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中谷潤人が殊勲賞を初受賞「さらに飛躍」と意欲

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(2020年11月6日撮影)

プロボクシングの2020年度年間表彰選手が28日に発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。昨年10月のジェーソン・モロニー(30=オーストラリア)戦の7回KO撃破もKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。また、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は技能賞、昨年大みそかの田中恒成(25=畑中)戦が年間最高試合に選出された。

    ◇   ◇   ◇ 

WBO世界フライ級王者中谷潤人が殊勲賞を初受賞した。コロナ禍で延期を重ねながら、20年11月に実現した同王座決定戦でマグラモ(フィリピン)を8回KO撃破し、19年の新鋭賞から一気にジャンプアップ。所属ジムを通じ「殊勲賞を頂きうれしく思います。さらに飛躍できるよう、これからも目標に向けて頑張ってまいります」と意欲を示した。

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井上が3年連続MVP 年間最高試合は井岡のV2戦

井上尚弥(21年1月撮影)

ボクシングの20年度年間表彰選手が28日発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。3年連続MVPは史上6人目、平成以降では徳山昌守に続いて2人目。また井上は、昨年10月のジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦での7回KO勝ちもKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は2年連続の技能賞、さらに20年大みそかの田中恒成(25=畑中)との2度目の防衛戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。殊勲賞には昨年11月、WBO世界フライ級王座を獲得した中谷潤人(23=M・T)が初受賞した。女子では、WBO女子世界ミニマム級王者多田悦子(39=真正)が11年ぶり2度目の最優秀選手賞と年間最高試合の2冠を獲得した。

20年度の各部門表彰選手は次の通り

☆最優秀選手賞:WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)=3年連続4回目

☆技能賞:WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)=2年連続2回目

☆殊勲賞:WBO世界フライ級王者中谷潤人(M・T)=初受賞

☆努力・敢闘賞:東洋太平洋ライトフライ級王者堀川謙一(三迫)=初受賞、WBOアジア・パシフィック、東洋太平洋、日本スーパーフライ級王者福永亮次(角海老宝石)=初受賞

☆KO賞:井上尚弥=2年ぶり5回目

☆新鋭賞:東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(ワタナベ)=初受賞

☆年間最高試合(世界):WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(20年12月31日、東京・大田区総合体育館)=井岡一翔(Ambition)-田中恒成(畑中)

☆年間最高試合(世界戦以外):WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦(20年12月12日、米ラスベガス・MGMグランド)=フェニックス・ベルデホ(プエルトリコ)-中谷正義(帝拳)

☆女子最優秀選手:WBO女子世界ミニマム級王者多田悦子(真正)=11年ぶり2回目

☆女子年間最高試合:WBO女子ミニマム級王座決定戦(20年12月3日、東京・後楽園ホール)=多田悦子(真正)-宮尾綾香(ワタナベ)

☆特別賞=粟生隆寛(元WBC世界フェザー級、元WBC世界スーパーフェザー級王者)、八重樫東(元WBA世界ミニマム級、WBC世界フライ級、IBF世界ライトフライ級王者)

20年12月31日、WBО世界スーパーフライ級タイトルマッチの8回、田中(手前)をTKОで破り、喜ぶ井岡

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井上尚弥、井岡一翔、中谷潤人が年間表彰候補者に

左から井岡一翔、井上尚弥、中谷潤人

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会は19日までに20年の年間表彰ノミネートを選考した。

最優秀選手賞には、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)、同フライ級王者中谷潤人(M・T)の3人を候補に選んだ。技能賞にも井上、井岡、中谷潤が候補に。殊勲賞には中谷潤、中谷正義(帝拳)、三代大訓(ワタナベ)を候補に選んだ。

また女子の最優秀選手賞は、岩川美花(高砂)、奥田朋子(ミツキ)、多田悦子(真正)の3人を候補とした。

各賞は東京、関西運動記者クラブのボクシング分科会、ボクシング専門誌の各メディアによる投票で決定する。受賞者は1月28日に発表される予定。

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中谷潤人「これから貢献」三重知事らに王座獲得報告

中谷潤人(左から4人目)は三重県庁を訪問して世界王座奪取を報告(M.Tジム)

ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(22=M・T)が24日、出身地である三重県の県庁を訪問して、鈴木英敬知事らに世界王座獲得を報告した。

来年は三重県とこわか国体が開催され、出場を目指すボクシング部の高校生にエールを送った。中谷は「国体開催にあたって、高校生のボクサー選手の方々にも良い刺激をもらったと言って頂き、帰省させて頂けてよかったと思います。また三重県の方にもこれから何か貢献させていただければと思っております」とコメントした。中谷は中3まで生まれた三重・東員町で過ごし、単身米国修業でプロボクサーの道に進んだ。両親も中谷はプロデビューするまでは、お好み焼き店を経営していた。

中谷潤人(左から4人目)は三重県庁を訪問して世界王座奪取を報告(M.Tジム)
中谷潤人(左から3人目)は三重県庁を訪問して世界王座奪取を報告(M.Tジム)

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中谷潤人「感謝しております」相模原市でベルト展示

展示コーナー前でファイティングポーズの中谷潤人(M.Tジム提供)

ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(22=M.T)のWBOチャンピオンベルトが、15日からジムのある神奈川・相模原市の市役所正面入り口に展示が始まった。

世界王座獲得を記念して、世界戦で使用したトランクス、ガウン、グローブに、世界戦や日本王座戦のトロフィーなども展示されている。中谷は「相模原の皆様やファンの方々になかなか見ていただける場がない中、このような展示スペースを設けていただけて感謝しております」とコメント。18日まで展示される。

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中谷潤人がゲスト解説 世界王者も初仕事に「緊張」

世界王座獲得後の初仕事としてボクシング興行のゲスト解説を務めたWBO世界フライ級王者中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(22=M・T)が自身初となるゲスト解説を担当した。23日、東京・新宿区で開かれたA-SIGNボクシング興行でオンライン中継の解説者を担当。世界王者として「初仕事」に臨み、全3試合を食い入るようにチェックした。中谷は「緊張しました。すごく良い経験になりましたね。今後のボクシングにも多少は役立つと思います」と笑顔で振り返った。

21日から本格的なジムワークを再開。来月に入ると、ジムメートの調整相手としてスパーリングパートナーを務める予定もあるという。中谷は「周りの応援してくれている方々が『おめでとう』と言ってくれるので、それで世界王者になったことを実感しています」と解説席に置いたWBOベルトを眺めながら、感慨深く話していた。

WBOベルトを置き、ゲスト解説席に入ったWBO世界フライ級王者中谷潤人

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中谷潤人「世界王者になった喜びかみしめ」初の解説

世界王座獲得後の初仕事としてボクシング興行のゲスト解説を務めたWBO世界フライ級王者中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(22=M・T)が世界王者としての「初仕事」に臨んだ。

23日、都内で開かれたA-SIGNボクシング興行でゲスト解説を務めた。「解説するのは今回初めてなので緊張感ありますね」と胸を躍らせながら試合を分析。興行前には即席トークショーも開催し「世界王者になった喜びをかみしめています」と心境を口にした。

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中谷潤人が相模原市長に王座獲得を報告「市の宝物」

中谷潤人(左)は世界王座奪取を本村賢太郎相模原市長に報告

ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(22=M.T)が20日、所属ジムのある神奈川・相模原市の本村賢太郎市長に王座獲得を報告した。市長から「市民に感動、勇気を与えてくれた。市の宝物」とたたえられ、称賛の盾を贈られた。お返しにサイン入りプログラムの額を渡すと「市長室に飾らなきゃ」。好物はオムライスで「おいしい店に招待します」と約束された。

この2週間はあいさつ回りで遊ぶ暇もなかった。「お祝いや反響で王者を実感している」という。8日には三重に帰郷し、中1から通ったKOZOジムの故石井会長の墓前にベルトをささげた。そんな中で試合を見返し「ガードがおろそかだったり、もっと早く決められた」と反省する。V1戦は見通せないが「長く防衛して統一戦ができるように」と成長を期す。1週間で走りだしたが「こんな休んだの初めて。ムズムズする」。21日からは新王者として始動する。

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新王者の中谷潤人「強い人に勝てるようさらに成長」

中谷潤人(20年2月撮影)

