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新日本5カ月ぶりに聖地・後楽園ホールに帰ってきた

半年ぶりに観客を入れて行われた新日本の後楽園ホール大会(撮影・河野匠)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレスの約5カ月ぶりの後楽園ホール大会が行われた。新日本は新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月15日から無観客試合を実施し、7月11、12日の大阪城ホール大会から観客を入れた興行を再開。2月22日の中西学の引退記念大会以来半年ぶりに聖地に戻ってきた。

観戦防止のため客席は十分な間隔が空けられ、観衆は普段の約3分の1の482人だった。第1試合のタッグ戦で若手の上村優也(25)にラリアットを決め勝利した小島聡(49)は「いつもお客さんが超満員で迎えてくれるのとは違う。特別なプロレス。プロレスラーとして貴重な時間に立ち会えてうれしく思います」とコメント。コロナ禍で聖地の特別な雰囲気を味わえることを前向きにとらえた。

第8試合の8人タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「もしかしたらだけど、俺が10年以上かけてやってきた少しずつ席を埋めていく、増えていく光景が、このコロナが収まってその先の1年、2年で倍速、3倍速、4倍速で見られるような気がします」と自身が経験してきた新日本プロレスの人気低迷からの復活を、コロナ禍からの復活に重ねた。【高場泉穂】

ソーシャルディスタンスを意識し間隔を空けて観戦する観衆(撮影・河野匠)

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悪役演じ…本当は優しい/木村花さん訃報反応まとめ

木村花さん(2020年1月13日撮影)

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演する女子プロレスラー木村花さん(享年22)が23日に亡くなった。

死因など詳細については明かされていない。同番組への出演に関し、木村さんのSNSには誹謗(ひぼう)中傷のコメントが多く寄せられていたとされており、多くのプロレスラーや著名人がツイッターなどで、木村さんへの思いをつづった。

以下は主な著名人のコメント(ツイッターなどから。敬称略)

◇プロレス・格闘技

▼ロッシー小川(スターダムエグゼクティブ・プロデューサー)花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした。きっともっともっとプロレスをやりたかったのだろう。ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった。私の誕生日には「まだまだ自粛が続くので、今度小川さん邸でご飯作らせてください!一緒に食べたいです」というLINEをくれた。合掌!

▼星輝ありさ(24=元スターダム)今までごめんね。ありがとう。生きてね。がほとんど会話しない私に来た最後の言葉だった。謝るならちゃんと直接言ってほしかった。ありがとうも直接言ってもらいたかった。私はあなたこそ生きたほうがいいよと返したけどもう既読付くことはない。でも本当に気持ちは分かるんだ。死ぬという覚悟が決まると怖くなくなるものだよ。やった側の人間は「ちょっと」かもしれないけど、やられた側の感覚は「もの凄く」だからね。生きてる意味も分からなくなる。自分がやったことは大きく自分に返ってくる。この件も含めて本当に相手への言動や行動をまじで改めて欲しい。全部狂ってる。

▼岩谷麻優(27=スターダム)最後の試合になっちゃった。もう1回やろうって言ったのに

▼長与千種(55=マーベラス)SNS書き込みは言葉で人を殺める事が出来るツールではないはず。顔隠し言論の自由として狂気のナイフを振り飾した奴って絶対的に人事にするはず。言っておく!! これからの選手、これからのプロレスラーだった。悪役を演じただけ。本当の彼女は礼儀も優しさも兼ね備えた後輩でプロレスラーだったから。

いまいちどだけ。殺め言霊の主人公の方々様へ 消すくらいなら 書くな 知らぬ存ぜぬは するな。これは歴とした事件です。ツイッターが悪いのではない。道徳心無き言霊の綴りで追い込んだ主人公の問題 逃げても 真実に時効無くついて回るはず。皆悲しんで心の憤りしかないんだよ!

