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「しずちゃんとやりたい」赤井沙希七番勝負への思い

「おきばりやす七番勝負」の初戦藤本つかさ戦に臨む赤井沙希(撮影・高場泉穂)

DDTのプロレスラー赤井沙希(32)が、11月24日後楽園大会から七番勝負「おきばりやす」をスタートさせる。第1戦は昨年女子プロレス大賞の藤本つかさ(36=アイスリボン)。DDTで紅一点として戦う赤井にとって、女子選手とのシングルは貴重な機会。さらに飛躍するための七番勝負に向け、意気込みを語った。【取材・構成=高場泉穂】

-七番勝負が決まった経緯は

赤井 七番勝負というものを知ったのは自分が13年にプロレスを始めてから。やるのは、キャリアの浅い新人さんというイメージ。私はもう6年目なので、言われたときは「いまやるんだ…」とは思いました。新人がやるか、経歴やキャリアがあってくすぶっている人がやると聞いていたので。もっと伸びてほしいという団体からの期待と受けとめました。

-女子選手とのシングルについて

赤井 DDTは女子選手が私1人しかいないので、これまでのシングルは片手におさまるぐらい。だからうれしいです。自分自身が変わらなきゃいけないし、勝ち負けが大事。さらにそれ以外のものもつかみにいかないとと思っています。

-藤本選手とは過去に他団体のタッグ戦で対戦したことがある。印象は

赤井 先輩としての格、オーラがありながら、若い選手に寄り添って試合をされていた。藤本さんの器の中にいる感じがして悔しかったです。

-藤本選手は赤井選手に対し、「男子の中でやっているから、華を添えるポジションに落ち着いているのでは」と挑発

赤井 自分の中で、そういう立場にもやもやしたことは確かにありました。もっと、バチバチやりたいと。でも、その時求められることをやるのがDDTのレスラーとして必要。たとえ華を求められる役だとしても、プロレスラーとしてリングに立っているので、華も添えられて、試合も強くて。それが一番いいじゃないですか。華があってなにが悪いのと言いたいですね。

-さらに藤本選手から「喜怒哀楽」のうち、怒り、哀(かな)しみがみえない、と指摘された

赤井 (怒りも哀しみも)ありましたよ。リング上でゴング鳴った瞬間、泣いちゃったこともあるし、7月の両国大会で世志琥選手に負けたときは、涙が出ましたが見えないようにしました。

怒ったり、悔しい時は必ず向かい側に女子がいることに気付きました。

-2戦目以降の相手は未定。対戦してみたいのは

赤井 まずマッハ文朱さんですね。自分がデビューする前に引退されたんですが。タレントからレスラーになった人で、身長も170ぐらいある。重なる部分が多い大先輩です。あとは、しずちゃんですかね。私もボクシングをしていましたし、グローブ付きのプロレス技ありルールとか。カイヤさんもやってみたい。普通にでかいし、パワーもある。私は声でかいとびびっちゃうので不利ですが…。DDTなら対戦は可能かもしれない。

-七番勝負を通して得たいものは

赤井 DDTの選手として、戦力になりたいし、ベルト戦線に絡んでいきたい。悔しいですが、里村さんら仙女(センダイガールズ)のみなさんが今年KO-D6人タッグベルトを取って、自分もベルトを狙えると気付かされました。女子とか、男子とか関係なく、一戦力となってDDTをもっと盛り上げて、戦いをお客さんに楽しんでもらえるようになりたいです。

◆赤井沙希(あかい・さき)1987年(昭62)1月24日、京都府京都市生まれ。タレント活動を経て、13年8月、DDT両国大会でデビュー。14年プロレス大賞で女子初の新人賞を受賞。芸能活動と並行しながら、DDTリングで活躍する。得意技ケツァル・コアトル。父は元ボクサーで俳優の赤井英和。174センチ、53キロ。

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世志琥「嫁入り前の顔傷つけやがって」赤井に激怒

赤井沙希を締め上げる世志琥(撮影・たえ見朱実)

<DDT:大田区大会>◇15日◇大田区総合体育館

DDTのプロレス界初の無料ビッグマッチで同所属の赤井沙希(32)とSEAdLINNGの世志琥(25)がシングルで戦い、世志琥が勝利した。

赤井の13年のプロレスデビュータッグ戦の相手を務めたのが世志琥。「自分にとってターニングポイントにいる選手」と並々ならぬ気合で向かってきた赤井を非情に蹴散らした。必殺技ケツァル・コアトルを決められても、すぐにロープに逃げて脱出。ラリアットで赤井をマットにたたきつけ、コーナーからダイビングセントーンを2連発し、3カウントを奪った。

戦いの途中で右目の上を負傷した世志琥は「嫁入り前のかわいい顔を傷つけやがって。赤井にもDDTにも責任取ってもらう」と激怒。赤井にケツァル・コアトルを決められたが「うちから3カウント取るにはもっとがっちりやらないと。やっぱりうちのおいしい獲物なんじゃないの?」とこき下ろした。

赤井沙希に勝利しポーズを決める世志琥(撮影・たえ見朱実)
世志琥にボディーアタック見舞う赤井沙希(撮影・たえ見朱実)

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橋本千紘、世志琥のシングル初対決は両者場外ドロー

世志琥との初シングルが引き分けとなり、不満そうな表情の橋本千紘

<センダイガールズ:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

センダイガールズ橋本千紘(27)とSEAdLINNG世志琥(25)、女子プロレス界の未来を担う2人が初シングルで激突。両者リングアウトの引き分けに終わった。

がっちりとしたほぼ同じ体格の2人は開始早々バチバチと体をぶつけ合う。世志琥の強烈なラリアット、並外れたパワーを生かした橋本の雪崩式パワースラムやオブライトなど激しい攻防を繰り広げた。コーナーに登り技を仕掛けようとする世志琥を橋本が追い、もみ合いの末、転落。場外でも互いに戻るのを阻止し、そのままカウント20でリングアウトとなった。思わぬ決着に不服な表情の2人はどつき合い。周囲が止めてようやく引き上げ、会場に異様な雰囲気を残したまま初対決を終えた。

橋本は「全然足りない」と引き分けを悔しがったものの、「(世志琥は)普通の女子とは違う。女子プロレスという枠を超えた試合ができた」と新たな手応えを得た様子。「まぁ、言いたいことは勝ってから言う」と再戦を臨んだ。

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