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皇治が自分専用のジムオープン 昨年敗れた天心へ「仕返ししてやりたい」

TEAM ONEジムのお披露目会を行った皇治(撮影・松熊洋介)

RIZINファイターの皇治(31=TEAM ONE)が11日、都内に自身専用のジムをオープンし、マスコミに向けたお披露目会を行った。

世田谷区の同施設は約70平米の3階建てで、1階がジム、2階が筋トレルーム、3階が事務所となっており「これまで慢心的な練習しかできていなかった。マジで気合入ってます」と意欲を見せた。

昨年12月に五味隆典に敗れ「ちょっとてんぐになっていた」と改心。特に五味戦後には「一時代を築いた人なのに本当に勝ちに徹するハングリーな男だった。その気持ちを忘れていた」。引退も考えていたが「男なのでこのままでは終われない」と再スタートを誓った。拠点を関西に移すことも考えたが「東京から逃げたといわれるのが嫌で、ここからもう1回はい上がる」と関東を選択。思い立ったらすぐに行動に移すタイプの皇治は、2月から動き始め、わずか2カ月で練習に集中できる新たな環境を整えた。

格闘家が個人のジムを開くのは異例で「たぶん格闘家で初じゃないですか? ここから一花咲かせたら伝説になる。世の中のほざいているやつらを全員倒してやろうと」と意気込む。現在は朝から晩まで練習漬けの毎日。「今は一切女の子と遊んでいないので、めちゃめちゃ強いですよ」とジョーク交じりに語った。

前日には同じキックボクシングの那須川が来年3月でのボクシング転向を表明。自身も昨年9月に対戦して敗れており「若いのにいろんなことに挑戦して立派」とたたえた上で「相当殴られたから、どこかで仕返ししてやりたいと思っている」と不敵な笑みを見せた。ファンが期待する武尊との一戦にも言及。「みんなが夢見てるカードを実現してくれたらうれしいなと。そこに向けて頑張って欲しい」とエールを送った。

若い頃から「お金を稼ぎたい」一心で格闘技を続けてきた。ジム開設も「格闘家はみんな貧乏で夢を見せたいというのがあった。1人のジムを作れるようになって稼げるんだぞと」と地方で頑張る若い選手たちに向けたメッセージでもある。ビジネスにも興味を持っている皇治。「知名度を上げてナンボ」とビッグマウスで人気を集めた。スーパーや新聞配達で働いた経験もあり、今では1回の興行でチケットを3000枚売るなど“営業”にも力を入れる。現在ジムは一般客の受け入れを行っていないが、将来的に大きく展開することも視野に入れる。「大きな大会を目指して頑張る若い選手たちを推薦できるようになれば」と野望を明かした。

再起をかける次戦は5月30日、地元大阪での大会が有力。榊原CEOには「自分に文句のあるやつはたくさんいるから、みんな集めてトーナメントをやりたい」と提案したこともあるという。「誰でもかかってこい」と強気な姿勢を見せる皇治。口だけではないことをリング上で示す。【松熊洋介】

TEAM ONEジムのお披露目会を行った皇治(撮影・松熊洋介)

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2戦2敗中の皇治「黙って俺についてこい」現役続行

3回、皇治(左)と打ち合う五味(2020年12月31日撮影)

総合格闘技RIZINを主戦場とするキックボクサー皇治(31)が、現役続行を表明した。31日に自らのインスタグラムで動画を更新。今夏にK-1からRIZINに参戦後、那須川天心戦、五味隆典戦とRIZINで2戦2敗中。進退について考えることを明かしていた。皇治は「もう1度、復活してファンのために戦おうと。ここまでこれたのはみんなのおかげ。愛するファンを最後に笑顔にするから黙って俺についてこい」などとコメントし、現役を続ける意向を示した。

同日、アスリートらによるプレミアム音声配信サービス「NOW VOICE」に声を届けた皇治は「俺は試合が終わって1カ月経過していろいろ考えました。31歳ということもあり、まあまあ正直、男として第2の人生の時期も考えなあかん。本当にいろいろ時間をかけて考えました。応援してくださっている方々といろいろ話も聞いて決断することしました。どっちにいくにも挑戦。格闘技もずっと挑戦してきたし、第2の人生いくのも挑戦やから。今日の17時にみんなにSNSで報告しようと思っている」と表明していた。

皇治(左)に飛び膝蹴りを決める那須川(2020年9月27日撮影)

