしたマルケスの右/川島郭志氏の一撃

ファン・マヌエル・マルケス

<ボクシング、忘れられない一撃~18>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。元WBC世界スーパーフライ級王者川島郭志氏(50)の一撃は、4階級制覇したファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の「パッキャオ戦の右ストレート」です。4度目の対戦で倒し倒され、最後はマルケスがKOで初勝利となった一撃です。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR 12年12月に米ラスベガスで、WBO世界スーパーライト級王者マルケスが、前WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)とウエルター級で対戦した。WBOが「過去10年間で最高王者」という認定ベルトをかけた決戦。両者は04年はフェザー級で引き分け、07年はスーパーフェザー級で2-1、11年の第3戦はウエルター級で2-0と、パッキャオが僅差判定も連勝していた。試合は3回にマルケスが右のロングフックでまずダウンを奪った。5回にはパッキャオが右ストレートでダウンを奪い返す。続く6回はパッキャオ攻勢も、ゴング寸前にマルケスが右ストレートで2度目のダウンを奪う。パッキャオは失神して6回2分59秒KO。まさに一撃KOで、マルケスが4戦目で初勝利となった。

  ◇   ◇   ◇

あの一撃は衝撃的だった。前のめりに倒れたパッキャオが、しばらくピクリともしなかった。5回にパッキャオがダウンを返して、やや有利になったかと思った6回。パッキャオが攻勢で、あの場面も右ジャブをついて出ていった。そこへマルケスが、きれいに右ストレートを決めた。

同じ相手との再戦は、互いに手の内を知っているので、大抵は慎重な戦いになるもの。3戦まではパッキャオが2勝1分けだったが、いずれもそう差はなかった。4度目の対戦に、互いに今度こそ決めてやろうと、実に攻撃的な試合だった。

マルケスは3回に左フックで最初にダウンを奪った。パッキャオはストレートで来ると思っていたと思う。そこへ外から打ち込んだ。最後もカウンター。マルケスのうまさも光った。

サウスポーに対しての左ボディーがうまい。下を打つふりをして上、上のふりで下と打ち分ける。パッキャオも下を意識させられた面もあっただろう。マルケスにはメキシコ人独特のリズムがある。日本人はとてもマネできない。あの体のうまさも強み。

パッキャオもリズムよく攻める。テクニックもあるが、階級を上げていくことでパンチ力優先になった。力ずくに変わっていった。そこにスキがあったのかも。それでもいまだ現役なのには驚かされる。

◆川島郭志(かわしま・ひろし)1970年(昭45)3月27日、徳島県海部郡海部町(現海陽町)生まれ。小さいころから父の指導を受け、海南高時代にインターハイ優勝。ヨネクラジムに入門し、88年に1回KOでプロデビュー。連続KO負けに左拳骨折の挫折を乗り越え、92年に日本スーパーフライ級王座を獲得し、3度防衛した。94年に世界初挑戦し、WBC世界同級王者ブエノ(メキシコ)からダウンを奪い、判定勝ちで王座を獲得した。97年に7度目の防衛に失敗して引退。通算20勝(14KO)3敗1分の左ボクサー。00年に東京・大田区内に川島ジムを開設した。

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マルケスの右にパッキャオ動けず/川島郭志氏の一撃

ファン・マヌエル・マルケス

<ボクシング、忘れられない一撃~18>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。元WBC世界スーパーフライ級王者川島郭志氏(50)の一撃は、4階級制覇したファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の「パッキャオ戦の右ストレート」です。倒し倒されの末に、4戦目で初勝利となった一撃です。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR 12年12月に米ラスベガスで、WBO世界スーパーライト級王者マルケスが、前WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)と対戦した。契約体重はウエルター級で、WBOが「過去10年間で最高王者」という認定ベルトをかけた決戦。両者は04年はフェザー級で引き分け、07年はスーパーフェザー級で2-1、11年の第3戦はウエルター級で2-0と、パッキャオが僅差判定も連勝していた。試合は3回にマルケスが右のロングフックでまずダウンを奪う。5回にはパッキャオが右ストレートでダウンを奪い返す。続く6回はパッキャオ攻勢も、ゴング寸前にマルケスが右ストレートで2度目のダウンを奪う。パッキャオは失神して6回2分59秒KO。まさに一撃KOで、マルケスが4戦目で初勝利となった。