ボクシングWBO世界フライ級王者となった中谷潤人(22=M.T)が7日、オンライン取材で一夜明けて喜びを実感していた。

2度延期の末の世界初挑戦で、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回KO勝ち。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦を飾り、2年ぶりの新王者誕生となった。

「LINEやメールがたくさんで読み切れていない。祝福してもらい、だんだん実感してきた」と話した。

来日できなかったルディ・エルナンデス・トレーナーにも試合後すぐにも電話し「本当によかった」と喜んでもらった。相模原市内の自宅に戻って、支えてくれてきた家族と喜びを分かち合った。

録画していた中継を見て、睡眠時間は4時間程度という。「反省も多い。ガードとか細かいところを直していきたい」と話したが、代わりにチーフセコンドを務めた岡部大介トレーナーは満点を与えた。

リングの真ん中で戦い、打ったら動いて正面に立たない。途中から距離をとった。「アウトでもインでもできる練習をしてきた。安心して見ていられた。途中から黙っていた」というほどスキのない試合だった。

「釣りにいってのんびりしたい」と笑みも「石井広三会長にあいさつしたい」。中1からKOZOジムで手ほどきを受けた。世界をとろうと誓った恩師だが、中3時に交通事故死した。墓前にベルトをささげるつもりだ。

今後はコロナ禍で見通しは立たないが「防衛回数に価値がある」とまずは連続防衛を目指していく。対戦相手には真っ先に、いずれ指名挑戦者が予想される同級2位アンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)の名を挙げた。「強い人に勝てるよう、さらに成長していきたい」と先を見据えた。

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新王者中谷「親孝行できた」店たたみサポートに感謝

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

待ちに待った鬱憤(うっぷん)爆発KOで世界奪取だ。WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末の世界初挑戦。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)を接近戦でも手数で圧倒した。8回に左でロープに吹っ飛ばし、2分10秒KOで仕留めた。

コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修業を経験した末にデビュー21連勝(16KO)で夢を結実させた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

世界戦発表から266日。中谷は散々振り回されたコロナも相手も吹っ飛ばした。KO負けのなかった相手に10カウントを聞かせた。新王者誕生の熱気は控えめも、期待に応えたホープは大きな拍手に包まれた。リングサイドの家族に「ありがとう」と右拳を突き上げる。涙する母府見子さんの姿に「親孝行できた」と実感した。

初回に左ストレートをさく裂させた。「いいパンチを効かせて組み立てやすかった」とペースをつかむ。2回から接近戦も500回を越すスパーで徹底した対策が実る。手数で弱らせ、押し返した。「スタミナも精神的にも弱っているのが分かった」。

7回には「セコンドからしっかり仕留めろ」とKO指令が出た。得意の距離ある戦いに戻し、変化をつけての仕上げ。8回に頭からきたマグラモを左アッパーで起こしてのフィニッシュ。ダウンする相手に「終わったな」と確信した。

2月に待望の世界初挑戦が決まった。3月の米国キャンプ中に4月開催は延期となった。8月開催を再発表も再延期。この間に水面下でも3度日程調整したが、断念せざるを得なかった。走り込みには3度も行った。実質5度延期を乗り越えての試合だった。

15年に家族は三重・東員町から神奈川・相模原市に引っ越し、お好み焼き店をたたんでまでのサポート。昨年8月にはトンテキ名物の「とん丸」を開店し、再び家族で切り盛りも5月に閉店へ追い込まれた。「たくさん試練があったが、結果を出せてホッとした。反省もあるが王者になったので100点」と笑みを見せた。

中1でボクシングを始めると、父澄人さんが店の隣に練習場を作った。ある時、父が開店前に「縄跳びでも」と言ったきり、お客さんが来て忘れていた。1時間半後に気がつくとまだ跳んでいたという。「フライ級の世界王者になる」と書いた張り紙を見ながら。

その夢は実現した。テレビ解説したお手本の元世界王者山中慎介氏と同日奪取。「山中さんのように長く防衛し、統一戦やビッグファイトもやりたい。目標になる王者になりたい」。若き王者はさらなる飛躍を期した。【河合香】

▽中谷の父澄人さん 世界戦の舞台に立てたことだけでもうれしかった。1回で勝ったと思った。KOした瞬間は鳥肌が立った。

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)