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五味隆典、判定勝利を反省「大みそか判定ダメだよ」

3回、皇治(左)と打ち合う五味(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN26>◇第12試合◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

スタンディングバウト特別ルール(3分3回)で、ウエートで上回る五味隆典(42)が元K-1の皇治(31)に勝利も、ダウンを奪えなかった。

前日計量で13キロ差となった両者の対決。ほぼノーガードの五味は思い切り右拳を振り、左右のボデイィーにパンチをねじ込んだものの、逆にスピードを生かした皇治の左フックなどを浴びるシーンもあった。判定は2-0(30-29、29-29、29-28)の僅差で五味が勝った。

試合後、マイクを持った五味は「今日はありがとうございます。ちょっとみなさんに少し…大みそかに判定ダメだよ」とダウン奪取できなかったことを反省。試合前に「今(の五味)は火の玉ボーイじゃなく、キンタマおじさん」と挑発してきた皇治に向け「生意気なこと言って試合成立させた皇治君。いいキンタマ持っている。悔しいけど、準備期間、3週間だけど倒れなかった。根性あるよ」とほめたたえた。

負けた皇治は「生意気を言って申し訳なかったです。五味選手、ありがとうございました。どえらかったです。ビッグなキンタマを持っている男とやれた」と殴りあって感謝の気持ちを口にしていた。

契約体重78キロの五味、65キロの皇治が12オンスのグローブを装着、ヘッドギアなしの判定決着ありという限りなくボクシングに近いルールでの対戦だった。

試合後、皇治(左)のマイクパフォーマンスに苦笑いする五味(撮影・滝沢徹郎)
試合後、皇治を称える五味(撮影・滝沢徹郎)

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42歳五味隆典「ヘッドギアして」皇治挑発/連載3

五味隆典(左)、皇治

総合格闘技(MMA)のRIZIN26が31日、さいたまスーパーアリーナで行われる。第12試合では、1年半ぶり参戦の五味隆典(42=イーストリンカンラスカルジム)が、皇治(31=TEAM ONE)と対戦する。

五味は98年に修斗デビューし、いきなり13連勝を挙げるなど、注目を集めた。04年に自ら立ち上げたPRIDE武士道でも10連勝。05年12月には桜井“マッハ”速人を倒し、初代ライト級王者となった。PRIDEではわずか2年10カ月で14試合を戦い、13勝1敗。激しい戦いでKOを奪っていく姿に「火の玉ボーイ」の愛称が付いた。10年から参戦したUFCでは苦戦が続き、17年にRIZINに出場、18年7月にはギラードを1RKO勝ちした。

21日のカード発表会見では「五味ワールド」を展開した。榊原CEOからオファーがあったのが今月10日ごろ。「家でワンちゃんたちと見る予定だったが(佐々木)憂流迦がどうしても見てくれと言ったので、セコンドに行く予定だった」と明かした。体重は82キロあったといい「しっかり絞っても75キロくらいかなあ。減量すると元気なくなっちゃうんで」。65キロ前後の皇治とはかなりの差があり「あとで何言われても嫌だし、ヘッドギアしてもいいかと思います」と発言した。

これに対し、皇治は「一時代を築いた五味ちゃんと決まってうれしいですね。ぶん殴りにいくんで。歳も歳なんで減量しなくていいですよ」と余裕。さらに「酔っぱらっているんじゃないかな」と挑発を続けた。終始生意気な態度に五味も「そのエネルギーを試合に出そうよ」と打ち切った。

今回はスタンディングでの戦いとなる。五味は、メイウェザーが来年2月の「MEGA2021」大会で来日予定であることにも触れ「機会があったら(やってみたい)と思って練習していた」と明かした。実は30代にボクシング転向を考えていたほど好きだったという。榊原CEOも「以前からパッキャオともやりたいと言っていただけあって、自信を持っている。ヘッドギアの話は真剣に考えていた」と明かした。さらに「こういう時になんだかんだいい話が回ってくるのも、それを持っていくのも五味らしい。嗅覚を持っている」と大舞台でのパフォーマンスに期待した。

「エキシビションなんで40代でもできる」と控えめな五味と「昔は火の玉ボーイでしたけど、今は元気もないオジサンと思って倒したい」と豪語する皇治。本当に強いのはどちらか、大みそかではっきりさせる。【松熊洋介】

