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王者久保隼、京都市から特別賞「次の試合楽しみ」

京都の門川市長(右)から祝福されるWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が21日、故郷の京都市から「京都市プロスポーツ特別賞」の表彰を受けた。

 門川市長から賞状と記念品を贈呈され、「感動をありがとうございました。(ベルトを)守り続けるのは大変なことと思いますが、ますますの活躍を期待しています」とねぎらわれた久保は「すてきな賞をありがとうございました。今後も京都市民として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と語った。

 山下会長は初防衛戦について言及した。WBAから指名試合の指示があったとし、8月に同級2位ダニエル・ローマン(26=米国)との試合を調整していくと明かした。ローマンは17勝(5KO)2敗1分けで、山下会長によるとオーソドックスなボクサータイプという。久保は「次の試合を楽しみにしている」。ただ、スケジュールの都合で5月にも予定していたメキシコ旅行は、断念することになった。

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大森将平発奮!先輩新王者久保から「頑張れ」エール

真剣なまなざしでシャドーボクシングを行う大森(撮影・黒河謙一)

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開した。

 23日の王者マーロン・タパレス相手の世界初挑戦へ、スパーリングなどを消化。南京都高(現京都広学館)の2学年先輩で、10日にWBA世界スーパーバンタム級新王者になった久保隼(真正)から「大森も頑張れ。練習してきたことを出せ」とエールを受け、奮い立った。高校時代は“久保マニア”。素足でシューズを履く謎のこだわりまで継承し、仲間から「まねし過ぎやろ」といじられた。久保の戦いでイメージはバッチリ。同校の先輩で5月20日に世界初挑戦する村田諒太(帝拳)へ「プレッシャーをかけたい」と新王者誕生バトンを引き継ぐ。

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大森将平「ベルトよりもリベンジ」世界初挑戦へ意欲

公開練習を終え、真剣な表情でポーズを取る将平(撮影・黒河謙一)

 世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチ(23日・エディオンアリーナ大阪)で世界初挑戦する同級6位の大森将平(ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開し「世界戦をやるんだと実感する。自分がやるべきことに全力を尽くす」と強い意欲を口にした。

 王者のマーロン・タパレス(フィリピン)とは2015年12月に一度対戦し、2回TKOで敗れている。その際は開始早々に左のオーバーハンドをもらったのが致命的で、スパーリングでは防御面の確認に時間を割いてきた。挑戦者は「ベルトよりもリベンジ」と並々ならぬ覚悟を示す。

 9日には南京都高(現京都広学館高)の先輩、久保隼(真正)が世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者に就いた。大きな発奮材料で「すごく力になった」と表情を引き締めた。

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久保隼お祝い殺到「携帯見るの怖い」前歯は即日復活

王座奪取を報じる新聞を手にする久保(撮影・実藤健一)

 WBA世界スーパーバンタム級新王者となった久保隼(27=真正)が10日、神戸市内のジムで一夜明け会見に臨んだ。

 「まだ実感は湧かない。(お祝いの連絡は)携帯を見るのが怖いぐらいの数がきてましたね」と笑顔を見せる口元には、前夜の試合で折られたはずの前歯が。「この会見があるんで」。歯が抜けたまま新王者として姿を見せるわけにはいかないと、早朝に歯医者に駆け込み、仮歯を入れてもらったという。初防衛戦は指名試合が濃厚だが未定。「どっか行きたいですね」とメキシコ旅行を計画している。

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新王者の久保隼「どっか行きたい」メキシコ旅行計画

王座奪取を報じる新聞を手にする久保(撮影・実藤健一)

 WBA世界スーパーバンタム級新王者となった久保隼(27=真正)が10日、神戸市内のジムで一夜明け会見に臨んだ。

 明け方5時半ごろまで眠れなかったといい「怖いぐらいの数が来ていた(お祝いの)連絡に返信してました」。試合のビデオも見て「練習していた通りにできた部分と、そうでない部分があった」と振り返った。初防衛戦については、指名試合が濃厚だが未定。「どっか行きたいですね」とメキシコ旅行を計画している。