    ◇    ◇

あの一撃は衝撃的だった。前のめりに倒れたパッキャオが、しばらくピクリともしなかった。5回にパッキャオがダウンを返して、やや有利になったかと思った6回。パッキャオが攻めていて、あの場面も右ジャブをついていった。そこへマルケスが、きれいに右ストレートを決めた。

同じ相手との再戦は、互いに手の内を知っているので、大抵は慎重な戦いになるもの。3戦まではパッキャオが2勝1分けだったが、いずれもそう差はなかった。4度目の対戦に、互いに今度こそ決めてやろうと、実に攻撃的な試合だった。

マルケスは3回に左フックで最初にダウンを奪った。パッキャオはストレートで来ると思っていたと思う。そこへ外から打ち込んだ。最後もカウンター。マルケスのうまさも光った。

サウスポーに対しての左ボディーがうまい。下を打つふりをして上、上のふりで下と打ち分ける。パッキャオも下を意識させられた面もあっただろう。マルケスにはメキシコ人独特のリズムがある。日本人はとてもマネできない。あの体のうまさも強み。

パッキャオもリズムよく攻める。テクニックもあるが、階級を上げていくことでパンチ力優先になった。力ずくに変わっていった。そこにスキがあったのかも。それにしても、いまだ現役なのには驚かされる。

◆川島郭志(かわしま・ひろし)1970年(昭45)3月27日、徳島県海部郡海部町(現海陽町)生まれ。小さいころから父の指導を受け、海南高時代にインターハイ優勝。ヨネクラジムに入門し、88年に1回KOでプロデビュー。連続KO負けに左拳骨折の挫折を乗り越え、92年に日本スーパーフライ級王座を獲得した。3度防衛。94年に世界初挑戦し、WBC世界同級王者ブエノ(メキシコ)からダウンを奪い、判定勝ちで王座を獲得した。97年に7度目の防衛に失敗して引退。通算20勝(14KO)3敗1分の左ボクサー。00年には大田区内に川島ジムを開設した。

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フィリピンの英雄パッキャオの左/山中慎介の一撃

マニー・パッキャオ

<ボクシング、忘れられない一撃~5>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。日本歴代2位となる12度の防衛を果たした元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏(37)が選んだ一撃は、「ハットンをKOしたパッキャオの左」です。(取材・構成=奥山将志)

  ◇    ◇    ◇

▼試合VTR 08年12月にオスカー・デラホーヤとのビッグマッチを制したマニー・パッキャオ(フィリピン)が、09年5月2日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、スーパーライト級全勝を誇る強打のリッキー・ハットン(英国)と対戦した。

フライ級からキャリアをスタートさせ、4階級制覇を達成していたパッキャオ。この試合は、スーパーライト級での試合経験などから、パッキャオ不利を予想するも声少なくなかったが、「フィリピンの英雄」はゴング直後にそんな不安をかき消した。スピードと的確なパンチですぐにペースをつかむと、カウンターの右フックでダウンを先取。同回終了間際にも再びダウンを奪うなど、完璧な立ち上がりを見せた。

山中氏が選んだパンチは、2回終了間際。ダメージが隠せない相手と、リング中央で対峙(たいじ)すると、小さなモーションから左ストレートを顔面に打ち込んだ。ハットンはキャンバスに大の字となり、そのままKOで試合を決めた。

  ◇    ◇    ◇

パッキャオは同じサウスポーということもあり、現役時代、参考にしていた選手です。数々の印象的なパンチがありますが、このハットン戦での一撃を選んだのは、「こういう打ち方もできるんだ」という驚きが強かったからです。

パッキャオ=踏み込みという印象を持っている人は多いと思います。僕自身も、パッキャオのように、下半身で生み出したパワーを上半身に伝える踏み込みを意識していました。ただ、同じようなパンチで倒し続けていると、相手も警戒してきますし、当てにくくなるものです。

