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高野人母美が再起連勝、亀田トレーナー「100点」

3回TKO勝ちした高野人母美(右)と亀田興毅トレーナー

<プロボクシング:女子ノンタイトル55キロ契約6回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 モデルボクサーの前東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者高野人母美(29=協栄)が再起2連勝を飾った。

 14年にプロ6戦目で、5回TKO負けで初黒星を喫しているカイ・ジョンソン(竹原&畑山)と対戦。初回からリーチを生かした左ジャブに右ストレートで攻勢。2回は中に入られてクリンチの場面が続いたが、3回にコーナーに押し込まれるも右ストレート一発。レフェリーがカウント途中でストップし、3回1分36秒TKOで雪辱を果たした。

 今回から亀田興毅トレーナーから指導を受けている。「亀田トレーナーになって負けられないという重圧があった」という。それでも「様子なんか見ずに最初から行けと言う指示だった。TKOできてよかった。手応えはあったし、狙っていた」と見事に雪辱した。

 今までは「過去は振り返らない」と試合も練習も見返すことはなかった。亀田トレーナーから「もう1度見返すこと。自分も研究しろ」と指導された。ジョンソン戦も見直して修正。「1歩ずつ的確な教えで成長できた。自信にもなる」と感謝した。

 亀田トレーナーはリングを下りると「緊張した」と安堵(あんど)の表情だった。高野には「ボクシングに対して真摯(しんし)で真面目。パンチ力はめちゃめちゃある。100点」と絶賛。弟和毅以外の指導は初めてだが「世界王者にしないと、引き受けた意味がない。ここからがスタート」と誓っていた。

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高野人母美が「顎の骨が溶ける病気」患い3度の手術

計量を終えた高野は亀田トレーナーと笑顔。右はカイ(撮影・阿部健吾)

 「モデルボクサー」の前東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者高野人母美(29=協栄)が25日、ポリデントCM出演を熱望した。カイ・ジョンソン(竹原&畑山)と戦う55・0キロ契約6回戦の前日計量に登場したが、いつものような派手なパフォーマンスはなし。はかりに乗るときに、何かを口から取り出したが…。「今日は地味目で…。1月にアゴの手術をして、一本を入れ歯にしたんです。いま安易にインプラントなどにする人が多いんですけど、将来を考えたら入れ歯の方が良い。恥ずかしいかもしれないですが」と右下奥歯の入れ歯を外すパフォーマンスだったことを明かした。

 ばい菌が入ったことで「顎の骨が溶ける病気」を患い、今年に入って計3度の手術を行ったという。歯科で働いた経験もあることから、抜いた奥歯の代わりには、「一番良い」と入れ歯を選択した。もちろん試合中は外すが、「ポリデントのCMお待ちしてます!」と声を大にした。

 この1カ月半は元3階級制覇王者亀田興毅トレーナーのもとで練習を積んだ。しきりに入れ歯の話に終始していると、「ボクシングの話、なんもあらへんやん」と亀田トレーナーから鋭いツッコミを受けたが、接近戦の立ち回り方などを磨いてきた。この日は地味なアピールでも、試合本番では派手にきめてみせる。

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亀田興毅氏がモデルボクサー高野人母美トレーナーに

亀田興毅氏

 ボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座に就いた経験を持ち、モデルとしても活動する高野人母美(協栄)が21日、東京都内で記者会見し、元世界3階級王者の亀田興毅氏のトレーナー就任を発表した。5月26日に東京・後楽園ホールで6回戦を闘う。

 亀田氏に指導を願い出た高野は「もともと尊敬していた。新しいスタート。トレーニングも変わってボクシングを楽しめている」と語った。亀田氏は「一から体をつくり直していきたい。世界チャンピオンまでいければいい」と意欲的だった。

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新米トレーナー亀田興毅氏、弟和毅をミット打ち鍛錬

 元世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者で亀田3兄弟の三男、亀田和毅(協栄)が1日、東京都内の所属ジムで、長男興毅氏にトレーナーライセンスが交付されてから初めて練習を公開した。

 3月10日に臨むマイク・タワッチャイ(タイ)とのノンタイトル10回戦に向け「いい内容で勝って次です」と意気込んだ。

 兄相手のミット打ちでは強打を披露した。走り込みなどで体重の乗った打ち方ができるようになり、興毅トレーナーは「最短距離で急所を目がけてくる。これからいよいよ黄金期を迎えますよ」と期待を口にした。

 ジムは今夏の世界戦実現を目指している。金平桂一郎会長は「次の結果を踏まえて世界タイトル、2階級制覇を視野に動いていきたい」と話した。

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亀田興毅氏にトレーナーライセンス交付「1歩前進」

 ボクシングの協栄ジムは20日、元世界3階級制覇王者の亀田興毅トレーナーが日本ボクシングコミッションからライセンスを交付されたと発表した。

 興毅トレーナーは「うれしい。1歩前進。しっかりサポートしていきたい」と話した。今後は弟和毅のチーフトレーナーとして、2階級制覇へ向けてチーム和毅をリードしていく。

 3月の和毅の日本復帰戦に向けては「勝ち方が問われるが、気負わずに自分のボクシングをすればいい。勝つことが一番」と控えめに話した。自らは大阪でデビューも05年2月に後楽園ホールに初登場し、直後に協栄ジムへ移籍した。和毅も協栄ジムに移籍して初の後楽園ホールとなる。「今回はダブるし、いろいろな思いがある。新しい1歩を踏み出せれば」と話した。続けて「状況は同じだけどスタイルは違う。ビッグマウスではなくスモールマウス。ボクは裏方なんで」とちょっと寂しげに笑った。

3年ぶりで日本のリングに上がる亀田和毅(中央)と兄興毅トレーナー(左)に金平桂一郎会長

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亀田興毅氏「常勝軍団を」トレーナーライセンス申請

JBCに申請書を提出する亀田興氏(右)(撮影・阿部健吾)

