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中谷潤人延期の世界初挑戦は8・1 後楽園で無観客

中谷潤人(20年2月撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦が、8月1日に東京・後楽園ホールで開催される。WBOが24日にSNSを通じて明らかにした。

同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦で、当初は4月4日に開催がウイルスの影響で延期されていた。

当初と同じ聖地と言える会場で、無観客試合となる見通し。国内では3月27日を最後に興行を自粛し、7月から再開を目指して準備に入っている。陣営は6月、7月にも日時を再設定したが、緊急事態宣言下のために延びていた。

中谷は3月には米ロサンゼルスで、今年2度目のスパーリング・キャンプを張っていた。感染拡大のために途中帰国したが、その後も朝のロードワーク、夕方のジムワークを続け、試合に備えていた。この王座は4階級制覇を狙う前王者田中恒成(24=畑中)が返上したもの。国内で今年初の世界戦で、今最も期待されるホープが世界に挑む。

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世界戦流れた中谷潤人「本職で恩返し」飲食店を閉店

中谷潤人(2020年2月14日撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が16日、オーナーの神奈川・相模原市内にある飲食店「とん丸」を閉店すると明かした。4月から営業自粛していたが、SNSを通じてご報告と題して「再開することなく5月末で閉店する」と発表した。昨年8月に出身の三重・四日市市の名物トンテキをメインに、弟龍人さん(20)を店長に一家で切り盛りしていた。

中谷は4月4日に後楽園ホールで、同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦で世界初挑戦が決まっていた。3月には米ロサンゼルスでスパーリング・キャンプも張っていたが、中止となって帰国していた。

「本職のボクシングにさらに重点を置き、目標、目的を果たして恩返ししたい」とも記した。世界戦の日程はなかなか定まらないが、ジムワークは欠かさずに体力、体調、モチベーションを維持している。決戦の決定を待ち望み、世界奪取への意欲は衰えていない。

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中谷潤人が合宿から帰国、世界戦延期も「切り替え」

米スパーリング合宿から帰国した中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が17日、米ロサンゼルスでのスパーリング合宿から帰国した。

4月に世界初挑戦へ約2週間の予定で1日に出発も、4日には延期が決まった。「出発前から可能性あったので。気持ちを切り替え、やることをしっかりやろう」と約70回消化した。6月に順延予定も見通せず、体重は58キロまで戻した。米国はウイルス感染増大中に「日本に帰れてホッとした」。18日にはジムワークを再開し、仕切り直しの晴れ舞台決定を持つ。

米スパーリング合宿から帰国した中谷潤人

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中谷潤人の世界戦延期 国内興行の中止期間を延長

中谷潤人(2020年2月14日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内の興行の中止期間を3月末から4月15日に延長すると発表した。

4月4日に東京・後楽園ホールで予定されていたWBO世界フライ級王座決定戦、中谷潤人(M・T)-ジーメル・マグラモ(フィリピン)は延期される。4月16日以降の開催可否は3月13日に検討し、無観客での試合実施は条件付きで認める。4月5日の東日本新人王予選は無観客で開催する。

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ボクシング中谷潤人が米ロス合宿へ「ストイックに」

米スパーリング合宿へ渡米した中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が1日、米ロサンゼルスでのスパーリング合宿のために渡米した。

4月4日に同級1位マグラモ(フィリピン)との王座決定戦で世界初挑戦する。約2週間で8日の追い込みスパーを予定。1月にも約1カ月合宿し、攻撃のイメージは完成済み。「パンチに耐えられる体と相手の手数を想定した練習。世界王者になるために、ストイックになる」。王座奪取への決意を口にし、両親と弟の見送りで旅立った。

二重マスク姿で渡米した中谷潤人

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ボクシング中谷潤人、亡き曽祖母へ世界王座奪取誓う

砂浜ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が、亡き曽祖母にささげる世界王座奪取を誓った。

4月4日の世界初挑戦に向け、20日に熱海での走り込みキャンプを打ち上げた。出発直前の16日に母方の曽祖母、三林豊子さんが死去し、19日は故郷の三重・東員町にとんぼ返りで葬儀に参列した。