ハットン戦のパッキャオは、出来がとにかく良かったですし、パンチも合っていた。最後のストレートは、右に小さくフェイントを入れた直後、いつものように大きく踏み込まず、上半身を少し開き、ややフック気味に打っています。

当時の僕はまだ日本王者になる前。テレビを見ていて、相手に研究される立場に立たされたパッキャオの工夫と、引き出しの多さを感じたのを覚えています。

アジアから世界の頂点に駆け上がったパッキャオ。ハットン戦の頃は、すごく勢いもありましたし、パワー、スピードはもちろん、相手に向かっていく勇気もずばぬけていたと思います。踏み込んで打つのは勇気が必要です。技術に加え、メンタルの強さもパッキャオの魅力だと思います。

◆山中慎介(やまなか・しんすけ)1982年(昭57)10月11日、滋賀・湖南市生まれ。南京都高1年でボクシングを始め、3年時の国体で優勝。専大ボクシング部で主将。06年1月プロデビュー。10年6月に日本バンタム級王座、11年11月にWBC世界バンタム級王座を獲得し、12度防衛。18年3月に引退を発表。家族は妻と1男1女。身長171センチの左ボクサーファイター。

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アントニオ猪木氏77歳誕生日 古舘伊知郎がコール

「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」で、仁王像の写真の奥から拳で突き破って登場したアントニオ猪木氏(撮影・浅見桂子)

アントニオ猪木氏(77)が誕生日の20日、都内のホテルで開かれた「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」に出席した。

昭和プロレスを名実況で彩ってきた古舘伊知郎に呼び込まれ、テーマ曲「燃える闘魂」が流れる中、スクリーンを破ってど派手に登場。「今日からまた、新しいスタート」とあいさつ。「もう飽きました。みなさんの方が元気じゃないですか」とぼやきながらも「元気ですかー。1、2、3、ダー!!」と大きなかけ声で盛り上げた。

まだまだ意欲に燃える。会の中で、現在熱心に取り組んでいる水プラズマ開発について説明。「政府と話をしながら確実に進んでいる。世界に向けて、バカヤローと言える時期が来る」と自信をみせた。また、新たにYouTubeチャンネルを開設したことも報告。ともに日本プロレス殿堂会入りした天龍、長州、藤波3人のほか、故力道山の妻田中敬子さん、藤原喜明、歌手の川畑要らが出席。親交のあるボクシング世界6階級制覇王者マニー・パッキャオからのビデオメッセージも届いた。

「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」で、「1、2、3、ダーッ!」と気合を入れるアントニオ猪木氏(撮影・浅見桂子)

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WBO会長バンタム級統一戦へ「動く」後押し明言

11月、WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でドネアに勝利し、カップを力強く掲げ、雄たけびを上げる井上尚

WBO(世界ボクシング機構)のフランシスコ・バルカルセル会長(71)が2団体(WBAスーパー、IBF)統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)とWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)戦の実現を後押しすると明言した。3日、都内で開幕したWBO年次総会のために来日中の同会長が会見。「この試合が実現できるように動きたい」との意向を示した。

来春、米国で20年初戦を予定する井上は11月にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ制覇後、米プロモート大手トップランク社と契約を締結。カシメロは現WBA世界ウエルター級スーパー王者の6階級制覇王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が経営するMPプロモーションと契約を結ぶ。同会長は「トップランク社とパッキャオは良好な関係にある」と説明した上で、総会開催中に両プロモーターが来日予定と明かした。「半信半疑かもしれないが、2日後に何が起こるか楽しみに。両者が集まればそういう話にもなる」と付け加えた。

海外報道などを通じ、カシメロから対戦ラブコールを受けた井上は2日に「ボクも標的にしている。大橋(秀行)会長にもやらせて下さいと伝えました」と話すなど、前向き。WBO会長の後押しで、対戦交渉が進む可能性が高い。

11月、WBO世界バンタム級タイトル戦でテテに勝利したカシメロ(ロイター)

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WBO会長 井上尚弥-カシメロ戦「実現へ動く」

WBO総会開幕に合わせ、日本マスコミ向けに会見したフランシスコ・バルカルセル会長

WBO(世界ボクシング機構)のフランシスコ・バルカルセル会長(71)が、2団体(WBAスーパー、IBF)統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)-WBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)戦の実現に向けて後押しすると明言した3日、都内でWBO総会が開幕し、来日中の同会長が日本マスコミに向けて記者会見した際に言及。

