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長谷川穂積氏「ピンチ対処を勉強する前に王者に」

長谷川穂積氏(2017年5月11日撮影)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都◇観衆4500人

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。国内ジム所属の歴代同級世界王者では最長身の176センチ。身長、リーチとも10センチ上回るアドバンテージを生かせず、一方的にパンチを浴びて完敗した。今後は1階級上のフェザー級転向も視野に入れて出直す。

 ジムの先輩で世界3階級王者の長谷川穂積氏の話 挑戦者が一枚も二枚も上だった。厳しいかもしれないが、世界レベルとの対戦は今回が初めて。ピンチの時にどうするか、勉強する前に王者になった。クリンチが1回もなかったし、自分のボクシングができなくなった時にどうするか。そこにキャリア不足が出てしまった。ただ、1回負けただけやから。負けてはい上がって来るやつが格好いい。

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久保隼完敗で初防衛ならず涙、今後は階級UPも視野

ローマンに敗れ、山下会長(手前右)に肩を担がれ引き揚げる久保(同左)(撮影・伊藤航)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。国内ジム所属の歴代同級世界王者では最長身の176センチ。身長、リーチとも10センチ上回るアドバンテージを生かせず、一方的にパンチを浴びて完敗した。今後は1階級上のフェザー級転向も視野に入れて出直す。

 挑戦者のラッシュに、久保が後ずさる。9回。ローマンの右ストレートを食らい、よろよろと後退するとレフェリーが試合を止めた。7回30秒過ぎ、連打から右アッパーで最初のダウン。8回終盤はロープ際で右ストレートを浴び、2度目のダウン。戦う武器はもう残っていなかった。

 地元京都での初防衛戦のポイントに「距離感」を挙げていた。身長176センチは国内ジムの歴代スーパーバンタム級世界王者で最長身。身長、リーチで10センチ上回る体格差を生かし、サウスポーからの右ジャブ、懐に入ってくるところに左ストレート…。そんな青写真が吹っ飛んだ。上下を見事に打ち分ける相手に、一方的に距離を支配された。ジャッジ3人中2人がフルマーク、1人も1回を除き全ラウンドで挑戦者にポイントを与えた。

 両脇を支えられ、涙を浮かべ、控室に消えた久保はノーコメントだった。山下正人会長(55)は「両足がつったような感じ。6回が終わって『足が動かない』と。減量失敗じゃないし、ダメージかな…。初めての負けで気持ちのダメージがあると思う。一から作り直していきたい」と話す。プロ13戦目の初黒星。1階級上のフェザー級も視野に入れ、長身サウスポーは再出発する。【加藤裕一】

 ジムの後輩でWBO世界ミニマム級王者の山中竜也の話 久保さんは倒されても立ち上がったところがすごい。途中までいけると思ったんですけど…。

 久保の父憲次郎さんの話 すべて出し尽くした結果、勝てなかっただけです。無事な体で(リングから)下りてくれただけでいい。悔いが残るならこれを糧に頑張ってほしい。

 ◆久保隼(くぼ・しゅん)1990年(平2)4月8日、京都生まれ。南京都(現京都広学館)-東洋大から13年5月にプロデビュー。15年12月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得し2度防衛。戦績は12勝(9KO)1敗。身長176センチの左ボクサーファイター。

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亀田和毅がローマン挑戦名乗り「かみ合う」興毅氏

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ久保隼対ダニエル・ローマン戦を観戦した亀田興毅(右)と亀田和毅(撮影・宮崎幸一)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。

 同級3位の亀田和毅(26=協栄)が、元世界3階級王者の兄興毅氏と観戦した。久保がベルトを奪ったセルメニョの次期挑戦者として名前が上がった経緯があり、興毅氏は「和毅はランキング上位やし、どう交渉していくか。かみ合うし、面白いと思うけど、強い相手。ガードが最後まで落ちへんかった」とローマンへの挑戦に意欲的だった。

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「童顔の暗殺者」ローマン、アッパー武器に王者粉砕

久保をTKOで破り新チャンピオンとなったローマンは、ベルトを巻き両手を掲げて笑顔を見せる(撮影・宮崎幸一)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。

