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中谷、再起戦TKOで王座獲得「もう1度ロペスと」

逆転のTKO勝ちで再起戦を飾り、WBOインターコンチネンタル・ライト級王座を獲得した中谷(帝拳ジム提供)

<プロボクシング:WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦12回戦>◇12日(日本時間13日)◇米ネバダ州ラスベガス

前東洋太平洋ライト級王者中谷正義(31=帝拳)が逆転TKO勝ちで、WBOインターコンチネンタル同級王座を獲得した。IBF世界同級5位フェリックス・ベルデホ(27=プエルトリコ)と王座を争い、9回1分45秒、TKO勝ちを収めた。

1回に右ストレートでダウンを許し、4回には右カウンターで膝をつき、2度目のダウンを喫した。しかし5回からプレッシャーをかけて追い上げ、6回には右ストレートがクリーンヒット。9回には左ジャブでダウンを奪取し、立ち上がってきたベルデホにワンツーを打ち込み、キャンバスに沈めた。そのままレフェリーストップのTKO勝利をなった中谷は「上(顔面)ばかりだったらパンチが当たらないので、下(ボディー)から崩して上を攻めた。今日みたいにKOを狙っていきたい。これが米国で勝つ方法、ボクの戦い方」と堂々と言い切った。

19年7月に現3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)に12回判定負けして以来1年5カ月ぶりの再起戦だった。一時期は引退期間がありながらも、再びリングへのカムバックを決断した。今月には井岡ジムから帝拳ジムに移籍。移籍初戦でもあった。インタビューで「ダウンした後、立ち上がれた原動力は?」と問われた中谷は「ロペスとやって、もう1度、ロペスにチャレンジしたいから」とキッパリ。世界ランカーを下し、世界再挑戦へ大きなステップを踏んだ。

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中谷正義が米ラスベガス到着「体調も良い感じ」

12日のWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦のため、ラスベガス入りした中谷(写真提供:帝拳ジム)

12日(日本時間13日)に米ラスベガスでボクシングWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦を控える前東洋太平洋ライト級王者中谷正義(31=帝拳)が5日(同6日)、現地入りした。

WBO同級11位にランクする中谷は、MGMグランドでIBF同級5位、WBO同級12位、WBC同級14位に入るフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)と王座を争う。

現地到着後、軽めのランニングで体を動かして調整した中谷は「体調も良い感じです。まだまだ中量級では日本のボクサーが世界で活躍しにくい状況ですが、日本人も強いと証明していける試合をしていきたいと思いますので楽しみにしてください」と所属ジムを通じてコメントした。

昨年7月に現3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)に12回判定負けして以来の再起戦となる中谷は3日、井岡ジムから帝拳ジムへの移籍が発表されていた。

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ボクシング中谷正義「恩返しは結果を」帝拳ジム移籍

井岡ジムから帝拳ジムへの移籍が発表された前東洋太平洋ライト級王者中谷正義(写真提供:帝拳ジム)

ボクシング前東洋太平洋ライト級王者中谷正義(31)が井岡ジムから帝拳ジムに移籍すると3日、発表された。

帝拳ジムを通じ、中谷は「このたび井岡ジム井岡会長のご厚意もあり、帝拳ジムに移籍することとなりました。移籍するにあたって沢山の人に協力してもらったので、その恩返しはこれから僕が結果を出していくことしかないと思っています。また本田会長はじめ帝拳ジムの皆さんにとても良い環境を作って頂き感謝しています、本当にありがとうございます」とコメントした。

現在、WBO同級11位にランクする中谷は昨年7月に現3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)に12回判定負けして以来の再起戦も決定済み。12日(日本時間13日)に米ラスベガスのMGMグランドでIBF同級5位、WBO同級12位、WBC同級14位に入るフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)とのWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦に向けて調整を続けている。

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石田匠、12月に大阪でIBF世界王座挑戦者決定戦

IBF世界スーパーフライ級王座挑戦者決定戦が決まった同級5位石田匠(2019年10月3日撮影・加藤裕一)