 ボクシングの元世界3階級王者で亀田3兄弟の長男、亀田興毅氏が12日、東京都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、協栄ジムのトレーナーとしてのライセンス申請書類を提出した。

 弟で元WBOバンタム級王者の和毅(協栄)のチーフトレーナーを務める予定。

 興毅氏は「みんなで力を合わせて和毅を世界王者に持っていくことが仕事。プロ野球の監督のようなポジションで、常勝軍団をつくりたい」と意欲を口にした。

 JBCの浦谷信彰統括本部長は「通常通りの手続きになる。(ライセンス交付は)問題ないと思う」と話した。

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亀田興毅、日本人初の3階級制覇を達成/復刻

2010年12月27日付日刊スポーツ紙面

<日刊スポーツ:2010年12月27日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の12月27日付紙面を振り返ります。2010年の3面(東京版)は亀田興毅が日本人初の3階級制覇を達成でした。

 ◇ ◇ ◇

<プロボクシング:WBA世界バンタム級王座決定戦>◇26日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ

 亀田興毅(24=亀田)が日本人初の3階級制覇を達成した。WBA世界バンタム級王座決定戦で、同級5位アレクサンデル・ムニョス(31=ベネズエラ)を相手に12回にダウンを奪うなど判定3-0で完勝。ライトフライ級、フライ級に続いて3階級目の世界王座を手に入れた。WBA世界フライ級王者亀田大毅(21=亀田)は、同級14位シルビオ・オルティアーヌ(32=ルーマニア)に判定勝ちしてV2を達成した。三男和毅(19=亀田)も勝利した。戦績は興毅が24勝(15KO)1敗、大毅が19勝(11KO)2敗。

 攻めなくても逃げ切れた。だが、興毅は倒しに行った。主導権を握って迎えた12回、1分過ぎ。自らを鼓舞して気合を入れ直すと、右ボディーフックでムニョスからダウンを奪った。両手を上げて喜んだのも一瞬で、さらに猛攻。KOまであと1歩まで攻めたが終了のゴングが鳴った。スピードで相手の強打をかわしつつパンチを合わせ続け、判定3-0の完勝で日本人初の3階級制覇達成。「おやじは反対していたけど、こうして結果を出せてひと言、言わせてもらいます。おやじ、どんなもんじゃい!」。興毅の表情が、ようやく喜びに包まれた。

 未体験の重圧に襲われていた。3月まで主戦場だったフライ級から2階級上での世界戦。2・7キロもリミット体重が増えた分、相手のパンチ力も増す。「1発もらったらさんずの川を渡ってるよ」。対策としてスピードとスタミナを強化したが不安もあった。また、今回で達成ならベルト3本中2本は王者に挑戦する形ではない決定戦での獲得となる。しかも相手は1度引退したムニョス。巡り合わせとはいえ、世間では疑問符をつける空気もあった。

 「言う人は言うからな」。言葉とは裏腹に心身はダメージを受けていた。「ほんまにパンクしかけてたな」。自家用車の運転座席を倒し、1人で携帯電話をいじった。それだけで、幸せだった。「車の中におる時間が幸せって、結構やばいな」。

 そんな時、フィリピン合宿に1人だけ先に向かった。つぶれそうな自分を、元に戻すため。恐怖、批判…滞在期間も延長し、すべてを忘れてボクシングに打ち込んだ。「幸せやった。ボクシングやって、それだけ」。試合当日の朝。「決まったときは不安80、自信20やった。でも今日の朝は自信100%やった」。恐怖に打ち勝った興毅に、ムニョスは敵ではなかった。

 歴史に名を刻んだが「もっと強くなる。ビッグ(ネーム)の中に入って、一気に抜かせるように頑張る」。バンタム級は元2階級王者ドネア(フィリピン)や長谷川を倒した3階級王者モンティエル(メキシコ)ら強豪がそろう、厳しい舞台だ。「ここからが第2章」。己の拳で雑音を封じ込めて最強の名にふさわしい男となるべく、新たな夢の扉を開けた。

※記録と表記は当時のもの

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王者で引退長谷川穂積、今後は実業家や指導者模索

引退会見で3本のチャンピオンベルトを前に、すっきりとした表情を見せる長谷川(撮影・清水貴仁)

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者長谷川穂積(35=真正)が9日、神戸市内で現役引退を表明した。世界王者のまま引退するのは国内では初めて。9月に5年5カ月ぶりに世界王座に返り咲き、現役を続ける考えもあったが、希望していた王者のままリングを去ることを決断した。今後は実業家や指導者への道を模索する。勇敢な打ち合いで魅了したレジェンドが、プロ17年間の現役生活に終止符を打った。

 多くの修羅場を乗り越えてきた長谷川の顔は、晴れやかだった。

 「私、長谷川穂積は9月16日の試合を最後に引退することを決めました。自分自身に対して、もうこれ以上証明するものがなくなったのが1つ。もう1つは、前回以上に気持ちを作るのが非常に難しくなった」。引退を決断した理由も、詰まることなく滑らかに口にした。

 迷い、悩んだ末に、望んでいた結論に達した。9月の世界戦で5年5カ月ぶりに王座に返り咲いた。試合45日前に左手親指を脱臼骨折していたが、その拳で打ち合いを制した。真骨頂の勇敢な姿で健在ぶりを見せ、現役を続ける気持ちも芽生えていた。「やろうかな、もういいかなとずっと考えていた」。だが、11月になって対戦を夢見ていた5階級王者ドネアが敗北。体を心配する関係者から強い説得も受け、同中旬にグローブを置く決意を固めた。