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久保隼が王者棄権で王座、長谷川穂積氏「後継」へ

4回、セルメニョ(左)の顔面にヒットさせる久保(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

 前代未聞の大逆転戴冠だ! 世界初挑戦の久保隼(27=真正)が新王者となった。7回に王者ネオマール・セルメニョ(37)にダウンを奪われるなど劣勢で迎えた11回、王者が突然グローブを外し始めた。開始のゴングが鳴った後にレフェリーが陣営に確認すると棄権の意思を表明し、久保の11回5秒TKO勝ちとなった。元3階級世界王者長谷川穂積氏の「後継」の責任を果たした。

 久保は目を疑った。「こんのかい!」。劣勢を自覚していた11回。「びびらずにいかなあかんと、腹をくくって出た直後だったんで」。王者はコーナーに座ったまま、グローブを外していた。「何しとんねん、休むな!」と怒った直後、レフェリーが久保の勝利を告げた。

 まさかのギブアップ。しかも10回までの採点で、王者はジャッジ2人の支持を受けていた。「(7回に)ダウンをとられて、やばいなと。(山下)会長にも『行かなあかんぞ!』と気合を入れられていた」。苦戦を示すように、試合中に前歯が折れた。ただ、1回からベテラン王者の腹に、左を中心にたっぷり打ち込んでいた効果はてきめん。強打を浴びる場面もあったが「打ち合いが怖かった中でも、合わせることができた」。最後まであきらめず、戦い抜いた結果だった。

 試合後の花道では、元アマチュアボクサーの父憲次郎さん(51)ら家族と抱き合った。久保のボクシング人生の原点が、父にある。小学生の時に「ボクシングがしたい」と2度直訴したが退けられた。「気持ちが優しすぎる。向いていない」が理由だった。それでも熱意を貫き中学2年からスタート。反対していた父だが、始めると「よくガッツ石松さんの話をしました」。74年4月、すでに11敗していたガッツが、59勝50KOの名王者ゴンザレスを倒す世紀の番狂わせを起こした。「何度負けても、あきらめずにはい上がれ」のメッセージがあった。

 父が引き合わせてくれたのが、南京都高ボクシング部の武元前川(たけもと・まえかわ)監督(10年に死去)だった。同監督にサウスポー転向を提案され、中学3年の10月から取り組んだ。はし、ペンの持ち手もすべて左に替えた。父は振り返る。「武元監督は全国で戦える選手しか左にしない」。WBC世界バンタム級王者山中慎介も同じだった。

 名門の東洋大ボクシング部に進んだが、残り1年で退部した。亡くなった武元監督の後任の話があったが「自分では無理」。ボクシングも嫌になった。ここでも父と衝突。実家に帰れず、12月に京都の公園で1週間過ごしたことも。そんな厳格な父が試合後に言った「息子ながら尊敬します」。新王者となった息子は「相変わらず、うっとうしかったですね」。父子の物語がひと区切り、完結した。【実藤健一】

 ◆久保隼(くぼ・しゅん)

 ☆生まれ 1990年(平2)4月8日、京都。

 ☆経歴 南京都(現京都広学館)-東洋大を経て13年5月にプロデビュー。15年12月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座に就き2度防衛。