「この試合は実現できるように動きたい。井上選手はトップランクと契約し、カシメロ選手はマニー・パッキャオがプロモーター。トップランク社とパッキャオも良好な関係にある」と口にした。さらに同総会期間中にトップランク社首脳とパッキャオも来日予定だと明かし「まだ半信半疑かもしれないが、2日後に何が起こるか楽しみにしてください。(両プロモーターが)集まればそういう話にもなる」と付け加えた。

7年間負けなしWBO王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)を下したカシメロから海外報道などを通じ、対戦ラブコールを受けた井上は2日、東京・後楽園ホールで取材に応じ「ボクもターゲットにしている。大橋(秀行)会長にもやらせて下さいと伝えました。ここまできてバンタム級のランカーと対戦しても…というのはあるので」との意向を口にしている。バルカルセル会長は「井上はスーパーマン、カシメロのヒーローのようだ。2人がタフファイトをみせてくれると思う」と来年中のカード実現をバックアップする意欲を示していた。

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井上尚弥が3位、日本人初のPFPトップ3入り

ドネア戦の2回、右目をカットする井上尚(2019年11月7日撮影)

ボクシングWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強王者)で日本人初のトップ3入りを果たした。

同誌が16日(日本時間17日)、最新ランキングを発表し、井上は4位から3位にランクアップし、3位だったWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(米国)を抜いた形となった。1位は4階級制覇王者で現3階級同時制覇王者のサウル・アルバレス(メキシコ)、2位には3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)となっている。

なおトップ10は次の通り。

1位サウル・アルバレス(メキシコ)

2位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

3位井上尚弥(日本)

4位テレンス・クロフォード(米国)

5位オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)

6位エロール・スペンスJr.(米国)

7位ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)

8位フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

9位アルツール・ベテルビエフ(ロシア)

10位マニー・パッキャオ(フィリピン)

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井上尚弥の最強3傑入りを「ザ・リング」編集長示唆

5回、ドネア(手前)を激しく攻める井上尚(撮影・横山健太)

<プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝>◇7日◇さいたまスーパーアリーナ

WBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)がWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)を下し、日本人初となるパウンド・フォー・パウンド(PFP)トップ3入りする可能性が高まった。1922年創刊の米老舗ボクシング誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長(49)が7日までに日刊スポーツの取材に応じ、現在PFP4位井上尚のさらなるランクアップを示唆した。

   ◇   ◇   ◇

ザ・リングは世界最古のボクシング専門誌として編集委員会に各国記者らを加えたメンバーで毎月独自に各階級、PFPの世界10位までのランキングを決めている。ESPNなど独自のPFPランクを発表しているが、最初に始めたのはザ・リング。世界のファンからもっとも信頼されているランキングだ。

その責任者となるフィッシャー編集長は、まず井上尚が高く評価されていることを力説した。「多くのメディア関係者、ランキング委員会メンバーは、既にPFPランキング上位に井上尚の名があることに対して異論がない」。現在のPFPは1位にアルバレス、2位にロマチェンコ、3位にはクロフォードというビッグネームが並んでいる。「ドネア戦での試合の勝ち方によります」と前置きした上で「トップとの対戦がここ数年ないクロフォードよりも井上尚が上位にランクされる可能性は十分にあると思います」と解説した。

今年に入ってザ・リングは2度も井上尚を表紙に選択した。単独表紙は日本人ボクサーとして初めての名誉だった。同編集長は「ボクシングマニアからの反応は井上尚が飾ったどちらの表紙も絶大な反応を受けて好評でした。SNSなどの反応はお祭り騒ぎのようで何週間も続いた」と反響の大きさに驚いたという。