・礼儀の空手 1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。両親が礼儀作法を学ばせるため、小3から自営する飲食店の常連で師範の極真空手道場に通わせた。小6で143センチに1度も勝てず。

・目標ロペス 常連に体重別のボクシングを勧められ、テレビでも見て興味を持つ。東員二中1年から桑名のKOZOジム入門。3度世界挑戦の石井広三会長が、世界目指して右利きをサウスポーにさせた。リカルド・ロペス(メキシコ)にあこがれ、U15全国大会では中2、3年と連覇。

・単身渡米 石井会長が中3時に交通事故死し、中卒と同時に単身米国修行を決断した。「高校はあとで行ける」と反対の両親を説得。石井会長が師事したマック・クリハラ・トレーナーに3週間指導を受け、試合にも勝った。

・ルディ師匠 その後はルディ・エルナンデス・トレーナー宅にホームステイし、週6日スパーで鍛えられた。岡部大介トレーナーにも指導を受け、3カ月おきに日米往来して米国を含めてアマ14勝2敗。プロでも米国でのスパーで強化してきた。

・デビュー 新人王出場のため、16歳で岡部トレーナーに紹介されたM・Tジムに入門する。17歳になった15年4月に岐阜で1回TKO勝ちしてプロデビュー。16年に東日本フライ級新人王でMVP、全日本新人王も制す。

・階段確実 17年に初代日本同級ユース王座、19年に日本同級王座を獲得した。東洋太平洋王座挑戦の代わりに、前哨戦で元世界王者メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ち。

・愛の拳士 三重時代の常連から「愛の拳士」の愛称をもらう。知人が描いてくれたイラストをトレードマークに、三重に約200人の後援会がある。趣味は海釣り、卓球、バスケットボール。171センチ、普段は60キロ。両親と弟の4人家族。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回、マグラモからダウンを奪う中谷(代表撮影)

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中谷にKO負けのマグラモ「自分も速くなりたい」

8回、マグラモ(右)からダウンを奪う中谷潤人(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。

同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

▽マグラモ 準備不足が出た。中谷の動きは速かった。自分もああいうように速くなりたい。リベンジして世界王者になる。

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技術に長けた中谷、長期政権も複数階級も/大橋秀行

8回、マグラモからダウンを奪う中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

ボクシングのWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が、同級1位マグラモ(26=フィリピン)との王座決定戦に8回2分10秒、KO勝ちし、新王者となった。

大橋ジムの大橋秀行会長(55)は中谷の接近戦の技術を絶賛。長期政権にも太鼓判を押した。

   ◇   ◇   ◇

日本ボクシング界に新たなスターが出てきたと言っていいぐらい、中谷は強かった。特に素晴らしかったのが、2ラウンド目以降の接近戦だ。マグラモが得意とする距離にもかかわらず、ブロッキングで攻撃をかわし、インサイドからの強いアッパーで、完璧に試合のペースをつかんだ。

ディフェンスでは、サイドステップで微妙に立ち位置を変えることで、マグラモが強いパンチを打てない場所に、常に体を持っていっていた。相手は、自分の土俵で打ち負け、なすすべがなくなった。7ラウンド以降は、再び距離を取り、最後はマグラモがまったく見えていない左のロングフック。遠くで勝ち、近くで勝ち、再び遠くで倒す。準備していた作戦通りの、理想的な展開だったと思う。

変幻自在の中谷の動きを見ていて、(元WBA世界フライ級王者の)レパード玉熊さんを思い出した。レパードさんも173センチとフライ級にしては背が高かったが、ほとんどの選手が接近戦のショートの連打でやられていた。中谷は、レパードさん以上にパンチがあると思うし、実際に向き合うと、やりにくく、恐怖感を感じる選手だと思う。

KOできる派手さもあるし、技術力が高いので、長期政権も狙えるだろう。1つ上のスーパーフライ級には井岡、田中らもいる。身長が高いので、複数階級制覇も期待できるし、ボクシング界を盛り上げていく存在になってほしい。(元WBC、WBA世界ミニマム級王者)

◆レパード玉熊(本名・玉熊幸人) 1964年(昭39)1月25日、青森県生まれ。83年5月に国際ジムからプロデビューし、90年7月に李烈雨(韓国)に勝利し、WBA世界フライ級王座を獲得。91年3月に王座陥落し、引退。戦績は27勝(13KO)5敗1分け。