井岡ジムは30日、元日本スーパーフライ級王者が出場するIBF世界同級王座挑戦者決定戦を12月28日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で行うと発表した。当初は海外開催予定だったが、井岡ジムが興行権を買い取った。同級5位石田匠(27)は王者ジェルウィン・アンカハス(27=フィリピン)への挑戦権をかけ同級8位イスラエル・ゴンサレス(23=メキシコ)と対戦する。

石田の戦績は28勝(15KO)1敗、ゴンサレスは24勝(11KO)3敗。

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中谷正義が世界挑戦者決定戦へ「やっとという感じ」

世界タイトル挑戦者決定戦を発表した井岡弘樹(左)、中谷正義(中央)、井岡一法(右)(撮影・南谷竜則)

プロボクシング東洋太平洋ライト級チャンピオンでIBF世界同級3位の中谷正義(30=井岡)が、7月19日(日本時間20日)に米メリーランド州の「MGMナショナルハーバー」で、同級4位のテオフィモ・ロペス(21=アメリカ)と、世界王座の挑戦者決定戦を行うと発表した。

所属の井岡ジムが9日、発表し、中谷は、大阪市内の同ジムで会見した。

現在、東洋太平洋タイトルを11度連続で防衛中の中谷は「やっとという感じ」。感慨深げにつぶやいた。

同タイトルを奪取してから5年が経過し、やっと世界戦線のチャンスがめぐってきた。この期間が長かったかとの質問に「やることをやっていたら早かった。でも、ついに来たという感じ。うれしい」と、本音ものぞかせた。

層が厚い中重量級では、世界戦実現のハードルが高い。挑戦者決定戦の話も流れに流れてやっと決まったという。「ずっと(世界を)意識してやっていました」と語り、一方では「でも意識しすぎないようにしていました。期待しすぎると、かなわなかったときにモチベーションが下るので」と謙虚さを失わず、防衛を重ねてきた。

ロペスは13戦1全勝(11KO)で、勢いがある右ボクサーファイター。KO率も高いが、中谷はあくまで「通過点」と言い切る。ロペスを倒してやっと、世界への挑戦権をつかむ。「自分の11度の経験が物をいう。一方的な試合になるのでは」と自信を見せた。

その自信を裏付けるものは、昨年12月に行われたハリケーン風太(31=カシミ)との一戦だ。速いテンポの試合をした経験が生きると語り、「世界戦もあるのでけがなく、無傷で勝ちたい。心配なのは食事だけ」と語った。井岡一法会長も、「ここまで来たら世界しかない」と意気込んだ。

IBFでは1位と2位が空位のため、実質的な1位と2位の決定戦になる。長い試練を乗り越えてきたボクサーが、巡ってきたチャンスを物にし、世界にアピールできるのか進化が問われる。【南谷竜則】

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井岡一翔が大貴ジムで日本復帰、世界戦4階級制覇へ

井岡一翔(2018年12月30日撮影)

ボクシングの世界3階級制覇王者井岡一翔(29)が約1年半ぶりに日本ジム所属へ復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すことが22日、分かった。

同日までに、日本ボクシングコミッション(JBC)にReason大貴ジム所属として選手ライセンス申請書を提出した。承認されれば、国内での試合が可能になる。

17年大みそかに1度現役を引退した井岡は、父一法氏が会長を務める井岡ジムから離れた。遊技機メーカー、SANKYOのサポートを受け、米ライセンスを取得。国内ジムに所属せず、同9月に米国で試合復帰した。さらに大みそかにはマカオでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦にも臨んでいたが、国内の活動は限定されていた。今年に入って周囲の勧めを受け、井岡が日本ライセンス再取得の意思を固めたという。

新所属先は埼玉・越谷市にあり、プロ選手は少ないものの、井岡には王座決定戦への出場チャンスが十分にある。大みそかに判定負けを喫したニエテス(フィリピン)がWBO王座を返上。同級1位パクリテ(フィリピン)に続く同級2位エストラーダ(メキシコ)が4月26日、WBC王者シーサケット(タイ)に挑戦し、同級3位の船井龍一(ワタナベ)も5月4日、IBF王者アンカハス(フィリピン)への挑戦が決定済みだ。WBOから井岡-パクリテの王座決定戦指令が届く可能性が高い。JBCに承認されれば、日本での世界戦開催にも障害はない。晴れて井岡が国内で日本男子初の4階級制覇に挑む舞台が整うことになる。