RIZIN11 メルビン・ギラートに勝ちガッツポーズする五味隆典(2018年7月29日撮影)
K-1 WORLD GP2019 川原誠也にKO勝利する皇治(2019年11月24日撮影)   

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シバター参戦 大みそかRIZIN試合順発表

12月31日のRIZIN26大会の試合順

総合格闘技団体RIZINは23日深夜、12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN26大会の試合順を発表した。カードは全15試合+オープニングマッチ。メインイベントはRIZINバンタム級タイトルマッチとなる王者朝倉海-挑戦者堀口恭司、セミファイナルには那須川天心-クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(タイ)となった。なお人気YouTuberで格闘家やプロレスラーとしても活動するシバターが参戦決定。対戦相手は「X」とされ、第3試合に組まれた。なお試合順は次の通り

◇オープニング試合 RIZINチャレンジマッチ=総合格闘技(MMA)ルール女子51キロ5分3回

さくら-竹林エル

◇第1試合=MMAルール120キロ5分3回

ミノワマンースダリオ剛

◇第2試合=MMAルール(ひじあり)63キロ5分3回

中原太陽-倉本一真

◇第3試合

「X」-シバター

◇第4試合=MMAルール女子49キロ5分3回

浅倉カンナ-あい

◇第5試合=MMAルール61キロ5分3回

佐々木憂流迦-瀧澤謙太

◇第6試合=キックルール(ひじあり)50キロ3分3回

吉成名高-ペットマライ・ペットジャルーンウィット

<休憩>

◇第7試合=MMAルール61キロ5分3回

所英男-太田忍

◇第8試合=MMAルール(ひじあり)68キロ5分3回

萩原京平-平本蓮

◇第9試合=MMAルール(ひじあり)67キロ5分3回

カイル・アグォン-クレベル・コイケ

◇第10試合=MMAルール(ひじあり)61キロ5分3回

元谷友貴-井上直樹

<休憩>

◇第11試合 RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦=MMAルール女子49キロ5分3回

浜崎朱加-山本美憂

◇第12試合 特別エキシビション=スタンディングバウト特別ルール3分3回

五味隆典-皇治

◇第13試合=MMAルール(ひじあり)68キロ5分3回

朝倉未来-弥益ドミネーター聡志

◇第14試合=キックルール3分3回

那須川天心-クマンドーイ・ペッチジャルーンウィット

◇第15試合 RIZINバンタム級タイトルマッチ=MMAルール61キロ5分3回

朝倉海-堀口恭司

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那須川が大みそかRIZIN出場、対戦相手は調整中

会見に臨む那須川(撮影・滝沢徹郎)

大みそかに行われる総合格闘技RIZIN26(31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が21日に都内で行われ、那須川天心(22=TARGET/Cygames)が出場することが決まった。対戦相手は調整中で、数日後に発表される。

なかなか決まらなかった出場に「時間はかかったが、無事参戦することが決まった。試合ができることがうれしい。大みそか=那須川天心だと思っている。1年の集大成としてRIZINと格闘技を締めくくりたい」と語った。

これまで総合格闘技、キックボクシングと40戦以上を戦っていまだ無敗。「強いやつはいつ試合が決まっても強い。生中継されるだろうけど、長引かせたくない。那須川天心の試合を見せるだけ」と余裕の表情を見せた。

先日ともに出場する朝倉兄弟とテレビ番組で共演。ユーチューブでコラボするなど、普段から連絡を取り合う仲で「しっかり勝って視聴率を取ろうと」と話したという。ファンも待ちに待った那須川の参戦で大みそかがさらに盛り上がる。

また、五味隆典(42=イーストリンカンラスカルジム)と皇治(31=TEAM ONE)の対戦も発表された。

会見場に入りポーズを決める那須川(手前)。奥はCEOの榊原氏(撮影・滝沢徹郎)

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41歳川尻70秒負け 不利予想覆せずも家族に勇姿

パトリッキー・ピットブル・フレイレにマウントポジションからパンチを浴びる川尻達也(撮影・上田博志)

<RIZIN19>◇12日◇エディオンアリーナ大阪◇ライト級GPトーナメント1回戦◇総合5分3回71キロ契約

41歳の挑戦は70秒で幕を閉じた。第8代修斗世界ウエルター王者川尻達也(41)はパトリッキー・フレイレ(33=ブラジル)に1回1分10秒TKO負け。グランド勝負を狙ったが、ボディーにパンチ、左ミドルキックを浴びて後退、跳び膝蹴りを左側頭部に食って、崩れ落ちた。相手の右脚にしがみつく執念を見せたが、パウンドの連打を浴び、レフェリーに止められた。