7回、接近戦でマグラモ(左)に右アッパーを浴びせる中谷(代表撮影)

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世界奪取の中谷は「尚弥のように世界も評価」山中氏

ジーメル・マグラモ対中谷潤人 8回、マグラモ(右)からダウンを奪う中谷(代表撮影)

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WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

▽山中慎介氏(元WBC世界バンタム級王者) 中谷は体が強い。マグラモはついていけなかった。表情にも出ていたし、精神的にもダメージがあったはず。(9年前の)同じ日に世界王者になり、うれしいし、縁を感じる。海外でもやれると思う。井上尚弥のように世界でも評価されるだろう、面白いボクシングをする。

▽小林昭司氏(元WBA世界スーパーフライ級王者) 中谷は完璧で、狙った通りの展開になった。打たれ強さもある。統一戦も狙えるし、海外でも見てみたい。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

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中谷潤人が世界奪取 中卒直後に単身米国修行/経歴

1R 攻める中谷潤人(右)(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)

▽礼儀の空手 1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。両親が礼儀作法を学ばせるため、小3から自営する飲食店の常連で師範の極真空手道場に通わせた。小6で143センチに1度も勝てず。

▽目標ロペス 常連に体重別のボクシングを勧められ、テレビでも見て興味を持つ。東員二中1年から桑名のKOZOジム入門。3度世界挑戦の石井広三会長が、世界目指して右利きをサウスポーにさせた。リカルド・ロペス(メキシコ)にあこがれ、U15全国大会では中2、3年と連覇。

▽単身渡米 石井会長が中3時に交通事故死し、中卒と同時に単身米国修行を決断した。「高校はあとで行ける」と反対の両親を説得。石井会長が師事したマック・クリハラ・トレーナーに3週間指導を受け、試合にも勝った。

▽ルディ師匠 その後はルディ・エルナンデス・トレーナー宅にホームステイし、週6日スパーで鍛えられた。岡部大介トレーナーにも指導を受け、3カ月おきに日米往来して米国を含めてアマ14勝2敗。プロでも米国でのスパーで強化してきた。

▽デビュー 新人王出場のため、16歳で岡部トレーナーに紹介されたM・Tジムに入門する。17歳になった15年4月に岐阜で1回TKO勝ちしてプロデビュー。16年に東日本フライ級新人王でMVP、全日本新人王も制す。

▽階段確実 17年に初代日本同級ユース王座、19年に日本同級王座を獲得した。東洋太平洋王座挑戦の代わりに、前哨戦で元世界王者メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ち。

▽愛の拳士 三重時代の常連から「愛の拳士」の愛称をもらう。知人が描いてくれたイラストをトレードマークに、三重に約200人の後援会がある。趣味は海釣り、卓球、バスケットボール。171センチ、普段は60キロ。両親と弟の4人家族。

1R 攻める中谷潤人(左)(代表撮影)
観戦に訪れた中谷潤人の(中列左から)父・澄人さん、母・府見子さん、弟・龍人さん(代表撮影)