5月のWBSS準決勝にはザ・リング認定ベルトが懸けられ、井上尚が勝利してつかんだ。実力と人気を兼ね備えたモンスターに、同編集長は「少なくとも25~30年さかのぼっても、井上尚は日本から出てきたもっとも才能があり、有望な選手。一番重要であるリング内で戦う上での頭の良さも持ち合わせている」と分析。来年から米本格進出を果たす井上尚に向け「世界レベルとの対戦を続けてほしい。今後、米国の一般スポーツファンの間でも名の知られる初の日本人ボクサーになれるでしょう。階級を上げていけば(6階級制覇王者)パッキャオのような存在になれる逸材」と大きな期待を寄せていた。

◆ザ・リング 米国で1922年の創刊当初からボクシングのみを基本線に扱う月刊専門誌。毎月、ボクサーのランキングを独自の基準で選定するなど、ボクシング界では最も歴史と権威ある雑誌とされ「ボクシングの聖書」とも呼ばれる。同誌編集委員会に各国記者らを加えたメンバーで毎月独自に各階級、パウンド・フォー・パウンドで世界10位までランキングを発表。設立当初から独自に認定した王者にチャンピオンベルトも授与。02年より本格的に各階級ごとのベルト授与も開始。また年間最優秀選手など表彰も行う。

◆パウンド・フォー・パウンド 異なる階級の選手を体重差がなかったとして比較した場合の最強王者を示す称号。過去にはマイク・タイソン、ロイ・ジョーンズ、近年ではマニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーがPFPの評価を受けた。「ザ・リング」でトップ10入りした日本人は井上以外では元WBCバンタム級王者の山中慎介、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志がいる。

井上尚はWBSS優勝を果たしアリ・トロフィーをファンに披露する(撮影・足立雅史)

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スペンスJr「最高の気分」2団体ウエルター級王者

<プロボクシング:WBC・IBF世界ウエルター級王座統一12回戦>◇28日(日本時間29日)◇米カリフォルニア州ロサンゼルス・ステープルズ・センター

IBF王者エロール・スペンスJr.(29=米国)が2団体統一王者となった。2-1(116-111、112-115、116-111)の判定でWBC王者ショーン・ポーター(31=米国)を下した。通算戦績はスペンスJr.が26勝(21KO)無敗、ポーターが30勝(17KO)2敗1分けとなった。

報酬が両者ともに200万ドル(約2億2000万円)が保証された注目の統一戦だった。WBC王者の突進力に対し、ボディーを打ち合う接近となった。ジャッジのポイントも割れる接戦となったが、スペンスJr.は11回に左フックでポーターの左あごを打ち抜き、ヒザをつかせるダウンを奪取して試合を決定づけた。

「出されたパンチを打ち返すとボディーの打ち合いになった。最高の気分です。努力してきたことが報われた」と振り返ったスペンスJr.は「相手はタフでアグレッシブなので、予想して準備してきた。長い試合も予想に入れていた。タフな試合になったが、この階級でここで止まるにはいかない。誰とでも試合する。長い戦いが始まる」と安堵(あんど)の笑みをみせた。

一方のポーターは「自分自身も仕事を遂行するつもりでした。スペンスのがより集中していたのかな。彼におめでとうと言いたい。最後のダウンが大きな差を生んだのでは」と残念そうな表情だった。

ウエルター級はWBAスーパー王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)、WB0スーパー王者テレンス・クロフォード(32=米国)がベルトを保持するホットな階級だけに、スペンスJr.の今後のファイトに注目が集まる。

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ヘビー級3冠王者ルイスとジョシュアの直接再戦決定

ボクシング世界ヘビー級3冠王者アンディ・ルイス(29=米国)と、前王者アンソニー・ジョシュア(29=英国)の直接再戦が決まった。12月7日にサウジアラビアの首都リヤドで開催すると、ジョシュア陣営が9日に発表した。

両者は6月にニューヨークで対戦し、ルイスが先にダウンも4度ダウンを奪い返して7回TKO勝ち。IBF、WBAスーパー、WBO王座を獲得し、メキシコ系初の同級王者となった。ジョシュアは23戦目の初黒星。6階級制覇王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が「ボクシング史上最大の番狂わせ」と驚いた一戦となった。

両者は契約に従って、直接で再戦に臨むことになった。ジョシュアは母国で雪辱を期したが、初戦と同じマディソンスクエアガーデン、メキシコも開催候補地に上がっていた。サウジアラビアの投資グループが1億ドルでオファーし、この試合のために臨時スタジアムが建てられるという。