 ☆高校の偉大な先輩 村田諒太(ロンドン五輪ミドル級金メダル)山中慎介(WBC世界バンタム級王者12回連続防衛中)。

 ☆タイプ 身長176センチの左ボクサーファイター。

 ☆仕事 ジム関係者の会社勤務と近所の喫茶店手伝い。

 ☆趣味なし テレビも見ず、過去賞品でテレビを3台獲得も「すべてあげました」。お金への執着もなく「月10万円でいいです」。

 ☆リスペクト 女子フィギュアスケートの浅田真央。「同じ90年生まれ。その中で一番すごい選手と思っている」。

 ☆家族 元アマチュアボクサーの父憲次郎さん(51)母知美さん(51)。

 ◆日本ジム所属の世界王者 久保が82人目。出身別では大阪府の9人が最多。東京が8人、沖縄が7人と続く。久保は京都からは初めての世界王者となる。

 ◆久保が長谷川氏に感謝した。試合前に「ダウンのイメージもしておけ」と助言を受けたといい、7回に倒された時も「冷静に8カウント休むことができた」。コーナーに戻り、解説席の長谷川氏を見ると「大丈夫」とサムアップポーズが返ってきた。「それですごい安心できました」。その長谷川氏は「おめでとう。まだまだ課題もあるけど、ゆっくり休んでチャンピオンライフを満喫して」と祝福した。

 ◆セルメニョへ次戦を打診していた元世界王者で同級3位亀田和毅陣営が生視察した。標的の敗戦にも、「なんでやめるんやろ。でも、互いに良いところ出し合って良い試合」と称賛。所属の協栄ジムの金平会長は「いまランク上位なので、どの団体でも条件合えば」と久保への直接的な対戦要求はしなかった。

 ◆WBC世界バンタム級王者山中慎介 いいパンチを食らって危なかったけれど、ダメージを引きずらなかった。チャンピオンになったことで会う機会も増える。(南京都高の)先輩としてうれしかったです。

 ◆WBA世界フライ級王者井岡一翔 僕も2週間後(23日)に試合なので、刺激になりました。

山下会長に肩車され、ガッツポーズする久保(撮影・田崎高広)

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長谷川穂積氏と山中慎介、新王者の久保隼を祝福

放送席でVサインする長谷川穂積氏(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

 久保隼(27=真正)の先輩たちも会場で新王者の瞬間を見守り、ベルト獲得を祝福した。

 真正ジムの先輩で元世界3階級王者の長谷川穂積氏は「本当におめでとう。ダウンをもらった回は課題が残ったが、序盤は自分のペースで闘っていた」とたたえた。

 南京都高(現京都広学館高)OBで、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王座を12連続防衛中の山中慎介は「前半から自分のボクシングだった。上下の打ち分けも良かった。若いし、これからもっと力をつけて」と新王者に期待した。

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久保隼が新王者!7回ダウンも長谷川穂積氏から勇気

トロフィーを手にする久保(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

 挑戦者久保隼(27=真正)が新王者に輝いた。7回に王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)にダウンを奪われ、劣勢で迎えた11回。赤コーナーの王者が突然、グローブを外し始めた。ゴングが鳴った後にレフェリーが陣営に確認すると「棄権」の意思を示し、久保の11回5秒TKO勝ちが告げられた。10回までの採点は、僅差ながら2人のジャッジが王者を支持していた。

 跳び上がって喜びを表現した久保は「うれしいより、安心感だけです。終わってよかった。ダウンをしても立て直すことができた」。ダウンを喫した際も、テレビ解説席のジムの先輩で元3階級世界王者長谷川穂積氏が「大丈夫」のサインを出し、落ち着くことができたという。京都出身者では初の世界王者となった。「それだけでも名前が残ってよかったです」と笑顔だった。

11回TKO勝利し、セルメニョ(左)と健闘をたたえ合う久保(撮影・田崎高広)

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久保隼相手に棄権した王者セルメニョ「体力が限界」

11回TKO勝利し、セルメニョ(左)と健闘をたたえ合う久保(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

 王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)が同級8位久保隼(27=真正)に11回5秒TKOで敗れ、王座から陥落した。7回にダウンを奪うなど見せ場を作ったが、10回終了後に突然グローブを外す行動に出た。場内がざわつく中で11回開始のゴングが鳴ったが、棄権の意思を示して試合終了となった。

 38歳のセルメニョは「体力が限界に来ていた。手もパワーが残っていなかった。私の決断であり、コーナーの決断」と説明した。15キロの減量にも苦しみ「だいぶ減量した。日本の気候も合わなかったのかも」と淡々と振り返った。