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井岡判定に泣く 4階級再挑戦へ3月末に米国で再起

判定でニエテス(左)に敗れ、悔しそうな表情を見せる井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトル戦12回戦>◇12月31日◇マカオ・ウィンパレス

WBO世界スーパーフライ級3位井岡一翔(29)が、日本ボクシング界初の世界4階級制覇を逃した。同級王座決定戦で、同じ世界3階級覇者の同級1位ドニー・ニエテス(36=フィリピン)に1-2の判定負け。ジャッジに泣いたとも言える結果にも弁解はしなかった。

腫れも、傷もない。ファイト後と思えぬきれいな顔で、井岡は語り始めた。「悔しいし、残念。こうやれば良かったという思いは尽きないけど…。きょうは僕の日じゃなかったということ」。世界4階級制覇を逃した無念さを口にしながら、表情に暗さはなかった。

ジャッジが1対2に割れたスプリット・デシジョンは、ハイレベルな技術戦。序盤の2、3、4ラウンドの接近戦で、ニエテスのカウンターを食うと、距離をとり、基本の左で上下を打ち分け、逆に終盤はカウンターをヒットさせた。「単純にもっといけば良かった、とは思う。攻めたら勝つわけですから。でも緊張感があって、1ミリの油断もできない展開だった。距離の駆け引き、もらえない怖さもあって、互いにペースを握れなかった」という。

世界王者19人を育てた名伯楽イスマエル・サラス・トレーナー(61)らと5週間で108ラウンドのスパーリング。「完璧なカウンターを打つ。直線的でなく、柔軟でハイレベルな相手」(同トレーナー)を想定し、対策した。井岡は「やってきたことは出せた」と言いつつ「後悔はすごくあるけど」と悔いた。

大魚は逃したが、終わったわけじゃない。17年の大みそかに引退し、父一法氏が会長の井岡ジムを“卒業”する形で、昨年9月に米国で復帰した。「サッカーならヨーロッパ、野球ならMLBのように、ボクシングでも、という気持ち。日本の中だけの世界王者でいたくなかった」と海外に打って出た。「無職ですから。自由にやりたい」と、今後も主戦場を米国中心で考える意向を表明した。

井岡と契約する米大手事務所のトム・ローファー氏はこの日、井岡の敗戦を見届けながらも「ニエテスとのリマッチも考える。カズトを100%信じている」と言い、変わらぬサポートを約束。3月末に米国で開催予定の軽量級中心イベント「SUPERFLY4」が再起戦の舞台になる可能性は十分だ。

日本ボクシング界初の世界4階級制覇に向け「逆に燃え上がっています。自分の未熟さで闘志に火が付いた」。引退、電撃復帰、歌手谷村奈南との離婚もあった波乱の2018年から新たな年へ。3月24日で30歳になる挑戦者の夢は、まだ終わらない。【加藤裕一】

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。元世界2階級覇者井岡弘樹氏のおい。興国高で高校6冠。08年にプロ転向。7戦目で世界王座獲得。15年4月に世界最速18戦目の世界3階級制覇。165センチ、右ボクサーファイター。

国内ジム所属または日本選手の世界3階級制覇王者

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石田匠、強豪に判定勝ち 夢は井岡一翔との統一戦

元WBO世界スーパーライト級1位パレラスに判定3-0で完勝した石田匠(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:53キロ契約8回戦>◇9日◇大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場

世界主要3団体でスーパーフライ級世界ランク上位にいる石田匠(27=井岡)が強豪を3-0判定で退けた。戦績は27勝(15KO)1敗となった。

「いやあパンチむっちゃ強かったです。今までで1番かな。でも、焦らずできた。ああいう選手とやれて光栄です」。対戦相手のワルリト・パレナス(35=森岡)は15年12月に当時WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(現WBAバンタム級王者)に同級1位で挑戦(結果は2回KO負け)した実績を持つ。その強豪から2回に左ジャブ、右ストレートで2度のダウンを奪うなどしっかりポイントを重ねて退けた。