ルイスは代役挑戦で大金星を挙げ、188センチ、122キロというポッチャリ体形からスピードある動きに驚きは増した。メキシコのオブラドール大統領と対面したり、大好物のチョコレートバー「スニッカーズ」とスポンサー契約したり、豪邸も購入したという。

ルイスはWBC王者デオンタイ・ワイルダー(33=米国)と対戦実現前に、まさかの黒星で王座を陥落した。再戦でリベンジに自信を見せるが負ければ後はない。中立地での「砂丘の激突」と命名された決戦となる。

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内山高志氏の異名を冠に KO必至の賞金マッチ開催

賞金トーナメントのアンバサダーとなった内山高志氏

ボクシング内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメントの開催が、29日に都内で発表された。元WBA世界スーパーフェザー級王者内山氏をアンバサダーに迎え、53、56、60、65キロの4階級でA級4人による5回戦でのトーナメント。優勝50万円に加え、KOには1回20万円、2回15万円、3回10万円、4回5万円、5回3万円の賞金も出る。この日から参加選手を募集し、10月19日に東京・後楽園ホールで準決勝、来年1月に決勝となる。

内山氏の異名を冠にし、ボーナスをつけた5回戦で、ボクシングの真髄、KO決着を増やす狙いだ。内山氏は「10回だと見合う時間が多いが、5回だと手数は多くなり、フルパワーでいけ、KO率は高くなる。パンチに自信のある、KO率の高い選手に出てもらいたい。初めて見た人でも面白い、記憶に残る試合を」と期待した。「3カ月も練習すれば。オレも出ようかなと思うくらい」とも話し、副賞の賞品を「何か考えます」と約束した。

主催するDANGAN瀬端幸男会長は「お客さんはKOを見たい。見て面白いかどうか。他の格闘技も短いラウンド勝負で盛り上がっている。3回では物足りない。5回なら判定でも決着がつく」と説明した。「カジノの解禁も見込んで」とも話した。

5階級制覇王者フロイド・メイウェーザーの日本窓口TMT JAPANもスポンサー集めなどで協力し、集まり次第では賞金の上乗せもあるという。大柴代表は「日本を盛り上げ、底上げのために組んで協力していきたい」と話した。

来年11月には5回戦の賞金ワンマッチを並べたビッグイベントも計画している。瀬端会長は「アマ上がりのB級でも、重い階級などに強い選手も多い。KO率60%以上のタイ、中国などの外国人選手も呼びたい」と話す。メイウェザーやマニー・パッキャオの支配下の選手らが、将来的に参加や協力の可能性も期待した。

DANGANは23日に開幕した山中慎介prezents GOD’S LEFT バンタム級、11月に開幕する漫画「はじめの一歩」連載30周年記念フェザー級トーナメントも主催する。ボクシングの活性化を狙った3つ目のA級賞金トーナメントとなる。

賞金トーナメントを発表した、左からTMT JAPAN大柴哲代表、アンバサダー内山高志氏、主催のDANGAN瀬端幸男会長

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村田諒太が淡々、前王者ブラント陣営の再々戦要望

WOWOWの解説を務めたWBA世界ミドル級王者村田諒太(撮影・藤中栄二)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が、前王者ロブ・ブラント(28=米国)陣営からの再々戦要望に対して冷静な反応を示した。

21日、都内のWOWOWでWBA世界ウエルター級王座統一戦のゲスト解説を務めた村田は、18日(日本時間19日)にブラントのプロモーターが契約条項にある再戦権を行使する意向を示したと米メディアが報じたことに言及。「やりたいと言っているみたいですね。ボクも(報道を)聞きましたけれど。(帝拳ジム)本田会長と(米プロモート大手)トップランクにお任せしています」と淡々と話した。加えて「みなさんも自分自身も盛り上がる試合がしたいですね。もう後戻りはしたくないので」と付け加えた。

将来的な対戦相手として「もう1つ上のランクの選手とやりたいです」と素直に発言。ミドル級のWBAスーパー、WBCフランチャイズ、IBF王者サウル・アルバレス(メキシコ)や元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ら超トップ級との対戦実現を望んでいた。