 美学を貫いた。5度防衛後に死去した大場政夫、王座返上の約1年後に引退届を出した徳山昌守らはいるが、王者のまま引退するのは国内では初めて。「ボロボロになってやめるのも1つだけど、多少の余力を残してやめるのも1つのやめ方。今が一番美しい。前回で自分が強いか、強くないかの結論が出た。ご飯と一緒でおなかいっぱいだとおいしさが分からない。腹八分目くらいがちょうどいい」。最高の引き際に笑みも浮かべた。

 2度の王座陥落、10年10月には最愛の母裕美子さんの死去もあった。挫折や悲しみを、不屈の魂で克服。抜群のスピードと攻防一体のスタイルで日本中を沸かせてきたサウスポーは、かけがえのない経験をもとに新たな道を歩み出す。神戸市内でタイ料理店の経営に携わるなど現在も実業家としての一面を持つが、指導者としても期待がかかる。

 「ボクシングは人生のすべて。これからも何かできることをしていきたい。長谷川穂積はいつまでも長谷川穂積なので。また、新しいステージでチャンピオンになれるように頑張りたい」。第2の人生へ、始まりのゴングを聞いた長谷川は目を輝かせた。【木村有三】

 ◆世界3階級制覇 日本人では亀田興毅、井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積の4人。国内ジム所属としてはベネズエラ人のホルへ・リナレス(帝拳)も含め5人。

 ◆世界王者のまま引退 国内ジム所属では長谷川が初。世界戦勝利を最後にリングを去ったのは、WBA世界フライ級王座を5度防衛中だった73年1月に交通事故で死去した大場政夫(享年23)、06年2月の防衛戦勝利後にWBC世界スーパーフライ級王座を返上、07年に引退した徳山昌守がいる。新井田豊は01年8月のWBA世界ミニマム級王座獲得後に引退表明も、02年12月に現役復帰。同王座を再び獲得したが、08年ローマン・ゴンサレスに敗れ引退。

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94年には薬師寺VS辰吉/主な世界戦日本人対決

94年12月、WBC世界バンタム級統一王座決定戦で対戦した辰吉丈一郎(左)と薬師寺保栄

 WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)が12月30日に元WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(35=ワタナベ)と防衛戦を行うことが9日、発表された。会場は有明コロシアムになる。

 最近の主な世界戦での日本人対決は以下の通り。

 ◆薬師寺保栄-辰吉丈一郎 WBC世界バンタム級の王座統一戦として、94年12月4日に名古屋市総合体育館で開催。王者薬師寺と暫定王者辰吉は試合前から舌戦を繰り広げ、試合は判定で薬師寺が勝利。テレビ視聴率は関東地区で39・4%を記録した。

 ◆飯田覚士-井岡弘樹 98年4月29日、WBA世界Sフライ級王座戦として実現。人気テレビ番組出身の飯田と、元世界王者で知名度の高い井岡の対戦は世間の関心を集めた。試合は判定で飯田が勝利し初防衛に成功。

 ◆畑山隆則-坂本博之 WBA世界ライト級王者畑山の初防衛戦として00年10月11日に行われた。少年時代を養護施設で過ごすなど苦労を重ねた坂本の世界挑戦に、会場の横浜アリーナには1万6000人が詰めかけた。試合は畑山が10回KO勝ち。

 ◆内藤大助-亀田大毅 WBC世界フライ級王者内藤の初防衛戦として07年10月11日に東京・有明コロシアムで開催。大毅は劣勢のまま迎えた最終12回に内藤を押し倒して減点1、さらに抱え上げて投げ落とし、減点2が追加。大差の判定負けした大毅はボクサーライセンス1年間停止処分。

 ◆名城信男-河野公平 WBA世界スーパーフライ級王座決定戦として08年9月15日にパシフィコ横浜で開催。序盤から打撃戦を展開。名城は河野のクリンチを多用する接近戦に苦しんだが、終盤に真っ向から打ち合ってポイントを奪い、2-1判定勝ち。

 ◆内藤大助-亀田興毅 WBC世界フライ級王者内藤の6度目の防衛戦として09年11月29日にさいたまスーパーアリーナで開催。興毅は軽快なフットワークで有効打を重ね判定勝ちし、ライトフライ級に続き2階級制覇。

 ◆内山高志-三浦隆司 WBA世界スーパーフェザー級王者内山の3度目の防衛戦として11年1月31日に東京・有明コロシアムで開催。内山がリードも、3回に左ストレートで生涯2度目のダウンを喫した。内山は、4回からは左のジャブとフックで右顔面を腫れ上がらせると三浦の右目がふさがり、8回終了時に棄権でTKO勝ち。

 ◆内山高志-金子大樹 WBA世界スーパーフェザー級王者内山の8度目の防衛戦として13年12月31日に東京・大田区総合体育館で開催。内山が左フックの連打と右ストレートで圧倒。10回に右フックを浴びてダウンを喫したが、残り2回で逆に追い詰め、3-0の判定勝利。

 ◆河野公平-亀田興毅 WBA世界スーパーフライ級王者河野の2度目の防衛戦として15年9月16日に米シカゴ・UICパビリオンで開催。河野が2回にダウンを奪い、中盤からの打ち合いも優勢。手数でも上回り3-0の判定勝ち。興毅は試合後に引退表明。

 ◆田口良一-宮崎亮 WBA世界ライトフライ級王王者田口の4度目の防衛戦として16年8月31日に東京・大田区総合体育館で開催。田口が13センチ差のリーチを生かす左ジャブでペースをつかみ、プレスを掛けて先手先手と攻勢。3-0の大差判定勝利を収めた。

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亀田和毅が協栄ジムと契約 日本リング復帰目指す

握手する金平会長(左)と亀田興毅氏(撮影・神戸崇利)

 協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長(50)と、昨年引退した元世界3階級王者の亀田興毅氏(29)が7日、都内で会見し、亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)が同ジムと所属契約を結んだと発表した。近日中に日本ボクシングコミッションに対しライセンスの発行を申請するという。