井岡ジムを“卒業”した元同僚、井岡一翔が大みそか、中国マカオで自分と同じスーパーフライ級(WBO)で世界4階級制覇に挑む。「一翔くんには、そりゃ絶対に勝ってほしいし、勝つでしょう。」とエールを送る一方、夢も語った。「ライバルじゃないけど、僕が違う団体でベルトとって、統一戦とかね。映画みたいで理想的じゃないですか? そりゃもちろん難しいけど、そうなったら、みんな泣きますよ」。夢物語かもしれない。それでも、まず自分が世界王座に就かないと何も始まらないことは、分かっている。

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井岡一翔に「アグレッシブやった」父一法氏が称賛

快勝を見届け、笑顔の井岡ジム・井岡一法会長(左)と同ジムの坂本基歳マネジャー(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:SUPERFLY3・スーパーフライ級10回戦>◇8日(日本時間9日)◇米カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム

元世界3階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級2位の井岡一翔(29=SANKYO)が1年5カ月ぶりの復帰戦を完勝で飾った。WBC同級シルバー王者マクウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ)から3回にダウンを奪い、3-0判定勝利。初の同級戦で従来以上の速さ、パワー、アグレッシブさを披露。日本人初の世界4階級制覇へ向け、大みそか開催が有力な同級世界戦に弾みをつけた。

観戦した井岡の父で井岡ジムの一法会長は「いや~良かった」と大喜びだった。「1年半、正確には1年4カ月のブランクがあって、不安はあったけど…。アグレッシブやった。(パワーも?)そうやね」と戦いぶりを称賛。助言を送っていたようで「最後は相手を逃がさんようにしっかり体を当てて。よう言うことを聞いてくれました」。リングサイドで息子と抱き合い、喜びを分かち合った。

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井岡一翔KO復帰宣言「サプライズを与えたい」

前日軽量をパスした井岡(左)と対戦相手のアローヨ(撮影・加藤裕一)

【イングルウッド(米カリフォルニア州)7日=加藤裕一】8日(日本時間9日)の軽量級イベント「SUPERFLY3」で、1年5カ月ぶりに復帰する元世界3階級王者井岡一翔(29=SANKYO)が前日計量を行った。初のスーパーフライ級でのノンタイトル10回戦へ、51・9キロ(リミット52・1キロ)でパス。相手のWBC同級シルバー王者マクウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ)は51・8キロでパスした。

井岡は「サプライズを与えたい。何ラウンドでもいい。KOを狙っています」と快勝を予告した。昨年大みそかに引退表明し、今回の復帰戦でフライ級から階級を上げた。「スピード、パワーとも上がった」という自覚がある。

昨年4月のノクノイ戦後、親交があった元総合格闘家三崎和雄氏(42)の下で肉体改造を行った。新たなトレーニングに取り組み、現地入りした同氏も「今は、簡単に言えば筋量が上がりました」。アローヨは17勝(14KO)3敗のハードパンチャー。プロ24戦目で最強の相手だが「過信さえしなければ、大丈夫」。“古巣”井岡ジム会長・父一法氏も現地で観戦を予定。日本人初の世界4階級制覇を狙う男が、初の米国のリングでグレードアップした姿を見せる。

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復帰の井岡一翔「日本より海外」米で4階級制覇へ

米国での復帰戦を発表した井岡はファイティングポーズをとる(撮影・柴田隆二)

 昨年大みそかに引退表明したボクシング元3階級制覇王者井岡一翔(29)が20日、米国で現役復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すと表明した。都内で約7カ月ぶりの会見に臨み、米ロサンゼルスを拠点にカムバックすると発表。9月8日に米カリフォルニア州で開催予定のスーパーフライ級の強豪を集めた興行「Superfly3」で復帰戦に臨む。

 新たな環境で、井岡が4階級制覇に向けて再スタートを切る。練習、試合の拠点はロサンゼルス。「日本人ボクサーとして新たな挑戦。4階級制覇を目指したいと思います」と強い決意をにじませた。1階級上のスーパーフライ級に上げ、所属先も父一法氏が会長を務める井岡ジムではなく、遊技機メーカーのSANKYOになると明かした。