豊子さんとは上京前まで同居し、趣味のカラオケ店とジムが近く、一緒に帰宅するなどかわいがられた。プロ入り後の試合も観戦。87歳だったが「見に行きたい」と、世界戦を楽しみにしていたという。

キャンプの練習量は減ったが、砂浜ダッシュや825段の石段上りなど密度は濃かった。あとは実戦スパーで仕上げる。試合翌日は四十九日にあたる。「必ずベルトをとって、ひいおばあちゃんを送ってあげたい。それが今一番強い思い」。家族に支えられる中谷に、また1つ愛のモチベーションが加わった。

伊豆山神社の石段ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

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「トンテキ家族」ボクシング中谷が世界奪取で恩返し

世界に初挑戦する中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦が決まった。4月4日に東京・後楽園ホールで、同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦が、14日に都内で発表された。前王者田中恒成(24=畑中)が返上した王座を争う。中卒で米国での単身修行でスタートし、20戦全勝(15KO)でつかんだチャンス。国内で最も期待されるホープが、一家挙げてのサポートに恩返しのベルトを狙う。

  ◇    ◇    ◇

記者会見場の後方から、壇上の中谷を見守る3人の姿があった。両親と弟。待ちに待った世界初挑戦発表に、異例の家族同伴となった。中谷は「家族をずっと振り回し、今はサポートをしてもらっている。このチャンスを一発でとって、少しでもホッとさせたい」と誓った。

実家は三重・東員町でお好み焼き店だった。中谷が中1でボクシングを始めると、父澄人さん(43)は店の隣に手作りでジムを作り、サンドバッグをつるした。中谷はその時には「フライ級の世界王者になる」との目標を張り紙していた。

中卒前には米国での単身修行を決意し、高校進学を勧める両親を熱意で説得した。デビュー1年後の16年には、中谷が住む神奈川・相模原市に引っ越してきた。一家でサポートするためだった。

昨年には中谷がオーナーでトンテキ専門店とん丸をオープンした。四日市市の名物をメインに、弟龍人さん(20)を店長に一家で切り盛りしている。龍人さんはスポーツマッサージも勉強して、兄の体調維持にも協力する。家族への恩返しには世界王者は必須だ。

世界ランクは4団体すべて1ケタで、今日本で最も期待される。全日本新人王、日本ユース、日本王座、元世界王者戦と確実にステップを踏み、20個の白星を積み上げてきた。「やっと舞台に立てる。世界で一番強い男の肩書ができる試合。わくわくする」と目を輝かせた。

1月には米国で1カ月あまりスパーリング合宿した。前WBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王者ローマン(米国)と40回手合わせし「いろいろ試して通用した」と手応えも得た。18日から熱海で走り込み、3月に米2次合宿で、決戦へ万全の準備をする。【河合香】

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。米国で修行を積みながらアマ14勝2敗。15年4月にプロデビューで1回TKO勝ち。16年に全日本フライ級新人王、17年に日本同級ユース王座、19年2月に日本同級王座を獲得した。171センチの左ボクサーファイター。

「トンテキ専門店とん丸」ののれんを手にする中谷潤人(中央)と弟龍人さん
世界初挑戦する中谷潤人(左から2人目)。左から父澄人さん1人おいて母府見子さん、弟龍人さんの一家

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中谷潤人が世界初挑戦「チャンス。一発で取りたい」

ボクシングのWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が、4月4日に東京・後楽園ホールで世界初挑戦することが決まり、14日に都内のホテルで会見を行った。同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)とWBO世界フライ級王座決定戦を行う。

三重県出身。デビュー20戦全勝(15KO)の中谷は、中学時代にボクシングを始め、卒業後に単身で米国に留学。元2階級制覇王者の畑山隆則氏らを指導したルディ・エルナンデス・トレーナーから指導を受けてきた。

15年4月に日本でプロデビューし、16年に全日本フライ級新人王を獲得。19年2月には日本同級王座を獲得した。19年10月には元IBF世界ライトフライ級王者のミラン・メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ちを収め、初の世界挑戦を引き寄せた。