 「童顔の暗殺者」ローマンは、アッパーを武器に王者を粉砕した。「タフな試合だった。距離を学んで、だんだん入っていけるようになった」と序盤はリーチが長い久保との距離を慎重に見極めた。効果的に使ったアッパーに加え、7回と8回にはダウンを奪った。「(7回のダウンで)自分のペースに持ってこられた。アッパーと右ストレートをすごく練習した」と満足顔で振り返った。

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新王者ローマン「誰でもやる」亀田和毅との対戦歓迎

9R、ダニエル・ローマンは久保隼をTKOで破り新チャンピオンとなる(撮影・宮崎幸一)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都◇観衆4500人

 挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)が、王者久保隼(27=真正)に9回1分21秒TKO勝ちで王座を奪取した。

 序盤にリーチの長い久保との距離を見極めると、アッパーを効果的に使った。7回と8回には右ストレートでダウンを奪い、9回に猛ラッシュするとレフェリーが試合を止めた。

 世界初挑戦で王座を奪ったローマンは「久保はいいチャンピオン。タフな試合だった。(7回のダウンで)うまく当たって、それから自分のペースに持って来られた」と目を細めた。

 会場で観戦した同級3位の亀田和毅(26=協栄)について質問されると「誰でもやりますよ」と対戦を歓迎した。

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久保隼の初防衛失敗に山下会長「相手に合わせすぎ」

8R、ダニエル・ローマン(左)の右フックをまともにもらってしまいダウンする久保隼(撮影・伊藤航)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が、初防衛に失敗した。

 挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)の鋭く突き上げる左右アッパーに主導権を握られ、7回、8回に右ストレートでダウンを奪われる。9回もラッシュを浴びたところでレフェリーが割って入り、1分21秒TKO負けを喫した。

 これがプロ初黒星となった久保は12勝(9KO)1敗。新王者ローマンは23勝(9KO)1分け2敗となった。

 山下正人会長(55)は「アッパーをもらってからリズムが崩れた」と振り返り、6回あたりから足がつったような状態で動きが鈍くなっていたという。「結果論だが、相手に合わせすぎた」。試合後、足を動かせない状態と完敗のショックから控室に閉じこもった久保は、無言のまま引き揚げた。屈辱の初黒星をバネにはい上がるしかない。

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久保隼が初防衛に失敗 9回TKOでプロ初黒星

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が、初防衛に失敗した。

 挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)の鋭く突き上げる左右アッパーに主導権を握られ、7回、8回に右ストレートでダウンを奪われる。9回もラッシュを浴びたところでレフェリーが割って入り、1分21秒TKO負けを喫した。

 これがプロ初黒星となった久保は12勝(9KO)1敗。新王者ローマンは23勝(9KO)1分け2敗となった。

8R、ダニエル・ローマン(左)の右フックをまともにもらいダウンする久保隼(撮影・伊藤航)

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久保隼一発計量パス、山中竜也から「バトン受けて」

計量をパスしてポーズをとる久保(右)とローマン(撮影・宮崎幸一)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が2日、京都市内のホテルで行われ、王者久保隼(27=真正)が挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)とともに、リミットより100グラム軽い55・2キロで一発パスした。初防衛を目指す久保は「順調に来たけど、ここで終わりではないですから」。ジムの後輩で、8月27日にWBOミニマム級王座を奪取した山中竜也(22)も駆け付けた。「バトンを受けて、という思いはもちろんあります」。計量後は10種類の具材が入った母知美さん(50)特製のコンソメスープをゴクリ。その後は山中が予約した店で食事した。

 ローマンは「ずっと明日のために準備してきた」。3年前に約3カ月、ロサンゼルスの吉野家でアルバイトをしており「このあとはビーフボウル(牛丼)を食べます」とジョークを口にするなど、余裕を漂わせていた。【加藤裕一】

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王者久保隼、ローマンとも前日計量1回でパス

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチの計量をパスしてポーズをとる久保隼(右)とダニエル・ローマン(撮影・宮崎幸一)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(3日、島津アリーナ京都)の前日計量が2日、京都市内のホテルで行われ、同級王者久保隼(27=真正)と挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)がともにリミットより100グラム軽い55・2キロで一発パスした。