 昨年大みそかの引退会見の際に今後について「次のビジョンのイメージはある」と語った。その1つに米国での選手活動があったという。当時は具体的な話はなかったものの、2月24日のSuperfly2(米イングルウッド)を視察し「ボクシングをやるなら日本より海外だと。プロモーター(360プロモーションのトム・ローファー代表)とお会いし、具体的に進みだし、そのあたりから。やるからには(練習を)始めようと」。3月初旬から国内ジムで本格的な練習を開始したという。

 井岡 日本でやることをやり切って(復帰は)考えていなかった。この大きなきっかけがないと大きな決断はなかった。やるからには海外で、誰もやったことない4階級制覇を目標に掲げて決断しました。

 父一法氏にも米挑戦を報告し、激励を受けた。米国でライセンス取得できれば、9月8日の復帰戦に出場できる。対戦相手は今後発表予定。「ボクがやることで新たな道が切り開ける。選ばれた者として、ここで結果残すのも使命。ボクシングの神様がボクを見捨てなかったと思います」。井岡の目は、希望に満ちた輝きを放った。【藤中栄二】

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井岡一翔の父一法氏「一個人として」サポートを

井岡一翔の現役復帰に対してコメントする井岡ジム会長で父の井岡一法氏(撮影・松本航)

 昨年大みそかに引退表明したボクシング元3階級制覇王者井岡一翔(29)が20日、米国で現役復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すと表明した。都内で約7カ月ぶりの会見に臨み、米ロサンゼルスを拠点にカムバックすると発表。9月8日に米カリフォルニア州で開催予定のスーパーフライ級の強豪を集めた興行「Superfly3」で復帰戦に臨む。

 前所属の井岡ジム会長で父の一法氏は、大阪市内のジムで「4階級、5階級(制覇)を狙っていってほしい」とエールを送った。息子からは今月に入って直接、現役復帰の意向を聞いたという。昨年の引退時から「一翔は時間がたったら(ボクシングを)やり出すだろうなとうすうす思っていた」と胸中を察し、「一個人として試合に行ったり、試合前にスパーのチェックをしたい」と従来と違った形で支援していく。

米国での復帰戦を発表した井岡一翔(撮影・柴田隆二)

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井岡一翔「4階級制覇目指す」9・8米で現役復帰戦

米国で復帰戦を発表した井岡一翔(撮影・柴田隆二)

 昨年大みそかに引退を表明したプロボクシング元3階級制覇王者井岡一翔氏(29)が20日、米国で現役復帰し、日本人初の4階級制覇を目指すことを正式表明した。

 同日、約6カ月半ぶりに都内で会見を開き、米国を拠点にカムバックすることを発表。9月8日、米ロサンゼルスで開催予定となるスーパーフライ級の強豪を集めた興行Superfly3で復帰戦に臨むという。対戦相手、タイトル戦になるかどうかも含めて今後発表される。

 練習拠点も米ロサンゼルスに置くという井岡は「米国で現役復帰することを決意しました。今後の拠点は米国となります。新たな地で日本人ボクサーとしても新たな挑戦だと思います。必ず結果を残したいと思います。新たな地で4階級制覇を目指したいと思います」と決意を口にした。なお所属先は遊技機メーカーのSANKYOとなる。

 「大みそかの時には現役復帰のことはまったく考えていなかった」と強調する井岡は今年2月24日のSuperfly2(米イングルウッド)を現地で視察。「ボクシングをやるなら日本よりも海外だと思った。プロモーター(360プロモーションのトム・ローファー代表)とお会いし、話してから具体的に進みだして、自分としては、そのあたりから(ボクシングを)やるからには(練習を)始めよう」と3月ぐらいから国内のジムを中心に本格的なトレーニングを開始した。体重もスーパーフライ級(52・1キロ)を想定し、56~57キロをキープしている。

 「日本ではやることをやり切って考えていなかったので、この大きなきっかけがないと大きな決断はしなかった。やるからには海外で、誰もやったことないことを階級を上げて4階級制覇の大きな目標を掲げて決断しました」と胸の内を明かした。

