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那須川天心RIZIN出場「なくならない」榊原信行CEO武尊戦は言及せず

RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った前列左から三浦孝太、RENA、RIZIN榊原信行CEO、太田忍、後列左からYUSHI、祖根寿麻、パク・シウ(撮影・野上伸悟)

総合格闘技(MMA)RIZINの榊原信行CEOが17日、33大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)での那須川天心(23)の出場について「なくならないと思う」と明言した。

都内で追加対戦カードの発表会見に出席。武尊(30)との対戦の可能性については言及せず、那須川の試合に関しては「ラストマッチを組むつもりでいる」と話した。

デビュー戦に臨むJリーグ横浜FCのカズ(三浦知良)の次男、孝太(19=BRAVE)への期待も語った。出場が決まっていた孝太は、元ホストのYUSHI(33=Potencial GYM)との対戦が発表された。MMAチャレンジルール(66・0キロ)で3分3回。榊原CEOは「孝太の試合は親のような気持ちで見てほしい。3、4年先に海外に行けるようなスーパースターを育てないといけない」と話した。

本来はブラジル人選手との対戦が予定されていたが、オミクロン株の影響により対外国人入国規制で参戦が不可能となっていた。相手のYUSHIは元ホストという経歴で、21歳の時に全国から腕っ節のホストが集まる地下格闘技大会の宴に参戦すると、14年12月には宴の軽量級チャンピオンに輝いた。地下格闘技で8戦7勝という成績を残している。

RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った前列左から三浦孝太、RENA、RIZIN榊原信行CEO、太田忍、後列左からYUSHI、祖根寿麻、パク・シウ(撮影・野上伸悟)

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カズ次男三浦孝太「楽しんでもらう試合を」RIZIN相手は元ホスト

RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った三浦孝太(左)とYUSHI(撮影・野上伸悟)

総合格闘技(MMA)のRIZINは17日、33大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)に出場するJリーグ横浜FCのカズ(三浦知良)の次男、孝太(19=BRAVE)の対戦相手が元ホストのYUSHI(33=Potencial GYM)に決まったと発表した。

MMAチャレンジルール(66・0キロ)で3分3回。本来はブラジル人選手との対戦が予定されていたが、オミクロン株の影響により対外国人入国規制で参戦が不可能となっていた。

会見に登壇した孝太は「出してもらうからには格闘技のコアなファンや一般の方に楽しんでもらうような試合をしたい」と意気込んだ。

相手のYUSHIは元ホストという経歴で、21歳の時に全国から腕っ節のホストが集まる地下格闘技大会の宴(うたげ)に参戦すると、14年12月には宴の軽量級チャンピオンに輝いた。地下格闘技で8戦7勝という成績を残している。29歳でボディービルに挑戦して数々のコンテストで入賞。現在はMMAの練習に励んでいるという。

RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った三浦孝太(左)とYUSHI(撮影・野上伸悟)
RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った三浦孝太(左)とYUSHI。右はRENA(撮影・野上伸悟)
RIZIN.33の対戦カード発表会見を行った三浦孝太(左)とYUSHI(撮影・野上伸悟)

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元120円Jリーガー安彦考真3連勝「人生の厳しさ」17歳王者に教える

EXECUTIVE FIGHT武士道 試合前にファンに向かって拳を突き上げる安彦考真(撮影・松熊洋介)

<EXECUTIVE FIGHT~武士道~>◇10日◇東京・八芳園

大みそかのRIZIN出場あるか-。元年俸120円Jリーガーで昨年から格闘家に転向した安彦考真(43)が、テコンドーの19年全日本ジュニア王者の裕次郎(17)に判定3-0で勝利し、デビュー3連勝を飾った。8選手による75キロ級トーナメント1回戦(キックボクシング、2分×2回)を勝ち上がり、来年の準決勝に進出。目標としていたRIZIN33大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)出場も「諦めていない。まだ枠はある。オファーがあるはず」と叫んだ。

ゴングと同時に飛び込んできた裕次郎に慌てなかった。テコンドーの技を出させないように接近戦に持ち込み、膝蹴りとパンチを次々と浴びせた。魂をぶつけ合った攻防は、途中もみ合って場外に転落するシーンも見られるほど。2回にダウンを奪い、その後も優位に試合を進めた安彦が勝ち名乗りを受けた。

普段から一緒に練習をする裕次郎との対戦。オファーを受けたときには「お互い手の内を知っている。やりにくいな」と感じたという。4月には練習でボコボコにされており、裕次郎に教わることも多いが「26歳差。人生の厳しさを教えて、これから世界を取る裕次郎に大きな壁になってやろうと」。初めてダウンした17歳に悔し涙を流させた。