▼紫雷イオ(30=WWE)やりきれない気持ちです。美しく才能あふれていたあの子の、輝かしい未来が消えてしまった。22歳、これからもっと輝くべき人でした。その選択だけはして欲しくなかったと思うけど、そうせざるを得ないほどに辛かったのだと思うと心が痛みます

今となっては、彼女が苦しむ理由も相談も、誰もきいてあげられない。自分を愛してくれてる人のために生きてほしかった。せめて今度こそ、彼女を愛してくれる人の想いが届いてほしい。どうか、どうか安らかに

▼カイリ・セイン(31=WWE)心にぽっかりと穴があき、この現実を受け入れることが今は難しい

▼永田裕志(52=新日本)明るくて礼儀正しい選手でした。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします

▼中西学(53=元新日本)言葉にならない、信じられない。まだ22歳やぞ、ご冥福を心よりお祈り致します

▼天山広吉(49=新日本)本当に残念です。まだこれからという時に……心よりご冥福をお祈り致します

▼スペル・デルフィン(52=プロレスラー、大阪・和泉市議。自身が社長を務める沖縄プロレスに冠テレビ番組が誕生した際、当時中学生だった木村さんが、アイドルグループの一員に)花ちゃんとプロレスしたかった。合掌(ツイッターには、木村さんが「花 ママはプロレスラー」と自己紹介文を記したアイドルグループ時代のCDジャケットを掲載)

◇芸能・文化人

▼クロちゃん(43=安田大サーカス)木村花さんが22歳という若さで亡くなるなんて。ジムで一緒にトレーニングしてた花ちゃんが夢だったプロレスラーになり活躍してるのを良かったな、凄いなーって思ってたのに。早すぎるよ、トップレスラーになるの楽しみにしてたのに。もう会えなくなるなんて。御冥福をお祈りいたします

▼前澤友作(44=実業家)まだ22歳。。悲しすぎる。(合掌の絵文字)

▼乙武洋匡氏(44=作家)知り合いだったらなあ。相談してもらえてたらなあ。心から、そう思う。お会いしたこともないけれど、とてもつらいです。あなたがいないことが、とてもつらいです。あなたのことを大切に想ってきた方々は、どんなにつらい思いをされていることでしょう。そのことを思うだけで、胸が張り裂けそうです

◇テラスハウスのスタジオキャスト

▼山里亮太(43=南海キャンディーズ)謹んでお悔やみ申し上げます。突然のことに、どう言葉を発してよいか分からず、時間が過ぎてしまいました。それは木村さんのことを考えると、直ぐに言葉の整理ができませんでした。そのような不安定な状態で、自身の発した言葉がどのように解釈されるのかが分からず、しばらく言葉を発することに躊躇をしてしまいました。今、現実を受け止めて、なぜ画面の中で力強く立ち振る舞っているその姿の裏にある苦悩に気づけなかったのか、何かできることはなかったのかと強く感じています。ご冥福を心よりお祈り申し上げます

▼トリンドル玲奈(28)花ちゃんの訃報に関して、何らかの方法で花ちゃんを守ってあげることができたのではないかと、心を痛めております

▼葉山奨之(24)あまりに突然のことでいまだ信じられず、言葉が見つかりません。花さんの純粋で優しく仲間思いで真っ直ぐな部分と、プロレスに命を懸けて闘ってる姿がとても印象的でした。まだ気持ちの整理がついていませんが、このようなことがあってはいけないという悔しい気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます

◇テラスハウスのキャスト

▼新野俊幸(30=会社経営)ただただ悔しい。俺が袋だたきにされた時、真っ先に心配してくれた花の優しさを絶対に忘れない

▼水越愛華(22=出演時は大学生)あの日の夜中、たまたま遅くまで起きていて 彼女がストーリーを更新していて 何気なくDMを送りました。彼女からの返信はいつもと様子が違くて、途中から返信も来なくなって、気になってTwitterの投稿を見て異変に気づき、すぐに自宅を飛び出し彼女の家に向かいました。病院に着いたら、変わり果てた彼女が居ました。向かっている最中、私はどこかで生きてるだろうと思い込んでいました。そして、何事もなかったとしても抱きしめようと思っていました。“あなたが、こういう状況になったらいつでも駆けつける仲間がいるんだよ”って、“あなたが自分に傷を付けてもいいのはリングの上だけだよ”って伝えようと思っていました。プロレスの試合中のあなたはほんとうにかっこよかった。でも、恋愛をしている姿は本当に可愛かった。もう、あなたに会えないと思うと辛くてたまりません。どうか、どうか安らかに眠ってください。ゆっくり、休んでね。もうあなたを傷付ける人はいないよ。出会ってくれて、ありがとう。助けられなくて、ごめんなさい

▼田渡凌(26=バスケットボール選手)もっと寄り添えれば良かった。お互い意地を張らず仲良くしておけば良かった。自分の思いを伝え彼女の思いも聞いてまた仲良くできれば良かった(深夜に8ツイートを連続投稿)