 前所属先となる井岡ジムの父一法会長にも米挑戦を報告し「頑張ってこい」と激励されたという。井岡は「今まで、ともに一緒に頑張ってきた。今あるのは両親のおかげ。ボクが活躍することで喜んでもらえると思う。結果を求めていきたい」。今回の決断には、妻の奈南夫人も「常に応援してくれている」とサポートを感謝していた。

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。元世界2階級王者井岡弘樹氏のおい。興国高で高校6冠。08年に東農大を中退し、プロ転向。当時国内最速の7戦目で世界王座(WBCミニマム級)獲得。12年6月にWBAも制し統一王者。同12月にWBA世界ライトフライ級王座に就き2階級制覇。15年4月に同フライ級王座も獲得し、世界最速18戦目で3階級制覇。身長165センチの右ボクサーファイター。戦績は22勝(13KO)1敗。妻は歌手の谷村奈南。

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井岡現役復帰「うすうす思っていた」父井岡一法会長

井岡一翔の現役復帰に対してコメントする井岡ジム会長で父の井岡一法氏(撮影・松本航)

 17年大みそかに引退を表明したプロボクシングの元3階級王者井岡一翔氏(29)が米国を拠点に現役復帰すると表明したことに対し、井岡ジム会長で父の一法氏がエールを送った。井岡の会見を受けて20日、大阪市内のジムで報道陣に対応。「ボクシングをやってくれるのはうれしいこと」と率直な思いを明かした。

 井岡は9月8日、米国で開催される軽量級の強豪が集まる興行「SUPER FLY3」で復帰戦に臨む予定。米ロサンゼルスを拠点とし、所属先はSANKYOとなる。7月に入って大阪で井岡と直接会い、復帰の意向を伝えられたという一法会長は「応援やアドバイスしかできないけれど、盛り上げてほしいと思います。(昨年に現役引退したが)一翔は時間がたったら(ボクシングを)やり出すだろうというのはうすうす思っていた。体も動かしていたみたいですし」と息子の心境を察した。

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妻夫木似の挑戦者パランポン「経験は私が上」と自信

WBO世界ライトフライ級王者田中恒成への挑戦を前に練習を公開した同級13位パランポン・CPフレッシュマート(撮影・加藤裕一)

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級制覇を達成したWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)に挑む同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)が8日、タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)を前に大阪市の井岡ジムで練習を公開した。

 世界タイトル初挑戦のパランポンは「田中はストレート、アッパーが印象的で、うまい。しかし、経験は私が上。すごく自信があるし、絶対に勝つ」。俳優妻夫木聡に似た甘いルックスに笑みを浮かべた。ボクシングの戦績は24勝(10KO)7敗と平凡だが、国技ムエタイでは100戦以上の経験を持つ。関係者によると、王者となり、対戦相手がいなくなったことで、本格的にボクシングに転向したという。

 97年にWBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフを破った経験を持つチャッチャイ・ダッチボーイジムトレーナー(47)も「田中はスピードがあるけど、経験ではパランポンが上」と強気だった。

 パランポンはこの日、同トレーナー相手に2ラウンドのミット打ち、2ラウンドのシャドーボクシングを披露。公開練習後は大阪市内のスポーツジムに向かった。日本は2度目の来日。初来日は11年6月で板垣幸司(34=広島三栄)にKO負けしたが、その後14連勝中。「日本食はおいしいから、街の看板を見たら、全部食べたくなるけど、試合前だからね」。試合後には好物の焼き鳥を楽しむつもりだ。

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畑中清詞会長、王者田中恒成に代わり7回KO宣言

田中恒成(右)にグローブをつける畑中清詞会長(2017年8月21日撮影)

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級制覇を達成したWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)に挑む同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)が8日、タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)を前に大阪市の井岡ジムで練習を公開した。

 視察に訪れた田中陣営の元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長(50)は初対面のパランポンの印象を「予想していたのと一緒。一発一発を正確に、というか強く打ってくるけどスピードはね…」とした上で「構えがアップライトで、頭を下げてくるようなタイプでもなし。非常にやりやすい相手でしょう」と語った。