 初防衛戦に臨む久保は「順調に来たけど、ここで終わりではないですから」。この日はジムの後輩で、8月27日にWBOミニマム級王座を奪取した山中竜也(22)も駆けつけた。「(山中から)バトンを受けて、という思いはもちろんあります」。計量後は母知美さん(50)が持ってきた、トマト、パプリカなど具材10種類入りでコンソメ味の特製スープなどを飲み、リラックスした。

 一方のローマンは「ずっと明日のために準備してきた」。この日、現場に到着した際は200グラムオーバーだったが、体を動かしてすぐにリミット内に。「少し苦労したけど、全く問題ない」。3年前に約3カ月、ロサンゼルスの吉野家でアルバイトをしていた男は「このあと? そんなに聞くなら、ビーフボウル(牛丼)を食べます」とジョークを口にするなど、余裕を漂わせていた。

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久保隼13戦目で初の凱旋試合「いつも以上に気合」

両者向き合ってほしいと言われ照れ笑いを見せる久保(左)とローマン(撮影・伊藤航)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(3日、島津アリーナ京都)の調印式が1日、京都市内で行われ、王者久保隼(27=真正)と同級2位の挑戦者ダニエル・ローマン(27=米国)が出席した。京都生まれの久保はデビュー13戦目で初の“凱旋(がいせん)試合”となる。「どの試合でも気持ちは同じですが、そういう意味ではいつも以上に気合を入れたい」。世界王者として故郷に錦を飾る思いを語った。

 初防衛戦という点に、トレーナーも兼ねる山下会長が陣営の思いを代弁。「とにかく“勝つこと”に徹したい。そこから久保のボクシングは伸びる」。元世界3階級王者長谷川を見続けたベテラントレーナーが、初防衛戦の重要性を語った。

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久保隼、初防衛へ「どちらがスタイル貫き通せるか」

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチの調印式を行ない、ファイティングポーズを取る久保隼(左)とダニエル・ローマン(撮影・伊藤航)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(3日、島津アリーナ京都)の調印式が1日、京都市内で行われ、王者久保隼(27=真正)と同級2位の挑戦者ダニエル・ローマン(27=米国)が出席した。

 久保は京都出身で、プロ13戦目にして初の“凱旋(がいせん)試合”だ。世界王者として初防衛戦でもある。ローマンの印象を「まとまっている。何でもできる感じ。どちらが、自分のスタイルを貫き通せるかがポイント」と語った上で、京都でリングに立つ思いを「どの試合でも気持ちは同じですが、そういう意味ではいつも以上に気合を入れたい」と説明した。

 同席した山下正人会長(55)は、元世界3階級王者長谷川穂積氏を初の世界奪取から引退まで見守ってきた。そんなベテラントレーナーの目線から「今回は初防衛戦ということで、とにかく“勝つこと”に徹したい。そこから久保のボクシングは伸びると思うので、まず勝つことです」。内容より結果最優先であることを強調した。

 一方、挑戦者ローマンは「私はボクシングに日々をささげてきた。日曜日は必ずベルトを手に入れる。久保選手はリーチの長さが特徴だけど、自分のフィールドに引き込みたい」と話していた。

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久保隼「距離感」生かす10cmのアドバンテージ

笑顔で予備検診をする久保隼(中央)とダニエル・ローマン(撮影・奥田泰也)

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)と同級2位の挑戦者ダニエル・ローマン(27=米国)が31日、タイトルマッチ(9月3日、島津アリーナ京都)を前に神戸市内の同ジムで予備検診を受け、久保が身長、リーチともに10センチ上回っていることが判明した。

 身長176センチとスーパーバンタム級ではかなり長身となる久保はタイトルを奪取したセルメニョ戦でも、身長で8センチ、リーチで4センチのアドバンテージがあった。「いつものことですし、相手(ローマン)もそうじゃないですか? 彼にもそこに対応する引き出しがあるでしょうし、僕にもあるので、それを出していきたい」。自分のスタイルのポイントを「距離感」という王者には、戦うイメージがあるようだ。