フレイレは米国大手格闘技団体ベラトールで10KOの記録を持つ圧倒的打撃が売り物。戦前予想で「川尻不利」の声が多数を占める中「正直イライラします。“不利じゃねえよ”と」と話していたが、試合後は「強かったですね。パンチの相打ちで“こんなに硬えパンチなんだ”と思った」と完敗を受け入れた。

世界一へ、3度目のライト級GPだった。20代はPRIDE。「当時は傲慢(ごうまん)で。自分は世界最強、1ミリも負けることは考えていなかったけど、五味隆典にぶっ飛ばされた」。30代はDREAMでも失敗。今回は「最後のチャレンジ」と位置づけた。

「自分の器を知りつつも世界一になりたかった。それでも、勝てなくて…」と言うと絶句した。

泣きながら笑って「悔しいけど、ある意味すっきりしました。持たざる者代表で戦ってきて、いつか報われるかな、と思ったけど、そんなに甘くない。それが魅力ですね。格闘技最高」と話した。

今後は「茨城でジムとかやりたい。いい物件あれば教えてください」と笑わせたものの、引退は否定した。「生涯現役。年間何試合もできないけど、50代、60代とか。80歳でRIZIN538とかね」と冗談を交えて戦い続ける意思を表明した。その一方で「僕は厳しい道を来たけど、楽しかった。それを教えたい」と後進の育成にも力を注ぐ。

リングサイドでは妻、長女が観戦した。「少し話しました。奥さんは“大丈夫?”と。娘ですか? アイス食べてました。おいしそうに」。“勝ったパパ”は見せられなかったが、最後まで勝負を投げない“強いパパ”の姿は見せた。

川尻達也対パトリッキー・ピットブル・フレイレ パトリッキー・ピットブル・フレイレの跳びひざ蹴りを食らう川尻達也(撮影・上田博志)
川尻達也対パトリッキー・ピットブル・フレイレ パトリッキー・ピットブル・フレイレに敗れファンにあやまる川尻達也(撮影・上田博志)
パトリッキー・ピットブル・フレイレにマウントポジションからパンチを浴びる川尻達也(撮影・上田博志)

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川尻達也、フレイレ戦「不利じゃねえよ」RIZIN

RIZINライト級GPのトーナメント初戦への意気込みを語った41歳、川尻達也(撮影・加藤裕一)

格闘技イベント「RIZIN19」(12日、エディオンアリーナ大阪)の選手インタビューが10日、大阪市内のホテルであり、第8代修斗世界ウエルター王者川尻達也(41)がパトリッキー・フレイレ(33=ブラジル)とのライト級GPトーナメント初戦(総合ルール、71・0キロ契約)への抱負を語った。

相手はベラトールの刺客、ピットブル兄弟の兄。超攻撃型ファイターと戦う大ベテラン川尻が不利との声が多い。そんな下馬評への不快感を、笑いながらも隠さなかった。「肝を据えて、ひっくり返したい。覚悟というか、呪い、怨念。正直イライラします。“不利じゃねえよ”と」。

「最後のチャレンジ」と言うライト級GP出場権は、7月28日のRIZIN17でアリ・アブドゥルカリコフを破って勝ち取った。「どんなにみっともなくても、失笑が起きても、ウンコもらしても勝ちます」。大みそかのGP決勝のリングに立つ決意は揺るぎない。

04年のデビューからPRIDE、DREAMにも参戦し、五味隆典、魔裟斗、武田幸三ら伝説的ファイターと戦い、今も現役であり続ける。「若い時はもっと傲慢(ごうまん)で、それがプラスになった。経験を積んで、特別な人間じゃないとわかった。試合前は怖いし、スーパースターになれなかった」と笑う。酸いも甘いも知り抜いた41歳。「普通の人間代表として戦えたらいいですね」。左手首に「娘が初めて作ってくれた」というお守りをつけ、笑みを浮かべた。

RIZINライト級GPのトーナメント初戦への意気込みを語った41歳、川尻達也。左手首には娘手製のお守りをつけていた(撮影・加藤裕一)