 亀田3兄弟は、13年12月の次男大毅氏の世界戦で混乱を招いたとし、ジム会長らが事実上のライセンス剥奪処分を受けたことで、国内で試合が出来ない状況が続いていた。金平会長は「日本で戦えないのは所属ジムがないから。申請すればライセンスは速やかに発行されると思う。なるべく早く日本のリングに立たせてあげたい」と説明した。興毅氏、大毅氏はかつて協栄ジムに所属した。

 亀田プロモーションの社長を務める興毅氏は「強い和毅のボクシングを日本のファンの前で見せられることになってうれしく思う。気に懸けてくれた金平会長に感謝している」と話した。協栄ジムの発表を受け、JBCの秋山弘志理事長は「申請が来れば受け付ける。その後、どう扱うかは、協議して決めることになる」とした。【奥山将志】

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亀田興毅氏が和毅の日本復帰への喜びを代弁

握手する金平会長(左)と亀田興毅氏(撮影・神戸崇利)

 協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長(50)と、昨年引退した元世界3階級王者の亀田興毅氏(29)が7日、都内で会見し、亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)が同ジムと所属契約を結んだと発表した。近日中に日本ボクシングコミッションに対しライセンスの発行を申請するという。

 興毅氏は、亀田和について「『日本で試合ができることになってうれしい。来るべき時に向けて頑張っていく』と話している」と喜びを代弁した。亀田和は今月中旬に海外で次戦を行う予定、昨年9月にWBAバンタム級王者マクドネルに判定負けして以来の再起戦。現在は米ラスベガスで合宿中だという。

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亀田和毅が協栄ジム所属 ライセンスの発行申請へ

亀田和毅

 協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長(50)は7日、都内で会見し、亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)が、協栄ジムの所属選手となると発表した。近くJBCにライセンスの発行を申請する。亀田3兄弟は、13年12月の次男大毅の世界戦で混乱を招いたとし、同ジム会長らが事実上のライセンス剥奪処分を受けたことで、国内で試合が出来ない状況が続いていた。

 金平会長は「協栄ジムの所属になったことで、ライセンスは発行されると思っている。なるべく早く日本のリングに立たせてあげたい」と話した。

 会見には、元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(29)も出席。「和毅も『日本で出来るようにようなってうれしい』と喜んでいる。金平会長に感謝している」とコメントした。

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長谷川の相手ルイスは12年亀田興毅に判定で敗れる

長谷川穂積と対戦するウーゴ・ルイス(写真は12年12月2日)

 元世界2階級王者長谷川穂積(35=真正)が、9月16日に3階級制覇を懸けてWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)に挑戦することが6日、発表された。

 王者ルイスは、身長176センチの体から振り下ろすパンチ力が武器。WBAバンタム級暫定王者だった12年には、正規王者亀田興と大阪で対戦も1-2の判定負け。だが、階級を上げて今年2月にWBCスーパーバンタム級王座を獲得し今回が初防衛戦になる。会見に同席した帝拳ジムの浜田剛史代表はルイスについて「4年前より随分攻撃的になった。柔らかくタイミングもいい」と評していた。

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大きな損失…原田、具志堅、亀田興氏らアリ氏悼む

 ムハマド・アリ氏(米国)が3日に74歳で死去したことを受けて4日、日本のボクシング界でも悼む声が広がった。同時代に活躍した元世界チャンピオンのファイティング原田氏は「もう世界中を探しても、ああいうスーパースターは出てこないだろう。大きな損失。ショックで仕方ない」と惜しんだ。

 元世界王者の具志堅用高氏は「今のヘビー級にアリのボクシングはない。パンチをまともにもらわず、あのリズムがかっこよかった」と述懐した。元世界王者の大橋ジムの大橋秀行会長は「ベトナム戦争に反対して政治的な活動でもぶれなかった。いろんな意味でナンバーワンの世界チャンピオンだった」とたたえた。前世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志らを育てたワタナベジムの渡辺均会長も「スポーツの枠を超えたナンバーワン。ボクサーが世界トップのスターになれるというのはボクシング界で仕事している者として誇りにしてきた」との言葉にアリ氏が残した功績をにじませた。

 「憧れというか雲の上の存在」とは内山。アリ氏の現役時代を知らない世代でも、元世界王者の亀田興毅氏が「アリのスタイルとパフォーマンスなど、大きく影響を受けた」と時代を超えた圧倒的な存在感を口にした。東京・後楽園ホールで行われた試合では追悼の意味を込め、テンカウントのゴングが鳴らされた。

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亀田興毅さん、搬送騒動で父・史郎氏に説教された

亀田興毅氏

 急性アルコール中毒で救急搬送された元プロボクサーの亀田興毅さん(29)が、「気持ちに緩みがあった」とあらためて反省した。

 亀田さんは11日午後10時ごろから知人ら4人で酒を飲み、12日深夜に乗車したタクシー内で寝込んでしまい、運転手の話しかけに応答しなかったことから救急搬送された。12日にブログで「本当に情けない姿を世間に晒しました…」と反省の言葉をつづっていた。

 翌13日にも「反省」のタイトルでブログを更新。父で元ボクシングトレーナーの史郎氏から説教されたそうで、「的確な言葉をかけてもらった。『二度同じ失敗をしたらアホ』」と明かした。

 「ボクシングを引退し、どこか気持ちに緩みがあった」という亀田さん。「この失敗を深く反省し、教訓にし、プラスに変えていきます」とつづった。

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亀田興毅さん急性アルコール中毒で搬送、飲み過ぎた

亀田興毅氏

 ボクシングで日本初の世界3階級制覇を達成した元プロボクサーの亀田興毅さん(29)が急性アルコール中毒で東京都内の病院に救急搬送されていたことが関係者への取材で12日、分かった。命に別条はない。