また40歳でWBA世界ウエルター級王座を統一した6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)のファイトぶりに「(母国の)上院議員の仕事をして忙しい中での練習になっているのに、うまくコントロールしているんでしょうね。40歳でここまでできるなんて。ボクシングしかしていない人間が33歳で疲れたとか、年だとか言ってはいけないですね」と刺激を受けていた。

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6階級制覇王者の40歳パッキャオが王座統一/詳細

<プロボクシング:WBA世界ウエルター級王座統一戦12回戦>◇20日(日本時間21日)◇米ネバダ州ラスベガス

ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、WBA世界同級スーパー王者キース・サーマン(30=米国)を2-1の判定で破り王座統一を果たした。この王座統一戦のファイトマネーは、パッキャオが1000万ドル(約11億円)、サーマンが250万ドル(約2億7500万円)を獲得する。

パッキャオ判定
2-1
サーマン

パッキャオの話

楽しみました。相手も良いファイターで強かった。ベストを尽くした結果。(08年から上院議員だが)仕事は山積み。試合は来年くらいかな。

王座統一して喜ぶパッキャオ(AP)

王座統一して喜ぶパッキャオ(AP)

【12回】互いに手数放つが、有効打が決まらない。1分半すぎ、パッキャオの左が決まる。40歳もスタミナは十分。残り20秒でサーマンも右を顔面に決めた。1回以降は五分五分の展開だったが、やはりパッキャオが1回にダウンを奪ったポイントがきき、判定勝ち。判定は2-1。うちわけは115-112が2人、113-114が1人だった。

【11回】パッキャオのボディー攻撃にサーマンは苦しむ。1分半すぎ、サーマンが右ストレートをパッキャオの顔面に決めた。その後は一進一退の展開。

10歳下の相手と王座統一戦に挑んだパッキャオ(ロイター)

【10回】開始からサーマンが連打。1分半すぎの打ち合いで、パッキャオが強烈なボディーアッパーを決める。サーマンに大きなダメージ。腰が引けて逃げ回るサーマン。それでもサーマンは残り30秒から右ストレートなどで反撃した。

【9回】1分すぎにサーマンの右カウンターが決まる。中盤からサーマンの手数が減り、足を使い出す。残り30秒で打ち合いに。

パンチを放つパッキャオ(右=AP)

【8回】サーマンが左ジャブから自分の距離をとりながら攻撃。パッキャオは懸命につめなが連打を放つ。互いにパンチを決めるが、単発。終了間際にサーマンの右が決まる。

【7回】開始からサーマンがラッシュ。1分すぎには右のカウンターを決める。パッキャオの的中率が落ちる。一方でサーマンの右ストレートが決まり始める。残り1分では右ジャブから左を入れた。

【6回】サーマンが果敢に接近戦を挑む。1分半にはノーモーションの右を決めた。パッキャオは残り1分から反撃。連打放つが、この回はサーマンの方が有効打が多かった。

パッキャオ(右=AP)

【5回】サーマンが距離をつめる。右ストレートをパッキャオの顔面に決めた。パッキャオはガードの間を狙って連打放つ。サーマンは鼻血を流し始めた。

【4回】開始からサーマンが圧力をかける。パッキャオも負けじと右ボディーで対抗。互いにボディーの打ち合い。残り1分半、パッキャオが持ち前の連打をみせる。動きながら上下左右と様々な角度からパンチを繰り出す。ガードのすきまから左フックを決める場面も。

【3回】1分半すぎにパッキャオが右ストレートでサーマンをよろめかした。サーマンはボディー攻撃に活路をみいだした。

【2回】開始から打ち合い。1分すぎからサーマンを距離を取り始めた。終了間際、パッキャオがラッシュした。

1回にダウンを奪ったパッキャオ(ロイター)

【1回】40歳のパッキャオが29戦無敗のスーパー王者サーマンと対戦。サーマンは開始から積極的に前に出てくる。1分すぎには右ストレートを顔面に決める。パッキャオもフェイントを駆使しながらパンチを放つ。残り30秒でコーナーに詰められたが、その直後、パッキャオは左ボディーから右ストレートでダウンを奪った。

