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王者ネリが山中戦へ豪語「勝って2軒目の家を買う」

山中の写真にパンチをするネリ(撮影・鈴木正人)


 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチは3月1日に両国国技館で催される。

 前王者山中慎介(35=帝拳)を迎えて初防衛戦に臨む王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が22日、都内で練習を公開。4回TKO勝ちでV13を阻んだ昨年8月の試合を振り返り、「(山中は)プレッシャーをかけると、彼は何をしていいか分からない感じだった」と豪語。2階建ての家を購入したメキシカンは「勝って2軒目の家を買う。井上ともやりたい」と、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥の名前も挙げた。

公開トレーニングでミット打ちをするネリ(撮影・鈴木正人)

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ネリKO宣言!山中慎介は「プレッシャーに弱い」

ベルトを肩にポーズするネリ(撮影・鈴木正人)


 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチは3月1日に両国国技館で催される。

 初防衛戦を迎える王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が22日に都内で練習を公開し、順調な調整をアピールした。昨年8月にV13を阻んだ前王者山中慎介(35=帝拳)との再戦となるが、トレーナー、プロモーターら大勢を引き連れて敵地でもピリピリ感はなし。「日本が大好きで戻りたいと思っていた。準備は整っている。今回も勝ってタイトルを持って帰る」と豪語した。

 山中の弱点について聞かれると、「確かにいくつかの弱点がある。プレッシャー(前に出て重圧がかかるとこと)に弱い。プレッシャーをかけると、彼は何をしていいか分からない感じだった。そこをついて勝ちたい」とニヤリ。前回の試合では連打でロープ際に追い詰めて、TKO勝ちにつなげた。「KOで終わる。山中もハードパンチャー、私もハードパンチャーで、KO決着だと思う」と予告した。

山中の写真にパンチをするネリ(撮影・鈴木正人)
公開トレーニングでミット打ちをするネリ(撮影・鈴木正人)

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王者ネリ禁止薬物再発防止へ2カ月前から栄養士雇う

自信の表情をみせるネリ


 山中慎介(35=帝拳)と世界戦(3月1日、両国国技館)を行うWBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が20日、メキシコから来日し「食品対策」を明かした。

 昨夏の山中から王座奪取後、試合前にメキシコで検査した検体から禁止薬物の陽性反応が出た件に触れ、「食品の摂取によるもの」と牛肉に混入していたと改めて主張。WBCからはおとがめなしに終わったが、「有機食品を取るようにした。牛肉は米国から取り寄せた」と“再発防止”に取り組んだという。2カ月前から栄養士も雇う徹底ぶりで、調整への影響は「ない」と否定した。

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山中慎介「必ず奪い返す」ベルト色“神の左”で決意

「GOD’S LEFT」とプリントされたTシャツ姿で山中慎介(撮影・酒井清司)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が「チャンピオンカラー」を身にまとった。20日、昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、都内ジムで練習を公開。「順調。1日1日を本当に大事に過ごしてきた」と神の左と称される力強いパンチを披露した。着ていた特製Tシャツは「GOD’s LEFT」の文字が金、ナイキ社のロゴが緑に染められていた。

 「必ずベルトを奪い返すという意味を込めた」と陣営が明かす。金と緑は5年9カ月保持したWBCのベルトの色。特製Tシャツは長き防衛ロードの途中から毎試合違うカラーが制作されたが、同2色の配色は初となる。お披露目されたTシャツには練習中、みるみる汗がにじみ出た。過酷な減量の最中だが「汗は出ますね」と笑み。座って取材を受けた後には、直径30センチほどの水たまりができていた。

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山中因縁ネリ来日、薬物要因は牛肉…有機食品で対策

自信の表情をみせるネリ


 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は3月1日に両国国技館でゴングが鳴る。挑戦者に前王者山中慎介(35=帝拳)を迎える王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が20日に来日し、「2度目の日本に来られてうれしい。寒さは体重を落とすのに骨が折れそうですが、考えて落としたい」と、4回TKO勝利した昨年8月以来の再戦への意欲を口にした。

 昨夏の王座奪取後、試合前の7月27日にメキシコで検査した検体から禁止薬物ジルパテロールの陽性反応が出たことが発覚した。家畜の成長促進剤で、ネリ側は牛肉に混入していたと主張。結果、WBCは過去の検査がすべて陰性で、意図的摂取の証拠もないとして、ベルト剥奪などの処分はなしとし、山中との再戦交渉に入るように命じられていた。