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那須川天心 21日にパッキャオ推薦選手と対戦 

パッキャオ推薦のビアグタンとの対戦が決まった那須川

RIZINは9日、都内で会見を開き、4月21日に横浜アリーナで開催されるRIZIN15大会で、ボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオが推薦するフィリピン人選手、フリッツ・ビアグダン(23)と那須川天心(20)が対戦すると発表した。パッキャオお墨付きのビアグダンはもともとキックボクサーながら、ボクシングにも挑戦。現在総合格闘技でフィリピン国内で人気を誇る選手。那須川は「パッキャオ選手推薦ということで手ごわい選手だと思う。しっかり倒して、RIZINに帰ってきたというところを見せたい」と勝利宣言。相手のビアグダンも「思っているほど簡単にはいかないから覚悟をしてきてほしい」と挑発のメッセージを寄せた。

パッキャオのビデオメッセージも届いた。「私が推薦するとてもタフなフィリピン人ファイター フリッツ・ビアグダンが次のRIZINで試合します。フィリピンの選手はみなハングリーでとてもタフだ。今後もフィリピンの選手が日本で活躍できるようにしていきたい。天心はフロイド・メイウェザーと戦い、私はそのファイティングスピリットに敬意を表する。アジア人では天心と私しかメイウェザーと戦ったことはない。大いなるファイティングスピリットをもった者同士が互いに強い選手に立ち向かいあっていくことはどの国にとっても発展的なことになる。私はこの試合を見届けに横浜アリーナに行く。そしていつかRIZINのリングで戦えたら良いと思っている」。今回は20日の前日計量と大会に訪れる予定で、将来のRIZIN参戦も視野に入れていることも明かした。

前日8日、榊原信行実行委員長(55)は自身のツイッターで、フィリピンでパッキャオと会っていたことを報告。「メイウェザーに続き、RIZIN15ではこの男と新たな仕掛けを行います。帰国したらすぐに発表しますので、楽しみにしていてください」とつづっていた。榊原実行委員長はそのツイッターが国内外で話題になっていることに驚きつつも、「これが真実。世の中の人は(従来の格闘技と)違うものを求めている。足らないところを埋めないといけない。ちょっとはみだしていろんなことをするとみんな見たい。チャンスがある」と異色カード実現への意欲を新たにした様子だった。

パッキャオとは今後も日本とフィリピン両国の格闘技発展のために協力していく予定だが、榊原実行委員長は「近い将来戦ってもらいたい」と参戦も視野に入れて交渉していくとした。パッキャオの相手は体格や経験などを考えた上で「五味がいいんじゃないですか」と、かつてPRIDEで活躍した五味隆典(40)の名を挙げた。また、世界中のボクシング、格闘技ファンが熱望するパッキャオとメイウェザーの対決についても「何が起こるか分からない。エキシビションマッチでやるとか、ゼロではないと思う」と夢の実現プランも口にした。

「RIZIN.15」会見の会見に登壇した左から大雅、榊原実行委員長、那須川

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元K1王者サワーTKO負け「2度ダウン仕方ない」

ヨドサンクライ(右)と激しく殴り合うアンディ・サワー

<総合格闘技:ONEチャンピオンシップ>◇31日◇東京・両国国技館

キックボクシング部門のスーパーシリーズに登場した05年、07年元K-1 WORLD MAX王者アンディ・サワー(36=オランダ)が、まさかのKO負けを喫した。

ムエタイのメジャータイトルを獲得してきた古豪ヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)と立ち技ルール72キロ契約体重3分3回で対戦。1回に右ストレートを被弾してダウンを許し、ケージ際にも追い込まれて連打を浴びた。2回には左ストレートを食らって倒れ込み、カウント途中でレフェリーに止められた。2回51秒、TKO負けとなった。

「自分は日本で長年応援してもらったから」と意気込んでケージに入っていたサワーは試合後、ぼう然とした表情。「ヘビーなキックで攻めてくるかとおもったらボクシングで攻められた。2度ダウンしていたから仕方ない。調子は良かったのに…。この敗戦を良い教訓にしたい」と完敗を認めた。5月に次戦の予定も入っていたが、ドクターストップも入ったという。

昨年6月にRIZINリングで元PRIDEライト級王者五味隆典との総合格闘技マッチに臨む予定だったが、同月にONEチャンピオンシップとの独占契約を結び、同団体の立ち技部門をけん引する看板選手の1人として期待されていた。