 両者はこの日が初対面だった。久保は「雑誌のコメントを見て、まじめそうと思っていたけど、その通り。絶対にボクシングに対してまじめ。試合がなければ、というか終わったら、仲良くできそうなタイプ。僕と同じ。まあ、僕はボクシングしかでけへんだけなんですが…」。この日夜にサッカーW杯アジア最終予選の日本-オーストラリア戦が行われるが「あるのも知りませんでした。僕、ほんまにテレビ見ないんで」と苦笑いする男は、同じ“におい”を感じたようだ。

 一方のローマンも久保の印象を「ナイスガイ!」。血圧が147/90とやや高めだったことを「(中継局の)テレビカメラが回っていたから。初めてで緊張したんだ」。ニックネーム「ベビーフェース・アサシン(童顔の殺し屋)」らしく、甘いルックスに笑みを絶やさなかった。

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久保隼の相手、ローマンが練習公開「調子はよい」

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)に挑む同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)が30日、神戸市内の真正ジムで練習を公開した。9月3日に島津アリーナ京都で、久保の初防衛戦の相手として対戦する。

 「チーム・ローマン」9人で登場し、順調な調整ぶりを強調。「調子はよく、とてもいい時間を過ごしている」。愛称は「ベイビーフェイス・アサシン(童顔の暗殺者)」。エリベルト・ゴンザレストレーナーが名付け親で「とても気にいっているよ」。久保を“暗殺”する武器については「日曜(9月3日)に見てほしい」とアピールした。

久保との試合に向けファイティングポーズを見せるローマン(撮影・伊藤航)

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久保隼初防衛戦へ減量万全、リミットまで2キロ弱

公開練習でミットにパンチを打ち込むWBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(撮影・前田充)

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が29日、同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)との初防衛戦(9月3日、島津アリーナ京都)を前に、神戸市内の同ジムで練習を公開した。

 4月の世界奪取時に取り入れた自炊減量法は今回も万全、時にはスーパーマーケットを7軒も回って具材を買う。カロリー計算に基づくオリジナル丼のおかげもあり、体重は既にリミットまで2キロ弱。27日に同ジムの山中竜也(22)がWBOミニマム級王座を奪取した。「竜也は試合後、僕に向けて『楽しんで』と言ってくれた。僕が竜也に言ったことそのままです」。弟分に必ず続くつもりだ。

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久保隼、自作丼ぶりで体調◎弟分山中に続く勝利へ

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が29日、同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)との初防衛戦(9月3日、島津アリーナ京都)を前に練習を公開した。

 同ジムの山下正人会長(55)相手のミット打ち、ジム仲間とのマスボクシングなど軽めのメニューながら、軽快な動きで順調な仕上がりぶりを披露した。王座を奪取した4月の世界戦から取り入れた、カロリー計算を踏まえた減量法。専業主婦顔負けのフットワークで、多いときはスーパーマーケットを7軒回り、白身魚のタラの切り身、鶏の胸肉などの具材を買い、オリジナルの丼を作って食べてきた。現在は「走り終わりに測って、リミットまで2キロを切ってるぐらい」(久保)だという。

 27日に、ジムの弟分、山中竜也(22)がWBO世界ミニマム級王座奪取に成功した。テレビ中継がなかったこともあり、久保は散髪しながら、スマホで現場からの情報をチェック。結果は3-0判定勝ちだったが、7回終了ぐらいで「勝つと思った」と勝利を確信したという。

 「竜也は試合後、僕に向けて“楽しんで”と言ってくれた。僕が竜也に言ったこと、そのままです。でも、本当にそうやと思う」と、自分も続く意気込み十分だ。「会長と積み上げてきたことをちゃんと出して、自分のスタイルを貫きたい。それが出せないようやと、次につながりませんから」。内容の濃い戦いで、初防衛に成功することを誓っていた。

公開練習前の会見で笑顔を見せるWBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(右)と真正ボクシングジム・山下正人会長(撮影・前田充)