 一連の騒動に対し、この日は自ら「食品の摂取によるもの。メキシコでは他の競技、サッカーなどでも同じ問題が起こっている」とあらためて述べ、今回の試合に向けたWBCによる2度の検査でも陽性反応は出ていないとした。食事は「再発」を防止するために有機野菜を食べることを徹底。牛肉は米国産の有機品を取り寄せるなどして、対応してきたという。調整への影響は「関係ないと思う」と否定した。

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山中慎介「ネリのことだけ考えて」雪辱へガード改善

ルイス・ネリとの再戦を前に、練習を公開した山中慎介(撮影・酒井清司)


 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は3月1日に両国国技館でゴングが鳴る。前王者山中慎介(35=帝拳)が20日、昨年8月に日本記録に並ぶV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との再戦へ向けた練習を都内で公開した。

 「ここまでは順調にきています。いまは何の迷いもなく、あとは体調管理をしっかりするだけ」と引き締まった表情で現況を述べた。大記録がかかった大一番で喫したプロ30戦目での初黒星。「ネリのことだけ考えてきた。リベンジするという思いで、毎日毎日練習の中でいろんな方に相談しながらやってきた。充実していた」と王座陥落後の日々を振り返った。

 残り9日。この日の外国人パートナーとの2回のスパーリングでは、至近距離からの左ストレートとや、ガードを高く上げる意識を徹底し、仕上げも佳境に入る。「まずは勝つと言うことを考えたい。KO勝ちにこだわることはないですが、タイミング合えば倒れるでしょう」と予告した。

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挑戦者の山中慎介「コソコソ動ける」先に入場も歓迎

ミット打ちを行う山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が挑戦者の立場を歓迎した。昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、15日に都内のジムで5回のスパーリングを消化。

 「本当に久々ですよね、先に入場するのは」と切り出した。王者は後のため、先は11年11月の王座決定戦エスキベル戦以来。「でも、先にリングでコソコソ動ける。体も温まると思う。初回に向けて大事。そこは良いなと思っていた」と意外な利点を説いた。減量も順調に進み、残り2週間。「迷いはない」と力強かった。

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山中慎介3・1王者ネリ戦へ対策着々「迷いはない」

ミット打ちを行う山中慎介(撮影・阿部健吾)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が挑戦者の立場を歓迎した。

 昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、15日に都内のジムで5回のスパーリングを消化。

 グローブを従来の日本製からメキシコ製に変えることを明言しているが、他の変更点を聞かれると、「最初に入場するくらいですかね。どんな感覚なんですかね。でも、場内が暗くなるじゃないですか、チャンピオンが入ってくるとき。その時にコソコソ動ける。体が暖まると思うんですよ。1ラウンド目に向けて、大事ですよね」と意外な効能を口にした。

 たしかに、長く王者として後からの入場を続けてきた。挑戦者の青コーナーに陣取るのは、11年11月、王座戴冠したエスキベル(メキシコ)との王座決定戦以来、実に6年4カ月ぶりにもなる。違和感はあるだろうが、ウオーミングアップという観点から前向きにとらえていた。

 試合まで2週間となり、減量も順調に進んでいる。「以前は、その前の試合の減量ペースなどもチェックしていたんですが、今はやらなくても大体合っている。2週間前の体重は毎試合変わらなくなってますね」とベテランらしい調整状況を口にした。さらに「今回はやるべき事が決まっている。迷いはないですね」とネリ対策も着々。ぬかりなく、雪辱あるのみだ。

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山中慎介3・1世界戦で新グローブ「スナップ効く」

「REYES(レジェス社)」のグローブをはめる山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)は12日、都内のジムで練習を行い、昨年8月にV13を阻まれたルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)で新グローブを着けると明かした。日本製からメキシコ製のREYES(レジェス)社に変える。

 先週から試し「拳が当たる感覚がある」と好感。手首の部分が「柔らかいのでスナップが効く」と、ジャブの威力増にもなりそうだという。ネリも同じ物を使う見込みだが「リスクもありますけど良い感触なんで」と実装する。

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山中慎介「力伝わりやすい」新グローブでリベンジだ

レジェス社のグローブでミット打ちする山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が「新グローブ」で雪辱の舞台に臨む見通しとなった。