「この試合でやってきたことの答え合わせをしたい」と語っていた。毎日3時間、過去2戦以上にトレーニングを積んできた。「今までで一番追い込んだ」。走り方の指導者から瞬時に足を出す方法を教わり、ダッシュを重ねた。サッカー選手の得意とする「走力」だが「今までやってきたものと全然違う」と下半身強化に取り組んだことを生かし、常に前に出続けた。

目標とするRIZINの大みそか大会では、尊敬するキングカズことJリーグ横浜FC三浦知良(54)の次男孝太(19)のデビュー戦が行われる。以前「チャンスがあれば戦ってみたい」と野望を明かしたこともある安彦。大先輩の息子でも「殴って傷つけたら…なんてことは全くない」と話す。現時点で孝太は総合格闘技を予定しており、キックボクシングの安彦との対戦の可能性は低いが「オファーがあればいつでも」と待ち望む。

この日は、「少しでも頑張っている姿を見せられたら」と、格闘家転向に反対している両親を初めて会場に呼んだ。高3時に単身でブラジルに渡り、その後社会人を経験。39歳でのJリーグ挑戦など、自分の夢にまっすぐに突き進んできた。「リングの上は人生も物語る」。初めて見る両親に、ファイターとしての勇姿をしっかりと届けた。格闘家転向1年。挑戦モンスターの夢が現実になる日がまた近づいた。【松熊洋介】

EXECUTIVE FIGHT武士道 裕次郎(右)にパンチを浴びせる安彦考真(撮影・松熊洋介)
EXECUTIVE FIGHT武士道 裕次郎(左)に勝利し、デビュー3連勝を飾った安彦考真(右)(撮影・松熊洋介
EXECUTIVE FIGHT武士道 裕次郎(左)に勝利し、勝ち名乗りを受ける安彦考真(撮影・松熊洋介)

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RIZIN33外国人5選手参戦できず 格闘家デビュー予定三浦孝太の相手も

「RIZIN.33」対戦カード発表会見で話す榊原CEO(撮影・垰建太)

総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(58)は9日、都内で記者会見を開き、11月29日に発表された政府による外国人入国禁止対策を受け、33大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)に来日を予定していた外国人5選手の参戦がなくなったことを発表した。

ビザの申請を進めていた選手は、トフィック・ムサエフ、ヴガール・ケラモフ、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボの4人と、同大会で総合格闘家デビュー予定のJリーグ横浜FC三浦知良(54)の次男孝太(19)の相手を予定していた初参戦のブラジル人選手。

今後は、外国人選手を支援するクラウドファンディングを行う意向を示した。

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カズ次男三浦孝太「お父さんが背中を押して」RIZIN参戦へ父サポート

横浜FC三浦知良の息子の三浦孝太(21年9月19日撮影)

Jリーグ横浜FCのカズ(三浦知良、54)の次男で、総合格闘技大会RIZIN33(31日、さいたまスーパーアリーナ)でデビューが決まっている孝太(19)が、大会に向けて「お父さんが背中を押してくれている」と父のサポートを明かした。

8日、同大会に出場する総合格闘家の朝倉海(28=トライフォース赤坂)のYouTube「KAI Channel」に公開された動画に登場。自身が所属するBRAVE GYMで、代表の宮田和幸氏と3人で対談した。

宮田氏からは「身体能力は普通。こつこつと頑張るタイプ」と評され、大みそか大会でのデビューは「最初は嫌がっていた」ことを明かされた。だが、三浦は、家族の助けもあり、緊張が解けてきたことを告白。「(親が)出場が決まってから落ち着かせるように言ってくれる。お父さんに背中を押してもらったりする」と迷いはない。現在は、週6日、午前午後の2部練習を行っており、着々と準備を進めているという。

対戦相手はブラジル人と明言。「お父さんがブラジルでプロとしてスタートしたので思うところはありますね」と笑みを浮かべた。

対談後は朝倉とのスパーリングを披露。得意の打撃の速さを見せ「打撃がきれい」とたたえられた。「リーチが長いので遠い位置で撃ってみては」「攻撃が素直。リズムがつかみやすいのでフェイントを入れてみるといい」とアドバイスを受けると、「ありがとうございます」と目を輝かせた。最後は「大みそかを盛り上げましょう」と声をかけられると、大きくうなずいていた。

横浜FC三浦知良の息子の孝太(21年9月19日撮影)

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RIZIN大みそか外国人選手「穴を埋めるカード編成も」入国禁止対策で

RIZIN33大会の対戦カード発表記者会見で写真に納まる、前列左から扇久保博正、朝倉海、榊原信行CEO、瀧沢謙太、井上直樹、後列左から元谷友貴、ホベルト・サトシ・ソウザ、金太郎(撮影・丹羽敏通)