 関係者によると亀田さんは12日午前2時過ぎ、港区西麻布からタクシーに1人で乗車。運転手が六本木7丁目で車を止めて、行き先を確認しようと話し掛けたが応答しないため、近くの交番の警察官を通じて午前4時25分ごろ、119番した。病院に到着後、すぐに目を覚ましたため治療はしなかったという。

 亀田さんは11日午後10時ごろから知人ら4人で酒を飲み始めた。ハイボールを10杯以上飲んだという。その後、別の知人と合流するために1人でタクシーに乗った。関係者によれば、過去にも飲酒後に寝込んでしまうことはあったという。

 現在は回復し、都内の自宅で過ごしている。今日13日には予定されている仕事をこなすという。亀田さんは「飲み過ぎてしまいました。皆さまにご心配とご迷惑をおかけしました。2度とないように気をつけます」と反省している。

 ◆亀田興毅(かめだ・こうき)1986年(昭61)11月17日、大阪市生まれ。WBA世界ライトフライ級、WBC世界フライ級に続き、10年12月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本初の3階級制覇を達成。昨年10月に現役引退。通算33勝(18KO)2敗。

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亀田興毅さん「ヘタレで未熟」救急搬送を反省

亀田興毅さん

 ボクシングで日本初の世界3階級制覇を達成した元プロボクサーの亀田興毅さん(29)が、急性アルコール中毒で東京都内の病院に救急搬送されことについて「本当に情けない姿を世間に晒しました…」と反省した。

 亀田さんは12日にブログを更新し、「皆さん、ご心配をおかけして本当に申し訳ございません…」と謝罪。現在は体調も戻り元気に仕事をしていると報告するとともに、「ただ普段あまり飲まないお酒を、昨日はちょっとしたお祝いの席で飲み過ぎてしまいました…」と明かした。

 夜中に次の店に向かうタクシーの中で寝たという亀田さんは、「もともと一度寝たら起きなくて、さらにアルコールが入った時は身体を揺すられても目を覚まさないので、タクシーの運転手さんがビックリして警察に連絡したんでしょうね。さらに警察の方が来ても起きないので、そこから病院にって流れですね…」と救急搬送された経緯をつづった。

 「タクシーの運転手の方、警察の方、そして世間の皆様に多大なるご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございません」と繰り返しわび、「自分自身の置かれてる状況を改めてもう一度再認識し、必ず同じ過ちを繰り返さないようにします。本当に情けない姿を世間に晒しました…まだまだヘタレで未熟者です…」と反省した。

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亀田興毅さん、急性アルコール中毒で救急搬送

亀田興毅さん(写真は2014年11月1日)

 ボクシングで日本初の世界3階級制覇を達成した元プロボクサーの亀田興毅さん(29)が急性アルコール中毒で東京都内の病院に救急搬送されていたことが警視庁麻布署への取材で12日、分かった。命に別条はない。

 同署によると、亀田さんは12日未明、港区西麻布からタクシーに1人で乗車。運転手が六本木7丁目で車を止めて、行き先を確認しようと話し掛けたが応答しないため、近くの交番の警察官を通じて午前4時25分ごろ、119番した。

 病院に到着後、すぐに目を覚ましたため治療はしなかったという。

 亀田さんは2003年にプロデビュー。「亀田3兄弟」の長男として知られ、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級など3階級で世界王者になり、昨年10月に現役を引退した。

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田口良一5度倒してV3 反省生かし万全準備

10回、ランダエタ(右)に強烈なパンチを見舞う田口(撮影・河野匠)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇東京・大田区総合体育館

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(29)は3度目の防衛に成功した。田口は亀田興毅と因縁の連戦をした同級7位ランダエタと対戦。9回に左ボディー連打を皮切りに11回までに合計5度ダウンを奪い、相手が棄権で11回終了TKO勝ちした。

 田口はV1戦に続くダウンショーで3連続TKO防衛した。9回に左ボディーで最初のダウンに連打で2度目。10回にワンツー、11回に連打で2度と合計5度ダウンを奪う。8歳上で過去36戦してダウン1度、KO負けのないランダエタがついにギブアップした。

 「KOしたかった」とまた反省だった。ランダエタが06年に亀田興と初めて戦ったのは、田口のプロデビューから14日後だった。ダウンを奪うも判定負けで大騒ぎになった。名はあるが1度引退し、14年に5年ぶりでリング復帰した相手。そのランダエタとは昨夏にスパーしている。力の違いを見せたが、初のKOを逃した悔しさが募った。

 2回に右フックでぐらつかせた。「仕留めようと力が入った」とダウンを逃すと反撃も食ったが、得意の左ボディーが口火に。ダウンの連続も「声援がなくなり、ボクもため息。細かい連打を的確に当てないと」。世界戦で奪ったダウンは13度とまた課題が残った。

 初防衛戦は祝勝会続きから8キロの減量に苦しみ、V2戦は3週間前に風邪をひいた。今回は万全の準備を心掛け、寝る時にはぬれマスク、異変を感じたらのどあめ、予防にいいヨーグルトを毎日飲んだ。「3回ぐらい危なかった」が最高の仕上がりだった。

 秋予定のV4戦は日本人対決の可能性がある。2階級制覇へWBOミニマム級王座を返上した田中、元WBA同級王者で現在2位の指名試合候補の宮崎、日本3組目の親子王者でホープの拳。「アウェーでも名が上がる。決まれば誰でも戦う」と受けて立つ。【河合香】

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王者田口良一V3 3連続TKOも倒しきれず悔しさ

11回TKO勝利で防衛に成功した田口良一(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇東京・大田区総合体育館

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(29=ワタナベ)が3連続TKOでV3を飾った。10年ぶりの世界挑戦で亀田興毅と因縁の連戦をした同級7位ファン・ランダエタ(37=ベネズエラ)と対戦。9回に左ボディー連打を皮切りに合計5度ダウンを奪い、相手が棄権で11回終了TKO勝ちした。