 8日、都内のジムで従来使用してきた日本製の他、メキシコ、米国製も試し打ち。昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、「おそらく(メキシコ製の)レジェス(社)になるかな」と言及した。「ナックルの部分がフワフワしていて、拳の力が伝わりやすいかな」と好感触で、今週をめどに最終決断する。

 プロ初黒星は新たな挑戦のきっかけでもあり、「新鮮ではありますね」と続けた。この日の5回のスパーリングでも従来はない至近距離でのブロック、打ち返しを徹底するなど、新境地でベルトを取り戻す。

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粟生隆寛2年10カ月ぶり復帰へ、因縁の相手と対戦

粟生隆寛


 ボクシングの元2階級王者粟生隆寛(33)が因縁ボクサーとの雪辱戦で2年10カ月ぶりのリングに上がる。

 3月1日に両国国技館で元世界王者のガマリエル・ディアス(メキシコ)と62・0キロ契約8回戦を行う。7日に所属の帝拳ジムが発表した。同日は同門の前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35)が現王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦となるタイトル戦に臨む。

 WBC世界フェザー級王者だった12年に対戦し、0-3の判定負けで4度目の防衛に失敗した相手がディアスだった。その後、15年11月に再戦が組まれたが、粟生が直前に左足関節腓骨(ひこつ)筋腱(けん)脱臼を負って欠場していた。 粟生にとっては無効試合となった15年5月1日のWBO世界ライト級王座決定戦以来の復帰戦となる。足のケガの手術とリハビリの日々を乗り越え、昨年8月、今年1月と同門のWBA世界ミドル級王者村田諒太(32)の国内合宿に同行するなど、再びリングに上がるために努力を続けていた。

 戦績は粟生が27勝(12KO)3敗1分け1無効試合、ディアスが40勝(19KO)18敗3分けとなっている。

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山中慎介「王者に返る」滋賀県知事からカエルの置物

三日月知事(右)の激励に勝利を誓う山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が5日、都内ジムで出身の滋賀県の三日月大造知事(46)の激励訪問を受けた。

 王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦する世界戦(3月1日、両国国技館)に向けて、握手を交わし「うれしいですね」。防衛戦をほぼ現地観戦している同知事から今回はカエルの置物をプレゼントされたといい、山中は「王者に返る、ですね」と感謝していた。

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山中慎介、NHKプロフェッショナルに異例の再登板

GOD`S LEFTと書かれたTシャツを着て左拳を突き出す山中慎介


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が、3月5日午後10時25分から放送のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で異例の“再登板”をすることになった。

 昨年8月の放送回で、日本記録の13回連続防衛記録に挑む様子が密着された。同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)にプロ初の黒星となる4回TKO負けで偉業を阻まれて王座陥落したが、今回はその雪辱戦までの日々を見つめる。

 3月1日に待つネリとの再戦へ、番組では「ハイリスクを承知で上がる覚悟のリングには、一体なにが待ち受けるのか? 35歳、絶対王者と言われた男の挑戦に、再び密着!」とうたう。

 NHKでも屈指の人気番組だが、これだけ短期間で再登場するのは異例だという。前回の反響も大きく、再びカメラを向けるNHK関係者は、「ひそかに追いかけてきた再起への戦いをお伝えしたい」と述べた。

3月1日のタイトル戦に向けスパーリングを開始した山中慎介(左)(2018年1月23日撮影)

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山中慎介「上がってきた」3・1ネリ再戦へ調整順調

左ストレートを放つ山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が1日、都内のジムで6回のスパーリングを行った。

 昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦する世界戦(3月1日、両国国技館)まで1カ月。「ようやく今週から(調子が)上がってきた」と、スパーでは左拳でダウンも奪った。減量期を前に「今日が食べ納め。ラーメンと揚げ物を同時にいこうかな。それで明日から頑張れる」とジムから引き揚げた。

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山中慎介「力になる」3月ネリ戦へ関西から大応援団

山中慎介(17年11月撮影)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)に史上最大の「援軍」が駆けつける。王座返り咲きを懸け、昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)と世界戦(3月1日、両国国技館)が控える中、出身の関西圏から約1000人の応援団が来場すると明かした。

 25日に都内のジムで4回のスパーリングを消化後、「東京での試合では一番多い。力になる」と感謝。この日発売開始したチケットもリングサイド席が即売り切れるなど、多くのファンの声援が雪辱を後押しする。