▼鈴木志遠(23=モデル)花ちゃんはいつも僕が落ち込んでいたらすぐ心配してくれたね。『大丈夫?』とか『元気ないね、どうしたの?』など人の変化にすぐ気づける優しい女性だね。僕は花ちゃんが苦しんでいる状態から救えなかった。本当に悔しい。本当にごめんなさい。正直まだ信じられないよ。東京ドームで見た景色のこともっと話してよ。夜食で餃子食べようよ。みんなでマリカーやろうよ。1週間前にコロナ落ち着いたらタコパするって約束したじゃん。前に進まなければならないことはわかってる。花ちゃんに言われた『一生懸命やらないと恥ずかしい』『自信を持って努力しろ』とかが勇気付けてくれている。もっともっと頑張るから見ててね。これからもずっと友達だよ

▼金尾玲生氏(27=プロサーファー)何も整理がつかないよ。花… 今日は信じたくなくて携帯をあまり見たくなくて放置してました。何も考えることができず、ぼーっとしてました…起きてしまった事実は残念ながら変えることはできないので、花のトレードカラーのピンク色の花束をささげてきました。花は海も好きだったので海にも来てるかなーって思って。この事を無駄にはしない。絶対。ご冥福をお祈りします。ありがとう。花(ピンク色のカーネーションやカスミソウの花束を海に手向ける数枚の写真を添え)

▼ロン・モンロウ(25=タレント)昨日昼までラインをしてたけど、もう返信できないことに気付きました。辛いけど今伝えなければならないから。どうしても信じたくなかったんです、ハナがどうしてあの世界へ行ってしまったのか、ということを。最近、また新しい料理レシピを作ったんです、その料理で6人で一緒に食事したかったから。ハナはどんな激辛でも平気な人だった。本当にびっくりでしたよ。見た目は気が強いハナは、私がかわいいねとほめる時には、シャイな表情が見えて、そんな感じがすてきでしたよ。ハナが教えてくれた日本語、今もこうやって使っているんだから、わたしは一生忘れないから。もっとあなたに早く好きな気持ちをしっかりはっきり伝えたかった。それもできない私、悔しくて泣いていました。あの世界へ行っても、たくさんの人々に愛されていることを、信じてください

▼田辺莉咲子(22=トレーナー、共演なし)誰かが傷つけられた昨日の涙は、今日誰かがまたそれを笑っている。今日笑われた心の傷はまた明日誰かに傷つけられる。優しさで周りがかけてくれる言葉も追い込まれる気持ちになる。そうやって毎日が続いていく。毎秒涙を堪えるのに必死で生きている。苦しい、刺さるほど気持ちが伝わって涙が溢れてくる。でもそれを越えたら、楽しいことがたくさんある。その経験をする前よりもっと楽しくてキラキラしてる大きい世界がたくさんある。それを知って欲しかった。同じ場所にいた同じ歳の女の子にそれを伝えたかった。そんな思いをしている人を守れる人になりたい。そんな思いをさせてしまっている人に幸せを教えてあげたい。誰も傷つけず戦ったかっこいい女性へ。ご冥福をお祈りします

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永田、中西、天山…木村花さん死去にプロレス界衝撃

木村花さん

女子プロレス団体スターダムの木村花さん(享年22)の死去を受け、プロレス界にも大きな衝撃が走った。スターダムと親会社(ブシロード)が同じ新日本プロレスの永田裕志は自身のツイッターで「明るくて礼儀正しい選手でした。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします」と投稿。中西学も「言葉にならない、信じられない。まだ22歳やぞ、ご冥福を心よりお祈り致します」と書き込み、天山広吉も「本当に残念です。まだこれからという時に……心よりご冥福をお祈り致します」と、それぞれツイッターにつづるなど、ショックを受けていた。

スターダムで活躍し、現在は米プロレス団体WWEに所属する紫雷イオは「やりきれない気持ちです。美しく才能あふれていたあの子の、輝かしい未来が消えてしまった。22歳、これからもっと輝くべき人でした。その選択だけはして欲しくなかったと思うけど、そうせざるを得ないほどに辛かったのだと思うと心が痛みます」「今となっては、彼女が苦しむ理由も相談も、誰もきいてあげられない。自分を愛してくれてる人のために生きてほしかった。せめて今度こそ、彼女を愛してくれる人の想いが届いてほしい。どうか、どうか安らかに」と連続でツイッターに投稿していた。

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中西学は最後も背骨折り…27年幕「感謝しかない」

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちに胴上げされねぎらわれる中西(撮影・河田真司)