中谷は「世界で一番の男になるための戦いができる。チャンスなので一発で取りたい。4月4日は信念を持って、悔いのないように戦い、必ず世界王者になります」と意気込みを語った。マグラモについては「器用でパンチがある選手。警戒しながら戦いたい」と話した。今後は17~20日に国内で走り込み合宿を行い、3月上旬からは米国に渡り、スパーリング中心に、試合に向けて仕上げていく。

対戦相手のマグラモは、元WBOオリエンタル同級王者、元WBCインターナショナル同級王者の実績を持ち、戦績は24勝(20KO)1敗。

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井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合

ドネアを破りWBSS優勝を果たした井上尚弥はアリ・トロフィーを掲げる(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が8日に都内で開催され、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、最優秀選手賞と年間最高試合で2年連続2冠となった。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝では2回TKOでIBF王座を獲得し、決勝では5階級制覇のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちでWBA王座を統一した。

最優秀選手は4人の候補がいたが、年間最高試合とも32票中27票を獲得した。いずれも2年連続3度目の受賞で、14年はKO賞と3冠で3度目の複数受賞となった。

技能賞は日本人初の4階級制覇を達成して初防衛した井岡一翔(30=Reason大貴)、殊勲賞はWBA世界ミドル級王座を奪回して初防衛した村田諒太(34=帝拳)が初受賞した。村田は2連続KOでKO賞も初受賞し、初の複数受賞となった。

この賞は日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、東京および関西運動記者クラブ・ボクシング分科会の主催、選考による。各賞の受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)=2年連続3度目

◆技能賞 井岡一翔(Reason大貴)=初

◆殊勲賞 村田諒太(帝拳)=初

◆努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=初

◆KO賞 村田諒太(帝拳)=初

◆新鋭賞 中谷潤人(M.T)=初

◆年間最高試合 WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一戦 井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)

◆世界戦以外の最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)-別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目

◆女子最高試合 WBC世界フライ級王座戦 藤岡奈穗子(竹原&畑山)-天海ツナミ

◆優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、井上尚弥(大橋)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(BMB)、村田諒太(帝拳)

◆特別賞 河野公平(ワタナベ)、田口良一(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)

◆優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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中谷潤人がWBC世界フライ級挑戦者決定戦へ出場か

中谷潤人

ボクシングWBC世界フライ級3位中谷潤人(21=M.T)が、次戦で挑戦者決定戦出場が濃厚となった。24日にメキシコで開催されたWBC総会で同決定戦が設定され、相手は同級4位マックウィリアムズ・アローヨ(33=プエルトリコ)。

同級王座は現在空位で、同級1位フリオ・セサール・マルチネス(24=メキシコ)と元王者の同級2位クリストフェー・ロサレス(25=ニカラグア)が、12月20日に王座決定戦を行うことも承認された。中谷は挑戦者決定戦に勝てば、この勝者に世界初挑戦となる。

中谷は5日に元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(31=フィリピン)を6回TKOし、デビュー20連勝(15KO)を飾っている。アローヨは北京五輪代表で、2度世界挑戦の経験がある。昨年には米国で井岡一翔(30=Reason大貴)に判定負けしている。双子の弟マックジョーは元世界王者。

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中谷潤人が元世界王者撃破「胸を張って世界に挑む」

20連勝を飾った中谷潤人

<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇5日◇東京・後楽園ホール

前日本フライ級王者中谷潤人(21=M.T)が元世界王者との世界前哨戦を制した。元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(31=フィリピン)と対戦。初回から実力の違いを見せ、レフェリーストップによる6回2分2秒TKO勝ちで、デビュー20連勝(15KO)を飾った。

経験豊富な元世界王者相手に作戦通り「序盤は慎重」だった。それでも身長差13センチを生かして、右ジャブで早々にペースを握った。3回からはセコンドに「強めに打っていけ」と指示されると、再三左ストレートを打ち込んで一方的展開に。左ボディーやロープに追い込んでコンビネーションで圧倒。6回に連打でぐらつかせると、即座にレフェリーが止めた。