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山中慎介 昨年ネリ戦反省から微調整、手応えスパー

気迫の表情でミット打ちする山中(左)(撮影・阿部健吾)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が23日、王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ外国人パートナーとのスパーリングを開始。2人ずつ計4回を消化し、「体が浮いた状態の時間を少なくできた」と手応え。

 V13を阻まれた昨年8月のネリ戦では、回転鋭い連打に体が流れ、守勢に回った。反省から「連打がきても、足が利いていればその場所で打ち返せる」と股関節を使って重心を下に置く微調整を続けてきた。スタンスも「3・8ミリくらい(笑い)」狭くしたという超微調整を冗談交じりに明かした。

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山中慎介、ネリ専用武器の近距離型「神の左」手応え

至近距離からの左ストレートに磨きをかける山中


 至近距離型「神の左」がうなる。ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が、王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ新たな左ストレートを用意した。昨年8月に4回TKO負けでV13を阻まれた因縁の相手との再戦。接近戦からの連打で勢いづかせた反省を生かし、これまでにはない距離からの左で雪辱を果たす。

 山中の左腕がたたまれ、従来の軌道とは違う左拳が次々にミットをとらえた。「今日は7割の力」と言うが、さく裂音がジムに響く。田中トレーナーとの距離は、V13戦までの練習ではほぼなかった至近距離。「ネリと戦ってみて、必要なパンチだと。左腕を折りたたんでも打てるようになってきた」と自信が宿る。

 KOの山を築いた「神の左」、最大の特徴はまねできない距離感だった。通常とは30センチ以上遠い距離からの一撃。左足で力強くリングを蹴り、大胆に踏み込むからこそ可能で、反動で得た力を上半身に伝えることで威力を生み出してきた。翻れば、相手が予想しない遠距離からの伸びるパンチが、山中の真骨頂だった。

 今回のネリ専用武器は、踏み込まない。すでに距離が近いため、蹴り足は使わずに、左腕もコンパクトに回す。昨年から取り組み、当初は戸惑いもあったが、ここにきて手応えがあるという。前回は回転の速い連打で迫り来るネリに対し、距離を取ろうと体をのけぞらすので手いっぱいだった。「今回はそこでも防御してから打ち込むなどを考えている」とイメージする。

 もちろん、本来の「神の左」の距離が戦いのベースにはなる。「近すぎばかりでもしょうがない。バランスですね」と、プラスアルファとして装填(そうてん)する。再戦の妙味は、敗戦の原因を分析し、改善し、新境地をみせる瞬間にこそある。黙々とミットを打ち抜く35歳には、その予感が大いに漂う。【阿部健吾】

17年8月、1回にネリに左ストレートを打ち込む山中

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山中慎介、現役続行から「頭の中はネリしかいない」

山中(左)と岩佐は笑顔で記念撮影(撮影・滝沢徹郎)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が一戦集中のリベンジ舞台に臨む。3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日発表され、都内のホテルで会見に臨んだ。「ネリに借りを返す」。昨年8月、13度目の防衛戦でタオル投入による4回TKO負けを喫した現王者の顔を思い浮かべながら「現役続行してからは頭の中にネリしかいない。次やったら勝つことができるから、現役を続行しました」とリベンジへの意識を高めた。

 山中が王座陥落した後、ネリに禁止薬物の使用が判明した。ところがWBCは意図的な証拠がないとして処分をせず、両陣営に再戦指令を出した。まさに因縁決着の舞台となる。山中は「火がついたというよりも、あれではやめられないでしょと。防衛回数を言われることはないし、変なプレッシャーもない」とリラックスした表情を浮かべた。ネリとの再戦後について「先のことは考えていない。この1戦に勝つことだけ」と言うにとどめた山中。戌(いぬ)年の年男イヤーはネリ撃破だけに集中する。【藤中栄二】

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山中慎介「借り返す気持ちだけ」3・1ネリ戦に決意

WBC世界バンダム級タイトルに挑戦する山中(右)とIBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐はファイティングポーズする(撮影・滝沢徹郎)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 昨年8月、13度目の防衛戦でネリの挑戦を受けながら、4回にタオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月保持していた同王座を明け渡した因縁の相手。山中は「現役続行を決めてから、ネリに借りを返す気持ちだけしかなかった。今は3月1日の、この1戦のことだけしか考えていない」と強い決意をにじませた。