総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(58)は30日、都内で記者会見を開き、29日に発表された政府による外国人入国禁止対策を受け、33大会(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の外国人参戦について言及した。

「(参戦は)直接スポーツ庁からダメだと言われたわけではないので、そのまま手続きを進める」としながらも「可能性は高いと思っている。穴を埋めるカード編成も進めていく」と説明した。

以前から「(大みそか大会は)たくさんの外国人に入国してもらって試合を組む方向で進めている」と話しており、同大会で総合格闘家デビュー予定のJリーグ横浜FC、三浦知良(54)の次男孝太(19)の相手も、外国人中心に選考が進められていた。

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RIZIN参戦のカズ次男孝太「SNSを見てちょっと傷ついた」苦悩明かす

9月19日、RIZINでデビューが決まりリング上であいさつする横浜FC三浦知良の次男孝太

キングカズことJリーグ横浜FCのFW三浦知良(54)の次男で、RIZIN大みそか大会(さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘家デビューが決まっている孝太(19=BRAVE)が、「打撃で最後の決着をつけられれば」と意気込みを語った。

25日、格闘家でBRAVEジム代表の宮田和幸氏のYouTube「ヘラクレスチャンネル」に公開された動画に登場。格闘技を始めたきっかけについて問われると「お父さんがボクシングが好きでその影響で見始めた。徐々に総合(格闘技)やキック(ボクシング)も興味がわいた」と初々しい表情で話した。

中学時代はサッカーに熱中していたが、高校で格闘技に目覚めた。当初はジムを転々としていたというが、宮田氏に「(プロを目指して)やるなら10代から20代前半のゴールデンエイジのうちに始めたほうがいい」とアドバイスを受けた。現在は、同氏が主宰する都内のジムに通い、「試合に向けて休みなしでやっている」と厳しいトレーニングに励んでいる。

RIZIN参戦発表当時、いきなりの大舞台デビューにネット上では批判的な意見もあがった。「SNSを見てちょっと傷ついたので、今は見ないようにしています」と苦悩も口にした。

得意の打撃技に磨きをかける。宮田氏に「フィニッシュしないとダメだよ」と言われると「皆さんそれを望んでくれていると思う」と力を込めた。初の舞台まで残り2カ月あまり。「ここからしっかり準備して、いい試合をするので応援よろしくお願いします」と活躍を誓った。

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カズ次男・孝太格闘家デビュー「お父さんに負けないくらい腹据わっている」

RIZINでデビューする事が決まりリング上であいさつする横浜FC三浦知良の息子の孝太(撮影・滝沢徹郎)

キングカズことJリーグ横浜FCのFW三浦知良(54)の次男孝太(19)が、RIZIN大みそか大会で総合格闘家デビューすることを発表した。19日、さいたまスーパーアリーナでのRIZIN30大会で、榊原信行CEO(57)とリングに上がり「誰もがあこがれる舞台でデビューさせていただくことをうれしく思います。素晴らしい試合を届けるので、よろしくお願いします」とあいさつした。

孝太は数年前から格闘技を始め、現在は都内のジム「BRAVE」で元総合格闘家・宮田和幸氏の指導の下、トレーニングに励んでいる。1年ほど前からプロを意識し、数カ月前に自らのデビューを提案した。榊原氏は「宮田コーチから準備ができたので行かせたい、と提案をいただいて。野心がすごくあって、お父さんに負けないくらい腹が据わっている。MMA(総合格闘技)ファイターを目指している」と語った。父や母でモデルの三浦りさ子もGOサインを出したという。

15年創設のRIZINの理念の1つに「次代の格闘技界を担う才能と野心のあるファイターたちがその魅力を存分に発揮し、飛躍できる舞台を創造すること」がある。榊原氏は「ポテンシャル、DNAは最高だが、あくまでデビュー戦。世界で戦うようになる姿を見届けていきたい」と期待した。高い潜在能力を持った若きファイターが、大みそかにデビューする。

◆三浦孝太(みうら・こうた) 2002年(平14)5月28日、兵庫県神戸市生まれ。東京・明星学園高を卒業後、プロ格闘家を目指し、元総合格闘家・宮田和幸代表が経営するジム「BRAVE」に入門。父はサッカーJ1横浜FCのFWカズ(三浦知良=54)、母はモデルの三浦りさ子(53)、兄は俳優の三浦〓(狩の守が僚のツクリ)太(24)。175センチ、69キロ。

RIZINでデビューする事が決まりリング上であいさつした横浜FC三浦知良の息子の孝太(左)は榊原CEOと記念撮影する(撮影・滝沢徹郎)

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カズ次男・三浦孝太RIZIN大みそか格闘家デビュー リング上がり表明