<新日本:後楽園大会>◇22日◇東京・後楽園ホール

新日本の“野人”中西学(53)が27年間のプロレスラー人生に幕を下ろした。

22日の東京・後楽園ホール大会で同じ第三世代の永田裕志、天山広吉、小島聡と組み後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。最後は棚橋に抑え込まれたが、札止め1720人の前で全力のラストファイトを披露した。

先陣を切ってリングインし「最高のパートナーに助けられ、最高の相手4人」と渡り合った。永田に誤爆されると、得意のアルゼンチン式背骨折りを2度繰り出す。棚橋も担ぎ上げて仕留めにいくが、最後はハイフライフローに沈んだ。

引退セレモニーでは坂口征二顧問から「一番最高やった」、藤波辰爾から「まだいい体なのに」、馳浩専大OB会長に「面白かった」と惜しまれた。10カウントゴング後、選手に3回胴上げされリングをおりた。

五輪出場、G1優勝にIWGPヘビー級王座も手にした。首のケガが引退を早めたが「みんなに感謝しかない」と涙ぐんだ。「死ぬまでプロレスラー。トレーニングも続けて携わっていきたい」。家業の茶栽培を手伝いながら、新日に恩返しをしていくつもりだ。

◆中西学(なかにし・まなぶ) 1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にレスリング全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団。97年に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちにとポーズを決める中西(中央)(撮影・河田真司)
引退セレモニーで10カウントゴングに臨む中西(撮影・河田真司)

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中西学、引退前日にようやく勝利「ホー!」も披露

中西学(右から2番目)は22日のラストマッチ前に悲願の勝利。左から天山広吉、小島聡、1人おいて永田裕志(撮影・高場泉穂)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

22日に引退する中西学(53)がラストマッチ前に勝利をつかんだ。8人タッグマッチで第三世代の盟友永田、天山、小島と組み、ヒール軍団バレットクラブ組と対戦。途中集中攻撃を浴び、邪道に竹刀で背中をたたかれたが、びくともせず。最後は外道にアルゼンチンバックブリーカーを決め、ギブアップさせた。

1月7日に引退を発表して以来、勝利したのは11日の全日マット参戦時のみ。中西は試合後、四方のコーナーによじのぼり、「ホー!」と雄たけび。「やっと取れた」と充実の表情を見せ、「あすも勝利をもぎ取りに行きます!」とラストマッチへ気持ちを高めた。

22日の引退試合もパートナーを務める永田は「27年間ずーっとこの男のそばにいたけど、本物の中西学をまだ出してない」とさらなる覚醒を要求。「怒れる野人、荒ぶる野人を、この手で披露します」と覚醒を導くサポートを約束した。

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迫る引退、中西学が貫く「野人道」と後進への願い

中西学

新日本プロレスの“野人”中西学(53)が2月22日の後楽園ホール大会で引退する。11年に脊髄を損傷して以来、本来の力を取り戻せず苦しんできたが、1月からの引退ロードでは歓声を背に、大暴れしてきた。2・22ラストマッチを前に、中西に思いを聞いた。

   ◇   ◇   ◇

中西は1月7日に引退を発表した。以来、東京、大阪や地方の会場で大暴れし野人ぶりを見せつけてきた。「細かいこと言わんで、お客さんに喜んでもらわんと。注目してもらっているとしたら、思いっきりアピールして、楽しんでもらえれば」。がむしゃらにリングに全てをぶつける。

11年に脊髄を損傷した。復帰後もそれまでの動きは取り戻せていないが、日本人離れした巨体は健在。アルゼンチンバックブリーカーなど豪快な技で観客を魅了。大きな体を維持してきた秘訣(ひけつ)もまた、豪快だ。「プロテインはおなか壊してしまうし、決まった時間に飲むのを忘れるので飲みません。それより、3食しっかり食べている方が、免疫力も上がる。天気が良かったら、河原で上半身裸で走ったりもするから」。ヒンズースクワットなど、伝統の基礎メニューを大事にしてきた。

現役で唯一、五輪レスリングを経験した選手で、日本人屈指のパワーファイター。大日本プロレスの関本大介と岡林裕二を「体張ってやってるレスラーの代名詞」と後継者に“指名”。一方で「そういう選手が新日本にいないのはさみしい」。新日マットにも「外国人の大きいやつらとガンガンできる、当たり負けしないやつ。とんでもなくでかいやつが来ても、必ず俺が相手するという選手が出てきてほしい」と願った。