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山中竜也、王者にも「実感ない」運転免許取得目指す

王座奪取から一夜明け、笑顔を見せる山中

 世界初挑戦でWBO世界ミニマム級王座を獲得した山中竜也(22=真正)が戦いから一夜明けた28日、熊本県芦北町内で会見し「いまだに実感はない」と笑みを浮かべた。

 お祝いメールなどが100件以上届いた前夜の“祝勝メシ”は、宿舎近くの熊本ラーメン。庶民派王者は今後、ファイトマネーから江藤トレーナーに約束の焼き鳥をごちそうし、6人きょうだいの長男として母理恵さん(46)、弟と妹とは外食に行く。自らは運転免許取得を目指す程度で、派手なお祝いとは無縁だ。9月3日にはジムの先輩でWBAスーパーバンタム級王者久保隼の初防衛戦があり「先に防衛してもらって、続きたいです」。将来的にIBF王者京口紘人との統一戦願望も口にした。

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新王者山中竜也が熊本ラーメンで祝勝飯「おいしい」

WBO世界ミニマム級王座奪取から一夜明け、笑顔を見せる山中竜也(撮影・加藤裕一)

 WBO世界ミニマム級の新王者山中竜也(22=真正)が福原辰弥(28=本田フィットネス)とのタイトルマッチから一夜明けた28日、熊本県芦北町のホテルで心境を語った。「まだ全然実感がわかない」と言うものの、前日からお祝いメールなどが100件以上殺到。返信に追われた。ちなみに前夜の“祝勝メシ”は江藤日出典トレーナー(46)と宿舎近くで食べた熊本ラーメンだったといい「おいしかったですよ」と笑顔を見せた。

 左まぶたに腫れが目立つ。「4回に(福原の)頭が入って、そこから8回まではモノが2重に見えた。あんなのは初めてで、それを乗り越えられたのは自信になります」と話した。

 今後は約2週間、体を休める予定。ファイトマネーから、江藤トレーナーに約束の焼き鳥をごちそうし、母理恵さん(46)と5人の弟、妹とも外食に行く。また運転免許教習所に入って、普通免許取得を目指す。

 9月3日にジムの先輩、WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼の初防衛戦がある。「久保さんには昨日電話しました。僕は久保さんに追いつけ追い越せなので、先に防衛してもらって、続いていきたいです」。将来的に、IBF王者京口紘人との統一戦願望も口にしていた。

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山中竜也、中卒たたき上げ新王者 母に恩返しできた

山中と母理恵さん(撮影・梅根麻紀)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇熊本・芦北町民総合センター

 世界初挑戦のWBO世界ミニマム級1位山中竜也(22=真正)が、タイトル奪取に成功した。王者福原辰弥(28=本田フィットネス)をスピードで上回り、3-0判定で完勝。両親が離婚後、母理恵さん(46)に女手一つで育ててもらった。6人きょうだいの長男が、中卒たたき上げの両腕で輝くベルトをもぎ取った。ジムからは元3階級制覇王者の長谷川穂積氏、WBAスーパーバンタム級王者久保隼に続き世界の頂点に立った。

 安堵(あんど)と歓喜の笑みが、照れくささでゆがんだ。勝利の記念撮影。リングで山中を囲む輪に、母理恵さんが招き入れられた。「お母さん、絶対嫌がってたと思うんですけど…」。そう言いつつも、感謝と喜びは隠せなかった。

 6人きょうだいの長男は、いつも母、弟、妹を気に掛ける。両親が離婚した直後、堺市立八上(やかみ)小4年でボクシングを始めた。美原西中入学直後には理恵さんに「高校に行かんでええかな」と言った。1年後に真正ジム入門。中学を出ると神戸市内で自活に入った。時給850円のカツ丼店で稼いだ生活費は、母の日や誕生日前に日傘や服に変わった。

 リングでも実直だ。入門時から江藤日出典トレーナー(46)と二人三脚。敵地で戦ったこの日は王者福原をスピードで上回り、忠実な左、機を見てのコンビネーションでポイントを重ねた。徹底して狙われたボディーは「江藤さんに踏みつけられて、目をつぶって殴られてきたんで」と不安もなかった。