 愛弟子の断然優位を確信している。田中が「圧倒的な内容で、KOする」と公言していることを後押しするように「スピードの差は歴然とあるでしょう。(田中が)触らせないで倒しきる、いいゲームができるんじゃないかな。KOしますよ。予想? オレはラッキー7(7回KO)と思う」。代理KO宣言まで飛び出した。

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井岡一翔の挑戦者に強力トレーナー「100%勝つ」

井岡一翔との世界戦を前に練習を公開した挑戦者ノクノイ・シットプラサート(撮影・加藤裕一)

 WBA世界フライ級王者井岡一翔(28=井岡)のV5戦(23日、エディオンアリーナ大阪)の相手、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)が18日、大阪市浪速区の井岡ジムで練習を公開した。

 現在61連勝中で、世界初挑戦となるノクノイは「王座奪取に100%以上の自信がある」。井岡が14度行った世界戦の映像をほとんど見たといい「大変リズムが速く、ジャブを絡ませたスタイル。ボディー打ちがうまい」と井岡の印象を語る一方で「私は右のパンチに自信がある。井岡を必ずKOするつもりだ」と語った。

 タイから連れてきたトレーナーはチャッチャイ・サーサクン氏(47)で、97年に元WBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフ氏のV10を阻んだ男。98年の防衛戦では、現WBO世界ウエルター級王者で“6階級王者”のマニー・パッキャオに敗れ、パッキャオが最初の世界タイトルを手にした時の相手でもある。

 チャッチャイ氏は指導者としてもすでに2人の世界王者を育て、ノクノイは2カ月前から指導している。「ノクノイが井岡に勝つと、私は自信を持って言える」と断言。世界戦当日もセコンドに入り、教え子の世界初挑戦をサポートする。

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キャットニワット「体調いい」井岡との統一戦へ自信

井岡の挑戦者、キャットニワットが練習を公開(撮影・加藤哉)

 ボクシングのWBA世界フライ級王者井岡一翔(27=井岡)に挑む同級暫定王者スタンプ・キャットニワット(18=タイ)が28日、王座統一戦(31日、島津アリーナ京都)へ向けて、大阪市の井岡ジムで練習を公開した。

 15戦全勝6KOのタイのホープは「体調はすごくいい」と笑顔。井岡対策については「しっかりとガードをして、アッパーに気をつけたい」と話した。8歳からボクシングを始め、ムエタイでも約70戦の経験がある。「右のフックが一番自信がある」と不敵な笑みを浮かべた。

井岡の挑戦者、キャットニワットがトレーナーで元世界王者のデンカオセーン(左)相手に公開スパーを披露(撮影・加藤哉)

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井岡一翔、大みそかにV4戦「どっちが強いか証明」

4度目防衛戦となる王座統一戦が決まった井岡一翔(撮影・木村有三)

 ボクシングのWBA世界フライ級王者井岡一翔(27=井岡)が9日、大阪市内の井岡ジムで会見し、12月31日に同級1位で暫定王者のスタンプ・キャットニワット(18=タイ)と、4度目防衛戦となる王座統一戦を行うことを発表した。会場は京都市の島津アリーナ京都に決まった。

 井岡は、6年連続で大みそかでの試合が決まり「今年の大みそかも試合が決まってうれしく思います。毎年僕の試合を楽しみにしてくださる方もいると思うので、いい締めくくりができるよう頑張りたい」と決意を語った。相手は9歳下の若き暫定王者になるが「チャンピオンは1人でいい。はっきりと、どっちが強いか証明したい」と自信満々に話した。

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日本初の東洋太平洋4試合開催 神戸で11月11日

 ボクシングの井岡ジムと真正ジムが4日、大阪市内で会見し、日本初となる東洋太平洋4大タイトルマッチを11月11日に神戸市中央体育館で開催することを発表した。

 同バンタム級王者山本隆寛(25=井岡)、スーパーバンタム級王者久保隼(26=真正)、ライト級王者中谷正義(27=井岡)の3王者に加え、ミニマム級2位山中竜也(21=真正)が同級王座決定戦に出場する。それぞれが世界前哨戦にもなるが、メインを務める久保は2度目の防衛へ「プロ11戦目が11月11日、いい日になるようにしたい」と気合を入れていた。

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