 今後については「引退は考えていない」と現役続行の意思を示した。その上で「このクラスでは戦わないかもしれない。ただ、久保がもう1度チャンスをくれるなら、このクラスで戦いたい」と再戦へ前向きだった。

4回、セルメニョ(左)の顔面にヒットさせる久保(撮影・田崎高広)

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久保隼がTKOで新王者 日本ジム所属王者10人に

<プロボクシング:WBAスーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦で同級8位の久保隼(真正)が王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に11回5秒でTKO勝ちし、新王者となった。

 久保は7回にダウンを喫したが、粘り強く有効打を重ねて試合を進めた。11回開始直後、王者が棄権の意思を示した。

 27歳の久保は12戦全勝(9KO)。37歳のセルメニョは34戦26勝(15KO)6敗1分け1無効試合。日本のジムに所属する男子の世界王者は10人となった。

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久保計量パス 誕生ケーキ食べて「明日に備える」

8日に27歳の誕生日を迎えた久保は計量後、ケーキを贈られ笑顔

 WBA世界スーパーバンタム級タイトル戦(9日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が8日、大阪市内のホテルで行われた。

 世界初挑戦の同級8位久保隼(27=真正)は、リミットより100グラムアンダーの55・2キロで一発パス。王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)も55・1キロでクリアした。

 久保は「ようやく終わった。後は明日に備えるだけです」と笑顔。計量の8日が、27歳の誕生日。「感想とかは特にないですよ。昔から行事ごとが苦手で、成人式も『一生に1度やで』と言われても行きませんでしたから」と言いながら、お祝いの特製ケーキを贈られ笑顔で「持って帰って食べます!」。異例の回復食となりそうだ。

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王者セルメニョ、久保隼は踏み台?亀田和毅戦を希望

久保隼(左)とチャンピオンのネオマール・セルメニョ(撮影・上田博志)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトル戦の調印式と記者会見が7日、大阪市内のホテルで行われ、同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)が唐突に、勝てば同級3位亀田和毅(25=協栄)と対戦する可能性を公表した。踏み台にされるわけにはいかない挑戦者の同級8位久保隼(27=真正)は「自分のボクシングを貫き通すだけ」と闘志を新たにした。

 王者のひと言が会場をざわつかせた。「勝利の後に伝えたい人は?」と聞かれ「神に感謝したい。その後で亀田和毅と話をしたい」。世界戦の会見で、王者がその先に予定する試合に触れるのは極めて異例だ。

 王者のブレゼル・マネジャーによると、正式オファーではないが、打診はあったという。失礼な発言とも受け止められても仕方ないが、久保は「僕には関係ないんで」。代弁するように山下会長が「こっちが勝てば何の交渉もない。間違いなく倒すよ」と気合を込めた。【実藤健一】

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世界初挑戦の久保隼「自分のボクシングを貫き通す」

調印式でファイティングポーズをとるWBA世界スーパーバンタム級8位久保隼(左)とチャンピオンのネオマール・セルメニョ(撮影・上田博志)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトル戦(9日、エディオンアリーナ大阪)の調印式が7日、大阪市内のホテルで行われた。

 世界初挑戦の同級8位久保隼(26=真正)は、世界戦前恒例行事の独特の雰囲気に緊張気味。

 会見では質問の答えがうまくつなげられず、同席した山下会長に「助け」を求める場面もあった。ただ、試合に向けては「いつも通りのボクシングができるように。自分のボクシングを貫き通す。それだけです」と力強く誓った。

 一方の王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)は慣れた表情。久保の印象について「特にない。ただ優れた戦績を持っている。その点はリスペクトしたい。試合は優秀な方が勝つ。私は勝利のために練習してきた」と自信をみせた。

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久保隼に「ベッカム・カプセル」王座奪取へ秘策

予備検診を受ける久保(中央)。右はセルメニョ(撮影・加藤哉)

 世界初挑戦のWBA世界スーパーバンタム級8位久保隼(26=真正)が「ベッカム・カプセル」でベルトを奪取する。9日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)に挑む。両者は6日、神戸市内のジムで予備検診に臨んだ。