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待ちに待った延期2度…中谷世界奪取/今年の経過

1R 攻める中谷潤人(左)(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。

ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

◆中谷の今年の経過

▽1月3日 米ロサンゼルスでのスパーリング・キャンプに出発

▽同31日 田中恒成が王座返上で世界戦が内定

▽2月7日 キャンプから帰国

▽同14日 4月4日の世界戦を家族同伴会見で発表

▽同16日 母方の曽祖母三林豊子さんが死去

▽同17日 熱海で走り込みキャンプイン

▽同18日 午前練習後に三重・東員町での通夜参列

▽同19日 告別式参列後に熱海へとんぼ返り

▽同20日 キャンプ打ち上げ

▽3月1日 ロサンゼルスでのスパーキャンプに出発

▽同5日 新型コロナウイルス感染拡大で延期発表

▽同17日 キャンプを切り上げて帰国

▽5月16日 神奈川・相模原市内で経営する飲食店「とん丸」が営業自粛から5月末で閉店と公表

▽同24日 WBOが8月1日に開催と発表

▽6月4日 スパー再開

▽同6日 8月21日に開催発表

▽7月5日 山梨・鳴沢村で3泊4日の2度目の走り込みキャンプイン

▽同29日 2度目の延期発表

▽8月 新潟へ家族旅行

▽9月17日 本村相模原市長を表敬訪問

▽同20日 相模原・城山湖で3度目の走り込みを3日間

▽同29日 都内の三迫ジムに出稽古で世界王者寺地拳四朗とスパー

▽10月22日 マグラモ陣営が来日して隔離に入る

▽同23日 11月6日に開催を発表

▽同30日 スパー打ち上げ

▽11月4日 ホテル入りしてPCR検査

▽同5日 マグラモと初対面で前日計量にパス

▽6日 世界初挑戦で王座奪取

1R 攻める中谷潤人(右)(代表撮影)
観戦に訪れた中谷潤人の(中列左から)父・澄人さん、母・府見子さん、弟・龍人さん(代表撮影)

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中谷潤人KO劇!初世界挑戦で奪取 2度の延期耐え

1R 攻める中谷潤人(右)(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

待ちに待った鬱憤(うっぷん)爆発KOで世界奪取だ。WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末の世界初挑戦。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)を接近戦でも手数で圧倒した。8回に左でロープに吹っ飛ばし、2分10秒KOで仕留めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行を経験した末にデビュー21連勝(16KO)で夢を結実させた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

世界初挑戦発表から266日目。中谷はコロナに散々振り回されながらも、念願のベルトをつかんだ。いつもの新王者誕生の熱気は控えめも、国内一番のホープは拍手に包まれ、夢をかなえた喜びに浸った。

田中恒成が1月に王座を返上し、2月に待望の世界挑戦を発表した。コロナは感染拡大の兆しがあり、3月の米国キャンプ出発時から本人も懸念していた。不安は的中して、直後に4月は延期が決まった。8月に開催を再発表したが、これも延期となった。この間には水面下でも3度日程調整していたが、断念せざるを得なかった。

練習と気持ちを上げたり、落としたりの繰り返しとなった。8月はすでに減量にも入っていた。気持ちが切れかかりながらも57キロを維持し、走り込みは3度行った。試合前恒例の米国でのスパーによる強化には行けなかったが、世界王者寺地拳四朗らと500回以上をこなした。膨大な量をこなし、いつもと違う日常の中でも、その時に備えてきた。

プロデビューの15年に、家族は三重・東員町から中谷のいる相模原市に引っ越してきた。お好み焼き店「十兵衛」をたたんでまでサポートするためだった。昨年8月には郷里名物トンテキが看板の「とん丸」を開店した。再び家族で切り盛りの願いがかなったが、5月には閉店に追い込まれる事態も経験した。

中1でボクシングを始めると、父澄人さんが店の隣に練習場を作り、サンドバッグをつるした。試合前には澄人さんの手とグローブを合わせるのがルーティンだった。「あれで吹っ切れる」。当初は無観客予定が家族も観戦できた。ルーティンも実行して、恩返しのベルトを父に見せることができた。

▽中谷潤人のコメント「1ラウンド目で、いいパンチが入って(相手に)きかせることができて、組み立てやすかった。今後は1つ上の階級を視野に、統一戦、防衛戦と、チャンピオンロードを歩んでいきたい」

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。中1でボクシングを始め、卒業後は単身米国修行でアマ14勝2敗。15年4月に1回TKO勝ちでプロデビュー。16年に全日本フライ級新人王、17年に日本同級ユース王座、19年2月に日本同級王座を獲得。171センチの左ボクサーファイター。家族は両親と兄の4人。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

1R 攻める中谷潤人(左)(代表撮影)
観戦に訪れた中谷潤人の(中列左から)父・澄人さん、母・府見子さん、弟・龍人さん(代表撮影)

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世界初挑戦の中谷潤人は12種類のワンツー武器

計量をクリアしたする中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が12種類のワンツーで世界をつかむ。

6日の世界初挑戦へ、5日に都内で前日計量に臨んだ。中谷は50・7キロ、同級1位マグラモ(フィリピン)は50・6キロと、ともにリミット以下でパスした。

中谷は前日にPCR検査を受けてホテル入り。今年国内男子初の世界戦へ、最後の関門もクリアした。夕食は家族が届けたうなぎとオムライス。5キロほど増量して決戦へと備える。