RIZINでデビューする事が決まりリング上であいさつする横浜FC三浦知良の息子の孝太(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN30>◇19日◇さいたまスーパーアリーナ

キングカズことJリーグ横浜FCのFW三浦知良(54)の次男孝太(19)がRIZIN大みそか興行で格闘家デビューすることを発表した。19日、さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN30大会の休憩時間に榊原信行CEOとともにリングに上がった孝太は「誰もがあこがれるこのすばらしい舞台で、大みそか、デビューさせていただくことを、本当うれしく思います。感謝しています。大みそかまでしっかり準備して、みなさんに素晴らしい試合を届けるので、よろしくお願いします」と力強くあいさつした。

榊原CEOは「ポテンシャル、DNAは最高。ルールや対戦相手などはこれから決めていきたい。大みそかにデビューします」と補足説明。キックボクシング、総合格闘技などルールは未定ながらも、楽しみなファイターが誕生しそうだ。

関係者によると、高校時代から都内の格闘技ジムに通っていたという。21年3月に高校卒業し、進路が注目されていた。

RIZINでデビューする事が決まりリング上であいさつした横浜FC三浦知良の息子の孝太(左)は榊原CEOと記念撮影する(撮影・滝沢徹郎)
RIZINでデビューする事が決まりリング上であいさつする横浜FC三浦知良の息子の孝太(撮影・滝沢徹郎)

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50歳華吹が勝ち越し 頑張るベテランが日本に元気

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

     ◇   ◇   ◇

現役最年長の華吹が、偉業を達成した。西序ノ口11枚目の桜(34=高田川)との、両部屋ちゃんこ長の対決。立ち合いすぐに左を差して右上手を取ると、土俵中央付近で静止。桜の下手投げに耐えると、上手投げで相手の体勢を崩し頭を押さえながらのはたき込みで料理した。昨年5月28日に50歳になってから4場所目で初の勝ち越し。実に116年ぶりの50歳以上力士の勝ち越しとなった。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、弟子の偉業に「先にネットニュースを見て知りました」と笑った。4番相撲で3勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけていた。5番相撲で負けたが、立浪親方は声を掛けずに見守った。「部屋で顔を合わせることはあるけど、特に声を掛けることはしませんでした。本人なりに一生懸命やっていますから」。横綱千代の富士が圧倒的に強かった86年春場所が初土俵。昭和、平成、令和と元号を3つもまたいだ大ベテランに、多くの言葉掛けは不要だった。

本来なら、昨年にも引退する予定だったが、コロナ禍で影響を受けた就職先の受け入れ態勢が整わなかった。それは現在も変わらず、感染状況が落ち着き、受け入れ態勢が整うのを待ちながら、土俵にあがり続ける。コロナ禍で翻弄(ほんろう)されつつあるが、じっとこらえ踏ん張る。取組後も含め、多くを語らない華吹の奮闘に、立浪親方は「ここまできたら、いいんじゃない。すごいことでしょう。ほめてやってよ」と穏やかな口調で話した。コロナ禍でも奮闘するベテランの姿は、きっと多くの人に感動や勇気を与えるはずだ。【佐々木隆史】

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

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野球は山本昌50歳登板/主なスポーツ最年長記録

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

   ◇   ◇   ◇

他の国内プロ競技の最年長記録

★Jリーグ J1横浜FCのカズが、昨年12月19日の横浜戦に53歳9カ月23日で出場して最年長記録更新。J2時代には50歳14日でゴールを決めている。

★プロ野球 中日山本昌投手が、15年10月7日の広島戦に最年長の50歳1カ月26日で登板。打者1人だけで降板して現役生活を終えた。最年長勝利記録も山本の49歳25日。

★Bリーグ 昨年引退したレバンガ北海道の折茂武彦が、同3月15日に行われた川崎戦で最年長記録の49歳306日で出場した。

★ゴルフ 日本男子ツアーでは17年の中日クラウンズで青木功が74歳7カ月で最年長出場。ツアー優勝の最年長は02年の全日空オープンを制した尾崎将司の55歳7カ月。

★ボクシング 43歳で現役復帰した元日本スーパーバンタム級王者の横田広明が、07年6月にタイの選手にTKO勝ちした45歳7カ月27日が最年長勝利記録。

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹の確かな存在感 頼りになる理由とは…

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

   ◇   ◇   ◇

華吹の最高位は、33歳で迎えた03年九州場所での東三段目18枚目。

力士として大成したとはいえないが、部屋ではちゃんこ長を務めている。幕内で活躍する明生、天空海、豊昇龍など、多くの力士の胃袋を支えている。長きにわたる貢献ぶりは計り知れない。立浪親方も「まだまだ若手の食育をして欲しい」と信頼を寄せる。