 身長で久保が8センチ上回る176センチ、リーチも4センチ超の180センチ。さらにすでにリミット(55・3キロ)まで1キロを切っているという久保は練習はせずジムに常設の酸素カプセルに直行。02年のサッカー日韓W杯でイングランド代表のベッカムが、ケガ回復のために利用したことで名をはせた通称「ベッカム・カプセル」。普通は数十分の利用だが、久保は「3時間ぐらい寝れます」。たっぷり酸素を吸い、息切れすることなく王者を打ちのめす。【実藤健一】

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久保隼、王者セルメニョと初対面「普通にいい人」

予備検診終え拳でタッチする久保(左)とネセルメニョ(撮影・加藤哉)

 世界初挑戦のWBA世界スーパーバンタム級8位・久保隼(26=真正)が6日、神戸市内のジムで予備検診に臨んだ。

 王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)と初対面。「最初は貫禄あるなと思いましたけど、普通にいい人だな、と」。

 身長は久保の176・0センチに対し、王者は168・0センチ。180センチのリーチも、王者を4センチ上回ったが「リーチで勝敗が決まるわけじゃない」と冷静だった。

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久保隼が挑む王者セルメニョ陣営に渡辺二郎の対戦者

 世界初挑戦のWBAスーパーバンタム級8位久保隼(26=真正)の挑戦を受ける、同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)が5日、神戸市内で練習を公開した。

 王者のセルソ・チャベス・トレーナー(57)は84年3月に当時WBA世界スーパーフライ級王者渡辺二郎の6度目の防衛戦の相手として挑み、15回TKO負けを喫している。渡辺と同じサウスポーの久保を相手に積年の思いを晴らすチャンス。「(渡辺戦の後)太ってしまって、すぐ引退したよ」と苦笑い。久保は「(渡辺二郎は)知ってます。まあ、自分は自分なんで」と静かに闘志を燃やした。

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セルメニョ防衛戦に自信「いい状態。神に感謝」

 世界初挑戦のWBA界スーパーバンタム級8位久保隼(26=真正)が挑む、同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)が5日、神戸市内で練習を公開した。

 スパーリングは行わず、トレーナーを相手にミット打ち、サンドバック打ちでの調整を披露。「(コンディションは)いい状態。神に感謝したい。(久保の)戦績はリスペクトするが、タイトルは渡さない。スペクタルな試合をします」と意気込みを語った。

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久保隼、ラーメン断ちも減量苦なし 9日に初世界戦

公開練習で山下会長(左)相手にミット打ちを行う久保(撮影・清水貴仁)

 ラーメン、イケメン、僕チャンピオン! WBA世界スーパーバンタム級王座に挑む同級8位久保隼(26=真正)が4日、神戸市内のジムで練習を公開した。176センチと長身だが、減量苦はなし。「ラーメン断ち」で、1カ月で体脂肪を9・1%から5・4%に下げた。

 「体重を落とすことが楽しくて」と目を輝かせる。食事と肉体改造の関連性に気付き、3月初めから取り組み始めた。買う魚のグラム数を量るため「マイ計量器」も購入。アマ時代はリミット61・2キロのライト級が主戦場も、今は同55・3キロのスーパーバンタム級で世界に初めて挑む。減量を楽しむ余裕すらある。

 それも1日3食きっちり食べる。唯一断ったのがラーメンだ。「塩分とかもあるんで。勝ったら食べたいですね」。ほぼ無名で初の大舞台。「僕を知ってもらいたい」という一方で「目立ちたくはありません」。王者セルメニョをラーメンに見立て、ズルズルッと完食する。【実藤健一】

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久保隼、初の世界挑戦へ「僕を知ってもらいたい」

9日に迫る世界戦を前に公開練習を行う久保(撮影・清水貴仁)

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(9日・エディオンアリーナ大阪)に臨む同級8位の久保隼(26=真正)が4日、神戸市内のジムで練習を公開した。