 田口は2回に右フックでぐらつかせた。「仕留めようと力が張った」とダウンを逃すと、その後はかわされて反撃も食った。9回に開始早々左ボディー連発で初のダウンを奪う。さらに連打で2度目。10回には連打、11回には連打で2度ダウンを奪った。倒しきれずに「声援がなくなり、ボクもため息だった」と悔しそう。

 ランダエダは1度は引退し、14年に5年ぶりでリング復帰した。初の世界戦KOは逃したが、8歳上も過去36戦でダウン1度、KO負けのない相手にTKO勝ち。次戦では2階級制覇へWBOミニマム級王座を返上した田中らの名が上がる。「アウェーでも名が上がる。決まれば誰でも戦う」と受けて立つ。

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河野公平「スカッと勝ちます」前日計量スカッとパス

計量をクリアし、ポーズを決める河野(右)。左は挑戦者シッチャモアン(撮影・狩俣裕三)

 WBA世界スーパーフライ級タイトル戦の前日計量と調印式が26日、会場となる大田区総合体育館で行われた。

 王者河野公平(35=ワタナベ)は、52・1キロで51・9キロの挑戦者インタノン・シッチャモアン(29=タイ)とともに計量を1発でパスした。終了後、河野はすぐに妻芽衣さん手製のサケおにぎりをぱくつき、デザートにパンナコッタを食べた。

 調印式では、一時は間に合わないと言われた緑色の特注グローブが届き大喜び。昨年10月に2度目の防衛となった亀田興毅との試合で使いラッキーカラーとなった緑で、今回はガウン、トランクス、シューズ、ストッキング、グローブとすべて緑で統一する。「自分のリクエスト通りにしていただき、本当にうれしい。ラッキーカラーで次はスカッと勝ちます」と勝利宣言をした。

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河野公平「もっと大きいと」挑戦者と初対面し自信

予備検診で、対戦相手のシッチャモアン(右)から握手を求められる河野(撮影・狩俣裕三)

 WBA世界スーパーフライ級タイトル戦(27日、大田区総合体育館)の予備検診が25日、後楽園ホール内展示場で行われた。

 王者河野公平(35=ワタナベ)は、前回、亀田興毅戦の検診より身長が1センチ伸びて167・2センチになり、コンディションの良さを強調。

 挑戦者で同級7位のインタノン・シッチャモアン(タイ)と初めて対面し「もっと大きいと思っていた。(印象は)特にない。KOで勝つ」と自信を深めた。インタノンは「チャンピオンと初めて会って緊張している。河野はいい体をしているが、自信はある。リングの中を見てください」と控えめに話していた。

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田口良一の相手ランダエタ「150%勝利。7回まで」

練習を公開したランダエタ

 27日のトリプル世界戦で、WBA世界ライトフライ級王者田口良一(29=ワタナベ)に挑むファン・ランダエタ(37=ベネズエラ)は、王座奪取に自信を見せた。

 1度は現役を退き、母国でレフェリーなどを務めていたが、14年末に約5年間のブランクから復帰。06年12月の亀田興毅戦以来の世界戦に「26、27歳の時よりも体調が良い。多くの経験と知識が加わった。150%勝利する」。田口が9回KOを予告していることにも触れ「自分が7回までに終わらせる」と話した。

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田口良一V3へ左ステップからコーナーで仕留める

公開練習前ファイティングポーズを見せる田口(撮影・山崎哲司)

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(29=ワタナベ)が左ステップからコーナーで仕留める。27日の同級7位ファン・ランダエタ(ベネズエラ)とのV3戦に向け、21日に都内のジムでスパーリングを披露した。亀田興毅が苦戦した相手に完全KOでアピールを期す一戦。左ステップでカウンターをかわし、得意の左ボディーでコーナーに追い詰め、右を打ち込んで仕留める作戦だ。

 田口はジムメート相手に2回でスパーリングを打ち上げた。防衛戦前では最多となる120回を超えた。「調子はいい。前回は風邪をひくミスも、今回は何も問題ない」。自信を口にした裏付けと作戦がある。

 下半身を強化し、特に左ステップを磨いてきた。左のランダエタに対して左回りはセオリー。田口は上体をかがめてパンチをかわすダッキングが右に偏る。相手が亀田からもダウンを奪った左カウンターのアッパー対策でもある。

 攻撃にも有効だ。左へ踏み出せば、過去の世界戦で3度ダウンを奪った左ボディーが打ちやすい。ランダエタとは昨夏に2回スパーした。「手の内を隠していた」というが、左ボディーでうめかせていた。

 最後はコーナーに追い詰めて仕留める作戦だ。ランダエタはロープ際では上体を反らしてかわすスエーがうまい。そこで後ろのないコーナーに追い込む。最後は右ストレートを打ち込み、31戦目で初のKO負けを食らわすつもりだ。

 石原トレーナーは「100%ではないが、いい手応え。今度こそ倒したい」と話す。2度の防衛戦はレフェリーストップと相手が棄権のTKO勝ちだった。田口は「前回は受けていた。挑戦者の気持ちで前に出て決めたい」と、初のKO防衛への意欲を口にした。【河合香】

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興毅の縁 河野公平V3戦もラッキーカラー緑で

ミット打ちで汗を流す河野(撮影・中島郁夫)

 ラッキーカラーの緑でKO防衛だ! WBA世界スーパーフライ級王者河野公平(35=ワタナベ)が20日、都内のワタナベジムで公開練習を行った。河野は、シャツからリングシューズまですべて緑でそろえて登場。昨年10月、米国で亀田興毅に勝利したゲンのいいアイテムで、3度目の防衛を目指す。