今後は実家、京都・宇治の茶農家を手伝いながら、プロレス関連の仕事をするプランがある。だが「引退までは先のことを考えない」とマットに集中。「お客さんが主役。不細工でもいい。リングで戦うことが一番の仕事」。22日のラストマッチまで野人を貫く。【取材・構成=高場泉穂】

◆中西学(なかにし・まなぶ)1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にレスリング全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団し、10月13日に藤波辰爾と組みS・ノートン、S・S・マシン戦でデビュー7年5月に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年5月IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。血液型A。

09年 トップロープから棚橋弘至(手前)の顔面にけりを浴びせる中西学

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中西学が全日参戦で大暴れ「えも言えぬ雰囲気」ある

全日本後楽園大会に参戦し、あいさつする新日本プロレスの中西学(手前)。後方左から西村修、吉江豊、秋山準

<全日本:後楽園大会>◇11日◇東京・後楽園ホール

2月22日に引退する新日本プロレスの“野人”こと中西学(52)が全日本プロレスに参戦し、大暴れした。

専大レスリング部後輩で全日本GMの秋山準、かつて新日本でともに戦った西村修、吉江豊とタッグを組み、田村男児、TAJIRI、崔領二、ヨシタツ組と対戦。アルゼンチンバックブリーカーで田村を持ち上げ、その体勢のまま田村の足でTAJIRIを退け、毒霧攻撃を阻止。そのまま絞め上げ、勝利をおさめた。

試合後は大歓声を浴びながら、「温かい声援ありがとうございました」とあいさつするにとどまらず、「19日から22日まで4日間新日本で試合をさせてもらいます」とアピール。横にいる秋山に「ごめんな、宣伝させてもらって」と謝り、笑いを誘った。

バックステージでは、いつもと違う全日マットの雰囲気について語った。「新日本育ちで新日本が好きですけど、えも言えぬ雰囲気がありますね。優しさばかりじゃなく厳しさもあって、精いっぱいやったやつに声援がくる。何ともいえない。いい感じの。新日本も見習ったほうがいいかもしれないですね」。全日本をたたえるコメントに、秋山は「大丈夫ですか?」とツッコミ。中西は「さっき(リング上で新日本を)宣伝しちゃったから、上げておかないと」と笑った。

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中西学、2・22ラストマッチは8人タッグに決定

中西学(2020年1月7日撮影)

新日本プロレスは10日、19~22日の後楽園4連戦と3月3日の旗揚げ記念日大会(大田区総合体育館)のカードを発表した。

19日のタイガー服部レフェリー引退記念大会のメインは後藤洋央紀、石井智宏、オカダ・カズチカ組対SANADA、鷹木信悟、内藤哲也組の6人タッグ戦に決まった。

20日は、NEVER無差別級王者鷹木信悟が、石井智宏相手に初防衛戦を行う。また、IWGPジュニアタッグ選手権で王者SHO、YOH組にロッキー・ロメロ、田口隆祐組が挑戦する。

21日は、IWGPタッグ選手権で棚橋弘至、飯伏幸太の新タッグが王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組に挑む。

22日の中西学引退試合のカードも決定。中西と永田裕志、小島聡、天山広吉が組み、後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。試合後に引退セレモニーが行われる。

3月3日の旗揚げ記念日大会では、IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也とIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムがスペシャルシングルマッチを行う。

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現在無冠オカダ「そわそわして」“猪木発言”に言及

ウィル・オスプレイ、オカダ・カズチカ組対ザック・セイバーJr.、タイチ組 タイチ(左)をレインメーカーでマットに沈めるオカダ・カズチカ(撮影・清水貴仁)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

現在無冠の前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)が思わせぶりな発言を行った。

「シリーズが終わって、次は(中西学らの)引退試合ですけど、新日本プロレスは何も変わらないところを大先輩のみなさんにしっかりお見せしてやっていきたいです」とした後、2・2札幌大会での“アントニオ猪木発言”について言及した。

「オカダ君はいろいろ気になることを言っちゃうけど…いや、いろいろ気になることを言っちゃった、言っちゃったけどね。みんながそわそわする中で、次の大会までそわそわしてください」。“猪木発言”の真意はまだやぶの中。ファンが気をもむ状況を楽しんでいるようだ。

この日は札幌で激闘を繰り広げたタイチ(39)とスペシャルタッグマッチで激突。強烈なバックドロップを食ったが、オスプレイとの巧みな連係から、タイチにレインメーカーを完璧に決め、3カウントを奪って見せた。