華吹が50歳でも現役を続けられている理由として、角界ならではのいくつかの要素がある。番付最高位の横綱は負け越しても番付が落ちないが、成績不振が続けば引退せざるを得ない。しかし、横綱以外は、負け越せば番付が落ちるものの、戦い続けることはできる。所属チームとの契約で、戦力外など、短ければ1年ごとにクビの危機が訪れる可能性のあるプロ野球やJリーグなどと違い、成績不振を理由に協会や所属部屋からクビを言い渡されることはない。不祥事などがなければ、引退は基本的に、力士の決断に委ねられている。力士本人に続ける気持ちがあり、師匠や部屋の理解があれば、現役でいることはできる。

年長力士は土俵外でも重宝される。新弟子に角界のしきたり、部屋の伝統を伝えるのはもちろん、ちゃんこ長を務めることも多く、部屋独自の味を後世に伝えるという側面でも大事な役割を担う。時には弟弟子の相談役にもなるなど、縁の下の力持ち的存在として頼られ、確かな存在感を放っている。

◆華吹大作◆ はなかぜ・だいさく。本名山口大作。1970年(昭45)5月28日、東京都足立区生まれ。86年春場所で初土俵、最高位は03年九州場所の東三段目18枚目。通算在位208場所は史上1位。ここまでの通算成績は668勝760敗13休。180センチ、110キロ。血液型B

桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

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那須川天心がカズら超豪華メンバーに誕生日祝いを

誕生日にファンにあいさつする那須川天心(2019年8月18日撮影・前岡正明)

18日に21歳になったキックボクシング界の神童、那須川天心が、とんでもなく豪華な仲間から誕生日を祝ってもらったようだ。

20日、タレントの三浦りさ子がブログを更新。夫でサッカー、J2横浜FCのFWカズ(三浦知良)を中心としたチームメートらとの恒例の超豪華バーベキューに、那須川も参加したことを明かし「18日がお誕生日だったので、皆でお祝い!」と書いた。

那須川は名古屋で18日に行われたRIZIN 18大会からの帰りに立ち寄り、その場で大きなケーキとともに、誕生日を祝ってもらったようだ。

横浜FCのカズ、中村俊輔、松井大輔ら元サッカー日本代表のレジェンドに加え、日本代表招集歴のある川崎フロンターレの斎藤学らも参加。

この様子を、参加した元横浜F・マリノスなどでプレーし、中村俊輔と仲のいい比嘉祐介さん(18年に現役引退)もツイッターに「しゅんさん元気でしたよ 三浦知良さん 三浦りさ子さん ありがとうございました! 来年も呼ばれるかなぁ?! 天心君おめでとう」と書いている。

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那須川天心が圧巻KO キング・カズから花束で祝福

ローマ(左)にジャンピングニーキックを浴びせる那須川(撮影・中島郁夫)

<RISE:ワールドシリーズ2019ファーストラウンド>◇10日◇太田区総合体育館

キックボクシング界の神童那須川天心(20)が圧巻のKO勝ちで19年初陣を飾った。立ち技世界一を争うトーナメントの58キロ級1回戦でフェデリコ・ローマ(33=アルゼンチン)を3回1分35秒でKO。昨年大みそかのボクシング元5階級王者フロイド・メイウェザーとの異種格闘技戦で1回KO負けしてから69日ぶりのリングで、パワーアップした姿をみせた。

「思い通りの試合ができました。ほっとしました」。注目が集まる復帰戦。マンガのような勝ち方で本来の力を示した。メイウェザーとの戦いを経て成長した1つが視野の広さ。久しぶりの試合で「戦っていて(相手が)見えた」と実感できた。1、2回とガードを固める相手の懐をこじ空けられなかったが、「3回で荒くなってきた」。左ストレートでダウンを奪い、「なにかやろう、と思って」とマンガ「グラップラー刃牙」の主人公の技「トリケラトプス拳」で挑発。そこから右手をついた左のハイキックにつなげ、鮮やかに試合を決めた。変形の左ハイキックには、この日「天心キック」と自ら命名した。

ほぼ同時刻、さいたまスーパーアリーナではK-1が行われ、キックボクシング界のもう1人の天才、武尊が勝利した。数年前からファンが熱望する2人の戦いは、まだ実現していない。

那須川は「団体の壁とかいろいろあるかもしれないですけど、いつか一緒になる日がくればいいなと思います。みんなで盛り上げている実感はある」と融合を期待。その先には「(東京ドーム大会も)あると思う」と大きな夢も描いた。