 上から下まで緑、緑、緑。グローブまで緑という異様な姿で河野はスパーリングに臨んだ。高橋トレーナーを相手に2回を動き回り、テレビ局の要望に応えてカメラに向かい「亀田に勝ったラッキーカラーの緑でKOします」と宣言した。

 昨年10月、前評判を覆して亀田を破り、2度目の防衛を果たした。その事前練習で、緑色のリングシューズに緑のトランクスをはいた。過去最高というコンディションに仕上がり、緑、緑のコンビネーションで臨んだ試合でも、亀田を圧倒した。河野にとって、ボクシング人生を変えるターニングポイントとなった試合だった。「注目の選手に勝つと、明らかに知名度が上がる。町を歩いていても声を掛けられるようになった」という。これまではオレンジだったラッキーカラーが緑に変わった。

 今回の防衛戦は、シューズ、トランクスだけではなく、入場の際のガウンも緑にした。この日は、関係者に試合当日のグローブも緑にするようお願いしたが、間に合わなかった。「ミドリムシですね」と自虐的に笑った。

 2年前から取り組んできたカウンターも、亀田戦で右ストレートが見事に決まり自信を得た。「相手は、前に出て打ち合ってくる選手。徐々に弱らせて中盤か後半にKOします。早く試合がしたい」。精神的にも、技術的にもノリノリの河野は待ち切れないように言い放った。【桝田朗】

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河野公平V3戦はマカオ 3月vs11位チョー

練習を公開した左から河野、内山、田口

 プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者河野公平(35=ワタナベ)が、3月にマカオで同級11位レックス・チョー(中国)と3度目の防衛戦を行う可能性が浮上した。13日、所属先の渡辺均会長が「上海でという話もあるが、決まる可能性は高いと思う」と状況を説明した。

 河野は昨年10月に米シカゴで亀田興毅に判定勝ちし、V2に成功。かねて香港出身の人気選手チョーとのマカオでの防衛戦に意欲を示しており、「自分もやるつもりで準備している。体重も作っている」と決意を語った。昨年12月14日から23日には、パナマで開催されたWBAの年次総会に新婚旅行を兼ねて出席。「十分休んだし、リラックスできた。次は自分だという気持ち」と力を込めた。既に実戦的なトレーニングも再開しているという。

 大みそかに防衛戦を行った、同門のWBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志、同ライトフライ級王者田口良一は本格的なジムワークを再開した。

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井岡一翔、悪夢払いの再戦KO 目標は統一王者

勝利した井岡はコーナーポストに駆け上がり気迫の表情を見せる(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇エディオンアリーナ大阪

 王者井岡一翔(26=井岡)が、もん絶KOで2度目の防衛に成功した。4月以来の再戦となった前王者のフアンカルロス・レベコ(32=アルゼンチン)を11回1分57秒TKOで下した。世界戦のKO勝利は13年9月以来で、世界3階級でのKO勝ちは日本人初。早ければ今春にも見据える他団体王者との統一戦へ、弾みをつけた。井岡の戦績は20戦19勝(11KO)1敗となった。

 衝撃のボディーだった。11回だ。井岡がこん身の力を込めて左ダブル、さらに右でレベコの腹を打ち抜いた。前王者は顔をしかめ、前のめりに倒れ込んだ。もう立てない。強烈なもん絶KOでリングに沈めた。

 「今日は必ずKO決着をつけたかった」。15年4月に挑戦者として臨んだレベコ戦は、2-0の小差判定勝ち。納得いかず再戦を要求してきた前王者は、前日の調印式で、使用グローブの色を巡り40分近く難癖をつけてきた。その場は冷静に対応した井岡だが、燃えに燃えていた。「ストレスは僕だけじゃない。チーム井岡の思いを晴らそうと、覚悟、気合が入ってた」。1回から果敢に前に出て、4回と9回に連打で追い込んだ。因縁の敵をあふれる闘志でたたきのめした。

 再戦にまつわる「井岡家の悪夢」も振り払った。元2階級制覇の叔父弘樹氏(46)は、獲得した2本のベルトともリマッチで失った。同じ過ちをしないため、スパーリングを通常の倍、200回以上消化。食事法も小麦粉の摂取を控え、積極的に野菜を食べ酵素玄米を取り入れた。サンドバッグ打ちでは、3分で670発のパンチ数も記録。猛練習の成果を見せてくれた井岡に弘樹氏も「勇気と感動をもらった」と感激した。

 海外進出を目指す王者が増える中、「全く興味ない」と笑う。ジムの世界王者は井岡だけ。まず脳裏に浮かぶのは「負けられない」という思い。以前はバンタム級まで制圧する5階級制覇の夢を掲げていたが「今は考える余裕がない」。ジム興行を背負う大黒柱として、勝ち続けることが最優先事項だ。

 大みそかに責任を果たし、16年はステップアップの年になる。目標はフライ級統一王者。「僕自身、伸びしろがあるし、強くなる可能性を感じる。唯一無二、僕しかできないことをやりたい」。強い思いで新年も戦い続ける。【木村有三】

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。元世界王者井岡弘樹氏のおい。大阪・興国高で史上3人目の高校6冠。08年に東農大を中退しプロ転向。7戦目で世界王座獲得し当時の国内最速記録樹立。12年6月にWBA、WBCミニマム級王座を統一し、日本人初の2団体王者。同12月にWBA世界ライトフライ級王座を獲得し2階級制覇。15年4月に同フライ級王座も獲得し、世界最速18戦目で3階級制覇。165センチの右ボクサーファイター。家族は両親と弟2人。

 ◆レベコとの初戦VTR 15年4月22日、井岡は8度防衛中だったレベコと対戦。激闘の末、判定にもつれこみ、ジャッジ3人は114-114、116-113、115-113で井岡が2-0で勝利。涙の3階級制覇を達成した。