 通常のスパーリングではなく、山下会長を相手にミット打ちなどを披露。王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)を相手に初の世界挑戦だが「(ジムの先輩)長谷川さんも(世界初挑戦の)ウィラポン戦の前に緊張はしなかったと言っていました。同じ感覚です」と強心臓ぶりをみせつけた。

 これまでほぼ無名で、初の大舞台にたどり着いた。「僕を知ってもらいたい」という一方で「目立ちたくはありません」。地味で悪いか! の精神で世界のベルトを狙う。

公開練習で山下会長(左)相手にミット打ちを行う久保(撮影・清水貴仁)

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久保隼、初世界戦へ上々「自分のボクシング貫く」

公開練習前にポーズを決める久保隼(撮影・松本航)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級9位久保隼(26=真正)が7日、神戸市内の所属ジムでスパーリングを公開した。

 世界初挑戦となる4月9日の同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)戦(エディオンアリーナ大阪)へ、上々の調整ぶりを披露。南京都(現京都広学館)高の先輩で、3月2日にWBC世界バンタム級王座12度目の防衛を飾った山中慎介(34=帝拳)の背中を追う。

 世界戦に向けたスパーリングは序盤段階。その中で久保の表情は生き生きとしていた。「これまで『距離を走らないとアカン』って思っていたけれど、それは自己満。終わって脚がしっかりとしていて『こういうことなんやな』と思いました」。今回の土台作りは“山中流”を選んだ。久保は世界戦に向けて準備する山中のニュース映像を凝視し、調整法を報じるスポーツ新聞の記事はスマートフォンのカメラ機能でパシャリ。イメージと資料を2月13~17日の淡路島合宿に持ち込んだ。

 合宿では午後の砂浜ダッシュを、従来の長さから70~80メートルに短縮。それぞれ15本ずつ、全力でこなした。「距離としては物足りないけれど、山中さんの『全力でやることに意味がある』というのを考えました」。新たな方法で足腰や瞬発力を鍛え、同23日からスパーリング練習を開始した。

 所属の山下正人会長はまだ、相手の映像を見ていないという。「走り込みの成果が出ている。まずは久保のボクシングを貫くことをやっていく」。「神の左」と称される山中の武器と同じく、サウスポーの久保も仕留めるのは左。そのため「右がいいから、左を打ち込める。右で距離感をつかむ。全てが右にかかっている」と会長。ここからようやく映像分析に入り、相手の特徴を意識した練習に取り組んでいく。

 世界戦が少しずつ迫っているが「自分のボクシングを貫くだけ」と久保は冷静なスタンスを示す。注目の一戦のチケットは、同ジム公式サイトなどで販売している。

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久保隼、4月世界戦で「久保シート」200席

児童養護施設の子供を前に講演する真正ジムの山下正人会長(左)と久保隼(撮影・木村有三)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級9位で4月9日に世界初挑戦が決まった久保隼(26=真正)が11日、神戸市内で児童養護施設の小中高生約200人を前に講演した。

 東洋大時代に1度やめながら「自分にはボクシングしかない」と再開し、努力してきた久保は「自分が下した決断は信念を持ってやらないと」と力説。エディオンアリーナ大阪での世界戦で「久保シート」を設け、施設の子供200人を招待する。「あの子らのためにも頑張ります」と気力を高めた。

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久保隼、児童養護施設で「奇跡より必然の勝利を」

児童養護施設の子供を前に講演する真正ジムの山下正人会長(左)と久保隼(撮影・木村有三)

 4月9日にエディオンアリーナ大阪でWBA世界スーパーバンタム級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)に挑む同級9位の久保隼(26=真正)が11日、神戸市内で児童養護施設の小中高生約200人を前に講演した。

 真正ジムの山下正人会長(54)とともに「夢に向かって」というタイトルで話した久保は、1月に初対面したシンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(66)から言われた言葉を紹介。「世界戦に『勝ちに行け』と。それと『奇跡は起こらない。練習でしたことしか試合では出せない』と言われました。僕が4月の世界戦に勝てば奇跡と言われるかもしれないけれど、必然の勝利だったと言えるようにしっかり練習したい」と話した。