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中西学が大阪最終戦「鍛えて頂いた」ファンに感謝

勝利し肩を組む左から天山、永田、中西、小島(撮影・清水貴仁)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

今月22日に引退する“野人”中西学(52)が大阪ラストマッチとなる8人タッグに臨んだ。今シリーズでは天山広吉(48)とタッグを組んできたが、米国遠征から戻った永田裕志(51)、小島聡(49)が合流。第3世代勢ぞろいのチームで、田口、ヘナーレ、本間、真壁組と対戦した。

92年10月にデビューした地大阪で、力がみなぎった。「ホー」のかけ声でパワーをため、本間、真壁に同時にラリアットをさく裂。さらに真壁を持ち上げ、得意のアルゼンチンブレーカー。小島に本間の体を押さえつけさせ、すぐコーナーによじのぼり、飛びながらチョップする上からドンを決める。そこに小島がラリアットでトドメ。豪快な暴れっぷりで、チームに勝利を引き寄せた。

試合後、中西はマイクを求め、大阪のファンにあいさつ。「27年前、大阪で中西学はデビューさせていただきました。しょっぱい試合した時もぼろかす言われ、自分なりにええ試合した時もぼろかす言われた時もある。そやけど、思いきり鍛えて頂いたのが大阪のお客様。ほんまにありがとうございました。残された4試合。全力で乗り切っていきます」と京都出身らしく関西弁で感謝の言葉を述べた。

トップロープから本間(中央)に攻撃を決める中西(撮影・清水貴仁)
味方の援護のなか真壁に技を決める中西(撮影・清水貴仁)

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中西学21年ぶり節分会「残された試合で暴れたい」

池上本門寺での豆まきに臨む中西学(左)と獣神サンダー・ライガー(撮影・小沢裕)

2月22日に引退試合を控える新日本プロレスの中西学(53)が3日、東京・池上本門寺で行われた節分会に99年以来21年ぶりに参加し、野性味あふれる豆まきを披露した。

なじみの「ホー!」ではなく、「ヤー!」と雄たけびをあげながら福豆をまき散らした中西は「こどもたちに届けばと思ったけど、飛ばない、飛ばない」と苦笑い。「これで厄払いできたから、ケガしないでしょう。思いっきり残された試合で暴れたい」と残る引退ロードへの気持ちを高めた。この日は1月5日の東京ドーム大会で引退した獣神サンダー・ライガーも参加。ライガーは「引退を決めるのは本人だけど、素質、体、残念だと思う」と中西の引退を惜しみつつも、「ベストな状態でリングにあがって、最後までプロとして頑張って欲しい」とエールを送った。

日本プロレス界の創始者故力道山が眠る池上本門寺の豆まきには、引退した選手も含め毎年多くのプロレスラーが名を連ねる。今年は他に小橋建太、武藤敬司、全日本の秋山準と宮原健斗、ノアの丸藤正道と清宮海斗、スターダムの岩谷麻優、長与千種、力道山の息子百田光雄、同孫百田力が参加した。

池上本門寺での豆まきに臨む中西(撮影・小沢裕)

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中西学が北の大地に別れ「覚醒しちゃう戦いできた」

真壁刀義にアルゼンチンバックブリーカーを決める中西学(撮影・奥村晶治)

<新日本:札幌大会>◇2日◇札幌・北海きたえーる

“野人”こと中西学(53)が北の大地のファンに別れを告げた。22日に引退する中西にとって最後の札幌大会となったこの日は天山広吉、タイガーマスクと組み、上村優也、本間朋晃、真壁刀義組と対戦。結果はタイガーマスクが上村にタイガースープレックスホールドを決め9分48秒で勝利を収めた。

勇姿を見せた。序盤からラリアットでなぎ倒しておくと、真壁に代名詞のアルゼンチンバックブリーカー。試合後は珍しくマイクを持ち、ファンにあいさつした。この日、最高気温でも0・2度の札幌にこれまでの冬の遠征を思い出し「極寒の真冬でもお客さんの熱が冷めない。それに負けないくらい選手も熱いものを見せるから覚醒しちゃう戦いができた」と振り返った。

引退まであと20日を切った。残すは東京と大阪のみとなった。「その時で最大の力を出していかなあかん」と気を引き締めていた。

真壁にラリアットを見舞う中西(撮影・奥村晶治)
試合終了後、両手を挙げてファンに感謝する中西(撮影・奥村晶治)
試合終了後、勝ち名乗りを上げる左からタイガーマスク、1人おいて中西、天山(撮影・奥村晶治)