 江藤トレーナーは「本当に真面目でボクシングしかできない子」と誇らしげだ。9月3日には先輩・久保の初防衛戦が待つ。山中は「久保さんにつなげられて良かったです」。自分のことより、周りを思う笑みを浮かべた。【加藤裕一】

 ◆山中竜也(やまなか・りゅうや)1995年(平7)4月11日、堺市生まれ。漫画「はじめの一歩」の影響で八上(やかみ)小4年からボクシングを始め、美原西中2年で真正ジム入門。12年6月プロデビュー。昨年11月に東洋太平洋ミニマム級王座を獲得し1度防衛。好きな女性のタイプは篠田麻里子。身長165センチの右ボクサーファイター。

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山中竜也「ホッとしました」タイトル奪取に成功

新チャンピオンとなった山中竜也は笑顔で母・理恵さんとファイティングポーズ(撮影・梅根麻紀)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇熊本・芦北町民総合センター

 挑戦者の同級1位山中竜也(22=真正)が、王者福原辰弥(28=本田フィットネス)を12回3-0判定で破り、世界初挑戦でタイトル奪取に成功した。所属ジムの男子では、世界3階級王者長谷川穂積、WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼に続く3人目の世界王者となった。

 山中は序盤からスピードを生かし、試合をリード。接近戦のボディーの連打と忠実な左ジャブを軸に、いきなりの右、左右のワンツーをタイミングよくヒットさせ、ポイントを確実に重ねた。

 タイトル奪取に成功した山中は「ホッとしました」とニッコリ。真正ジムの4年前の忘年会で、長谷川氏から「うちのジムの選手はみんな『ここで負けたら…』という必死さが足りない」と厳しい言葉をもらった。「その言葉がずっと頭に残っています。いつも“これが最後”の気持ちでやってきたので、今日も特別な意識はなかったです」という。

 漫画「はじめの一歩」に憧れ、始めたボクシング。母理恵さん(46)に女手一つで育てられた6人きょうだいの長男は「真正ジムのみなさん、応援してくださったみなさん、そして僕を生んでくれたお母さん…。本当に感謝しかないです」。自分の喜びより先に、周囲への配慮を忘れなかった。

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山中竜也、判定勝ち 世界初挑戦でタイトル奪取

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇熊本・芦北町民総合センター

 同級1位の挑戦者山中竜也(22=真正)が、王者福原辰弥(28=本田フィットネス)を12回3-0判定で破り、世界初挑戦でタイトル奪取に成功した。

 所属ジムの男子では、元世界3階級覇者長谷川穂積、WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼に続く3人目の世界王者となった。

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山中、因縁相手に恨み言なし「休めてよかった」

初の世界戦を前に公開練習を行う挑戦者山中竜也(撮影・加藤裕一)

 WBO世界ミニマム級1位山中竜也(22=真正)が24日、同級王者福原辰弥(28=本田フィットネス)への世界初挑戦(27日、熊本・芦北町民総合センター)を前に熊本市内で予備検診を行った。

 対戦相手の福原には、当初自分も予定していた2月の暫定同級王座決定戦を世界ランクの関係で持っていかれた因縁がある。しかし、恨み言は一切なし。「昨年11月の東洋太平洋タイトルマッチで左目尻を切っていたから、逆に休めてよかったぐらい」。むしろ好きな夏に世界初挑戦となったことをプラスに受け止めている。

 「ベストのタイミングと思っています。あまり倒すこと(KO)は考えていません。いいパンチを当てていければ」と気負いはない。サウスポーの福原を想定し、同タイプのフィリピン王者、東洋太平洋王者らを含め、約2カ月半に渡って約160ラウンドのスパーリングを消化してきた。

 元世界3階級王者でジムの大先輩・長谷川穂積氏に「次会う時はチャンピオンやな」と激励を受け、同じくジムの先輩でWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼には「いつも通り、楽しんでこい」と送り出された。予備検診では体温が37・6度と微熱状態だったが「いや~、そんな感じないんですけど」と不思議そう。「ナックルのサイズも、リーチも初めて測ったんで…」と初々しさを漂わせ、初の世界戦リングに飛び込んでいく。