 8月のタイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を出していた。

昨年10月から本格的な練習を開始した山中は12月上旬に千葉県内で走り込み合宿を消化。今月中旬からは本格的なスパーリングに入ってネリ戦に備えるという。 山中は「8月に負けているから大きいことは言えないが、(勝てる)良い感覚もあった。次に対戦したら勝てるから現役続行したこともある」と自信をのぞかせた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。岩佐は「鬼門の初防衛戦と言われ、プレッシャーもあるが、練習量を増やして臨みたい」と意気込んだ。

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山中慎介 3・1王者ネリに挑戦 岩佐は初防衛戦

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中(17年11月撮影)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 ネリは昨年8月、13度目の防衛戦で4回、タオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月も保持していた同王座を明け渡した因縁の相手となる。タイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を受けていた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。

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山中慎介「やるしかない」ネリ再戦へ村田流地獄トレ

合宿を開始した山中(左)とリナレス


 8月にWBC世界バンタム級王座から陥落した山中慎介(35=帝拳)が5日、千葉県内のゴルフ場で合宿に突入した。来春に見込む王者ルイス・ネリ(メキシコ)との再戦へ下半身強化が目的。「神の左」を打ち込む土台作りのための試合前恒例で、「面白いトレーニングではないが、強くなるために必要」と苦難に向き合うが、今回はさらにきつそう。「それ言うと、火が付きそう」と、メニューを組む中村フィジカルトレーナーに視線を送った。

 「それ」とはジムの後輩でWBA世界ミドル級王者村田の例。5月に敗れたエンダムとの10月の再戦前に同じような強化合宿を張り、同トレーナーから「(前回より)質も量も2~3割増し」と言い渡され、地獄のメニューをこなし、勝利につなげた。山中も同じく再戦。村田の過酷さは聞いており、「同じですけど…、やるしかないですね…」と覚悟を固めた。同トレーナーは「いつもは10キロなどの長い距離は1日1回ですが、様子を見て2回にすることも」と計画した。

 プロ初黒星を味わった悔しさは消えない。「走りできついときも、思い出せば頑張れる」と最高のカンフル剤になる。この日はさっそく、最後は暗くなるまで1時間足を動かし続け、充実の表情で汗をぬぐった。【阿部健吾】

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山中慎介、息子も神頼み「ネリに勝てますように」

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中(撮影・阿部健吾)


 「神の左」に雪辱機会が訪れる。ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が1日、現役続行を表明した。8月のタイトル戦で敗れたルイス・ネリ(メキシコ)のドーピング問題に対し、WBCはこの日に処分なしの裁定を下したが、同時に再戦指令も発表。復帰の意思を固めていた山中には願ってもない展開で、年明けにも国内での王者返り咲きを狙う。

<山中に聞く>

 -ネリとの再戦指令に

 山中 1歩進んだ。僕としてはうれしい。もう1度、戦いたいという気持ちが強い。再起する。

 -現役続行を決めたのは

 山中 はっきりとは覚えていないが、家族と過ごす時間が多くなる中で、あれ(敗戦)では終われないという思いが徐々に強まった。最近、神社にお参りに行くと子供たちも「ネリに勝てますように」と勝手に言ったりしている。

 -再戦が決まれば、どんな試合をしたいか

 山中 厳しい戦いになるのは覚悟している。自分たちにしか分からないものは、あの4ラウンドで十分、分かっている。どうやって変えていくか。

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牛肉食べ? ドーピング陽性反応/山中vsネリ経過

8月、山中慎介対ルイス・ネリ 4回、ロープ際に追い込まれネリ(左)の左ストレートを浴びる山中


 「神の左」に雪辱機会が訪れる。ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が1日、現役続行を表明した。8月のタイトル戦で敗れたルイス・ネリ(メキシコ)のドーピング問題に対し、WBCはこの日に処分なしの裁定を下したが、同時に再戦指令も発表。復帰の意思を固めていた山中には願ってもない展開で、年明けにも国内での王者返り咲きを狙う。

