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赤穂亮1年ぶり復帰戦初回KO勝ち、右ボディー2発

赤穂亮は約1年ぶりの復帰戦を飾ってインタビューを受ける(撮影・河合香)

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール


 前日本バンタム級王者赤穂亮(32=横浜光)が、約1年ぶりの復帰戦を初回KOで飾った。

 1月のV2戦は減量中にダウンし、2度目の棄権で王座を陥落した。昨年8月の初防衛戦以来の試合で、ロベルト・ウドトハン(29=フィリピン)と対戦。1回はかわすつもりも、左ボディーで相手が下がった。2分すぎに右ボディーをみぞおちに2発ねじ込むと相手がうずくまった。10カウントで1回2分25秒KO勝ちとなった。

 赤穂はいつも以上に落ち着いた出だしだったが「デビュー戦みたいに緊張した」という。試合に関しては「1回は詰めすぎないで、足で外そうと思っていた。それなりの戦績の相手で、8回までやるつもりだった。左ボディーでうめいて、効いたのが分かった。ちょっと早すぎ。もう少しやりたかった」と話した。

 1月の防衛戦は15年以来2度目の棄権で、すぐに引退を決断した。そこへ兄貴と慕う元世界王者の下田氏から毎日叱咤(しった)激励された。ジムにも見知らぬファンから「引退するな」という電話が20件以上かかってきたと後輩に聞かされた。

 徐々に現役続行へと気持ちが変わり、4月後半に石井会長と3度目の食事の時に申し出た。石井会長も「17歳で上京してきた時から一緒にやってきた仲。本人の希望を受け入れた」という。

 赤穂は初心に帰って、この一戦に集中した。「この3カ月はできる限りのことはやった。10年後、20年後、この半年の人生経験は生きるはず。悔いの残らない人生にしたい」と話した。

 これまで2度世界挑戦も経験している。3度目の期待もあり、階級は「世界を目指すならスーパーバンタム級」とは言ったが「次を見ずに一戦一戦こなしていく」と、現役ボクサーの喜びをかみしめていた。

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赤穂亮が計量クリア、1年ぶり復帰戦「楽しみたい」

約1年ぶりの復帰戦へ計量をクリアした赤穂亮


 ボクシングの前日本バンタム級王者赤穂亮(32=横浜光)が12日に都内で、約1年ぶりの復帰戦へ前日計量をクリアした。13日の東京・後楽園ホールでのロベルト・ウドトハン(29=フィリピン)とのノンタイトル8回戦は、昨年8月の初防衛戦以来の試合となる。赤穂は一発で契約体重の56・0キロちょうど、相手は200グラムオーバーから再計量でパスした。

 赤穂は1月にV2戦を予定していたが、減量中の試合4日前にダウンして救急搬送された。ドクターストップで棄権となり、王座を陥落となった。棄権したのは15年以来2度目のことだった。「前は根性でいけたが、もう通じない。疲労の蓄積とかもあった」と振り返る。

 2度目の棄権ですぐに引退を決断した。「2~3カ月まったく動かず、99%やめるつもりだった」。重圧から解放されたが、一方で徐々に物足りなさも感じた。そこへ兄貴と慕う元世界王者の下田氏から、電話などで連日叱咤(しった)激励された。「おれはやりきった。お前はやり切ったのか?」と。

 4月になって現役続行を決断し、石井会長に申し出ると、話し合いの末に許しを得た。すぐに復帰戦も決めてもらい、再スタートした。世界を目指してバッグ一つで上京した17歳のころの初心に帰り、数年ぶりで出稽古にも行った。

 階級も上げて、減量も早めに始めた。フェザー級も視野に入れるが、再び世界を目指すにはスーパーバンタム級で行く考えだ。「それも今回勝っての話。リングに帰ってこられた、リングに入れることを楽しみたい。期待してください」。ボクサーを続ける喜びを口にした。

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