試合後には交流のあるJ2横浜FCのキングカズこと三浦知良に花束で祝福された。2月末に食事し、プロの流儀を教わったばかり。「よかったねと言われました。ああいう人からのよかったね、というのは重いですよね」。大みそかの屈辱を払う華やかな復帰戦で、神童から格闘技界のキングへと、また1歩近づいた。

ローマ(左)にローキックを浴びせる那須川(撮影・中島郁夫)
リングサイドで観戦する横浜FC・FWカズ(撮影・中島郁夫)

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井上尚弥最強証明へ「カズ流」仕上げ最高の仕上がり

前日計量を終え、挑戦者のパヤノ(右)と握手する井上(撮影・鈴木みどり)

ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が「カズ流」仕上げで階級最強を証明する。今日7日、横浜アリーナで階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦を控え、6日には都内で挑戦者の元WBAスーパー王者フアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)とともに前日計量に臨んでクリア。疲労回復などのため、サッカー元日本代表FW三浦知良が導入するストレッチ法で過去最高の状態に仕上げた。

リミットの53・5キロで計量パスした井上は、53・2キロでクリアしたパヤノと15秒ほどにらみ合った。「無心でしたね」と、ほどよい緊張感に包まれた。動画配信のために英語が飛び交うWBSS公式計量のムードを満喫するように笑みをこぼす余裕もあった。「モチベーションも気持ちも上がっているので、あとは明日、楽しめれば最高の試合ができるかな」と充実した表情を浮かべた。

「過去最高の仕上がり」と表現した今回は、初めて新トレーナーを招いた。周囲の勧めでスパーリングの疲労蓄積が懸念された3週間前からストレッチ専門店「Dr・ストレッチ」のトレーナー陣による体のメンテナンスを週3回のペースで受けてきた。J2横浜FCのFWカズが導入している同調整法でもあり、井上自ら「すごくいいですよ」とコンディションの良さを実感できた。

同ストレッチ法は疲労回復だけでなく、故障しにくい体作り、体幹の強化や左右の筋肉のバランスを整える効果も期待できる。WBSS決勝となる約1年後まで見据え、継続していく方針だ。WBSS1回戦は、その効果も存分に発揮する好機。「(パヤノに)何もさせない。自分でもハイレベルな試合になると思っている」と意気込んだ。

パヤノ戦には世界戦連続KO記録(7戦連続)、世界戦通算KO記録(11試合)という、2つの日本新記録もかかる。

「KOに対するこだわりは毎回ありますが、防御力もある選手で倒そうと思って倒せる相手ではない。流れの中で見つけていければいい」

無駄な力を抜き、最後まで自然体を貫いた。過去最強の井上尚弥で、WBSS開幕戦を迎える。【藤中栄二】

前日計量をパスし、お互いの顔を見つめる井上(左)と挑戦者パヤノ(撮影・鈴木みどり)

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元横綱朝青龍「何と言う嬉しい事」カズから記念ユニ

朝青龍のツイッターより

 大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(36)が14日、ツイッターを更新し、横浜FCのFWカズ(三浦知良)から贈られた記念ユニフォームの画像をアップした。横浜FCのユニフォームには「朝青龍様へ 50歳記念ゴール」というメッセージのほか、カズのサインと2017年3月12日の日付も書かれている。

 同氏はこれに感激し「何と言う嬉しい事!!最高最高最高!!ギンクカズから」(原文のまま)とツイートした。

 50歳のカズは12日のJ2群馬戦で、今季初ゴールを決めている。

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内山高志、日本人最年長世界奪取で「カズ」になる

ファイティングポーズするコラレス(左)と内山(撮影・下田雄一)

 ボクシング界の「カズ」になる-。前WBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志(37=ワタナベ)が28日、王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)との再戦(31日、大田区総合体育館)へ、都内で予備検診に臨んだ。4月に2回KO負けでベルトを奪われた相手を下し、目指すのはサッカーJ2横浜FCのFWカズ(三浦知良=49)。国内最年長世界王者奪取記録を更新し、尊敬する男に1歩でも近づく。

 8カ月ぶりの因縁のパナマ人との再会。内山の心は躍った。「今日見て、またワクワクしてきました」。約6年ぶりとなる挑戦者の立場。年を重ねても、戦う気力に衰えは見えない。コラレスが9つの作戦を用意していると聞くと、「じゃあ、僕は10個ですね」と負けじ根性をのぞかせたのも、その表れだろう。

 勝てば37歳1カ月での王座奪取になる。9月に35歳9カ月で3階級制覇した長谷川穂積を抜き、日本人最年長。側頭部には白髪も目立つが、「現役中は染めないですよ」と話す姿は、白髪姿でピッチを走るサッカー界の「レジェンド」カズに重なる。「本当に憧れの存在です」と尊敬してやまない先人だ。