「もう少しヒリヒリしたかった」と言うほど、まったくスキのない完勝だった。「パンチも当たったので楽しかった。自由にやれた。倒せなかったが、パンチをまとめて見せ場は作れた」。満面の笑みも「反省もある。満足するのは世界王者になってから」と油断はない。

すでにWBA2位、WBCとWBOは3位、世界ランク上位につける。八重樫を1回KOしている元王者を倒して実力も証明。「すごい自信になった。胸を張って世界に挑みたい」と目を輝かせた。

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中谷潤人「中盤に倒す」無傷20連勝で世界の扉開く

計量をクリアした中谷潤人(左)とミラン・メリンド

ボクシング前日本フライ級王者中谷潤人(21=M.T)が、元世界王者との世界前哨戦に臨む。5日に東京・後楽園ホールで、元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(31=フィリピン)と対戦する。4日は都内で計量があり、中谷は51・6キロ、メリンドはリミットの51・7キロでクリアした。

中谷はデビュー19連勝中(14KO)で、昨年獲得した日本王座を7月に返上した。WBA2位、WBCとWBO3位、IBF11位と、すでに4団体で世界ランク入り。「大事な一戦。世界へアピールしたい。世界前哨戦とするつもり」と決意を口にした。

メリンドは16年に暫定王座を獲得し、17年に正規王者八重樫東(大橋)との王座統一戦に初回TKO勝ち。その後はWBA王者田口良一(ワタナベ)との団体統一戦、WBC王者拳四朗(BMB)に挑戦は黒星も経験豊富。

今回も米ロサンゼルスでスパーリングを積み、帰国後も統一戦を控える井上拓真(大橋)らを相手に100回以上をこなしてきた。身長差は13センチあるが、タフで大きく振ってくる相手に「最初は気をつけて慎重にいき、中盤に倒すのが理想」と、KOで20連勝を飾って世界へステップを期した。

計量をクリアしてフェースオフする中谷潤人(左)とミラン・メリンド

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中谷潤人が日本王座返上、10・5に世界前哨戦へ

日本フライ級チャンピオンベルトを肩にかけ、ガッツポーズする中谷潤人(2019年2月2日撮影)

ボクシング日本フライ級王者中谷潤人(21=M.T)が、23日付で王座を返上した。

元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(31=フィリピン)と、10月5日に東京・後楽園ホールでのノンタイトル10回戦で対戦する。陣営は世界前哨戦とするプランだ。

空位となった王座は、10月27日に同級1位ユーリ阿久井政悟(23=倉敷守安)と同級3位小坂駿(24=真正)で争う。

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日本王者中谷潤人「内容問われる」世界前哨戦気合い

元世界王者との世界前哨戦に臨む中谷潤人

ボクシング日本フライ級王者中谷潤人(21=M.T)が、元世界王者との世界前哨戦に臨む。

元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(31=フィリピン)と、10月5日に東京・後楽園ホールでのノンタイトル10回戦で対戦する。22日に相模原市内のジムで発表した。

中谷はデビュー19連勝中(14KO)で、昨年日本王座を獲得した。6月の初防衛戦は相手のケガでノンタイトル戦に1回KO勝ち。すでにWBC3位など3団体で1ケタ世界ランク入りに「上に行くタイミングで世界へアピールするチャンス。目標は世界王者で防衛していくことで、足踏みしていられない」。日本王座は防衛することなく返上する。

メリンドは37勝(13KO)4敗で、16年に暫定王座を獲得して2度防衛後、17年に正規王者八重樫東(36=大橋)との王座統一戦に初回TKO勝ちした。大みそかにWBA王者田口良一(32=ワタナベ)との団体統一戦には判定負け。昨年には拳四朗(27=BMB)に挑戦も7回TKO負けも経験豊富だ。