 さらに「僕は毎回負けることしか考えない。負けたらどうしようと思ってるからこそ、練習も頑張れると思う」と、マイナス思考を逆利用していることも明かした。

 世界戦には、兵庫県の児童養護施設に通う子供200人を招待することも決定。ミット打ちも披露した久保は「結果を出さないと、今日話した意味がない」と気合を入れ直した。

山下正人会長を相手にミット打ちを披露する久保隼(撮影・木村有三)

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超真面目男の久保隼が「ポスト長谷川」に名乗り

王者セルメニョの写真を手にする久保(撮影・木村有三)

 WBA世界スーパーバンタム級9位の久保隼(26=真正)が「ポスト長谷川」に名乗りを上げた。4月9日に同級王者ネオマール・セルメニョ(37)に挑戦すると10日、所属ジムが発表。ジムの先輩で、同じサウスポーだった元3階級王者長谷川穂積氏の後継者として期待されており「僕が勝って、ジムを盛り上げていきたい」と力強く言い切った。

 東洋大時代は1度ボクシングをやめ、冬の京都市内で1週間“プチホームレス”を経験した個性派で、酒も飲まず、たばこも吸わず、テレビも見ない真面目男。170センチの体から放つ左ストレートで、世界初挑戦で王座をつかみにいく。

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久保隼世界初挑戦 4月9日に王者セルメニョと対戦

WBA世界スーパーバンタム級王者ネオマール・セルメニョの写真を手にファイティングポーズをとる久保隼(撮影・木村有三)

 ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級王者・久保隼(26=真正)が10日、神戸市内のジムで会見し、4月9日にエディオンアリーナ大阪でWBA世界同級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)に挑戦することを発表した。

 世界初挑戦になる久保は11戦全勝8KOのサウスポー。「第三者の目から見れば(世界挑戦は)早いと思うかもしれないが、話が来たら絶対すると言っていた。頑張って勝ちたい」と、夢の世界奪取を誓った。昨年引退した元世界3階級王者長谷川穂積らを育てた山下正人会長(54)は「左のストレートが強くなっている。長い距離(リーチ)も持ち味。あとは気持ちだけ」と、期待をかけた。

 相手のセルメニョは、33戦26勝で、00年シドニー五輪バンタム級に出場した経歴を持ち、今回が3度目の防衛戦になる。

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長谷川穂積氏「アカン」久保隼の取材対応に心得伝授

生田神社での豆まきに参加する元世界3階級王者の長谷川穂積氏(右)と東洋太平洋スーパーバンタム級王者久保隼(撮影・松本航)

 昨年現役引退したプロボクシング元世界3階級王者長谷川穂積氏(36)が3日、真正ジムの後輩へ珍指令を送った。恒例となった生田神社(神戸市)の豆まき神事に、東洋太平洋スーパーバンタム級王者久保隼(26=真正)と参加。入場制限がかかる大盛況の中、約1500人に豆を投じた。

 隣で豆まきをした久保は、所属の山下会長がすでに「今年世界挑戦させる」と明言する有望株。真面目な久保の取材対応を見ていた長谷川氏は「メディアに大きく取り上げてもらうようなコメントをせなアカン」と心得を説いた。

 現役時代の長谷川氏はボクシング専門誌と、スポーツ新聞などで話す内容を使い分けていたという。「専門誌には専門的なことを言うけれど、スポーツ新聞の記者さんに『自分が得意なものは?』と聞かれたら、専門的なことより『右ストレートです』というようにハッキリと答えないと」。その上で「『チャンピオンになったら(高級住宅街の)芦屋に家を建てます!』とか『今住んでいる寮を買い取ります!』とか、なんかあるやろ!」と笑いを誘った。

 長谷川氏の珍指令の真意は、主に読む人が何を求めているかにある。ボクシングファン意外も多く目にするスポーツ紙には、分かりやすく、興味を引く話題を発信せよ-というのが考えだ。長谷川氏自身も「僕は指導者としてプロを作るというより、知らない人に知ってもらって、ボクシング好きを増やしたい。今年から仕掛けていきますよ」とニヤリ。元世界王者だからこそできる、ボクシング界発展への尽力を誓った。