2度延期した分「成長した自信はある」。対策も完璧だ。カギは「長い距離をキープできるか」。8センチ低く中に入ろうとするマグラモを突き放すつもりだ。

15歳から米国を拠点も、16歳からはM・Tジムで熊本道之コーチの指導を受けた。駒大出身で岡山・関西高で銅メダリスト清水らを育てた。上下、角度、ステップなどが違う12種類のワンツーを教え込まれた。「まだ40点でここまできた」と熊本コーチ。中谷は「使い切れてない」と言うが、最大の武器になる。

中1でボクシングを始めた。「10年7カ月、世界王者を目指してきた思いを伝えたい。存分に楽しんで、しっかり結果を出して、明るいニュースを届けたい」と決意を口にした。【河合香】

▼マグラモ 日本に来てからの調整は順調で、戦う準備はできている。中谷は背が高い選手だが、明日は倒す自信がある。

○…世界戦のオフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション(JBC)役員による構成となった。通常は中立国出身者が務めるが、出入国制限や隔離期間があるため。スーパーバイザーがJBC安河内剛事務局長、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一の各氏となった。

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辰吉寿以輝が前日計量クリア 4年ぶり聖地後楽園へ

辰吉寿以輝(2019年12月17日撮影)

4年ぶりで東京・後楽園ホールのリングに上がる日本スーパーバンタム級8位辰吉寿以輝(24=大阪帝拳)が5日、都内で前日計量をクリアした。

元世界王者辰吉丈一郎の次男で、スーパーバンタム級8回戦で14戦目に臨む。辰吉はリミット55・3キロを下回る54・9キロ、対戦相手で日大出身の今村和寛(28=本田)は55・2キロだった。6日に、WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦のセミファイルに出場する。

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中谷潤人「感謝」計量後は恒例うなぎとオムライス

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が最後の関門をクリアした。6日の東京・後楽園ホールでの世界初挑戦へ向け、5日に都内で前日計量に臨んだ。中谷は50・7キロ、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)は50・6キロと、いずれも50・8キロのリミット以下でパスした。

中谷は計量後にオンラインで取材に応じた。いよいよ決戦を待つだけに「存分に楽しんで勝利したい。しっかり結果を出して明るいニュースを届けたい」と決意を口にした。

前日にPCR検査を受け、そのまま都内のホテル入りしていた。「家にいる感じで環境もいいので感謝」。夕食には計量後は恒例のうなぎとオムライスを家族が届けてくれるという。王座決定戦での世界初挑戦。「挑戦者らしく」とトランクスなどのコスチュームは青を基調にした。

中1で世界王者を目指してボクシングを始めた。中卒で単身で米国修業し、確実にステップを踏み、今年国内で男子では初の世界戦までたどり着いた。「10年7カ月、世界王者を目指してきた思いを伝えたい」。あとはリングでベルトをつかむだけだ。

オフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション役員で構成されることも発表された。スーパーバイザーが安河内剛、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一となった。

3日のWBA世界ライトフライ級王座戦は、スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が前日計量後に陽性が判明で中止となった。この一戦も4、8月と2度延期の末に、コロナ禍で国内で初めて外国選手を招いた世界戦となる。20戦全勝(15KO)で国内一番のホープが、2年ぶりの新王者誕生を狙う。

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

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中谷潤人&マグラモは前日計量パス 世界王座決定戦

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が最後の関門をクリアした。6日の東京・後楽園ホールでの世界初挑戦へ向け、5日に都内で前日計量に臨んだ。

中谷は50・7キロ、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)は50・6キロと、いずれも50・8キロのリミット以下でパスした。

オフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション役員で構成されることも発表された。スーパーバイザーが安河内剛、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一となった。

3日のWBA世界ライトフライ級王座戦は、スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が前日計量後に新型コロナウイルス陽性が判明し中止となった。この一戦も新型コロナ感染拡大で4、8月と2度延期の末に行われ、今年国内で初の男子世界戦となる。

20戦全勝(15KO)で国内一番のホープが、2年ぶりの新王者誕生を狙う。

計量をクリアしたジーメル・マグラモ(帝拳プロモーション提供)
計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

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