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中西学、引退ロード屈辱の黒星発進「返していく」

2月22日に引退する中西学(左)は天山広吉とタッグを組みシリーズ参戦も黒星スタート。試合後に固い握手で巻き返しを誓った(撮影・高場泉穂)

<新日本:古河大会>◇25日◇茨城・古河市中央運動子公演総合体育館

“野人”中西学(53)が7日の引退発表以来初の試合に臨んだ。この日は同じ第3世代の天山広吉(48)とタッグを組み、本間朋晃、真壁刀義組と対戦。真壁を持ち上げ、アルゼンチン・バックブリーカーを決め、さらに本間に向かって投げとばすなど変わらぬ怪力を見せつけたが、最後は真壁のキングコング・ニードロップをくらい、3カウントを許した。

中西は92年バルセロナ五輪レスリングフリースタイル100キロ級に出場し、同年8月に新日本入団。09年にIWGPヘビー級王座を初戴冠したが、11年6月、試合中に首の脊髄を損傷。翌12年10月に復帰を果たしたが、以降コンディションが元に戻らず「けじめをつけたかった」と引退を決意。7日の会見では「自分の中にある熱いものを使いきって、思いっきり引退の日までダッシュして、レスラー人生をまっとうしたい」と語っていた。

2月22日の後楽園大会まで続く引退ロードは、屈辱の黒星発進。中西は「やられてもうたけど、残る試合で返していく」と悔しがった。2月9日の大阪城ホール大会まで中西のパートナーを務めることが決定している天山は、試合後にがっちりと握手。「決まったことは仕方ない。つらい。彼がやめるのはすごくショックで残念ですけど、できるだけヘルプしていきたい」と野人の力を引き出すサポートを約束した。

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新日本の中西学、2・11の全日本後楽園大会に参戦

中西学(20年撮影)

全日本プロレスは21日、2月11日の後楽園大会に新日本プロレスの中西学(52)が参戦すると発表した。

中西は同22日の新日本後楽園大会での引退が決まっている。18年以来2年ぶりとなる最後の全日本マットでは特別8人タッグに出場。専大レスリング部の後輩秋山準、「ワイルドチャイルド」のタッグパートナー大森隆男、新日本の先輩西村修、後輩吉江豊と組み、ヨシタツ、崔領二、TAJIRI、田村男児組と対戦する。

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中西学が引退、大学の後輩秋山準「さみしい気持ち」

秋山準(左)と中西学

新日本プロレスの“野人”こと中西学(52)が7日、都内で引退会見を行った。2月22日後楽園ホール「引退記念大会」で引退試合を行う。

発表を受け、専大レスリング部の後輩、全日本プロレス秋山準(50)が取材に応じ、思い出を語った。秋山は引退について「びっくりしました」とし、「自分で決められたのだろうけど、さみしい思いです」と語った。

秋山が専大に入学した時、中西は3学年上の4年生。寮の同部屋で一緒にAV鑑賞を薦められたという逸話が知られる。「僕ら1年生にとって、中西さんら4年生は神みたいな感じだった。その中で、中西さんは気さくに話してくれて、いつも優しかった。(AVも)ぼくの緊張をほぐそうとくれたのだと思う」。当時はスパーリングパートナーも務めた。「当時から日本人離れした体で、パワーがすごかった」と振り返った。

それぞれ新日本、全日本とライバル団体に所属も「試合で会うと、いつも大学時代のように声をかけてくれた」。引退後の中西の道は現段階で未定だが、「もし僕にできることがあれば、協力したい」とした。

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長州力、引退中西に「馳とスカウト…寂しくなる」

長州力

引退発表した新日本プロレス中西学(52)の専大レスリング部の先輩でもある長州力(68)が7日、日刊スポーツにコメントを寄せた。

「少し驚きました! 今年になりライガーもリングから降りまさか中西もかと寂しくなりますね。馳と2人でスカウトしたのを、つい先日のように思い出してしまいます! 本当にお疲れさまでしたね! 新日本ではただ1人のパワーファイターでしたね。練習も本当によくやってました! 怪我もして苦しい思いもしたでしょう! 中西本当にお疲れ様でしたね!よく頑張りましたよ!(原文ママ)」