 ◆世界戦3階級でのKO 日本人の世界3階級制覇は亀田興毅、井岡一翔、八重樫東の3人。亀田はWBAバンタム級戦で9勝中2度のKO勝ちもWBAライトフライ級戦(2勝)とWBCフライ級戦(1勝)はいずれも判定勝利。八重樫はWBAミニマム級戦、WBCフライ級戦で各1度KO勝ちも、IBFライトフライ級戦(1勝)は判定勝ち。井岡はWBCミニマム級戦(WBAとの統一戦含む)で4勝中2度、WBAライトフライ級戦4勝中3度KO勝ちがあり、今回で日本人初の世界戦3階級でのKO勝利。

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八重樫が3-0判定勝利で日本人3人目3階級制覇

<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・有明コロシアム

 国際ボクシング連盟(IBF)世界ライトフライ級8位の八重樫東(32=大橋)が同級王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)を3-0判定で破り、日本人3人目となる3階級制覇を達成した。

 激闘を物語るように両目がふさがった状態で「途中でだめかなとも思った。でもここであきらめなければチャンスがくると思って踏ん張りました」。3階級制覇に関しては「あくまでおまけです。強い選手と戦うことがボクサーとしての喜びなので」と話した。

 試合はサウスポーのメンドサに対し、八重樫がスピードと手数で対抗。序盤から両者ともにボディを中心に果敢に打ち合った。3回には八重樫が接近戦での連打からタイミング良く右フックをボディに決め、観衆を沸かせた。中盤以降、強打のメンドサも逆襲。7回には八重樫がコーナーに追い込まれ、連打にさらされる危ない場面もあった。終盤に入っても両者は一歩も引かず、接近戦で最後まで壮絶に殴り合った。最終12回を終えると、勝利を確信し左手を突き上げた。最後は判定の末、激闘を制した。

 八重樫は11年10月にWBAミニマム級王座、13年4月にはWBCフライ級王座を獲得。3階級制覇に初めて挑んだ14年12月のWBCライトフライ級王座決定戦はKOで敗れており、今回が2度目の3階級制覇挑戦だった。

 ◆日本人の3階級制覇 これまで亀田興毅、井岡一翔の2人が達成。亀田は06年にWBAライトフライ級王座決定戦を制し、09年にWBCフライ級王者内藤に勝利。10年のWBAバンタム級王座決定戦を制し、3階級制覇を達成。井岡は11年にWBCミニマム級王者オーレイドンから王座を奪い、12年にはWBAライトフライ級王座決定戦に勝利。15年4月にWBAフライ級王者レベコに勝利し、3階級を制覇した。八重樫は3階級ともに王者を破っての達成となった。

12回終了後、勝利を確信し拳を突き上げる八重樫(撮影・江口和貴)
7回、メンドサ(右)に右ストレートを見舞う八重樫(撮影・江口和貴)
5回、メンドサ(右)を攻める八重樫(撮影・河野匠)

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エディ賞に高橋智明トレーナー 河野公平を指導

 1年間で最も功績のあったボクシングのトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」を、WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(ワタナベ)を指導する高橋智明トレーナーが受賞することが22日、決まった。

 河野は10月に米シカゴで行われたタイトルマッチで4階級制覇を狙った亀田興毅(亀田)に判定勝ちし、2度目の防衛を果たした。

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八重樫東が獣イメージの下半身トレ 29日に世界戦

練習を公開した八重樫(撮影・奥山将志)

 プロボクシングの元世界2階級王者・八重樫東(32=大橋)が19日、IBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドサ戦(29日、東京・有明コロシアム)に向け、横浜市内のジムで練習を公開した。3階級制覇のかかる一戦を前に、股関節の使い方を意識した新たなトレーニング方法に着手。下半身からパワーを生み出す「獣」のイメージを膨らませ、3度目の世界王座返り咲きを誓う。

 ゴングまで10日と迫り、八重樫が切れのある動きを披露した。ミット打ちでは、松本好二トレーナーが「怖かった」ともらすほどの熱量で、心技体の充実ぶりは明るい表情からもにじみ出た。3度目の王座返り咲きのチャンスに「とにかく勝ちたい」とこの一戦にかける強い思いを口にした。

 理想は獲物を一瞬で捕らえる「獣」だ。9月から、格闘技全般に精通する和田良覚氏、元世界王者・内藤大助を指導した野木丈司氏に新たにフィジカル面の指導を受けるようになった。股関節の使い方を意識することで、下半身から拳に最大限のパワーを伝える動きを追い求めてきた。

 八重樫 体重の関係で筋肉が増やせない以上、いかに出力を上げられるか。理想はチーターとか虎みたいに、足の前の筋肉ではなく、お尻とか大きな筋肉を使うイメージ。打ち合いの中で、瞬間的にガブっとパンチを打ち込みたい。

 昨年末に初のライトフライ級での世界王座挑戦も、屈辱のKO負け。動きも悪く、再起の舞台にはフライ級以上が現実的とみられていた。だが、八重樫は大橋会長から思いを聞かれ、ライトフライ級を直訴。「去年やり残したことだし、自分自身との闘いという意味もある」とこだわりを語った。メンドサはサウスポーのファイターと、打ち合いを好む八重樫とは激闘必至。世界戦10試合目のベテランは「紙一重の勝負になる。気持ちを切らさないように、覚悟を持って臨む」と力を込めた。【奥山将志】

 ◆日本人の3階級制覇 これまで亀田興毅、井岡一翔の2人が達成。亀田は06年にWBAライトフライ級王座決定戦を制し、09年にWBCフライ級王者内藤に勝利。10年のWBAバンタム級王座決定戦を制し、3階級制覇を達成。井岡は11年にWBCミニマム級王者オーレイドンから王座を奪い、12年にはWBAライトフライ級王座決定戦に勝利。15年4月にWBAフライ級王者レベコに勝利し、3階級を制覇した。八重樫は、勝てば3階級ともに王者を破っての達成となる。

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