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元UFCファイターのギラード、傷害で指名手配

7月のRIZIN11大会にも参戦した元UFCファイター、メルビン・ギラード(35=米国)が傷害容疑で米デンバー警察署に指名手配されたことが分かった。

7日(日本時間8日)に米メディアが報じたもので、3日午前2時ごろ、コロラド州デンバーのバーで複数人に殴りかかったという。暴行したとされる動画も公開されている。ギラードは7月のRIZIN11大会で五味隆典と対戦した際、前日計量で950グラムオーバーの体重超過。試合も1回TKO負けを喫していた。(デーブ・レイブル通信員)

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浅倉カンナが一夜明け決意「まだまだ強くなれる」

笑顔で答える浅倉(左)の隣で五味はうつむく

 RIZINは30日、RIZIN11さいたまスーパーアリーナ大会の一夜明け会見を都内で行った。

 女子スーパーアトム級初代女王の浅倉カンナ(20=パラエストラ松戸)は、メインカードで“ツヨカワクイーン“RENA(27=シーザージム)に勝利。昨年末のGP決勝の再戦となったが、3-0の判定勝ちで返り討ちにした。ジャケット姿で登壇し、「しっかり勝ち抜けて良かった。上を目指してやっていかないといけない。まだまだ強くなれる。自分はまだまだチャンピオンとしては足りない部分がありますが、しっかり引っ張っていけるくらいにはなりたい。まだ準備期間ですけど、いずれは引っ張っていけるように、もっともっと頑張ります」と女子格闘技界の顔として精進する決意を述べた。

 その横でつらそうにしていたのは、元PRIDEライト級王者五味隆典(39=イーストリンカンラスカルジム)。前夜は元UFCのメルビン・ギラード(35=米国)に初回KO勝ちし、会場を興奮の渦に巻き込んだ。激闘の疲れかと思いきや、開口一番に「二日酔いです。それだけです」と照れ笑い。減量中に楽しみしていた新宿の焼き肉店で至福の時を過ごした様子で、「1週間前から夜中、ずっと焼き肉の画像見てましたね。写真のフォルダーが全部肉になるんですよ」と笑った。今後については「膝痛めたので、それを考えながら、本当に今回2試合やったような気分なので、大みそか、かみあうような選手とやれたらなと」と述べた。

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五味隆典KO勝ち「真夏に判定ダメだよ」会場大興奮

試合に勝ちガッツポーズする五味隆典(撮影・鈴木正人)

<RIZIN11>◇29日◇さいたまスーパーアリーナ

 元PRIDEライト級王者五味隆典(39=イーストリンカンラスカルジム)が元UFCのメルビン・ギラード(35=米国)に初回KO勝ちした。

 打撃戦で相手の右を顔面に受けてふらつきながら、左を返すとこれでギラードの腰が落ちた。勝機と見るや、ダメージを感じさせない前進でロープに詰めて連打、連打。顔面にパンチを打ち込んで前のめりでダウンさせ、KOを呼び込んだ。勝利が決まると、恒例となったコーナーポスト上でのガッツポーズ。「真夏に判定ダメだよ! KOじゃなきゃ!」と声を張り上げて、総立ちの会場を大興奮させた。

メルビン・ギラート(左)にパンチする五味隆典(撮影・鈴木正人)

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五味隆典の対戦相手がサワーからギラードに変更

 総合格闘技のRIZINは7月29日のRIZIN11さいたまスーパーアリーナ大会に出場する五味隆典(39)の対戦相手が、元UFCのメルビン・ギラード(35=米国)に変更になったと発表した。

 五味は当初アンディ・サワーと対戦予定だったが、サワーがシンガポールの総合格闘技団体ONEと契約したため、RIZINへの出場ができなくなっていた。

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那須川天心「格闘代理戦争2ndシーズン」出演へ

「神童」那須川天心の参戦が新たに決まったAbemaTV「格闘代理戦争2ndシーズン」

 6日にマリンメッセ福岡で行われた「RIZIN10」で、プロデビュー30連勝を飾った「神童」那須川天心(19)が、インターネットテレビ局AbemaTVの番組「格闘代理戦争2ndシーズン」(日曜午後11時)に、山本“KID”徳郁、青木真也らに続く6人目のレジェンドとして出演することが7日、同局から発表された。