中谷は元世界王者相手に「素直に気持ちが入った」と笑み。「メリンドはタフな印象。身長も小さいのでコツコツとダメージを蓄積させていく」。さらに世界前哨戦だけに「内容が問われる。KOで世界へ行っていいと言ってもらえる試合にしたい」と意気込む。

8月1日には市内に居酒屋「とん丸」をオープンする。実家は三重・東員町でお好み焼き店を経営していたが、中谷のサポートもあって閉店して上京していた。店は両親が切り盛りするが、店主として負けるわけにはいかない。開店後は恒例の米国でのスパーリング合宿の予定で、本業の大一番に備える。

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中谷潤人1発KOでデビュー19連勝 世界挑戦待つ

一発KOで19連勝の中谷潤人

<プロボクシング:スーパーフライ級ノンタイトル10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール

日本フライ級王者中谷潤人(21=MT)が、一発KOでデビュー19連勝を飾った。フィリップ・ルイス・クエルド(23=フィリピン)に左ボディーをねじ込み、1回1分23秒KO勝ちした。WBCとWBOで4位などすでに4団体で世界ランク入りの実力を見せつけ、世界挑戦へ大きくアピールとなった。

ゴングから圧倒した。鋭い右ジャブを連発して、相手にパンチすら打たせず。1分すぎにロープを背負わせたところで、左ボディーが決まった。「ジャブは切れがあった。左ボディーも狙っていた。もうちょっとやりたかったが、いいパンチが入っていい形で勝てた」と涼しい顔で話した。

当初は初防衛戦予定も挑戦者中野ウルフ(橋口)が目の負傷でノンタイトル戦となった。2度目のメインに「モチベーションは落ちることはなかった」。文句のつけようのないKO劇にも「立ち上がりに正面に立ちすぎた」と反省も忘れず。それも世界を見据えるから。「高い壁だと思うが、チャンスがあればいつでも。できれば早い方が」。その時を今や遅しと待つばかりだ。

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中谷潤人デビュー18連勝で新王者「誇りのベルト」

チャンピオンベルトを肩にかけ、ガッツポーズする中谷(撮影・河田真司)

<ボクシング:日本フライ級王座決定12回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

同級1位中谷潤人(21=M.T)がデビュー18連勝(13KO)で新王者になった。同級2位望月直樹(25=横浜光)を初回から圧倒して、レフェリーストップで7回23秒TKO勝ちした。

初回からワンツーなどを打ち込んで相手をぐらつかせた。終始展開は変わらなかったが、タフな相手に時間が勝った。7回に連打するとレフェリーが止めた。「早く倒したかったが、期待に応えようと強いパンチを打ちすぎた」。まずは反省も「打たれ強い相手で、いい経験になった。結果としていい終わり方になった」と笑み。

全日本新人王、初代ユース、日本王座挑戦者決定戦を経て、初の挑戦で王座獲得となった。18戦目も確実に階段を上ってきた。「ここまで長かったが、日本人として誇りのベルト。知らない人でも日本王者なら分かるのでうれしい」と素直に喜んだ。

すでに4団体で世界ランク入りしている。「いつでも世界ができるように準備していきたい」と、世界挑戦を見据える。今回も大みそかに渡米し、1月15日まで恒例の米ロサンゼルスでスパーリング合宿に行った。「正月らしいことをしてないので、雑煮でも食べたい」。ちょっとだけ休んで、大きな最終目標を目指す。

望月(右)と激しい攻防戦を展開する中谷(撮影・河田真司)

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中谷潤人「世界への階段」日本王座決定戦でKO狙う

計量をパスした中谷潤人(左)と望月直樹

ボクシング日本フライ級王座決定戦の前日計量が1日に都内で行われた。デビュー17連勝中(12KO)の同級1位中谷潤人(21=M.T)が、2日に東京・後楽園ホールで初の日本王座に挑戦する。中谷はリミットの50・8キロ、同級2位望月直樹(25=横浜光)は50・7キロでパスした。

中谷は全日本新人王、日本初代ユース、日本王座挑戦者決定戦と、確実に階段を上ってきた。すでに3団体で世界ランク入りしている。「世界へ行くためにステップアップしていく試合」と位置付ける。