 サッカー少年だった。FWで背番号は「11」。もちろんカズのまねだ。初のサッカー観戦がV川崎戦だったのも、カズを見たかったから。94年W杯アジア最終予選イラク戦「ドーハの悲劇」の翌日は、ショックで学校を休んだほどで「自分なんて100分の1も及ばない。恐れ多い」と謙遜するのは、敬愛の裏返し。

 今は当然、目の前の相手しか見ていない。「使命感というのか、はっきりとした目標がある」と雪辱戦に燃える。日本歴代2位の11度の防衛戦を重ねたゆえに失っていた挑戦心を明かし、「楽しい」と破顔した。来年50歳になるカズ。内山もボクシング界では超ベテランの年にさしかかっていく。再び「レジェンド道」を歩むために、借りを返す。【阿部健吾】

 ◆4月の初戦VTR スーパー王者内山がプロ26戦目初黒星で、6年3カ月守った王座から陥落した。暫定王者コラレスは守備重視かと思われたが、1回途中に右フックで顔面をとらえると一気に攻勢に。2回1分すぎに内山の右ストレートの打ち終わりに左フックを合わせてダウン奪取。直後にスイッチで右構えから2度目のダウン、さらに攻め立て、2分59秒に3度目のダウンでKO勝ちした。

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貴乃花、日馬、王会長、カズが…九重親方追悼まとめ

 大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢)が31日、東京都内の病院で死去した。61歳だった。

 大横綱の死去は、各界の関係者に大きな衝撃を与えた。

 コメントは以下の通り。

九重親方の遺体が無言で部屋に到着。力士らに迎えられる。手前右は佐ノ山親方

貴乃花親方 「いまは厳粛に静粛に受け止めています。現役時代には胸をお借りし、鋼の肉体に額をおそるおそる当てたことを忘れてはいません。まだ下積み時代に横綱から、早く上に上がってこいと激励のお言葉をたまわったことも忘れてはいません。いまはご遺族に哀悼の意をささげております」

元横綱朝青龍 「悲しい悲しいな涙が止まらない…憧れの力士、角界の神様、横綱たちの横綱よ~~悲しいな。親方よ 夏にモンゴルに来てイトウ釣る約束は?悲しいな涙」

横綱日馬富士 「言葉が出ない。何て言えばいいか…。鳥肌が立っています。大好きな大好きな方。あの方の相撲を見て勇気をもらっていた。小さい体でもこういう相撲を取ればいいんだと強い気持ちにさせてくれた。よくかわいがってもらいました」

佐ノ山親方(元大関千代大海)「師匠が好きで憧れの力士だった。本当にしみじみと(悲しみを)感じている。名古屋場所中に稽古場で指導内容を話したのが最後の会話。ご遺体の手を握りながら『今までありがとうございました』と言った」

玉ノ井親方(元大関栃東)「すごい人だった。存在が違った。スターですし、大きな存在を亡くした。すごい横綱だった。急なことで、悲しいの一言。気持ちを引き継いでしっかり頑張りたい」

尾車親方(元大関琴風)「年齢は2つ上、まさに戦友でした。初顔は78年夏、私が寄り切りで勝ち、その後5連勝しました。すると突然、佐渡ケ嶽部屋に出稽古に来るようになりました。東京にいても、巡業にいても、いつも胸を合わせました。右手の指が裂ける大けがも気がつかないほどでした。鋭い当たりから中に入って左前まわしを取られたら体が浮いてしまい、つま先立ちの状態になるほどでした。そして、その後は11連敗です。本当に強かったです。これからは協会のご意見番としてアドバイスをいただきかっただけに残念です」

芝田山親方(元横綱大乃国)「こんなに早く亡くなるとは思っていなかった。当時は千代の富士、同部屋の北勝海がいて、一門が違う大乃国がいた。そういう相手がいたから、土俵を沸かせられたのではと思う。相四つだったので、なんとか先に左の上手を取らせないように研究した」

ソフトバンク王貞治球団会長 「九重親方の訃報に接し、大変残念でなりません。土俵での圧倒的な強さで、31回の優勝など数々の記録を打ち立て、相撲界を大いに沸かせてくれました。一時代を築いた心に残る横綱でした。謹んでご冥福をお祈りします」

日本ハム栗山英樹監督「食事をしたことがあり、おおらかで大きな人だった。けがをトレーニングで克服したのを(かつて教壇に立っていた)大学の授業でも話したことがある。ショックで残念」

楽天梨田昌孝監督「悪いのは知っていたが、すごくショック。体は小さいが強いし、スケールの大きさがあった。ゴルフではアプローチもパットもうまい。酒(の飲み方)も豪快だった」