 一方で、世界挑戦に注目が集まる久保は「どの試合でもやることは変わらない。タイトルは意識せずにやりたい」と優等生発言。笑う長谷川氏の隣で「長谷川さんは何回も豆まきされている。僕もこれからも呼んでいただけるように、結果を残したい」と意気込んだ。

生田神社で豆まきする元世界3階級王者の長谷川穂積氏(右から3人目)東洋太平洋スーパーバンタム級王者久保隼(同4人目)ビーチバレー坂口佳穂(同5人目)(撮影・松本航)

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日本初の東洋太平洋4試合開催 神戸で11月11日

 ボクシングの井岡ジムと真正ジムが4日、大阪市内で会見し、日本初となる東洋太平洋4大タイトルマッチを11月11日に神戸市中央体育館で開催することを発表した。

 同バンタム級王者山本隆寛(25=井岡)、スーパーバンタム級王者久保隼(26=真正)、ライト級王者中谷正義(27=井岡)の3王者に加え、ミニマム級2位山中竜也(21=真正)が同級王座決定戦に出場する。それぞれが世界前哨戦にもなるが、メインを務める久保は2度目の防衛へ「プロ11戦目が11月11日、いい日になるようにしたい」と気合を入れていた。

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東洋太平洋4大タイトルマッチ、11月神戸で開催

東洋太平洋4大タイトルマッチ

 ボクシングの東洋太平洋4大タイトルマッチの開催記者会見が4日、大阪市内で行われ、真正プロモーションと井岡ジムの主催で11月11日に神戸市中央体育館で行われることが発表された。

 対戦カードは、同スーパーバンタム級王者久保隼(26=真正)と同級7位イム・ジヌク(25=韓国)、同ライト級王者中谷正義(27=井岡)と同級11位アラン・タニャダ(24=フィリピン)、同バンタム級王者山本隆寛(25=井岡)と同級3位マーク・ジョン・ヤップ(27=六島)、同ミニマム級1位メルリト・サビーリョ(32=フィリピン)と同級2位山中竜也(21=真正)のミニマム級王座決定戦の4カードになる。西日本ボクシング協会の井岡弘樹会長は「東洋太平洋のタイトルマッチを4つやるのは史上初、日本はもちろん東洋でも初めてと聞いている。盛り上げてもらいたい」と、期待していた。

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浪速のショー・中沢奨「タイトルマッチやりたい」

辰吉寿以輝(左)は、中沢(右)池水とともに今年初の練習を行った(撮影・益田一弘)

 「浪速のショー」こと中沢奨(23=大阪帝拳)が4日、大阪市内のジムで今年初の練習を行った。

 現在東洋太平洋スーパーバンタム級9位の中沢は、今年の目標について「タイトルマッチをやりたい」と話した。昨年12月には同級王座を久保隼(25=真正)が獲得している。中沢は「同じ関西だし、試合をすれば盛り上がると思う。僕としては試合をやりたいです。久保選手はうまい選手なので、そこを崩せば、勝てる自信はあります」と力強く話した。

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久保隼、タイトル初挑戦「誰が相手でも変わらない」

久保隼(撮影・木村有三)

 ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級2位の久保隼(25=真正)が4日、12月26日に同級王座決定戦(神戸市中央体育館)を行うと発表した。相手は同級3位ロイド・ハルデリサ(フィリピン)。

 久保は、WBC世界バンタム級王者山中慎介ら多数のプロボクサーを輩出した南京都高校(現・京都広学館)出身のサウスポー。念願のタイトル初挑戦が決まり「待ちに待ってました。相手はストレート系で前に出て来る。でも、誰が相手でもすることは変わらない」と、ベルト奪取へ静かな闘志を燃やした。同試合のチケット問い合わせは、真正プロモーション=TEL078・335・5157へ。

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