今回も大みそかに渡米し、1月15日まで恒例の米ロサンゼルスでスパーリング合宿に行った。フェザー級など上の階級を相手にし、パワーアップを図ってきた。「下半身をしっかりした打ち方で、特にジャブでパワーパンチを打てるようにと。自信もついた」と話す。

望月とは過去に2度のスパーをしている。「気を引き締めていくが、ジャブで組み立てて倒す」とKOを狙う。昨年はWBC新鋭賞を受賞した期待のホープ。さらなる飛躍を期し、今年初戦でまずは1つ目の王座奪取を狙う。

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井上浩樹が王者細川に挑戦、いとこ尚弥&拓真を意識

来年4月、日本スーパーライト級王者細川バレンタイン(左)に挑戦する同級1位井上浩樹

ボクシングの来年のチャンピオンカーニバル日程が、24日に都内で発表された。1月12日から5月4日までに、13階級で日本王座を争う。MVPには賞金30万円、殊勲賞、敢闘賞には10万円が贈られる。

2月2日のフライ級は1位中谷潤人(20=M.T)と6位望月直樹(24=横浜光)の王座決定戦となった。中谷は17戦全勝(12KO)の若手ホープで「思いを拳に乗せて王者になる」と誓った。

バンタム級は日時未定も、正規王者斎藤裕太(31=花形)が暫定王者木村隼人(29=ワタナベ)との統一戦となる。斎藤は潰瘍性大腸炎で初防衛戦が中止となった。ようやく走り込みを始め「呪われたバンタム級だが花形スペシャルで倒す」。木村は国内4度目の挑戦で王座を獲得したばかり。「打ち合いに強い相手だが、KOで白黒つける」と宣言した。

5月1日のフェザー級は王者源大輝(27=ワタナベ)が1位阿部麗也(25=KG大和)の挑戦を受ける。源は拳を痛めて間隔が空くが「ベルトと世界ランクがかかる。人生をかけて勝ちたい」。すでにIBF4位の阿部は、タイトル戦前の1月19日にも試合を組んでいる。「サクッと終わらせ、次も蹴散らしたい」と自信を口にした。

4月6日のスーパーライト級は12戦全勝(10KO)の1位井上浩樹(26=大橋)が、王者細川バレンタイン(37=角海老宝石)のV2戦でタイトル初挑戦する。2人は1年半前にスパーリング。細川は「メチャクチャ強いが、絶対に勝つ」。井上は今年右ひじけんしょう炎で苦しんだが、痛みも消えてスパーを始めた。

大橋会長は来年世界挑戦させたい考えで、井上兄弟のいとこは「井上兄弟にも負けられない。練習でも強くなっていると。ここはスッキリ勝って来年は勝負」と気合を込めた。

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中谷潤人16連勝「いい勝ち方」強烈ボディーでKO

16連勝を飾った中谷潤人

<プロボクシング:フライ級ノンタイト10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 WBC世界フライ級5位のホープ中谷潤人(20=M.T)が、デビューから16連勝を飾った。

 初のメインイベント登場もデクスター・アリメンタ(22=フィリピン)を問題にせず、右ボディーを効かせて3回36秒KO勝ちを収めた。これで12個目のKO勝利となった。

 初回は右ジャブでペースをつかむと、2回には左ストレートや右ボディーで圧倒した。「効いているのが分かった」と3回にあっさりと仕留めた。右のボディーを打ち込み、左を続けると相手がうずくまる。10カウントで初のメインの役目を果たした。

 4月の前戦は「KOを狙いすぎた」と決定打を決められず、8回負傷判定に終わっていた。「課題となった組み立てがうまくいった。最初は左を当てづらかったが、徐々に開けていけた。いい勝ち方ができた」と満面の笑みだった。

 WBOでも14位につけるが、まずはランク2位の日本か東洋太平洋タイトルを目標にしている。「世界をとるために、いいキャリアの積み重ねをさせてもらっている。日本か東洋太平洋なら、タイトルをとる自信はある」と目を光らせた。

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