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村田諒太「集中力切れたところたたみかけられた」

1回、ネリ(右)に左ストレートを打ち込む山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫した。

 ◆WBA世界ミドル級1位村田諒太のコメント 一瞬集中力が切れたところをたたみかけられた。(トレーナーのタオル投入のタイミングについては)デビュー当時からの付き合いという関係もある。「たられば」を言っても誰のためにもならない。記録がかかる試合というのは目に見えない何かがある。

 ◆WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼のコメント (高校の先輩の山中に)クリンチしたら…と思ったけれど、(正面から戦う)芯の強さがあったのかなと思う。憧れの先輩。最後まで戦う姿を見せてもらって、良かったです。

 ◆元世界2階級王者粟生隆寛のコメント 何と言って良いか分からない。山中さんのジャブが当たり過ぎて、逆に距離が近づいてしまったのかもしれない。

 ◆元世界3階級王者の長谷川穂積氏のコメント 残念ですけど、勝者がいて敗者がいるのがボクシング。負けても、山中選手の今までがなくなるわけじゃない。今日もたくさんの感動を与える、素晴らしい試合。紙一重でどっちが勝ってもおかしくなかった。明日の夜にやれば分からない。今日はネリの夜やったということです。

 ◆WBC世界ライトフライ級王者拳四朗のコメント 山中選手に感動しました。相手のラッシュの中で、逃げずに勝負にいきはったと思う。僕やったらクリンチにいくか、引いちゃいます。ジャブは本当によかったし、先に1発当たったら、わからんかったと思います。

 ◆親交のあるレスリング女子の吉田沙保里のコメント どうにか具志堅さんに並んでほしかったが、プレッシャーが大きかったのかな。

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久保隼V1へ練習公開、王者になっても庶民派のまま

山下会長(左)を相手にミット打ちを行うWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

 王者になっても「庶民派」です。WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(27=真正)が7月31日、神戸市内の所属ジムで練習を公開した。9月3日に島津アリーナ京都で同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)の挑戦を受ける。6ラウンドのスパーリングをこなした久保は「カウンターを取れる右手がポイント」。挑戦時は打ちにいかざるを得なかったが、サウスポースタイルから右で距離を取り、カウンターで倒す本来のスタイルで初防衛を狙う。

 ただ、質素な生活スタイルは変わらない。王者になってから最も高い買い物は4万5000円のスーツ。兵庫・淡路島でのキャンプでもレンタカーに「軽自動車を」とリクエストし「置いてません」と断られたという。自分を見失うことなくボクシングに集中する。

 「現役もいずれ終わりがくる。今の立場でしかできないことを続けられるように勝ち続けたい。海外(での試合)も」。将来的な海外進出も夢見て、まずV1をクリアする。【実藤健一】

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久保隼、9・3初防衛戦へ練習公開「いつも通り」

山下会長を相手にミット打ちを行うWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が7月31日、神戸市内の所属ジムでスパーリングを公開した。

 9月3日に島津アリーナ京都で同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)と初防衛戦を行う。6ラウンドをこなした久保は「いつも通りです。悪いところは改善して、いいところは伸ばしていきたい」とKO防衛に意欲を燃やした。

 また、8月27日に熊本でWBO世界ミニマム級王者福原辰弥(28=本田フィットネス)に挑む久保の同僚の東洋太平洋同級王者山中竜也(22)もスパーリングを公開。「向こうは王者だが、ガンガンくるはず。それに負けず、気持ちを見せる戦いができれば」と世界初挑戦への意気込みを語った。

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王者久保隼、初防衛戦へ「意味のある練習したい」

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)の祝勝会が7日、大阪市内で行われた。

 「ボクシング以外のことは緊張するんですよ」と王者。大階段を下りて登場する派手な演出に戸惑いながら、立派に主役を務めた。

 「お祝い事」もこれでひとまず終了。10日から兵庫・淡路島でダニエル・ローマン(27=米国)との初防衛戦に向けて、合宿をスタートさせる。「自己満足の練習はしない。意味のある練習をしたい」。午前は12キロ走の持久系、午後は「トレーニングは苦手」という瞬発系のメニューを組み、体をいじめ抜く。「すべてにレベルアップしたい」。さらなる進化を遂げて「とるより難しい」とされる、初防衛戦に臨む。