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40歳パッキャオ、10歳下の王者下して王座統一

パンチを放つパッキャオ(右=AP)

<プロボクシング:WBA世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇米ラスベガス・MGMグランド・ガーデンアリーナ

正規王者となる6階級制覇王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が王座統一、2度目の防衛に成功した。10歳年下となるスーパー王者キース・サーマン(30=米国)と拳を交え、2-1(115-112X2、113-114)の判定勝ちで王者対決を制した。リング上でインタビューを受けたパッキャオは「楽しめました。そして相手も良いファイター、強かった。試合を盛り上げたくてトラッシュトークもした。彼も私もベストを尽くした結果だ。本当にファンのみなさん愛しています。見に来てくれてありがとう。良いファイトがみせられた」と安堵(あんど)の笑みをうかべた。さらに「彼は彼のベストを尽くした。しぶとい相手だった。次の試合は来年かな。フィリピンで(議員の)仕事もあるので」と付け加えた。

初回に左ボディーからの右フックでダウンを奪取。一進一退の攻防から10回には強烈な左ボディーをわき腹に打ち込み、ダウン寸前まで追い込んだ。11回には右ストレートを浴びる場面もあったものの、最終12回を戦い抜き、2-1の判定勝利となった。これでパッキャオは62勝(39KO)7敗2分け、9度目の防衛に失敗し、プロ初黒星となったサーマンは29勝(22KO)1敗1無効試合となった

不惑の40歳となったパッキャオには、次々と対戦相手が浮上している。元WBA・IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(英国)から11月8日、サウジアラビア・リヤドでパッキャオ戦が合意となったと発信された。パッキャオ陣営は「寝耳に水」として否定。また3月には3度目の防衛に成功したIBF王者エロール・スペンスJr(米国)から2団体統一戦を呼びかけられた。現在は格闘技路線を進む50勝無敗の5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)との2度目の対戦を期待する声も少なくない。メイウェザー自らも試合視察するなど、パッキャオ人気は続いている。

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6階級王者パッキャオ、王座統一戦へ前日計量パス 

前日計量で写真撮影するマニー・パッキャオ(左)とキース・サーマン(AP)

プロボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドでWBA世界同級スーパー王者キース・サーマン(30=米国)との王座統一戦に臨む。19日(同20日)には前日計量に臨み、パッキャオは145・5ポンド(約65・99キロ)、サーマンは146・5ポンド(約66・45キロ)でパスした。

パッキャオは「明日の夜、レッスンが予定されている。パッキャオ教授が非常に難しいテストをしてあげるので、キース・サーマンが一生懸命に勉強してきたことを願っています」と自信に満ちた表情を浮かべた。

一方、29勝(21KO)無敗のサーマンも「準備できている。これが私の時間。すごいショーになる、ファンに信じられないような試合をみせるつもりだ」と豪語した。

なお、この王座統一戦のファイトマネーは、パッキャオが1000万ドル(約11億円)、サーマンが250万ドル(約2億7500万円)を獲得することになった。

前日計量をパスしたマニー・パッキャオ(AP)

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パッキャオ「一生で1度の戦い」10歳下王者打ち砕く

マニー・パッキャオ(2019年4月20日撮影)

プロボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が20日(日本時間21日)に米ネバダ州ラスベガスで開催される王座統一戦に向け、17日(同18日)に同地で記者会見に臨んだ。

拳を交えるWBA世界同級スーパー王者キース・サーマン(30=米国)も同席した中でパッキャオは謙虚な口ぶりながらも自信を示した。

「これはエキサイティングで一生で1度の戦いになるだろう。40歳になっても、まだ最善を尽くすことができることを証明することが幸せだ」と発言。10歳年下のスーパー王者を打ち砕く意欲をみせた。また「ボクシングは私の情熱」と強調したパッキャオは「このスポーツでサーマンよりも長く携わってきた。経験が違う」と笑顔をみせた。

一方、29勝(22KO)無敗のサーマンは「私は人生の勝者。自分には力があるので、彼を眠らせるつもり。土曜日は地獄の夜になる。もしパッキャオが『おねんね』になってしまっても驚かないで」と自信満々だった。

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