ロッテ伊東勤監督「われわれの子どものころのヒーローだった。相撲人気が復活して、盛り上がってきている。ヒーローが亡くなって残念」

横浜FCカズ(三浦知良) 「何回かお会いしたことがあります。まだお若い。残念ですね」

元NHKアナウンサー杉山邦博さん 「努力の人で、とにかく強かった。力士になった当初は体が小さいのに上手投げにこだわって相撲を取っていたため、肩の脱臼が相次いだ。そこから自分を変え、一直線に前に出るスタイルにしたことが歴史に残る『小さな大横綱』の誕生につながった。自分を変えることはなかなか至難の業だが、見事に成し遂げた。自分と向き合う強い気持ちを持っていたからだろう。横綱としても一人の人間としても誇り高かった。最大級の賛辞を贈りたい」

1981年初場所、優勝決定戦で北の湖を破り、初優勝を決めた関脇・千代の富士(写真は1981年1月25日)

【復刻】

大横綱千代の富士、涙の引退「体力の限界…」/復刻 

千代の富士、奇跡の復活劇!31度目の優勝/復刻 

千代の富士、猛攻の半生 北の湖倒す/復刻連載1 

千代の富士「コンチキショー」脱臼克服/復刻連載2 

千代の富士が「最もすてきなお父さん」/復刻連載3 

千代の富士「一つ一つ」で53連勝/復刻連載4 

横綱千代の富士(写真は1989年1月10日)

30歳北太樹「キング・カズに」/初場所

八咫烏デザインの帯をした北太樹はファンに5連勝のポーズをとる(撮影・鎌田直秀)

<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇両国国技館

 東前頭10枚目の北太樹(30=北の湖)が、初日から5連勝を飾った。横綱日馬富士(28)と並び、平幕ではただ1人。立ち合いから頭で当たり、舛ノ山(22)を一気に押し出した。東前頭筆頭の安美錦(34)が大関琴奨菊(28)をはたき込みで破るなど、30歳を超えた円熟味が土俵を沸かせた。

 まだまだ若い者には負けられない。平成生まれの舛ノ山に対し、北太樹は頭からガツンと当たった。勢いを止めると手足を前に出し、押し切った。幕内で自身初となる初日から5連勝。「全部が100%の相撲ではないけれど、体は反応できている。冬になると痛くなる足も痛くありません」。古傷の左膝のサポーターが今場所から消えた。45歳で活躍するサッカー元日本代表FW三浦知良に憧れる、不屈の魂の持ち主だ。

 北太樹 30歳でもフレッシュだねと周囲を言わせたい。若々しくとろうかなと、やる気になっています。太く、長く相撲をとりたい。キング・カズになろうかな。65歳までとは言わないけれど、カズさんの45歳までできるようにストイックになっちゃおうかな。

 昨年のフットサルW杯で活躍したカズの姿に刺激を受けた。自身も元日本代表MF北沢豪が育った名門・町田JFCで小学生時代にプレーし、今も代表戦を観戦するほどのサッカー好き。稽古の合間は四股を中心に常に体を動かすことを念頭に置き、ウオーキングも日課に加えた。酒は付き合い程度に減らした。場所前の出羽一門連合稽古では、申し合いで10連勝中の豪栄道に勝つなど、その好調さを見せつけている。

 今場所から国技館入りする着物の帯を新調した。サッカー日本代表のエンブレムで古来、道中安全の守り神としてあがめられた三本足の「八咫烏(やたがらす)」をデザイン。幸運グッズの後押しに気分も晴れやか。「これで代表の応援にもいける。裏地はサムライブルー」と笑顔を見せた。

 破竹の5連勝にも気の緩みはない。「これから連敗したら一緒。調子に乗ってはいけない」。昨年の初場所は最高位の前頭3枚目で2勝に終わった。だから今年にかける思いは強い。「目標は30歳で三役、三賞」と宣言した。【鎌田直秀】

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内山お気に入りは“くせ者”V川崎の藤吉

 昨年の大みそかに行われたWBA世界スーパーフェザー級のタイトル戦で、6度目の防衛に成功した内山高志(33=ワタナベ)が7日、都内で自身の経験やボクシングとの共通点に触れながら、サッカーについて熱く語った。

 好きだったサッカー選手は、V川崎(現・東京V)の藤吉信次氏(北九州U-15監督)だった。当時は全盛期。FWカズ(三浦知良=横浜FC)や武田修宏氏らスター選手も好きだったが、いつも気になるのはベンチにいる藤吉氏だった。レギュラーではないが、途中出場でスタンドを沸かせるテクニックを持つスーパーサブ。試合後のパフォーマンスなど、明るい性格もあって人気は高かった。「ちょっとくせ者と言うか。野球で言うと、元木大介さん(巨人)のような存在で、好きでした」。

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