祝勝会で取材に応じるWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

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久保隼、ローマンと9・3初防衛戦に「いつも通り」

初防衛戦の発表会見に臨んだWBA世界スーパーバンタム級王者久保(中央)と世界初挑戦の山中(右)。左は山下会長

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)の初防衛戦が3日、神戸市内の所属ジムで発表された。9月3日に島津アリーナ京都で同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)と対戦する。久保は「いつも通り、変わらないつもり。と言いながら、東洋(太平洋王者時の)初防衛戦はひどかったんで、悪くならないよう心がけたい」。10日から兵庫・淡路で1週間の走り込み合宿を行い、試合に向けて仕上げていく。

 また、8月27日に熊本でWBO世界ミニマム級王者福原辰弥(28=本田F)に挑む同じ真正ジムの東洋太平洋同級王者山中竜也(22)も会見に出席。「世界王者は最低の目標。熊本で必ず世界王者になります」と世界初挑戦へ意気込んだ。

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王者久保隼、2位ローマンとの初防衛戦へ「順調」

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が12日、京都府庁で京都府スポーツ奨励賞の授賞式に臨んだ。

 今年8月、同級2位ダニエル・ローマン(26=米国)と神戸での初防衛戦に向けて調整中。「(表彰は)うれしい。(調整は)順調です」とさわやかな表情で語った。

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久保隼、初防衛へ「順調」神戸市スポーツ特別賞授賞

神戸市の久元市長から賞状を贈られるWBA世界スーパーバンタム級王者久保(右)(撮影・実藤健一)

 WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が1日、神戸市スポーツ特別賞を授賞し、神戸市役所を訪れた。

 神戸市の久元市長から「おめでとうございます」とねぎらわれた久保は「ここからまた、ステップアップしていけるので頑張っていきたいです」と意欲をみせた。

 初防衛戦は8月に、同級2位ダニエル・ローマン(26=米国)と神戸での開催に向けて調整している。この日、神戸市内のジムで始動した久保は「順調です」とさわやかに語った。

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王者久保隼、京都市から特別賞「次の試合楽しみ」

京都の門川市長(右)から祝福されるWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が21日、故郷の京都市から「京都市プロスポーツ特別賞」の表彰を受けた。

 門川市長から賞状と記念品を贈呈され、「感動をありがとうございました。(ベルトを)守り続けるのは大変なことと思いますが、ますますの活躍を期待しています」とねぎらわれた久保は「すてきな賞をありがとうございました。今後も京都市民として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と語った。

 山下会長は初防衛戦について言及した。WBAから指名試合の指示があったとし、8月に同級2位ダニエル・ローマン(26=米国)との試合を調整していくと明かした。ローマンは17勝(5KO)2敗1分けで、山下会長によるとオーソドックスなボクサータイプという。久保は「次の試合を楽しみにしている」。ただ、スケジュールの都合で5月にも予定していたメキシコ旅行は、断念することになった。

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大森将平発奮!先輩新王者久保から「頑張れ」エール

真剣なまなざしでシャドーボクシングを行う大森(撮影・黒河謙一)

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開した。

 23日の王者マーロン・タパレス相手の世界初挑戦へ、スパーリングなどを消化。南京都高(現京都広学館)の2学年先輩で、10日にWBA世界スーパーバンタム級新王者になった久保隼(真正)から「大森も頑張れ。練習してきたことを出せ」とエールを受け、奮い立った。高校時代は“久保マニア”。素足でシューズを履く謎のこだわりまで継承し、仲間から「まねし過ぎやろ」といじられた。久保の戦いでイメージはバッチリ。同校の先輩で5月20日に世界初挑戦する村田諒太(帝拳)へ「プレッシャーをかけたい」と新王者誕生バトンを引き継ぐ。

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