 「格闘代理戦争」は、「強いヤツの才能は、強いヤツにしか見抜けない!」のコンセプトのもと、格闘技界の次世代スターを誕生させるべくスタートした格闘ドキュメンタリー番組だ。17年11月12日から18年2月4日まで放送された第1シーズンでは、魔裟斗が発掘した“原石”松村英明がK-1とのプロ契約を勝ち取った。

 第2シーズンは、山本“KID”徳郁が「MMA(総合格闘技)でもやってもらわないと!」とほえたことを受けて、4月29日に放送が始まった。山本のほか、青木真也、秋山成勲、桜井“マッハ”速人、五味隆典という、日本総合格闘技の顔といっても過言ではない5人のレジェンド&超大物ファイターが参戦を表明した。

 そこに、新たに那須川が参戦を表明した。「神童」がどのような“原石”を連れてくるのか、打撃の指導では国内最高峰と目される那須川の父・弘幸氏が、どのような指導を行うのか、また那須川が一回り以上年齢の離れた先輩レジェンド格闘家を相手に、どのような戦いを繰り広げるのか注目だ。

 那須川は「RIZIN10」で、日本拳法出身の中村優作(31)とキックボクシングルールで戦い、計4度のダウンを奪う2回1分42秒TKO勝ちの圧勝で、番組出演決定に花を添えた。

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堀口恭司、UFCから移籍RIZINで頂点に

試合に勝利し、雄たけびを上げる堀口恭司(撮影・鈴木正人)

<RIZIN:ファイティングワールドGP>◇12月31日◇さいたまスーパーアリーナ

 男子バンタム級トーナメントで、堀口恭司(27)が世界の頂点に立った。決勝で石渡伸太郎(32)との日本人対決をTKOで制した。UFCでフライ級王座に最接近した堀口が、RIZINでついにタイトルを手に入れた。女子スーパーアトム級は、浅倉カンナ(20)が優勝。キックボクシングのワンデートーナメントは、那須川天心(19)が優勝した。

 パンチで、動きで、総合力で圧倒した。堀口のねらい澄ました右カウンターが、石渡を撃沈した。29日の2回戦、この日の準決勝と3試合すべてに完勝して、ついに頂点に上り詰めた。UFCでは届かなかったベルトを、RIZINでつかんだ。「やっと世界のベルトが取れたが、まだまだこれからがスタート。RIZINをもっともっと盛り上げていきたい」と堀口は話した。世界7カ国、14人で行われた初のトーナメント。実力者そろいの戦いを制しても、堀口の目は未来に向いていた。

 17年2月に7勝1敗と活躍していたUFCからRIZINに移籍。タイトルに一番近い日本人といわれながら、なかなか試合のチャンスが与えられないのが原因だった。2年前に発足したRIZINの可能性を信じ、日本に戻ってきた。「日本の格闘技を、RIZINを盛り上げるため」。だからこそ、初のトーナメントで負けるわけにはいかなかった。

 「オレのためのトーナメント」という言葉で自分にプレッシャーをかけながら、しっかり答えを出した。くしくも軽量級で日本をリードした五味隆典が帰ってきた舞台で、堀口は新時代のスターに名乗りを上げた。【桝田朗】

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五味隆典、初RIZIN完敗も「来年もやります!」

矢地祐介(左)に三角絞めを極められる五味隆典(撮影・鈴木正人)

<RIZIN:ファイティングワールドGP>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

 日本格闘技界のレジェンド、五味隆典(39)が、RIZIN初参戦で、矢地祐介(27)に完敗した。

 1回、いきなり跳び蹴りでかかってきた矢地に、パンチを受けぐらつきながらも右のパンチで応酬。矢地を倒して上に乗ると、右パンチを連続でボディーにたたき込んだ。

 激しい連打に、矢地を追い詰めたかに見えたが、矢地の三角絞めに引きずり込まれた。一度は、体ごと持ち上げ、背中をマットにたたきつけたが、力尽きて無念のタップ。世代交代を叫んだ矢地に敗れた五味は、悔しそうに首を振り苦笑い。立ち上がると、矢地の左腕をかかげ勝利を祝福した。

 五味は「もうちょいだと思ったんですけど、悔しいですね。ハイ、分かりました。来年もやります!」とRIZINの舞台で現役続行を宣言した。そして「矢地君、これからRIZINを日本の、いや世界の格闘技界を引っ張っていってください。オレも日本の格闘技界でできることを、いろいろやっていきます」と話した。試合後のインタビューで、五味は「来年といっても、大みそかだけ。40歳までにあと1回だけ。クローン・グレイシーとか、ダメージの少ない選手とやりたい」と話した。