中西は専大卒業後、和歌山県教育庁に就職。だが、専大レスリング部先輩の長州力、馳浩にスカウトされ、91年新日本プロレス内のレスリング部「闘魂クラブ」入り。社員として働きながら92年バルセロナ五輪フリースタイル100キロ級に出場し、同年8月に新日本プロレスに入団した。09年にIWGPヘビー級王座を初戴冠したが、11年6月、試合中に首の脊髄を損傷。翌12年10月に復帰を果たしたが、トップ戦線からは遠ざかっていた。

会見で引退を発表した中西学は瞳を潤ませる(撮影・垰建太)

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中西学引退を第三世代の永田裕志&天山広吉「残念」

左から永田裕志、中西学、天山広吉

新日本プロレスの“野人”こと中西学(52)が7日、都内で引退会見を行った。2月22日後楽園ホール「引退記念大会」で引退試合を行う。

発表を受け、同じ「第三世代」の選手も自身のツイッターを更新。永田裕志(51)は「残念! 今は言葉も出てこないです」。天山広吉(48)は「本当に残念です…」とそれぞれつづった。

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中西学が引退発表、2・22後楽園ラストマッチ

会見で引退を発表した中西学は瞳を潤ませる(撮影・垰建太)

新日本プロレスは7日、中西学(52)が2月22日の後楽園ホールで引退すると発表した。会見した中西は「首のけがが原因で思うような戦い方ができず、ずるずるこの状態を続けているよりも、しっかりけじめをつけて、昔あんなことをできたというよりも、いま自分の中にある熱いものを20年2月22日まで使いきる。思いっきり引退の日までダッシュして、見事にレスラー人生をまっとうしたい」とあいさつした。

中西は、92年バルセロナ五輪フリースタイル100キロ級に出場し、同年8月に新日本プロレス入り。09年にIWGPヘビー級王座を戴冠するなど活躍したが、11年に首の脊髄を損傷する大ケガを負って以来、トップ戦線からは遠ざかっていた。

会見ではともに戦ってきた「第三世代」と呼ばれる永田裕志、天山広吉、小島聡への思いも語った。「残された試合でこの3人には協力してほしい。一緒に戦いたいし、逆に対戦もしたい。ずーっとそばにいた3人。思い入れもそうですし、肌で感じているものがありますから。それを感じながら、まっとうしたい」と残る1カ月半で、出来るだけ多く3人とリングに立ちたいと希望した。

引退後については、今後会社と話し合い決めていく。

◆中西学(なかにし・まなぶ)1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にアマレス全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団し、10月13日に藤波辰爾と組みS・ノートン、S・S・マシン戦でデビュー7年5月に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年5月IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。血液型A。

会見を終えポーズを決める中西(撮影・垰建太)
会見で引退を発表した中西(撮影・垰建太)

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テンコジ第3世代対決制す、小島聡「向上心持って」

中西、永田組に勝利する小島(右)天山組(撮影・河田真司)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

「テンコジ」こと小島聡、天山広吉組が、第3世代対決を制した。中西学、永田裕志組とのタッグマッチ。中西、永田による同時の野人ダンスを許し、天山は永田のフロントキック、小島は中西のラリアットを浴びてしまった。さらに中西のアルゼンチン式背骨折りを仕掛けられた小島は、天山との合体技テンコジカッターをカウンターで成功。さらにラリアットを回避されると、敵ののど輪ラリアットをかわし、確実にラリアットを打ち込んで勝負あり。5分47秒、片エビ固めで中西を3カウントを奪った。

小島は「昨年とか一昨年とか、なかなか試合がない状態。それを打破するには練習して向上心を持って過ごさないといけない。それが2020年の天山とオレに課された使命」と意欲満々。天山も「テンコジが組まれたカード、永田、中西組から勝ち星を取りました。4人とも第3世代でくくられてますが、あいつらに負けない、コジにも負けたくないという気持ち」との意地を示した。

中西(左)にラリアットを放つ小島(撮影・河田真司)

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天山&小島組が中西&永田組との第3世代対決を制す

天山広吉、小島聡に握手を求める中西学(右)(撮影・中島郁夫)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

小島聡、天山広吉組が中西学、永田裕志組との第3世代対決を制した。

中西からラリアット、アルゼンチン式背骨折りを食らった小島が天山との合体技テンコジカッターをカウンターで成功させた。さらに1度回避されたラリアットを確実に決め、中西から3カウントを奪った。小島は「なかなか試合がなくても、それを打破するには練習して向上心を持つしかない」と意欲。天山も「4人とも第3世代でくくられてますが、あいつらに負けたくない」と気合を入れ直した。

中西(左)にラリアットを放つ小島(撮影・河田真司)

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