<世界タイトルマッチ経過>

 ◆8月15日 タイトル戦で13度目の防衛に挑んだ山中がネリに4回TKO負け。

 ◆23日 WBCがネリの禁止薬物陽性反応を発表。7月27日に拠点のメキシコ・ティファナでの検査で、筋肉増強剤に似た物質ジルパテロールを検知した。

 ◆10月3日 アゼルバイジャンで開かれたWBC総会で結論が先送りに。スライマン会長がより詳細な調査の必要性を説いた。

 ◆18日 ネリ陣営が処分の結論を待たずに11月4日にメキシコでノンタイトル戦を行うと発表。都内のイベントに出席した山中は「処分も出ていないのに、おかしな話」と不快感。

 ◆11月1日 WBCがネリの処分結果を発表。他競技の選手でも牛肉を食べて陽性反応が出ていること、ネリが日本で受けた3回の検査で陰性だったことなどを情状酌量の理由に処分なしとし、再戦を指令。

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山中慎介、因縁ネリ撃破に自信!現役続行決めたワケ

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中(撮影・阿部健吾)


 「神の左」に雪辱機会が訪れる。ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が1日、現役続行を表明した。8月のタイトル戦で敗れたルイス・ネリ(メキシコ)のドーピング問題に対し、WBCはこの日に処分なしの裁定を下したが、同時に再戦指令も発表。復帰の意思を固めていた山中には願ってもない展開で、年明けにも国内での王者返り咲きを狙う。

 類いまれな左拳がリングに戻ってくる。「また神の左が見られますね」と話を振った報道陣に、「いまは右を練習してるんですけど」と返してしたり顔。山中のウイットに富んだ言動も帰ってきた。「もう1回、左は強いと思われるように勝ちたい」と続け、揺るがない自信も感じさせた。

 待ち続けた結論が出た。この日、WBCが新王者ネリのドーピング疑惑の裁定を発表した。試合後に、7月27日にメキシコで検査した検体に禁止薬物ジルパテロールの陽性反応が発覚。家畜の成長促進剤で、ネリ側は牛肉に混入していたと主張していた。結果、WBCは過去の検査がすべて陰性で、意図的摂取の証拠もないとして、ベルト剥奪などの処分はなし。ただ同時に、山中との再戦交渉に入るように命じ、白黒つける道筋をつけた。

 薬物疑惑に「驚きしかなかった」という山中だが、「ネリとできるのはうれしい」と本音を隠さない。8月のプロ初黒星の悔しさから、9月中旬には復帰を決めて練習を再開した。「ネリ以外でも良かったですが、やはり再戦で借りを返したい」と気持ちは高ぶる。

 本田会長は「以前とまるっきり違う山中がいる」と目を細める。12度の防衛を重ね、守りに入っていた精神面が、挑む立場で攻めの心を取り戻したと見立てる。今後交渉に入り、「簡単ではないが、国内でやらせたい。来春までは待てない」と年明けを見込む。ネリが4日にメキシコで予定するノンタイトル戦は、変更なく行われる見通しだ。

 舞台は整う。「強い気持ちでやる。勝つ自信はある」と山中。きっぱりと断言する顔には、生気があふれていた。【阿部健吾】

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山中慎介が現役続行宣言「単純にネリと再戦したい」

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が1日、現役続行を宣言した。

 8月15日に京都で開催された世界タイトルマッチで4回TKOでルイス・ネリ(メキシコ)に敗れて、13度目の防衛に失敗していた。「8月の試合は悔いが残った。そのまま辞められないという思いが、日にちがたつにつれて大きくなった。もう1度戦うと決めました」と述べた。

 この日、WBCはタイトル戦後にドーピング検査で禁止薬物ジルパテロールに陽性反応を示したネリに対し、意図的摂取の証拠がないとして、山中との即時再戦を交渉に入るように命じる裁定を下したと発表した。一報を聞いた山中は、「単純にネリと再戦したいという気持ちを持っていた。ドーピング疑惑もありましたけど、借りを返したい、それだけですね。勝つ自信はあります」と雪辱を誓った。

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山中慎介との再戦指令 WBCが薬物陽性反応ネリに

8月15日、WBC世界バンタム級選手権 4回TKOでネリに敗れた山中(左)


 ボクシングのWBCは10月31日(日本時間11月1日)、8月15日に京都で開催された同団体の世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介(35=帝拳)を下して新王者となったルイス・ネリ(メキシコ)がドーピング検査で陽性反応を示した問題で、意図的摂取の証拠がないとして、山中との即時再戦を交渉に入るように命じる裁定を下したと発表した。