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五味隆典「おなかすいてます」RIZIN公式会見

RIZIN初参戦で、矢地祐介と対戦する五味隆典

 総合格闘技RIZINは28日、都内のホテルで31日のさいたまスーパーアリーナ大会に出場する全選手の公式会見を行った。

 RIZIN初参戦の格闘技界のレジェンド、五味隆典(39)は矢地祐介戦を前に「もう体重も落ちて、おなかすいてます。矢地とは、オファーいただいたから、そういう運命かな。やってみないと、オレもちょっと分からない」と落ち着いた表情で話した。

 今年は、6月、9月とUFCで連敗し、矢地戦が3試合目。「年間3試合はここ数年なかったので、こんな年寄りに無理させるのかと思うが、(大会が)盛り上がるからオファーがあると思うので」と苦笑まじりに話した。さらに「これを機に、オレが引退していなかったんだと思う人もいる。まだまだというところを見せたい」と、06年のPRIDE以来、11年ぶりの大みそかの舞台で再起を誓った。

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矢地祐介が世代交代訴える RIZIN公式会見

31日のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会で、五味隆典と対戦する矢地祐介

 総合格闘技RIZINは28日、都内のホテルで31日のさいたまスーパーアリーナ大会に出場する全選手の公式会見を行った。

 格闘技界のレジェンド、五味隆典(39)と対戦する若手ホープの矢地祐介(27)は、あらためて世代交代とエース交代を訴えた。

 試合を前に「仕上がりは過去最高。周りの反応も、五味選手とやるので全然違う」と興奮気味に語った。対戦が決まり、五味の過去の戦いをすべてビデオで見たという。「全盛期の五味さんに勝てる練習をしてきました。お客さんが見て、矢地がいい勝ち方した、楽しかったと思われる試合がしたい」と、戦いが待ち切れない様子だった。

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五味隆典がRIZIN初参戦、矢地祐介と対戦

写真に納まる左から矢地祐介、高田延彦RIZIN統括本部長、五味隆典(撮影・鈴木正人)

 総合格闘技のRIZINは29日、都内のホテルで会見を開き、12月29日、31日にさいたまスーパーアリーナで開催するファイティング・ワールドGP2017の追加カードを発表した。

 PRIDE、UFCなどで活躍した総合格闘技界のレジェンド、五味隆典(39)のRIZIN初参戦が決定し、注目のホープ、矢地祐介(25)と12月31日に対戦することが発表された。五味は「9月23日にUFCの試合が終わって、きちっとオファーを受けるんだったら、トップクラスの練習ができることを自分で試してオファーを受けないといけないと思っていた。年間3試合もここ数年やってないが、やれるうち、お話をいただけるうちに挑戦してみようと思った」と、RIZINからのオファーに応じた心境を語った。矢地は「オレの役目は、今回の試合にしっかり勝ち、時代は変わったんだよ、世代交代してオレがエースなんだと世間に分からせたい」と意気込みを語った。

 女子プロレス界のレジェンド、神取忍(53)は、ZIZIN女子最強のギャビ・ガルシア(32=ブラジル)と1年越しの対戦が決定。12月29日の試合となった。昨年大みそか対戦が決まったが、神取の直前の故障で、対戦が流れていた。神取は「この1年、女子格闘技界は盛り上がっていますが、その中でも、あっと驚くような試合をしてギャビを必ず倒します」と決意をみなぎらせた。

 キックボクシング界の神童と言われ、今やRIZINの顔ともなりつつある那須川天心(19)は、12月31日にキックボクシングルールのワンデイトーナメントに出場が決定。4人の出場で、那須川の1回戦の対戦相手は公募されることになった。もう1つのヤマは、10月の福岡大会で那須川と壮絶な戦いを演じた藤田大和(25)が、パンクラス軽量級のエース、砂辺光久(38)と対戦。那須川、藤田がともに勝ち上がれば、10月福岡大会の再戦の可能性もある。那須川は「ボクのためにあるトーナメント。公募にはボクに勝って人生を変えたい人に出てきてほしい。誰とやっても勝てるんで、もっともっとレベルの高い試合をして、興行を盛り上げたい」と抱負を語った。

対戦相手の矢地祐介(左)から握手を求められるが拒否する五味隆典、後方は高田延彦RIZIN統括本部長(撮影・鈴木正人)

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