 反応が出た禁止薬物ジルパテロールは、筋肉増強剤クレンブテロールに似た性質を持っており、家畜の体重と筋肉を増やす成長促進剤で飼料に添加されるの動物用医薬品。人が摂取すれば心拍が速くなり、気管支拡張の作用があり、筋肉増量につながる。ネリ陣営では拠点とするメキシコ・ティファナで牛肉を食べた際に摂取したと無実を主張してきた。

 進退を保留してきた山中にとっては、雪辱の機会が準備されたことになる。

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山中慎介、進退は「まだ何も決まっていない」

イクメンオブザイヤーの授賞式に出席し、子供との写真を持って話す山中(中央)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が18日、都内で行われた「イクメン オブ ザ イヤー」授賞式に登壇した。

 子育てに積極的に取り組む「イクメン」の認知向上に寄与したアスリート代表として受賞。2児の父ボクサーは、「試合が決まるとなかなか一緒にいるのは難しくなるんですが、日曜日はオフなので、最低でも公園に連れて行くようにしています。そこで自分も楽しめる。試合後は1カ月間は休みなので、そこでも家族といる時間を多く作るようにしています」と語った。

 8月15日に京都で行われた同級タイトル戦で、挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に4回TKOでプロ初黒星を喫して13度目の防衛に失敗した。その後にネリのドーピング検査での薬物陽性が発覚し、WBCによる処分を待っている状況にある。

 壇上ではイクメンぶりが分かる写真として、勝利後のリングに2人が上がった1枚を見せ、「長男は5歳なんですが、半年の頃から10回リングに上がっているので、慣れすぎている。娘はまだですね」と解説した。

 進退については「まだ何も決まっていない」と述べた。「処分がどうなるかということもある。現役でも引退してもトレーニングは続けようと思うので、自分的に走ったりはしています」と近況を説明した。

 爆笑問題の田中裕二、野球解説者のマック鈴木さん、キャラクター部門でバカボンのパパ、特別部門で群馬県・群馬県保育協議会も受賞した。

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薬物陽性反応のネリ、WBC総会での処分決定先送り

8月15日、WBC世界バンタム級選手権 4回TKOでネリに敗れた山中(左)


 8月に京都で行われたボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦で新王者となったルイス・ネリ(25=メキシコ)の処分決定が先送りとなった。

 山中慎介(帝拳)の13度目の防衛を阻んだ後に、試合前のドーピング検査での禁止薬物ジルパテロールの陽性反応が発覚。米専門誌の報道ではその後行われたB検体の検査でも陽性反応が出たと報じられていた。当初は現在アゼルバイジャンで開かれているWBC総会で結論が出る見込みだったが、3日にスライマン会長からJBCの安河内本部事務局長に総会中に発表は行わない説明があった。同事務局長は「ネリ本人も含めて関係各所から資料を集めたり聴取しており、早く結論を出したいが、より慎重に対処する必要がある」と述べた。なお、山中は現在までに進退を明言していない。

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薬物検査2度の陽性もネリ側否定「肉を食べたため」

8月15日、WBC世界バンタム級選手権 4回TKOでネリに敗れた山中(左)


 ボクシングのWBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)のザンファー・プロモーションは28日、海外サイトの取材に応じ“無罪”を主張した。

 先月15日に京都で行われた同級タイトル戦で山中慎介(帝拳)を4回TKOで下したが、その後に試合前の薬物検査で陽性反応が発覚。Bサンプルでも同様の反応が出たと27日に報じられていた。違反とされるジルパテロールは牛肉に含まれることもあり、同プロモーションは「肉を食べたため」と主張した。

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山中慎介にベルト返還 新王者ネリB検体も陽性

8月、WBC世界バンタム級選手権で4回TKOでネリに敗れた山中(左)


 ボクシングの米老舗専門誌「リングマガジン」電子版は26日、前WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)に同誌選定のベルトを返還すると発表した。

 公式HPで、8月15日の同級タイトル戦で4回TKO勝ちした新王者ルイス・ネリ(メキシコ)のB検体の薬物検査が陽性だったと報じ、措置を決めた。ネリは山中のV13を阻んだが、8月下旬にWBCが禁止薬物に陽性反応を示したと発表していた。筋肉増強剤に似た性質を持つ物質ジルパテロールを検知したため、試合前に検査を終えたB検体の結果が待たれていた。同誌によればWBCは今週にも裁定を発表するとしている。

ルイス・ネリ(2017年8月13日撮影)

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